JP2007108496A - 定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱定着ローラの外周面における摩耗や傷の発生を防止すること。
【解決手段】定着装置は、熱定着ローラ4と、加圧ベルト機構6と、分離部材8とを備えている。側板10間に配設された上連結板部材12は、側枠12Cを備えている。分離部材8は、支持平板体51と、第1の傾斜平板体52と、第2の傾斜平板体53とを備え、第2の傾斜平板体の両端領域は位置決め突部53Aをなし、中間領域は分離部53Bをなす。支持平板体51は、複数の固定部においてそれぞれビス70により側枠12Cに固定される。位置決め突部53Aの各々の先端は、熱定着ローラ4の、対応する軸受部材28の外周面に当接され、分離部53Bの先端は、熱定着ローラ4の外周面に対し隙間をおいて位置付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、レーザプリンタ、ファクシミリなどの、静電写真式画像形成装置に配設される定着装置、更に詳しくは、熱定着ローラと、熱定着ローラに圧接される加圧回転手段と、熱定着ローラの外周面から用紙を分離させる分離部材とを備えた定着装置に関する。
画像形成装置に装着される定着装置の一つの典型例は、熱定着ローラと、熱定着ローラに圧接される加圧回転手段、例えば圧ローラと、熱定着ローラの外周面から用紙を分離させる分離部材とを備えている。片面にトナー画像が転写された用紙が熱定着ローラと圧ローラとのニップ部を通過する間に、トナー画像が定着される。トナー画像が定着された用紙は、排出ローラにより排紙トレイ上に排出される。
分離部材は、用紙が熱定着ローラに巻き付いてジャムが発生するのを防止するために配設されている。この分離部材の典型例は分離爪からなる(例えば、特許文献1参照)。分離爪は熱定着ローラの表面に接触させられて、熱定着ローラに巻き付いてくる用紙を熱定着ローラから効果的に分離することができる。しかしながら、少なくとも定着が行われる間、分離爪は熱定着ローラの表面に接触させられるので、熱定着ローラの外周面(一般的に、シリコンゴムなどからなる弾性層の表面)における摩耗が増加する、傷が発生する、などの不具合が発生して、定着装置の寿命を低下させ、画像形成装置のメンテナンス時に定着装置の交換を余儀なくされる場合が多くなる。
特開平10−333465号公報
本発明の目的は、熱定着ローラの外周面から用紙を分離させる分離部材を使用するにもかかわらず、熱定着ローラの外周面における摩耗や傷の発生を防止して、定着装置の寿命を確保することを可能にする、新規な定着装置を提供することである。
本発明によれば、
一対の側壁手段と、側壁手段の各々間を延在する連結手段と、連結手段の内側における側壁手段の各々間に回転自在に支持された熱定着ローラと、熱定着ローラに圧接される加圧回転手段と、熱定着ローラの外周面から用紙を分離させる分離部材とを備えた定着装置において、
熱定着ローラの両端領域には、熱定着ローラと同心の円形外周面を備えた位置決め手段が配設され、
連結手段は、側壁手段の各々間を直線状に延在しかつ、平坦な外面を有する側枠を備え、
分離部材は、1枚の弾性を有する金属板から形成されかつ、一定の幅で長手方向に直線状に延在する帯状の支持平板体と、支持平板体の幅方向の一側から折り曲げられて一定の長さ直線状に延び出す第1の傾斜平板体と、第1の傾斜平板体の先端から逆側に折り曲げられて直線状に延び出す第2の傾斜平板体とを備え、第2の傾斜平板体において、長手方向両端領域は、相互に同じ延び出し長さを有する位置決め突部をなしかつ、該両端領域間の中間領域は、延び出し長さが一定で位置決め突部の各々よりも短い分離部をなし、
分離部材の支持平板体は、連結手段の側枠の外面に重合された状態で、相互に整合される、支持平板体及び側枠に設けられた複数の固定部においてそれぞれ固定手段により側枠に固定され、分離部材が側枠に固定された状態で、該位置決め突部の各々の先端が、対応する位置決め手段の外周面に当接されることにより、分離部の先端は、熱定着ローラの外周面に対し所定の隙間をおいて位置付けられる、
ことを特徴とする定着装置、が提供される。
分離部材の支持平板体には、固定部の各々に対応して、貫通スリットが形成され、貫通スリットの各々は、対応する固定部の周囲の一部領域を囲むよう形成される、ことが好ましい。
貫通スリットの各々は、対応する固定部に対し、支持平板体の長手方向の両側領域及び第1の傾斜平板体側の領域にわたって連続して延在するよう形成される、ことが好ましい。
連結手段の側枠における固定部の各々には雌ねじ穴が形成され、分離部材の支持平板体における固定部の各々には取付穴が形成され、固定手段の各々は締結部材からなり、分離部材は、支持平板体が、側枠の外面に重合された状態で、相互に整合される、分離部材における支持平板体の取付穴及び連結手段における側枠の雌ねじ穴を介してそれぞれ締結部材により締結されることにより、連結手段の側枠に分離自在に固定される、ことが好ましい。
分離部材は、厚みが1.0mm以下のばね鋼板から形成される、ことが好ましい。
連結手段は、側壁手段の各々の上領域間を直線状に延在して該上領域間を連結する金属製の上連結板部材を含み、側枠は上連結板部材の一部をなす、ことが好ましい。
該位置決め手段の各々は、熱定着ローラを側壁手段の各々に回転自在に支持する軸受部材からなる、又は熱定着ローラに一体に配設された位置決め部からなる、ことが好ましい。
以下、本発明に従って構成された定着装置の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3を参照して、定着装置は、金属製の枠体2と、枠体2に支持された熱定着ローラ4と、熱定着ローラ4に圧接される加圧回転手段である加圧ベルト機構6と、熱定着ローラ4の外周面から用紙を分離させる分離部材8とを備えている。
枠体2は、それぞれ側壁手段を構成する一対の側板10と、側板10の各々を相互に間隔をおいて平行に対向するよう連結する連結手段とを備えている。連結手段は、側板10の各々の上領域間を直線状に延在して該上領域間を連結する上連結板部材12と、側板10の各々の下領域間を直線状に延在して該下領域間を連結する上流側下連結板部材(不図示)及び下流側下連結板部材14(図3)とを備えている。一対の側板10、上連結板部材12、上流側下連結板部材(不図示)及び下流側下連結板部材14は、それぞれ金属板から形成されている。この上流側、下流側とは、用紙の搬送方向上流側、下流側を意味するもので、用紙の搬送方向とは、図2において、右から左斜め上方に向かう方向であり、図3においては、概ね左から右に向かう方向である。
枠体2の上連結板部材12は、一定の幅(図2において左右方向幅)をもって真っ直ぐに熱定着ローラ4の軸方向(図2において紙面に垂直な方向)に延在する天板12Aと、天板12Aの幅方向両側から垂下する一対の側枠(側板)12B及び12Cと、天板12Aの軸方向両端から垂下する、一対の端板12D(図1及び図2において片方の端板12Dのみが図示されている)とを備えている。上連結板部材12は、端板12Dの各々が、対応する側板10の内側面に対向して位置付けられ、図示しない締結部材により締結されることにより、側板10の各々の上領域間を連結する。上連結板部材12の天板12Aは、熱定着ローラ4の上方を、熱定着ローラ4の軸線に平行に延在する。側枠12Bの外面(図2において右方に向けられた面)及び側枠12Cの外面(図2において左方に向けられた面)は平坦である。
熱定着ローラ4は、アルミニウムなどの金属からなる円筒状本体22と、円筒状本体22の外周面に配設された、シリコンゴムなどからなる弾性層24とを備えている。熱定着ローラ2には、円筒状本体22の両端から軸部26が軸方向の両側に延び出すよう一体に形成され、軸部26の各々は、対応する側板10の中央領域に、軸受部材28を介して回転自在に支持されている。例えばラジアルボールベアリングから構成される軸受部材28の外周面における軸方向の一部領域は、対応する側板10の内側において露呈されている。軸受部材28の各々は、熱定着ローラ4の両端領域に配設された、熱定着ローラ4と同心の円形外周面を備えた位置決め手段を構成する。熱定着ローラ4の中心部には熱源であるハロゲンヒータ(不図示)が配設されている。ハロゲンヒータの両端部は、側板10の各々の外側に離脱自在に装着される側カバー(不図示)に静止状態で支持される。
加圧ベルト機構6は、熱定着ローラ2の半径方向外側において相互に周方向に間隔をおいて配置された2個の支持ローラ30と、支持ローラ30の各々間に巻き掛けられた無端状のベルト32とを備えている。支持ローラ30の各々は、SUSなどの金属からなる円筒状本体30aと、該円筒状本体30aの両端から延び出す軸30bとを備えかつ、対応する側板10に形成された長穴34に、相対回転自在にかつ、長穴34に沿って摺動可能に支持されている。長穴34の各々は、熱定着ローラ4の外周面に対し接近及び離隔する方向に延在するよう形成される。長穴34の各々は、熱定着ローラ4を軸方向に見て、熱定着ローラ4の軸心を通る図示しない仮想直線に平行な2本の図示しない仮想直線に沿って延在するよう形成されている。
支持ローラ30の各々の軸30bは、それぞれ、半円状の軸受部を有する図示しない軸受部材に回転自在に支持され、軸受部材と、対応する側板10との間には、図示しない圧縮コイルばねが配設されている。圧縮コイルばねの各々は、対応する軸受部材を、熱定着ローラ4に向けて押圧している。圧縮コイルばねの各々の押圧方向は、熱定着ローラ4を軸方向に見て、熱定着ローラ4の軸心を通る上記仮想直線に平行な2本の上記仮想直線に沿って熱定着ローラ4に向かう方向である。支持ローラ30の各々の外周面における周方向の一部領域は、ベルト32を介して、熱定着ローラ4の外周面における周方向の一部領域に押圧される。ベルト32の外周面における周方向の一部領域は、熱定着ローラ4の外周面における周方向の一部領域に押圧される。長穴34の各々の間隔を適宜に設定することにより、あるいは長穴34の各々の延在方向を適宜に設定することにより、べルト32には、所望の張力が付与される。ベルト32は、ポリイミド樹脂から形成されている。
熱定着ローラ4は、ギヤなどを含む動力伝達機構を介して電動モータに駆動連結される(いずれも不図示)。熱定着ローラ4が、電動モータにより図2において時計方向に回転駆動されると、ベルト32及び支持ローラ30の各々は同方向に従動回転させられる。片面にトナー画像が転写された、図示しない用紙は、ベルト32と熱定着ローラ4とのニップ領域を、図2において右から左に向かって搬送させられ、周知のとおりにして定着が行われる。
上連結板部材12において、下流側に位置する側枠12Cの長手方向(側板10の各々が対向する方向)両端部には、それぞれ、該長手方向に長い係止長穴40(図3には片方のみが図示されている)が形成されている。相互に実質的に同じ構成を有する(換言すれば、相互に実質的に同じ形状及び大きさを有する)係止長穴40の各々は、一定の幅(該長手方向に直交する方向の幅)をもって該長手方向に延在する。側枠12Cと天板12Aとが交わる角部であって、該長手方向中央における角部には、1個の係止穴42が形成されている。係止穴42は、一定の該長手方向の幅をもって、側枠12Cと天板12Aとに跨って延在するよう形成されている。側枠12Cの、係止長穴40の各々に対し、それぞれ該長手方向の内側位置には、雌ねじ穴44が形成されている。雌ねじ穴44の各々及び雌ねじ穴44の各々における近傍領域の周囲は、側枠12Cにおける固定部を構成する。図示しない上流側下連結板部材及び下流側下連結板部材14の構成については、本発明に直接の関係がないので、説明は省略する。
図1、図2及び図4を参照して、分離部材8は、1枚の弾性を有する金属板、実施形態においては1枚のSUS(更に詳しくは、JISに規定されている、SUS304−CSP−H)板から一体に形成され、支持平板体51と、第1の傾斜平板体52と、第2の傾斜平板体53とを備えている。
支持平板体51は、一定の幅で長手方向に直線状に延在する帯形状、換言すれば、細長い矩形状をなしている。第1の傾斜平板体52は、支持平板体51の幅方向の一側から片面側にある角度に(実施形態においてはほぼ120°に)折り曲げられて一定の長さ直線状に延び出しており、全体として、帯形状をなしている。第2の傾斜平板体53は、第1の傾斜平板体52の先端から逆側にある角度に(実施形態においてはほぼ90°に)折り曲げられて直線状に延び出しており、長手方向両端領域を除き、帯形状をなしている。第2の傾斜平板体53において、長手方向両端領域は、相互に同じ延び出し長さを有する位置決め突部53Aをなしかつ、該両端領域間の中間領域は、延び出し長さが一定で位置決め突部53Aの各々よりも短い分離部53Bをなしている。第1の傾斜平板体52には、複数の切欠き52Aが、該長手方向に間隔をおいて形成されている。切欠き52Aの各々は、実質的に矩形状をなし、各々の先端部は、分離部53の上端部に跨って形成されている。この切欠き52Aの各々は、本発明に直接の関係が無い理由により形成されており、したがって機能の説明は省略する。
支持平板体51の長手方向両端部には、それぞれ、一定の幅(長手方向に直交する方向の幅)をもって裏側の面(第1の傾斜平板体52が延び出す表側の面と反対側の面)から、該裏側の面に直角に延び出す被係止舌片54が形成されている。被係止舌片54の各々は、上連結板部材12の側枠12Cに形成された係止長穴40(図3)の各々に対応して形成されている。支持平板体51の長手方向の中央部には、一定の該長手方向の幅をもって該裏側の面から、該裏側の面に直角に延び出す被係止舌片55が形成されている。被係止舌片55は、上連結板部材12の側板部12Cに形成された係止穴42(図3)に対応して形成されている。支持平板体51の、被係止舌片54が形成された位置よりも該長手方向の中央寄りの両端部には、取付穴56が形成されている。取付穴56の各々は、上連結板部材12の側枠12Cに形成された雌ねじ穴44の各々(図3)に対応して形成されている。取付穴56の各々及び取付穴56の各々における近傍領域の周囲は、支持平板体51における固定部を構成する。
図1及び図4を参照して、支持平板体51には、支持平板体51における固定部の各々に対応して、貫通スリット60が形成されている。貫通スリット60の各々は、支持平板体51の、対応する固定部の周囲の一部領域を囲むよう形成される。実施形態において、貫通スリット60の各々は、支持平板体51の、対応する固定部に対し、支持平板体51の長手方向の両側領域及び第1の傾斜平板体52側の領域にわたって連続して延在するよう形成される。更に具体的に説明すると、貫通スリット60の各々は、支持平板体51の、対応する固定部に対し、支持平板体51の長手方向の両側領域を、該長手方向に間隔をおいて、相互に平行に該長手方向に直交する幅方向に延在する貫通スリット60aと、支持平板体51の、対応する固定部に対し、第1の傾斜平板体52側の領域を第1の傾斜平板体52に沿って該長手方向に、貫通スリット60aの各々の、第1の傾斜平板体52側の一端間を延在する貫通スリット60bとからなる。図示の貫通スリット60の各々は、ほぼチャンネル形状をなしている。
図1〜図4を参照して、上記のように構成された分離部材8は、上連結板部材12における下流側の側枠12Cに対し、下流側から分離自在に仮装着される。すなわち、分離部材8の両端部に形成された被係止舌片54の各々を、上連結板部材12における側枠12Cの、対応する係止長穴40に分離自在に挿入し、支持本体部51の中央部に形成された被係止舌片55を、上連結板部材12における側枠12Cの、対応する係止穴42に分離自在に挿入することにより、支持平板体51が、上連結板部材12の側枠12Cの下流方向に向けられた平坦な外面に重合された状態で、分離部材8は、上連結板部材12の側枠12Cから下流方向に抜き出さない限り、仮装着された状態に維持される。分離部材8の被係止舌片54の各々が、対応する係止長穴40に挿入された状態で、被係止舌片54の各々が、対応する係止長穴40に対し上下方向にわずかに移動できるよう、被係止舌片54の各々と対応する係止長穴40との間の上下方向寸法が決められている。支持平板体51の貫通穴56の各々は、側枠12Cの、対応する雌ねじ穴44に対し、実質的に同心上に位置付けられる。貫通穴56の各々の直径は、対応する雌ねじ穴44の直径よりも大きい。
分離部材8の支持平板体51は、上連結板部材12の側枠12Cの外面に重合された状態で、相互に整合される、支持平板体51及び側枠12Cに設けられた複数の固定部(実施形態においては2個の固定部)においてそれぞれ固定手段、実施形態においては、締結部材であるビス70により側枠12Cに分離自在に固定される。すなわち、分離部材8は、支持平板体51が、側枠12Cの外面に重合された状態で、相互に整合される、分離部材8における支持平板体51の取付穴56の各々及び上連結板部材12の側枠12Cの、対応する雌ねじ穴44を介してそれぞれビス70により締結される(図1及び図2参照)。分離部材8が側枠12Cに固定された状態で、位置決め突部53Aの各々の先端が、対応する軸受部材28の外周面に当接される。分離部53Bの先端は、熱定着ローラ4の外周面に対し所定の隙間をおいて位置付けられる。すなわちこの構成は、分離部53Bの先端と、熱定着ローラ4の外周面との隙間が、所定値以上に接近するのを確実に防止すると共に該隙間を高い精度で一定に保持するのに寄与する。
分離部53Bの先端は、熱定着ローラ4の外周面に対し隙間をおいて位置付けられるので、熱定着ローラの外周面(弾性層)における摩耗や傷の発生が防止される。その結果、定着装置の寿命を所要のとおりに確保することができる。また、画像形成装置のメンテナンス時に定着装置の交換を余儀なくされる問題も解消される。
なお、熱定着ローラに圧接される加圧回転手段を加圧ベルト機構6から構成した場合には、下流側の支持ローラ30の、熱定着ローラの外周面に対する食い込み量を比較的大きくすることにより、熱定着ローラの外周面を構成する弾性層の凹みを大きくして、用紙の分離性(熱定着ローラの外周面からの分離性)を向上させることが可能である。その結果、用紙の先端が、分離部53Bの先端と熱定着ローラ4の外周面との間の隙間に到達する前に、熱定着ローラ4の外周面からある程度分離するので、分離部53Bの先端を、熱定着ローラ4の外周面に対し隙間をおいて位置付けても、該隙間を、該分離距離よりも小さく設定しておけば、用紙が該隙間を通して巻きこまれることはない。熱定着ローラに圧接される加圧回転手段を圧ローラから構成した場合においても、圧ローラの、熱定着ローラの外周面に対する食い込み量を比較的大きくすることにより、熱定着ローラの外周面を構成する弾性層の凹みを大きくすれば、用紙の分離性を向上させることが可能であるので、上記と同じことがいえる。
上記定着装置において、分離部材8の支持平板体51には、固定部の各々に対応して、貫通スリット60が形成され、貫通スリット60の各々は、対応する固定部の周囲の一部領域を囲むよう形成されている。この構成により、分離部材8は、固定部の各々に対し、固定部の各々から離隔する方向(側枠12Cの外面からほぼ直角に離隔する方向)に撓みやすくなる(換言すれば、弾性変形しやすくなる)。他方、第1の傾斜平板体52と第2の傾斜平板体53との間には、一定の角度で真っ直ぐに延在する折曲部が形成されているので、該折曲部の剛性により、第2の傾斜平板体53における分離部53Bの先端の真直度は、該撓みによる影響を受けにくい。その結果、分離部材8における位置決め突部53Aの各々の先端が、対応する軸受部材28の外周面に当接されて、分離部材8の第1及び第2の傾斜平板体52及び53が反力を受けると、分離部材8は、第2の傾斜平板体53の分離部53Bが製作当初の平板形状を維持し、したがって分離部53Bが製作当初の真直性を維持した状態で、固定部の各々に対し撓むので、該所定の隙間が、熱定着ローラ4の外周面における軸方向の全領域にわたって均一に確保される。該反力は、分離部材8、枠体2及び熱定着ローラ4の各々の寸法公差、組付け誤差、などに起因して発生する。
貫通スリット60の各々は、対応する固定部に対し、支持平板体51の長手方向の両側領域及び第1の傾斜平板体52側の領域にわたって連続して延在するよう形成した場合には、分離部材8が、固定部の各々に対して撓みやすくなるので、該隙間を所要のとおりに確保するのに寄与する。
分離部材8を、厚みが1.0mm以下のばね鋼板から形成した場合には、分離部材8が、固定部の各々に対して、より撓みやすくなるので、該隙間を所要のとおりに確保するのに寄与する。
上記実施形態において、連結手段は、側壁手段の各々、実施形態においては側板10の各々の上領域間を直線状に延在して該上領域間を連結する金属製の上連結板部材12を含み、側枠12Cは上連結板部材12の一部をなしている。
上記実施形態において、該位置決め手段の各々は、熱定着ローラ4を側板10の各々に回転自在に支持する軸受部材28から構成されているが、これに代えて、熱定着ローラ4に一体に配設された位置決め部から構成する他の実施形態もある。例えば、図6に示されているように、熱定着ローラ4の円筒状本体22の両端を軸方向外方に延ばすことにより、熱定着ローラ4の両端部に、弾性層24が存在しない円筒状本体22の外周面22aが露呈される。この円筒状本体22の外周面22aの各々を、位置決め部として利用することは容易に可能である。
上記実施形態において、分離部材8の、側枠12Cに対する固定部は2箇所であるが、3箇所以上の、他の実施形態もある。また、固定手段は、締結部材(ボルトなどの雄ねじ部材の類)であるビス70が使用されているが、もちろん、これに限定される理由はない。例えば、図示しないカバー部材を、分離部材8の支持平板対51の外面を覆うよう重合して固定する構成が想定される(ジャム処理の際、定着装置における高温部分が露呈しないように、分離自在にカバーするため)。この場合、例えば、2箇所の固定部において、側枠12Cに対し、締結部材により共締めし、他の1箇所の固定部において、カバー部材に一体に配設したピンを、側枠12C及び分離部材8の支持平板対51に形成した貫通穴に挿入して、該固定部をカバー部材の一部により押圧・固定する実施形態が考えられる。この実施形態においては、支持平板対51の、ピンが挿入される貫通穴に対応して、貫通スリット60を、上記実施形態におけるのと同様にして形成することが、上記撓みやすさを形成するために好ましい。
本発明に従って構成された定着装置の実施形態の要部を示す斜視図である。 図1に示す定着装置の横断面拡大図であって、加圧ベルト機構と共に図示する横断面拡大図である。 図1に示す定着装置を別の角度から見た斜視図であって、図1に示されている部材の一部を省略しかつ、図1において省略された部材の一部を付加して示す斜視図である。 図1に示す定着装置に備えられる分離部材を拡大して示す斜視図である。 図1に示す定着装置の、図1において右端部を、加圧ベルト機構と共に拡大して示す斜視図である。 本発明に従って構成された定着装置における他の実施形態の要部を示す斜視図であって、図5に対応する斜視図である。
符号の説明
4:熱定着ローラ
6:加圧ベルト機構(加圧回転手段)
8:分離部材
10:側板(側壁手段)
12:上連結板部材
12C:側枠(側板)
28:軸受部材(位置決め手段)
44:雌ねじ穴
51:支持平板体
52:第1の傾斜平板体
53:第2の傾斜平板体
53A:位置決め突部
53B:分離部
60:貫通スリット

Claims (7)

  1. 一対の側壁手段と、側壁手段の各々間を延在する連結手段と、連結手段の内側における側壁手段の各々間に回転自在に支持された熱定着ローラと、熱定着ローラに圧接される加圧回転手段と、熱定着ローラの外周面から用紙を分離させる分離部材とを備えた定着装置において、
    熱定着ローラの両端領域には、熱定着ローラと同心の円形外周面を備えた位置決め手段が配設され、
    連結手段は、側壁手段の各々間を直線状に延在しかつ、平坦な外面を有する側枠を備え、
    分離部材は、1枚の弾性を有する金属板から形成されかつ、一定の幅で長手方向に直線状に延在する帯状の支持平板体と、支持平板体の幅方向の一側から折り曲げられて一定の長さ直線状に延び出す第1の傾斜平板体と、第1の傾斜平板体の先端から逆側に折り曲げられて直線状に延び出す第2の傾斜平板体とを備え、第2の傾斜平板体において、長手方向両端領域は、相互に同じ延び出し長さを有する位置決め突部をなしかつ、該両端領域間の中間領域は、延び出し長さが一定で位置決め突部の各々よりも短い分離部をなし、
    分離部材の支持平板体は、連結手段の側枠の外面に重合された状態で、相互に整合される、支持平板体及び側枠に設けられた複数の固定部においてそれぞれ固定手段により側枠に分離自在に固定され、分離部材が側枠に固定された状態で、該位置決め突部の各々の先端が、対応する位置決め手段の外周面に当接されることにより、分離部の先端は、熱定着ローラの外周面に対し所定の隙間をおいて位置付けられる、
    ことを特徴とする定着装置。
  2. 分離部材の支持平板体には、固定部の各々に対応して、貫通スリットが形成され、貫通スリットの各々は、対応する固定部の周囲の一部領域を囲むよう形成される、請求項1記載の定着装置。
  3. 貫通スリットの各々は、対応する固定部に対し、支持平板体の長手方向の両側領域及び第1の傾斜平板体側の領域にわたって連続して延在するよう形成される、請求項2記載の定着装置。
  4. 連結手段の側枠における固定部の各々には雌ねじ穴が形成され、分離部材の支持平板体における固定部の各々には取付穴が形成され、固定手段の各々は締結部材からなり、分離部材は、支持平板体が、側枠の外面に重合された状態で、相互に整合される、分離部材における支持平板体の取付穴及び連結手段における側枠の雌ねじ穴を介してそれぞれ締結部材により締結されることにより、連結手段の側枠に分離自在に固定される、請求項3記載の定着装置。
  5. 分離部材は、厚みが1.0mm以下のばね鋼板から形成される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 連結手段は、側壁手段の各々の上領域間を直線状に延在して該上領域間を連結する金属製の上連結板部材を含み、側枠は上連結板部材の一部をなす、請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 該位置決め手段の各々は、熱定着ローラを側壁手段の各々に回転自在に支持する軸受部材からなる、又は熱定着ローラに一体に配設された位置決め部からなる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置。
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