JPH0756844B2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JPH0756844B2
JPH0756844B2 JP1089178A JP8917889A JPH0756844B2 JP H0756844 B2 JPH0756844 B2 JP H0756844B2 JP 1089178 A JP1089178 A JP 1089178A JP 8917889 A JP8917889 A JP 8917889A JP H0756844 B2 JPH0756844 B2 JP H0756844B2
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tubular
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幸憲 上田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は基板に実装される可変抵抗器に関する。
(b)従来の技術 回路基板に実装される従来の一般的な可変抵抗器は、略
中央部に貫通孔を有し、この貫通孔を中心として表面に
略円弧状の抵抗体が形成された基板と、一部が筒状に形
成され、基板の貫通孔に挿入される端子と、接点部が基
板表面の抵抗体に接触し、前記端子の筒状部で係合した
状態で回転自在に支持された摺動子とから構成されてい
る。
このような可変抵抗器をチッププレーサなどによって真
空吸着搬送する際、吸着面からのエアーリークを少なく
して、回路基板に対する実装時の信頼性を高めるものと
して本出願人は特願昭63−149144号を出願している。そ
の可変抵抗器の一例を第4図(A),(B)に示す。
この可変抵抗器は抵抗体2を有する基板1と摺動子3
と、端子8とから構成されている。摺動子3はドライバ
プレート部16とアーム部4とを連結部18で折り返した構
成からなる。ドライバプレート部16には中央に皿状の凸
部16aを有し、皿状部の凹部側をまたぐように、かつ皿
状部の周縁部分のみ連結されたまま打ち抜かれたドライ
バ挿入用溝5が形成されている。したがって、ドライバ
挿入用溝5には底部5aが形成され、この部分からのエア
ーリークが低減される。
(c)発明が解決しようとする課題 第4図に示した可変抵抗器によれば、真空吸着搬送する
際に吸着面からのエアーリークが少ないため、吸引安定
性が高まる。しかし、端子8の筒部8aを通してエアーリ
ークがあるため、エアーリークの総量については、さら
に改善できる余地があった。
この発明の目的は、チッププレーサのチャック部におけ
るエアーリークだけでなく、基板中央部の貫通孔に挿入
されている端子からのエアーリークをも低減させること
によって真空吸着時の信頼性をさらに向上させた可変抵
抗器を提供することにある。
(d)課題を解決するための手段 この発明の請求項1に係る可変抵抗器は、略中央部に貫
通孔を形成し、この貫通孔を中心として表面に略円弧状
の抵抗体を形成した基板と、一部に筒状部を形成した端
子と、一部が前記抵抗体に接触する接点部および前記端
子の筒状部が挿通する孔部を有する摺動子とからなり、
前記端子の筒状部を前記基板の貫通孔と前記摺動子の孔
部に挿入し、かしめることにより、前記基板に前記摺動
子および前記端子を取り付けた可変抵抗器において、 中央に皿状部を有し、この皿状部の凹部側をまたぐよう
にドライバの先端部が挿入される有底溝を有するドライ
バプレート部と、前記接点部を有する略リング状のアー
ム部とを連結した状態で180度折り返して、アーム部か
らドライバプレート部の皿状部を突出させて前記摺動子
を形成し、 金属板の絞り加工により、先端部を閉塞したまま前記端
子の筒状部を形成し、この筒状部の閉塞部をかしめるこ
とにより、前記基板に前記摺動子および前記端子を取り
付けたことを特徴としている。
(e)作用 この発明の請求項1に係る可変抵抗器においては、摺動
子はドライバプレート部の突出した皿状部で基板上に回
転自在に支持されてアーム部外方にドライバプレート部
が位置し、アーム部がドライバプレート部によって保護
される。これによりアーム部に外力が作用して変形する
おそれが排除される。また、ドライバプレートは真空吸
着面として作用し、広い面積を有するため真空吸着安定
性が増す。さらに、ドライバプレートに設けられている
ドライバ用溝は有底溝であるため、この溝からのエアー
リークは少ない。一方、基板の略中央に設けられている
貫通孔に挿入されている端子の筒状部は閉塞されている
ため、この筒状部によるエアーリークも無くなり、真空
吸着の安定性がさらに高まり、回路基板上への実装時の
信頼性がさらに向上する。
しかも金属板の絞り加工により筒状部に予め閉塞部が成
形された端子が用いられるため、筒状部閉塞用の特別な
部品と、その組立て工程が不要となり、コストアップと
なることがない。
(f)実施例 第1図はこの発明の実施例である可変抵抗器の構造を表
す図であり、(A)は上面図、(B)は正面断面図、
(C)は底面図である。この可変抵抗器は抵抗体2を有
する基板1と摺動子3と端子8とから構成されている。
抵抗体2は基板1上に貫通孔1aを中心として略円弧状に
配置され、さらに抵抗体2の両端には、基板1の側面か
ら裏面にかけて形成された外部電極2a,2bが接続されて
いる。
摺動子3は導電性薄板からなり、中央部に略皿状の凸部
16aを有するドライバプレート部16と突出した接点部4a
を有する略リング状のアーム部4とを連結した構造であ
り、連結部18で180度折り返して製作され、その状態で
凸部16aがアーム部4から下方に突出する。ドライバプ
レート16にはマイナスドライバにて調整するためのドラ
イバ用溝5が形成されている。この溝5は皿状部の凹部
側をまたぐように、かつ皿状部の周縁部分のみ連結され
たまま打ち抜かれている。この溝5は皿状凸部16aを絞
り加工した後、部分的な打ち抜き加工によって形成する
ことができる。この加工によってドライバ用溝底部5aが
連結部5bで連結された状態となる。このようにドライバ
用溝が有底溝であるため、その部分からのエアーリーク
が少ない。アーム部4には接点部4aを中央として円周方
向にスリットが形成され、抵抗体2に対して接触抵抗変
化の少ない2点接触を確保している。
端子8は第1図(B)に示すように、筒状に成形された
筒状部8aが基板1の貫通孔1aに挿入され、ドライバプレ
ートの孔16bに係合されかしめられている。これによっ
て摺動子3は基板の孔1aで回転自在に支持されている。
この端子8の筒状部には閉塞部8bが一体的に形成されて
いる。このため端子の筒状部からのエアーリークもなく
なる。
上記端子8は比較的展延性の高い金属板の絞り加工によ
って製造される。
第2図はかしめ前の端子8を基板1の貫通孔1aに挿入
し、その筒状部8aに対し基板の上部から摺動子3を挿入
した状態を示している。この第2図に示した状態から端
子8の閉塞部8bをかしめることによって第1図(B)示
したように基板1に対し端子8および摺動子3が取り付
けられる。
上述の実施例では、ドライバプレートに対して皿状部の
周縁部分のみ連結した状態で打ち抜くことによってドラ
イバ用溝を形成した例であったが、その他に、例えば第
3図に示すように、溝5を打ち抜くことなく、窪ませる
ことによって有底溝を形成することもできる。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、ドライバプレート部に
設けたドライバ用溝は有底であるためチッププレーサの
真空チャック部におけるエアーリークが減少し、さらに
基板の略中央部に設けられている貫通孔に挿入されてい
る端子の筒状部が閉塞されているため、その部分からの
エアーリークもなく、真空吸着性が向上し、吸引ミスや
回路基板への実装時の信頼性が向上する。
しかも金属板の絞り加工により筒状部に予め閉塞部が成
形された端子が用いられるため、筒状部閉塞用の特別な
部品とその組立工程が不要となり、コストアップとなる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例である可変抵抗器の構造を表
す図であり、(A)は上面図、(B)正面断面図、
(C)は底面図である。第2図は同可変抵抗器の組立途
中の状態を表す正面断面図である。第3図は他の実施例
に係る可変抵抗器の正面断面図である。第4図(A),
(B)は従来の可変抵抗器の構造を表す図である。 1……基板、2……抵抗体、3……摺動子、4……アー
ム部、5……ドライバ用溝、8……端子8、8a……筒状
部、8b……閉塞部、16……ドライバプレート部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略中央部に貫通孔を形成し、この貫通孔を
    中心として表面に略円弧状の抵抗体を形成した基板と、
    一部に筒状部を形成した端子と、一部が前記抵抗体に接
    触する接点部および前記端子の筒状部が挿通する孔部を
    有する摺動子とからなり、前記端子の筒状部を前記基板
    の貫通孔と前記摺動子の孔部に挿入し、かしめることに
    より、前記基板に前記摺動子および前記端子を取り付け
    た可変抵抗器において、 中央に皿状部を有し、この皿状部の凹部側をまたぐよう
    にドライバの先端部が挿入される有底溝を有するドライ
    バプレート部と、前記接点部を有する略リング状のアー
    ム部とを連結した状態で180度折り返して、アーム部か
    らドライバプレート部の皿状部を突出させて前記摺動子
    を形成し、 金属板の絞り加工により、先端部を閉塞したまま前記端
    子の筒状部を形成し、この筒状部の閉塞部をかしめるこ
    とにより、前記基板に前記摺動子および前記端子を取り
    付けたことを特徴とする可変抵抗器。
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JPH0555504U (ja) * 1991-12-26 1993-07-23 京セラ株式会社 半固定抵抗器
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JPH0740526B2 (ja) * 1987-05-27 1995-05-01 株式会社村田製作所 可変抵抗器

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