JP4849561B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、開口を有するキャビネットを前扉が閉塞してなる遊技機に関し、特に、前扉を施錠する施錠機構への不正対策が施された遊技機に関する。
従来、遊技店舗に数多く設置される遊技機としてスロットマシンが知られている。一般的なスロットマシンは、遊技者が遊技媒体としてのメダルを投入することでゲームが開始し、回転するリールを遊技者がタイミングを見ながら停止操作して所定の図柄をラインに揃えることにより入賞が成立する。入賞が成立すると、遊技媒体払出装置であるメダル払出装置(ホッパー装置)が作動して、当該入賞の種類に応じた枚数のメダルが払い出される。
かかるスロットマシンにおいては、筐体内に設けられる主制御基板といわれるマイコンベースの制御基板が入賞の内部的な抽選やメダルの払い出し等の制御を行うため、これら主制御基板やメダル払出装置等は、メダルを不正に取得しようとする不正行為者による不正操作の対象とされていた。
このため、従来のスロットマシンにおいては、箱状のキャビネットの開口を前扉が閉塞して施錠されることで外部からの不正な侵入を防止するようにしている。すなわち、前扉を構成するプラスチック製の前面枠の裏面側に配置される補強用の金属プレートに、所定のキー操作によってのみ解錠される施錠機構が設けられている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−20927号公報
ところで、近年では、不正行為者がドリル等を用いて遊技機の例えば前扉に穴を開け、内部に不正に侵入させた針金等で施錠機構をピッキングして前扉を不正に開放するなどのゴト行為(不正行為)が問題となっている。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、ドリル等を用いた不正な穴開けなどを困難にし、また施錠機構に対するピッキングといった不正行為を効果的に防止することができる等の遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、開口を有する矩形状のキャビネット(2)と、該キャビネットに対し開閉可能であり前記開口を閉塞する位置に施錠される前扉(3)とを備え、該前扉を貫通して外部に露出する鍵穴(8)を有するシリンダ錠(321)と、前記鍵穴への所定のキー操作で回動するカム部(322)を介してスライド動作する連結杆(325)と、該連結杆に連結し前記キャビネットに固定されている施錠金具(26、27)に係止及び離脱する上下一対の開閉フック(326、327)とを備えてなる施錠機構(320)が設けられた金属フレーム(例えば縦フレーム312)が、当該前扉の前面枠(301)の裏面側に配置されている遊技機(例えばスロットマシン1)であって、前記金属フレームと前記前面枠との間に板金製の遮蔽部材(100)を介装し、前記遮蔽部材は、前記カム部及び前記カム部に係合する前記連結杆の一部の前方、上下及び側方をそれぞれ遮蔽するカム遮蔽部(101)と、前記シリンダ錠の下方位置に設けられ、前記連結杆に連結して上下動する遮光板(3251)を検出してオンオフ動作する開閉スイッチ(329)と、下側の前記開閉フックとのそれぞれの前方を遮蔽する舌片部(111)とを有して一体的に形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、前扉の前面枠に介装した遮蔽部材が施錠機構の少なくともカム部の前方を覆うため、カム部を前方から不正に操作することを防止する。また、遮蔽部材を板金で形成することで、施錠機構に対するドリル等を用いた不正な穴開けを困難にする。
本発明の遊技機によれば、施錠機構が設けられる金属フレームと、金属フレームが配置される前扉の前面枠との間に板金製の遮蔽部材を介装した。遮蔽部材が施錠機構の少なくともカム部の前方を覆うことで、カム部を不正に操作して前扉を解錠させる等の不正行為を効果的に防止することができる。また、遮蔽部材を比較的硬質の板金で形成したため、施錠機構に対するドリル等を用いた不正な穴開けを困難にする。
以下、本発明に係る遊技機の好適な実施形態としてスロットマシンを例に図面を参照して説明する。ここで、図1は、本発明の一つの実施形態によるスロットマシン1の外観構造を表した正面図、図2は、図1に示したスロットマシン1の前扉3を取り外した状態でのキャビネット2の内部構造を表した正面図、図3は、図1に示したスロットマシン1の前扉3の裏面側構造を表した背面図である。
まず、スロットマシン1の基本的な構成を説明する。スロットマシン1は、前面側に開口を有する矩形箱状のキャビネット2と、当該キャビネット2に開閉可能に取り付けられる前扉3とからなる筐体を備えている。通常時においては、前扉3がキャビネット2に対しその開口を閉塞した状態で施錠されている。
前扉3の前面側には、遊技者に面する化粧板としてのいわゆるフロントマスクが形成されている。フロントマスクの上段部には、ゲームのキャラクター等のアニメーション画像を表示して、内部当たりの告知や入賞を演出するための液晶表示装置7が配設されている。また、ゲームの進行に応じて点灯及び点滅する光により演出する上部ランプ5aと、スピーカを内蔵し楽音や効果音によりゲームを演出する上下左右の放音部6a、6b、6c、6dとが配設されている。
フロントマスクの中段部には、平坦な樹脂板からなる中パネル9が設けられ、中パネル9の中央に形成された四角形の透明領域である表示窓9aを介して、キャビネット2内部の3個のリール10a、10b、10cが目視される。なお、各リール10a、10b、10cはそれぞれ独立して回転可能であり、それぞれの外周面に描かれた縦3個、横3列の図柄(図示略)が、表示窓9aを介して変動表示されるようになっている。また、中パネル9の左右には光による演出を行うサイドランプ5b、5cが設けられている。
中パネル9の下方には、前方に若干突出する卓状の操作卓が形成されている。この操作卓には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのメダル投入部11と、ゲーム開始を指示するベットボタン12と、リール10a、10b、10cの回転開始を指示するスタートレバー13と、各リール10a、10b、10cの回転停止を指示するストップボタン14a、14b、14c等がそれぞれ所定の位置に配設されている。また、操作卓に向かって右側端部には、前扉3を開放するときに所定の鍵が挿入され後述の施錠機構320を解錠操作するための鍵穴8が露出して設けられている。
フロントマスクの下方部には、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷された略四角形のプラスチック板である下パネル15が取り付けられている。
フロントマスクの最下部には、入賞等の際にメダルを払い出すメダル払出口16と、メダル払出口16から払い出されたメダルを貯留するための受け皿4aとが形成された受け皿部材4が取り付けられている。また、受け皿部材4には、ゲームの演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する放音部17a、17bがそれぞれ左右位置に形成されている。
次に、主に図2を参照して、スロットマシン1のキャビネット2の内部構造を説明する。上述したようにキャビネット2は、前面側に開口を有する合成木板からなる矩形の箱体として形成されている。
キャビネット2内の上部位置には、スロットマシン1の全体を統括制御するマイコンベースの主制御基板21が、互いに対向する透明なケース部材に収容されて設けられている。主制御基板21を収容するこのケース部材は、カシメと呼ばれる特殊な封止手段を介して閉塞され、キャビネット2の背板の内側面に離脱不能に固定されている。
また、キャビネット2内のほぼ中央には、3個のリール10a、10b、10cを軸方向に並設してユニット化したリール装置10が、表示窓9aに対向して所定のフレームに固定されている。なお、リール装置10の天板部には図示しない回胴装置基板が取り付けられ、主制御基板21からの駆動パルス信号を中継し電流増幅して各リール10a、10b、10cに直結するステッピングモータに出力している。これにより、リール10a、10b、10cの回転及び停止の動作が主制御基板21により制御される。
リール装置10の下方には、メダル払出装置24が設置されている。メダル払出装置24は、複数枚のメダルを貯留可能な概略椀状のホッパー部241と、ホッパー部241の下方に連結する払出機構部242等を備えている。払出機構部242の板金ケース内には、ホッパー部241に貯留したメダルを保持する穴が円周に沿って形成された図示しない払出プレートが備えられている。メダル払出装置24は、払出プレートを回転させることで、保持したメダルをスリット24aから付勢して外部に放出し、これにより受け皿4aにメダルを払い出すようにしている。
また、メダル払出装置24に隣接して、スロットマシン1に内蔵される各機器へ所要の電力を配電する電源装置25が設置されている。
図2に示されるキャビネット2の右側の側板には、上下一対の板金のプレート部材からなる施錠金具26、27が、キャビネット2の中心に向けて固定されている。また、キャビネット2の側板で施錠金具27よりも下方の位置には、略水平の上面を有する同じく板金部材からなる案内金具28が固定されている。
次に、主に図3を参照して、前扉3の裏面側構造を説明する。なお、前扉3は、比較的硬質のプラスチックで上述のフロントマスクが一体形成された前面枠301の裏面側に、それぞれ長尺の板金部材からなる横フレーム311及び縦フレーム312、313がボルトで固定されている。
図3に示される前面枠301の裏面側の右端に配置される縦フレーム313には、ヒンジ機構である開閉支持機構41、42の一端側が取り付けられる。開閉支持機構41、42の各他端側は、キャビネット2の開口端部に固定され、これにより、前扉3がキャビネット2に対して回動開閉可能に支持される。
また、前面枠301の裏面側の左端に配置される縦フレーム312には施錠機構320が設けられている。施錠機構320は、前扉3をキャビネット2側に閉じると、後述する開閉フック326、327が上述の施錠金具26、27(図2参照)に係止して自動的にこれらを施錠する。また、施錠機構320は、鍵穴8に挿入された所定の鍵で解錠操作されると、開閉フック326、327が開位置に揺動し、施錠金具26、27から離脱して、前扉3の開放を許すようにしている。
前扉3の裏面側上部、つまり液晶表示装置7(図1参照)の裏面側にあたる位置には、画像制御基板32と、当該画像制御基板32の後方にサブ制御基板31とが、それぞれ透明なケース部材に収容されて設けられている。また、前面側の放音部6a、6bに対向するスピーカ43並びに放音部6c、6dに対向するスピーカ44がそれぞれ所定位置に取り付けられている。
なお、サブ制御基板31は、主制御基板21の制御下で、ゲームの進行に応じて上述の画像制御基板32に演出画像データを出力し、画像制御基板32がこれに基づきビデオ信号に変換して液晶表示装置7に演出映像を表示させる演出画像表示制御を行っている。また、サブ制御基板31は、ゲームの進行に応じて上部ランプ5aやサイドランプ5b、5c等を点灯・点滅させるとともに、スピーカ43、44等に効果音や楽音等を鳴動させる等の光や音によるゲームの演出制御も行っている。
前扉3の裏面側で上述の表示窓9aの周囲左右位置には、点灯することにより前面側の絵柄を明るく表示して、種々の遊技情報を告知する複数個の白熱ランプ34、35が取り付けられている。また、表示窓9aの上方位置には、リール10a、10b、10cの図柄を照明するための冷陰極蛍光管を備えた蛍光灯ユニット37が配置され、表示窓9aの下方位置には、前面側のベットボタン12、スタートレバー13、ストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板21へ転送する中継基板である中央表示基板36が配置されている。
メダル投入部11(図1参照)の下方にあたる位置には、遊技媒体選別装置としてのメダルセレクタ38が取り付けられている。メダルセレクタ38は、メダル投入部11に投入されたメダルが正規のものであると判定すると、メダルガイド部381側にメダルを通過させるとともに、光センサである内部のメダルセンサがメダルを検出して、主制御基板21へその投入信号を出力する。なお、メダルガイド部381は、メダルセレクタ38が正規のものと選別したメダルをメダル払出装置24のホッパー部241に案内して貯留させる。
メダルセレクタ38の下方には、キャンセルシュート391及び払出シュート392がプラスチックで一体成形された中空のシュート部材39が取り付けられている。キャンセルシュート391は、メダルセレクタ38の後部38aの下方に位置し、メダルセレクタ38が排除し落下させた不適なメダル等をメダル払出口16に案内する。一方、払出シュート392の背面には、メダル払出装置24のスリット24aと位置整合するメダル受容口392aが開口形成されている。すなわち、メダル払出装置24は、スリット24aに対向するメダル受容口392aを通して払出シュート392内にメダルを放出し、放出されたメダルが払出シュート392内の中空の通路に導かれて前面側のメダル払出口16から受け皿4aに払い出されるようになっている。また、前扉3の裏面側下方部には、放音部17a、17b(図1参照)に対向する位置にスピーカ45、46がその振動板を前面に臨ませて取り付けられている。
かかるスロットマシン1は、キャビネット2内に設置されている主制御基板21によりゲーム動作が制御される。すなわち、スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの払い出しを完了させた時、または先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。この状態において、遊技者がベットボタン12を押圧操作することにより、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームにメダルが賭けられゲームが開始する。このゲーム開始の状態でスタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板21は、リール10a、10b、10cを一斉に回転させると同時に、表示窓9aに設定される有効ラインに引き込み停止制御可能な図柄の組み合せ、すなわち入賞を内部抽選する。
この内部抽選により何れかの入賞を当選したとき、その結果が主制御基板21のRAMの所定記憶領域に設定される内部当選フラグにセットされる。なお、この内部当選フラグがセットされ入賞が内定している状態を「内部当選状態」という。
次に、主制御基板21は、ストップボタン14a、14b、14cが押圧操作されるに応じて対応するリールを順に停止させる。そして、主制御基板21は、全てのリール10a、10b、10cが停止したのを検知した後、各リールが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、上述の内部当選フラグで参照される当選した入賞に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定する。そして、何れかの有効ラインにおいて図柄が一致したとき当該入賞が確定し、配当されるメダルの数だけクレジットが加算される。また、配当された結果、クレジットがその上限を超える場合には、主制御基板21は後述するメダル払出装置24を作動させ、クレジットの上限を超える枚数分のメダルをメダル払出口16より受け皿4aへ払い出している。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部当選した組み合せで図柄を揃えることにより入賞が成立し賭けた以上のメダルを獲得し得るので、技量と運によりメダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
次に、本発明に関わる特徴部分である不正防止対策が講じられた施錠機構320を説明する。ここで、図4は前扉3の縦フレーム312に設けられる施錠機構320とその周辺部分の分解斜視図、図5は施錠機構320が設けられる縦フレーム312を斜め前方から見た場合の斜視図、図6は縦フレーム312を斜め後方から見た場合の斜視図、図7は縦フレーム312の正面図である。
主に図4に示すように、縦フレーム312は、施錠機構320の主としてカム部322を覆う遮蔽部材100を介装させて前扉3の前面枠301の裏面側に固定されている。はじめに、この縦フレーム312及び施錠機構320について詳細に説明する。
縦フレーム312の本体は、板金加工により断面略L字状に屈曲させて形成した長尺状の金属部材であって、前面側の取付面部3121と、開閉フック326、327及び連結杆325を支持する支持面部3122とを主に備えている。
取付面部3121には、当該縦フレーム312を前面枠301に取り付けるためのボルトが挿通される複数の孔3121a、3121b、3121c、3121d、3121eが穿設されている。連結杆325は、支持面部3122の長手方向(上下方向)に沿ってスライド移動可能に支持され、支持面部3122の上部及び下部の所定位置に回動可能に支持される開閉フック326、327が、連結杆325にそれぞれ連結している。すなわち、連結杆325の上下移動に連動して、開閉フック326、327が各開閉位置に揺動するように構成されている。
シリンダ錠321は、その基端部が取付面部3121の図示しない丸孔に嵌合し、前記基端部の一部が拡径するフランジ部321aを固定部324が挟持するようにして取付面部3121に固定されている。また、取付面部3121の裏面側には、シリンダ錠321のキー操作で回動する図示しないカム板が連結杆325に係合し、これによりカム部322が構成されている。なお、カム部322は、取付面部3121の裏面側に設けられるカムカバー3221によって特に裏面側からの不正なアクセスに対し保護されている(図11参照)。
施錠機構320は、常時は開閉フック326、327が略水平でキャビネット2側の施錠金具26、27にそれぞれ係止する施錠状態にある。そして、前扉3を開放するときには、鍵穴8への通常右回しのキー操作により連結杆325が上方にスライド移動し、これに連動して開閉フック326、327が開位置に揺動し施錠金具26、27から離脱することで解錠状態となる。
連結杆325が上方へ不正にスライド操作されると、シリンダ錠321への所定のキー操作とは無関係に開閉フック326、327が押し下げられて解錠状態となってしまう。このため、縦フレーム312には、連結杆325を覆い囲むように連結杆カバー323が設けられている。すなわち、連結杆カバー323は、支持面部3122に対向し連結杆325を内側にスライド可能に覆うカバー部3231と、カバー部3231の前端部分が複数箇所で折れる屈曲片部3232a、3232b、3232c、3232dとを有して一体形成される板金部材であり、屈曲片部3232bが取付面部3121にネジ止めされて縦フレーム312に固定されている。
また、取付面部3121の裏面側でシリンダ錠321の下方位置には、連結杆325に連結して逆方向に上下動する遮光板3251と、遮光板3251を検出してオンオフ動作するフォトセンサである開閉スイッチ329が設けられている。すなわち、通常時において開閉フック326、327が略水平の施錠状態にあるときには、遮光板3251が図6に示す上位置にあり開閉スイッチ329が作動(オン)している。上述の解錠操作がされ開閉フック326、327が開位置に揺動した解錠状態では、遮光板3251が下位置に移動し開閉スイッチ329が遮光されて非作動(オフ)となる。これにより、施錠機構320の解錠操作及び前扉3の開放を電気的に検出している。
更に、取付面部3121の裏面側には、回転ローラ328が回転自在に軸支されている(図6参照)。この回転ローラ328は、キャビネット2側の案内金具28の上面を転動することにより、前扉3をキャビネット2の所定の位置に精度良く案内して閉塞させる。
次に、施錠機構320の前方に配置される遮蔽部材100の具体的な形態を図8の斜視図を参照して説明する。本実施形態による遮蔽部材100は、主にカム部322の前方を覆うカム遮蔽部101と、主に開閉フック327の前方側に配置される舌片部111とを有して硬質の金属板により一体的に板金形成される。
詳述すると、カム遮蔽部101は、カム部322に対向する前面壁101aと、前面壁101aの上縁、側縁及び下縁で直角に屈曲する上面壁101b、側面壁101c及び下面壁101dをそれぞれ有し、前扉3の中心方向側のみが開放している。前面壁101aには、前扉3の前面枠301に取り付ける際の位置合わせピン302、303及びネジ330が挿通される複数の孔102、103、104が穿設されている。また、上述の下パネル15の取付爪と干渉する位置には、四角形の逃げ孔109が打ち抜かれて形成されている。また、側面壁101cと前面壁101aには、シリンダ錠321の本体の一部を挿通させる切り欠き105が形成されている。なお、舌片部111は、下面壁101dに対して直交し前面壁101aに対しては平行するように形成されている。
施錠機構320が設けられた縦フレーム312は、遮蔽部材100とともに次のようにして前扉3の前面枠301に取り付けられる。例えば図9に示すように、前面枠301の裏面側には、遮蔽部材100を取り付けるための位置合わせピン302、303と、ネジ部304が所定の位置に設けられている。また、前面枠301には、シリンダ錠321を裏面側から挿通させて鍵穴8を外部に臨ませる丸孔305と、下パネル15の裏面側に形成される取付爪を嵌着させるためのパネル嵌着孔309などが形成されている。
図10に示すように、遮蔽部材100は、前面壁101aの孔102、103に位置合わせピン302、303を挿通させることで、取り付け位置の位置合わせが行われる。このとき、ネジ部304と孔104、パネル嵌着孔309と逃げ孔109並びにシリンダ錠321を挿通させる切り欠き105と丸孔305が位置整合する。そして、孔104に挿通させたネジ330をネジ部304に螺入し緊締することで、遮蔽部材100が前面枠301の裏面側に固定される。
そして、図11に示すように、縦フレーム312の取付面部3121を前面枠301の裏面側所定位置に図示しないボルトを介して取り付けると、施錠機構320のカム部322及びカム部322に係合する連結杆325の一部が、これらの前方に配置される遮蔽部材100の前面壁101aで遮蔽され、その下方の開閉スイッチ329及び開閉フック327が舌片部111で遮蔽される。このように、遮蔽部材100のカム遮蔽部101が、施錠機構320の主にカム部322を前方、上下及び側方をそれぞれ覆うように遮蔽するため、各方向からのカム部322への不正操作ないしはピッキング等を効果的に防止することができる。
また、開閉スイッチ329及び開閉フック327がこれらの前方に配置される遮蔽部材100の舌片部111で遮蔽されるので、前方からの不正な侵入により開閉スイッチ329を誤作動させたり、開閉フック327を強制的に押し下げて解錠させる等の不正行為を効果的に防止することができる。更には、遮蔽部材100を硬質の板金部材で形成することで、例えば鍵穴8の周辺をドリル等を用いて穴を貫通させて行うような行為を極めて困難にし、不正を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態のスロットマシン1によれば、板金部材からなる遮蔽部材100を介装させて、施錠機構320が設けられる縦フレーム312を前面枠301に配置するようにした。遮蔽部材100のカム遮蔽部101が施錠機構320のカム部322の前方を覆うことで、カム部322に対する不正操作またはピッキング等を効果的に防止することができる。また、遮蔽部材100の舌片部111が施錠機構320の開閉スイッチ329及び開閉フック327の前方に配置されることで、開閉スイッチ329の不正作動や、開閉フック327を不正に押し下げる等の不正な解錠操作を効果的に防止することができる。また、遮蔽部材100を硬質の板金部材で形成したので、ピッキング等を目的として鍵穴8の周辺にドリルで穴を開けるような不正なアクセス及び侵入を極めて困難にすることができる。
本発明は、スロットマシンに限らず、筐体構造を備える一般的な遊技機においても広く応用され得る。
本発明の実施形態によるスロットマシンの正面図である。 図1に示したスロットマシンのキャビネットの内部構造を表した正面図である。 図1に示したスロットマシンの前扉の裏面側構造を表した背面図である。 図1に示したスロットマシンの前扉の裏面側構造を表した分解斜視図である。 本発明の実施形態による縦フレームを斜め前方から見た場合の斜視図である。 本発明の実施形態による縦フレームを斜め後方から見た場合の斜視図である。 本発明の実施形態による縦フレームの正面図である。 本発明の実施形態による遮蔽部材の各斜視図である。 図1に示したスロットマシンの前扉の背面図であり、遮蔽部材及び遮蔽部材が取り付けられる部分の前面枠の裏面側構造を表した図である。 図1に示したスロットマシンの前扉の背面図であり、遮蔽部材が取り付けられた状態での裏面側構造を表した図である。 図1に示したスロットマシンの前扉の背面図であり、縦フレームが取り付けられた状態での裏面側構造を表した図である。
符号の説明
1…スロットマシン 2…キャビネット
3…前扉 4…受け皿部材
4a…受け皿 5a…上部ランプ
5b、5c…サイドランプ 6a、6b、6c、6d…放音部
7…液晶表示装置 8…鍵穴
9…中パネル 9a…表示窓
10…リール装置 10a、10b、10c…リール
11…メダル投入部 12…ベットボタン
13…スタートレバー 14a、14b、14c…ストップボタン
15…下パネル 16…メダル払出口
17a、17b…放音部 21…主制御基板
24…メダル払出装置 24a…スリット
25…電源装置 26、27…施錠金具
28…案内金具 31…サブ制御基板
32…画像制御基板 34、35…白熱ランプ
36…中央表示基板 37…蛍光灯ユニット
38…メダルセレクタ 39…シュート部材
41、42…開閉支持機構 43、44、45、46…スピーカ
100…遮蔽部材 101…カム遮蔽部
101a…前面壁 101b…上面壁
101c…側面壁 101d…下面壁
102、103、104…孔 105…切り欠き
109…逃げ孔 111…舌片部
241…ホッパー部 242…払出機構部
301…前面枠 302、303…位置合わせピン
304…ネジ部 305…丸孔
309…パネル嵌着孔 311…横フレーム
312、313…縦フレーム 320…施錠機構
321…シリンダ錠 322…カム部
323…連結杆カバー 324…固定部
325…連結杆 326、327…開閉フック
328…回転ローラ 329…開閉スイッチ
330…ネジ 381…メダルガイド部
391…キャンセルシュート 392…払出シュート
3121…取付面部 3122…支持面部
3221…カムカバー 3231…カバー部
3251…遮光板

Claims (1)

  1. 開口を有する矩形状のキャビネットと、該キャビネットに対し開閉可能であり前記開口を閉塞する位置に施錠される前扉とを備え、
    該前扉を貫通して外部に露出する鍵穴を有するシリンダ錠と、前記鍵穴への所定のキー操作で回動するカム部を介してスライド動作する連結杆と、該連結杆に連結し前記キャビネットに固定されている施錠金具に係止及び離脱する上下一対の開閉フックとを備えてなる施錠機構が設けられた金属フレームが、当該前扉の前面枠の裏面側に配置されている遊技機であって、
    前記金属フレームと前記前面枠との間に板金製の遮蔽部材を介装し
    前記遮蔽部材は、前記カム部及び前記カム部に係合する前記連結杆の一部の前方、上下及び側方をそれぞれ遮蔽するカム遮蔽部と、前記シリンダ錠の下方位置に設けられ、前記連結杆に連結して上下動する遮光板を検出してオンオフ動作する開閉スイッチと、下側の前記開閉フックとのそれぞれの前方を遮蔽する舌片部とを有して一体的に形成されていることを特徴とする遊技機。
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