JPH0557254U - 扉等の錠構造 - Google Patents

扉等の錠構造

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JPH0557254U
JPH0557254U JP11383491U JP11383491U JPH0557254U JP H0557254 U JPH0557254 U JP H0557254U JP 11383491 U JP11383491 U JP 11383491U JP 11383491 U JP11383491 U JP 11383491U JP H0557254 U JPH0557254 U JP H0557254U
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JP
Japan
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shaft
lock shaft
lock
stopper
electromagnetic solenoid
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Application number
JP11383491U
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English (en)
Inventor
卓治 井上
Original Assignee
卓治 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉等の錠において、施錠及び開錠共に一動作
で瞬間的に行いうる電動式のものを提供すること。 【構成】 錠軸13の一方端に電磁ソレノイド12を配
置し、且つ、錠軸13の他方端方向にこの錠軸13を付
勢するコイルバネ15を付加して通電のオン・オフによ
り錠軸13が往復動を行う。錠軸13の周縁の適宜位置
に段部17及びテーパー部18を設ける。これらの段部
17及びテーパー部18に当接係合するストッパー軸2
0を錠軸13と直交する方向に設ける。このストッパー
軸20の錠軸13との係合端と反対側の端部に電磁ソレ
ノイド21を配置し、且つ、ストッパー軸20を錠軸1
3方向に付勢するコイルバネ23を付加し、通電のオン
・オフによりストッパー軸20が往復動をする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロッカーや部屋の扉等に取り付けるための電動式の錠の構造に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の扉等の錠構造としては、機械的構造のみからなるもので、鍵穴に鍵を挿 入して回転することによって錠軸を往復動させる形式のもの、1個の電磁ソレノ イドを利用して、暗唱番号の入力又はIDカードを利用して通電し、開錠するも の等が存在していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の機械的構造の錠においては、沢山の荷物等を所持している時には、鍵を 取り出し、開錠することが不便となる。そこで、近年においては、電動式の錠が 普及してきており、暗唱番号の入力又はIDカードの利用により通電して開錠す る形式のものが存在し、特に、留守中における宅配業者との荷物の受渡しに際し て使用される自動荷物受渡しロッカーにおいては電動式のものが使用され始めて いる。 この従来の電動式の錠においては、電磁ソレノイドが1個のみ使用され、その ソレノイドの作動により、瞬間的に錠軸の動作が行われ開錠される。しかし、そ の施錠に当たっては、錠軸が電動マイクロモーター等の作動により、徐々に施錠 方向に移動し、施錠されるので、瞬間的に一動作で施錠されうる電動式の錠は存 在していなかった。 そこで、本考案は、施錠及び開錠共に一動作で瞬間的に行いうる電動式の錠を 提供することをその課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、錠軸13の一方端に電磁式作動部12 を配置し、且つ、錠軸13の他方端方向にこの錠軸13を付勢する付勢手段15 を付加し、通電のオン・オフにより錠軸13が往復動を行い、錠軸13の周面の 適宜位置に段部17又は溝部等の係合部を設け、これら係合部に当接係合するス トッパー軸20を錠軸13と交差する方向に設け、このストッパー軸20の錠軸 13との係合端と反対側の端部に電磁式作動部21を配置し、且つ、ストッパー 軸20を錠軸13方向に付勢する付勢手段23を付加し、通電のオン・オフによ りストッパー軸20も往復動を行いうるように構成した。
【0005】
【作用】
図1は、施錠された状態を示しているが、先ず開錠する際には、電磁式作動部 12に通電することによって錠軸13が左方に瞬間的に引き寄せられ、ストッパ ー軸20が段部17の右方に位置し、係合することにより錠軸13が開錠状態で 固定される。次に電磁式作動部21に通電することにり、ストッパー軸20が上 方に引き寄せられ、ストッパー軸20の先端が錠軸13の段部17との係合から 離れ、錠軸13がコイルバネ15により右方に移動し、瞬間的に施錠されうる。
【0006】
【実施例】
以下、添付の図面に基づき一実施例について説明する。添付の図面は全て本考 案の実施例である。 図1は、本考案の一実施例の施錠状態を図示する扉10の裏面からみた正面説 明図である。 扉10の裏面に本考案の錠構造の基板11が螺着される。基板11の適宜位置 に電磁ソレノイド12を固定する。電磁ソレノイド12の一方端から錠軸13を 延長させる。この錠軸13の左方寄りに止め板14を設け、この止め板14と電 磁ソレノイド12との間にコイルバネ15を圧縮した状態で介在させる。従って 、錠軸13は常に図中右方向に付勢された状態となる。更に、錠軸13の略中央 部分には鍔状の拡張部が設けられ、この拡張部の図中右側を段部17に形成し、 係合部とする。その段部17の左側を傾斜の緩やかなテーパー部18に形成して いる。このテーパー部18上を後述するストッパー軸20が当接した状態で摺動 する。 上記、段部17及びテーパー部18と当接係合するストッパー軸20を、錠軸 13と略直角となるように電磁ソレノイド21の一方端部に取り付ける。このス トッパー軸20の適宜位置に止め板22を設け、この止め板22と電磁ソレノイ ド21との間にコイルバネ23を圧縮した状態で介在させる。従って、ストッパ ー軸20は常に錠軸13方向に付勢された状態となる。
【0007】 図1は、施錠されている状態を図示しているが、この状態においては、電磁ソ レノイド12及び21の何れにも通電されていない状態で、錠軸13は右方向に コイルバネ15により付勢されたままである。そして、錠を開けるときは、テン キーによる暗唱番号の入力、又は、IDカードの挿入等により、電磁ソレノイド 12に通電し、これによって錠軸13が左方向に引き寄せられ、下方向に付勢さ れているストッパー軸20が段部17に係合し、錠軸13が開錠状態のままで停 止する。この時電磁ソレノイド12の通電はオフにされる。また、開錠動作の間 は電磁ソレノイド21の側は通電オフのままである。次に錠を閉めるときは、テ ンキーによる他の暗唱番号の入力、又は、IDカードの挿入等により、電磁ソレ ノイド21に通電し、これによって、ストッパー軸22が図中上方に引き寄せら れ、ストッパー軸20は段部17からその係合が解除される。そして、コイルバ ネ15の作用によって錠軸13が右方に瞬時に移動し、施錠される。その後電磁 ソレノイド21への通電はオフにされる。また、施錠動作の間は電磁ソレノイド 12への通電はオフのままである。
【0008】 25は、扉10の表側から挿入される鍵によって回動されうる回動片を示して おり、錠軸13の段部17の図中右側で、図面の裏面方向に突設されている突起 16(図2参照)と係合して、錠軸13を左方向又は右方向に往復動させること ができる。これは、電磁ソレノイドの故障、又は、停電等の不慮の時において機 械的に錠を開錠又は施錠出来るようにしたものである。 28は、錠の開閉状態を表示する開閉表示装置を示しており、接触子29が錠 軸13の軸部及びテーパー部18と接触して、錠軸13の往復動に応じて上下動 を行い、それに伴いスイッチ機構が作動し、扉の開閉状態を表示することができ る。図1の状態においては、扉の表面に設けられた表示部(図示していない)に は、「閉」の表示が出た状態である。錠が開錠した場合には、接触子29がテー パー部18と係合し、下に押し下げられた状態となり、スイッチ機構により扉の 表面に設けられた表示部には「開」の表示が出るようになっている
【0009】 図2は、図1の側面説明図であり、電磁ソレノイド21及びそこから延長され たストッパー軸20と、電磁ソレノイド12及びそこから延長された錠軸13と が直交する位置関係で、ストッパー軸20と錠軸13とが相互に係合し合って通 電のオン・オフによって作動する。この実施例においては、停電等により電磁ソ レノイドの作動が不能となった場合に備えて、開錠及び施錠を可能にする機械的 構造を付加している。突起16は、錠軸13から扉方向に突出しており、鍵穴2 6に鍵を挿入し、回動することによって回動片25が回動し、突起16に係合作 用して錠軸13を図中紙面と直交する方向に往復動させうる。これによって、停 電時又は故障時であっても、錠の開閉を手動で行うことができる。
【0010】 以上、一実施例について説明したが、錠軸13に設けられているテーパー部1 8は必ずしも必須の構成要素ではなく、段部17は、錠軸13の外径を異ならせ ることにより形成することが出来る。即ち、錠軸13の段部17の左方の外径を その右方の外径より大きくすることにより段部17が形成されうる。また、段部 17の代わりに、錠軸13の外周に係合部として溝を形成することによっても、 錠軸13とストッパー軸20との係合は可能である。上記実施例においては、開 閉表示装置28の接触子29との関係を考慮に入れて、テーパー部18を設けて いる。
【0011】
【考案の効果】
以上の構成からなる本考案は以下のような効果を有する。 電磁ソレノイドを2個使用することにより開錠動作及び施錠動作を素早く、一 瞬の内に行うことが出来る。 電磁ソレノイドに通電するための機構として、あらゆる種類のスイッチ作動手 段を採用し、組み合わせることが可能である。例えば、テンキーを備えつけるこ とによる暗唱番号の入力、IDカードの使用、マイクロ波等によるセンサー、又 は、ボイスセンサー等によりスイッチを作動させ、開錠又は施錠することができ 、非常に応用範囲が広い。 本考案に機械的な錠構造を付加した場合には、たとえソレノイドが何らかの理 由で作動しなくなった場合にも、錠の開閉に何ら問題は生じない。 以上、本考案は極めて大きな効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面説明図である。
【図2】本考案の一実施例の側面説明図である。
【符号の説明】
10 扉 11 基板 12、21 電磁ソレノイド 13 錠軸 14、22 止め板 15、23 コイルバネ 16 突起 17 段部 18 テーパー部 20 ストッパー軸 25 回動片 26 鍵穴 28 開閉表示装置 29 接触子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠軸(13)の一方端に電磁式作動部(12)を
    配置し、且つ、錠軸(13)の他方端方向にこの錠軸(13)を
    付勢する付勢手段(15)を付加し、通電のオン・オフによ
    り錠軸(13)が往復動を行い、錠軸(13)の周面の適宜位置
    に段部(17)又は溝部等の係合部を設け、これら係合部に
    当接係合するストッパー軸(20)を錠軸(13)と交差する方
    向に設け、このストッパー軸(20)の錠軸(13)との係合端
    と反対側の端部に電磁式作動部(21)を配置し、且つ、ス
    トッパー軸(20)を錠軸(13)方向に付勢する付勢手段(23)
    を付加し、通電のオン・オフによりストッパー軸(20)も
    往復動を行うところの扉等の錠構造。
JP11383491U 1991-12-27 1991-12-27 扉等の錠構造 Pending JPH0557254U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104419A (ja) * 2011-03-04 2011-06-02 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013056218A (ja) * 2012-12-25 2013-03-28 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2015006469A (ja) * 2014-09-29 2015-01-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017020254A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 シャープ株式会社 電磁ロック機構

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