JP4628728B2 - 透明導電性基板及びこれを備えた色素増感型太陽電池 - Google Patents

透明導電性基板及びこれを備えた色素増感型太陽電池 Download PDF

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Description

本発明は、透明導電性基板及びこれを備えた色素増感型太陽電池に係り、より詳細には、透明導電性基板を構成する透明導電膜の厚さを制御することによって、発電効率の向上をもたらす透明導電性基板及びこれを備えた色素増感型太陽電池に関する。
光電変換素子の一つである色素増感型太陽電池は、安価で、かつ、高い光電子変換効率が得られることが知られている。
色素増感太陽電池は、例えば、光透過性に優れたガラスなどの素材からなる透明基材、及び、その一方の面に形成された透明導電膜から構成される透明導電性基板、並びに、多孔質酸化物半導体層からなる作用極と、ガラス基板などの絶縁性の素材からなる基板およびその一方の面に形成された導電膜からなる対極と、これらの間に封入されたヨウ素電解液とから概略構成されている。
色素増感型太陽電池の特性のうち、特に光電子変換効率は、一般に電池に入射する光(太陽光)の強度に比例するので、より光電子変換効率の高い色素増感型太陽電池を実現するためには、できる限り透過率が高い透明導電性基板を用いることが肝要である。
図7は、従来の透明導電性基板の一例を示す概略断面図である。
この透明導電性基板100は、ガラス基板からなる透明基材101、および、その一方の面101aに形成された、導電性金属酸化物の膜からなる透明導電膜102から構成されている。
この透明導電性基板100の透過率を下げる要因としては、(1)透明基材101による光の吸収、(2)透明導電性基板100の表面における光の反射、(3)透明基材101と透明導電膜102との界面における光の反射、(4)透明導電膜102による光の吸収、(5)透明導電膜102の透明基材101と接していない面における光の反射などが挙げられる。
ところが、透明基材101の材質を適宜選択することにより、一般に、透明基材101の透過率が90%以上であるのに対して、上記(1)による影響は1〜2%程度と少ない。したがって、実際には、透明導電性基板100の透過率は、上記(2)〜(5)によって大きく影響を受ける。
従来、透明導電膜をなす導電性金属酸化物の膜としては、スズ添加酸化インジウム[Indium Tin Oxide(以下、ITOと略す)]膜に、フッ素添加酸化スズ[Fluorine doped Tin Oxide(以下、FTOと略す)]膜を積層してなる透明導電膜が開発され、用いられている。この透明導電膜は、透過率が90〜92%のガラス基板における一方の面に形成すると、シート抵抗が10Ω/□で、透過率が約90%の透明導電性基板を作製することができる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような特性を有する透明導電性基板をなす透明導電膜の厚みは可視光の波長に近いので、入射光の波長によって、透明導電膜の透過率が周期的に変動する。その変動幅は例えば15%程度に及ぶ場合もあることから、この問題を解消する手法の開発が期待されていた。
特開2001−357896号公報
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、入射光の波長により透明導電膜の透過率が変動する影響を抑制することにより光透過性を向上させた透明導電性基板の製造方法及び透明導電性基板の調整方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、透明基材と該透明基材の一方の面に透明導電膜を設けてなる透明導電性基板の製造方法であって、前記透明導電性基板を用いてなる色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大をなす波長λcellのうち1つの波長をλcell' と定義した場合、前記波長λcell' と、以下の式(1)を用いて算出される分光透過率が極大をなす波長λcal のうち少なくとも1つの波長λcal ’とがほぼ同じ数値となるように、前記透明導電膜の厚さを調整する透明導電性基板の製造方法を提供する。
Figure 0004628728
ここで、mは1以上の自然数、λは波長、nは透明導電膜の屈折率をそれぞれ表す。
前記透明導電性基板の製造方法において、波長λcellの範囲は、500nm以上700nm以下であることが好ましい。
また本発明は、透明基材と該透明基材の一方の面に透明導電膜を設けてなる透明導電性基板の調整方法であって、前記透明導電性基板を用いてなる色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大をなす波長λcellのうち1つの波長をλcell' と定義した場合、前記波長λcell' と、以下の式(1)を用いて算出される分光透過率が極大をなす波長λcal のうち少なくとも1つの波長λcal ’とがほぼ同じ数値となるように、前記透明導電膜の厚さを調整する透明導電性基板の調整方法を提供する。
Figure 0004628728
ここで、mは1以上の自然数、λは波長、nは透明導電膜の屈折率をそれぞれ表す。
前記透明導電性基板の調整方法において、波長λcellの範囲は、500nm以上700nm以下であることが好ましい。
本発明の透明導電性基板の製造方法によれば、前記透明導電性基板を用いてなる色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大をなす波長λcellのうち1つの波長をλcell' と定義した場合、前記波長λcell' と、上述した式(1)を用いて算出される分光透過率が極大をなす波長λcal のうち少なくとも1つの波長λcal ’とがほぼ同じ数値となるように、前記透明導電膜の厚さを調整することにより、色素増感型太陽電池の発電に対する寄与の大きい波長の光が透明導電性基板を透過する量を増やすことが可能な透明導電性基板を作製できる。その結果、本発明の透明導電性基板の製造方法は、この透明導電性基板を構成要素として含む作用極を備えた色素増感型太陽電池の発電効率向上に貢献する
本発明の透明導電性基板の調整方法によれば、前記透明導電性基板を用いてなる色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大をなす波長λcellのうち1つの波長をλcell' と定義した場合、前記波長λcell' と、上述した式(1)を用いて算出される分光透過率が極大をなす波長λcal のうち少なくとも1つの波長λcal ’とがほぼ同じ数値となるように、前記透明導電膜の厚さを調整することにより、色素増感型太陽電池の発電に対する寄与の大きい波長の光が透明導電性基板を透過する量を増やすことが可能な透明導電性基板を作製できる。その結果、本発明の透明導電性基板の調整方法は、この透明導電性基板を構成要素として含む作用極を備えた色素増感型太陽電池の発電効率の向上に貢献する。
以下、本発明を実施した透明導電性基板および色素増感型太陽電池について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る透明導電性基板の一実施形態を示す概略断面図である。
この透明導電性基板10は、透明基材11、および、その一方の面11aに形成された透明導電膜12から概略構成されている。
透明基材11としては、光透過性の素材からなる基板が用いられ、ガラス、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホンなど、通常、太陽電池の透明基材として用いられるものであればいかなるものでも用いることができる。透明基材11は、これらの中から電解液への耐性などを考慮して適宜選択される。また、透明基材11としては、用途上、できる限り光透過性に優れる基板が好ましく、透過率が90%以上の基板がより好ましい。
透明導電膜12は、透明基材11に導電性を付与するために、その一方の面11aに形成された薄膜である。本発明では、透明導電性基板10の透明性を著しく損なわない構造とするために、透明導電膜12は、導電性金属酸化物からなる薄膜であることが好ましい。
透明導電膜12を形成する導電性金属酸化物としては、例えば、スズ添加酸化インジウム[Indium Tin Oxide(ITO)]、フッ素添加酸化スズ[Fluorine doped Tin Oxide(FTO)]、酸化スズ[SnO]などが用いられる。これらの中でも、成膜が容易かつ製造コストが安価であるという観点から、ITO、FTOが好ましい。また、透明導電膜12は、ITOのみからなる単層の膜、または、ITOからなる膜にFTOからなる膜が積層されてなる積層膜であることが好ましい。
透明導電膜12を、ITOのみからなる単層の膜、または、ITOからなる膜にFTOからなる膜が積層されてなる積層膜とすることにより、可視域における光の吸収量が少なく、導電率が高い透明導電性基板10を構成することができる。
この実施形態では、透明導電性基板10の分光透過率が極大となる波長のうち少なくとも1つが、色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大となる波長とほぼ一致している。
このように、透明導電性基板10の分光透過率が極大となる波長のうち少なくとも1つが、色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大となる波長と一致していれば、色素増感型太陽電池の発電に対する寄与の大きい波長の光が透明導電性基板10を透過する量を増やすことができる。その結果、この透明導電性基板10を構成要素として含む作用極を備えた色素増感型太陽電池の発電効率を向上させることができる。
また、この実施形態では、透明導電性基板10の分光透過率が極大となる波長と、色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大となる波長が、波長500nm〜700nmの範囲にあることが好ましい。色素増感太陽電池のIPCEが極大を示す波長は、そこに使用する色素の種類に影響を受けるので、波長範囲は使用する色素によって調整した方がよい。具体的には、増感色素としてN3色素やN719色素を用いた場合、透明導電性基板10の分光透過率が極大となる波長が、500nm〜700nmの範囲にあることが好ましい。
一般的に、色素増感型太陽電池をなす作用極の構成要素の1つである多孔質酸化物半導体層の表面に担持される増感色素に由来し、色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率は、波長500nm〜700nmの範囲に極大値を有している。したがって、透明導電性基板10の分光透過率が極大となる波長が、500nm〜700nmの範囲にあれば、色素増感型太陽電池の発電に対する寄与の大きい波長の光が透明導電性基板10を透過する量を増やすことができる。その結果、この透明導電性基板10を構成要素として含む作用極を備えた色素増感型太陽電池の発電効率を向上させることができる。
また、この実施形態では、透明導電性基板10において、透明導電膜12の厚みtは、以下の式(1)を用いて、波長λを用いる色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率の極大値と一致するように調整されていることが好ましい。
Figure 0004628728
ただし、mは1以上の自然数、λは色素増感型太陽電池における光電子量子変換効率が極大となる光の波長、または、増感色素における吸収量が波長400nm〜700nmの範囲で極大となる光の波長、nは透明導電膜の屈折率をそれぞれ表す。
特に、透明導電性基板の分光透過率が極大をなす波長λsub のうち少なくとも1つの波長λsub ’が、光電子量子変換効率が極大をなす波長λcellのうち1つの波長λcell' とほぼ同じ数値となるように、透明導電膜12の厚みtは上述した式(1)を用いて調整される。この調整を図ることにより、色素増感型太陽電池の発電に対する寄与の大きい波長の光が透明導電性基板10を透過する量を増やすことができる。
この透明導電性基板10を製造するには、透明基材11の一方の面11aの全域を覆うように透明導電膜12を成膜する。具体的には、エリプソメータなどで透明基材11の一方の面11a上に形成される透明導電膜12の反射率を検出することにより、その膜厚を測定しながら、スパッタリング法、蒸着法、スプレー熱分解(Spray Pyrolysis Deposition, SPD)法などにより、透明導電膜12を成膜して、透明導電性基板10を得る。
図2は、本発明に係る色素増感型太陽電池の一実施形態を示す概略断面図である。
図2において、符号10は透明導電性基板、11は透明基材、12は透明導電膜、13は多孔質酸化物半導体層、14は作用極、15は電解質層、16は他の基材、17は導電膜、18は対極、19は封止部材、20は積層体、30は色素増感型太陽電池をそれぞれ示している。
この色素増感型太陽電池30は、作用極14と、対極18と、これらの間に封入された電解質からなる電解質層15と、から概略構成されている。
作用極14は、透明導電性基板10をなす透明導電膜12の一方の面12aに形成され、増感色素を担持させた多孔質酸化物半導体層13とから構成されている。
対極18は、他の基材16と、この一方の面16a上に形成された導電膜17とから構成されている。
色素増感型太陽電池30において、電解質層15を作用極14と対極18で挟んでなる積層体20が、その外周部が封止部材19によって接着、一体化されて光電変換素子として機能する。
多孔質酸化物半導体層13は、透明導電膜12の上に設けられており、その表面には増感色素が担持されている。多孔質酸化物半導体層13を形成する半導体としては特に限定されず、通常、太陽電池用の多孔質酸化物半導体を形成するのに用いられるものであればいかなるものでも用いることができる。このような半導体としては、例えば、酸化チタン(TiO)、酸化スズ(SnO)、酸化タングステン(WO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニオブ(Nb)などを用いることができる。
多孔質酸化物半導体層13を形成する方法としては、例えば、市販の酸化物半導体微粒子を所望の分散媒に分散させた分散液、あるいは、ゾル−ゲル法により調製できるコロイド溶液を、必要に応じて所望の添加剤を添加した後、スクリーンプリント法、インクジェットプリント法、ロールコート法、ドクターブレード法、スピンコート法、スプレー塗布法など公知の塗布方法により塗布した後、このポリマーマイクロビーズを加熱処理や化学処理により除去して空隙を形成させ多孔質化する方法などを適用することができる。
増感色素としては、ビピリジン構造、ターピリジン構造などを配位子に含むルテニウム錯体、ポリフィリン、フタロシアニンなどの含金属錯体、エオシン、ローダミン、モロシアニンなどの有機色素などを適用することができ、これらの中から、用途、使用半導体に適した励起挙動を示すものを特に限定無く選ぶことができる。
電解質層15は、多孔質酸化物半導体層13内に電解液を含浸させてなるものか、または、多孔質酸化物半導体層13内に電解液を含浸させた後に、この電解液を適当なゲル化剤を用いてゲル化(擬固体化)して、多孔質酸化物半導体層13と一体に形成されてなるもの、あるいは、イオン性液体、酸化物半導体粒子および導電性粒子を含むゲル状の電解質が用いられる。
上記電解液としては、ヨウ素、ヨウ化物イオン、ターシャリーブチルピリジンなどの電解質成分が、エチレンカーボネートやメトキシアセトニトリルなどの有機溶媒に溶解されてなるものが用いられる。
この電解液をゲル化する際に用いられるゲル化剤としては、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキシド誘導体、アミノ酸誘導体などが挙げられる。
上記イオン性液体としては、特に限定されるものではないが、室温で液体であり、四級化された窒素原子を有する化合物をカチオンまたはアニオンとした常温溶融性塩が挙げられる。
常温溶融塩のカチオンとしては、四級化イミダゾリウム誘導体、四級化ピリジニウム誘導体、四級化アンモニウム誘導体などが挙げられる。
常温溶融塩のアニオンとしては、BF 、PF 、F(HF) 、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド[N(CFSO ]、ヨウ化物イオンなどが挙げられる。
イオン性液体の具体例としては、四級化イミダゾリウムカチオンとヨウ化物イオンまたはビストリフルオロメチルスルホニルイミドイオンなどからなる塩類を挙げることができる。


上記酸化物半導体粒子としては、物質の種類や粒子サイズなどが特に限定されないが、イオン性液体を主体とする電解液との混和性に優れ、この電解液をゲル化するようなものが用いられる。また、酸化物半導体粒子は、電解質の半導電性を低下させることがなく、電解質に含まれる他の共存成分に対する化学的安定性に優れることが必要である。特に、電解質がヨウ素/ヨウ化物イオンや、臭素/臭化物イオンなどの酸化還元対を含む場合であっても、酸化物半導体粒子は、酸化反応による劣化を生じないものが好ましい。
このような酸化物半導体粒子としては、TiO、SnO、WO、ZnO、Nb、In、ZrO、Ta、La、SrTiO、Y、Ho、Bi、CeO、Alからなる群から選択される1種または2種以上の混合物が好ましく、二酸化チタン微粒子(ナノ粒子)が特に好ましい。この二酸化チタンの平均粒径は2nm〜1000nm程度が好ましい。
上記導電性粒子としては、導電体や半導体など、導電性を有する粒子が用いられる。この導電性粒子の比抵抗の範囲は、好ましくは1.0×10−2Ω・cm以下であり、より好ましくは、1.0×10−3Ω・cm以下である。また、導電性粒子の種類や粒子サイズなどは特に限定されないが、、イオン性液体を主体とする電解液との混和性に優れ、この電解液をゲル化するようなものが用いられる。さらに、電解質中で酸化皮膜(絶縁皮膜)などを形成して導電性を低下させることがなく、電解質に含まれる他の共存成分に対する化学的安定性に優れることが必要である。特に、電解質がヨウ素/ヨウ化物イオンや、臭素/臭化物イオンなどの酸化還元対を含む場合でも、酸化反応による劣化を生じないものが好ましい。
このような導電性粒子としては、カーボンを主体とする物質からなるものが挙げられ、具体例としては、カーボンナノチューブ、カーボンファイバ、カーボンブラックなどの粒子を例示できる。これらの物質の製造方法はいずれも公知であり、また、市販品を用いることもできる。
他の基材16としては、透明基材11と同様のものや、特に光透過性をもつ必要がないことから金属板、合成樹脂板などが用いられる。
導電膜17は、他の基材16に導電性を付与するために、その一方の面16aに形成された金属、炭素などからなる薄膜である。導電膜17としては、例えば炭素や白金などの層を、蒸着、スパッタ、塩化白金酸塗布後に熱処理を行ったものが好適に用いられるが、電極として機能するものであれば特に限定されるものではない。
封止部材19としては、対極18をなす他の基材16に対する接着性に優れるものであれば特に限定されないが、例えば、分子鎖中にカルボン酸基を有する熱可塑性樹脂からなる接着剤などが望ましく、具体的には、ハイミラン(三井デュポンポリケミカル社製)、バイネル(三井デュポンポリケミカル社製)、アロンアルファ(東亞合成社製)などが挙げられる。
このように、この実施形態の色素増感型太陽電池30は、上記の透明導電性基板10含む作用極14を備えているから、色素増感型太陽電池30に入射し、色素増感型太陽電池30の発電に対する寄与の大きい波長の光の量が、透明導電性基板10において減少することがなく、発電効率を向上させることができる。
次に、この実施形態の光電変換素子の製造方法を、図2を参照して説明する。
この実施形態では、まず、透明基材11の一方の面11aの全域を覆うように透明導電膜12を形成し、透明導電性基板10を作製する。
この工程において、透明導電膜12を形成する方法としては、スパッタリング法、スプレー熱分解法、CVD法などが挙げられる。
次いで、透明導電膜12を覆うように多孔質酸化物半導体層13を形成する。この多孔質酸化物半導体層13の形成は、主に塗布工程と乾燥・焼成工程からなる。
塗布工程とは、例えばTiO粉末と界面活性剤を所定の比率で混ぜ合わせてなるTiOコロイドのペーストを、親水性化を図った透明導電膜12の表面に塗布するものである。その際、塗布法としては、加圧手段(例えば、ガラス棒)を用いて前記コロイドを透明導電膜12上に押し付けながら、塗布されたコロイドが均一な厚さを持つように、加圧手段を透明導電膜12の上空を移動させる方法が挙げられる。
乾燥・焼成工程とは、例えば大気雰囲気中におよそ30分間、室温にて放置し、塗布されたコロイドを乾燥させた後、電気炉を用いおよそ30分間、350度の温度にて焼成する方法が挙げられる。
次に、この塗布工程と乾燥・焼成工程により形成された多孔質酸化物半導体層13に対して色素担持を行う。
色素担持用の色素溶液は、例えばアセトニトリルとt−ブタノールを容積比で1:1とした溶媒に対して極微量のN719色素粉末を加えて調整したものを予め準備した。
シャーレ状の容器内に入れた色素溶媒に、別途電気炉にて120〜150℃程度に加熱処理した多孔質酸化物半導体層13を浸した状態とし、暗所にて一昼夜(およそ20時間)浸漬した。その後、色素溶液から取り出した多孔質酸化物半導体層13は、アセトニトリルとt−ブタノールからなる混合溶液を用い洗浄した。
上述した工程により、色素担持したTiO薄膜からなる多孔質酸化物半導体層13を透明導電性基板10上に設けてなる作用極(窓極とも呼ぶ)14を得た。
一方、他の基材(必ずしも透明である必要はない)16の一方の面16aに、例えば白金からなる導電膜17を蒸着法などにより形成してなる対極18を作製した。この対極には、その厚み方向に貫通する穴を少なくとも2カ所設けた。この穴は、後述する電解液を注入する際の注入口である。
色素担持させたTiO薄膜からなる多孔質酸化物半導体層13が上方をなすように作用極14を配置し、この多孔質酸化物半導体層13と導電膜17が対向するように、対極18を作用極14に重ねて設けることにより積層体20を形成した。その後、積層体20の側部、すなわち作用極14と対極18の重なった外周付近を、例えばエポキシ樹脂からなる封止部材19で封止した。
封止部材19が乾いて固化した後、積層体20の空隙、すなわち作用極14と対極18と封止部材19で囲まれた空間内に、対極18に設けた注入口から電解質溶液を注入し、色素増感型太陽電池30を形成した。
以下、実験例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実験例に限定されるものではない。
ここで、異なる増感色素を用いた4種類の色素増感型太陽電池(1)〜(4)の光電子量子変換効率の波長依存性、および、色素増感型太陽電池を構成する多孔質半導体層をなす酸化チタン(TiO)由来の光電子量子変換効率の波長依存性を図3に示す[M.Gratzel, Cattech, 3, 4(1999)参照]。
図3から、それぞれの色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率は、増感色素由来の極大値と、酸化チタン(TiO)由来の極大値(波長370nm近傍)の少なくとも2つの極大値を有することが分かる。
なお、色素増感型太陽電池(1)における増感色素由来の光電子量子変換効率は、波長480nm近傍に極大値を有している。
色素増感型太陽電池(2)における増感色素由来の光電子量子変換効率は、波長480nm近傍または630nm近傍に極大値を有している。
色素増感型太陽電池(3)における増感色素由来の光電子量子変換効率は、波長550nm近傍に極大値を有している。
色素増感型太陽電池(4)における増感色素由来の光電子量子変換効率は、波長560nm近傍に極大値を有している。
(実験例)
透明基材として、厚み1.1mm、1cm×1cmのパイレックス(登録商標)ガラス基板を用いた。
次いで、スプレー熱分解法を用いて、このガラス基板の一方の面に、ITO膜と、この上に形成されたFTO膜とからなる透明導電膜を形成して、透明導電性基板を形成した。
透明導電性基板の形成において、ITO膜の厚みを変えて、分光透過率が極大となる波長が異なる3種類の透明導電性基板(A〜C)を作製した。
なお、この実験例では、色素増感型太陽電池の増感色素として用いられるN3色素[上記のRuL(NCS)]由来の光電子量子変換効率が極大となる波長(波長550nm)と、透明導電性基板の分光透過率が極大となる波長が一致するように、透明導電膜を形成した。
透明導電性基板Aの透明導電膜の厚みは340nm、透明導電性基板Bの透明導電膜の厚みは390nm、透明導電性基板Cの透明導電膜の厚みは280nmであった。
得られた3種類の色素増感型太陽電池について、光電子量子変換効率の波長依存性、短絡電流密度(Jscと略記する。)、フィルファクタ(ffと略記する。形状因子)を測定した。表1はこれらの測定結果を纏めたものであり、各透明導電膜の比抵抗をR(Ω/□)、各透明導電性基板を用いて作製した色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率(%)をμ、その短絡電流密度をJsc(mA/cm)、その開放電圧をVoc(V)、太陽電池の性能を示す指数の一つであるフィルファクタ(Fill Factor) をFF、各透明導電膜の厚みをt(nm)、という記号で表す。
また、各色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率の波長依存性から、透明導電性基板(A〜C)の分光透過率の波長依存性を測定した。その結果を図4〜図6に示す。
Figure 0004628728
図4および表1の結果から、以下の点が明らかとなった。
(4a)厚みを340nmとした透明導電膜が設けられた透明導電性基板Aは、その分光透過率を示す曲線が、波長370nm近傍[λsub’(1): 上記(1)式のm=4に由来]と波長510nm近傍[λsub’(2):上記(1)式のm=3に由来]の2カ所で極大値を示した。
(4b)酸化チタン(TiO)に由来する極大値[波長370nm近傍:λcell’(1)]とm=4由来の分光透過率の極大値[波長370nm近傍:λsub’(1)]がほぼ重なった状態にある。
(4c)また、色素増感型太陽電池で用いるN3色素に由来する極大値[波長510nm:λcell’(2)]とm=3由来の分光透過率の極大値[波長370nm近傍:λsub’(2)]もほぼ重なった状態にある。
(4d)このように両方が一致しているので、透明導電性基板Aを用いてなる色素増感型太陽電池は、実験例の中で最高の性能[光電子量子変換効率μ(7.59)および短絡電流密度Jsc(14.54)]が得られた。
図5および表1の結果から、以下の点が明らかとなった。
(5a)厚みを390nmとした透明導電膜が設けられた透明導電性基板Bは、その分光透過率を示す曲線が、波長370nm近傍[λsub’(3):上記(1)式のm=5に由来]と波長450nm近傍[λsub’(4):上記(1)式のm=4に由来]と波長620nm近傍[λsub’(5):上記(1)式のm=3に由来]の3カ所で極大値を示した。
(5b)酸化チタン(TiO)に由来する極大値[波長370nm近傍:λcell’(1)]とm=5由来の分光透過率の極大値[波長370nm近傍:λsub’(3)]がほぼ重なった状態にある。
(5c)しかしながら、他の2カ所の極大値は波長450nm近傍[λsub’(4)]と波長620nm近傍[λsub’(5)]であり、色素増感型太陽電池で用いるN3色素に由来する極大値[波長510nm:λcell’(2)]と重ならない状態にある。
(5d)透明導電性基板Bを用いてなる色素増感型太陽電池は、透明導電膜が厚い分だけ比抵抗を低く抑えられるという利点を備えているが、上述した透明導電性基板Aを用いた場合より低い性能[光電子量子変換効率μ(7.03)および短絡電流密度をJsc(12.80)]となることが分かった。
図6および表1の結果から、以下の点が明らかとなった。
(6a)厚みを280nmとした透明導電膜が設けられた透明導電性基板Cは、その分光透過率を示す曲線が、波長440nm近傍[λsub’(6) :上記(1)式のm=3に由来]と波長740nm近傍[λsub’(7):上記(1)式のm=2に由来]の2カ所で極大値を示した。
(6b)この2カ所の極大値は波長440nm近傍[λsub’(6)]と波長740nm近傍[λsub’(7)]であり、酸化チタン(TiO)に由来する極大値[波長370nm近傍:λcell’(1)]と重ならない状態にある。
(6c)また、この2カ所の極大値(波長440nm近傍、波長740nm近傍)は、色素増感型太陽電池で用いるN3色素に由来する極大値[波長510nm:λcell’(2)] とも重ならない状態にある。
(6d)透明導電性基板Cを用いてなる色素増感型太陽電池は、透明導電膜を薄くしたので比抵抗が増大してしまい、かつ、透明導電膜の極大値がいずれも酸化チタンやN3色素に由来する極大値と重ならない、上述した透明導電性基板Aを用いた場合より低い性能[光電子量子変換効率μ(7.03)および短絡電流密度をJsc(13.70)]となった。
以上の結果から、透明導電性基板の分光透過率が極大をなす波長λsub のうち少なくとも1つの波長λsub ’は、色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率(IPCE)が極大をなす波長λcellのうち1つの波長λcell' とほぼ同じ数値をとることにより、比抵抗を低く抑えつつ、光電子量子変換効率μや短絡電流密度Jscの高いという、バランスの取れた高性能の色素増感型太陽電池をもたらすことが明らかとなった。
本発明に係る透明導電性基板は、色素増感型太陽電池の他に、他の光学動作する素子、例えば液晶素子やEL素子、各種光センサなどの用途に使用可能である。また、本発明に係る透明導電性基板を備えた色素増感型太陽電池は、単体セルを電池として使用できる他に、セルを連結させることにより大規模な発電量を生み出す太陽光発電システムにも適用できる。
本発明に係る透明導電性基板の一例を示す概略断面図である。 本発明に係る光電変換素子の一実施形態として、色素増感型太陽電池を示す概略断面図である。 各種の色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率(IPCE)を示すグラフである。 透明導電性基板Aの透過率を測定した結果を示すグラフである。 透明導電性基板Bの透過率を測定した結果を示すグラフである。 透明導電性基板Cの透過率を測定した結果を示すグラフである。 従来の透明導電性基板の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
10 透明導電性基板、11 透明基材、12 透明導電膜、13 多孔質酸化物半導体層、14 作用極(窓極)、15 電解質層、16 他の基材、17 導電膜、18 対極、19 封止部材、20 積層体、30 色素増感型太陽電池。

Claims (4)

  1. 透明基材と該透明基材の一方の面に透明導電膜を設けてなる透明導電性基板の製造方法であって、
    前記透明導電性基板を用いてなる色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大をなす波長λcellのうち1つの波長をλcell' と定義した場合、
    前記波長λcell' と、以下の式(1)を用いて算出される分光透過率が極大をなす波長λcal のうち少なくとも1つの波長λcal ’とがほぼ同じ数値となるように、前記透明導電膜の厚さを調整することを特徴とする透明導電性基板の製造方法。
    Figure 0004628728
    ここで、mは1以上の自然数、λは波長、nは透明導電膜の屈折率をそれぞれ表す。
  2. 前記波長λcellの範囲が、500nm以上700nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の透明導電性基板の製造方法。
  3. 透明基材と該透明基材の一方の面に透明導電膜を設けてなる透明導電性基板の調整方法であって、
    前記透明導電性基板を用いてなる色素増感型太陽電池の光電子量子変換効率が極大をなす波長λcellのうち1つの波長をλcell' と定義した場合、
    前記波長λcell' と、以下の式(1)を用いて算出される分光透過率が極大をなす波長λcal のうち少なくとも1つの波長λcal ’とがほぼ同じ数値となるように、前記透明導電膜の厚さを調整することを特徴とする透明導電性基板の調整方法。
    Figure 0004628728
    ここで、mは1以上の自然数、λは波長、nは透明導電膜の屈折率をそれぞれ表す。
  4. 前記波長λcellの範囲が、500nm以上700nm以下であることを特徴とする請求項3に記載の透明導電性基板の調整方法。
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