JP2007109800A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電荷の移動を複数のゲート電極によって電気的に制御するゲート部と、電荷の移動を1つのゲート電極によって電気的に制御するゲート部とを備えた所望性能の半導体素子を高い歩留まりの下に製造し易い半導体素子の製造方法を得ること。
【解決手段】電気絶縁性を有する積層膜を介して配置された第1ゲート電極と第2ゲート電極とによって電荷の移動を電気的に制御する第1ゲート部、および電荷の移動を1つのゲート電極によって電気的に制御する第2ゲート部をそれぞれ半導体基板Sb上に形成するにあたり、第1ゲート電極の元となるポリシリコン電極3および第2ゲート電極の元となるポリシリコン電極7aの少なくとも一方よりも上端が突出するようにして上記の積層膜5cを形成し、各ポリシリコン電極の側面上に直にサイドウォールスペーサSwを形成した状態下で、半導体基板への不純物のドープ、および各ポリシリコン電極のシリサイド化を行う。
【選択図】 図4−3

Description

この発明は、電荷の移動を複数のゲート電極によって電気的に制御する少なくとも1つの第1ゲート部と、電荷の移動を1つのゲート電極によって電気的に制御する少なくとも1つの第2ゲート部とを備えた半導体素子の製造方法に関するものである。
今日では、半導体基板に所定の集積回路を形成することによって記憶素子、演算素子、撮像素子等、様々な半導体素子が作製されており、このような半導体素子の小型化、高性能化も日々進められている。例えば、半導体素子の1つであるフラッシュメモリは、情報の書き込みおよび消去を電気的に何度でも行うことができるため、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、家庭用ゲーム機等の電子機器での記憶素子として既に広く利用されているわけであるが、今日でもその記憶密度や信頼性等を向上させるための研究が進められている。
このフラッシュメモリは、メモリセルの構造によって何種類かに分類することができ、なかでもMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semiconductor)型フラッシュメモリは、記憶密度や信頼性を高め易いと期待されることから、現在注目を集めている。
MONOS型フラッシュメモリは、個々のメモリセルを構成している電界効果トランジスタでのゲートの構造によって、2種類に分類することができる。1つは、上記の電界効果トランジスタのゲートがゲート電極を1つのみ有し、このゲート電極がONO膜を介して半導体基板上に形成されているものである。他の1つは、上記の電界効果トランジスタのゲートが2〜3個のゲート電極を有し、これら2〜3個のゲート電極のうちの1つがゲート絶縁膜を介して半導体基板上に形成されていると共に、残りのゲート電極がONO膜を介して半導体基板上に配置され、かつ、これら残りのゲート電極が上記1つのゲート電極の線幅方向側面にONO膜を介して隣接配置されているものである。
なお、「ONO膜」とは、酸化物膜、窒化物膜、および酸化物膜をこの順番で積層することによって形成された3層構造の積層膜のことであり、窒化物膜内および窒化物膜と酸化物膜との界面に電荷を蓄積(トラップ)することが可能な電気絶縁膜である。酸化物膜としてはシリコン酸化物膜が、また窒化物膜としてはシリコン窒化物膜が多用されている。
上述した2種類のMONOS型フラッシュメモリのうち、個々のメモリセルを構成している電界効果トランジスタのゲートが2〜3個のゲート電極を有しているMONOS型フラッシュメモリは、データ消去時に過剰消去してしまう虞がなく、結果として周辺回路の簡素化も図り易いという利点を有している。
いずれの種類のMONOS型フラッシュメモリにおいても、動作速度を高めるうえからは導電性の高い材料によってゲート電極を形成することが好ましい。このため、多くのMONOS型フラッシュメモリでは、一旦形成したポリシリコン電極を部分的または全体的にシリサイド化することによってゲート電極が形成されている。
ただし、1つの電界効果トランジスタに対応する2〜3個のゲート電極同士の間に配置される上記のONO膜は、例えば20nm程度と極めて薄い。このため、上記2〜3個のゲート電極それぞれの元となるポリシリコン電極を一旦形成した後に、これらのポリシリコン電極を一時にシリサイド化して各ゲート電極を得ようとすると、ポリシリコンをシリサイド化するための金属によってゲート電極間で短絡が生じたり、リーク電流が増大したりし易くなる。ゲート電極間での短絡の発生やリーク電流の増大は、MONOS型フラッシュメモリの歩留まりを低下させる要因となる。
このような問題を解決するため、例えば特許文献1に記載された発明の半導体素子(不揮発性半導体メモリ)では、1つの電界効果トランジスタに対応する3個のゲート電極(2個の制御ゲート電極と1個の選択ゲート電極)同士の間に所定の高低差を設けると共に、隣り合うゲート電極間の段差部も含めて、隣り合うゲート電極間にONO膜を配置している。
そして、このような半導体素子を得るために、特許文献1に記載された発明の半導体素子(不揮発性半導体メモリ)の製造方法では、まず、選択ゲート電極の元となるポリシリコン電極(以下、「選択ゲート用ポリシリコン電極」という。)を半導体基板上に形成し、次いで、選択ゲート用ポリシリコン電極を含む主表面に電気絶縁膜(ONO膜)を形成し、その表面に制御ゲート電極の材料となるポリシリコン層を形成する。次に、このポリシリコン層を異方性エッチングにより選択的にエッチングして、選択ゲート用ポリシリコン電極の線幅方向両側に当該選択ゲート用ポリシリコン電極よりも高さの低いポリシリコン電極(以下、「制御ゲート用ポリシリコン電極」という。)を形成する。そして、これら選択ゲート用ポリシリコン電極の表面および制御ゲート用ポリシリコン電極の表面を自己整合的に一時にシリサイド化することによって、上述の選択ゲート電極と制御ゲート電極とを得ている。
特開2002−231829号公報
MONOS型フラッシュメモリでは、全ての電界効果トランジスタが2〜3個のゲート電極を有しているわけではなく、例えば周辺回路には、ゲート絶縁膜上にゲート電極が1つのみ配置されたMOS(Metal Oxide Semiconductor)型電界効果トランジスタ(CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)トランジスタを含む。以下同じ。)も用いられている。
特許文献1に記載された製造方法では、異方性エッチングによって制御ゲート用ポリシリコン電極を得たとき、上記MOS型電界効果トランジスタのゲート電極の元となるポリシリコン電極の側面上に、ONO膜を残存させている。そして、このONO膜をその後に除去することなく、各電界効果トランジスタのソースおよびドレインを半導体基板に形成している。
そのため、上記の製造方法によって半導体素子(不揮発性半導体メモリ)を作製すると、周辺回路に配置されるMOS型電界効果トランジスタのソースおよびドレインでのチャネルプロファイル(不純物分布)を精密に制御することが困難になる。特許文献1に記載された製造方法には、所望の性能を有する半導体素子(不揮発性半導体メモリ)を高い歩留まりの下に得難いという問題があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電荷の移動を複数のゲート電極によって電気的に制御するゲート部と、電荷の移動を1つのゲート電極によって電気的に制御するゲート部とを備えた所望性能の半導体素子を高いに歩留まりの下に製造し易い半導体素子の製造方法を得ることを目的とする。
この発明の半導体素子の製造方法は、半導体基板と、前記半導体基板の片面上にゲート絶縁膜を介して形成されて該半導体基板中での電荷の移動を複数のゲート電極によって電気的に制御する少なくとも1つの第1ゲート部と、前記半導体基板の片面上にゲート絶縁膜を介して形成されて該半導体基板中での電荷の移動を1つのゲート電極によって電気的に制御する少なくとも1つの第2ゲート部とを備え、前記第1ゲート部を構成する複数のゲート電極が、前記ゲート絶縁膜上に配置された第1ゲート電極と、電気絶縁性を有する積層膜を介して前記半導体基板上に配置された第2ゲート電極とを含み、前記第2ゲート電極が前記積層膜を介して前記第1ゲート電極の線幅方向側面に隣接している半導体素子の製造方法であって、半導体基板の片面に前記ゲート絶縁膜の元となる第1電気絶縁膜が形成され、該第1電気絶縁膜上に前記第1ゲート電極の元となる第1ポリシリコン電極、前記第2ゲート部のゲート電極の元となる第2ポリシリコン電極、および前記積層膜の元となる第2電気絶縁膜が形成され、前記第2電気絶縁膜上に前記第2ゲート電極の元となる第3ポリシリコン電極が形成されている基材を用意する準備工程と、前記第1ポリシリコン電極および前記第3ポリシリコン電極の少なくとも一方に選択的にエッチングを施して、前記第1ポリシリコン電極と前記第3ポリシリコン電極との間の前記第2絶縁膜の上端を該第1ポリシリコン電極および該第3ポリシリコン電極の少なくとも一方よりも突出させるパターニング工程と、前記半導体基板に不純物をドープしてから前記パターニング工程後の第1ポリシリコン電極、第2ポリシリコン電極、および第3ポリシリコン電極をシリサイド化して、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、および前記第2ゲート部のゲート電極を得るシリサイド化工程と、を含み、前記不純物のドープが、前記第1ゲート部の線幅方向側面となる第1ポリシリコン電極または第3ポリシリコン電極の側面、および前記第2ポリシリコン電極の線幅方向両側面をそれぞれ露出させて該側面上に直にサイドウォールスペーサを形成した状態下で行われることを特徴とする。
この発明では、第2電気絶縁膜の上端が第1ポリシリコン電極および第3ポリシリコン電極の少なくとも一方よりも突出した状態下で各ポリシリコン電極をシリサイド化し、かつ、第1ゲート部での線幅方向側面となる第1ポリシリコン電極または第3ポリシリコン電極の側面、および第2ポリシリコン電極の線幅方向両側面をそれぞれ露出させて当該側面上に直にサイドウォールスペーサを形成した状態下で、半導体基板に不純物をドープする。その結果として、第1ゲート電極と第2ゲート電極との短絡を防止しつつ、第1ゲート部に対応した不純物拡散領域でのチャネルプロファイルおよび第2ゲート部に対応した不純物拡散領域でのチャネルプロファイルを精密に制御することが容易になる。
したがって、この発明によれば、電荷の移動を複数のゲート電極によって電気的に制御するゲート部と、電荷の移動を1つのゲート電極によって電気的に制御するゲート部とを備えた所望性能の半導体素子を、高いに歩留まりの下に製造することが容易になる。
以下に、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態1.
この実施の形態1は、第1ゲート部における積層膜(電気絶縁性を有する積層膜)が第1ゲート電極と実質的に同じ高を有し、かつ、当該積層膜の上端が第2ゲート電極よりも突出している半導体素子を製造する際の一例である。
図1は、上記の構成を有する半導体素子の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す半導体素子50は、半導体基板Sbと、半導体基板Sbの片面上にゲート絶縁膜1aを介して形成された第1ゲート部25および第2ゲート部30を備えている。
第1ゲート部25は、第1ゲート電極21と第2ゲート電極22とによって半導体基板Sb中での電荷の移動を電気的に制御するものであり、第1ゲート電極21はゲート絶縁膜1a上に配置されており、第2ゲート電極22は、ゲート絶縁膜1aおよび電気絶縁性を有する積層膜5cを介して半導体基板Sb上に配置されている。また、第2ゲート電極22は、積層膜5cを介して第1ゲート電極21の線幅方向側面に隣接している。積層膜5cは第1ゲート電極21と実質的に同じ高を有しており、積層膜5cの上端は第2ゲート電極22よりも突出している。これら第1ゲート電極21および第2ゲート電極22それぞれの線幅方向外側には、サイドウォールスペーサSw,Swが隣接配置されている。
一方、第2ゲート部30は、1つのゲート電極27によって半導体基板Sb中での電荷の移動を電気的に制御するものである。ゲート電極27はゲート絶縁膜1a上に配置されており、このゲート電極の27の線幅方向両側面には、サイドウォールスペーサSw,Swが隣接配置されている。
半導体基板Sbには、第1ゲート部25に対応して1組の不純物拡散領域(ソース領域15sおよびドレイン領域15d)が形成されており、第2ゲート部30に対応して1組の不純物拡散領域(ソース領域16sおよびドレイン領域16d)が形成されている。そして、各ソース領域15s,15dおよびドレイン領域16s,16d、ならびに第1ゲート電極21、第2ゲート電極22、およびゲート電極27それぞれの表面及びその近傍はシリサイド化されて、そこにシリサイド層Sが形成されている。
以下、このような半導体素子50を得るために行われる準備工程、パターニング工程、およびシリサイド化工程について、図1で用いた参照符号を適宜引用しつつ工程毎に説明する。
(準備工程)
図2は、準備工程で用意する基材の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す基材10では、半導体基板Sbの片面に上述したゲート絶縁膜1aの元となる第1電気絶縁膜1が形成され、この第1電気絶縁膜1上に第1ゲート電極21(図1参照)の元となる第1ポリシリコン電極3、第2ゲート部のゲート電極27(図1参照)の元となる第2ポリシリコン電極4、および積層膜5c(図1参照)の元となる第2電気絶縁膜5が形成され、第2電気絶縁膜5上に第2ゲート電極22(図1参照)の元となる第3ポリシリコン電極7が形成されている。また、第2電気絶縁膜5上には、複数のポリシリコン層8も形成されている。この基材10には、必要に応じて、他の電極や配線等を予め設けておくことができる。
半導体基板Sbとしては、例えばシリコン単結晶基板や、石英基板等の上に単結晶シリコン層が形成された複合基板を用いることができる。第1電気絶縁膜1としては、例えばシリコン酸化物膜やシリコン酸窒化物膜、あるいはシリコン酸化物よりも高い誘電率を有する高誘電率誘電体膜等、電界効果トランジスタでのゲート絶縁膜材料として一般に利用されるものを用いることができ、その膜厚は膜組成、あるいは目的とする半導体素子50の性能や用途等に応じて適宜選定可能である。
第1ポリシリコン電極3および第2ポリシリコン電極4は、それぞれ、ドーパントを添加することによって導電性が高められたポリシリコンからなる。これらの第1ポリシリコン電極3および第2ポリシリコン電極4は、例えば、第1電気絶縁膜1を覆うようにして成膜した1つのポリシリコン膜(ドーパントが添加されたもの)をパターニングすることによって形成される。
第2電気絶縁膜5としては、例えばONO膜やON膜等、電荷蓄積能を有する積層膜が使用される。ON膜は、酸化物膜上に窒化物膜が積層された積層膜であり、窒化物膜内および窒化物膜と酸化物膜との界面に電荷を蓄積(トラップ)することができる。ON膜における酸化物膜としてはシリコン酸化物膜が多用され、窒化物膜としてはシリコン窒化物膜が多用される。第2電気絶縁膜5は、第1電気絶縁膜1、第1ポリシリコン電極3、および第2ポリシリコン電極4をそれぞれ覆っている。
第3ポリシリコン電極7は、第1ポリシリコン電極3および第2ポリシリコン電極4と同様に、ドーパントを添加することによって導電性が高められたポリシリコンからなる。図示の例では、第1ポリシリコン電極3における線幅方向の片側にのみ、第2電気絶縁膜5を介して第3ポリシリコン電極7がサイドウォール状に配置されている。第3ポリシリコン電極7は、例えば、第2電気絶縁膜5を覆うようにして成膜した1つのポリシリコン層(ドーパントが添加されたもの)を異方性ドライエッチングによりエッチバックすることで形成される。
各ポリシリコン層8は、第3ポリシリコン電極7の形成時に不可避的に生じたものであり、これらのポリシリコン層8は準備工程を含めた所望の時期に除去される。所望形状の第2ゲート電極22を備えた半導体素子50をできるだけ高い歩留まりの下に得るうえからは、後述するパターニング工程に移行する前に、例えばレジストマスクによって第3ポリシリコン電極7を保護した状態下でドライエッチングを施して、各ポリシリコン層8を除去することが好ましい。
準備工程で用意する基材10、または基材10から各ポリシリコン層8を除去した構造を有する基材は、自ら作製してもよいし、他で作製されたものを購入してもよい。
(パターニング工程)
パターニング工程では、上述した第1ポリシリコン電極3および第3ポリシリコン電極7の少なくとも一方、具体的には第3ポリシリコン電極7に選択的にエッチングを施して、第1ポリシリコン電極3と第3ポリシリコン電極7との間の第2絶縁膜5の上端を第1ポリシリコン電極3および第3ポリシリコン電極7の少なくとも一方、具体的には第3ポリシリコン電極7よりも突出させる。
第1ゲート部における積層膜が第1ゲート電極と実質的に同じ高を有し、かつ、当該積層膜の上端が第2ゲート電極よりも突出している半導体素子50(図1参照)を製造するためには、パターニング工程で第3ポリシリコン電極7にのみエッチングを施す。このとき、第2電気絶縁膜5を第1ポリシリコン電極3および第2ポリシリコン電極4それぞれのエッチング保護膜として利用することもできるが、第1ポリシリコン電極3における側面のうちの第3ポリシリコン電極7側の側面を除いた各側面、および第1ポリシリコン電極3の上面については、第2電気絶縁膜5中の最下層の酸化物膜のみを上記のエッチング保護膜として利用することが好ましい。この理由については、パターニング工程についての説明の中で述べる。
第2電気絶縁膜5中の最下層の酸化物膜を上述のエッチング保護膜として利用する場合、パターニング工程は下記の第1サブ工程および第2サブ工程を含む。
第1サブ工程は、第2電気絶縁膜5を構成している複数の膜のうちの最下層の酸化物膜以外の各膜を選択的に除去するサブ工程であり、第2電気絶縁膜5が第3ポリシリコン電極7と接していない領域において、最下層の酸化物膜以外の各膜を除去する。また、第2サブ工程は、第2電気絶縁膜5中の最下層の酸化物膜を上述のエッチング保護膜として利用しつつ、第3ポリシリコン電極7に選択的にエッチングを施すサブ工程である。
図3−1は、第2電気絶縁膜5としてONO膜を備えた基材10を準備工程で用意し、この基材10における各ポリシリコン層8(図2参照)を除去した後に上述の第1サブ工程を経て得られる基材10Aの構造を概略的に示す断面図である。
同図に示すように、基材10Aでは、図2に示した基材10における第2電気絶縁膜(ONO膜)5が所定形状にパターニングされて、すなわち、第2電気絶縁膜5のうちの第3ポリシリコン電極7と接していない領域において最上層の酸化物膜とその下の窒化物膜とが選択的に除去されて、新たな電気絶縁膜5a(以下、「第3電気絶縁膜5a」という。)が形成されている。
この第3電気絶縁膜5aでは、第1ポリシリコン電極3における第3ポリシリコン電極7側の側面を除いた各側面上および上面上に、第2電気絶縁膜(ONO膜)5において最下層であった酸化物膜5OXI がエッチング保護膜として残されている。同様に、第1電気絶縁膜1上および第2ポリシリコン電極4の外表面上にも、第2電気絶縁膜(ONO膜)5において最下層であった酸化物膜5OXI がエッチング保護膜として残されている。第1ポリシリコン電極3と第3ポリシリコン電極7との間、および第3ポリシリコン電極7と第1電気絶縁膜1との間には、第2電気絶縁膜5の一部がそのままONO膜5ONO として残されている。
このような第3電気絶縁膜5aは、例えば、第2電気絶縁膜(ONO膜)5における最上層の酸化物膜(シリコン酸化物膜)を弗酸で除去し、窒化物膜(シリコン窒化物膜)を燐酸溶液で除去することにより得られる。第3電気絶縁膜5aを形成した後、上述した第2サブ工程を行う。
第2サブ工程での第3ポリシリコン電極7の選択的なエッチングは、例えばウエットエッチングにより行うことができる。このときのエッチャントとしては、(1)アンモニア水と過酸化水素水との混合液等のアルカリ性溶液、または、(2)硝酸、過酸化水素水、オゾン水等の酸化力を有する液体と弗酸または弗化アンモニウムとの混合液等を用いることができる。
図3−2は、第2サブ工程で第3ポリシリコン電極7から新たに形成されたポリシリコン電極7aを概略的に示す断面図である。同図に示すように、第2サブ工程での選択的なエッチングによって第3ポリシリコン電極7がその高さ方向および幅方向に後退して小形化され、ポリシリコン電極7aが得られる。ポリシリコン電極7aからみた第1ポリシリコン電極3側の上方には、ONO膜5ONO がエッチングされることなく残っている。
半導体基板Sbを基準としたときのONO膜5ONO とポリシリコン電極7aとの高低差を概ね30nm以上とすることにより、後述するシリサイド化工程で形成される第1ゲート電極21と第2ゲート電極22との短絡を防止することができる。
なお、前述した準備工程で基材10Aを用意することも可能であり、この場合、パターニング工程は上述した第2サブ工程に相当する1つの工程で行われる。
(シリサイド化工程)
シリサイド化工程では、不純物拡散領域15s,15d,16s,16d(図1参照)を形成するための不純物を半導体基板Sbにドープしてから、上記パターニング工程を経た第1ポリシリコン電極3、第2ポリシリコン電極4、および第3ポリシリコン電極7(ポリシリコン電極7a)をシリサイド化して、目的とする半導体素子50(図1参照)を得る。
上記の不純物拡散領域15s,15d,16s,16dは、半導体素子50での第1ゲート部25に対応するもの(不純物拡散領域15s,15d)、および第2ゲート部30に対応するもの(不純物拡散領域16s,16d)であり、この場合のシリサイド化工程は、例えば以下の第1〜4サブ工程を含む。
第1サブ工程は、上述したパターニング工程で使用したエッチング保護膜(酸化物膜5OXI ;図3−2参照)を除去し、更に第1電気絶縁膜1(図3−2参照)をパターニングしてゲート絶縁膜1aを形成するサブ工程である。
上記エッチング保護膜(酸化物膜5OXI )の除去は、例えば、弗酸を用いたウエットエッチングにより行うことができる。このウエットエッチングによって、第1ポリシリコン電極3におけるポリシリコン電極7a側の側面とは反対側の側面および上面、ならびに第2ポリシリコン電極4の外表面が露出する。ポリシリコン電極7aの外表面はその形成時から露出したままであるが、仮に当該外表面に自然酸化膜が形成されていたとしても、このウエットエッチングによって自然酸化膜が除去される。また、このウエットエッチングによって第1電気絶縁膜1がパターニングされて、ゲート絶縁膜1aが得られる。
図4−1は、第1サブ工程で形成されたゲート絶縁膜1aを概略的に示す断面図である。同図に示すように、第1ポリシリコン電極3の下方からポリシリコン電極7aの下方にまで亘る領域と、第2ポリシリコン電極4の下方に、それぞれゲート絶縁膜1aが形成されている。
このとき、第1ポリシリコン電極3とポリシリコン電極7aとの間に介在しているONO膜5ONO (図3−2参照)での酸化物膜の一部もエッチングされるが、第1ポリシリコン電極3でのポリシリコン電極7a側の側面上には積層構造をなす領域が残る。酸化物膜の一部がエッチングされたONO膜5ONO は、その後エッチングを受けることなく、半導体素子50において第1ゲート部25を構成する積層膜(電気絶縁性を有する積層膜)5cとなる。以下、このONO膜を「積層膜5c」といい、図4−1においても参照符号5cを付してある。
第2サブ工程は、半導体素子50での第1ゲート部25(図1参照)の線幅方向側面となる第1ポリシリコン電極3およびポリシリコン電極7aそれぞれの側面上、および第2ポリシリコン電極4の線幅方向両側面上に、それぞれ直にサイドウォールスペーサSwを形成し、その後、半導体素子50での第1ゲート部25に対応する不純物拡散領域15s,15d、および第2ゲート部30に対応する不純物拡散領域16s,16d(図1参照)を形成するために、半導体基板Sbに不純物をドープするサブ工程である。
図4−2は、第2サブ工程で形成された各サイドウォールスペーサSw、および第2サブ工程で不純物がドープされた領域D1 〜D4 (以下、「不純物添加領域D1 〜D4 」という。)を概略的に示す断面図である。同図に示すように、サイドウォールスペーサSwは、第1ポリシリコン電極3におけるポリシリコン電極7a側の側面とは反対側の側面、第2ポリシリコン電極4における線幅方向の両側面、ポリシリコン電極7aにおける第1ポリシリコン電極3側の側面とは反対側の側面、および積層膜5cにおける第1ポリシリコン電極3側の側面とは反対側の側面上部(ポリシリコン電極7aよりも高い箇所)に、それぞれ形成される。
また、不純物添加領域D1 〜D4 は、半導体基板Sbを平面視したときの第1ポリシリコン電極3における線幅方向の側方、ポリシリコン電極7aにおける線幅方向の側方、および第2ポリシリコン電極4における線幅方向の側方に形成される。これら不純物添加領域D1 〜D4 中の不純物は、その後の所望時期に熱処理により活性化されて、各不純物添加領域D1 〜D4 がそれぞれ不純物拡散領域15s,15d,16s,または16d(図1参照)となる。
第1ポリシリコン電極3およびポリシリコン電極7aそれぞれの側面上、ならびに第2ポリシリコン電極4の線幅方向両側面上に直にサイドウォールスペーサSwを形成するので、各サイドウォールスペーサSwの形状を容易に制御することができる。そのため、不純物を半導体基板Sbに精密にドープすることが容易になる。これらの結果として、各不純物拡散領域15s,15d,16s,16d(図1参照)でのチャネルプロファイルを精密に制御することが容易になる。
以下の説明は、熱処理によって不純物添加領域D1 が不純物拡散領域15dに、不純物添加領域D2 が不純物拡散領域15sに、不純物添加領域D3 が不純物拡散領域16dに、そして不純物添加領域D4 が不純物拡散領域16sになっているものとして行う。
第3サブ工程は、各ポリシリコン電極3,4,7aをシリサイド化するための金属層を全面に形成するサブ工程である。
図4−3は、第3サブ工程で形成された金属層18を概略的に示す断面図である。この金属層18の具体例としては、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)等の高融点金属またはその合金からなる層が挙げられる。金属層18の膜厚は、各ポリシリコン電極3,4,7aをどの程度の深さまでシリサイド化するのかに応じて、適宜選定される。
第4サブ工程は、熱処理を施すことによって上記の金属層18と各ポリシリコン電極3,4,7aとを反応させ、これにより各ポリシリコン電極3,4,7aを自己整合的にシリサイド化した後に余剰の金属層18を除去して、第1ゲート部25の第1ゲート電極21および第2ゲート電極22(図1参照)、ならびに第2ゲート部30のゲート電極27(図1参照)を得るサブ工程である。この第4サブ工程を行うことにより、図1に示した半導体層50が得られる。
図1に示したように、第1ゲート電極21、第2ゲート電極22、およびゲート電極27においては、それぞれ、対応するポリシリコン電極3,4,または7aの露出面およびその近傍でのシリサイド化反応によって、シリサイド層Sが形成される。各不純物拡散層15s,15d,16s,16dの表面およびその近傍にも、シリサイド層Sが形成される。このとき、第1ポリシリコン電極3とポリシリコン電極7aとの間に段差が形成された状態で各ポリシリコン電極3,4,7aをシリサイド化し、その後に余剰の金属層18を除去するので、除去しきれなかった余剰の金属層18によって第1ゲート電極21と第2ゲート電極22とが短絡してしまうことを防止し易い。
仮に、前述したパターニング工程でのエッチング保護膜として第2電気絶縁膜5をそのまま利用すると、シリサイド化工程で上記の第1サブ工程を行ったときに、第1ポリシリコン電極3でのポリシリコン電極7a側の側面上部(ポリシリコン電極7aよりも高い箇所)が露出してしまうので、第2サブ工程でここにシリサイド層が形成されて第1ゲート電極21と第2ゲート電極22とが短絡してしまう。したがって、パターニング工程についての説明の中で述べたように、上記のエッチング保護膜としては第2電気絶縁膜5における最下層の酸化物膜を利用することが好ましい。
実用に供し得る半導体素子を得るためには、上述のようにして半導体素子50を得た後に当該半導体素子50に所望の電極、配線、回路等を形成する。このとき、第1ゲート部25は、例えばMONOS型フラッシュメモリにおけるメモリセルのゲート部として利用することができ、第2ゲート部30は、MONOS型フラッシュメモリにおいて周辺回路を構成するMOS型電界効果トランジスタのゲート部として利用することができる。
このようにして半導体素子50を製造すると、第1ゲート部25を構成している第1ゲート電極21と第2ゲート電極22との短絡を防止し易く、かつ、各不純物拡散領域15s,15d,16s,16dでのチャネルプロファイルを精密に制御し易くなるので、所望性能のものを高いに歩留まりの下に得ることが容易になる。
実施の形態2.
この実施の形態2は、第1ゲート部における積層膜(電気絶縁性を有する積層膜)の上端が第1ゲート電極および第2ゲート電極のいずれよりも突出している半導体素子を製造する際の一例である。
図5は、上記の構成を有する半導体素子の一例を概略的に示す断面図である。同図に示す半導体素子50aは、第1ゲート部25aにおける積層膜5cの上端が第1ゲート電極21aおよび第2ゲート電極22aのいずれよりも突出しているものである。また、第2ゲート部30aのゲート電極27aは、第1ゲート電極21aおよび第2ゲート電極22aと実質的に同じ高さを有している。図5においては、第1ゲート部25a、第1ゲート電極21a、第2ゲート電極22a、第2ゲート部30a、およびゲート電極27aをそれぞれ除き、図1に示した構成要素と機能上共通する構成要素に同図で用いた参照符号と同じ参照符号を付してある。
このような半導体素子50aを得るために準備工程で用意する基材は、実施の形態1の準備工程で用意する基材10(図2参照)または当該基材10から各ポリシリコン層8を除去したものでよいので、ここでは準備工程の説明を省略し、その後に行われるパターニング工程およびシリサイド化工程について、実施例の形態1で用いた参照符号(図1、図2、図3−1〜図3−2、および図4−1〜図4−3参照)、または図5で用いた参照符号を適宜引用して工程毎に説明する。
(パターニング工程)
パターニング工程では、第1ポリシリコン電極3および第3ポリシリコン電極7それぞれに選択的にエッチングを施す。そのため、このパターニング工程は下記の第1サブ工程を含む。
第1サブ工程は、第1電気絶縁膜1および第2電気絶縁膜5をそれぞれパターニングして、ゲート絶縁膜1aおよび積層膜5c(図5参照)を形成するサブ工程である。このとき、酸化物膜(シリコン酸化物膜)の除去は、例えば弗酸を用いたウエットエッチングにより行うことができ、窒化物膜(シリコン窒化物膜)の除去は、例えば燐酸溶液を用いたウエットエッチングにより行うことができる。電気絶縁膜5がONO膜である場合には、弗酸を用いたウエットエッチング、燐酸溶液を用いたウエットエッチング、および弗酸を用いたウエットエッチングをこの順番で行うことにより、ゲート絶縁膜1aおよび積層膜5cを形成することができる。
図6−1は、第1サブ工程で形成されたゲート絶縁膜1aおよび積層膜5cを概略的に示す断面図である。同図に示すように、第1ポリシリコン電極3の下方からポリシリコン電極7aの下方にまで亘る領域と、第2ポリシリコン電極4の下方に、それぞれゲート絶縁膜1aが形成されている。また、第1ポリシリコン電極3と第3ポリシリコン電極7との間からゲート絶縁膜1aと第3ポリシリコン電極7との間に亘って、積層膜5cが形成されている。この第1サブ工程を行うことにより、第1ポリシリコン電極3、第2ポリシリコン電極4、および第3ポリシリコン電極7それぞれの外表面が露出する。
なお、この第1サブ工程で形成される積層膜5cの形状は、図4−1〜図4−3に示した積層膜5cの形状と若干異なるが、両者の性能は実質的に同じであるので、ここでは同じ参照符号を用いている。
この後、各ポリシリコン電極3,4,7を選択的にエッチングすることができるエッチャントを用いて、これらのポリシリコン電極3,4,7をエッチングする。上記のエッチャントとしては、実施の形態1でのパターニング工程についての説明の中で具体的に例示したエッチャントと同じものが例示される。
図6−2は、上記のエッチングによって新たに形成されたポリシリコン電極3a,4a,7aを概略的に示す断面図である。同図に示すように、各ポリシリコン電極3,4,7が上記のエッチングによってそれぞれ高さ方向および幅方向に後退して小形化し、新たなポリシリコン電極3a,4a,7aが形成されている。半導体基板Sbを基準にした各ポリシリコン電極3a,4a,7aの高さは実質的に同じであり、積層膜5cの上端はポリシリコン電極3a,4aそれぞれの上方に突出している。
(シリサイド化工程)
シリサイド化工程では、パターニング工程で新たに形成された各ポリシリコン電極3a,4a,7aをそれぞれシリサイド化して、半導体素子50a(図5参照)を得る。実施の形態1におけるのと同様に、各ポリシリコン電極3a,4a,7aのシリサイド化に先立って、ポリシリコン電極3aおよびポリシリコン電極7aそれぞれの側面上、ならびにポリシリコン電極4aの線幅方向両側面上に直にサイドウォールスペーサSwを形成した状態下で、半導体基板Sbへの不純物のドープを行う。シリサイド化工程は、実施の形態1でのシリサイド化工程についての説明の中で述べた第2サブ工程、第3サブ工程、および第4サブ工程を含む。各サブ工程での処理は実施の形態1での処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
前述した実施の形態1におけるのと同様に、実用に供し得る半導体素子を得るためには、半導体素子50aを得た後に当該半導体素子50aに所望の電極、配線、回路等を形成する。このようにして半導体素子を製造すると、第1ゲート部25を構成する第1ゲート電極21aと第2ゲート電極22aとの短絡を防止し易くなり、かつ、各不純物拡散領域15s,15d,16s,16dでのチャネルプロファイルを精密に制御し易くなるので、所望性能のものを高いに歩留まりの下に得ることが容易になる。
実施の形態3.
この実施の形態3は、第1ゲート部における積層膜(電気絶縁性を有する積層膜)の上端が第1ゲート電極および第2ゲート電極のいずれよりも突出している半導体素子を製造する際の他の例であり、各ゲート電極は、当該ゲート電極に隣接配置されているサイドウォールスペーサとの間に段差を有している。
図7は、上記の構成を有する半導体素子の一例を概略的に示す断面図である。同図に示すように、この半導体素子50bでは、第1ゲート部25bにおける積層膜(電気絶縁性を有する積層膜)5cの上端が第1ゲート電極21bおよび第2ゲート電極22bのいずれよりも突出している。また、第1ゲート電極21bに隣接配置されているサイドウォールスペーサSw1 の上端は第1ゲート電極21bよりも突出してここに段差を形成しており、第2ゲート電極22bに隣接配置されているサイドウォールスペーサSw2 と第2ゲート電極22bとの間には、サイドウォールスペーサSw2 側が高くなった段差が形成されている。同様に、第2ゲート部30bにおけるゲート電極27bの線幅方向両側に形成されているサイドウォールスペーサSw3 ,Sw4 の上端はゲート電極27bよりも突出して、ゲート電極27bとの間に段差を形成している。なお、図7においては、第1ゲート部25b、第1ゲート電極21b、第2ゲート電極22b、第2ゲート部30b、ゲート電極27b、および各サイドウォールスペーサSw1 〜Sw4 をそれぞれ除き、図1に示した構成要素と機能上共通する構成要素に同図で用いた参照符号と同じ参照符号を付してある。
このような半導体素子50bを得るために準備工程で用意する基材は、実施の形態1の準備工程で用意する基材10(図2参照)または当該基材10から各ポリシリコン層8を除去したものでよいので、ここでは準備工程の説明を省略し、その後に行われるパターニング工程およびシリサイド化工程について、実施例の形態1,2で用いた参照符号(図1〜図6参照)、または図7で用いた参照符号を適宜引用して工程毎に説明する。
(パターニング工程)
パターニング工程では、ゲート絶縁膜1a、積層膜5c、およびサイドウォールスペーサSwを形成した後に各ポリシリコン電極3,4,7に選択的にエッチングを施す。そのため、このパターニング工程では、上述した実施の形態2におけるパターニング工程での第1サブ工程の内容と同じ内容の第1サブ工程を行った後に、以下の第2サブ工程を行う。なお、第2サブ工程の内容の理解を助けるために、第1サブ工程で形成されるゲート絶縁膜1aおよび積層膜5cを概略的に図8−1に示す。同図の内容は、図6−1の内容と同じである。
上記の第2サブ工程は、目的とする半導体素子50bでの第1ゲート部25b(図7参照)の線幅方向側面となる第1ポリシリコン電極3および第3ポリシリコン電極7それぞれの側面上に直にサイドウォールスペーサSw1 またはSw2 を形成すると共に、第2ポリシリコン電極4の線幅方向両側面上にそれぞれ直にサイドウォールスペーサSw3 またはSw4 を形成するサブ工程である。サイドウォールスペーサの形成方法については既に説明したので、ここではその説明を省略する。
図8−2は、第2サブ工程で形成されたサイドウォールスペーサSw1 〜Sw4 を概略的に示す断面図である。同図に示すように、第1ポリシリコン電極3における第3ポリシリコン電極7側の側面とは反対側の側面上、第3ポリシリコン電極7における第1ポリシリコン電極3側の側面とは反対側の側面上、および、第2ポリシリコン電極4の線幅方向両側面それぞれの上に直に、サイドウォールスペーサSw1 ,Sw2 ,Sw3 ,またはSw4 が形成されている。
この後、各ポリシリコン電極3,4,7を選択的にエッチングすることができるエッチャントを用いて、これらのポリシリコン電極3,4,7をエッチングする。上記のエッチャントとしては、実施の形態1でのパターニング工程についての説明の中で具体的に例示したエッチャントと同じものが例示される。
図8−3は、上記のエッチングによって新たに形成されたポリシリコン電極3b,4b,7bを概略的に示す断面図である。同図に示すように、各ポリシリコン電極3,4,7が上記のエッチングによってそれぞれ高さ方向に後退して小形化し、新たなポリシリコン電極3b,4b,7bが形成されている。
半導体基板Sbを基準にした各ポリシリコン電極3b,4b,7bの高さは実質的に同じであり、積層膜5cの上端はポリシリコン電極3b,4bそれぞれの上方に突出している。また、第2サブ工程で第1ポリシリコン電極3に隣接して形成されたサイドウォールスペーサSw1 の上端は、ポリシリコン電極3bよりも上方に突出してここに段差を形成しており、第3ポリシリコン電極3に隣接して形成されたサイドウォールスペーサSw2 とポリシリコン電極7bとの間には、サイドウォールスペーサSw2 側が高くなった段差が形成されている。そして、第2サブ工程で第2ポリシリコン電極4に隣接して形成された各サイドウォールスペーサSw3 ,Sw4 それぞれの上端は、ポリシリコン電極4bよりも上方に突出して、ポリシリコン電極4bとの間に段差を形成している。
(シリサイド化工程)
シリサイド化工程では、パターニング工程で新たに形成された各ポリシリコン電極3b,4b,7bをそれぞれシリサイド化して、半導体素子50b(図7参照)を得る。実施の形態1におけるのと同様に、各ポリシリコン電極3b,4b,7bのシリサイド化に先立って、半導体基板Sbへの不純物のドープが行われる。このシリサイド化工程は、実施の形態1でのシリサイド化工程についての説明の中で述べた第2サブ工程、第3サブ工程、および第4サブ工程を含む。各サブ工程での処理は実施の形態1での処理と同様であるので、ここではその説明を省略する。
前述した実施の形態1におけるのと同様に、実用に供し得る半導体素子を得るためには、半導体素子50b(図7参照)を得た後に当該半導体素子50bに所望の電極、配線、回路等を形成する。このようにして半導体素子を製造すると、第1ゲート部25bを構成する第1ゲート電極21bと第2ゲート電極22bとの短絡を防止し易くなり、かつ、各不純物拡散領域15s,15d,16s,16dでのチャネルプロファイルを精密に制御し易くなるので、所望性能のものを高いに歩留まりの下に得ることが容易になる。
さらに、第1ゲート電極21bとサイドウォールスペーサSw1 との間に段差があるので、シリサイド化工程でポリシリコン電極のシリサイド化のために使用した金属層の余剰部分を除去しきれなかった場合でも、第1ゲート電極21bと不純物拡散領域15dとが短絡してしまうことを防止し易くなる。同様の理由から、第2ゲート電極22bと不純物拡散領域15sとの短絡、ゲート電極27bと不純物拡散領域16dとの短絡、およびゲート電極27bと不純物拡散領域16dとの短絡をそれぞれ防止することも容易になる。
実施の形態4.
この実施の形態4は、第1ゲート部における積層膜(電気絶縁性を有する積層膜)の上端が第1ゲート電極および第2ゲート電極のいずれよりも突出している半導体素子を製造する際の更に他の例であり、得られる半導体素子は、各不純物拡散層の表面が比較的粗くないという点を除き、図7に示した半導体素子50bと同様の断面構造を有している。
このような半導体素子を得るために準備工程で用意する基材は、実施の形態1の準備工程で用意する基材10(図2参照)または当該基材10から各ポリシリコン層8を除去したものでよいので、ここでは準備工程の説明を省略し、その後に行われるパターニング工程およびシリサイド化工程について、実施例の形態3で用いた参照符号(図7および図8−1〜図8−3参照)を適宜引用して工程毎に説明する。
(パターニング工程)
パターニング工程では、ゲート絶縁膜1a、積層膜5c、およびサイドウォールスペーサSw1 〜Sw4 を形成した後に、半導体基板Sbの表面を保護するためのレジスト層を形成し、その後に各ポリシリコン電極3,4,7に選択的にエッチングを施す。そのため、このパターニング工程では、上述した実施の形態3におけるパターン工程での第1サブ工程の内容と同じ内容の第1サブ工程、および実施の形態3におけるパターン工程での第2サブ工程の内容と同じ内容の第2サブ工程をこの順番で行った後に、以下の第3サブ工程を行う。なお、第3サブ工程の内容の理解を助けるために、第2サブ工程で形成されるサイドウォールスペーサSw1 〜Sw4を概略的に図9−1に示す。同図の内容は、図8−2の内容と同じである。
上記の第3サブ工程は、各ポリシリコン電極3,4,7を選択的にエッチングする際に半導体基板Sbの表面が粗れてしまうのを防止するためのレジスト層を形成するサブ工程である。
図9−2は、第3サブ工程で形成されたレジスト層Rを概略的に示す断面図である。同図に示すように、レジスト層Rは各サイドウォールスペーサSw1 〜Sw4 の周囲に形成されて、ここに露出している半導体基板Sbの表面を覆う。レジスト層Rの材料として何を用いるかは、各ポリシリコン電極3,4,7を選択的にエッチングする際に使用されるエッチャントの種類に応じて、当該エッチャントに対して耐性を有する材料のなかから適宜選択される。
この後、各ポリシリコン電極3,4,7を選択的にエッチングすることができるエッチャントを用いて、これらのポリシリコン電極3,4,7をエッチングする。上記のエッチャントとしては、実施の形態1でのパターニング工程についての説明の中で具体的に例示したエッチャントと同じものが例示される。
図9−3は、上記のエッチングによって新たに形成されたポリシリコン電極3c,4c,7cを概略的に示す断面図である。同図に示すように、各ポリシリコン電極3,4,7が上記のエッチングによってそれぞれ高さ方向に後退して小形化し、新たなポリシリコン電極3b,4b,7bが形成されている。同図に示す内容は、レジスト層Rが設けられている点を除いて、図8−3に示した内容と同じである。
(シリサイド化工程)
シリサイド化工程では、パターニング工程で形成したレジスト層Rを除去した後、パターニング工程で新たに形成した各ポリシリコン電極3b,4b,7bをそれぞれシリサイド化して、半導体素子50bを得る。実施の形態1におけるのと同様に、各ポリシリコン電極3b,4b,7bのシリサイド化に先立って、半導体基板Sbへの不純物のドープが行われる。レジスト層Rを除去した後、実施の形態1でのシリサイド化工程についての説明の中で述べた第2サブ工程、第3サブ工程、および第4サブ工程をこの順番で順次行うことにより、各ゲート電極21b,22b,27bおよび不純物拡散領域15s,15d,16s,16dが形成され、半導体素子50bが得られる。
前述した実施の形態1におけるのと同様に、実用に供し得る半導体素子を得るためには、上述のようにして半導体素子50bを得た後に当該半導体素子50bに所望の電極、配線、回路等を形成する。このようにして半導体素子を製造すると、実施の形態3で説明した方法によって半導体素子を製造する場合と同様に、第1ゲート部25bを構成する第1ゲート電極21bと第2ゲート電極22bとの短絡、第1ゲート電極21bと不純物拡散領域15dとの短絡、および第2ゲート電極22bと不純物拡散領域15sとの短絡を防止し易くなる。
また、サイドウォールスペーサSw1 〜Sw4 を形成した状態下で半導体基板Sbへの不純物のドープが行われ、かつ、パターニング工程でのエッチングによって半導体基板Sbの表面が粗れてしまうことがレジスト層Rによって防止されることから、実施の形態3で説明した製造方法に比べても、各不純物拡散領域15s,15d,16s,16dでのチャネルプロファイルを精密に制御し易くなる。したがって、所望性能の半導体素子を高いに歩留まりの下に得ることが容易になる。
以上、この発明の半導体素子の製造方法について4つの形態を挙げて説明したが、この発明はこれらの形態に限定されるものではない。例えば第1ゲート部の構成は、図10−1または図10−2に示すように、1つの第1ゲート電極の線幅方向両側に第2ゲート電極がそれぞれ配置された構成とすることもできる。
図10−1に示した第1ゲート部25dでは、半導体基板Sbを基準とした第1ゲート電極21dと各積層膜5c(電気絶縁性を有する積層膜)との高さが互いに実質的に同じであり、各積層膜5cの上端は、各第2ゲート電極22dよりも上方に突出している。また、図10−2に示した第1ゲート部25eでは、半導体基板Sbを基準とした第1ゲート電極21eと各第2ゲート電極22eとの高さが互いに実質的に同じであり、各積層膜5cの上端は、第1ゲート電極21eおよび各第2ゲート電極22のいずれよりも上方に突出している。なお、図10−1または図10−2に示した構成要素のうち、第1ゲート部、第1ゲート電極、および第2ゲート電極をそれぞれ除いた各構成要素については、図1で用いた参照符号と同じ参照符号を付してその説明を省略する。その他、種々の変形、修飾、組合せなどが可能である。
この発明に係る半導体素子の製造方法によって製造される半導体素子の一例を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法での準備工程の一例で用意する基材を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の一例で得られる基材を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の一例で形成されるポリシリコン電極を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのシリサイド化工程の一例で形成されるゲート絶縁膜を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのシリサイド化工程の一例で形成されるサイドウォールスペーサおよび不純物添加領域を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのシリサイド化工程の一例で各ポリシリコン電極をシリサイド化するために形成される金属層を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法によって製造される半導体素子の他の例を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の他の例で形成されるゲート絶縁膜および積層膜を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の他の例で形成されるポリシリコン電極を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法によって製造される半導体素子の更に他の例を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の更に他の例で形成されるゲート絶縁膜および積層膜を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング化工程の更に他の例で形成されるサイドウォールスペーサを概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の更に他の例で形成されるポリシリコン電極を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の更に他の例で形成されるサイドウォールスペーサを概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の更に他の例で形成されるレジスト層を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法でのパターニング工程の更に他の例で形成されるポリシリコン電極を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法で形成される第1ゲート部の他の例を概略的に示す断面図である。 この発明に係る半導体素子の製造方法で形成される第1ゲート部の更に他の例を概略的に示す断面図である。
符号の説明
1 第1電気絶縁膜
1a ゲート絶縁膜
3 第1ポリシリコン電極
4 第2ポリシリコン電極
5 第2電気絶縁膜
5c 電気絶縁性を有する積層膜
OXI シリコン酸化物膜(エッチング保護膜)
7 第3ポリシリコン電極
3a,3b,4a,4b,7a,7b ポリシリコン電極
10 基材
15s,15d,16s,16d 不純物拡散層
21,21a,21b,21d,21e 第1ゲート電極
22,22a,22b,22d,22e 第2ゲート電極
25,25a,25b,25d,25e 第1ゲート部
27,27a,27b 第2ゲート部のゲート電極
30,30a,30b 第2ゲート部
50,50a,50b 半導体素子
Sb 半導体基板
Sw,Sw1 ,Sw2 ,Sw3 ,Sw4 サイドウォールスペーサ
S シリサイド層

Claims (7)

  1. 半導体基板と、前記半導体基板の片面上にゲート絶縁膜を介して形成されて該半導体基板中での電荷の移動を複数のゲート電極によって電気的に制御する少なくとも1つの第1ゲート部と、前記半導体基板の片面上にゲート絶縁膜を介して形成されて該半導体基板中での電荷の移動を1つのゲート電極によって電気的に制御する少なくとも1つの第2ゲート部とを備え、前記第1ゲート部を構成する複数のゲート電極が、前記ゲート絶縁膜上に配置された第1ゲート電極と、電気絶縁性を有する積層膜を介して前記半導体基板上に配置された第2ゲート電極とを含み、前記第2ゲート電極が前記積層膜を介して前記第1ゲート電極の線幅方向側面に隣接している半導体素子の製造方法であって、
    半導体基板の片面に前記ゲート絶縁膜の元となる第1電気絶縁膜が形成され、該第1電気絶縁膜上に前記第1ゲート電極の元となる第1ポリシリコン電極、前記第2ゲート部のゲート電極の元となる第2ポリシリコン電極、および前記積層膜の元となる第2電気絶縁膜が形成され、前記第2電気絶縁膜上に前記第2ゲート電極の元となる第3ポリシリコン電極が形成されている基材を用意する準備工程と、
    前記第1ポリシリコン電極および前記第3ポリシリコン電極の少なくとも一方に選択的にエッチングを施して、前記第1ポリシリコン電極と前記第3ポリシリコン電極との間の前記第2絶縁膜の上端を該第1ポリシリコン電極および該第3ポリシリコン電極の少なくとも一方よりも突出させるパターニング工程と、
    前記半導体基板に不純物をドープしてから前記パターニング工程後の第1ポリシリコン電極、第2ポリシリコン電極、および第3ポリシリコン電極をシリサイド化して、前記第1ゲート電極、前記第2ゲート電極、および前記第2ゲート部のゲート電極を得るシリサイド化工程と、
    を含み、前記不純物のドープが、前記第1ゲート部の線幅方向側面となる第1ポリシリコン電極または第3ポリシリコン電極の側面、および前記第2ポリシリコン電極の線幅方向両側面をそれぞれ露出させて該側面上に直にサイドウォールスペーサを形成した状態下で行われることを特徴とする半導体素子の製造方法。
  2. 前記準備工程で、前記第2電気絶縁膜としてONO膜が形成されている基材を用意し、
    前記パターニング工程が、前記ONO膜のうちで前記第3ポリシリコン電極と接していない領域中の窒化物膜および該窒化物膜上の酸化物膜を選択的に除去する第1サブ工程と、前記ONO膜での最下層の酸化物膜を少なくとも前記第1ポリシリコン電極のエッチング保護膜として利用しつつ、前記第3ポリシリコン電極に選択的にエッチングを施す第2サブ工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  3. 前記パターニング工程が、前記第1電気絶縁膜および前記第2電気絶縁膜をパターニングして前記ゲート絶縁膜および前記積層膜を形成する第1サブ工程を含み、該パターニング工程で前記第1ポリシリコン電極および前記第3ポリシリコン電極に選択的にエッチングを施すことを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
  4. 前記パターニング工程が、前記第1ゲート部の線幅方向側面となる第1ポリシリコン電極側面または第3ポリシリコン電極側面に当該側面に隣接させてサイドウォールスペーサを形成すると共に、第2ポリシリコン電極の線幅方向両側面に当該側面に隣接させてサイドウォールスペーサを形成する第2サブ工程を更に含み、該第2サブ工程が前記第1サブ工程後に行われることを特徴とする請求項3に記載の半導体素子の製造方法。
  5. 前記パターニング工程が、前記サイドウォールスペーサの周囲に露出している半導体基板表面上に該表面を覆うレジスト層を形成する第3サブ工程を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体素子の製造方法。
  6. 前記パターニング工程で、アルカリ性のエッチャントを用いて前記エッチングを施すことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体素子の製造方法。
  7. 前記パターニング工程で、酸化力を有する液体と弗酸または弗化アンモニウムとの混合液をエッチャントとして用いて前記エッチングを施すことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の半導体素子の製造方法。
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