JPH01274790A - パチンコ遊技機における解錠装置及び該装置の不正防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パチンコ遊技機の前面枠またはガラス扉を施
錠する施錠装置の解錠装置及びその解錠装置の不正防止
装置に関するものである。

〔従来の技術〕

周知のように、パチンコ遊技機においては、その前面に
前面枠やガラス扉がそれぞれ開閉自在に装着されている
。そして、この前面枠やガラス扉は、営業中には遊技客
が不正を行うことができないように施錠装置によって施
錠されており、シリンダ錠による鍵の回動、またはソレ
ノイドやモータなどによる電気的駆動によってその施錠
を解錠するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、最近のパチンコ遊技機は、電子回路が組込ま
れた基板ボックスや該電子回路によって駆動制御される
大型の電動入賞装置が組付けられていて前面枠がかなり
重くなっており、このため施！２装置にその荷重が加わ
って鍵の回動による機械的解錠が非常に困難になってき
ている。

一方、ソレノイドやモータによって施錠装置の施錠を電
気的に解錠する場合には、鍵を使用しなくて済むため合
鍵による不正が防止できる上、解錠に手間が掛からない
といった有利さがある反面、停電時、または営業終了後
にパチンコ遊技機への電源を切ってしまうと解錠できな
くなり、釘調整や裏機構の保守点検作業が行なえないと
いった問題点がある。

本発明は、前面枠またはガラス扉の施錠をモータにより
電気的に解錠できるようにすると共に、鍵による解錠も
併せてできるようなパチンコ遊技機における解錠装置を
得ることを目的としており、さらに該装置において合鍵
による不正解錠を防止するパチンコ遊技機における解錠
装置の不正防止装置を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のパチンコ遊技機に
おける解錠装置は、外枠と、該外枠に開閉自在に設けら
れた前面枠と、該前面枠に開閉自在に設けられたガラス
扉と、前記前面枠またはガラス扉を施錠する施錠装置と
を備えたパチンコ遊技機において、前記施錠装置の施錠
をモータで解錠する電気的解錠手段と、同じく前記施錠
装置の施錠を鍵で解錠する機械的解錠手段とを備える。

そして、前記電気的解錠手段による解錠または機械的解
錠手段による解錠とをクラッチ作用により切換え自在に
構成したものである。

また、前記解錠装置の不正防止装置は、施錠装置を施錠
状態にロックするロック手段と、前記施錠装置の施錠が
電気的解錠手段によって解錠可能な状態のとき、機械的
解錠手段による解錠操作が行われたことを検出するスイ
ッチ手段とを備える。

そして、前記スイッチ手段からの検出出力によりロック
手段を作動して施錠装置を解錠不能にロックするように
構成したものである。

〔作用〕

上記のように構成されたパチンコ遊技機における施錠装
置の解錠装置は、営業中には前面枠またはガラス扉の施
錠装置と電気的解錠手段とがクラッチ作用によって係合
されている。そして、電気的解錠手段によって前面枠ま
たはガラス扉の施錠を解錠する。一方、停電時または営
業終了後にパチンコ遊技機への通電が切られた状態のと
きには、鍵によって施錠装置と電気的解錠手段との係合
全離脱させると同時に、施錠装置と機械的解錠手段とを
係合させる。そして、鍵の回動によって前面枠またはガ
ラス扉の施錠を解錠する。

また、前記施錠装置と電気的解錠手段とが保合状態のと
き、鍵による解錠操作が行われるとスイッチを作動して
施錠装置を解錠不能にロックする。

これによって、営業中に合鍵による不正を確実に防止で
きる。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照して説明する。第１
図は本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図、第２
図は同じく本発明が適用されるパチンコ遊技機の裏面側
斜視図で、前面枠を開いた状態を示す、パチンコ遊技機
１は、外枠２を有する。外枠２の前面には前面枠３が開
閉自在に装着されている。また、前面枠３の窓孔周縁に
は金枠４が取付けられ、該金枠４の一側にガラスｆｆａ
５が開閉自在に装着されている。前面枠３の裏面には取
付枠６が固着され、この取付枠６には遊技盤７が位置決
めされて着脱自在に装着されている。また、遊技盤７の
裏面には機構板８が開閉自在に装着されている。９は前
面枠３裏面の一側部開放側に装着された施錠装置である
。

第７図はこの施錠装置９の分解斜視図であって、縦方向
に長くした断面り字形の固定板ＩＯを有し、その固定片
１０ａが前面枠３の開放側裏面に固着され、他方の支持
片ｆｏｂが後方へ突出している。１１は前面枠３を施錠
するための第１の係合板で、上部及び下部に保合フック
１２．１２が設けられ、この保合フック１２．１２が支
持片１０ｂに形成されたガイド／Ｎ１３．１３に係合さ
れて該支持片１０ｂに対して上下摺動可能に取付けられ
ている。１４はガラス扉５を施錠するための第２の係合
板で、これに形成した縦長状の案内孔１５を介して支持
片１０ｂに上下摺動可能にピン１６着されている。１７
は固定片１０ａの上下略中間位置に穿設された軸孔、１
８は該軸孔１７に対して定位置で回動可能なように取付
られた解錠片で、中心に角形の嵌合孔１９が穿設され、
その外側に前記第１の係合板１１に形成された縦長状の
係合孔２０に臨む第１のカム突起２１と第２の係合板１
４の側端に形成された係合切欠２２に保合する第２のカ
ム突起２３が一体に形成されている。

前記第１の係合板１１と第２の係合板１４とはスプリン
グ２４により相互に連結されており、このスプリング２
４によって第１の係合板１１が常時下方へ付勢され、こ
れによって上下の係合フック１２．１２が外枠２に取付
けられた係止金具２５．２５と係合されて前面枠３を施
錠する。また、前記スプリング２４によって第２の係合
板１４が上方へ付勢され、これに設けた係合片２６がガ
ラスＦｉ１５の解錠用レバー片２７を下方に押圧可能な
ようにその上方に位置されている。そして、解錠片１８
が第７図において反時計方向（上向回動）に回動される
と、第１の係合板１１が上方へ押し上げられ、これによ
って保合フック１２．１２と係止金具２５．２５との係
合が解除されて前面枠３を開けることができる。また、
解錠片１８が時計方向（下向回動）に回動されると、第
２の保合４ｉ１４が下方へ押し下げられ、これによって
レバー片２７が保合片２６で押し下げられてガラス扉５
を開けることができる。

しかして、本発明においては、前述のように構成された
施錠装置ｌ！９の解錠片１８に関連して前面枠３または
ガラス５ｉ５の施錠を解錠する電気的解錠手段及び機械
的解錠手段を設けている。前記電気的解錠手段は、減速
モータ２８と該モーフ２８の出力軸２９に取付けられた
筒状の駆動スリーブ３０とを備える。減速モーフ２８は
、支持用ステー３１を介して固定板１０に固着される。

ＷＡ動ススリーブ３０、内面に複数の溝３２を穿ち、こ
の溝３２に減速モータ２８の出力軸２９に形成されたス
プライン歯３３を嵌合して軸方向へ自由に摺動できるよ
うになっている。そして、前記解錠片１８の外側面及び
その外側面に相対する駆動スリーブ３０の前端面にそれ
ぞれ中心から断面Ｖ字状溝を放射状に形成して相互に係
合離脱し得るクラッチ面３４及び３５を設けており、常
時は駆動スリーブ３０をコイルばね３６により前方に押
して両クラッチ面３４．３５を緊密に噛合させ、それに
よって、駆動スリーブ３０の回転を解錠片１８に伝達し
て両者一体となって回転するようにしている。

尚、駆動スリーブ３０のクラッチ面３５の中心位置には
両クラッチ面３４．３５が噛合した状態のとき解錠片１
日の嵌合孔１９に僅かに臨む球面状突部３７が形成され
ている。また、前記減速モータ２８は、前面枠３の前面
からの遠隔扱作またはホールコンピュータからの駆動信
号によって右方向または左方向に回動される。

前記機械的解錠手段は、前面枠３の前面にビス等により
取付けられ、その後面に前面枠３に穿設された透孔３８
内に位置して固定板１０の軸孔１７に合致する円筒３９
が形成された錠飾り４０を有し、この錠飾り４０の円筒
３９の内部にシリンダ錠４１を収容している。シリンダ
錠４１は、外側胴部に溝４２が形成され、その溝４２を
円筒３９の内壁軸方向に形成した凸条４３に嵌合して回
転するのを防止すると共に、前後方向へ摺動可能に保持
される。また、シリンダ錠４１は、鍵４４によって回動
し、かつ後方に突出して解錠片１８の嵌合孔１９に嵌合
し得る角形の錠軸４５を有し、常時はコイルばね４６に
よって後方へ押されて錠軸４５が嵌合孔１９に嵌合しな
い位置に置かれている。

前記シリンダ錠４１による機械的解錠手段に関連して検
出スイッチ４７と、施錠装置９をロックするロック手段
が設けられる。前記検出スイッチ４７は、錠飾り４０の
円筒３９に対応させて前面枠３に取付けられている。検
出スイッチ４７は、この実施例ではマイクロスイッチが
用いられ、シリンダ錠４１が前方へ押されるとオンして
検出信号を送出すようにこれのアクチエーター片４８が
円筒３９の切欠４９から内部に突入してシリンダ錠４１
の後端と接触状に位置している。そして、前記検出スイ
ッチ４７と電気的接続されるロック手段しとての一例の
電磁石５０が取付片５５によって固定板１０に取付けら
れている。

この電磁石５０は、前記検出スイッチ４７と電気的接続
されており、これが励磁するとそのプランジャ５１が施
錠装置９の第１の係合板１１及び第２の係合板１４に穿
設したロック用孔５２及び５３に突入して該第１及び第
２の係合板１１．１４の上下動を不能にする。また、電
磁石５０が消磁した状態ではプランジャ５１に装着した
コイルばね５４によって該プランジャ５１がロック用孔
５２及び５３から後退した位置に置かれている。尚、前
記検出スイッチ４７は、減速モータ２８に通電されてい
るとき、アクチエーター片４８が押されるとオンするよ
うになっており、また減速モータ２８への通電が遮断さ
れると回路が開成してオンしないように回路設定されて
いる。

上述のような構成からなる本発明は、減速モータ２８が
右回転または左回転されると駆動スリーブ３０と解錠片
１８のクラッチ面３４．３５との噛合によって駆動スリ
ーブ３０の回転が解錠片１８に伝達され、駆動スリーブ
３０と一体に解錠片１８が回転する。そして、解錠片１
８の左回転によって施錠装置９の第１の係合板１１が上
方へ押し上げられて前述のように前面枠３が開成され、
また解錠片１８の右回転によって第２の係合板１４が下
方へ押し下げられガラス扉５が開成される。

また、停電時または営業終了によって減速モーフ２８へ
の通電が遮断され、減速モータ２８による電気的解錠が
不能な場合には、シリンダ錠４１に鍵５Ｇを差し込んで
該シリンダ錠４１を前へ押す、これによって、シリンダ
錠４１の錠軸４５が解錠片１日の嵌合孔１９に嵌合し、
同時にその先端で駆動スリーブ３０のクラッチ面３４が
コイルばね３６に抗して後方へ押されて解錠片１８のク
ラッチ面３５との保合が離脱される。このため、鍵５６
の回動が可能となり該鍵５６の右回動または左回動によ
って解錠片１８も回動し、前述のように第１の係合板１
１または第２の係合板１４が上方向または下方向に摺動
されて前面枠３またはガラス扉５が開成される。そして
、鍵５６をシリンダ錠４１から抜き取ると駆動スリーブ
３０がコイルばね３６の作用によって前に摺動し、その
先端のクラッチ面３４が解錠片１８のクラッチ面３５に
噛合して再び電気的解錠が可能な状態に復帰する。

尚、前記クラッチ面３５の球面状突部３７は、錠軸４５
の接触摩擦を減少して鍵５６の回動を軽くする機能を果
たす、また、シリンダ錠４１が前へ押されたとき検出ス
イッチ４７のアクチエーター片４日も押圧されることに
なるが、減速モータ２８への通電が遮断されると同時に
検出スイッチ４７の回路も開成されるためオン動作する
ようなことはない。

一方、減速モータ４８に通電されて電気的解錠が可能な
状態のとき、シリンダ錠４１に鍵５６を差し込んで解錠
操作が行われると検出スイッチ４７のアクチエーター片
４８がシリンダ錠４１で押されてオンし、その検出出力
によって電磁石５０が励磁される。そして、この電磁石
５０の励磁に伴ないこれのプランジャ５１が第１の係合
板１１及び第２の係合板１４に穿設したロック用孔５２
及び５３に突入して該第１．第２の係合板１１．１４を
摺動不能にロックする。これによって営業中に合鍵によ
る不正を確実に防止することができる。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

前面枠またはガラス扉の施錠を減速モータによる電気的
解錠または鍵による機械的解錠のいずれでもできるよう
に構成したので、営業中には前面枠またはガラス扉の施
錠を電気的に解錠するようにしておけば、鍵を持ち歩い
たり、鍵による困難な解錠作業から開放されて非常に便
利であり、また停電時や営業終了後にパチンコ機への通
電が遮断されたときには鍵によって解錠することができ
る等営業上における貢献度が極めて高いものとなる。ま
た、電気的解錠と機械的解錠の切換へをクラッチ作用に
よって行うようにしたので、装置全体をコンパクトにす
ることができる。

さらに、前面枠またはガラス扉の施錠が電気的に解錠可
能な状態において、鍵による機械的な解錠操作が行われ
ると直ちに施錠装置を解除不能にロックする構成を採用
することによって、営業中における合鍵を使用した不正
を完全に防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されたパチンコ機の正面図、第２
図は前面枠を開いて裏面側から見たパチンコ機の斜視図
、第３図は要部を一部断面にして示す斜視図、第４図は
要部の分解斜視図、第５図は施錠装置を電気的に解錠可
能な状態を示す要部の断面図、第６図は施錠装置を鍵に
より解錠する状態を示す要部の断面図、第７図は施錠装
置部分の分解斜視図である。 １・・・パチンコ遊技機、２・・・外枠、３・・・前面
枠、５・・・ガラス扉、９・・・　施錠装置、２８・・
・モータ、４７・・・検出スイッチ、５６・・・鍵。 代理人　弁理士　　　　伊　藤　　　　毅しＬ！　’Ｈ
’、、’、、：千第１図 忙　−「コ 未つ凶

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）外枠と、該外枠に開閉自在に設けられた前面枠と
   、該前面枠に開閉自在に設けられたガラス扉と、前記前
   面枠またはガラス扉を施錠する施錠装置とを備えたパチ
   ンコ遊技機において、 前記施錠装置の施錠をモータで解錠する電気的解錠手段
   と、同じく前記施錠装置の施錠を鍵で解錠する機械的解
   錠手段とを備え、前記電気的解錠手段による解錠または
   機械的解錠手段による解錠とをクラッチ作用により切換
   え自在に構成したことを特徴とするパチンコ遊技機にお
   ける解錠装置。
2. （２）施錠装置を施錠状態にロックするロック手段と、
   前記施錠装置の施錠が電気的解錠手段によって解錠可能
   な状態のとき、機械的解錠手段による解錠操作が行われ
   たことを検出するスイッチ手段とを備え、前記スイッチ
   手段からの検出出力によりロック手段を作動して施錠装
   置を解錠不能にロックするように構成したことを特徴と
   する請求項（１）記載のパチンコ遊技機における解錠装
   置の不正防止装置。