JP2007103047A - 雄型コネクタと配線部品との接続構造およびこの雄型コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 雄型接続端子間の短絡を防止することができるとともに、雌型コネクタを確実に嵌合させることにより、雄型コネクタの雄型接続端子を雌型コネクタの雌型接続端子に確実に接触させて、各接続端子同士の安定した導通を図る。
【解決手段】
雄型接続端子5における雌型接続端子8が接触しない部分であってプリント基板11の電極端子12に対向しない位置に、雄型接続端子5の延設方向と交差する方向に形成された第1溝部21を設け、雄型接続端子5における第1溝部21の形成位置よりも他端部分5b側に、第2溝部22を設け、基台2のうち、雄型コネクタ1と雌型コネクタ8とを嵌合した際に雌型コネクタ8に対向しない位置に、第3溝部23を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雄型接続端子の一端部分が雌型コネクタの雌型接続端子に接触し、雄型接続端子の他端部分が配線部品の電極端子に、はんだを介して導電接続されている雄型コネクタと配線部品との接続構造およびこの雄型コネクタに関する。
従来より、例えばプリント基板等の配線部品とフレキシブル配線基板等の配線部品とを電気的に接続する手段として、雄型コネクタを一方の配線部品に実装するとともに、雌型コネクタを他方の配線部品に実装し、雄型コネクタと雌型コネクタとの接続端子同士を接触させて導電接続する手段が知られている。
図5は、従来の雄型コネクタおよび雌型コネクタの一例を示す模式的断面図であり、図5に示すように、雄型コネクタ31には、平板状の基体32の一面に、基体32から突出する基台33が設けられている。基体32側から基台33の側面を介して基台33の頂面に至るように、基台33の外面に沿って複数の雄型接続端子35が設けられている。
この雄型コネクタ31には、配線部品としての例えばフレキシブル配線基板36に実装された雌型コネクタ38が着脱自在に嵌合するようになっており、雄型コネクタ31と雌型コネクタ38とを嵌合させることにより、雄型コネクタ31の各雄型接続端子35における基台33の頂面側の一端部分35aが雌型コネクタ38の雌型接続端子39に接触されるようになっている。
また、雄型コネクタ31の雄型接続端子35における基体32側の他端部分35bは、基台33から離間する方向に曲折して延設され、配線部品として例えばプリント基板41の電極端子42にはんだ43を用いて導電接続されており、これにより、雄型コネクタ31は、プリント基板41に実装されている。
そして、雄型コネクタ31と雌型コネクタ38とを嵌合させて、雄型接続端子35と雌型接続端子39とを接触させることにより、プリント基板41の電極端子42とフレキシブル配線基板36の電極端子37とは、導電接続されるようになっている。
ここで、鉛を含んだ廃棄物による環境汚染等の問題より、雄型コネクタ31の雄型接続端子35とプリント基板41の電極端子42とを導電接続するはんだとして、近年、鉛が含有されていない鉛フリーはんだ43が用いられるようになっている。
しかし、このような鉛フリーはんだ43は、例えば、鉛フリーはんだ43の表層部や末端部において酸化して酸化物が発生し、その体積増加によって鉛フリーはんだ43の内部応力が増大すると、鉛フリーはんだ43を構成する金属の結晶に歪みが生じた状態となる。そして、この状態において、前記金属の再結晶温度に達すると、鉛フリーはんだ43にウィスカが発生してしまうおそれがあった。特に、鉛フリーはんだ43は、錫を主材料とすることが多く、錫の再結晶温度は常温程度と低いので、常温においてウィスカが発生してしまうことがあった。そして、このウィスカにより各雄型接続端子35間が接続されてしまうと、各雄型接続端子35間が短絡してしまうおそれがあった。
そこで、鉛フリーはんだ43を用いて雄型コネクタ31の雄型接続端子35とプリント基板41の電極端子42とを導電接続する場合には、鉛フリーはんだ43を被覆材45によって被覆することが行われている。そして、この被覆材45によって防湿し、鉛フリーはんだ43の酸化や腐蝕を防止することにより、ウィスカの発生を防止するようになっている。
しかし、前述のような雄型コネクタ31とプリント基板41との接続構造においては、被覆材45を配置する工程において、鉛フリーはんだ43を被覆するように被覆材45を配置すると、図5に示すように、被覆材45は各雄型接続端子35の一端部分aの方向に這い上がってしまうことがあった。
そして、被覆材45が各雄型接続端子35における雌型コネクタ38の雌型接続端子39が接触する部分にまで這い上がってしまうと、雄型コネクタ31と雌型コネクタ38とを確実に嵌合させることができなくなってしまう。この結果、雄型コネクタ31の各雄型接続端子35と雌型コネクタ38の各雌型接続端子39との接触不良が生じ、安定した導通を図ることができなくなってしまうおそれがあるという問題を有していた。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、各雄型接続端子間の短絡を防止することができるとともに、雌型コネクタを確実に嵌合させることにより、雄型コネクタの雄型接続端子を雌型コネクタの雌型接続端子に確実に接触させて、前記各接続端子同士の安定した導通を図ることができる雄型コネクタと配線部品との接続構造およびこの雄型コネクタを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る雄型コネクタと配線部品との接続構造の特徴は、雌型コネクタに接続される雄型コネクタ、および配線部品により構成され、前記雄型コネクタは、基台と、前記基台に沿って設けられた雄型接続端子とを有し、前記雄型接続端子の一端部分には、前記雌型コネクタの雌型接続端子が接触されるようになっており、前記雄型接続端子の他端部分は、配線部品の電極端子にはんだを介して導電接続され、前記はんだは、被覆材によって被覆されている雄型コネクタと配線部品との接続構造において、前記雄型接続端子における前記雌型接続端子が接触しない部分であって前記配線部品の電極端子に対向しない位置に、被覆材這上防止手段が配設されている点にある。
この請求項1に記載の発明によれば、被覆材這上防止手段は、雄型接続端子における雌型接続端子に接触しない部分に形成されているので、雄型接続端子と配線部品の電極端子とを導電接続するはんだに被覆材を被覆する工程において、はんだの表面から雄型接続端子の外面に濡れひろがった被覆材を、被覆材這上防止手段において停止させることができる。
また、はんだは被覆材により被覆されているので、鉛フリーはんだを用いた場合にウィスカが発生してしまうのを抑制することができる。これにより、各雄型接続端子が短絡してしまうのを防止することができる。
請求項2に記載の発明に係る雄型コネクタと配線部品との接続構造の特徴は、前記被覆材這上防止手段が、前記雄型接続端子の外面に形成される溝部とされ、前記溝部は、前記雄型接続端子の延設方向と交差する方向に形成されている点にある。
この請求項2に記載の発明によれば、被覆材這上防止手段は、雄型接続端子の延設方向に直交する方向に形成されているので、より確実に被覆材の這い上がりを防止することができる。
請求項3に記載の発明に係る雄型コネクタと配線部品との接続構造の特徴は、前記雄型接続端子における前記被覆材這上防止手段の形成位置よりも前記他端部分側に、はんだ這上防止手段が設けられている点にある。
この請求項3に記載の発明によれば、はんだ這上防止手段は、雄型接続端子における各雌型接続端子に接触しない部分であって、被覆材這上防止手段よりも他端部側に形成されている。このため、雄型接続端子の他端部分に、はんだを介して配線部品の電極端子を固着させる工程において、雄型接続端子の他端部分にはんだを配置した際、各雄型接続端子の外面に濡れ広がって基台の頂面側に這い上がったはんだを、はんだ這上防止手段において停止させることができる。これにより、はんだが雄型接続端子における雌型接続端子が接触する部分にまで這い上がってしまうのを防止することができるので、雄型コネクタと雌型コネクタとを確実に嵌合させることができ、雄型接続端子と雌型接続端子との接触不良を防止することができる。
請求項4に記載の発明に係る雄型コネクタと配線部品との接続構造の特徴は、前記被覆材這上防止手段を、第1被覆材這上防止手段とし、前記基台のうち、前記雄型コネクタと前記雌型コネクタとを嵌合した際に前記雌型コネクタに対向しない位置に、第2被覆材這上防止手段が配設されている点にある。
この請求項4に記載の発明によれば、第2被覆材這上防止手段は、基台のうち雄型接続端子と雌型接続端子とが接触しない部分に形成されているので、被覆材を配置する工程において、基台の外面に濡れひろがった被覆材を、第2被覆材這上防止手段において停止させることができる。これにより、被覆材が基台のうち雄型接続端子における雌型接続端子が接触する高さ位置にまで這い上がってしまうのを防止することができるので、雄型コネクタと雌型コネクタとを確実に嵌合させることができ、雄型接続端子と雌型接続端子との接触不良を防止することができる。
請求項5に記載の発明に係る雄型コネクタと配線部品との接続構造の特徴は、前記はんだが、鉛フリーはんだである点にある。
この請求項5に記載の発明によれば、雄型コネクタと配線部品との導電接続に鉛フリーはんだを用いた場合、鉛フリーはんだを露出させた状態であるとウィスカが発生しやすいが、鉛フリーはんだは被覆材により被覆されているので、鉛フリーはんだにウィスカが発生してしまうのを抑制することができる。これにより、雄型接続端子が短絡してしまうのを防止することができる。
さらに、請求項6に記載の発明に係る雄型コネクタの特徴は、基台と、前記基台に沿って設けられた雄型接続端子とを有し、前記雄型接続端子の一端部分には、雌型コネクタの雌型接続端子が接触されるようになっており、前記雄型接続端子の他端部分は、配線部品の電極端子にはんだを介して導電接続され、前記はんだは被覆材によって被覆されるようになっている雄型コネクタにおいて、前記雄型接続端子における前記雌型接続端子が接触しない部分であって前記配線部品の電極端子に対向しない位置に、被覆材這上防止手段が配設されている点にある。
この請求項6に記載の発明によれば、被覆材這上防止手段は、雄型接続端子における雌型接続端子に接触しない部分に形成されているので、雄型接続端子と配線部品の電極端子とを導電接続するはんだに被覆材を被覆する工程において、はんだの表面から雄型接続端子の外面に濡れひろがった被覆材を、被覆材這上防止手段において停止させることができる。
さらに、はんだは被覆材により被覆されているので、鉛フリーはんだを用いた場合にウィスカが発生してしまうのを抑制することができる。これにより、各雄型接続端子が短絡してしまうのを防止することができる。
以上述べたように、本発明に係る雄型コネクタと配線部品との接続構造によれば、被覆材這上防止手段は、各雄型接続端子における雌型コネクタの電極端子に接触しない部分に形成されているので、被覆材が各雄型接続端子における雌型コネクタの雌型接続端子が接触する部分にまで這い上がってしまうことを防止することができる。これにより、雄型コネクタと雌型コネクタとを確実に嵌合させることができ、雄型コネクタの各雄型接続端子と雌型コネクタの各雌型端子との接触不良を防止し、安定した導通を図ることができる。
以下、本発明に係る雄型コネクタと配線部品との接続構造の一実施形態を図1から図4を参照して説明する。
ここで、本実施形態においては、雄型コネクタが実装される配線部品としてプリント基板を用い、雌型コネクタが実装される配線部品としてフレキシブル配線基板を用いて説明するが、本発明は、これに限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る雄型コネクタとプリント基板の接続構造、およびこの雄型コネクタに装着される雌型コネクタを示す模式的断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る雄型コネクタ1には、平板状の基体2の一面に、基体2から突出するように直方体状の基台3が設けられている。
雄型コネクタ1には、基体2の一面から基台3の側面を介して基台3の頂面に至るように、複数の雄型接続端子5が基台3の外面に沿って、基台3の長さ方向に並列配置して設けられている。
この雄型コネクタ1には、フレキシブル配線基板6に実装された雌型コネクタ8が着脱自在に嵌合するようになっており、雌型コネクタ8に配設された複数の雌型接続端子9の一端部分9aは、フレキシブル配線基板6の電極端子7に導電接続されている。また、各雌型接続端子9の他端部分9bは、雄型コネクタ1と雌型コネクタ8とを嵌合させることにより、対応する各雄型接続端子5の一端部分5aに接触し、導電接続されるようになっている。
各雄型接続端子5の他端部分5bは、基台3から離間する方向に曲折して延設されており、プリント基板11に形成された複数の電極端子12に、鉛フリーはんだ13を介して固着されている。これにより、プリント基板11とフレキシブル配線基板6とは、雄型コネクタ1および雌型コネクタ8を介して電気的に接続されるようになっている。
また、鉛フリーはんだ13は、被覆材15により全体が被覆されており、この被覆材15は、鉛フリーはんだ13を防湿し、鉛フリーはんだ13の酸化や腐食を防止するようになっている。
各雄型接続端子5は、図2に示すように、銅等の導電材料からなるベース導電部材17を有し、ベース導電部材17の外面には、ベース導電部材17を被覆するように、ニッケル等の導電材料からなる第1めっき層18が形成されているとともに、第1めっき層18に積層して、金等の導電材料からなる最外層の第2めっき層19が形成されている。
各雄型接続端子5における各雌型接続端子9が接触しない部分であってプリント基板11の各電極端子12が対向しない部分には、被覆材15が各雄型接続端子5における基台3の頂面側に這い上がってしまうのを防止するための第1被覆材這上防止手段として、第1溝部21が設けられている。
第1溝部21は、各雄型接続端子5における複数のめっき層のうち第2めっき層19を除去し、第1めっき層18を露出させて形成されており、各雄型接続端子5における側面の全周に、雄型接続端子5の延設方向と交差、好ましくは直交する方向に形成されている。
さらに、各雄型接続端子5における第1溝部21の形成位置よりも他端部分5b側には、鉛フリーはんだ13が各雄型接続端子5における基台3の頂面側に這い上がってしまうのを防止するためのはんだ這上防止手段として、第2溝部22が設けられている。
第2溝部22は、第1溝部21と同様に、各雄型接続端子5における複数のめっき層のうち第2めっき層19を除去し、第1めっき層18を露出させて形成されており、各雄型接続端子5における側面の全周に、雄型接続端子5の延設方向と交差、好ましくは直交する方向に形成されている。
そして、第1溝部21および第2溝部22は、所定の部分をマスキングしながら各雄型接続端子5の第1めっき層18上に第2めっき層19を積層形成することにより、設けられるようになっている。
また、図3および図4に示すように、基台3のうち、雄型コネクタ1と雌型コネクタ8とを嵌合した際に雌型コネクタ8に対向しない位置には、被覆材15が基台3の頂面側に這い上がってしまうのを防止するための第2被覆材這上防止手段として、第3溝部23が設けられている。第3溝部23は、第1溝部21と同じ高さ位置に形成されていることが好ましい。
なお、本実施形態においては、第1溝部21および第2溝部22は雄型接続端子5の全周に形成されているが、これに限定されるものではなく、少なくとも、各雄型接続端子5における基台3に接触していない部分に形成されていればよい。
また、本実施形態においては、第1被覆材這上防止手段、はんだ這上防止手段、および第2被覆材這上防止手段は、それぞれ第1溝部21、第2溝部22、第2溝部23とされているが、これに限定されず、例えば、雄型接続端子5の外面や基台3の外面から突出する凸部等、被覆材15や鉛フリーはんだ13の這い上がりを防止する手段であればよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態によれば、第1溝部21は、各雄型接続端子5における各雌型接続端子9に接触しない部分に形成されているので、各雄型接続端子5とプリント基板11の各電極端子12とを導電接続する鉛フリーはんだ13に被覆材15を被覆する工程において、鉛フリーはんだ13の表面から各雄型接続端子5の外面に濡れひろがった被覆材15を、第1溝部21において停止させることができる。
したがって、被覆材15が各雄型接続端子5における雌型接続端子9が接触する部分にまで這い上がってしまうのを防止することができるので、雄型コネクタ1と雌型コネクタ8とを確実に嵌合させることができ、各雄型接続端子5と各雌型接続端子9との接触不良を防止することができる。これにより、雄型コネクタ1と雌型コネクタ8の安定した導通を図ることができ、この結果、雄型コネクタ1と雌型コネクタ8とを介してプリント基板11とフレキシブル配線基板6とを確実に導通させることができる。
また、雄型コネクタ1とプリント基板11との導電接続に鉛フリーはんだ13を用いた場合、鉛フリーはんだ13は露出させた状態であるとウィスカが発生しやすいが、本実施形態によれば、鉛フリーはんだ13は被覆材15により被覆されているので、鉛フリーはんだ13にウィスカが発生してしまうのを抑制ことができる。これにより、各雄型接続端子5が短絡してしまうのを防止することができる。
さらに、第1溝部21は、雄型接続端子5の延設方向に直交する方向に形成されており、これにより、より確実に被覆材15の這い上がりを抑制することができる。
さらにまた、第2溝部22は、各雄型接続端子5における各雌型接続端子9に接触しない部分であって、第1溝部21よりも他端部側に形成されている。このため、各雄型接続端子5の他端部分5bに、鉛フリーはんだ13を介してプリント基板11の各電極端子12に固着させる工程において、各雄型接続端子5の他端部分5bに鉛フリーはんだ13を配置した際、各雄型接続端子5の外面に濡れ広がって基台3の頂面側に這い上がった鉛フリーはんだ13を、第2溝部22において停止させることができる。これにより、鉛フリーはんだ13が雄型接続端子5における雌型接続端子9が接触する部分にまで這い上がってしまうのを防止することができるので、雄型コネクタ1と雌型コネクタ8とを確実に嵌合させることができ、雄型接続端子5と雌型接続端子9との接触不良を防止することができる。また、鉛フリーはんだ13を確実に被覆材15で被覆することができるので、鉛フリーはんだ13にウィスカが発生するのを抑制することができ、各雄型接続端子5が短絡してしまうのを防止することができる。
また、第3溝部23は、基台3のうち各雄型接続端子5と各雌型接続端子9とが接触しない部分に形成されているので、被覆材15を配置する工程において、基台3の外面に濡れひろがった被覆材15を、第3溝部23において停止させることができる。これにより、被覆材15が各雄型接続端子5における雌型接続端子9が接触する部分にまで這い上がってしまうのを防止することができるので、雄型コネクタ1と雌型コネクタ8とを確実に嵌合させることができ、各雄型接続端子5と各雌型接続端子9との接触不良を防止することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
例えば、本実施形態における雄型接続端子5は、銅等からなるベース導電部材17の外面に、ニッケル等からなる第1めっき層18と金等からなる第2めっき層19とが積層形成されているが、これに限定されるものではなく、たとえば、ベース導電部材17やめっき層の構成材料として種々の材料を用いることができる。
また、本実施形態においては、雄型コネクタ1の各雄型接続端子5とプリント基板11の各電極端子12とを導電接続するために鉛フリーはんだ13を用いているが、これに限定されるものではなく、鉛を含有しているはんだを用いてもよい。
本発明に係る雄型コネクタと配線部品の接続構造、およびこの雄型コネクタに嵌合される雌型コネクタの一実施形態を示す模式的断面図 図1の雄型コネクタの接続端子の一部を示す模式的断面図 図1の矢印Aから視認した雄型コネクタおよび配線部品を示す模式的側面図 図3のB−B線における模式的断面図 従来の雄型コネクタと配線部品の接続構造、およびこの雄型コネクタに嵌合される雌型コネクタの一例を示す模式的断面図
符号の説明
1 雄型コネクタ
2 基体
3 基台
5 雄型接続端子
5a 一端部分
5b 他端部分
6 フレキシブル配線基板
7 電極端子
8 雌型コネクタ
9 雌型接続端子
9a 一端部分
9b 他端部分
11 プリント基板
12 電極端子
13 鉛フリーはんだ
15 被覆材
21 第1溝部
22 第2溝部
23 第3溝部

Claims (6)

  1. 雌型コネクタに接続される雄型コネクタ、および配線部品により構成され、
    前記雄型コネクタは、基台と、前記基台に沿って設けられた雄型接続端子とを有し、
    前記雄型接続端子の一端部分には、前記雌型コネクタの雌型接続端子が接触されるようになっており、
    前記雄型接続端子の他端部分は、配線部品の電極端子にはんだを介して導電接続され、前記はんだは、被覆材によって被覆されている雄型コネクタと配線部品との接続構造において、
    前記雄型接続端子における前記雌型接続端子が接触しない部分であって前記配線部品の電極端子に対向しない位置に、被覆材這上防止手段が配設されていることを特徴とする雄型コネクタと配線部品との接続構造。
  2. 前記被覆材這上防止手段は、前記雄型接続端子の外面に形成される溝部とされ、前記溝部は、前記雄型接続端子の延設方向と交差する方向に形成されている請求項1に記載の雄型コネクタと配線部品との接続構造。
  3. 前記雄型接続端子における前記被覆材這上防止手段の形成位置よりも前記他端部分側に、はんだ這上防止手段が設けられている請求項1または2に記載の雄型コネクタと配線部品との接続構造。
  4. 前記被覆材這上防止手段を、第1被覆材這上防止手段とし、
    前記基台のうち、前記雄型コネクタと前記雌型コネクタとを嵌合した際に前記雌型コネクタに対向しない位置に、第2被覆材這上防止手段が配設されている請求項1から3のいずれか1項に記載の雄型コネクタと配線部品との接続構造。
  5. 前記はんだが、鉛フリーはんだである請求項1から4のいずれか1項に記載の雄型コネクタと配線部品との接続構造。
  6. 基台と、前記基台に沿って設けられた雄型接続端子とを有し、
    前記雄型接続端子の一端部分には、雌型コネクタの雌型接続端子が接触されるようになっており、
    前記雄型接続端子の他端部分は、配線部品の電極端子にはんだを介して導電接続され、前記はんだは被覆材によって被覆されるようになっている雄型コネクタにおいて、
    前記雄型接続端子における前記雌型接続端子が接触しない部分であって前記配線部品の電極端子に対向しない位置に、被覆材這上防止手段が配設されていることを特徴とする雄型コネクタ。

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