JP2007115513A - 色素増感太陽電池の製造方法 - Google Patents

色素増感太陽電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 増感色素を表面に担持した多孔質酸化物半導体層の焼結性を向上させることができ、したがって、色素増感太陽電池の光電変換効率を向上させることができる色素増感太陽電池の製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の色素増感太陽電池の製造方法は、透明基材11の一方の面11aの透明導電膜12上に金属酸化物ペースト31を塗布し、金属酸化物ペースト31の上方にステンレス板32を、透明基材11の下方にステンレス板33を、それぞれ配置し、ステンレス板32、33により金属酸化物ペースト31を加圧するとともに焼成し、透明導電膜12上に多孔質酸化物半導体層13を形成することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、色素増感太陽電池の製造方法に関し、特に増感色素を表面に担持した多孔質酸化物半導体層の焼結性を向上させることで、光電変換効率を向上させることが可能な色素増感太陽電池の製造方法に関するものである。
現在、化石燃料の代替エネルギー源の一つとしてシリコン単結晶、シリコン多結晶、アモルファスシリコン等を用いた太陽電池が実用化されている。しかし、この種の太陽電池は、製造コストが高い等の問題がある。
一方、色素増感太陽電池は、スイスのグレツェルが開発したもので、増感色素を表面に担持した酸化チタンを用いることで、光電変換効率が高く、製造コストが安い等の利点を有することから、次世代の太陽電池として注目を浴びている。
この色素増感太陽電池は、増感色素を表面に担持してなる多孔質の酸化チタン層を備えた作用極と、この作用極の酸化チタン層側に対向して配置された対極と、これら作用極と対極との間に充填された電解質溶液とを備えたものである(特許文献1、2参照)。上記の作用極は、表面が平滑な基板の上にスパッタ法等により透明導電膜を成膜し、この透明導電膜上に増感色素を表面に担持した多孔質の酸化チタンを含むペーストを塗布し、このペーストを焼成することにより作製される。
特開平06−511113号公報 特開2004−171815号公報
ところで、従来の色素増感太陽電池では、作用極用の基板として、液晶表示装置(LCD)で用いられている表面が平滑な透明導電性ガラス基板を援用しているが、この基板を色素増感太陽電池に用いた場合、次の様な問題点があった。
(1)高い光電変換効率を得るためには、基板の表面を粗くする必要があるが、液晶表示装置(LCD)で用いられている透明導電性ガラス基板では、表面の粗さが不十分であり、透明導電性ガラス基板と酸化チタン層との密着性に問題があった。
(2)基板に透明樹脂フィルムを用いた場合、ペーストを焼成する際に高い温度で加熱することができず、安定した焼結状態の多孔質の酸化チタン層を得ることが難しいという問題点があった。多孔質の酸化チタン層の焼結性が低下すると、所望の光電変換効率が得られなくなり、色素増感太陽電池としての性能が低下することとなる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、増感色素を表面に担持した多孔質酸化物半導体層の密着性及び焼結性を向上させることができ、したがって、色素増感太陽電池の光電変換効率を向上させることができる色素増感太陽電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は次の様な色素増感太陽電池の製造方法を提供した。
すなわち、本発明の請求項1に係る色素増感太陽電池の製造方法は、増感色素を表面に担持してなる多孔質酸化物半導体層を備えた作用極と、この作用極の前記多孔質酸化物半導体層側に対向して配置された対極と、前記作用極と前記対極との間に封入された電解質とを備えてなる色素増感太陽電池の製造方法であって、透明基材上に前記作用極の電極を形成する工程と、前記電極上に多孔質酸化物半導体を含むペーストを塗布する工程と、このペーストを加圧下にて焼成し、前記電極上に前記多孔質酸化物半導体層を形成する工程と、を備えてなることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る色素増感太陽電池の製造方法は、請求項1において、前記加圧は、前記ペーストが塗布された透明基材の厚み方向の両側に配置された一対の板状体を近接する方向に可動することにより行うことを特徴とする。
本発明の請求項3に係る色素増感太陽電池の製造方法は、請求項2において、前記焼成は、前記ペースト側の板状体の温度を前記透明基材側の板状体の温度より高くした状態で行うことを特徴とする。
本発明の請求項4に係る色素増感太陽電池の製造方法は、請求項3において、前記透明基材を透明樹脂基板、透明樹脂フィルム、透明樹脂シートのいずれか1種とし、前記透明基材側の板状体の温度を前記透明樹脂の軟化温度以下としたことを特徴とする。
本発明の色素増感太陽電池の製造方法によれば、透明基材上に前記作用極の電極を形成する工程と、前記電極上に多孔質酸化物半導体を含むペーストを塗布する工程と、このペーストを加圧下にて焼成し、前記電極上に前記多孔質酸化物半導体層を形成する工程と、を備えたことにより、多孔質酸化物半導体を含むペーストは、焼成される際に加圧により膜厚方向に圧縮され、緻密な状態で焼成される。これにより、このペーストを焼成することで得られる多孔質酸化物半導体層は緻密なものとなり、密着性及び焼結性が向上する。
以上により、増感色素を表面に担持した多孔質酸化物半導体層の密着性及び焼結性を向上させることができ、したがって、色素増感太陽電池の光電変換効率を向上させることができる。
本発明の色素増感太陽電池の製造方法の最良の形態について説明する。なお、この実施の形態は、本発明の趣旨をより理解し易いように具体的に説明したものであり、本発明は、この実施の形態に限定されない。
図1は本発明の一実施の形態に係る色素増感太陽電池の製造方法により作製された色素増感太陽電池を示す断面図である。
図において、1は色素増感型太陽電池であり、作用極2と、この作用極2に対向して配置された対極3と、作用極2と対極3との間の外周部に形成された封止部材4と、これら作用極2、対極3及び封止部材4、4により形成された領域内に封入された電解質5とにより概略構成されている。
作用極2は、透明基材11と、この透明基材11の一方の面11aに形成された透明導電膜(電極)12と、この透明導電膜12の一方の面12aに形成された多孔質酸化物半導体層13とから概略構成されている。
透明基材11としては、可視光に対して透過性を有する樹脂(透明樹脂)、例えば、透明樹脂基板、透明樹脂フィルム、透明樹脂シート等、通常、太陽電池の透明基材として用いられるものであればいかなるものでも用いることができる。
この透明基材11は、透明樹脂の中から電解質5への耐性等を考慮して適宜選択される。透明樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネート(PC)、ポリエーテルスルホン(PES)等が好適に用いられる。
また、透明基材11としては、用途上、できる限り光透過性に優れた基材が好ましく、光透過率が90%以上の透明基材がより好ましい。
透明導電膜12は、透明基材11に導電性を付与するために、その一方の面12aに形成された膜である。この透明導電膜12は、透明基材11の可視光に対する透過性を著しく損なわない構造とするために、導電性金属酸化物を含む導電膜であることが好ましい。
この導電性金属酸化物としては、例えば、スズ添加酸化インジウム[Indium Tin Oxide(ITO)]、フッ素添加酸化スズ[Fluorine doped Tin Oxide(FTO)]、酸化スズ[SnO]等が好適に用いられる。
これらの導電性金属酸化物の中でも、成膜が容易であり、かつ安価であるという観点から、ITO、FTOが好ましい。また、透明導電膜12は、ITOのみからなる単層のITO膜、あるいは、このITO膜上にFTOからなる膜を積層してなる積層膜が好ましい。
これにより、可視光領域における光の吸収量が少なく、導電率が高い透明導電膜12とすることができる。
多孔質酸化物半導体層13は、多孔質の表面に増感色素が担持された金属酸化物粒子を主成分とする半導体層であり、金属酸化物としては特に限定されず、通常、太陽電池用の多孔質酸化物半導体層を形成するのに用いられるものであればいかなるものでも用いることができる。このような金属酸化物としては、例えば、酸化チタン(TiO)、酸化スズ(SnO)、酸化タングステン(WO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニオブ(Nb)等が好適に用いられる。
また、増感色素としては、ビピリジン構造、ターピリジン構造等を配位子として含むルテニウム錯体、ポリフィリン、フタロシアニン等の含金属錯体、エオシン、ローダミン、モロシアニン等の有機色素等を用いることができ、これらの中から、用途、使用する金属酸化物に適したものを適宜選択することができる。
対極3は、基材21と、この基材21の一方の面21aに形成された導電膜(電極)22とから概略構成されている。
基材21としては、通常、太陽電池の基材として用いられるものであればいかなるものでも用いることができ、特に、光透過性を有する必要がないことから、金属板、合成樹脂板、合成樹脂フィルム、合成樹脂シート等が用いられる。なお、透明基材11と同様のものであってもよい。
導電膜22は、基材21に導電性を付与するために、その一方の面21aに形成された金属、炭素等からなる薄膜である。この導電膜22としては、電極として機能するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、白金等の金属や炭素を、蒸着法、スパッタ法等により成膜したもの、あるいは、塩化白金酸水溶液等を基材21上に塗布した後に熱処理を行って得られたもの等が好適に用いられる。
電解質5としては、多孔質酸化物半導体層13内に電解質溶液を含浸させたもの、多孔質酸化物半導体層13内に電解質溶液を含浸させた後、該電解質溶液を適当なゲル化剤を用いてゲル化(擬固体化)し、多孔質酸化物半導体層13と一体としたもの、イオン性液体、金属酸化物粒子および導電性粒子を含むゲル状の電解質、のいずれかが好適に用いられる。
上記の電解質溶液としては、ヨウ素、ヨウ化物イオン、ターシャリーブチルピリジン等の電解質成分を、エチレンカーボネートやメトキシアセトニトリル等の有機溶媒に溶解させた溶液が好適に用いられる。
この電解質溶液をゲル化する際に用いられるゲル化剤としては、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキシド誘導体、アミノ酸誘導体等が挙げられる。
また、上記のイオン性液体としては、特に限定されるものではないが、室温(25℃)では液体であり、四級化された窒素原子を含む化合物をカチオンまたはアニオンとした常温溶融性塩が挙げられる。
この常温溶融性塩のカチオンとしては、四級化イミダゾリウム誘導体、四級化ピリジニウム誘導体、四級化アンモニウム誘導体等が挙げられる。
また、常温溶融性塩のアニオンとしては、BF4−、PF6−、F(HF)n−、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド[N(CFSO−]、ヨウ化物イオン等が挙げられる。
このイオン性液体の具体例としては、四級化イミダゾリウム系カチオンと、ヨウ化物イオンまたはビストリフルオロメチルスルホニルイミドイオン等からなる塩類を挙げることができる。
上記の金属酸化物粒子としては、物質の種類や粒子サイズ等は特に限定されないが、イオン性液体を主体とする電解質溶液との混和性に優れ、この電解質溶液をゲル化するようなものが好適に用いられる。また、この金属酸化物粒子は、電解質の半導電性を低下させることがなく、電解質に含まれる他の共存成分に対する化学的安定性に優れることが必要である。この金属酸化物粒子は、電解質がヨウ素/ヨウ化物イオンや臭素/臭化物イオン等の酸化還元対を含む場合であっても、酸化反応による劣化を生じないものが好ましい。
このような金属酸化物粒子としては、TiO、SnO、WO、ZnO、Nb、In、ZrO、Ta、La、SrTiO、Y、Ho、Bi、CeO、Alからなる群から選択される1種または2種以上を含むものが好ましく、特に、二酸化チタン(TiO)微粒子(ナノ粒子)が好ましい。この二酸化チタンの平均粒径は2nm〜1000nm程度が好ましい。
上記の導電性粒子としては、導電体や半導体からなる粒子が用いられ、この導電性粒子の比抵抗の範囲は、1.0×10−2Ω・cm以下が好ましく、より好ましくは1.0×10−3Ω・cm以下である。また、導電性粒子の種類や粒子サイズ等は特に限定されないが、イオン性液体を主体とする電解質溶液との混和性に優れ、かつ、この電解質溶液をゲル化することが可能なものが用いられる。
この導電性粒子は、さらに、電解質中で酸化皮膜(絶縁皮膜)等を形成して導電性を低下させることがなく、電解質に含まれる他の共存成分に対する化学的安定性に優れることが必要である。特に、電解質がヨウ素/ヨウ化物イオンや、臭素/臭化物イオンなどの酸化還元対を含む場合でも、酸化反応による劣化を生じないものが好ましい。
このような導電性粒子としては、炭素を主成分とする物質が挙げられ、具体例としては、カーボンナノチューブ、カーボンファイバ、カーボンブラック等を例示することができる。これらの物質の製造方法はいずれも公知であり、また、市販品を用いることもできる。
封止部材4としては、基材21及び透明基材11に対する接着性に優れるものであれば特に限定されないが、例えば、分子鎖中にカルボン酸基を有する熱可塑性樹脂からなる接着剤等が望ましく、具体的には、ハイミラン(三井デュポンポリケミカル社製)、バイネル(三井デュポンポリケミカル社製)、アロンアルファ(東亞合成社製)等が挙げられる。
次に、本実施形態の色素増感太陽電池の製造方法について、図2を参照して説明する。
まず、図2(a)に示すように、透明樹脂からなる透明基材11の一方の面11a全域を覆うように透明導電膜12を形成する。この透明導電膜12を形成する方法としては、ITO、FTO等のターゲットを用いて成膜するスパッタリング法、ITO、FTO等の原料を含む塗布液を吹き付けて加熱しITO化、あるいはFTO化するスプレー熱分解法、ITO、FTO等の原料ガスを化学反応させて得られたITOあるいはFTOを堆積するCVD法等が好適に用いられる。
次いで、透明導電膜12の一方の面12aの所定位置、すなわち色素増感太陽電池のセルを構成する位置に、多孔質酸化物半導体層となる金属酸化物ペースト(多孔質酸化物半導体を含むペースト)31を塗布する。
この金属酸化物ペースト31は、表面に増感色素が担持された金属酸化物微粒子と、有機溶媒と、バインダー成分等を混練して得られるペーストであり、金属酸化物微粒子としては、例えば、TiO、SnO、WO、ZnO、Nb等が好適に用いられる。また、上記の増感色素としては、ビピリジン構造、ターピリジン構造等を配位子として含むルテニウム錯体、ポリフィリン、フタロシアニン等の含金属錯体、エオシン、ローダミン、モロシアニン等の有機色素等が好適に用いられる。
次いで、図2(b)に示すように、金属酸化物ペースト31の上方にステンレス板(板状体)32を、透明基材11の下方にステンレス板(板状体)33を、それぞれ配置し、上方のステンレス板32を加熱装置(図示略)を用いて加熱し、その温度を、例えば、100〜400℃の温度範囲に保持するとともに、下方のステンレス板33を加熱もしくは冷却し、上方のステンレス板32より低い温度、例えば、5〜100℃の温度範囲に保持する。
ここでは、下方のステンレス板33の温度は、透明基材11を構成する透明樹脂の軟化温度以下とする必要がある。例えば、透明樹脂がポリエチレンテレフタレート(PET)では80℃以下、ポリエチレンナフタレート(PEN)では145℃以下、ポリカーボネート(PC)では135℃以下、ポリエーテルスルホン(PES)では220℃以下である。
次いで、可動装置(図示略)を用いて、上方のステンレス板32を降下させると同時に、下方のステンレス板33を上昇させ、上方のステンレス板32の下面を金属酸化物ペースト31に接触させ、下方のステンレス板33の上面を透明基材11の下面に接触させる。これにより、金属酸化物ペースト31は上方のステンレス板32により加熱され、100〜350℃の温度範囲に保持される。一方、透明基材11は下方のステンレス板33により加熱もしくは冷却され、0〜220℃の温度範囲に保持される。
次いで、上方のステンレス板32をさらに降下させると同時に下方のステンレス板33をさらに上昇させ、100〜350℃に保持されている金属酸化物ペースト31に所定の圧力、例えば、0.3〜50kg/cmの圧力を加え、この加圧・加熱の状態を所定時間保持することにより、金属酸化物ペースト31を焼成する。
この焼成条件は、例えば、大気雰囲気中、温度:150〜200℃、圧力:0.5〜3kg/cm、最高保持温度における保持時間:0.5〜120分である。
この焼成過程により、金属酸化物ペースト31に含まれる有機溶媒が散逸するとともに、バインダー成分が化学変化して金属酸化物微粒子同士を接合し、多孔質金属酸化物層35を生成する。
次いで、図2(c)に示すように、この多孔質金属酸化物層35に色素を担持させ、多孔質酸化物半導体層13とする。
この色素担持は、例えば、次のようにして行うことができる。
例えば、アセトニトリルとt−ブタノールを容積比で1:1とした溶媒に対して極微量のN719色素粉末を加えて色素担持用の色素溶液36とし、この色素溶液36をシャーレ状の容器内に貯留する。次いで、この色素溶液36に別途電気炉にて120〜150℃程度に加熱処理した多孔質金属酸化物層35を浸漬し、暗所にて一昼夜(およそ20時間)放置する。その後、多孔質金属酸化物層35を色素溶液36から取り出し、アセトニトリルとt−ブタノールからなる混合溶液を用いて洗浄し、乾燥する。
この様にして、この多孔質金属酸化物層35の表面に色素が担持された多孔質酸化物半導体層13を生成することができる。
したがって、透明基材11の一方の面11aに透明導電膜12、多孔質酸化物半導体層13が順次形成された作用極2を容易に作製することができる。
一方、基材21の一方の面21aに、蒸着法、スパッタリング法等により、白金等からなる導電膜22を成膜し、対極3を作製した。この対極3には、その厚み方向に貫通する穴が少なくとも2つ形成されている(図示略)。この穴は、後述する電解質溶液を注入する際の注入口となる。
次いで、この対極3の導電膜22上に、作用極2を、その透明導電膜12及び多孔質酸化物半導体層13が導電膜22と対向するように重ね合わせ、これら対極3及び作用極2の外周部に、例えば、エポキシ樹脂等の封止剤を注入し、その後硬化させ、対極3及び作用極2により形成されるセル領域の周囲を封止部材4にて封止する。
その後、これら作用極2、対極3及び封止部材4、4により形成された領域内に、対極3に形成された注入口から電解質溶液を注入する。これにより、作用極2、対極3及び封止部材4、4により形成された領域内に電解質5が形成される。
以上により、色素増感型太陽電池1を作製することができる。
本実施形態の色素増感太陽電池の製造方法によれば、透明基材11の一方の面11aに透明導電膜12、金属酸化物ペースト31を順次形成し、次いで、これら透明基材11〜金属酸化物ペースト31を挟む様に、ステンレス板32、33を配置し、ステンレス板32、33を互いに近接する方向に移動させて金属酸化物ペースト31を加圧・焼成するので、多孔質酸化物半導体層13と透明基材11上の透明導電膜12との間の密着性を向上させることができ、多孔質酸化物半導体層13の焼結性を促進させることができ、その結果、緻密かつ膜強度の高い作用極2を低コストにて作製することができる。
したがって、増感色素を表面に担持した多孔質酸化物半導体層13の特性を向上させることができ、その結果、色素増感太陽電池1の光電変換効率を向上させることができる。
また、金属酸化物ペースト31を加圧・焼成するのに、温度管理が成されたステンレス板32、33を互いに近接する方向に移動させるだけでよいので、金属酸化物ペースト31を安定した熱源にて加熱することができ、金属酸化物ペースト31の焼結性を向上させることができる。
また、下方のステンレス板33の温度を上方のステンレス板32より低い温度とし、さらに、下方のステンレス板33の温度を透明基材11を構成する透明樹脂の軟化温度以下としたので、透明基材11に熱的ダメージを与える虞がなくなり、したがって、金属酸化物ペースト31に対して長時間に亘って加圧・加熱することができ、金属酸化物ペースト31の焼結性をさらに向上させることができる。
本発明の色素増感太陽電池の製造方法について、実施例1、2及び比較例によりさらに詳しく説明する。
(実施例1)
透明基材11としてポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムを用い、この透明基材11にITOからなる透明導電膜12を形成し、ITO−PEN透明導電性フィルムを作製した。次いで、金属酸化物ペースト31として酸化チタン微粒子ペーストを用い、このITO−PEN透明導電性フィルム上に酸化チタン微粒子ペーストを塗布した。
次いで、ITO−PEN透明導電性フィルムの下に冷却装置によって約20℃に保たれているステンレス板を配置し、酸化チタン微粒子ペーストに約250℃に加熱したステンレス板を押圧し、圧力2kg/cmにて1時間焼結を行った。
このとき、ITO−PEN透明導電性フィルムと酸化チタン微粒子ペーストとの間の温度を測定したところ、約180℃に保たれていた。
これにより、酸化チタン微粒子ペーストは、膜厚約15μmの酸化チタン微粒子多孔膜になった。
その後、この酸化チタン微粒子多孔膜にN3色素(Ru(2,2'-bipyridine-4,4'-dicarboxylic acid)(NCS))を担持させ、作用極とした。
一方、ガラス基板上にFTO(フッ素添加酸化スズ)を成膜し、さらに、このFTO膜上にスパッタリング法により白金を成膜し、対極とした。
その後、これら作用極及び対極を封止部材により封止し、さらに、メトキシアセトニトリルを溶媒とした揮発性の電解質溶液を注入し、実施例1の色素増感型太陽電池を作製した。
(実施例2)
実施例1と同様にしてITO−PEN透明導電性フィルムを作製し、このITO−PEN透明導電性フィルム上に酸化チタン微粒子ペーストを塗布した。
次いで、ITO−PEN透明導電性フィルムの下にステンレス板を配置し、酸化チタン微粒子ペーストに約180℃に加熱したステンレス板を押圧し、圧力2kg/cmにて1時間焼結を行った。
このとき、ITO−PEN透明導電性フィルムと酸化チタン微粒子ペーストとの間の温度を測定したところ、約180℃に保たれていた。
これにより、酸化チタン微粒子ペーストは、膜厚約15μmの酸化チタン微粒子多孔膜になった。
次いで、この酸化チタン微粒子多孔膜にN3色素(Ru(2,2'-bipyridine-4,4'-dicarboxylic acid)(NCS))を担持させ、作用極とした。
また、実施例1と同様にして、対極及び電解質溶液を作製し、これらを用いて実施例2の色素増感型太陽電池を作製した。
(比較例)
実施例1と同様にしてITO−PEN透明導電性フィルムを作製し、このITO−PEN透明導電性フィルム上に酸化チタン微粒子ペーストを塗布した。
次いで、このITO−PEN透明導電性フィルムを炉内温度が約180℃のオーブンにて1時間加熱し、酸化チタン微粒子ペーストを焼成した。これにより、酸化チタン微粒子多孔膜が得られた。
次いで、この酸化チタン微粒子多孔膜にN3色素(Ru(2,2'-bipyridine-4,4'-dicarboxylic acid)(NCS))を担持させ、作用極とした。
また、実施例1と同様にして、対極及び電解質溶液を作製し、これらを用いて比較例の色素増感型太陽電池を作製した。
表1に実施例1、2及び比較例の色素増感型太陽電池の発電特性を示す。表1中の数値は、3個の試料の平均値である。
Figure 2007115513
表1によれば、酸化チタン微粒子ペーストに、従来より高い温度で加熱すると同時に加圧することにより、酸化チタン微粒子の焼結性が向上し、密着性も向上し、したがって、光電変換効率が向上していることが分かった。
さらに、酸化チタン微粒子ペーストを加熱・加圧する際に、ITO−PEN透明導電性フィルムを冷却すれば、ITO−PEN透明導電性フィルムには熱による変形や劣化が生じないことが確認された。しかも、このITO−PEN透明導電性フィルムと酸化チタン微粒子多孔膜との密着性が向上しており、酸化チタン微粒子の焼結性がさらに向上していることが分かった。したがって、光電変換効率が格段に向上していることが分かった。
本発明の一実施形態の色素増感型太陽電池を示す断面図である。 本発明の一実施形態の色素増感型太陽電池の製造方法を示す過程図である。
符号の説明
1…色素増感型太陽電池、2…作用極、3…対極、4…封止部材、5…電解質、11…透明基材、12…透明導電膜、13…多孔質酸化物半導体層、21…基材、22…導電膜、31…金属酸化物ペースト、32、33…ステンレス板、35…多孔質金属酸化物層、36…色素溶液。

Claims (4)

  1. 増感色素を表面に担持してなる多孔質酸化物半導体層を備えた作用極と、この作用極の前記多孔質酸化物半導体層側に対向して配置された対極と、前記作用極と前記対極との間に封入された電解質とを備えてなる色素増感太陽電池の製造方法であって、
    透明基材上に前記作用極の電極を形成する工程と、
    前記電極上に多孔質酸化物半導体を含むペーストを塗布する工程と、
    このペーストを加圧下にて焼成し、前記電極上に前記多孔質酸化物半導体層を形成する工程と、
    を備えてなることを特徴とする色素増感太陽電池の製造方法。
  2. 前記加圧は、前記ペーストが塗布された透明基材の厚み方向の両側に配置された一対の板状体を近接する方向に可動することにより行うことを特徴とする請求項1記載の色素増感太陽電池の製造方法。
  3. 前記焼成は、前記ペースト側の板状体の温度を前記透明基材側の板状体の温度より高くした状態で行うことを特徴とする請求項2記載の色素増感太陽電池の製造方法。
  4. 前記透明基材を透明樹脂基板、透明樹脂フィルム、透明樹脂シートのいずれか1種とし、前記透明基材側の板状体の温度を前記透明樹脂の軟化温度以下としたことを特徴とする請求項3記載の色素増感太陽電池の製造方法。
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