JP2007293258A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無端ベルトに生じる無端ベルト搬送方向と直角な方向への押圧力を緩和し、無端ベルトの端面の損傷を防止する画像形成装置を提供すること。
【解決手段】無端ベルトが複数の回転体に張架されて回転駆動される画像形成装置において、前記複数の回転体のうちの少なくとも1つの回転体は、少なくとも一方の端部に該端部方向への前記無端ベルトの移動を規制する規制面を形成されたベルト規制部材を、前記回転体に対して回転自在に有し、前記ベルト規制部材は、前記無端ベルトとの当接始点における規制面と前記回転体の回転軸とで成す角度が、前記無端ベルトとの当接終了点における規制面と前記回転体の回転軸とで成す角度より大きくなるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録材を搬送するための無端ベルトを備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体に形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化されたトナー像を記録材上に転写し、この後、記録材上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
また、カラー画像を形成する場合には、原稿色に対応したY,M,C,Kの潜像を4個の感光体ドラムに形成し、顕像化された4色のトナー像を無端状ベルトからなる中間転写体に一次転写した後、記録材上に二次転写して、記録材上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
更に、このようにトナー像を定着する定着装置として、ハロゲンヒータ等の加熱手段を内蔵した加熱ローラと定着ローラとに張架されて循環駆動される無端状の定着ベルトと、定着ベルトを介して定着ローラを加圧する加圧ローラを有し、定着ベルトと加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された記録材を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するベルト定着方式の定着装置があり、このような定着装置は定着ベルトの加熱ローラの熱容量が小さいので、ウオーミングアップタイムが短縮し、省エネになるという利点を有している。
然るに、中間転写体や定着ベルト等の無端状の記録材搬送ベルトを用いた搬送装置では、無端ベルトとそれを張架するローラとの間で片寄りや曲がりが生じるという問題があり、ベルト端面を固定軸やローラ軸方向には移動しない剛体のベルトガイド部材で受けると、ベルト端面にかかる押圧力が大きくなり、ベルト部材がベルトガイド部材に乗り上げたり、ベルト部材の端部が破壊したりするという問題が発生し易い。
上記の問題に対する対策として、定着ベルトの片寄り対策を設けた従来例を図6に示す。図6は、無端ベルトである定着ベルトの片寄りを規制するための構成を有する定着装置の従来例を示す図である。図6に示すように、ローラ部材910の端部のベルトガイドリブ911(ベルト規制部材)をローラ軸方向に可動なバネ912で受けて、ベルト(ベルト部材)927の片寄りや曲がりを吸収しようとする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−241554号公報
しかしながら、この方式を用いても、例えば記録材のジャムが定着ベルト上で発生したような場合には、ローラ部材910の端部方向への定着ベルトの大きな押圧力が生じ、ローラの両端に設けられたベルト規制部材の何れかに定着ベルトの端面が乗り上げて変形したり、ローラとベルト規制部材との隙間に定着ベルトの端部が入り込んだりして、定着ベルトを損傷するという問題があった。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、記録材のジャム等が無端ベルト上で発生した場合でも、ローラ部材の端部方向への押圧力を緩和し、無端ベルトの端面の損傷を防止しうる画像形成装置を提案することを目的とする。
上記目的は、無端ベルトが複数の回転体に張架されて回転駆動される画像形成装置において、前記複数の回転体のうちの少なくとも1つの回転体は、少なくとも一方の端部に該端部の方向への前記無端ベルトの移動を規制する規制面を形成されたベルト規制部材を、前記回転体に対して回転自在に有し、前記ベルト規制部材は、前記無端ベルトとの当接始点における規制面と前記回転体の回転軸とで成す角度が、前記無端ベルトとの当接終了点における規制面と前記回転体の回転軸とで成す角度より大きくなるように構成されていることを特徴とする画像形成装置、を提供することにより達成される。
本発明の画像形成装置によれば、記録材のジャム等が無端ベルト上で発生することにより、ベルト規制部材の規制面に対して無端ベルトの大きな押圧力が生じた場合でも、その押圧力を緩和して無端ベルトの端面の損傷を防止することができる。また、無端ベルトの片寄りによるベルト規制部材の規制面への押圧力を緩和することにより、無端ベルトの動作を円滑にし、寿命を長くすることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を説明するための断面図である。
本画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写体6、給紙搬送手段及び定着装置9等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像装置4Y及びクリーニング手段8Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像装置4M及びクリーニング手段8Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像装置4C及びクリーニング手段8Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像装置4K及びクリーニング手段8Kを配置している。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像装置4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。
中間転写体6は、複数の回転体であるローラにより巻回され、循環駆動される。
定着装置9は、2つの回転体、即ち加熱ローラ92と定着ローラ93とに張架されて循環駆動される無端状の定着ベルト91と、定着ベルト91を介して定着ローラ93を押圧する加圧ローラ94とを有し、定着ベルト91と加圧ローラ94との間に形成されたニップ部で記録材P上のトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写体6上に転写手段7Y,7M,7C,7Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録材Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A,22B,22C,22D,レジストローラ23等を経て、転写手段7Aに搬送され、記録材P上にカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された記録材Pは定着装置9において加熱・加圧され、記録材P上のカラートナー像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に載置される。
一方、転写手段7Aにより記録材Pにカラー画像を転写した後、記録材Pを曲率分離した中間転写体6は、クリーニング手段8Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であるが、本発明はモノクロ画像を形成する画像形成装置にも適用可能である。
図2は、本発明の実施形態に係わる無端ベルトである定着ベルトを備えた定着装置の断面図である。
無端ベルトである定着ベルト91は、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)等からなる耐熱性の樹脂ベルトを用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴム(硬度30°:JIS、K6253(ISO7619)で規定されたデュロメータタイプAのスプリング式硬度計による)で被覆し、更に、表層として厚さ30μmのPFA(パーフルオロアルコキシ)チューブで被覆している。なお、外径寸法は例えば80mmである。
複数の回転体の1つである加熱ローラ92は、定着ベルト91を加熱する加熱手段としてのハロゲンランプ92Aを内蔵し、例えば、アルミニュウム等から形成された肉厚2mmの円筒状の中空回転体922の外周面を、表層923として厚さ30μmの耐熱性のPFAをコーティングし、ハードローラとして構成されている。なお、外径寸法は例えば47mmである。
複数の回転体の1つである定着ローラ93は、例えば、鉄等の金属から形成された中実の芯金931を、弾性層932として厚さ10mmの耐熱性のシリコンとスポンジで被覆して、更に、表層933として厚さ30μmのPFAチューブで被覆し、ソフトローラとして構成されている。なお、外径寸法は例えば40mmである。
加圧ローラ94は、定着ベルト91を加熱する加熱手段としてのハロゲンランプ94Aを内蔵し、例えばアルミニュウム等から形成された肉厚3mmの円筒状の中空回転体941の外周面を、弾性層942として厚さ3mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度30°:JIS、K6253(ISO7619)で規定されたデュロメータタイプAのスプリング式硬度計による)で被覆し、更に、離型層943として厚さ30μmのPFAチューブで被覆し、ハードローラとして構成されている。なお、外径寸法は例えば50mmである。
また、定着ベルト91を介して加熱ローラ92の温度を検知する温度センサS1、定着ベルト91を介して定着ローラ93の温度を検知する温度センサS2、及び加圧ローラ94の温度を検知する温度センサS3が設けられている。
なお、定着ベルト91を加熱する加熱手段として、どのような加熱手段を用いてもよく、例えば励磁コイルを用いた誘導加熱発熱体を用いてもよい。また、加熱手段は、必ずしも加熱ローラ92等の中に配置されていなくてもよく、どこに配置されていてもよい。
また、定着ベルトを押圧するテンションローラを設けた定着装置であってもよい。
以上の構成において、不図示の駆動手段によって定着ローラ93を時計方向に回転させると、定着ベルト91及び加熱ローラ92も時計方向に回転し、加圧ローラ94は反時計方向に回転する。また、加熱ローラ92に当接する定着ベルト91はハロゲンランプ92Aにより加熱され、加圧ローラ94もハロゲンランプ94Aによって加熱される。そして、不図示の付勢手段によって加圧ローラ94が定着ローラ93の方向に付勢されているので、定着ローラ93に巻回された定着ベルト91と加圧ローラ94との間のニップ部Nで、給紙された記録材Pが加熱・加圧されて、記録材P上のトナー像が定着される。
図3は本発明の実施形態に係わる定着装置のベルト規制部材の構成を説明するための側断面図であり、図4は図3のAA断面図である。
図3において、加熱ローラ92は中空回転体922の内径に圧入嵌合された芯金921を備え、芯金921には回転軸921Aが形成されている。回転軸921Aは、定着装置9の側板97に対して直角な方向に、軸受ホルダBH2を介して固設された軸受B2により回転自在に保持される。定着ローラ93は、芯金931に形成された回転軸931Aが側板97に軸受ホルダBH3を介して固設された軸受B3に嵌合することにより、回転自在に保持される。
角度調整部材96は、一方の面が側板97の加熱ローラ92側に対向する面側に固設されており、ベルト規制部材95との当接部であるもう一方の面には側板97に対して傾斜した面(後述)が形成されている。
ベルト規制部材95は、回転軸921Aに回転自在に嵌合保持される中心穴(参照符号なし)、角度調整部材96の一方の面に当接する一方の端面(参照符号なし)、及び定着ベルト91に当接する規制面(参照符号なし)を有し、角度調整部材96と加熱ローラ92との間に配設されている。ベルト規制部材95の中心穴と回転軸921Aとの嵌合寸法は、ベルト規制部材95の一方の端面が角度調整部材96の傾斜した規制面に当接し、ベルト規制部材95が規制面に沿って傾斜したときでも回転軸921Aと円滑に回転しうる寸法に形成されている。
傾斜した面を有する角度調整部材96は、定着ベルト91が図3のB矢示方向に片寄りを開始し、定着ベルト91の端面がベルト規制部材95を押圧して角度調整部材96の傾斜した面に当接させたとき、定着ベルト91の端面がベルト規制部材95に最初に当接する当接始点P1(図4参照)におけるベルト規制部材95の規制面と回転軸921Aとの成す角度が、定着ベルト91の端面とベルト規制部材95との当接を終了する当接終了点P3(図4参照)におけるベルト規制部材95の規制面と回転軸921Aとの成す角度より大きくなるように、側板97に固設されている。更には、当接始点P1におけるベルト規制部材95の規制面と回転軸921Aとの成す角度、即ち、回転軸921Aが側板97に対して直角に保持されている本実施形態においては、規制面と側板97との成す角度θが最大となるように角度調整部材96の向きを調整して側板97に固設することが好ましく、角度調整部材96をそのように固設した構成を図5に示す。
図5は、図4の当接始点P1と回転軸921Aの中心とを結ぶCC方向での断面図であり、図5(a)は、定着ベルト91が片寄り始めてベルト規制部材95に当接した直後の状態を示す図であり、図5(b)は、定着ベルト91に押されて移動したベルト規制部材95が角度調整部材96に当接した状態を示す図である。
図5において、角度調整部材96は、ベルト規制部材95に当接する面側に側板97への取り付け面に対し角度θだけ傾斜した面を有しており、傾斜の方向は、図4に示す当接始点P1におけるベルト規制部材95に当接する面と側板97への取り付け面との成す角度が最大となるように、即ち、図4のCC断面である図5における角度がθとなるように側板97に固設される。なお、当接始点P1における角度調整部材96のベルト規制部材95に当接する面と側板97の取り付け面との成す角度は、角度調整部材96を側板97へ取り付ける際に、角度調整部材96の向きを調整することにより調整可能である。
図5(a)では、ベルト規制部材95と角度調整部材96との間には隙間があって、ベルト規制部材95はまだ傾斜していない時点の状態を示している。
図5(b)では、定着ベルト91の矢示Bの方向への片寄りによりベルト規制部材95が押されて角度調整部材96に当接し、ベルト規制部材95の規制面が当接始点P1を通るCC断面において側板97に対し角度θだけ傾いた時点の状態を示している。
図4及び図5における当接始点P1は、加熱ローラ92が図4の矢示方向(反時計方向)に回転するとき、定着ローラ93から加熱ローラ92へと搬送される定着ベルト91の端面がベルト規制部材95に最初に当接する位置を示し、P2は、図4における回転軸921Aの中心を挟んで当接始点P1に対向する位置であり、定着ベルト91の片寄りにより矢示Bの方向へ押されたベルト規制部材95が角度調整部材96に当接して傾き始める状態となる際に、定着ベルト91の当接する端面がベルト規制部材95からの反発荷重を最初に受ける位置でもある。更にP3は、定着ベルト91の端面が当接するベルト規制部材95から離間する当接終了点を示す。
当接始点P1は、定着ベルト91のB方向への片寄りによりベルト規制部材95の一方の端面が角度調整部材96の傾斜面に当接した後のベルト規制部材95の傾きにより、加熱ローラ92の端面とベルト規制部材95の規制面との間に隙間が形成される位置であり、この隙間の形成により、定着ローラ93から加熱ローラ92へと搬送される定着ベルト91が片寄る場合においても、定着ベルト91端面におけるベルト規制部材95の規制面への当接は円滑に進行する。
ベルト規制部材95に対する定着ベルト91の押圧力は、ベルト規制部材95との当接部全域で一様なわけではなく、当接始点P1の下流近傍の特定部分で特に大きい。本発明は、定着ベルト91が片寄りを生じてベルト規制部材95に当接すると、ベルト規制部材95が定着ベルト91の押圧力により自然に傾く構成である。これにより、ベルト規制部材95に対する定着ベルト91の押圧力が当接始点P1から当接終了点P3に亘って無理なく自然に分散される。従って、当接始点P1の下流近傍の特定部分でのベルト規制部材95による定着ベルト91への負荷を軽減できる。また、押圧力の大きな特定部分で無理やり定着ベルト91の片寄りを規制するのではなく、押圧力を分散させて当接部全域を使って片寄りを規制できるので、定着ベルト91への負荷を軽減させながらも、片寄りに対する規制効果を高められる。
なお、本実施の形態では、角度調整部材96のベルト規制部材95と当接する当接部を傾斜面としたが、これに限定されず、段差を形成した形状であっても良く、高さの異なる別部品を設けても良い。
この実験においては、前述の如き定着装置9を用い、下記の条件で行った。
ニップ幅:16.0mm
プロセス速度:300mm/sec
設定温度(待機時及び通紙時)
加熱ローラ92:200℃
加圧ローラ94:180℃
定着ベルト91の寄り力:20N、30N
動作時間:連続10時間(但し、1時間毎に5分間のアイドリング時間を設けた。)
ベルト規制部材95の傾斜角度(θ):0°(比較例1)、0.5°(比較例2)、1°(実施例1)、1.6°(実施例2)、2°(実施例3)、2.5°(比較例3)、3.3°(比較例4)、4°(比較例5)
なお、定着ベルト91の寄り力(20N、30N)は、加熱ローラ92と加圧ローラ94との間隔を変えることにより調整して設定した。定着ベルト91に大きな寄り力が発生する可能性は、例えば定着ベルト91上で記録材Pのジャムが発生したような場合に高くなる。
実験の結果を表1に示す。
Figure 2007293258
表1に示すように、ベルト規制部材95の傾斜角度θが0°のとき(比較例1)は、ベルト寄り力30Nで、図3及び図4における当接始点P1の位置において定着ベルト91端面に応力が集中し、定着ベルト91端面のベルト規制部材95への乗り上げ又は定着ベルト91端面の挫屈が観察され、連続10時間の画像形成実験の継続は不能となった。
ベルト規制部材95の傾斜角度θが0.5°のとき(比較例2)は、連続10時間の画像形成実験は行えたが、ベルト寄り力30Nでは、当接始点P1の位置における定着ベルト91端面の変形が観察された。
ベルト規制部材95の傾斜角度θが1°〜2°のとき(実施例1〜3)は、ベルト寄り力20N、及び30Nで、連続10時間の画像形成実験後、定着ベルト91端面のベルト規制部材95への乗り上げ及び定着ベルト91端面の挫屈の何れも観察されなかった。
ベルト規制部材95の傾斜角度θが2.5°のとき(比較例3)は、連続10時間の画像形成実験は行えたが、ベルト寄り力30Nでは、当接始点P1の位置における定着ベルト91端面のベルト規制部材95と加熱ローラ92との隙間への入り込みによる変形が観察された。
ベルト規制部材95の傾斜角度θが3.3°のとき(比較例4)は、ベルト寄り力30Nで、当接始点P1の位置における定着ベルト91端面のベルト規制部材95と加熱ローラ92との隙間への入り込みが発生し、連続10時間の画像形成実験の継続は不能となった。
ベルト規制部材95の傾斜角度θが4°のとき(比較例5)は、ベルト寄り力20N、及び30Nの両方で、当接始点P1の位置における定着ベルト91端面のベルト規制部材95と加熱ローラ92との隙間への入り込みが発生し、連続10時間の画像形成実験の継続は不能となった。
実験の結果から、ベルト規制部材95の当接始点P1における規制面と回転軸921Aに直角な方向との角度が1°以上2°以下であれば、定着ベルト91端面の乗り上げや挫屈、また、隙間への入り込み等の発生を抑えて、定着ベルトの耐久性を高められることが判った。従って、当接始点P1での規制面と回転軸921Aに直角な方向との角度が1°以上2°以下になるように、角度調整部材96のベルト規制部材95との当接面の角度を形成すれば良い。
なお、本実施の形態では、無端ベルトとして定着ベルトの例を説明したが、本発明は、中間転写体、記録材搬送ベルト、又は感光体ベルトの何れの無端ベルトにも適用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を説明するための断面図である。 本発明の実施形態に係わる無端ベルトである定着ベルトを備えた定着装置の断面図である。 本発明の実施形態に係わる定着装置のベルト規制部材の構成及び動作を説明するための側断面図である。 図3のAA断面図である。 図4のCC断面図である。 定着ベルトの片寄りを規制するための構成を有する定着装置の従来例を示す図である。
符号の説明
91 定着ベルト(無端ベルト)
92 加熱ローラ
93 定着ローラ
94 加圧ローラ
95 ベルト規制部材
96 角度調整部材
921A 加熱ローラ92の回転軸
P1 当接始点
P2 回転軸921Aの中心を挟んでP1に対向する位置
P3 当接終了点

Claims (4)

  1. 無端ベルトが複数の回転体に張架されて回転駆動される画像形成装置において、
    前記複数の回転体のうちの少なくとも1つの回転体は、少なくとも一方の端部に該端部の方向への前記無端ベルトの移動を規制する規制面を形成されたベルト規制部材を、前記回転体に対して回転自在に有し、
    前記ベルト規制部材は、前記無端ベルトとの当接始点における規制面と前記回転体の回転軸とで成す角度が、前記無端ベルトとの当接終了点における規制面と前記回転体の回転軸とで成す角度より大きくなるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回転体の回転軸に対する前記ベルト規制部材の規制面の角度を調整する角度調整部材を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記角度調整部材は前記ベルト規制部材の規制面と反対側の面に当接可能な当接部を有しており、前記当接部は、前記無端ベルトの圧力により該当接部に当接された前記ベルト規制部材の規制面が、前記回転軸と直角な方向に対して傾いた状態となるように形成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ベルト規制部材は、前記無端ベルトとの当接始点における規制面と前記回転体の回転軸とで成す角度が最大となるように構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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