JP2007103709A - 回転式電子部品 - Google Patents

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Kazutaka Nakagome
和隆 中込
Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
Shinobu Okubo
忍 大久保
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Abstract

【課題】回動軸による摺動子と端子板の基板への取り付けが確実に行えて電気的接触不良を生じることがない回転式電子部品を提供する。
【解決手段】表面に摺接パターン13,17を設けると共に中央に上下に貫通する係止穴21を設けてなる基板10と、基板10上に設置され摺接パターン13,17に摺接する摺接部49,44を有すると共に内部に軸支穴45を設けてなる摺動子40と、基板10の摺動子40を取り付けた反対側の面に設置され内部に上下に貫通する挿入穴63を設けてなる端子板60と、頭部91と軸部97とを有し軸部97が端子板60の挿入穴63と基板10の係止穴21と摺動子40の軸支穴45とを通して摺動子40に取り付けられる回動軸90とを有する回転式電子部品1である。端子板60に回動軸90の頭部91を基板10から引き離す方向に弾発する弾発部67を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、半固定可変抵抗器等の回転式電子部品に関するものである。
従来、チップ型の半固定可変抵抗器は、例えば特許文献1に示すように、セラミック製の基板と摺動子と端子板とを具備し、基板の上面に摺動子を配置すると共に基板の下面に端子板を配置し、その際端子板に設けた筒状突起を基板に設けた係止穴と摺動子に設けた軸支穴とに挿入し、筒状突起の先端をかしめることで摺動子を基板上に回動自在に取り付けて構成されていた。そして上記従来の半固定可変抵抗器はプリント配線基板等からなる実装基板の実装面に半田等によって取り付けられ、その摺動子を実装基板の実装面側(上面側)から調整治具によって回動することで抵抗値の調整を行っていた。
一方従来、実装基板の設置場所等によっては、実装基板に実装した半固定可変抵抗器の抵抗値の調整を、実装基板の実装面の反対面側(下面側)から行わなければならない場合があった。図11はこの種の用途に用いる半固定可変抵抗器500の概略断面図である。この半固定可変抵抗器500は、セラミック製の基板510と、基板510上に設置される摺動子530と、基板510の摺動子530を取り付けた反対側の面に設置される端子板550と、頭部571及び頭部571から突出する軸部573とを有する回動軸570とを具備し、前記回動軸570の軸部573を前記端子板550に設けた挿入穴551と基板510に設けた係止穴511と摺動子530に設けた軸支穴531とに挿入して摺動子530の上面側で摺動子530と一体に回転するようにかしめて構成されている。そしてこの半固定可変抵抗器500は例えばプリント配線基板600上に実装され、プリント配線基板600に設けた調整用開口610から露出する回動軸570の頭部571に設けた溝575にドライバーのような調整治具を係合して回動軸570及び摺動子530を一体に回動し、これによって半固定可変抵抗器500の抵抗値を変化させる。
しかしながら上記半固定可変抵抗器500は、基板510の上下に設置した摺動子530と端子板550とを回動軸570によって一体に固定する構造なので、摺動子530と端子板550の基板510に対する取り付けにがたつきが生じ易かった。その原因はこの半固定可変抵抗器500の場合、回動軸570によって摺動子530と端子板550とを基板510に対して挟持して固定しているが、同時に回動軸570は回転しなければならないのでその分基板510に対する挟持力を弱くしてゆるく取り付ける必要があるからである。そして摺動子530等の基板510に対する取り付けにがたつきがあると、摺動子530と基板510上の摺接パターンとの間に接触不良を生じる等の恐れがあった。特に調整治具によって抵抗値を調整するときは、調整治具によって回動軸570が押し上げられるため、摺動子530等の基板510に対する取り付けにがたつきが生じ易く、接触不良が生じ易く、ノイズの原因となっていた。
特開平11−307317号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、回動軸による摺動子と端子板の基板への取り付けが確実に行えて電気的接触不良を生じることがない回転式電子部品を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、表面に摺接パターンを設けると共に前記摺接パターンの中央に上下に貫通する係止穴を設けてなる基板と、前記基板上に設置され前記摺接パターンに摺接する摺接部を有すると共にその内部に軸支穴を設けてなる摺動子と、前記基板の摺動子を取り付けた反対側の面に設置されその内部に上下に貫通する挿入穴を設けてなる端子板と、頭部と頭部から突出する軸部とを有し前記軸部が前記端子板の挿入穴と基板の係止穴と摺動子の軸支穴とを通して摺動子に取り付けられる回動軸と、を有する回転式電子部品において、前記端子板に前記回動軸の頭部を基板から引き離す方向に弾発する弾発部を設けたことを特徴とする回転式電子部品にある。
本願請求項2に記載の発明は、前記弾発部は、前記挿入穴の周囲に位置し、端子板を基板から離れる方向に突出するように湾曲変形して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転式電子部品にある。
本願請求項3に記載の発明は、前記摺動子と回動軸とは一体に回動するとともに、前記回動軸の頭部には前記摺動子を回転操作する治具を係合する治具係合部を設け、これによってこの回転式電子部品を背面調整型としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式電子部品にある。
請求項1に記載の発明によれば、端子板に弾発部を設け、この弾発部によって回動軸の頭部を基板から引き離すように弾発するので、摺動子及び端子板を常に略一定の弾発力で基板に対して押し付けることができる。このため摺動子や端子板ががたつくことはなく、摺動子の静止時及び駆動時の何れにおいても常に基板に設けた摺接パターンと摺動子との間に接触不良が生じることはなく、ノイズ等が生じる恐れはない。
請求項2に記載の発明によれば、端子板を湾曲変形することで弾発部を形成したので、弾発部を容易に形成することができる。なお湾曲形状としては、円筒(円柱)の外周曲面の一部や、球面の一部等を用いる。
請求項3に記載の発明によれば、回動軸の頭部に治具係合部を設けることで、容易にこの回転式電子部品を背面調整型とすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の1実施形態にかかる回転式電子部品(以下各実施形態では「半固定可変抵抗器」という)1の概略断面図、図2はこの半固定可変抵抗器1を示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図、図2(c)は裏面図、図3は半固定可変抵抗器1を裏面側から見た斜視図である。但し図2(a)では回動軸90の折り曲げ部101を折り曲げていない状態を示している。これらの図に示すように半固定可変抵抗器1は、セラミック製の基板10と、前記基板10上に設置される摺動子40と、前記基板10の摺動子40を取り付けた反対側の面に設置される端子板(この端子板は以下の各実施形態では電気的機能を有しないダミーの端子板である)60と、基板10と摺動子40と端子板60とを貫通するように取り付けられる回動軸90とを有して構成されている。なお以下の説明で、下方向とは基板10から見て端子板60側を言い、上方向とは基板10から見て摺動子40側を言うこととする。以下各構成部品について説明する。
図4は基板10を示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は裏面図である。図1乃至図4に示すように基板10は、アルミナ等のセラミック製で略矩形状の平板からなる基材11の上面に同心円状の2本の摺接パターン13,17を設けると共に両摺接パターン13,17の中央に上下に貫通する係止穴21を設けて構成されている。外側の摺接パターン13は略リング状(C字状)の抵抗体パターンであり、その両端には基材11の外周辺に至る端子パターン15,15が接続されている。端子パターン15は基材11の外周の一辺から略矩形状に突出する3つの突出部11aの左右両外側二つの突出部11aの先端まで至り、その先端側の外側面を介して基材11の下面(摺接パターン13,17を設けた反対側の面)側まで形成されている。一方内側の摺接パターン17はリング状の導体パターン(集電パターン)であり、その外周から引出部18を引き出してその先端には基材11の外周辺に至る端子パターン19が接続されている。端子パターン19も端子パターン15と同様に基材11の中央の突出部11aの先端まで至り、その先端側の外側面を介して基材11の下面側まで形成されている。基板10の下面の係止穴21の周囲には、略矩形状でその一方の辺が基材11の外周辺(前記突出部11aが突出する辺の反対側の辺)まで至っている凹状の溝からなる端子板収納部23が設けられている。端子板収納部23は前記端子板60の外形形状と略同一の外形形状を有し、且つ端子板60の厚みと略同一の深さを有している。
図5は端子板60を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は側断面図(図5(a)のB−B断面図)である。図5及び図1乃至図3に示すように端子板60は一枚の金属板(錫メッキ付き鉄板等)によって形成され、略矩形状の基部61の外周の一辺から略矩形状の接続部71を突出して構成されている。基部61の内部(中央)には上下に貫通する略円形の挿入穴63を設けている。円形の挿入穴63の内周面からはその中央側に向かって突出する小突起状の四つの係止部65が等間隔に設けられている。そしてこの基部61の挿入穴63の周囲には、下記する回動軸90の頭部91を基板10から引き離す方向に弾発する弾発部67を設けている。弾発部67の形状は、挿入穴63の周囲に位置して基板10から離れる方向に向かって突出するように湾曲変形しており、更に具体的にいえば、この実施形態では湾曲形状が円筒(円柱)の外周曲面の一部となっている。一方接続部71はその下面を少し基部61の下面よりも下げることでこの下面を当接部73とし、また接続部71の先端辺には上方向に向かって屈曲して半田付けを容易にする先端屈曲部75が設けられている。
図6は摺動子40を示す図であり、図6(a)は展開底面図、図6(b)は図6(a)のC−C断面図である。図6及び図1乃至図3に示すように摺動子40は一枚の薄板状の弾性金属板(ステンレス板等)によって形成され、略円板状の摺動子本体41と、この摺動子本体41に帯状の連結部50を介して連結される略円板状のドライバプレート55とを具備して構成されている。摺動子本体41は、中央に下方向に向かって突出する円形容器状の突出部43を設け、その内部である底面中央に矩形状(正方形状)の貫通する軸支穴45を設け、また摺動子本体41の外周の前記連結部50を接続する位置とは180°反対側の位置に、円弧状でその両端が摺動子本体41に連結される摺接アーム部47を設け、摺接アーム部47の中央に下方向に向かって略V字状に屈曲する摺接部49を設け、また突出部43の外周側の180°対向する位置に一対の矩形状の凹部51を設けて構成されている。突出部43は半径方向に向かって下方向に円弧状に湾曲しており、その最も下方向に突出している下面がリング状の摺接部44となっている。軸支穴45の一辺の長さ寸法は下記する回動軸90の軸部97の直径と略同一寸法となっている。摺接アーム部47はその両端部を折り曲げることで全体を下方向(突出部43が突出する方向)に向かって傾斜させている。一方ドライバプレート55は前記摺動子本体41と略同一の外形寸法形状であり、その中央に貫通する治具挿入部57を設けて構成されている。治具挿入部57は円形の開口571の180°対向する位置に一対の矩形状の半径方向外方に向かう開口573を設けて構成されている。そして摺動子本体41の上面側(突出部43が突出する反対側)に連結部50の部分を屈曲することでドライバプレート55を重ね合わせれば、摺動子40が完成する。なおこのとき開口573と凹部51の位置は一致する。開口571と開口573と凹部51との空間によってドライバー等の調整治具が係合する治具係合部59が形成される。
図7は回動軸90を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は側面図、図7(c)は裏面図である。同図に示すように回動軸90は金属製(黄銅等)であり、頭部91と、頭部91の一方の面の中央から突出する軸部97とを具備して構成されている。頭部91は略円板状で前記軸部97の直径よりもその直径を大きくしており、また軸部97を突出する反対側の面には直線状の溝からなる治具係合部99を設けている。軸部97は円柱状でありその先端面中央に円形の凹部を設けることでその周囲の部分を円筒状の折り曲げ部101としている。
そしてこの半固定可変抵抗器1を組み立てるには、まず図5に示す端子板60を用意する。そして端子板60の挿入穴63に弾発部67が突出している面側から回動軸90の軸部97を挿入する。このとき軸部97はその外周面が挿入穴63の係止部65の先端に係止(仮止め)され、従って挿入穴63から抜け落ちない。次に前記端子板60の弾発部67が突出する反対側の面上に基板10と摺動子40とを載置する。このとき端子板60は基板10の端子板収納部23に収納され、また回動軸90の軸部97は基板10の係止穴21と摺動子40の軸支穴45とに挿入され貫通している。そして軸部97の先端の折り曲げ部101をかしめて外方に広がるように折り曲げれば、図1,図2に示す半固定可変抵抗器1が完成する。このときかしめた軸部97の折り曲げ部101の外周は摺動子40の矩形状の軸支穴45の形状に合わせて略矩形状に変形するので、回動軸90と摺動子40とは半径方向に一体に固定されることとなり、両者は確実に一体に回転する。また回動軸90の頭部91が弾発部67によって弾発されることで摺動子40は基板10側に押し付けられる。従って摺動子40の突出部43の下面の摺接部44はリング状に基板10の摺接パターン17に当接している。
図8は上記半固定可変抵抗器1の実装基板200への一実装例を示す概略断面図である。同図に示すように半固定可変抵抗器1はプリント配線基板等の各種実装基板200上に載置され、その際半固定可変抵抗器1に設けた3つの端子パターン15,15,19をそれぞれ実装基板200上に形成した3つの端子接続パターン201(図では1つのみ示す)に当接し、同時に端子板60の当接部73を実装基板200上に形成した1つの端子固定パターン203に当接し、同時に回動軸90の頭部91を実装基板200に設けた上下に貫通する開口205内に挿入する。そして前記端子パターン15,15,19と端子接続パターン201間及び端子板60と端子固定パターン203間を半田等250によって電気的・機械的に固定すれば、半固定可変抵抗器1の実装が完了する。
そして実装基板200の下面側(半固定可変抵抗器1を取り付けた反対面側)からこの下面側に露出している回動軸90の治具係合部99にドライバー等の調整治具を係合し、回動軸90を回転すれば、これと一体に摺動子40が回転し、その摺接部49が摺接パターン13上を摺接する。このとき摺動子40の突出部43の下面は摺接パターン17上を摺接して両者は常に接触しているので、前記摺動子40の回転により、3つの端子パターン15,15,19間の抵抗値が所定の値に変化する。以上のように調整治具によって摺動子40を回転操作している際、この摺動子40や回動軸90にはこれを回動するため調整治具によって下から上方向に押し上げる力、つまり摺動子40の摺接力を弱める押圧力も働くが、回動軸90は端子板60の弾発部67によって下方向に向かって常に弾発されているので、弾発部67による下方向への弾発力以上の力で回動軸90を上方向に押し上げない限り、摺動子40が基板10から離れる方向(上方向)に押し上げられることはなく、従って摺動子40と摺接パターン13,17間に接触不良が生じることはなく、摺動子40を操作している間中、常に良好な接触状態が維持でき、出力にノイズ等が発生することはない。良好な接触状態は摺動子40が静止している状態においても前記弾発力によって同様に維持できる。なおこの半固定可変抵抗器1は摺動子40に設けた治具係合部59にその上面側からドライバー等の調整治具を係合して回動することでも摺動子40を回動してその抵抗値を変化することができる。この場合も前述のように摺動子40は所定の弾発力で基板10に押し付けられているので、静止時はもちろん抵抗値調整時にも良好な接触状態を維持でき、ノイズ等が発生することはない。つまりこの半固定可変抵抗器1はその抵抗値を上面側からでも背面側からでも調整できる両面調整型(背面調整型兼上面調整型)の半固定可変抵抗器1である。
なお上記実施形態で電気的な機能を有しない端子板60を設けたのは、この半固定可変抵抗器1を実装基板200上に取り付ける際の取付強度を強くするためである。そのため端子板60を強度の強い金属板で構成している。またこの実施形態の場合、端子板60に回動軸90を仮止めした上で、その上に基板10や摺動子40を取り付けることができるので、その組み立てが容易になる。なおこの実施形態では3つの端子パターン15,15,19を設けることで端子板60をダミーの端子板としているが、例えば端子パターン19を省略し、その代りに摺動子40を介して摺接パターン17と電気的に接続する端子板60を正規の端子の1つ(集電板)として利用しても良い。
図9は本発明の他の実施形態に用いる端子板60−2を示す図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は側断面図(図9(a)のD−D断面図)である。同図に示す端子板60−2において、前記図5に示す端子板60と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図5に示す端子板60と同じである。この端子板60−2において前記図5に示す端子板60と相違する点は、弾発部67−2の湾曲形状を円筒(円柱)の外周曲面の一部の形状とする代わりに、球面の一部の形状とした点のみである。このように構成しても前記実施形態と同様の弾発部67−2による作用・効果が生じることはいうまでもない。
図10は本発明のさらに他の実施形態にかかる半固定可変抵抗器1−3の概略断面図である。同図に示す半固定可変抵抗器1−3において、前記図1に示す半固定可変抵抗器1と同一又は相当部分には同一符号を付す。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1に示す半固定可変抵抗器1と同じである。この半固定可変抵抗器1−3において前記図1に示す半固定可変抵抗器1と相違する点は、摺動子40のドライバプレート55を省略して削除した点のみである。半固定可変抵抗器1−3を背面側のみから調整するのであれば、上面側から調整するために設けたドライバプレート55は省略できる。このように構成すれば、摺動子40の厚みをドライバプレート55の厚み分だけ薄くでき、その分半固定可変抵抗器1−3全体の厚みの薄型化が図れる。つまりこの半固定可変抵抗器1−3はその抵抗値を背面側から調整する背面調整型の半固定可変抵抗器1−3である。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では回転式電子部品として半固定可変抵抗器を例に説明したが、他の回転式可変抵抗器でも良く、また回転式スイッチ等、他の各種回転式電子部品にも適用できる。また弾発部67,67−2の形状は、上記各実施形態の形状に限定されず、他の種々の形状・構造であっても良い。要は端子板に回動軸の頭部を基板から引き離す方向に弾発する弾発部であればよく、さらには挿入穴の周囲に位置して端子板を基板から離れる方向に突出するように湾曲変形して構成される弾発部であれば良い。さらに上記各実施形態を構成する基板10、摺動子40、端子板60、回動軸90の形状や材質などに種々の変更が可能であることは言うまでもない。
半固定可変抵抗器1の概略断面図である。 半固定可変抵抗器1を示す図であり、図2(a)は平面図、図2(b)は側面図、図2(c)は裏面図である。 半固定可変抵抗器1を裏面側から見た斜視図である。 基板10を示す図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は裏面図である。 端子板60を示す図であり、図5(a)は平面図、図5(b)は側断面図である。 摺動子40を示す図であり、図6(a)は展開底面図、図6(b)は図6(a)のC−C断面図である。 回動軸90を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は側面図、図7(c)は裏面図である。 半固定可変抵抗器1の一実装例を示す概略断面図である。 端子板60−2を示す図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は側断面図である。 半固定可変抵抗器1−3の概略断面図である。 従来の半固定可変抵抗器500の概略断面図である。
符号の説明
1 半固定可変抵抗器(回転式電子部品)
10 基板
13,17 摺接パターン
21 係止穴
40 摺動子
44 摺接部
45 軸支穴
49 摺接部
60 端子板
63 挿入穴
67 弾発部
90 回動軸
91 頭部
97 軸部
99 治具係合部
200 実装基板
60−2 端子板
67−2 弾発部
1−3 半固定可変抵抗器

Claims (3)

  1. 表面に摺接パターンを設けると共に前記摺接パターンの中央に上下に貫通する係止穴を設けてなる基板と、前記基板上に設置され前記摺接パターンに摺接する摺接部を有すると共にその内部に軸支穴を設けてなる摺動子と、前記基板の摺動子を取り付けた反対側の面に設置されその内部に上下に貫通する挿入穴を設けてなる端子板と、頭部と頭部から突出する軸部とを有し前記軸部が前記端子板の挿入穴と基板の係止穴と摺動子の軸支穴とを通して摺動子に取り付けられる回動軸と、を有する回転式電子部品において、
    前記端子板に前記回動軸の頭部を基板から引き離す方向に弾発する弾発部を設けたことを特徴とする回転式電子部品。
  2. 前記弾発部は、前記挿入穴の周囲に位置し、端子板を基板から離れる方向に突出するように湾曲変形して構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転式電子部品。
  3. 前記摺動子と回動軸とは一体に回動するとともに、前記回動軸の頭部には前記摺動子を回転操作する治具を係合する治具係合部を設け、これによってこの回転式電子部品を背面調整型としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転式電子部品。
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