JP4942919B2 - 光電変換素子およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、色素増感太陽電池などの光電変換素子およびその製造方法に関する。
環境問題、資源問題などを背景に、クリーンエネルギーとしての太陽電池が注目を集めている。太陽電池としては単結晶、多結晶あるいはアモルファスのシリコンを用いたものがある。しかしながら、従来のシリコン系太陽電池は、製造コストが高い上に、原料供給が不充分であるなどの課題が残されているため、普及していない。
また、Cu−In−Se系(CIS系とも呼ぶ)などの化合物系太陽電池も開発されており、この化合物系太陽電池は極めて高い光電変換効率を示すなど優れた特徴を有している。しかしながら、この化合物系太陽電池も、コストや環境負荷などの問題から普及していない。
これらの太陽電池に対して、スイスのグレッツェルらのグループなどから提案された色素増感型太陽電池は、安価で、かつ、高い光電変換効率が得られる光電変換素子として注目されている。
図8は、従来の色素増感型太陽電池の一例を示す概略断面図である。
この色素増感型太陽電池100は、増感色素を担持させた多孔質半導体電極(以下、「色素増感半導体電極」と言うこともある。)103が一方の面に形成された透明基板101と、導電膜107が形成された基板106と、これらの間に封入された電解液などからなる電解質層105と、金属配線109とから概略構成されている。
透明基板101としては光透過性の板材が用いられ、透明基板101の色素増感半導体電極103と接する面には導電性を付与するために透明導電膜102が設けられている。また、透明基板101、透明導電膜102および色素増感半導体電極103から作用極104が構成されている。
一方、基板106としては、電解質層105と接する側の面には導電性を付与するために炭素や白金などからなる導電膜107が設けられている。また、基板106および導電膜107から対極108が構成されている。
この色素増感型太陽電池100では、特願2003−200627、特願2002−333598、特願2001−400593、特願2001−400594、特願2001−400595などに開示されているように、電池を大型化して発電効率を上げるために、作用極104における面抵抗を低下させなければならない。そのために、金属配線109は、透明基板101における一方の面上、かつ、透明基板101と透明導電膜102との間に設けられている。
しかしながら、このような色素増感型太陽電池100には、以下のような問題がある。
金属配線109は、その形成過程において高温に曝されることがあるため、加熱によって変性しない材料で形成しなければならない。また、透明導電膜102には複数のピンホールが存在するため、電解液の一部が透明導電膜102を透過して、金属配線109と接触する。したがって、金属配線109は、この電解液によって腐食するおそれがあるため、金属配線109は耐腐食性の材料で形成しなければならない。また、これらの条件を満たすためには、金属配線109を形成する材料が、ニッケル、コバルトなどの金属に限定されてしまう。
また、色素増感型太陽電池100では、作用極104には金属配線109による凸状の部分が形成されているので、作用極104と対極108との距離が広がっている。このように、色素増感型太陽電池において、作用極と対極との距離(以下、「二極間距離」と言うこともある。)が広がると、図9に示すように、色素増感型太陽電池のエネルギー変換効率が大幅に劣化する。
さらに、図10に示すように、色素増感型太陽電池100では、電池内で発生した電力を外部に導き出すために、電池内部に設けられた金属配線109に接続される配線110を設けるための部分(図10に符号111で示す部分)が必要となる。そのため、色素増感型太陽電池100において、発電に関与しない領域が大きくなり、材料の無駄が多く、結果的に製造コストが上昇する。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、金属配線の腐食などによる劣化を防止し、エネルギー変換効率に優れた光電変換素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、透明基板および該透明基板上に形成された透明導電膜を備えてなる作用極と、基板および該基板上に形成された導電膜を備えてなる対極と、前記透明導電膜と前記導電膜の間に形成された電解質層とを備えた光電変換素子であって、前記基板が導電性材料からなり、前記基板の外表面にのみ、電池内で発生した電力を外部に導き出すための集電配線が設けられた光電変換素子を提供する。
本発明は、透明基板および該透明基板上に形成された透明導電膜を備えてなる作用極と、導電性材料からなる基板および該基板上に形成された導電膜を備えてなる対極と、前記透明導電膜と前記導電膜の間に形成された電解質層とを備えた光電変換素子の製造方法であって、
前記透明導電膜と前記導電膜との間に電解質層を設けて積層体を形成する工程と、
前記基板の外表面にのみ、電池内で発生した電力を外部に導き出すための集電配線を設ける工程とを有する光電変換素子の製造方法を提供する。
本発明の光電変換素子は、導電体が、作用極を構成する透明導電膜から透明基板の外側の面に渡って設けられているか、あるいは、対極を構成する導電膜から基板の外側の面に渡って設けられているから、二極間距離を狭くすることができるので、よりエネルギー変換効率の高いものとなる。
本発明の光電変換素子は、対極をなす基板が導電性材料で形成されているから、素子内で発生した電力を外部に導き出すための集電配線を、作用極をなす透明基板の外側の面、または対極をなす基板の外側の面に設けられるので、発電に関与しない領域を小さくすることができる。その結果として、材料の無駄を省くことができるため、製造コストを削減することができる。
本発明の光電変換素子は、導電体または集電配線が電解質層と直接接触していないから、電解質層を構成する電解液と電気回路が接触して、電気回路が腐食するのを防止することができる。
本発明の光電変換素子の製造方法によれば、電解質層を作用極と対極で挟んで積層体を形成した後、導電体を形成することができるので、導電体は色素増感型太陽電池の製造過程において高温に曝されることがないから、導電体を耐熱性の低い材料(はんだ、導電性ペースト)で形成することができる。その結果、色素増感型太陽電池の製造が容易となり、色素増感型太陽電池の製造コストを削減することができる。
本発明の光電変換素子の製造方法によれば、対極をなす基板を、導電性材料を用いて形成し、作用極をなす透明基板または対極をなす基板の外表面に集電配線を形成するので、発電に関与しない領域が小さい光電変換素子を製造することができる。その結果として、材料の無駄を省くことができるため、製造コストを削減することができる。
以下、本発明を実施した光電変換素子について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る光電変換素子の第一の実施形態として、色素増感型太陽電池を示す概略断面図である。
図1中、符号10は色素増感型太陽電池、11は透明基板、12は透明導電膜、13は多孔質酸化物半導体層、14は作用極、15は電解質層、16は基板、17は導電膜、18は対極、20は導電体、21は貫通電極部、22は配線部をそれぞれ示している。
この色素増感型太陽電池10は、増感色素が表面に担持された多孔質酸化物半導体層13が一方の面14aに設けられた作用極14と、一方の面14aと対向して配置された対極18と、一方の面14aと対極18におけるこの面と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)18aとの間に形成された電解質層15と、作用極14の電解質と接していない面(以下、「他方の面」と言う。)14bから電解質層15に向かって設けられた導電体20とから概略構成されている。
なお、この色素増感太陽電池10では、電解質層15をなす電解質の大部分が、多孔質酸化物半導体層13の空隙部分に含浸された状態となっている。
作用極14は、透明基板11と、この一方の面11a上に順に形成された透明導電膜12および多孔質酸化物半導体層13とから構成されている。
対極18は、基板16と、この一方の面16a上に形成された導電膜17とから構成されている。
色素増感型太陽電池10において、電解質層15を作用極14と対極18で挟んでなる積層体25が、その外周部を接着剤(図示略)などによって接着、一体化されて光電変換素子として機能する。
導電体20は、透明基板11の他方の面11bから一方の面11aに渡って透明基板11を貫通し、透明導電膜12と電気的に接続する貫通電極部21と、基板11の他方の面11bに設けられ、貫通電極部21と電気的に接続する配線部22とから構成されている。貫通電極部21は色素増感型太陽電池10内で発生した電力を外部に導き出し、配線部22は外部端子などとの接続に用いられて、電池内から導き出された電力を外部へ供給する。なお、配線部22は、貫通電極部21と接続している以外の部分では、透明基板11の他方の面11bに接している。
透明基板11としては、光透過性の素材からなる基板が用いられ、ガラス、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホンなど、通常、太陽電池の透明基板として用いられるものであればいかなるものもでも用いることができる。透明基板11は、これらの中から電解液への耐性などを考慮して適宜選択されるが、用途上、できる限り光透過性に優れる基板が好ましい。
透明導電膜12は、透明基板11に導電性を付与するために、その一方の面11aに形成された金属、炭素、導電性金属酸化物などからなる薄膜である。
透明導電膜12として金属薄膜や炭素薄膜を形成する場合、透明基板11の透明性を著しく損なわない構造とする。透明導電膜12を形成する導電性金属酸化物としては、例えば、インジウム−スズ酸化物(Indium−Tin Oxide、ITO)、酸化スズ(SnO)、フッ素ドープの酸化スズなどが用いられる。
また、透明導電膜12の厚みは0.1μm以上、実用的には0.3μm〜2μmとすることが好ましい。
多孔質酸化物半導体層13は、透明導電膜12の上に設けられており、その表面には増感色素が担持されている。多孔質酸化物半導体層13を形成する半導体としては特に限定されず、通常、太陽電池用の多孔質半導体を形成するのに用いられるものであればいかなるものでも用いることができる。このような半導体としては、例えば、酸化チタン(TiO)、酸化スズ(SnO)、酸化タングステン(WO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニオブ(Nb)などを用いることができる。
多孔質酸化物半導体層13を形成する方法としては、例えば、市販の酸化物半導体微粒子を所望の分散媒に分散させた分散液、あるいは、ゾル−ゲル法により調製できるコロイド溶液を、必要に応じて所望の添加剤を添加した後、スクリーンプリント法、インクジェットプリント法、ロールコート法、ドクターブレード法、スピンコート法、スプレー塗布法など公知の塗布により塗布した後、焼結して多孔質化する方法、ポリマーマイクロビーズを混合して塗布した後、このポリマーマイクロビーズを加熱処理や化学処理により除去して空隙を形成させ多孔質化する方法などを適用することができる。
増感色素としては、ビピリジン構造、ターピリジン構造などを配位子に含むルテニウム錯体、ポルフィリン、フタロシアニンなどの含金属錯体、エオシン、ローダミン、メロシアニンなどの有機色素などを適用することができ、これらの中から、用途、使用半導体に適した励起挙動を示すものを特に限定無く選ぶことができる。
電解質層15は、多孔質酸化物半導体層13内に電解液を含浸させてなるものか、または、多孔質酸化物半導体層13内に電解液を含浸させた後に、この電解液を適当なゲル化剤を用いてゲル化(擬固体化)して、多孔質酸化物半導体層13と一体に形成されてなるもの、あるいは、イオン性液体、酸化物半導体粒子および導電性粒子を含むゲル状の電解質が用いられる。
上記電解液としては、ヨウ素、ヨウ化物イオン、ターシャリーブチルピリジンなどの電解質成分が、エチレンカーボネートやメトキシアセトニトリルなどの有機溶媒に溶解されてなるものが用いられる。
この電解液をゲル化する際に用いられるゲル化剤としては、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレンオキシド誘導体、アミノ酸誘導体などが挙げられる。
上記イオン性液体としては、特に限定されるものではないが、室温で液体であり、四級化された窒素原子を有する化合物をカチオンまたはアニオンとした常温溶融性塩が挙げられる。
常温溶融性塩のカチオンとしては、四級化イミダゾリウム誘導体、四級化ピリジニウム誘導体、四級化アンモニウム誘導体などが挙げられる。
常温溶融性塩のアニオンとしては、BF 、PF 、F(HF) 、ビストリフルオロメチルスルホニルイミド[N(CFSO ]、ヨウ化物イオンなどが挙げられる。
イオン性液体の具体例としては、四級化イミダゾリウム系カチオンとヨウ化物イオンまたはビストリフルオロメチルスルホニルイミドイオンなどからなる塩類を挙げることができる。
上記酸化物半導体粒子としては、物質の種類や粒子サイズなどが特に限定されないが、イオン性液体を主体とする電解液との混和性に優れ、この電解液をゲル化するようなものが用いられる。また、酸化物半導体粒子は、電解質の半導電性を低下させることがなく、電解質に含まれる他の共存成分に対する化学的安定性に優れることが必要である。特に、電解質がヨウ素/ヨウ化物イオンや、臭素/臭化物イオンなどの酸化還元対を含む場合であっても、酸化物半導体粒子は、酸化反応による劣化を生じないものが好ましい。
このような酸化物半導体粒子としては、TiO、SnO、WO、ZnO、Nb、In、ZrO、Ta、La、SrTiO、Y、Ho、Bi、CeO、Alからなる群から選択される1種または2種以上の混合物が好ましく、二酸化チタン微粒子(ナノ粒子)が特に好ましい。この二酸化チタンの平均粒径は2nm〜1000nm程度が好ましい。
上記導電性粒子としては、導電体や半導体など、導電性を有する粒子が用いられる。この導電性粒子の比抵抗の範囲は、好ましくは1.0×10−2Ω・cm以下であり、より好ましくは、1.0×10−3Ω・cm以下である。また、導電性粒子の種類や粒子サイズなどは特に限定されないが、イオン性液体を主体とする電解液との混和性に優れ、この電解液をゲル化するようなものが用いられる。さらに、電解質中で酸化皮膜(絶縁皮膜)などを形成して導電性を低下させることがなく、電解質に含まれる他の共存成分に対する化学的安定性に優れることが必要である。特に、電解質がヨウ素/ヨウ化物イオンや、臭素/臭化物イオンなどの酸化還元対を含む場合でも、酸化反応による劣化を生じないものが好ましい。
このような導電性粒子としては、カーボンを主体とする物質からなるものが挙げられ、具体例としては、カーボンナノチューブ、カーボンファイバ、カーボンブラックなどの粒子を例示できる。これらの物質の製造方法はいずれも公知であり、また、市販品を用いることもできる。
基板16としては、透明基板11と同様のものや、特に光透過性をもつ必要がないことから金属板、合成樹脂板などが用いられる。
導電膜17は、基板16に導電性を付与するために、その一方の面16aに形成された金属、炭素などからなる薄膜である。導電膜17としては、例えば炭素や白金などの層を、蒸着、スパッタ、塩化白金酸塗布後に熱処理を行ったものが好適に用いられるが、電極として機能するものであれば特に限定されるものではない。
導電体20を構成する貫通電極部21および配線部22は、導電性材料で形成されている。
貫通電極部21を形成する導電性材料としては、電気配線として色素増感型太陽電池10に悪影響を及ぼさないものであればいかなるものでも用いることができる。このような導電性材料としては、例えば、はんだ、めっき、導電性ペーストなどが挙げられる。さらに、このような導電性材料を構成する導電性物質としては、例えば、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)などの金属が挙げられる。
また、配線部22を形成する導電性材料としては、貫通電極部21を形成する材料と同様のものが用いられる。
また、この実施形態では、導電体20が作用極14の他方の面14bから電解質層15に向かって、透明基板11を貫通するように設けられたものを例示したが、本発明の光電変換素子はこれに限定されない。本発明の光電変換素子にあっては、電気回路が対極18の電解質層15と接していない面から電解質層15に向かって、基板16を貫通するように設けられていてもよい。この場合も、電気回路を構成する貫通電極部は、導電膜17に電気的に接続される。
以上説明したように、色素増感型太陽電池10では、導電体20が、作用極14を構成する透明導電膜12から透明基板11の他方の面11bに渡って設けられているから、二極間距離を狭くすることができるので、色素増感型太陽電池10は、よりエネルギー変換効率の高いものとなる。
また、図2に示すように、色素増感型太陽電池10では、電池内で発生した電力を外部に導き出すための導電体20を、作用極14の他方の面14bおよび対極18の他方の面18bに設けることができる。したがって、色素増感型太陽電池10において、発電に関与しない領域を小さくすることができる。その結果として、材料の無駄を省くことができるため、製造コストを削減することができる。
色素増感型太陽電池10では、導電体20が作用極14の他方の面14bから電解質層15に向かって設けられ、貫通電極部21が透明導電膜12を介して電解質層15(多孔質酸化物半導体層13)と電気的に接続しているから、電解質層15を構成する電解液と導電体20を構成する配線部22が接触して、配線部22が腐食するのを防止することができる。
次に、この実施形態の光電変換素子の製造方法を、図3を参照して説明する。
この実施形態では、まず、図3(a)に示すように、透明基板31の一方の面31aから他方の面31bに向かって、透明基板31を貫通する貫通孔32を形成する。
この工程において、透明基板31に貫通孔32を形成するには、ミニドリル、レーザ、化学エッチングなどが用いられる。
次いで、図3(b)に示すように、透明基板31の一方の面31aの全域、および、透明基板31の一方の面31aに露出している貫通電極部41を覆うように透明導電膜33を形成する。
この工程において、透明導電膜33を形成する方法としては、スパッタリング法、スプレー熱分解(Spray Pyrolysis Deposition、SPD)法、CVD法などが用いられる。
次いで、図3(c)に示すように、透明導電膜33を覆うように多孔質酸化物半導体層34を設けて、透明基板31と、透明導電膜33と、多孔質酸化物半導体層34とからなる作用極35を形成する。
次いで、多孔質酸化物半導体層34に、予めゲル化剤が添加された電解液を滴下して含浸させた後、この電解液をゲル化させて、多孔質酸化物半導体層34と一体をなす電解質層36を形成する。
次いで、図3(d)に示すように、基板37の一方の面に導電膜38が設けられてなる対極39を、導電膜38が電解質層36に重なるように、作用極35に重ねて、電解質層36を作用極35と対極39で挟んでなる積層体40を形成する。
この後、作用極35および対極39の外側から、積層体40の積層方向に荷重を加えながら、接着剤、封止部材などを用いて積層体40の外周部を封止することが望ましい。
次いで、図3(e)に示すように、貫通孔32内に導電性材料を充填して、基板31の一方の面31aから他方の面31bに渡る貫通電極部41を形成する。
この工程において、貫通電極部41をめっきにより形成する場合、例えば、透明導電膜33を下地層として電解めっきを施すことにより、貫通孔32内に金属を充填する。また、貫通電極部41を導電性ペーストにより形成する場合、例えば、ディスペンサ、スキージなどで圧入する。さらに、貫通電極部41をはんだにより形成する場合、例えば、ディスペンサなどで圧入する。
次いで、図3(f)に示すように、透明基板31の他方の面31bに、貫通電極部41と電気的に接続する配線部42を設け、貫通電極部41と配線部42とからなる導電体43を形成することにより、色素増感型太陽電池50を得る。
この工程において、配線部42を導電性ペーストにより形成する場合、例えば、スクリーン印刷する。また、配線部42をはんだにより形成する場合、例えば、スクリーン印刷する。また、配線部42をめっき法にて形成することもできる。
なお、この実施形態では、積層体40を形成した後、導電体43を構成する配線部42を形成したが、本発明の光電変換素子の製造方法はこれに限定されない。本発明の光電変換素子の製造方法にあっては、貫通電極部の形成直後、または、貫通電極部の形成と同時に配線部42を形成してもよい。
以上説明したように、この実施形態では、電解質層36を作用極35と対極39で挟んで積層体40を形成した後、導電体43を形成するため、導電体43は色素増感型太陽電池50の製造過程において高温に曝されることがないから、導電体43を耐熱性の低い材料(はんだ、導電性ペースト)で形成することができる。その結果、色素増感型太陽電池50の製造が容易となり、色素増感型太陽電池50の製造コストを削減することができる。
図4は、本発明に係る光電変換素子の第二の実施形態として、色素増感型太陽電池を示す概略断面図である。
図4中、符号60は色素増感型太陽電池、61は透明基板、62は透明導電膜、63は多孔質酸化物半導体層、64は作用極、65は電解質層、66は基板、67は導電膜、68は対極、69は貫通孔、70は集電配線、71は絶縁層をそれぞれ示している。
この色素増感型太陽電池60は、増感色素が表面に担持された多孔質酸化物半導体層63が一方の面64aに設けられた作用極64と、一方の面64aと対向して配置された対極68と、一方の面64aと対極68におけるこの面と対向する面(以下、「一方の面」と言う。)68aとの間に形成された電解質層65と、作用極64の電解質と接していない面(以下、「他方の面」と言う。)64bから電解質層65に向かって設けられた集電配線70とから概略構成されている。
なお、この色素増感太陽電池60では、電解質層65をなす電解質の大部分が、多孔質酸化物半導体層63の空隙部分に含浸された状態となっている。
作用極64は、透明基板61と、この一方の面61a上に順に形成された透明導電膜62および多孔質酸化物半導体層63とから構成されている。また、透明導電膜62は、透明基板61の他方の面61bから一方の面61aに渡って透明基板61を貫通する貫通孔69の内面にも設けられ、貫通孔69の内面に設けられた透明導電膜62の端面62aが他方の面61bと同一面上に配されている。
対極68は、基板66と、この一方の面66a上に形成された導電膜67とから構成されている。
色素増感型太陽電池60において、電解質層65を作用極64と対極68で挟んでなる積層体75が、接着剤(図示略)などによって接着、一体化されて光電変換素子として機能する。
この色素増感太陽電池60では、貫通孔69内における多孔質酸化物半導体層63(電解質層65)と接触する部分の近傍には低融点ガラスが充填されてなる絶縁層71が設けられている。そして、集電配線70は、透明基板61の他方の面61bから絶縁層71の端面に渡って設けられている。この集電配線70は、透明基板61の他方の面61bにおいて、透明導電膜62の端面62aと電気的に接続し、貫通孔69内において、その内面に設けられた透明導電膜62と電気的に接続している。
透明導電膜62は色素増感型太陽電池60内で発生した電力を外部に導き出し、集電配線70は外部端子などとの接続に用いられて、電池内から導き出された電力を外部へ供給する。なお、集電配線70は、透明導電膜62および絶縁層71と接している以外の部分では、透明基板61の他方の面61bに接している。
透明基板61としては、上記透明基板11と同様のものが用いられる。
透明導電膜62としては、上記透明導電膜12と同様のものが設けられる。
多孔質酸化物半導体層63を形成する半導体としては、上記多孔質酸化物半導体層13を形成する半導体と同様のものが用いられる。
増感色素としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
電解質層65としては、上記電解質層15と同様のものが設けられる。
電解液としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
ゲル化剤としては、上述の第一の実施形態と同様のものが用いられる。
基板66としては、上記基板16と同様のもの、または、金属板、シリコン基板などが用いられる。
導電膜67としては、上記導電膜17と同様のものが設けられる。
集電配線70形成する材料としては、上記導電体20を形成するものと同様のものが用いられる。
絶縁層71をなす低融点ガラスとしては、酸化鉛、酸化銀、ホウ酸などの混合物、いわゆる低融点ガラスフリットが用いられる。
なお、この実施形態では、集電配線70が、透明基板61の一方の面61aから貫通孔69の内面に渡って設けられた透明導電膜62を介して電解質層65(多孔質酸化物半導体層63)と電気的に接続しているものを例示したが、本発明の光電変換素子はこれに限定されない。本発明の光電変換素子にあっては、電気回路が、対極68の電解質層65と接している面から対極68を貫通する貫通孔の内面に渡って設けられた透明導電膜を介して電解質層65(多孔質酸化物半導体層63)と電気的に接続するように設けられていてもよい。
また、この実施形態では、一方の面61aから貫通孔69の内面に渡って透明導電膜62が設けられた透明基板61を用いて、この透明導電膜62が透明基板61の一方の面61aから他方の面61bに渡る貫通電極として機能する例を示したが、本発明の光電変換素子はこれに限定されない。本発明の光電変換素子にあっては、第二の基板が、シリコン基板などの導電性の基板であってもよい。
以上説明したように、色素増感型太陽電池60では、集電配線70が、貫通孔69内における電解質層65と接触する部分の近傍に配された絶縁層71から透明基板61の他方の面61bに渡って設けられているから、二極間距離を狭くすることができるので、色素増感型太陽電池60は、よりエネルギー変換効率の高いものとなる。
また、図5に示すように、色素増感型太陽電池60では、電池内で発生した電力を外部に導き出すための集電配線70を、作用極64の他方の面64bおよび対極68の他方の面68bに設けることができる。したがって、色素増感型太陽電池60において、発電に関与しない領域を小さくすることができる。その結果として、材料の無駄を省くことができるため、製造コストを削減することができる。
また、色素増感型太陽電池60では、透明基板61の他方の面61bから貫通孔69内における多孔質酸化物半導体層63(電解質層65)と接触する部分の近傍に配された低融点ガラス71に渡って集電配線70が設けられ、この集電配線70が一方の面61aから貫通孔69の内面に渡って設けられた透明導電膜62と電気的に接続している。したがって、集電配線70と電解質層65との間に絶縁層71が存在するため、集電配線70と電解質層65が直接接触することがないから、電解質層65を構成する電解液と集電配線70が接触して、集電配線70が腐食するのを防止することができる。
次に、この実施形態の光電変換素子の製造方法を、図6を参照して説明する。
この実施形態では、まず、図6(a)に示すように、透明基板81の一方の面81aから他方の面81bに向かって、透明基板81を貫通する貫通孔82を形成する。
この工程において、透明基板81に貫通孔82を形成するには、ミニドリル、レーザ、化学エッチングなどが用いられる。
次いで、図6(b)に示すように、透明基板81の一方の面81aおよび貫通孔82の内面82aに透明導電膜83を形成する。
この工程において、透明導電膜83を形成する方法としては、スパッタリング法、スプレー熱分解法、CVD法などが用いられる。
次いで、図6(c)に示すように、貫通孔82内における透明基板81の一方の面81a側の開口部の近傍に、低融点ガラスを充填したのち、この低融点ガラスを焼成して、ガラスからなる絶縁層84を形成する。
この工程において、貫通孔82内に形成された絶縁層84における一方の面81a側の端面が、一方の面81aと同一面上、または、一方の面81aよりも貫通孔82内方にとなるように、絶縁層84を貫通孔82内に形成する。
次いで、図6(d)に示すように、透明導電膜83および絶縁層84を覆うように多孔質酸化物半導体層85を設けて、透明基板81と、透明導電膜83と、多孔質酸化物半導体層85とからなる作用極86を形成する。
次いで、多孔質酸化物半導体層85に、予めゲル化剤が添加された電解液を滴下して含浸させた後、この電解液をゲル化させて、多孔質酸化物半導体層85と一体をなす電解質層87を形成する。
次いで、図6(e)に示すように、基板88の一方の面に導電膜89が設けられている対極90を、導電膜89が電解質層87に重なるように、作用極86に重ねて、電解質層87を作用極86と対極90で挟んでなる積層体91を形成する。
この後、作用極86および対極90の外側から、積層体91の積層方向に荷重を加えながら、接着剤、封止部材などを用いて積層体91を封止することが望ましい。
次いで、図6(f)に示すように、貫通孔82内に導電性材料を充填して、絶縁層84から基板81の他方の面81bに渡る集電配線92を形成することにより、色素増感型太陽電池95を得る。
この工程において、集電配線92を導電性ペーストにより形成する場合、例えば、スクリーン印刷する。また、集電配線92をはんだにより形成する場合、例えば、スクリーン印刷する。また、集電配線92をめっき法にて形成することもできる。
なお、この実施形態では、積層体91を形成した後、集電配線92を形成したが、本発明の光電変換素子の製造方法はこれに限定されない。本発明の光電変換素子の製造方法にあっては、作用極に電気回路を形成した後、電解質層を作用極と対極で挟んで積層体を形成してもよい。
以上説明したように、この実施形態では、電解質層87を作用極86と対極90で挟んで積層体91を形成した後、集電配線92を形成するため、集電配線92は色素増感型太陽電池95の製造過程において高温に曝されることがないから、集電配線92を耐熱性の低い材料(はんだ、導電性ペースト)で形成することができる。その結果、色素増感型太陽電池95の製造が容易となり、色素増感型太陽電池95の製造コストを削減することができる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例)
上記第二の実施形態で示した光電変換素子の製造方法を用いて、色素増感型太陽電池を作製した。
透明基板としては、厚み1.1mm、10cm×10cmのガラス基板を用いた。
このガラス基板に、リュータードリルを用いて、直径1mmの貫通孔を2cmおきに形成した。
次いで、スプレー熱分解(Spray Pyrolysis Deposition、SPD)法を用いて、このガラス基板の一方の面および貫通孔の内面に透明導電膜を形成した。
次いで、貫通孔におけるガラス基板の一方の面側の開口端近傍に低融点ガラスを充填し、これを焼成してガラスからなる絶縁層を形成して、この開口端を塞いだ。
次いで、透明導電膜および絶縁層を覆うように多孔質酸化物半導体層を設けて、ガラス基板と、透明導電膜と、多孔質酸化物半導体層とからなる作用極を形成した。
次いで、多孔質酸化物半導体層に、予めゲル化剤が添加された電解液を滴下して含浸させた後、この電解液をゲル化させて、多孔質酸化物半導体層と一体をなす電解質層を形成した。
次いで、一方の面に導電膜が設けられている対極を、導電膜が電解質層に重なるように、作用極に重ねて、電解質層を作用極と対極で挟んでなる積層体を形成した。
この後、接着剤を用いて、この積層体を封止した。
次いで、貫通孔内に銀ペーストを充填するとともに、ガラス基板の透明導電膜が設けられていない面に貫通孔同士を繋ぐような櫛型形状の導電体を形成することにより、色素増感型太陽電池を得た。
(比較例1)
透明基板としては、厚み1.1mm、10cm×10cmの、貫通孔が形成されておらず、導電体も設けられていない導電性ガラス基板を用いた以外は実施例と同様にして、色素増感型太陽電池を作製した。
(比較例2)
透明基板としては、厚み1.1mm、10cm×10cmのガラス基板を用いた。
このガラス基板の一方の面に、フォトリソグラフィとめっき法を用いて、集電配線を形成した。
次いで、スプレー熱分解法を用いて、このガラス基板の一方の面および集電配線を覆うように透明導電膜を形成した。
次いで、透明導電膜を覆うように多孔質酸化物半導体層を設けて、ガラス基板と、電気回路と、透明導電膜と、多孔質酸化物半導体層とからなる作用極を形成した。
次いで、多孔質酸化物半導体層に、予めゲル化剤が添加された電解液を滴下して含浸させた後、この電解液をゲル化させて、多孔質酸化物半導体層と一体をなす電解質層を形成した。
次いで、一方の面に導電膜が設けられている対極を、導電膜が電解質層に重なるように、作用極に重ねて、電解質層を作用極と対極で挟んでなる積層体を形成した。
この後、接着剤を用いて、この積層体を封止することにより、色素増感型太陽電池を得た。
実施例と、比較例1および比較例2で得られた色素増感型太陽電池について、JIS C8913に準じて、電流電圧特性を調べた。
図7の結果から、実施例の色素増感型太陽電池はエネルギー変換効率に優れており、比較例1および比較例2の色素増感型太陽電池はエネルギー変換効率に劣ることが分かった。
本発明の光電変換素子は、太陽光発電、光センサーにも適用可能である。
本発明に係る光電変換素子の第一の実施形態として、色素増感型太陽電池を示す概略断面図である。 本発明に係る光電変換素子の第一の実施形態として、色素増感型太陽電池を示す概略断面図である。 本発明に係る光電変換素子の製造方法の第一の実施形態を示す概略断面図である。 本発明に係る光電変換素子の第二の実施形態として、色素増感型太陽電池を示す概略断面図である。 本発明に係る光電変換素子の第二の実施形態として、色素増感型太陽電池を示す概略断面図である。 本発明に係る光電変換素子の製造方法の第二の実施形態を示す概略断面図である。 実施例および比較例における色素増感型太陽電池について、電圧と電流密度との関係を測定した結果を示すグラフである。 従来の色素増感型太陽電池の一例を示す概略断面図である。 従来の色素増感型太陽電池のエネルギー変換効率を示すグラフである。 従来の色素増感型太陽電池の一例を示す概略断面図である。
符号の説明
10,50,60,95・・・色素増感型太陽電池、11,31,61,81・・・透明基板、12,33,62,83・・・透明導電膜、13,34,63,85・・・多孔質酸化物半導体層、14,35,64,86・・・作用極、15,65,87・・・電解質層、16,66,88・・・基板、17,67,89・・・導電膜、18,39,68,90・・・対極、20,43・・・導電体、21,41・・・貫通電極部、22,42・・・配線部、25,40,91・・・積層体、32,69,82・・・貫通孔、70,92・・・集電配線、71,84・・・絶縁層。

Claims (2)

  1. 透明基板および該透明基板上に形成された透明導電膜を備えてなる作用極と、基板および該基板上に形成された導電膜を備えてなる対極と、前記透明導電膜と前記導電膜の間に形成された電解質層とを備えた光電変換素子であって、
    前記基板が導電性材料からなり、
    前記基板の外表面にのみ、電池内で発生した電力を外部に導き出すための集電配線が設けられたことを特徴とする光電変換素子。
  2. 透明基板および該透明基板上に形成された透明導電膜を備えてなる作用極と、導電性材料からなる基板および該基板上に形成された導電膜を備えてなる対極と、前記透明導電膜と前記導電膜の間に形成された電解質層とを備えた光電変換素子の製造方法であって、
    前記透明導電膜と前記導電膜との間に電解質層を設けて積層体を形成する工程と、
    前記基板の外表面にのみ、電池内で発生した電力を外部に導き出すための集電配線を設ける工程とを有することを特徴とする光電変換素子の製造方法。
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