JP2007113742A - 抜止部材及び管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 信頼性に優れた管継手が得られる抜止部材を提供する。
【解決手段】 管継手1の内部に支持される接続管11の外周面に食い込む複数の楔状部を有する抜止部材8は、HV(0.1)350以上のビッカース硬さを有し、前記各楔状部は先端が丸みを帯びた形状を有しかつ少なくとも継手内部の最奥側に位置する第1の楔状部81aの先端は0.20mm未満の曲率(R)を有する。楔状部81aの刃先角度は55〜110°の範囲にあることが望ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、管継手を接続管に係止する抜止部材及びそれを内蔵した管継手に関する。
給水又は給湯用配管としては、耐食性に優れたステンレス鋼管が多用されている。このステンレス鋼管を接続するための管継手としては、従来からプレス方式、拡管方式あるいは転造ネジ方式などが実用に供されているが、施工性が悪いこと、及び施工不良による接続管の抜け出し又は水漏れが発生するとういう欠点がある。
すなわち、プレス方式の管継手は、継手の両端部に、接続管を挿入しうる拡開された受口を形成し、その開口縁に形成した環状凹溝にOリングを嵌着した構造を有し、受口に接続管を差し込んだ後に、受口を専用のプレス工具(大型の電動工具)によりかしめることにより配管施工が行われる。この管継手は、構造が簡単であるが、施工のために専用の工具を必要とし、またかしめ工程を作業者が忘れることがある。拡管方式の管継手によれば、接続管に袋ナットを装着後、接続管の端部を専用の工具(大型の電動工具)で拡管して環状突出部を形成し、この突出部の先方をOリングが収容された継手本体に挿入してから袋ナットを締め付けることにより、接続管を前進させて環状突出部でOリングを圧縮させて配管施工が行われるので、施工のために専用の大型電動工具を必要とし、また継手本体に袋ナットをねじ込む前に、接続管の端部に拡管加工を施す必要があるので、施工時間が長くなるという難点があり、さらに袋ナットの締め込みが不十分でもOリングで水漏れが阻止されることがあるため、袋ナットの締め込み不足が水圧試験(または気圧試験)で検知されず、施工完了後の水漏れを発生させることがある。転造ネジ方式の管継手は、テーパメネジを開口端に有し、メネジの奥に接続管より小径のシール材(Oリング)を設けた継手本体に、オネジ部を有しかつオネジ部の山に沿って複数の金属製の小円盤(そろばん玉状部材)が外周側に突出するように埋設されたリテーナを備えている。この管継手によれば、リテーナを継手本体にねじ込むことにより、小円盤が接続管に食い込んで(小円盤の遊星回転により、接続管に転造ねじが形成される)抜け止めが行われ、かつシール材が圧縮されて流体の漏れが防止されるが、リテーナの締め忘れがあっても、それが水圧試験で検出されず、施工完了後に接続管が抜け出して大きな水漏れが発生することがあり、しかも接続管の先端にあるバリでシール材に微小な傷が付いても、それが水圧試験で検知されず、施工完了後に数日を経て水漏れが発生する場合がある。
そこでこれらの問題点を解消するものとして、ワンタッチ方式の管継手(特許文献1参照)が実用に供されている。この管継手は、基体の大径部の内面に設けられた2条の周溝にOリングを嵌め込み、大径部の縁端にコイルバネと、内側面に直角エッジを有する押圧部材が嵌め込まれた合成樹脂製の内カラーとが配置され、これらをテーパ付外カラーで覆うようにした構造を有する。この管継手によれば、内カラーの先端より接続管が挿入されると、押圧部材が内カラーの先端側に押されるが、押圧部材の外側面が外カラーのテーパ面で押圧されて内側面の直角エッジが接続管に食い込むことにより、管継手と接続管との結合が保持される。この結合状態で接続管に引き抜き力が作用すると、押圧部材はコイルバネの弾発力により外カラーのテーパ部側に押し付けられると共に、そのテーパ部によって押圧部材のエッジが接続管を押圧することにより、接続管の引き抜きが阻止される。この結合状態から、内カラーの先端を内側に押すことにより、押圧部材は外カラーとの接触から解かれ、接続管を引き抜くことができる。特に、押圧部材は、その内向き面に接続管の抜け防止エッジが形成されているので、接続管が硬質の塩化ビニルパイプであってもこの抜け防止エッジが接続管に食い込んで抜け防止機能を有する。
特開平10−122460号公報(第3〜5頁、図1)
接続管がステンレス鋼管の場合には、上記の押圧部材(抜止部材)のように、単純に、内向き面に接続管の抜け防止エッジを形成しただけでは、抜け防止エッジが接続管に十分食い込まず、所定の抜け止め効果が得られないことがあった。例えば市販のオーステナイト系ステンレス鋼管のビッカース硬さHV(0.1)は180〜280の範囲にあり、ビッカース硬さが大のものでは、接続後の引張試験で十分な引抜阻止力(ピーク荷重)が得られないことが確認された。また、上記のワンタッチ方式の管継手によれば、コイルバネの反力で押圧部材がソフトタッチで係止されるので、施工後に水圧が付与されて接続管に引張り力が作用すると、押圧部材が外カラーのテーパ面に沿って縮径され、かつ接続管が抜け出る方向に数mm程度移動する。したがって、複数の接続部を有する通常の配管では、各接続部で接続管の曲がりが生じて、接続管の軸心が一致せず、自立性が欠如した配管になるという問題がある。
したがって本発明の目的は、上記の問題点を解消して、高い引抜阻止力が得られる抜止部材を提供することである。
したがって本発明の第2の目的は、上記の問題点を解消して、優れた施工性を有すると共に、押輪の押圧が省略されても接続管の抜け出しが防止され、しかも自立性を有する配管が得られる管継手を提供することである。
上記目的を達成するために、第1発明の抜止部材は、管継手の内部に支持される接続管の外周面に食い込む複数の楔状部を有する前記抜止部材において、HV(1.0)350以上のビッカース硬さを有し、前記各楔状部は先端が丸みを帯びた形状を有しかつ少なくとも継手内部の最奥側に位置する第1の楔状部の先端は0.20mm未満の曲率(R)を有することを特徴とするものである。
第1発明の抜止部材は、前記第1の楔状部を除いた他の楔状部の先端は、前記第1の楔状部の先端よりも大なる曲率(R)を有することができる。
第1発明の抜止部材は、前記各楔状部の刃先角度が55〜110°の範囲にあることが好ましい。
第1発明の抜止部材は、長さ寸法が3〜10mmの範囲にありかつ高さ寸法が3〜5mmの範囲にあることが好ましい。
第1発明の抜止部材は、マルテンサイト系ステンレス鋼からなりかつ平均粒径が1〜50μmの範囲にある粉末を焼結して形成された焼結体からなることが好ましい。
上記第2の目的を達成するために、第2発明の管継手は、シール部材を内蔵する継手本体と、前記継手本体に装着される押輪と、前記押輪の押込み動作により圧縮される弾性部材と、前記継手本体の内部に配置され、かつ前記シール部材を接続管の外周面に密着される位置まで移動させる可動部材と、前記接続管の外周面に係止される前記抜止部材とを有することを特徴とするものである。
第1発明の抜止部材によれば、全体が特定のビッカース硬さを有し、しかも複数の楔状部のうち少なくとも継手内部の最奥側にある第1の楔状部の先端が特定寸法の丸みを帯びているので高い引抜阻止力を得ることができる。特に、硬さが広範囲に分布している市販のステンレス鋼管の配管接続に使用しても、所定の引抜阻止力を得ることができる。
また、前記第1の楔状部を除いた他の楔状部の先端は、前記第1の楔状部の先端よりも大なる曲率(R)を有することにより、施工動作の段階で比較的軽度の荷重で押輪を押し込むことが可能となり、しかも、接続管を引き抜く方向の引張力が生ずると、このエッジ部が接続管に確実に食い込み、所定の引抜阻止力を得ることができる。
第2発明の管継手によれば、押輪を押し込むだけの操作で、シール部材が接続管に密着しかつ抜止部材が接続管に食い込むので、短時間での施工にも係わらず、高いシール性と引抜阻止力が得られる。しかも接続管に抜止部材が食い込むことにより、接続管の軸心と継手本体の軸心とが一致し、自立性を確保することができる。
また、押輪の押忘れ及び管の挿入長さの不足などの施工不良があった場合には、水圧試験時に確実に微漏れを発生でき、施工不良を検知することが可能となる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係わる管継手の半断面図で、左半分は接続管を挿入する前の状態を示し、右半分は接続管を挿入した状態を示し、図2は施工途中及び施工後の管継手の半断面図で、左半分が押輪を途中まで押し込んで可動部材をスライドさせた状態を示し、右半分は押輪を完全に押し込んだ状態を示し、図3は可動部材の斜視図、図4は、同断面図、図5は抜止部材の正面図である。
図1に示すように、管継手1は、両端部が開口したソケット形状を有する継手本体2と、その外周に装着される押輪3と、継手本体2の内部に装着されるシール部材4とを備えている。シール部材としては、図示の如くゴム製のOリングを使用することができ、またOリングの代わりにリップ状パッキン又は低弾性を示すメタル系部材を使用することができる。継手本体2は、内周側に後述の可動部材の一部を受取る第1の段部21と、シール部材4に臨むテーパ面22と、そこから奥側に向って形成された第2の段部23と、それより小径の第3の段部24とを有する。また継手本体2の外周には、2条の円周溝25、26が形成されている。押輪3は、直円筒部31とそこから下り勾配となるテーパ部32を有し、直円筒部31の内周面には、テーパ付円周溝33とそこから離間した位置にある円周溝34が形成されている。押輪3の内部には、シール部材4に隣接する可動部材5と、それを押圧する弾性部材6と、テーパ部32に内接する複数個の抜止部材8とそれを支持する内カラー7が配置されている。弾性部材6としては、例えばその大径側が可動部材5に当接するように設けられた略円錐台状の圧縮コイルバネが使用される。抜止部材8は、内カラー7の内部に円周方向に沿って例えば等角度間隔に複数個が設けられている。継手本体2の円周溝25には、そこから一部が突出するようにストップリング9が嵌入され、また継手本体2の円周溝26には、接続完了の有無を確認するためのリング状のインジケータ10が嵌装されている。
図3及び図4に示すように、可動部材5は、内周に段部52が形成されたフランジ部51と、端部外周に円周方向に沿って複数の突部54を有するリング部53を有するとともに、フランジ部51のネック部には、円周溝55が設けられて、リング部53の肉厚が薄く形成されている。なお、このネック部はその円周上の一部がつながっており、他の部分が分離された構造であってもよい。また、フランジ部51とリング部53とは別体で形成されて、両者が係合部(例えば、それぞれに形成された凹部及び凸部)で係合する構造とすることもできる。弾性部材6は、線材を一端から他端に向って外径が増大するように巻回して形成された略円錐台状のバネであり、その大径側はフランジ部51の内周に設けられた段部52に保持されている。内カラー7は、フランジ部71とリング部72からなり、リング部72には、内周面に2条の楔状突部81を有する複数の抜止部材8が円周方向に沿って装着されている。また、略円錐台状の圧縮コイルバネは、図1に示す状態とは逆に、その小径側が可動部材5のフランジ部51に当接するように設けることができる。
抜止部材8は、オーステナイト系ステンレス鋼からなる接続管に食い込むことができるために、それより高い硬度を有する、耐食性に優れた材料で形成することが必要で、具体的にはJIS Z 2244に準じて1.0kgの荷重を印加して測定したときのビッカース硬さ{HV(1.0)}が350以上の範囲にあるステンレス鋼、例えばマルテンサイト系ステンレス鋼で形成される。具体的な鋼種としては、質量比で、C0.40%以下、Cr12.0〜14.0%を含有するSUS420J2が好適である。この抜止部材8は、種々の方法で得ることが可能であるが、例えば大量生産できる利点を有する、粉末冶金法に製作することが好ましい。粉末冶金法により製作する場合、まず原料粉末を圧縮成形し、次に例えば真空中で1150〜1250℃の温度で焼結し、次いで熱処理(例えば850〜1030℃以上の温度で焼入れ後150〜180℃の温度で焼戻し)を施すことにより得られる。所定の機械的強度を確保するために、高密度(7.3×10kg/m以上、)の焼結体を得ることが望ましので、原料として平均粒径が1〜50μm、好ましくは5〜20μmの微粉末(アトマイズ粉又は粉砕粉)を使用することが好ましい。この場合、平均粒径が小さすぎると、粉末の製造コストが高騰し、また大量の成形助剤を必要とするので、実用上、1μm以上の微粉末を使用する。このようにして製作された抜止部材8はそのままでも使用できるが、耐食性を向上させるためにメッキなどの表面処理を施すことができる。メッキとしては、膜厚が増大しても均一な表面が得られる無電界Ni−Pメッキが好ましく、具体的には、焼結体の表面に5〜20μmの厚さを有する無電界Ni−Pメッキを施すことができる。無電界Ni−Pメッキ(例えばNi90〜92質量%、P10〜8質量%)を施すことにより、450以上のビッカース硬さ(HV)を得ることができ、熱処理温度を高めることにより、さらに高い硬さが得られる。また抜止部材8は、ステンレス鋼材をダイス中で引抜く押出法により製作することもできる。また、プレス成形などの塑性加工により抜止部材を形成することも可能で、この場合は加工硬化により更に高い硬さの抜止部材を形成することもできる。ただし、硬度が高すぎると欠けや割れを生じる虞があるので、抜止部材はビッカース硬さ(HV)800以下で形成されることがのぞましい。
抜止部材8の形状を図5〜11により説明する。図5に示す抜止部材8は、円弧状の外周面80を有しかつ長さLmm、高さHmmを有する中高状部材であり、内周側にエッジ部の先端(以下単にエッジ部という)811aが丸みを帯びた第1の楔状部81aとエッジ部811bが丸みを帯びた第2の楔状部81bを有する。第1の楔状部81aは、接続管が挿入される側の端面82aに対して角度αだけ傾いて形成され、刃先角度βを有する。継手内部の奥側に位置する第2の楔状部81bは、他方の端面82bに対して角度αだけ傾いて形成され、刃先角度βを有する。これらの抜止部材8においては、所定の抜け止め効果を得るために、少なくとも継手内部の奥側に位置する第2の楔状部81bのエッジ部811bの曲率は0.2mm未満であることが必要である。また第1の楔状部81aのエッジ部811aは、0.15mm以下の曲率をもたせてもよいが、それより大なる曲率(R)、例えば0.18mm程度の曲率(R)をもたせることにより、比較的軽度の荷重で押輪を押すことが可能となる。但し、曲率が小さいと取扱い時に欠けが生じやすくまた製造が困難となるので、曲率(R)の下限は0.1mmとすることが好ましい。刃先角度β及び刃先角度βは、刃の剛性を確保しつつ接続管への食い付きを容易にするために、例えば55〜110°の範囲に設定することが好ましい。全長Lと全高Hは接側管の口径に応じて設定されるが、例えば接側管の口径が呼び径13Su〜50Suの場合で、全長Lを3〜10mmの範囲とし、全高Hを3〜5mmの範囲に設定することが好ましい。
本発明の抜止部材は、図5に示すものに限らず図6〜8に示す形状であってもよい。図6は、内周側にエッジ部811aが丸みを帯びた第1の楔状部81aとエッジ部811bが丸みを帯びた第2の楔状部81bを有するが、外周面80が一端から他端に向かって傾斜した形状を有する抜止部材を示す。図7は、円弧状の外周面80を有する中高状部材であり、内周側にエッジ部811aが丸みを帯びた第1の楔状部81aとエッジ部811bが丸みを帯びた第2の楔状部81bとエッジ部811cが丸みを帯びた第3の楔状部81cを有すると共に、第1の楔状部81aの前端に平坦部83を有する抜止部材を示す。図8は、円弧状の外周面80を有する中高状部材であり、内周側にエッジ部811aが丸みを帯びた第1の楔状部81aとエッジ部811bが丸みを帯びた第2の楔状部81bを有すると共に、第1の楔状部81aの前端に平坦部83が形成された抜止部材8を示す。これに対し、図11に示すようにエッジ部811が丸みを帯びた単一の楔状部81しかもたないものは、抜止効果が不足するので、不都合である。
抜止部材は図5に示されるように、エッジ部811aが段差ΔHだけエッジ部811bより高い形状であることが望ましい。そうすることで、接続管11が管継手1に挿入されたときには接続管11が確実に第1の楔状部81aに接触する。また、接続管11を挿入した後に接続管11に引き抜き力が作用したときには、エッジ部811aと押輪接点311が支点となり回転モーメントMが生じ、エッジ部811aおよび811bが接続管11に強固に係止する。本発明の抜止部材は、これに限られるものではなく、図9に示すようにエッジ部811aとエッジ部811bの高さが同一の形状、又は図10に示すようにエッジ部811bが段差ΔHだけエッジ部811aより高い形状とすることができる。いずれの形態の抜止部材を選択するかは、接続管の材料や性質(例えば接続管の硬度)に応じて使い分けるようにすればよい。本発明によれば、ステンレス鋼管(例えばSUS304鋼管)、鋼管(例えばSGP管)、銅管、樹脂管などを接続することができる。
本発明において、管継手1を構成する部材(抜止部材を除く)は例えば次の材料で形成することができる。継手本体2は、耐食性及び剛性を必要とするので、例えばSCS材や青銅材により精密鋳造の手法により形成することができる。押輪3も、耐食性及び剛性を必要とするので、例えばSCS材により精密鋳造の手法により形成するか、あるいはオーステナイト系ステンレス鋼により熱間鍛造、冷間鍛造あるいはプレス成形等の塑性加工の手法により形成することができる。シール部材4は、オレフィン系ゴムで形成することができ、特に耐熱性に優れたエチレンとプロピレン及び架橋用ジエンモノマーとの3元共重合体であるEPDMで形成することが好ましく、また耐熱性とともに耐薬品性にも優れたFKM(フッ素ゴム)で形成することもできる。可動部材5は、架橋PEなどのポリオレフィンで形成することができる。内カラー7は、POM(ポリアセタール)などの汎用エンジニアリングプラスチックや、優れた耐熱性を有するPPS(ポリフェニレンサルファイド)などの特殊エンジニアリングプラスチックで形成することができる。弾性部材6として圧縮コイルバネを使用する場合は、この部材をオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)で形成することができ、またストップリング9もこれと同様の材料で形成することができる。抜止部材8は、接続管より硬質の材料、例えば接続管がオーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)の場合は、マルテンサイト系ステンレス鋼(SUS420)で形成すればよい。リング状のインジケータ10としては、例えばPE、PP等のポリオレフィンからなるリング状成形体あるいは耐候性に優れたフィルム状テープを使用することができる。また、これに限らず、継手本体2に油性塗料を塗布することにより、インジケータとすることができる。
上記の管継手1による接続管11の施工手順を図1と図2により説明する。まず、図1の左半分に示すように継手本体2に押輪3を含む全ての部品を組み込んだ後、図1の右半分に示すように接続管11(例えばSUS304製鋼管)を挿入し、その端面を可動部材5のリング部53の内周側端面に当接させる。このとき、抜止部材8は押輪3のテーパ部32に添って拡径されながら継手本体2の中央側に移動し、かつ楔状突部81が接続管11に係止する。この状態で接続管11を引き抜く方向に外力が加わったとしても、押輪3のテーパ部32に内接する抜止部材8の楔状突部81が接続管11の外周部に係止しているので、接続管11が引き抜けることはない。
次いで、押輪3を継手本体2の中央に向って押し込むことにより、図2に示すように継手本体2と接続管11とのシール接続が行われる。なお、図2では、理解を容易にするために、継手本体2の第1の段部21及び第3の段部24の符号を省略している。詳述すると、押輪3が継手本体2の途中まで押し込まれると、図2の左半分に示すように、抜止部材8の楔状突部81が接続管11の外周に係止した状態で接続管11は継手本体2の奥まで引き込まれるとともに、可動部材5のリング部53は継手本体2の第3の段部24の奥側端面に当接しかつフランジ部51は継手本体2の第1の段部21の奥側端面に当接する。しかも内カラー7のフランジ部71が継手本体2の中央側に移動するので、弾性部材6はフランジ部71とフランジ部51とで挟着されることにより線径と同じ厚さまで圧縮される。この押輪3の押し込み操作の途中で、可動部材5はフランジ部51のネック部に存在する円周溝55(図4参照)で分断され、フランジ部51のネック部とリング部53との間に隙間が形成され、その隙間にシール部材4が挟み込まれるとともに、シール部材4はテーパ面22とフランジ部51と接続管11とで囲まれた領域に押し込まれるので、所定のシール面圧が得られる。本実施の形態においては、可動部材5は押輪3の押し込み操作の途中でフランジ部51とリング部53が分断される構造であるが、これに限定されるものではなく、継手本体2の内部に接続管11を挿入した際に、接続管11の挿入力でフランジ部51とリング部53が分断する構造とすることもできる。
押輪3を最後まで押し込むことにより、図2の右半分に示すように、押輪3のテーパ部32の内周側端面により、抜止部材8が接続管11に押し付けられ、抜止部材8の楔状突部81が接続管11に径方向に若干の塑性変形を与えながら、接続管11の外周部に食い込むので、接続管11の抜け止めが確実に行われる。また、ストップリング9は、押輪3の円周溝34に入り込むので、押輪3は所定の位置に固定される。さらに、継手本体2の円周溝26に嵌装されたリング状のインジケータ10は、押輪3で隠蔽されるので、接続が完了したことが目視で確認される。
接続管が継手に接続された後に、接続管を引き抜く引張り試験を行うと、接続管11は図2の右半分の状態から右よりに移動してゆき、シール部材4と接続管11の管端が一致するまで確実にシール面圧が維持される。また、接続管11には抜止部材8が食い込んでいるので、接続管の軸心と継手本体の軸心とが常に一致し、自立性を確保して強固に固定することができる。また、この食い込みによって、接続管の微小な抜け変位に対しても、高い引抜阻止力を得ることができる。
図1に示す管継手によれば、接続管を所定長さに切断する管切断工程、接続管に挿入長さをマーキングするマーキング工程、押輪を締付ける本締め工程及び接続管が所定長さだけ挿入されたことを確認するマーキング確認工程からなる4工程で、配管施工を行うことができるので、従来の管継手と比較して、施工時間を大幅に短縮することができる。例えば拡管方式の管継手によれば、管切断工程、管端のバリを除去する管端面取り工程、接続管に押輪(ナット)を装着するナット取付け工程、拡管工程、ナットを手締めする手締め工程、ナットを本締めする本締め工程及びナット締め付け量を確認するインジケータ確認工程といった7工程からなる施工が行われる。本発明の管継手によれば、これと比較して、施工時間を約60%以上削減することができる。また、転造ネジ方式の管継手によれば、管切断工程、管端面取り工程、マーキング工程、手締め工程、本締め工程及びマーキング確認工程といった6工程からなる施工が行われる。この管継手によれば、拡管方式の管継手よりも施工時間が約25%短縮されるが、本発明の管継手によれば、転造ネジ方式の管継手と比較しても、施工時間を約40%以上も削減することができる。
図1に示す管継手1によれば、施工不良があっても水圧検査で未然に検知できるとともに、水漏れなどの不具合を防止することができる。すなわち、押輪3を所定量だけ押し忘れた場合には、シール部材4が圧縮されないので、水圧試験で微小な水漏れを検知することができ、かつ抜止部材8は弾性部材6の反力(復元力)により、押輪3のテーパ部32側に押し戻されるので、接続管11がすっぽ抜けることが無くなり、例えば転造ネジ方式の管継手では生じていたようなリテーナの締め忘れによる接続管の抜け出しが未然に防止される。また、接続管11の挿入長さが不足した場合も、接続管11がシール部材4と接触しないので、水圧試験で微小な水漏れを検知することができる。さらに、大きなバリの除去は別として、管端面取り工程を行わない場合でも、接続管11の端面はシール部材4と非接触の状態で継手本体の奥まで挿入されるので、管端面のバリでシール部材4が損傷することはなく、転造ネジ方式の管継手のようにシール部材の損傷による水漏れは生じない。
本実施の形態では、押輪3は継手本体2の外周部に装着される構造について説明したが、本発明の管継手はこれに限定されるものではなく、図12及び図13に示すように押輪は継手本体の内周部に内装される構造とすることもできる。
図12及び図13に示される管継手1では、押輪3’は、全体としてリング形状を有し、その内周面には上り勾配となるテーパ部31’が形成されるとともに、その外周面の両端部には、2条の円周溝33’、34’が形成されている。継手本体2の内周に形成された円周溝25’には、そこから一部が突出するようにストップリング9が嵌入されている。この管継手においては、継手本体2’に押輪3’が内装されている以外、管継手の構造及び接続管の接続方法は第1の実施の形態に係る管継手と同一機能部分については同一の参照符号を付してその説明を省略する。
(実施例1〜4及び比較例1)
平均粒径10〜15μmのマルテンサイト系ステンレス鋼粉末(SUS420J2)をプレス成形し、1150℃で焼結後、焼入れ及び焼戻しを行い、表1に示す5種類の抜止部材(厚さ4mm)を製作した。焼結体の密度は7.3×10kg/mであり、収縮率は0.2%以下となるような条件で製造を行った。なお、抜止部材の寸法は、実施例1及び2はL=5mm、H=4mmで、実施例3及び4はL=9.8mm、H=4mmで、比較例1はL=5mm、H=4mmとした。これらの抜止部材を有する図1に示す管継手を用いて、4種類のSUS304製鋼管(呼び径20Su)を接続した。各鋼管の接続部について、引張試験を行い、ピーク荷重を測定した。その結果を同じく表1に示す。表1において、ビッカース硬さHVは荷重1.0kg時の測定値である。
Figure 2007113742
表1から、実施例1〜4に示すビッカース硬さが520以上でかつエッジ部の曲率(R)が0.1mmである抜止部材(実施例1〜4)によれば、3.8kN以上のピーク荷重が得られ、ステンレス協会で規定された合格基準(「SAS322ステンレス鋼管の管継手合格基準」)を満たしていることがわかる。これに対して比較例1の抜止部材によれば、ビッカース硬さは560と高い値を有しかつエッジ部の曲率(R)が0.1mmであるが、単一の楔状部しか無いので、合格基準を満足していないことがわかる。
(実施例5〜12及び比較例2〜5)
平均粒径10〜15μmのマルテンサイト系ステンレス鋼粉末(SUS420J2)をプレス成形し、1150℃で焼結後、焼入れ及び焼戻しを行い、表2に示す6種類の抜止部材(厚さ4mm)を製作した。焼結体の密度は7.3×10kg/mであり、収縮率は0.2%以下となるような条件で製造を行った。なお、抜止部材は、L=5mm、H=4mmでかつα1=α2=10°である。
Figure 2007113742
これらの抜止部材を有する図1に示す管継手を用いて、10種類のSUS304製鋼管(呼び径20Su)を接続した。各鋼管の接続部について、引張試験を行い、ピーク荷重を測定した。その結果を表3に示す。表3において、ビッカース硬さHVは荷重1.0kg時の測定値である。
Figure 2007113742
表3から、ビッカース硬さが350以上でかつエッジ部の丸みが0.15mm以下(0.20mm未満)である抜止部材(実施例5〜12)によれば、3.8kN以上のピーク荷重が得られ、ステンレス協会で規定された合格基準(「SAS322ステンレス鋼管の管継手合格基準」)を満たしていることがわかる。これに対して比較例2〜5の抜止部材によれば、いずれも2.0kN以下のピーク荷重しか得られないことがわかる。
(実施例13)
硬さの異なる2種類のSUS304製鋼管、HV(1.0)が151{但し溶接ビード部のHV(1.0)が177}のSUS304製鋼管とHV(1.0)が258{但し溶接ビード部のHV(1.0)が293}のSUS304製鋼管について、各々表面状態が異なる(正常な表面状態のものと表面に油が付着したもの)、合計4種類のSUS304製鋼管を用いて、HV(1.0)が568〜600で、曲率が0.1mmの抜止部材(SUS420J2からなる燒結体)を3個備えた管継手(図1参照)により接続した。これら4種類のSUS304製鋼管において、抜止部材はビード部に食い込ませた場合と非ビード部に食い込ませた場合の2条件で接続を行った。合計8種類の接続部について引張試験を行った結果、ピーク荷重は6.4〜8.6kNで、その変位は13.3〜15.0mmに収まることが確認された。
(比較例6)
HV(1.0)が346〜375の範囲で、曲率(R)が0.1mmである抜止部材(SUS410Jからなる燒結体)を4個用いた以外は実施例13と同様の条件で8種類の接続部を製作し、これの接続部について引張試験を行った結果、ピーク荷重は4.7〜7.7kNで、その変位は8.5〜12.7mmとなり、実施例13よりもばらつきが大きいことが確認された。
上記の説明では、左右対称のソケット形管継手について記述したが、本発明はこれに限らず、他の構造(例えば、エルボ状継手、継手本体の一方の側に接続用オネジを形成したオネジアダプター継手)の管継手に適用できることはもちろんである。
本発明の第1の実施の形態に係わる管継手の半断面図である。 図1の管継手に接続管を接続する途中及び接続後の状態を示す半断面図である。 可動部材の斜視図である。 可動部材の断面図である。 抜止部材の第1の例を示す正面図である。 抜止部材の第2の例を示す正面図である。 抜止部材の第3の例を示す正面図である。 抜止部材の第4の例を示す正面図である。 抜止部材の第5の例を示す正面図である。 抜止部材の第6の例を示す正面図である。 参考例に係わる抜止部材を示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる管継手の半断面図である。 図12の管継手に接続管を接続する途中及び接続後の状態を示す半断面図である。
符号の説明
1:管継手
2:継手本体、21:第1の段部、22:テーパ面、23:第2の段部、24:第3の段部、25、25’、26:円周溝
3:押輪、31:直円筒部、32、32’:テーパ部、33:テーパ付円周溝、34、33’、34’:円周溝、311:押輪接点
4:シール部材
5、50:可動部材、51:フランジ部、511:凸部、52:段部、53:リング部、531:凹部、54:突部、55:円周溝、56:絞りリング部、57:スリット部
6:弾性部材
7:内カラー、71:フランジ部、72:リング部
8:抜止部材、80:外周面、81a:第1の楔状部、811a:エッジ、81b:第2の楔状部、811b:エッジ、81c:第3の楔状部、811c:エッジ、82a、82b:端面、83:平坦部
9:ストップリング
10:インジケータ
11:接続管

Claims (6)

  1. 管継手の内部に支持される接続管の外周面に食い込む複数の楔状部を有する前記抜止部材において、HV(1.0)350以上のビッカース硬さを有し、前記各楔状部は先端が丸みを帯びた形状を有しかつ少なくとも継手内部の最奥側に位置する楔状部の先端は0.20mm未満の曲率(R)を有することを特徴とする抜止部材。
  2. 前記継手内部の奥側に位置する楔状部を除いた他の楔状部の先端は、前記継手内部の奥側に位置する楔状部の先端よりも大なる曲率(R)を有することを特徴とする請求項1に記載の抜止部材。
  3. 前記各楔状部の刃先角度は55〜110°の範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の抜止部材。
  4. 長さ寸法が3〜10mmの範囲にありかつ高さ寸法が3〜5mmの範囲にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の抜止部材。
  5. 平均粒径が1〜50μmの範囲にあるマルテンサイト系ステンレス鋼の粉末を焼結して形成された焼結体からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の抜止部材。
  6. シール部材を内蔵する継手本体と、前記継手本体に装着される押輪と、前記押輪の押込み動作により圧縮される弾性部材と、前記継手本体の内部に配置され、かつ前記シール部材を接続管の外周面に密着される位置まで移動させる可動部材と、前記接続管の外周面に係止される請求項1乃至5のいずれかに記載の抜止部材を有することを特徴とする管継手。
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