JP2007109784A - 回転式電子部品用摺動子 - Google Patents

回転式電子部品用摺動子 Download PDF

Info

Publication number
JP2007109784A
JP2007109784A JP2005297562A JP2005297562A JP2007109784A JP 2007109784 A JP2007109784 A JP 2007109784A JP 2005297562 A JP2005297562 A JP 2005297562A JP 2005297562 A JP2005297562 A JP 2005297562A JP 2007109784 A JP2007109784 A JP 2007109784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
plate
jig
circuit board
semi
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005297562A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Nagatomo
郁夫 長友
Kazutaka Nakagome
和隆 中込
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd filed Critical Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Priority to JP2005297562A priority Critical patent/JP2007109784A/ja
Publication of JP2007109784A publication Critical patent/JP2007109784A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Adjustable Resistors (AREA)

Abstract

【課題】調整治具を係合する治具係合部を設けていても、吸着ヘッドによる吸着を確実に行うことができる回転式電子部品用摺動子を提供する。
【解決手段】板部42の中央に一方の面側に突出変形する取付部43を設けてなる摺動子本体部41を具備する。取付部43の周囲の板部42中に両側辺51a,51aを切り欠いて切り欠いた間の板部42の部分を取付部43側に突出してなる調整治具挿入用凹部51を形成する。調整治具挿入用凹部51の深さを板部42の厚みと同一又はそれ以下とする。摺動子本体部41の上面に調整治具挿入用開口部57を設けてなるドライバプレート55を重ね合わせ、調整治具挿入用開口部57と調整治具挿入用凹部51の位置を一致させることで冶具係合部59を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半固定可変抵抗器等の回転式電子部品に取り付けられる回転式電子部品用摺動子に関するものである。
従来、チップ型の半固定可変抵抗器は、例えば図8に示すように、セラミック製の回路基板510と、回路基板510上に載置される摺動子530と、回路基板510の摺動子530を取り付けた反対側の面に設置される端子板550とを具備し、端子板550に設けた筒状突起551を回路基板510に設けた係止穴511と摺動子530に設けた軸支穴531に挿入してその先端をかしめて構成されている。ここで摺動子530は円板状の板部533の中央に回路基板510側に向かって突出変形して回路基板510上に回動自在に取り付けられる取付部535を具備するとともに、取付部535の周囲の180°対向する位置に取付部535及び板部533を切り欠いた開口からなる調整治具挿入用の一対の治具係合部537を形成し、一方板部533の外周に接続されているリング状のアーム部539を板部533の下面側に折り曲げてアーム部539の中央に設けた摺接部541を板部533の下面側に位置して構成されている。そして前記治具係合部537にドライバー等の調整治具を挿入して摺動子530を回動すれば、摺接部541が回路基板510上に設けた図示しない摺接パターン上を摺動し、その電気的出力が変化する(例えば特許文献1の図3参照)。
しかしながら上記半固定可変抵抗器500においては、摺動子530に治具係合部537を設けているので、この半固定可変抵抗器500の摺動子530の上面に真空吸着用の吸着ヘッドを当接してこれを吸着して移送する場合、前記治具係合部537から空気が吸引されてその吸着が確実に行えなくなる恐れがあった。なお筒状突起551中央の開口には例えば円板状の封止板560を取り付けることでこの開口からの空気の吸引は防止できる。
一方前記半固定可変抵抗器500の場合、治具係合部537に調整治具を係合することで摺動子530の回動を行うが、板部533は1枚なのでその強度が強いとは言えず、調整治具による摺動子530の回動の際に摺動子530が変形する恐れがある。これを防止するには、例えば板部533の上面に図示しない別の板部(ドライバプレート)を重ね合わせ、このドライバプレートに設けた調整治具挿入用の開口と前記板部533に設けた治具係合部537とによって1つの治具係合部を構成し、この治具係合部に調整治具を係合するようにすれば良い。このように構成すれば、1枚の板に治具係合部を設ける場合に比べて重ね合わせた2枚の板に治具係合部を設けることとなるのでその強度をかなり強くできる(例えば特許文献1の図1参照)。しかしながらこの場合においても前述のように半固定可変抵抗器を吸着ヘッドに吸着する際に開口からなる治具係合部から空気が吸引されて吸着不良を生じる恐れがあるという問題は解決できない。
実開平4−109503号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、調整治具を係合する治具係合部を設けていても、吸着ヘッドによる吸着を確実に行うことができる回転式電子部品用摺動子を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、回路基板上に回動自在に取り付けられる回転式電子部品用摺動子において、前記回転式電子部品用摺動子は、板部の中央に回路基板側に向かって突出変形して前記回路基板上に回動自在に取り付けられる取付部を設けてなる摺動子本体部を具備するとともに、前記取付部の周囲の板部中に両側辺を切り欠いて切り欠いた間の板部の部分を回路基板側に突出してなる調整治具挿入用凹部を形成し、且つ前記調整治具挿入用凹部の深さを板部の厚みと同一以下としたことを特徴とする回転式電子部品用摺動子にある。
本願請求項2に記載の発明は、前記回転式電子部品用摺動子は、前記摺動子本体部の上面に調整治具挿入用開口部を設けてなる治具係合板部を重ね合わせ、前記調整治具挿入用開口部と前記調整治具挿入用凹部の位置を一致させることで冶具係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転式電子部品用摺動子にある。
請求項1に記載の発明によれば、調整治具挿入用凹部の深さを板部の厚みと同一以下としたので、この調整治具挿入用凹部の部分には開口が生じない。従って摺動子本体部に調整治具挿入用凹部を設けていても、この回転式電子部品用摺動子を吸着ヘッドによって吸着する際に前記調整治具挿入用凹部の部分から空気が吸い込まれず、この回転式電子部品用摺動子を用いて構成した回転式電子部品の吸着ヘッドによる吸引・移送を確実に行わせることができる。
請求項2に記載の発明によれば、治具係合部の強度を強くでき、同時に前述のようにこの回転式電子部品用摺動子を用いて構成した回転式電子部品の吸着ヘッドによる吸引・移送を確実に行わせることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の1実施形態にかかる回転式電子部品用摺動子(以下各実施形態では「摺動子」という)40を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図、図1(c)は裏面図である。図2は摺動子40を展開して示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面図である。また図3(a)は摺動子40の斜視図(図1(b)のB矢視図)、図3(b)は一部断斜視図(図1(a)のC−C断面矢視図)である。これらの図に示すように摺動子40は、1枚の薄板状の弾性金属板(ステンレス板等)によって形成され、略円板状の摺動子本体部41と、この摺動子本体部41に帯状の連結部50を介して連結される略円板状の治具係合板部(以下「ドライバプレート」という)55とを具備し、摺動子本体部41の上面に治具係合板部55を重ね合わせて構成されている。
摺動子本体部41は略円形で平板状の板部42の中央に一方の面側(下記する回路基板10側)に向かって突出変形する円形容器状の取付部43を設け、取付部43の底部中央に矩形状(正方形状)の貫通する軸支穴45を設け、また板部42の外周の前記連結部50を接続する位置とは180°反対側の位置に円弧状でその両端が板部42に連結される摺接アーム部47を設け、摺接アーム部47の中央に下方向(取付部43が突出する方向)に向かって略V字状に屈曲する摺接部49を設けて構成されている。ここで取付部43は半径方向に向かって下方向に円弧状に湾曲しており、その最も下方向に突出している下面がリング状の摺接部44となっている。軸支穴45の1辺の長さ寸法は下記する回動軸90の軸部97の直径と略同一寸法となっている。摺接アーム部47はその両端部を折り曲げることで全体を取付部43が突出する方向に向かって傾斜させている。
そして取付部43の周囲の板部42の180°対向する位置に半径方向外方に向かう一対の矩形状の調整治具挿入用凹部(以下「凹部」という)51が設けられている。両凹部51は摺接アーム部47の両端部近傍部分に設けられている。これら凹部51はその両側辺51a,51a(両側辺51a,51aは板部42の取付部43の外周辺と接している部分から略半径方向外側に向けて板部42中に平行に設けられている)を切り欠いて切り欠いた間の板部42の部分を取付部43側(下記する回路基板10側)に底面が板部42の面と平行になるように突出させ、且つ凹部51の深さを板部42の厚みと略同一(板部42の厚みと同一以下)になるように構成している。つまり凹部51の深さを板部42の厚みと同一以下にしたので、図3にも示すように、凹部51の部分に開口は生じない。
一方ドライバプレート55は摺動子本体部41と略同一の外形寸法の平板であり、その中央に貫通する調整治具挿入用開口部(以下「開口部」という)57を設けて構成されている。開口部57は円形の開口571の180°対向する位置に一対の矩形状の半径方向外方に向かう矩形状の開口573を設けて構成されている。
そして摺動子40は、ドライバプレート55を摺動子本体部41の上面側に連結部50の部分で折り曲げて重ね合わせることによって構成されている。このとき一対の開口573と一対の凹部51の位置はそれぞれ一致し、開口部57(開口571と開口573)と凹部51との空間によってドライバー等の調整治具を係合する治具係合部59が形成される。この治具係合部59は前述のように凹部51に開口がないため、全体としてもその内部(軸支穴45を除く)に外部に連通する開口がないものとなっている。
図4,図5は前記摺動子40を両面調整型(正面調整兼背面調整型)の半固定可変抵抗器1−1に用いた例を示す図であり、図4(a)は概略側断面図、図4(b)は平面図、図4(c)は裏面図、図5は一部断斜視図(図4(b)のD−D部分で切断した斜視図)である。但し図4(b)と図5では下記する回動軸90の折り曲げ部101を折り曲げていない状態を示している。これらの図に示すように半固定可変抵抗器1−1は、セラミック製の回路基板10と、回路基板10上に設置される前記摺動子40と、回路基板10の摺動子40を取り付けた反対側の面に設置される端子板(この端子板は電気的機能を有しないダミーの端子板である)60と、回路基板10と摺動子40と端子板60とを貫通するように取り付けられる回動軸90とを具備して構成されている。なお以下の説明で、下方向とは回路基板10から見て端子板60側を言い、上方向とは回路基板10から見て摺動子40側を言うこととする。
回路基板10は、アルミナ等のセラミック製で略矩形状の平板からなる基材11の上面に同心円状の2本の摺接パターン13,17を設けるとともに両摺接パターン13,17の中央に上下に貫通する係止穴21を設けて構成されている。外側の摺接パターン13は略リング状(C字状)の抵抗体パターンであり、その両端には端子パターン15,15が接続されている。端子パターン15は基材11の外周の1辺から略矩形状に突出する3つの突出部11aの両外側2つの突出部11aの先端に至り、その先端の外側面を介して基材11の下面(摺接パターン13,17を設けた反対側の面)側まで形成されている。一方内側の摺接パターン17はリング状の導体パターン(集電パターン)であり、その外周には端子パターン19が接続されている。端子パターン19も端子パターン15と同様に基材11の中央の突出部11aの先端まで至り、その先端側外側面を介して基材11の下面側まで形成されている。回路基板10下面の係止穴21の周囲には略矩形状でその一方の辺が基材11の外周辺(突出部11aが突出する辺の反対側の辺)まで至っている凹状の溝からなる端子板収納部23が設けられている。端子板収納部23は端子板60の外形形状と略同一の外形形状を有し、且つ端子板60の厚みと略同一の厚さを有している。
端子板60は1枚の金属板(錫メッキされた鉄板等)によって形成され、略矩形状の基部61の外周の1辺から略矩形状の接続部71を突出して構成されている。基部61の内部(中央)には上下に貫通する略円形の挿入穴63が設けられている。一方接続部71はその下面を少し基部61の下面よりも下げることでこの下面を当接部73とし、また接続部71の先端辺には上方向に向かって屈曲して半田付けを容易にする先端屈曲部75が設けられている。
回動軸90は金属製(黄銅製等)であり、頭部91と、頭部91の一方の面の中央から突出する軸部97とを具備して構成されている。頭部91は略円板状で軸部97の直径よりもその直径を大きくしており、また軸部97を突出する反対側の面には直線状の溝からなる背面用治具係合部99を設けている。軸部97は円柱状でありその先端面中央に円形の凹部を設けることでその周囲の部分を円筒状の折り曲げ部101としている。
そして半固定可変抵抗器1−1を組み立てるには、まず端子板60の挿入穴63にその下面側から回動軸90の軸部97を挿入する。次に端子板60の上面側に回路基板10と摺動子40とを載置する。このとき端子板60は回路基板10の端子板収納部23に収納され、また回動軸90の軸部97は回路基板10の係止穴21と摺動子40の軸支穴45とに挿入され貫通される。そして軸部97先端の折り曲げ部101をかしめて外方に広がるように折り曲げれば、両面調整型の半固定可変抵抗器1−1が完成する。このときかしめた軸部97の折り曲げ部101の外周は摺動子40の矩形状の軸支穴45の形状に合わせて略矩形状に変形するので、回動軸90と摺動子40とは半径方向に一体に固定されることとなり、両者は確実に一体に回転する。
そしてこの半固定可変抵抗器1−1は、その摺動子40の上面(ドライバプレート55の上面)に図4(a)に一点鎖線で示す真空吸着用の吸着ヘッド300の先端面を当接して吸着して移送し、例えば同じ図4(a)に点線で示しているプリント配線基板等の各種の実装基板200上に載置する。ここで前述のように治具係合部59の内部(軸支穴45を除く)には外部に連通する開口はなく、同時に軸支穴45は回動軸90によって塞がれているので、吸着ヘッド300が摺動子40を吸着した際に摺動子40の内部側から空気が吸引されることはない。従って吸着ヘッド300による半固定可変抵抗器1−1の吸着・移送が確実に行える。
実装基板200上に載置した半固定可変抵抗器1−1の3つの端子パターン15,15,19はそれぞれ実装基板200上に形成した3つの端子接続パターン201(図4(a)では1つのみ示す)に当接され、同時に端子板60の当接部73は実装基板200上に形成した1つの端子固定パターン203に当接され、同時に回動軸90の頭部91は実装基板200に設けた上下に貫通する開口205内に挿入される。そして端子パターン15,15,19とこれらにそれぞれ接続されている端子接続パターン201間及び端子板60と端子固定パターン203間を半田等によって電気的・機械的に固定すれば、半固定可変抵抗器1−1の実装が完了する。
そして実装基板200の正面側(半固定可変抵抗器1−1を取り付けた面側)にある摺動子40の治具係合部59にその上面側からドライバー等の調整治具250(図4(b)参照)を係合して摺動子40を回動すれば、摺動子40の摺接部49が摺接パターン13上を摺動する。このとき摺動子40の摺接部44は摺接パターン17上に摺接して両者は常に接触しているので、前記摺動子40の回動により、3つの端子パターン15,15,19間の抵抗値が変化する。一方実装基板200の背面側(半固定可変抵抗器1−1を取り付けた反対面側)からこの背面側に露出している回動軸90の背面用治具係合部99にドライバー等の調整治具270(図4(c)参照)を係合し、回動軸90を回転すれば、これと一体に摺動子40も回転し、その摺接部49が摺接パターン13上を摺接し、これによっても半固定可変抵抗器1−1の抵抗値を調整することができる。
なお上記半固定可変抵抗器1−1で電気的な機能を有しない端子板60を設けたのは、半固定可変抵抗器1−1を実装基板200上に取り付ける際の強度を強くするためである。そのため端子板60を強度の強い金属板で構成している。なおこの実施形態では3つの端子パターン15,15,19を設けることで端子板60を電気的機能を有しないダミーの端子板としているが、例えば端子パターン19を省略し、その代りに摺動子40を介して摺接パターン17と電気的に接続する端子板60を正規の端子の1つ(集電板)として利用しても良い。逆に端子板60はこれを省略して取り付けなくても良い。この場合も回路基板10の係止穴21と摺動子40の軸支穴45に回路基板10の背面側から回動軸90の軸部97を挿入することで、摺動子40を回路基板10上に回動自在に取り付けることができる。
図6は本発明の他の実施形態にかかる摺動子40−2を用いて構成した両面調整型の半固定可変抵抗器1−2を示す概略側断面図である。同図に示す半固定可変抵抗器1−2において、前記半固定可変抵抗器1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については前記実施形態と同じである。この半固定可変抵抗器1−2において、半固定可変抵抗器1−1と相違するのは、摺動子40−2の構造のみである。そしてこの実施形態に用いる摺動子40−2において前記図1に示す摺動子40と相違する点は、ドライバプレート55を省略した点のみである。つまりこの摺動子40−2は図1に示す摺動子40の摺動子本体部41のみで構成されている。このように構成しても摺動子40−2の上面に凹部51のみからなる治具係合部59−2が構成できるので、この治具係合部59−2に調整治具を係合することで摺動子40−2を正面側から回動でき抵抗値を調整できる。また回動軸90の背面用治具係合部99に調整治具を係合して摺動子40を回動し抵抗値が調整できることは言うまでもない。この実施形態の場合、治具係合部59−2の深さが浅いので、その強度が第1実施形態に比べて弱くなるが、その代りに摺動子40−2の厚みを1枚の板厚分だけ薄くできる。そしてこの実施形態の場合も、一点鎖線で示す吸着ヘッド300によって半固定可変抵抗器1−2を移送する際、前記治具係合部59−2の内部(軸支穴45を除く)には外部に連通する開口はなく、同時に軸支穴45は回動軸90によって塞がれているので、吸着ヘッド300が摺動子40−2を吸着した際に摺動子40−2の内部側から空気が吸引されることはない。従って吸着ヘッド300による半固定可変抵抗器1−2の吸着・移送が確実に行える。
図7は第1実施形態にかかる摺動子40を用いて構成した正面調整型の半固定可変抵抗器1−3を示す概略側断面図である。同図に示す半固定可変抵抗器1−3において、前記半固定可変抵抗器1−1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については前記実施形態と同じである。この半固定可変抵抗器1−3において半固定可変抵抗器1−1と相違する点は、回動軸90を取り付けず、その代りに端子板60−3の基部61−3の内部(中央)に上方向に向かって突出する筒状突起からなる軸支部77−3を設け、この軸支部77−3を回路基板10の係止穴21と摺動子40の軸支穴45に挿入してその先端をかしめて外方に広がるように折り曲げることで摺動子40を回路基板10に回動自在に軸支した点である。軸支部77−3中央の開口77aには板状の封止部材79−3が圧入され、封止されている。なお開口77aの封止方法は従来他にも各種あり、どの方法を用いても良い。この実施形態の場合、摺動子40の治具係合部59に調整治具を係合することで前記半固定可変抵抗器1−1の場合と同様に摺動子40を正面側から回動でき抵抗値を調整できる。そしてこの実施形態の場合も、一点鎖線で示す吸着ヘッド300によって半固定可変抵抗器1−3を移送する際、前記治具係合部59の内部(軸支穴45を除く)には外部に連通する開口はなく、同時に開口77aは塞がれているので、吸着ヘッド300が摺動子40を吸着した際に摺動子40の内部側から空気が吸引されることはない。従って吸着ヘッド300による半固定可変抵抗器1−3の吸着・移送が確実に行える。
なお上記各実施形態では、板部42中に2辺である両側辺51a,51aを切り欠くことで凹部51を形成したが、さらに両側辺51a,51aの一端部同士を連結するように切り欠くこと等によって、即ちコ字状やU字状やV字状や円弧状に切り欠くことによって、凹部51を形成しても良い。要は少なくとも両側辺を切り欠いて少なくともその一部が摺動子本体部に連結されているものであれば良い。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば本発明は上記各実施形態にかかる摺動子40,40−2の形状・構造に限定されるものではなく、他の各種形状の摺動子にも同様に適用できる。要は板部の中央に回路基板側に向かって突出変形して前記回路基板上に回動自在に取り付けられる取付部を設けてなる摺動子本体部を具備する構造の回転式電子部品用摺動子であれば、どのような構造の摺動子にも適用できる。また上記各実施形態では本発明にかかる摺動子を用いて構成される回転式電子部品として半固定可変抵抗器を示したが、他の回転式可変抵抗器に用いても良く、また回転式スイッチ等の他の各種回転式電子部品に用いても良い。
摺動子40を示す図であり、図1(a)は平面図、図1(b)は側面図、図1(c)は裏面図である。 摺動子40を展開して示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は図2(a)のA−A断面図である。 図3(a)は摺動子40の斜視図、図3(b)は一部断斜視図である。 摺動子40を用いて構成した半固定可変抵抗器1−1を示す図であり、図4(a)は概略側断面図、図4(b)は平面図、図4(c)は裏面図である。 摺動子40を用いて構成した半固定可変抵抗器1−1の一部断斜視図である。 摺動子40−2を用いて構成した半固定可変抵抗器1−2を示す概略側断面図である。 摺動子40を用いて構成した半固定可変抵抗器1−3を示す概略側断面図である。 従来の半固定可変抵抗器500を示す図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は概略側断面図(図8(a)のE−E断面図)である。
符号の説明
40 摺動子(回転式電子部品用摺動子)
41 摺動子本体部
42 板部
43 取付部
44,49 摺接部
45 軸支穴
50 連結部
51 凹部(調整治具挿入用凹部)
51a,51a 両側辺
55 ドライバプレート(治具係合板部)
57 開口部(調整治具挿入用開口部)
571 開口
573 開口
59 治具係合部
1−1 半固定可変抵抗器
10 回路基板
60 端子板
90 回動軸
1−2 半固定可変抵抗器
40−2 摺動子
59−2 治具係合部
1−3 半固定可変抵抗器

Claims (2)

  1. 回路基板上に回動自在に取り付けられる回転式電子部品用摺動子において、
    前記回転式電子部品用摺動子は、板部の中央に回路基板側に向かって突出変形して前記回路基板上に回動自在に取り付けられる取付部を設けてなる摺動子本体部を具備するとともに、前記取付部の周囲の板部中に両側辺を切り欠いて切り欠いた間の板部の部分を回路基板側に突出してなる調整治具挿入用凹部を形成し、且つ前記調整治具挿入用凹部の深さを板部の厚みと同一以下としたことを特徴とする回転式電子部品用摺動子。
  2. 前記回転式電子部品用摺動子は、前記摺動子本体部の上面に調整治具挿入用開口部を設けてなる治具係合板部を重ね合わせ、前記調整治具挿入用開口部と前記調整治具挿入用凹部の位置を一致させることで冶具係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転式電子部品用摺動子。
JP2005297562A 2005-10-12 2005-10-12 回転式電子部品用摺動子 Pending JP2007109784A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005297562A JP2007109784A (ja) 2005-10-12 2005-10-12 回転式電子部品用摺動子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005297562A JP2007109784A (ja) 2005-10-12 2005-10-12 回転式電子部品用摺動子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007109784A true JP2007109784A (ja) 2007-04-26

Family

ID=38035432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005297562A Pending JP2007109784A (ja) 2005-10-12 2005-10-12 回転式電子部品用摺動子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007109784A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03104707U (ja) * 1990-02-15 1991-10-30
JPH0595006U (ja) * 1992-06-01 1993-12-24 コーア株式会社 チツプ型半固定抵抗器
JPH08191005A (ja) * 1995-01-10 1996-07-23 Rohm Co Ltd チップ型可変抵抗器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03104707U (ja) * 1990-02-15 1991-10-30
JPH0595006U (ja) * 1992-06-01 1993-12-24 コーア株式会社 チツプ型半固定抵抗器
JPH08191005A (ja) * 1995-01-10 1996-07-23 Rohm Co Ltd チップ型可変抵抗器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000058165A (ja) コネクタ
JP3617299B2 (ja) 可変抵抗器
JP2007109784A (ja) 回転式電子部品用摺動子
JPH11288751A (ja) プリント配線基板への端子の取付構造
JP3999650B2 (ja) 電気コネクタ
JP4671832B2 (ja) 回転式電子部品の製造方法
JP5269300B2 (ja) 可変抵抗器
JPH11238608A (ja) 回転型電気部品
JPH0756845B2 (ja) 可変抵抗器
JPH0739201Y2 (ja) 半固定可変抵抗器
JPH08195256A (ja) フレキシブル基板用電気コネクタ
JPH0756844B2 (ja) 可変抵抗器
JP2007103709A (ja) 回転式電子部品
JP3366250B2 (ja) 電気コネクタ
JP2005019880A (ja) チップ型可変抵抗器
JP3587731B2 (ja) チップ型可変抵抗器
JP2005244058A (ja) 可変式電子部品
JP2004349278A (ja) チップ型可変抵抗器
JP3634206B2 (ja) チップ型可変抵抗器
JPS6242501Y2 (ja)
JP2001250705A (ja) 回転型電気部品、及び回転型電気部品への操作部材の取付構造
JPH0595006U (ja) チツプ型半固定抵抗器
JP2528672Y2 (ja) 回転操作型電気部品の取付け構造
JP3990005B2 (ja) 回転型電子部品
JPH11233317A (ja) 可変抵抗器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20080403

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080403

A977 Report on retrieval

Effective date: 20101111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Effective date: 20101213

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110726

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02