JP2007102489A - 番組データ処理装置、番組データ処理方法、制御プログラム、記録媒体、ならびに、番組データ処理装置を備えた録画装置、再生装置、および、情報表示装置 - Google Patents

番組データ処理装置、番組データ処理方法、制御プログラム、記録媒体、ならびに、番組データ処理装置を備えた録画装置、再生装置、および、情報表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】番組タイトルの表記の揺らぎに対応し、番組の同一性の判定における精度を向上させる。
【解決手段】本発明に係る番組データ処理装置は、番組に関する情報を示す番組情報から、番組の番組タイトルを抽出するタイトル抽出部30と、タイトル抽出部30によって抽出された、ユーザにより選択された番組の選択番組タイトルと、タイトル抽出部30によって抽出され、複数の番組情報からなる番組情報データベースにあらかじめ記録されている、番組の記録番組タイトルとを文字ごとに比較し、選択番組タイトルと記録番組タイトルとの間で文字が一致する部分と、一致する文字の配列とを評価することにより、両番組タイトル間の類似性を示す類似性距離を算出する類似性距離算出部40と、上記類似性距離が、所定の条件を満たす場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルであると判定する同一番組判定部60とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、EPG(Electronic Program Guide)の番組情報に含まれる番組タイトルなどのマッチングを行う番組データ処理装置、番組データ処理方法、制御プログラム、記録媒体、ならびに、番組データ処理装置を備えた録画装置、再生装置、および、情報表示装置に関するものである。
近年、デジタルテレビ放送などのように、放送の分野におけるデジタル化が進み、映像や音声を、デジタルデータで通信網を介して受信し、視聴することが可能なテレビ放送受信装置や、記録再生装置などの視聴覚機器が普及している。例えば、テレビジョン放送番組を記録(録画)する機器として、ハードディスクを記録媒体とした、ハードディスク記録再生装置が実用化されている。このハードディスク記録再生装置の場合には、例えば数百Gバイトの記憶容量で、数百時間のテレビジョン放送信号を記録することが可能である。記録可能な時間については、ハードディスクなどの記録媒体の記憶密度の向上や、放送データの圧縮技術の向上に伴って増大が予想される。
このような、視聴覚機器の中には、テレビ番組の視聴や録画の操作を簡単に行えるようにするために、EPG(電子番組表)と称される電子番組案内情報を受信し、それを処理する機能を備えたものがある。
EPGは、各放送局から送信される番組関連情報に基づいて作成される。この番組関連情報は、映像情報や音声情報と同様、各視聴覚機器が、それを送信している放送局へ選局を行うことで取得できる。例えば、EPGは、デジタル放送などの放送システムの場合には、各放送局が送信する放送データに付加されるようにしてあり、またアナログ放送の場合には、特定のチャンネルの映像信号のブランキング期間などに、特定の時間帯だけ付加して送られるようになっている。あるいは、放送局からのみではなく、インターネットなどの伝送手段を介して、EPGデータを有する他の情報処理装置から、視聴者の視聴覚機器に配信されるような形態もある。
各放送局から送信される、EPGを作成するために必要な情報は、例えば、CS・BS・地上デジタルテレビ放送など放送メディアごとに作成された運用規定で規定されており、どの放送局からも共通の項目を有する番組情報を入手できる。番組情報の項目は、例えば、番組タイトル、番組内容、放送日、番組開始時間、番組終了時間などを始め、コピーコントロール情報、ジャンル、視聴年齢制限、有料番組情報など、種々多様である。
視聴覚機器は、取得したEPGデータに基づいて、現在新聞などで見られるテレビ放送の番組欄のように電子的に一覧にして、上述した内容を含む番組情報を表示する。このEPGを利用することにより、ユーザは、番組情報を現在新聞などで見られるテレビ放送の番組欄のように、簡単に閲覧することができ、見たい番組を選択したり、視聴予約や録画予約を行ったりすることができる。
このようにEPGデータを利用して各種処理を行う視聴覚装置の例として、特許文献1には、番組の録画予約をした際、番組タイトルを用いて、放送時間帯の変更に自動追従する録画予約機能を有する番組予約記録装置が開示されている。より具体的には、録画予約時に、電子番組表(EPG)の番組名(番組タイトル)に基づいて、放送日時、チャンネルなどの録画に必要な情報をEPGより取得し、番組名を基に、録画目的の番組を検出し、検出された番組の開始時刻および終了時刻を得て、録画予約を実行する。
このとき、EPGに含まれている番組タイトルは、省略されて格納されていることも多く、このような省略に対応するため、特許文献1では、番組タイトルのマッチングに曖昧検索の手法が採用されている。
特開2003−46921号(2003年2月14日公開) 特開平8−106474号(1996年4月23日公開)
しかしながら、特許文献1の曖昧検索手法を用いたマッチング方法では、以下の問題を生じる。具体的には、曖昧検索では、番組タイトルを構成するある文字列と、少なくとも一部の文字列が同一である番組タイトルがあれば、それらを同じ番組であると判定する。しかし、単なる文字列の一致によってのみ、番組の同一性を判定する方法では、一致させる文字列数を少なくすれば、同一番組の見落としは減るが、同一でない番組を同一と誤って判定する確率が高くなる。一方、文字列数を多くすれば、同一番組であっても一致する文字列数が至らず、同一でないと誤って判定される確率が高くなる。
例えば、「一致する文字列数が4文字以上」であることを同一番組と判定する条件とすれば、正式番組名「出勤!ミニスカポリス」と省略番組名「ミニスカ」との関係のように、省略番組名「ミニスカ」は、「ミニスカ」の4文字が正式番組名の中に完全に含まれていることから、上記両番組名は同一番組と判断される。しかし、正式名「冬のソナタ」なる番組が「冬ソナ」として省略されるような場合には、「一致する文字列数が4文字以上」という条件を満たしておらず、同一番組と判断されない。しかし、「一致する文字列数が2文字」にまで条件を緩めてしまうと、その同一性の判定の精度は著しく低下するという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、EPGなどの番組情報データベースに含まれる番組タイトルを利用して番組の同一性を判定して、各種処理を行う番組データ処理装置において、番組タイトルの表記の揺らぎ(特に省略表記など)に対応し、番組の同一性の判定における精度を向上させる番組データ処理装置、番組データ処理方法、制御プログラム、記録媒体、ならびに、番組データ処理装置を備えた録画装置、再生装置、および、情報表示装置を実現することにある。
本発明に係る番組データ処理装置は、上記課題を解決するために、番組に関する情報を示す番組情報から、番組の番組タイトルを抽出するタイトル抽出手段と、上記タイトル抽出手段によって抽出された、ユーザにより選択された番組の選択番組タイトルと、上記タイトル抽出手段によって抽出され、複数の番組情報からなる番組情報データベースにあらかじめ記録されている、番組の記録番組タイトルとを文字ごとに比較し、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとの間で文字が一致する部分と、一致する文字の配列とを評価することにより、両番組タイトル間の類似性を示す評価値を算出する評価値算出手段と、上記評価値が、所定の条件を満たす場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルであると判定する判定手段とを備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、タイトル抽出手段は、ユーザにより入力された番組の番組タイトルを「選択番組タイトル」として、また、複数の番組情報を格納する番組情報データベースから、あらかじめ記録されている番組の番組タイトルを「記録番組タイトル」として抽出する。
次に、評価値算出手段は、上記両番組タイトルを、文字ごとに比較し、文字が一致する部分と、一致する文字の配列があることを、類似性が高いと評価することによって、両番組タイトル間の類似性を示す評価値を算出する。
最後に、判定手段は、上記評価値算出手段によって算出された評価値を検証し、該評価値があらかじめ定められた条件を満たしている場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルであると判定する。
評価値算出手段における評価値は、文字ごとの一致/不一致と、文字列の並びの一致/不一致との両方に基づいて算出されるので、連続して一致する文字列数の制限を受けずに、同一性の判定を行える。したがって、番組タイトルの表記の揺らぎ(特に省略表記など)に対応し、番組の同一性の判定における精度を向上させることが可能となる。
なお、評価値は、例えば、DPマッチング法を用いて、類似性距離として算出されるとすると、上記類似性距離は、距離が短いほど類似性が高いことを意味している。よって、判定手段が行う判定方法の具体例としては、例えば、あらかじめ閾値を定めておき、算出された類似性距離が閾値以下である場合に、両番組タイトルを同一であると判定することが可能となる。
上記番組データ処理装置は、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとの間で一致する文字列から、一方の番組タイトルに施された省略パターンを検出し、あらかじめ定められた番組タイトルの典型省略パターンとの照合を行うパターン照合手段をさらに備え、上記パターン照合手段は、検出した省略パターンが、上記典型省略パターンに合わない場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルでないと判定してもよい。
上記構成によれば、パターン照合手段は、両番組タイトルにおける省略パターンを検出し、あらかじめ定められた典型省略パターンとの照合を行う。典型省略パターンとの照合が成功しなかった場合は、省略表記としては不自然な形で省略が行われていることになり、同一番組である可能性が低い。例えば、具体的には、1文字おきに省略されているような省略パターンなどが考えられる。したがって、照合が失敗した場合は、当該両番組タイトルにおいて、条件を満たす評価値が算出されたとしても、同一番組のタイトルではないと判定することができる。
これにより、番組同一性の判定の精度を向上させることができる。
上記番組データ処理装置のタイトル抽出手段は、番組タイトルに含まれる、番組タイトルを表していない文字列を除去する不要語除去手段をさらに備えていてもよい。
これにより、番組タイトルに含まれる、番組タイトルを意味していない余分な文字列を除去することができるので、上述の評価値算出の精度が向上し、結果として、番組同一性の判定の精度を向上させることができる。
上記番組データ処理装置のタイトル抽出手段は、番組タイトルに含まれる半角文字を全角文字に変換する全角変換手段をさらに備えていてもよい。
これにより、評価値算出手段が、半角と全角の違いのみによって、異なる文字列であると判定することを防ぐことができ、評価値算出の精度が向上する。結果として、番組同一性の判定の精度を向上させることができる。
上記番組データ処理装置の上記タイトル抽出手段は、番組タイトルを構成する文字列をかな文字に変換し、どの文字種からかな文字へ変換したかを示す変換履歴情報を、文字ごとに記録するかな文字変換手段をさらに備えていてもよい。
上記構成によれば、かな文字変換が、番組タイトルをかな文字列に統一する。評価値算出手段は、かな文字に統一された文字列を用いて、評価値を算出するので、番組情報データベースに記録されている番組タイトルとの同一性を判断する上で、文字種の違いを吸収し、番組の同一性の判定をより高い精度で行うことが可能となる。
さらに、かな文字変換は、文字列をひらがなに変換する際に、変換前の文字種を記録しておくので、評価値算出手段は、変換前の文字種の一致/不一致を加味して、評価値を算出することができる。これにより、表記の揺らぎ(特に漢字/カタカナ、ひらがなといった文字種の異なる表記など)に対応して、番組の同一性の判定における精度をさらに向上させることが可能となる。
上記番組データ処理装置の上記タイトル抽出手段は、番組タイトルを構成する文字列の形態素解析を行って形態素(言語で意味を持つ最小単位)の列に分割し、分割した形態素に割り当てられた品詞と、形態素間の境界位置とを示す形態素解析結果を記録する形態素解析手段をさらに備えていてもよい。
これにより、評価値算出手段は、文字ごとの比較に加えて、形態素の品詞の一致/不一致、および/または形態素間の境界位置を加味して評価値を算出することができる。結果として、番組の同一性の判定における精度をさらに向上させることが可能となる。
上記番組データ処理装置の上記評価値算出手段は、上記形態素解析結果を参照し、形態素の品詞が一致する部分を評価することにより、評価値を算出する品詞間評価値算出手段をさらに備えていてもよい。
上記構成によれば、評価値算出手段は、形態素の品詞の一致/不一致を加味するので、より精度の高い評価値を算出することが可能となる。結果として、番組の同一性の判定における精度をさらに向上させることができる。
上記番組データ処理装置の上記評価値算出手段は、上記形態素解析結果を参照し、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとにおける、形態素間の境界位置の一致を評価することにより、評価値を算出する境界位置評価値算出手段をさらに備えていてもよい。
上記構成によれば、評価値算出手段は、形態素間の境界位置の一致/不一致を加味するので、より精度の高い評価値を算出することが可能となる。結果として、番組の同一性の判定における精度をさらに向上させることができる。
上記番組データ処理装置の上記評価値算出手段は、上記変換履歴情報を参照し、文字種が一致する部分を評価することにより、評価値を算出する文字種間評価値算出手段をさらに備えていてもよい。
上記構成によれば、評価値算出手段は、変換前の文字種の一致/不一致を加味して、評価値を算出することができる。これにより、表記の揺らぎ(特に漢字/カタカナ、ひらがなといった文字種の異なる表記など)に対応して、番組の同一性の判定における精度をさらに向上させることが可能となる。
上記番組データ処理装置の上記評価値算出手段は、上記選択番組タイトルの比較対象となる上記記録番組タイトルを、所定の条件に基づき、番組情報データベースから選定してもよい。
所定の条件を、例えば、番組情報に含まれる、放送局情報、ジャンル情報、または、放送日時情報が同一のものとすれば、番組情報データベースからそれらの番組情報が共通する、記録番組タイトルのみを比較対象として絞り込むことができる。
例えば、連続番組やシリーズ番組などは、同一の放送局、同一の番組ジャンルで、毎日または毎週ほぼ決まった時間帯に放送されるので、これらの情報を用いて、同一と判定される候補としての、比較対象となる番組タイトルを絞り込めば、上述の評価値の算出の処理をより効率的に行うことが可能となる。
本発明に係る録画装置は、上記課題を解決するために、上述の番組データ処理装置を備え、ユーザが所望する番組の番組タイトルを、操作部を介して受信し、該番組タイトルを選択番組タイトルとして上記番組データ処理装置に供給する操作受付手段と、上記番組データ処理装置が、上記選択番組タイトルと同一と判定した記録番組タイトルに対応付けられた番組情報を、番組情報データベースから取得するデータ取得手段と、上記取得された番組情報に含まれる放送日時情報に基づいて、当該番組を録画する録画処理手段とを備えていることを特徴としている。
これにより、番組情報の番組タイトルを用いて、録画予約を受け付けることが可能な録画装置を実現することが可能となる。
本発明に係る再生装置は、上記課題を解決するために、上述の番組データ処理装置を備え、録画番組と、該録画番組の録画番組タイトルとを対応付けて記録する録画番組記録部と、ユーザが所望する番組の番組タイトルを操作部を介して受信し、該番組タイトルを選択番組タイトルとして上記番組データ処理装置に供給する操作受付手段と、上記番組データ処理装置が、上記選択番組タイトルと同一と判定した録画番組タイトルの録画番組のデータを、上記録画番組記録部から取得するデータ取得手段と、上記データ取得手段により取得された録画番組のデータを出力する出力部とを備えていることを特徴としている。
これにより、番組情報の番組タイトルを用いて、ユーザが指定する、録画された番組を特定して再生する再生装置を実現することが可能となる。
さらに、上記再生装置は、上記番組データ処理装置が、上記選択番組タイトルと同一と判定した録画番組タイトルを有する複数の録画番組を、1つのフォルダで管理する録画番組管理手段をさらに備えていてもよい。
これにより、番組タイトルごとに録画番組を整理することが可能な再生装置を実現することが可能となる。
本発明に係る情報表示装置は、上記課題を解決するために、上述の番組データ処理装置を備え、ユーザからの視聴開始指示を、ユーザが所望する番組の番組タイトルとともに操作部を介して受信し、上記所望の番組タイトルを選択番組タイトルとして上記番組データ処理装置に供給する操作受付手段と、上記視聴開始指示に応じて、上記所望の番組のデータを出力するよう出力部を制御する出力制御手段と、上記番組データ処理装置が、上記選択番組タイトルと同一と判定した番組タイトルを有する番組の番組情報を番組情報データベースから取得するデータ取得手段とを備え、上記出力制御手段は、上記所望の番組のデータを出力するとき、上記データ取得手段により取得された番組情報を出力するよう上記出力部を制御するようにしてもよい。
これにより、視聴中の番組と同一番組の、以降の情報(例えば、今後の放送予定など)をユーザに提示することが可能な情報表示装置を実現することが可能となる。
本発明に係る番組データ処理方法は、上記課題を解決するために、番組に関する情報を示す番組情報から、番組の番組タイトルを抽出する抽出ステップと、上記抽出ステップによって抽出された、ユーザにより選択された番組の選択番組タイトルと、上記抽出ステップによって抽出され、複数の番組情報からなる番組情報データベースにあらかじめ記録されている、番組の記録番組タイトルとを文字ごとに比較し、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとの間で文字が一致する部分と、一致する文字の配列とを評価することにより、両番組タイトル間の類似性を示す評価値を算出する評価値算出ステップと、上記評価値が、所定の条件を満たす場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルであると判定する判定ステップとを含むことを特徴している。
上記方法によれば、評価値算出ステップにて、両番組タイトル間の評価値を算出し、判定ステップにて、算出された距離に基づき、両番組タイトル間の同一性を判定する。評価値算出ステップにおける評価値は、文字ごとの一致/不一致と、文字列の並びの一致/不一致との両方に基づいて算出されるので、連続して一致する文字列数の制限を受けずに、同一性の判定を行える。したがって、番組タイトルの表記の揺らぎ(特に省略表記など)に対応し、番組の同一性の判定における精度を向上させることが可能となる。
なお、上記番組データ処理装置、録画装置、再生装置、または、情報表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記番組データ処理装置、録画装置、再生装置、または、情報表示装置をコンピュータにて実現させる上記番組データ処理装置、録画装置、再生装置、または、情報表示装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明に係る番組データ処理装置は、番組に関する情報を示す番組情報から、番組の番組タイトルを抽出するタイトル抽出手段と、上記タイトル抽出手段によって抽出された、ユーザにより選択された番組の選択番組タイトルと、上記タイトル抽出手段によって抽出され、複数の番組情報からなる番組情報データベースにあらかじめ記録されている、番組の記録番組タイトルとを文字ごとに比較し、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとの間で文字が一致する部分と、一致する文字の配列とを評価することにより、両番組タイトル間の類似性を示す評価値を算出する評価値算出手段と、上記評価値が、所定の条件を満たす場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルであると判定する判定手段とを備えている。したがって、番組タイトルの表記の揺らぎ(特に省略表記など)に対応し、番組の同一性の判定における精度を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本実施形態では、本発明の番組データ処理装置を、録画機能を有するデジタルテレビ放送受信装置(以下単に、デジタルテレビと称する)に適用した場合について説明する。
〔デジタルテレビの構成〕
図2は、本実施形態に係るデジタルテレビ100の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係るデジタルテレビ100は、操作部8、制御部10、デジタル放送用のチューナおよび復調部11、TS(トランスポートストリーム)デコーダ12、AV(オーディオビジュアル)デコーダ13、録画処理部14、グラフィックス生成部15、画像重畳部16、インターフェース17、音声出力部18、映像出力部19、および、記録部20を備えた構成となっている。
なお、音声出力部18と映像出力部19とで、出力部9を構成している。以下、音声出力部18と映像出力部19とを特に区別する必要がない場合には、出力部9と称する。
制御部10は、デジタルテレビ100を統括制御するものである。制御部10は、内部に、EPG処理部1、録画制御部2、操作受付部3、放送データ取得部4、EPG取得部5、出力制御部6、および、録画番組管理部7を有する。
EPG処理部1は、デジタルテレビ100が取得したEPGデータを用いて、各種処理を行う。なお、このEPG処理部1と記録部20とで、本発明に係る番組データ処理装置を実現しているが、このEPG処理部1および記録部20の詳細については後述する。
操作受付部3は、ユーザから操作部8を介してデジタルテレビ100に送られる指示信号を受け付け、指示信号を制御部10の各部に供給する。例えば、特定の番組を録画する指示信号や、ユーザが視聴するために、特定の放送局に選局を行う指示信号などを受け付ける。録画制御部2は、操作受付部3から供給される指示信号に応じて、受信した番組の録画処理を行う。放送データ取得部4は、テレビジョン放送の番組を放送する各番組放送局200から、映像や音声などからなる番組の放送データを取得する。EPG取得部5は、上記各番組放送局200から、各番組放送局200が放送する各番組についての詳細情報を示す番組情報を取得し、EPG(電子番組表)(番組情報データベース)として、記録部20に記録する。出力制御部6は、取得した上記放送データや、EPGとして記録した番組情報を、出力部9を制御してユーザに提示する。録画番組管理部7は、録画制御部2の制御により、記録部20に記録された録画番組のデータを管理し、操作部8からのユーザの指示に応じて、記録部20のデータを読み出して、記録されている録画番組データを整理したり、録画番組データの一覧をユーザに提示したりするなどの処理を行う。
なお、EPG取得部5は、番組放送局200の他にも、上記番組情報を提供するEPG提供装置300から番組情報を取得してEPGを記録部20に記録することもできる。本実施形態では、上記EPG提供装置300として、例えば、インターネットやLAN(Local Area Network)を介してEPGデータをクライアント端末に配信するサーバ装置や、EPGデータを記録した外部記録装置などが考えられる。この場合、EPG取得部5は、インターフェース17を介して、外部との通信の処理を行って、番組情報を取得する。
なお、制御部10内部の上記各部材(1〜7)は、CPUまたはMPUなどの演算手段(コンピュータ)が記憶装置に格納されたプログラムを実行し、図示しない入出力回路などの周辺回路を制御することによって実現される機能ブロックである。
出力部9を構成する音声出力部18は、デジタルテレビ100が有する音声信号を音声として出力するものであり、例えば、スピーカなどで実現される。映像出力部19は、デジタルテレビ100が有する映像、および/または、画像信号を、映像および/または画像として表示する表示手段であり、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイパネル)、またはCRT(cathode-ray tube)ディスプレイなどの表示装置で実現される。
操作部8は、デジタルテレビ100を動作させるための信号を入力する信号入力手段である。本実施形態では、例えば、デジタルテレビ100自体に設けられた第1操作部8aと、デジタルテレビ100外部でリモート操作するためのリモートコントローラ(リモコン)等を用いる第2操作部8bとで構成されている。
リモコンとしての第2操作部8bの正面図の例を図3に示す。図3に示すとおり、上記第2操作部8bには、例えば、送信側(リモコン側)において、カーソルを動かすための十字キー81、指示を確定させるための決定キー82、チャンネル番号の入力を行うためのテンキー83、チャンネルおよび音量の増減を指示するための上下ボタン84、電源のON/OFF指示を入力するための電源ボタン85など、種々の指示を受け付けるボタンが設けられている。受信側(受光部側)において、リモコン側の各キー操作による指示信号(例えば赤外線による信号)を受光する受光手段(図示せず)を有しており、受光手段によって受光された指示信号は、制御部10の操作受付部3に送られる。
なお、本実施形態に係る第2操作部8bでは、携帯電話などと同様に、番号を入力するためのボタンが、文字を入力するためのボタンと兼用されている。ユーザは、第2操作部8bを用いて、文字を入力するためのモードに切り換えられている状態で、番号のボタンを決められた回数押すことによって、所望のひらがなや記号を入力できる。また、入力されたひらがなや記号を、十字キー81および決定キー82を押下して変換することによって、漢字の入力を行うこともできる。
次に、本実施形態に係るデジタルテレビ100において、番組放送局200から送信される、放送データや番組情報などを含むデジタル放送信号が受信されてから出力されるまでの流れとともに、デジタルテレビ100の残りの各構成要素について説明する。なお、本発明に係るデジタルテレビ100は、以下の各構成要素に限定されない。
上記デジタル放送用のチューナおよび復調部11は、アンテナ(図示せず)を通じてデジタル放送信号が供給されると、受信信号の選局を行った後、その信号形態に従った復調および誤り訂正を行い、多重化デジタルデータを形成し、この多重化デジタルデータをTSデコーダ12に出力する。
TSデコーダ12は、チューナおよび復調部11より出力された多重化デジタルデータをデコードしてTSを抽出し、目的別のTSパケットに分離して後段のAVデコーダ13および制御部10に出力する。ここで、TSとは固定長のTSパケットが連続した信号列のことであり、各TSパケットは、映像・音声信号以外に番組情報や選局に必要な情報などのデータ信号を含むことがある。ここでは、抽出したTSを、AVデコーダ13への出力用の、映像・音声信号を含むTSパケット(放送データ)と、制御部10への出力用の、番組情報関連のデータ信号を含むTSパケット(番組情報)とに分離する。
AVデコーダ13は、TSデコーダ12からのTSパケット(放送データ)をデコードし、音声信号および映像信号を形成する。
なお、本実施形態では、デジタルテレビ100は、テレビ放送番組の録画機能を有しているので、さらに、録画処理部14を備えている。録画処理部14は、録画制御部2より番組の録画指示を受け付けると、指示された期間、AVデコーダ13から供給された、指定されたチャンネルの番組を、例えば、記録部20や、インターフェース17を介して接続可能な外部記憶装置400などを構成する記録媒体に記録する。なお、記録媒体としては、番組を録画できるものであれば、どのような記録媒体であってもよく、例えば、ビデオテープのようなテープ状記録媒体、例えば、DVD(Digital Video Disc)、あるいは、ハードディスクのようなディスク状記録媒体、例えば、フラッシュメモリのような半導体メモリなどが好適に使用される。また、録画処理部14は、ネットワークなどの通信経路を経由して、他の装置に設けられた記録媒体に記録してもよい。
なお、録画処理部14が非アクティブの状態である場合には、AVデコーダ13は、音声信号であれば音声出力部18へ、映像信号であれば画像重畳部16へ、それぞれ直接出力する。
グラフィックス生成部15は、画像重畳部16へ出力するための、OSD(On Screen Display)情報を形成する。このOSD情報は、記録部20に記憶された各種情報、例えば、複数の番組情報から作成されるEPG(電子番組表)、ユーザがデジタルテレビ100を操作するためのメニュー画面(GUI)などである。ユーザが、録画を指示するための操作画面や、録画番組リストからの検索結果などもOSD情報に含まれる。
より詳細には、例えば、EPGを映像出力部19に表示させる場合、チューナおよび復調部11と、TSデコーダ12とにより抽出された、番組情報関連のデータ信号を含むTSパケット(番組情報)は、EPG取得部5によって取得され、EPGとして記録部20に記録される。EPG処理部1は、操作部8からのユーザの指示に応じて、この記録部20に記録されたEPGを加工し、出力制御部6は、グラフィックス生成部15を制御して、該EPGを重畳させるためのOSD画像を生成する。
画像重畳部16は、AVデコーダ13にてデコードされた映像信号と、EPGなどの上記OSD画像とを重ね合わせ映像出力部19に送る。これにより、上述の放送データによる映像信号と、EPGなどのOSD情報とを1つの表示画面に重ねて表示させることが可能となる。
なお、本実施形態では、番組は、複数のチャンネルのいずれかで放送されており、チューナおよび復調部11は、これら複数チャンネルのうち、所望のチャンネルの番組を受信できる。放送データ取得部4は、チューナおよび復調部11、TSデコーダ12、および、AVデコーダ13を制御することによって、ユーザが指定した、視聴したい番組の放送データを取得する機能を実現し、録画制御部2は、録画処理部14の制御をして、ユーザが所望する番組を録画する。
以上のことから、デジタルテレビ100は、操作受付部3が、操作部8を介して、選局(番組の視聴)指示を受け付けると、指定されたチャンネルの番組の映像信号および音声信号を、出力部9に出力させて、ユーザに、当該チャンネルの番組を視聴させることができる。また、ユーザから録画指示を受け付けると、指定されたチャンネルの番組の映像信号および音声信号を、記録部20などに録画(記録)させることができる。
本発明のデジタルテレビ100は、上述の選局指示や、録画指示に基づく各種処理を実行する際に、記録部20に記録されたEPGの番組情報に含まれる、放送番組の番組名(以下、番組タイトルと称する)を用いる。デジタルテレビ100に適用された番組データ処理装置により、上記番組タイトルを用いて、ユーザが指定する番組を特定し、特定した番組に対する各種処理を実行することが可能となる。より具体的には、ある特定の番組の番組情報と他の番組の番組情報との照合を行うことにより、それらが、同一番組か否かの判定を行う。これにより、例えば、デジタルテレビ100は、ユーザが指定した番組と同一と判断した他の番組を、一度の指定によって、連続番組またはシリーズ番組として連続で、自動で録画することができる。また、すでに録画している番組の番組情報を使って録画番組を自動分類して整理することもできる。
以下、本発明に係る番組データ処理装置を実現する、EPG処理部1および記録部20の詳細について説明する。
〔番組データ処理装置の構成〕
図1は、本実施形態に係るデジタルテレビ100に適用した、EPG処理装置101の要部構成を示すブロック図である。
EPG処理装置101は、図1に示すとおり、EPG処理部1と、EPG処理部1が読み出しおよび書き込みを行う記録部20とを備えた構成となっており、EPG処理部1は、さらに、タイトル抽出部30、類似性距離算出部40、省略パターン照合部50、同一番組判定部60、および、データ取得部70を有している。また、記録部20は、さらに、EPG記録部21、辞書記録部22、抽出タイトル一時保持部23、距離テーブル記録部24、および、録画番組記録部25を有している。
まず、記録部20に記録される各記録部について詳細に説明する。
EPG記録部21は、EPG取得部5により、番組放送局200またはEPG提供装置300から取得された複数の番組情報からなるEPGを記録するものである。図4(a)は、EPG取得部5が取得する、1つの番組の番組情報を示す図であり、(b)は、1つの番組情報を1レコードとして、複数の番組情報をデータベース化したEPGテーブル(番組情報データベース)を示す図である。番組情報は、番組ごとに図4(b)に示すEPGテーブルに追加(あるいは、更新)される。
ユーザが番組欄を、映像出力部19(図2)表示させる指示をデジタルテレビ100に対して送信したときは、図4(b)のEPGテーブルのデータに基づいて、番組欄のOSD画像が生成される。
なお、本実施形態では、EPG取得部5が取得する番組情報の項目は、「放送局(名)」、「放送開始時間」、「放送終了時間」、「ジャンル」、「番組タイトル」、および、「番組内容」としたが、上記に限定されない。EPG取得部5は、番組放送局200またはEPG提供装置300が提供する、番組に関する他のいずれの項目を取得し、EPGテーブルに格納してもよい。
さらに、本実施形態では、上記EPGテーブルには、上記の項目に加えて、項目「番組タイトル」に格納されている情報から、タイトル抽出部30が、番組のタイトルを示す部分のみを抽出したものを格納するための項目「変換タイトル」が設けられている。ここに記録されている番組タイトルは、「記録番組タイトル」として、同一番組を判定する際の、比較対象として取り扱われる。なお、タイトル抽出部30が、項目「番組タイトル」から、項目「変換タイトル」を抽出する方法については、後述する。
辞書記録部22は、タイトル抽出部30が、漢字−かな変換を行う際に参照する辞書を記録するものである。辞書記録部22を用いて、タイトル抽出部30は、抽出した文字列に含まれる漢字をひらがなに変換したり、文字列の形態素解析を行ったりすることが可能となる。
抽出タイトル一時保持部23は、操作受付部3(図2)が、操作部8を介して受け付けた、ユーザからの選局指示や、録画指示などが指定する番組(つまり、ユーザが選択した番組)の番組タイトルを一時的に記憶するものである。なお、タイトル抽出部30が、選局指示や、録画指示などに含まれるユーザが選択した番組の番組タイトルから抽出する「選択番組タイトル」は、ここに記憶され、同一番組を判定する際に用いられる。
距離テーブル記録部24は、類似性距離算出部40が、番組タイトル間の類似性距離(評価値)を算出する際に参照する各種距離テーブルを記録するものである。番組タイトル間の類似性距離とは、EPG処理部1が実行するマッチング処理において、比較を行う両番組タイトルの類似性を数値化したものである。距離が小さければ小さいほど、両者の類似性は高いと判断され、本実施形態では、一定の閾値(ここでは、0.5)を下回れば、両者は同一番組のタイトルであるとみなされる。
したがって、距離テーブルとは、類似性距離算出部40の各部が、両番組タイトルの比較を行う際に、番組タイトルの文字の種々の属性(文字コード、文字種、品詞など)が一致するか否かでどれだけの距離が加算されるのかを示したテーブルのことである。図5(a)〜(d)は、類似性距離算出部40が参照する距離テーブルの例を示した図である。例えば、図5(a)において、横の各項目51を、上記「記録番組タイトル」を形成する文字の属性、縦の各項目52を、上記「選択番組タイトル」を形成する文字の属性であるとする。両番組タイトルのある文字について比較を行った結果、両文字ともに「あ」を示すと判定された場合、一致していると評価されて、距離は加算されない。反対に、一方の文字が「い」を示すと判定された場合、文字は不一致と評価され、加算するべき距離として「1」が導出される。距離の算出に加味する、比較するべき文字の属性の数だけ、距離テーブル記録部24に記録しておく。
本実施形態では、(1)文字コード(文字自体の一致不一致)、(2)文字種(漢字、ひらがな、カタカナ、数字、記号など)、(3)品詞(名詞、動詞、形容詞、形容動詞など)、および、(4)文字列を形態素ごとに区切ったときの形態素間の境界線の有無、4つの属性の一致/不一致を加味して両番組タイトル間の距離を算出するので、距離テーブルを4種類用意し、それぞれを距離テーブル記録部24に記録しておく。
録画番組記録部25は、録画処理部14(図2)が録画した、録画番組のデータを、該録画した番組の番組タイトル(以下、録画番組タイトルと称す)に対応付けて記録するものである。なお、この録画番組タイトルは、タイトル抽出部30によって、録画番組の元の番組名から抽出されたものである。ユーザは、操作部8を用いて、録画番組の番組タイトルを選択することにより、所望の録画番組を再生することが可能となる。
なお、録画番組タイトルとともに、放送日時(録画日時)も対応付けて記録しておけば、ユーザが録画番組を検索する際の利便性が向上する。
省略パターン記録部26は、省略パターン照合部50が参照する、番組タイトルの典型的な省略のパターンを記録するものである。2つの番組タイトルにおいて、一方の番組タイトルが、もう一方の番組タイトルの省略表記である場合、どのように省略されているのか、その省略のパターンを典型省略パターンと照合することによって、両番組タイトルが、本当に同一番組の正式表記、省略表記の関係にあるのか否かを判定することが可能となる。典型省略パターンの詳細については後述する。
上記のEPG記録部21、辞書記録部22、距離テーブル記録部24、録画番組記録部25、および、省略パターン記録部26は、例えばハードディスク装置などの不揮発性の記録媒体によって実現される。また、抽出タイトル一時保持部23は、例えばRAM(Random Access Memory)などのワークメモリによって実現される。
なお、上記複数の番組情報を記録するEPGテーブル(あるいは、距離テーブル)のデータ構造としては、テーブル構造を採用したが、これに限定されず、1つの番組タイトルからその他の番組情報の項目を読み出せるように(文字(文字列)の属性から加算すべき距離が導き出せるように)構成されたデータ構造であればなんでもよい。
次に、EPG処理部1が有する各部の機能について、図1に基づき詳細に説明する。
(番組タイトル抽出機能)
タイトル抽出部30は、図4(b)のEPGテーブルのような、各番組情報に含まれる番組タイトルから「記録番組タイトル」を、また、操作部8を介して入力された、ユーザが指定する番組の番組タイトルから「選択番組タイトル」を抽出するものである。タイトル抽出部30は、不要語除去部31、全角変換部32、かな文字変換部33、および、形態素解析部34を有している。
不要語除去部31は、番組タイトルに含まれている不要語を除去するものである。不要語とは、図6に示すような番組タイトルに付属している記号のことを指す。より具体的には、例えば、本来の番組名に放送属性として付与された記号、番組の前後で放送されるニュースや天気予報などを表す記号や文字列などである。不要語除去部31は、このような不要語を、特定して除去し、番組名を示す文字列のみを番組タイトルとして抽出する。図6の「除去後」のカラムは、不要語としての放送属性を表す記号が除去された、本来の番組名を形成する文字列からなる番組タイトルを示す。
全角変換部32は、不要語を除去したのちの番組タイトルに、英数や記号などの半角文字が含まれる場合、その半角文字を全角文字に変換し、文字列を全角に統一する。半角文字は、文字の表示領域(容量)が限られている場合によく使用される。同じ番組に対して、半角文字列で番組タイトルを表す場合と、全角文字列で表す場合があるので、これを類似性距離算出部40が、異なる文字であると判断しないように、ここで、全半角による不一致を吸収する。
かな文字変換部33は、番組タイトルを形成する文字列に漢字、カタカナなどのひらがな以外の文字が含まれている場合に、それらをかな文字列(ひらがな)に変換するものである。
例えば、上述の特許文献2には、DPマッチング手法(動的計画法)を使って、類似文例をグルーピングする方法が記載されている。しかし、特許文献2に記載の方法は、単に文字コードの一致だけで文例間の距離を求め、類似性を判定しているため、以下の問題を生じる。すなわち、例えば、正式名「ためしてガッテン」なる番組が「合点」と省略される場合、番組タイトルに含まれる文字列を文字コードに基づきそのままマッチングしたのでは、一致する文字列が一字もないことになり、これらを同一番組と判断することができない。かな文字変換部33により、表記の揺らぎ(特に漢字/カタカナ、ひらがなといった文字種の異なる表記など)に対応して、番組の同一性の判定における精度をさらに向上させることが可能となる。
かな文字変換部33は、辞書記録部22を参照して、番組タイトルに含まれる、漢字またはカタカナをひらがなに変換する。図7に番組タイトルをかな文字列に変換した例を示す。すべてひらがなに変換された番組タイトルは、それが、EPG記録部21のEPGテーブルの項目「番組タイトル」から抽出されたものであれば、「記録番組タイトル」として、EPGテーブルの項目「変換タイトル」へ格納される。また、それが、ユーザによって操作部8から入力された指示信号から抽出されたものであれば、「選択番組タイトル」として、抽出タイトル一時保持部23へ格納される。このとき、かな文字変換部33は、各文字の文字種がどのように変わったかの情報も保持しておく。例えば、図7に示すとおり、「がってん」の4文字は、元は「ガッテン」のカタカナ4文字であったことを示す変換履歴情報を、EPG記録部21あるいは、抽出タイトル一時保持部23に記録しておく。
形態素解析部34は、辞書記録部22を参照して、両番組タイトル(すなわち、上記EPG記録部21に格納されている「記録番組タイトル」と抽出タイトル一時保持部23に格納されている「選択番組タイトル」とを形態素解析するものである。形態素解析部34も、かな文字変換部33と同様、番組タイトルを形成する文字列の形態素解析を行った結果を、形態素間の境界位置とともに、形態素ごとに品詞を対応付けて記録する。
上述のようにして、全角・ひらがなに変換され、形態素解析が行われた「記録番組タイトル」および「選択番組タイトル」は、変換履歴情報および形態素解析結果とともに、類似性距離算出部40によって、類似性を表す類似性距離を算出するために用いられる。変換履歴情報および形態素解析結果を用いることにより、類似性距離を算出する精度は向上し、結果として、番組同一性の判定の精度を向上させることが可能となる。
(マッチング機能)
類似性距離算出部40は、タイトル抽出部30が抽出した番組タイトル同士の類似性距離を算出するものである。類似性距離算出部40は、さらに、文字コード間距離算出部41、文字種間距離算出部42、品詞間距離算出部43、および、境界位置距離算出部44を有している。また、同一番組判定部60は、類似性距離算出部40が算出した番組タイトル間の類似性距離に基づき、両番組タイトルが同一の番組を示しているか否かを判定するものである。
上述したとおり、類似性距離とは、比較を行う両番組タイトルの類似性を数値化したものであり、距離が小さければ小さいほど、両者の類似性は高いと判断される。本実施形態では、同一番組判定部60は、一定の閾値(0.5)を下回れば、両者は同一番組のタイトルであると判定する。
文字コード間距離算出部41は、EPG記録部21に格納された「記録番組タイトル」と、抽出タイトル一時保持部23に格納された「選択番組タイトル」とを文字ごとに照合し、両番組タイトル間で文字コードが一致する文字同士、および、一致する文字の配列の同一性とを、類似性が高いと評価することにより、両番組タイトルの類似性距離を算出するものである。文字コード間距離算出部41は、文字コード間の距離d1(in,jm)を、例えば、図5(a)に示す、距離テーブル記録部24に記録された、文字コード間距離テーブルを用いて求める。
なお、上記d1(in,jm)の「in」,「jm」はそれぞれ、i個の文字からなる「記録番組タイトル」のn番目の文字、j個の文字からなる「選択番組タイトル」のm番目の文字を示す。
文字種間距離算出部42は、両番組タイトルを形成する文字同士の変換履歴情報を比較し、両番組タイトル間で、ひらがなに変換される前の文字種が一致することを、類似性が高いと評価することにより、両番組タイトルの類似性距離を算出するものである。文字種間距離算出部42は、文字種間の距離d2(in,jm)を、例えば、図5(b)に示す、距離テーブル記録部24に記録された、文字種間距離テーブルを用いて求める。
品詞間距離算出部43は、上記形態素解析結果を用いて、両番組タイトルを形成する文字同士の比較を行い、その文字が属する形態素の品詞が一致することを、類似性が高いと評価することにより、両番組タイトルの類似性距離を算出するものである。品詞間距離算出部43は、品詞間の距離d3(in,jm)を、例えば、図5(c)に示す、距離テーブル記録部24に記録された、品詞間距離テーブルを用いて求める。
境界位置距離算出部44は、上記形態素解析結果を用いて、文字コードが一致した文字列同士の形態素間の境界位置を照合し、上記文字列において境界位置(あるいは、境界位置の有無)が一致することを、類似性が高いと評価することにより、両番組タイトルの類似性距離を算出するものである。上記形態素解析結果には、文字ごとに、当該文字の前(および後)に境界があるか否かを示す情報が記録されている。境界位置距離算出部44は、境界位置の距離d4(in,jm)を、例えば、図5(d)に示す、距離テーブル記録部24に記録された、境界位置距離テーブルを用いて求める。
なお、図5(a)〜(d)に示す、文字属性ごとの全距離テーブルには、その属性が一致すれば「0」(すなわち、類似性距離を加算しない)、一致しなければ、累積された類似性距離にさらに「1」を加算するよう、数値が設定されているが、本発明の距離テーブルは、図5(a)〜(d)に示す例に限定されない。例えば、文字種が一致することよりも、品詞が一致することの方が、同一性を評価する上で重要であると考えられる場合には、品詞間距離テーブルにおいて、一致しない場合に加算される類似性距離がもっと大きくなるように、「2」や「3」などの、文字種間距離テーブルに設定されている数値よりも大きい数値を設定することも可能である。
以下、「記録番組タイトル」=「ためしてがってん(抽出前タイトル;ためしてガッテン)」(以下、単にタイトルXと称す)と、「選択番組タイトル」=「がってん(抽出前タイトル;合点)」(以下、単にタイトルYと称す)との類似性距離を算出する場合を例にあげ、より詳細に説明する。
類似性距離の算出は、例えば、DPマッチング法(Dynamic programming matching method;動的計画法)と呼ばれる方式を用いて行う。番組タイトル間の類似性距離(Dt)は、番組タイトルを形成する文字間の類似性距離(d(in,jm))の累積(D(i,j))を、両番組タイトルの文字数の和によって、割る(正規化する)ことにより算出される。
すなわち、
Figure 2007102489
となる。
ここで、D(i,j)は、文字数iのタイトルXと、文字数jのタイトルYとの累積類似性距離を表す。
次に、上記累積類似性距離D(i,j)の求め方について説明する。
DPマッチング法では、類似性距離算出部40は、累積類似性距離を算出するために、上記2つの番組タイトルを形成する文字列を1文字ずつ比較した2次元のテーブルを作成する。図8(a)、(b)は、類似性距離算出部40が作成する2次元テーブルの例を示す図である。図8には、横軸にタイトルX(ためしてがってん)を、縦軸にタイトルY(がってん)とを配置した例を示す。ここで、タイトルXの文字数は8、タイトルYの文字数は4であるので、8(i)×4(j)=32マスからなる2次元テーブルを作成する。
図8(a)の2次元テーブルのマスに表示されている数値は、その文字同士までの累積類似性距離を示している。例えば、マス目61に表示されている数値は、タイトルXの「ためして」の4文字と、タイトルYの「がって」の3文字までをマッチングした段階での累積類似性距離が格納されている。つまり、マス目61の数値をみれば、「ためして」と「がって」の累積類似性距離(D(4,3))は、5と算出されていることが分かる。
図8(b)の2次元テーブルのマスに表示されている矢印は、最後の文字同士の類似性距離が算出され、最終的な累積類似性距離が算出される際に、その累積類似性距離(ここでは、D(8,4))が最小の値をとるように選択された径路(最短パス)を示している。したがって、最後の文字同士の比較結果が反映される、マス目62に表示されている数値が、文字数8のタイトルXと、文字数4のタイトルYとの累積類似性距離となる。
上記の累積類似性距離D(i,j)、すなわち、最短パスは、例えば、以下の式によって求められる。
すなわち、
Figure 2007102489
となる。
ここで、d(i,j)は、文字数iのタイトルXのi(最終)番目の文字と、文字数jのタイトルYのj(最終)番目の文字との間の類似性距離を表す。
つまり、マス目62に表示される、「ためしてがってん」(タイトルX)と「がってん」(タイトルY)との間の累積類似性距離は、マス目62の1つ前のマス目(マス目63〜65のうちいずれか1つ)における累積類似性距離に、当該文字間(タイトルXの8番目の文字「ん」と、タイトルYの4番目の文字「ん」との間の類似性距離)を加算したものである。
最短パスの候補としては、マス目63からマス目62に到達した場合(式1)、マス目64からマス目62に到達した場合(式2)、および、マス目65からマス目62に到達した場合(式3)の3つが考えられるので、上記3つの式のうち、算出された値が最小の値をとるものが、タイトルXとタイトルYとの間の累積類似性距離として算出される。
なお、数2に示す、式2における「2×」は、パスの重みを示す。例えば、本実施形態においては、図8(a)の2次元テーブルにおいて、マス目64からマス目62に直接進む場合と、マス目63を経てマス目62に進む場合とで、加算される距離が最終的に同じになるよう、「2×」の重みが設定されている。しかしこの重みの値は上記に限定されない。
また、本実施形態では、上記最短パスを対称型のパスによって求めるために、上記累積類似性距離D(i,j)を、数2に示す式を用いて求めることとしたが、これに限定されない。例えば、上記最短パスを非対称型のパスによって求める構成であっても、それに合わせて上記累積類似性距離D(i,j)を求める式を用意し、累積類似性距離D(i,j)を算出ことができる。
上記各式1〜3のd(i,j)は、直前までの累積類似性距離に対して加算するべき文字間の類似性距離を表す。文字間の類似性距離は、以下の式によって求められる。
d(in,jm)=d1(in,jm)・・・式4
ここで、d(in,jm)は、文字数iのタイトルXのn番目の文字と、文字数jのタイトルYのm番目の文字との間の類似性距離を表すものとする。
上記式4に示される、d1(in,jm)は、上述したとおり、文字コード間距離算出部41が、距離テーブル記録部24の文字コード間距離テーブルを参照して求めた、文字コード間の距離である。
文字間の類似性距離の算出方法は、上記に限定されない。本実施形態では、(1)文字コード(文字自体の一致不一致)に加え、さらに、(2)文字種(漢字、ひらがな、カタカナ、数字、記号など)、(3)品詞(名詞、動詞、形容詞、形容動詞など)、および、(4)文字列を形態素ごとに区切ったときの形態素間の境界位置の有無、4つの属性の一致/不一致を加味して文字間の距離を算出する。
この場合、文字間の類似性距離は、以下の式によって求められる。
d(in,jm)=α×d1(in,jm)+β×d2(in,jm)+γ×d3(in,jm)+δ×d4(in,jm)・・・式5
ここで、d2(in,jm)は、文字種間距離算出部42が算出した文字種間の距離を示し、d3(in,jm)は、品詞間距離算出部43が算出した品詞間の距離を示し、d4(in,jm)は、境界位置距離算出部44が算出した、境界位置の有無に係る距離を示している。
なお、上記式5のα、β、γ、および、δのように、算出される各距離に重み付けを設けてもよい。つまり、文字の属性ごとに、その一致/不一致が、両番組タイトルの同一性を判定する上で、どの程度重要であるかによって、重みを設定することができる。
例えば、図5に示すように、各距離テーブルにおいて、不一致の場合に加算される類似性距離が一様に「1」だった場合に、品詞間の一致に重みを与えたいときは、上記式5において、「γ」の値を他の重み付け値に比べて大きくなるように設定すればよい。これにより、より精度の高い類似性距離(および、累積類似性距離)を算出することができ、番組タイトルの同一性を判定する精度を向上させることが可能となる。
図9(a)〜(c)は、上述した方法に基づいて、タイトルXとタイトルYとの間の類似性距離Dtを算出した例を示す図である。なお、図9に示す例では、説明を簡略化するために、文字コード間距離算出部41が、距離テーブル記録部24の文字コード間距離テーブルを参照して求めた、文字コード間の距離d1(in,jm)のみによって、両番組タイトル間の類似性距離を算出した場合について説明する。
図9(a)に示すとおり、「ためしてガッテン」と「合点」のマッチングを行う場合、タイトル抽出部30が、「ためしてがってん(タイトルX)」と「がってん(タイトルY)」とを抽出し、類似性距離算出部40が、両番組タイトル間の類似性距離(Dt)を以下のとおり算出する。
Figure 2007102489
なお、本実施形態では、小数点第4位を四捨五入して類似性距離(Dt)を求めているがこれに限定されない。
同様に、図9(b)の例では、「冬のソナタ」と「冬ソナ」とのマッチングを行っている。「ふゆのそなた(タイトルX)」と「ふゆそな(タイトルY)」との間の類似性距離(Dt)は、Dt=2/(6+4)より「0.2」と算出される。図9(c)の例では、「ためしてガッテン」と「冬ソナ」とのマッチングを行っている。両番組タイトル間の類似性距離(Dt)は、Dt=12/(8+4)より「1.0」と算出される。
同一番組判定部60は、上述のとおり算出された番組タイトル間の類似性距離(Dt)が所定の閾値より小さい場合、両番組タイトルを有する番組を同一番組と判定する。上述したとおり、閾値を「0.5」とすると、同一番組判定部60は、図9(a)のケース(「ためしてガッテン」と「合点」との類似性距離:0.417)と、図9(b)のケース(「冬のソナタ」と「冬ソナ」との類似性距離:0.2)とを、同一番組と判定する。
上記構成によれば、類似性距離算出部40がDPマッチング法を用いて、両番組タイトル間の類似性距離を算出し、同一番組判定部60が、算出された距離に基づき、両番組タイトル間の同一性を判定する。連続して一致する文字列数の制限を受けずに、同一性の判定を行えるので、番組タイトルの表記の揺らぎ(特に省略表記など)に対応し、番組の同一性の判定における精度を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態では、タイトル抽出部30のかな文字変換部33が、番組タイトルをかな文字列に統一してマッチングを行い、距離を算出するので、EPGに記録されている番組タイトルとの同一性を判断する上で、文字種の違いを吸収し、番組の同一性の判定をより高い精度で行うことが可能となる。
さらに、かな文字変換部33は、文字列をひらがなに変換する際に、変換前の文字種を記録しておくので、文字種間距離算出部42は、変換前の文字種の一致/不一致を加味して、類似性距離を算出することができる。これにより、表記の揺らぎ(特に漢字/カタカナ、ひらがなといった文字種の異なる表記など)に対応して、番組の同一性の判定における精度をさらに向上させることが可能となる。
なお、本実施形態では、番組タイトル間の類似性距離を算出するときに、「番組タイトル」以外の番組情報(放送局名、番組ジャンル、放送時間など)を用いていないが、これらの情報を用いて、番組タイトルの同一性判定を行うことが可能である。あらかじめEPG記録部21に格納されている、全番組のタイトル情報(項目「番組タイトル」や「変換タイトル」(図4参照))のうち、「選択番組タイトル」との比較対象となる、「記録番組タイトル」を絞り込むようにしてもよい。
例えば、連続番組やシリーズ番組などは、同一の放送局、同一の番組ジャンルで、毎日または毎週ほぼ決まった時間帯に放送されるので、これらの情報を用いて、同一と判定される候補としての、比較対象となる番組タイトルを絞り込めば、上述の類似性距離の算出の処理をより効率的に行うことが可能となる。この場合、類似性距離算出部40が、EPG記録部21を参照し、例えば、「同一の放送局」という条件を満たすレコードのみを抽出して、抽出したレコードに含まれる「記録番組タイトル」のみを、比較対象として持ちいればよい。
なお、同一番組判定部60が、番組同一性の判定を行うときに用いる閾値は、例えば、記録部20の閾値保持部(図示せず)に格納されている。この閾値は、番組の同一性を判定する上で適切な閾値があらかじめ定められているものとする。本実施形態では、「距離0.5」が閾値として定められ、0.5以下であれば、同一、0.5を越えれば同一でないと判定するものとするが、閾値は上記限定されず、また、任意に設定を変更することができるような構成としてもよい。
(省略バターン照合機能)
省略パターン照合部50は、番組タイトルが、省略表記されるときの典型的な省略パターンと、類似性距離算出部40が類似性距離を算出した両番組タイトル間の省略パターンとを照合するものである。省略パターン照合部50は、省略パターン記録部26に記録される典型省略パターンとの照合の結果、両番組タイトル間でなされた省略パターンが、上記各典型省略パターンから外れると判定した場合に、当該両番組タイトルは同一でないとみなす。
これにより、類似性距離算出部40において、本来は異なる番組の番組タイトルであるのに、算出された類似性距離から同一と判定されてしまう番組タイトル対を同一でないとみなして、同一番組候補からふるい落とすことができる。結果として、番組の同一性判定の精度を向上させることができる。
図10は、省略パターン記録部26に記録される、典型省略パターンの例を示す図である。番組タイトルの省略は、図10に示すように、例えば、以下の5つに分類することができる。
省略パターン(1)
正式番組タイトルを構成する、単語のうち、先頭の単語で代用するパターン。例えば、「福祉ネットワーク」を「福祉」と省略する。
省略パターン(2)
正式番組タイトルを構成する、単語のうち、最後尾の単語で代用するパターン。例えば、「ためしてガッテン」を「ガッテン」や「合点」と省略する。
省略パターン(3)
正式番組タイトルを構成する、単語のうち、特徴的な中間部の単語で代用するパターン。例えば、「出動!ミニスカポリス」を「ミニスカ」と省略する。
省略パターン(4)
正式番組タイトルに含まれる助詞を省くパターン。例えば、「冬のソナタ」を「冬ソナ」と省略するとき、助詞「の」が省かれている。
省略パターン(5)
正式番組タイトルを構成する、1つの単語の一部を省略するパターン。例えば、「冬のソナタ」を「冬ソナ」と省略するとき、名詞「ソナタ」の「タ」が省略されている。
なお、省略パターン記録部26に記録されている省略パターンは上記に限定されない。どのような省略パターンを、ふるい落とすかによって、典型省略パターンを任意に作成し記録することができる。
本実施形態では、以上の省略パターンを記録しておき、省略パターン照合部50が、適宜読み出す。上記各典型省略パターンによれば、省略時にタイトルの一部として残る文字列は、少なくとも2字以上からなっている。
したがって、閾値以下の類似性距離が算出された両番組タイトルにおいて、1文字だけが残されるような省略パターンが検出されたときは、当該両番組タイトルは、同一番組のタイトルではないとみなす。さらに、形態素解析時の形態素の品詞情報や境界位置を利用することにより、同一単語内の文字が、断続的に同一と対応付けられるような省略パターンをふるい落とすことが可能である。より具体的には、例えば、仮に「そなた」と「そた」が類似性距離に基づき同一と判定されたとしても、同一単語内で、一文字おきに断続的に対応付けられる省略パターンは無効として、「そなた」と「そた」とを同一とした判定を棄却することができる。
上述の例に基づき、類似性距離算出部40と同一番組判定部60によって、同一番組であると判定されたが、省略パターン照合部50によって、それが棄却された例について、図11に基づき具体的に説明する。
図11(a)、(b)は、タイトルXとタイトルYとに対して、DPマッチングを適用する際に、類似性距離算出部40が作成した2次元テーブル(および、文字ごとの類似性距離と、最短パス)を示す図であり、図11(c)、(d)は、DPマッチングによる、文字の対応付けの例を示す図である。
類似性距離算出部40が、両番組タイトル間の類似性距離を算出した後、省略パターン照合部50は、マッチングパス(すなわち、図11(a)、(b)において、矢印により示した最短パスのこと)に基づいて、文字の対応付け(図11(c)、(d))を検証し、タイトルXとタイトルYとの間で実施された推測される省略パターンを検出する。
省略パターン照合部50は、図11(c)に示される文字の対応付けに基づいて、「がってん」は、正式名「ためしてがってん」の前部「ためして」が省略されたと判定する。したがって、省略パターン照合部50は、上記の省略パターンを、省略パターン記録部26の各典型省略パターンと照合して、省略パターン(1)に該当することを検出し、両番組タイトルは、類似性距離に基づく判定結果と同様、同一であると判定する。
一方、省略パターン照合部50は、図11(d)に示される省略パターンに基づいて、「めがてん」は、正式名「ためしてがってん」の1番目、3番目、4番目、6番目の文字が省略されたと判定する。したがって、省略パターン照合部50は、上記の省略パターンを、省略パターン記録部26の各典型省略パターンと照合して、いずれの典型省略パターンにも該当しないことを検出し、両番組タイトルは、類似性距離に基づく判定結果とは逆に、同一でないと判定する。
なお、省略パターン照合部50の照合処理は、同一番組判定部60の判定の前に実行されても、後に実行されてもよい。同一番組判定部60の同一性判定処理の前に実行される場合は、類似性距離算出部40から出力された番組タイトル対について、省略パターンの照合を行い、典型省略パターンとの照合が成功した番組タイトル対の類似性距離のみ、同一番組判定部60に供給すればよい。
同一番組判定部60の同一性判定処理の後に実行される場合は、同一番組判定部60によって、同一と判定された番組タイトル対についてのみ、省略パターンの照合を行い、典型省略パターンとの照合が成功した番組タイトル対のみ、データ取得部70に供給すればよい。
上記構成によれば、本来は異なる番組のタイトルである「ためしてがってん」と「めがてん」とが、類似性距離の算出結果から、同一番組と判定されるような場合においても、省略パターン照合部50が、典型省略パターンとの照合を行うことにより、同一番組ではないと判定する。結果として、番組の同一性判定の精度をより向上させることが可能となる。
データ取得部70は、EPG処理部1における番組タイトルの同一性判定結果に基づいて、「番組タイトル」に関連付けられた種々のデータ(放送日時などの番組情報のその他の項目、録画番組の録画データなど)をEPG記録部21や、録画番組記録部25などから取得するものである。データ取得部70が取得するデータは、操作部8(図2)を介して入力される、ユーザからの指示信号に応じて変化する。
上述した、図1に示すEPG処理装置101の処理の流れを、図12に基づき説明すると以下のとおりである。
ユーザからの選局(録画)指示などにより、EPG処理装置101に、ユーザが選択した「選択番組タイトル」が入力されると(S101においてYES)、EPG処理部1のタイトル抽出部30内部の不要語除去部31は、当該「選択番組タイトル」の不要語を除去する(S102)。次に、全角変換部32は、当該「選択番組タイトル」に含まれる半角文字を全角に変換する(S103)。形態素解析部34は、当該「選択番組タイトル」の形態素解析を行い、解析結果を記録する(S104)。続いて、かな文字変換部33は、当該「選択番組タイトル」を形成する文字をひらがなに統一する(S105)。なお記号などについては、記号のまま残すか、当該記号の通称などをひらがな表記したものへと変換してもよい。なお、タイトル抽出部30における、S102〜S105までの処理は、いずれの順番で実行されてもよい。タイトル抽出部30から出力された「選択番組タイトル」は、抽出タイトル一時保持部23に格納される。
次に、類似性距離算出部40は、EPG記録部21から、比較対象となる「記録番組タイトル」を取得する(S106)。このとき、取得される「記録番組タイトル」は、所定の条件を満たすものだけに絞り込まれてもよい。
ここで、類似性距離算出部40の各部(文字コード間距離算出部41、文字種間距離算出部42、品詞間距離算出部43、境界位置距離算出部44)によって、文字間の類似性距離、番組タイトル間の累積類似性距離が算出され、それに基づき、類似性距離算出部40は、番組タイトル間の類似性距離(Dt)を算出する(S107)。
続いて、同一番組判定部60は、類似性距離の閾値と比較し、上記類似性距離(Dt)が、閾値以下の場合には(S108においてYES)、両番組タイトルは同一であると判定して、この番組タイトル対を、省略パターン照合部50に供給する。省略パターン照合部50は、上記番組タイトル対の省略パターンと、省略パターン記録部26に記録された典型省略パターンとの照合を行い(S109)、省略パターンが一致した場合は(S110においてYES)、上記入力された「選択番組タイトル」と、取得された「記録番組タイトル」とは同一であると判定する(S111)。続いて、同一であると判定された「記録番組タイトル」を、データ取得部70に供給する(S112)。最後に、比較対象となる「記録番組タイトル」が未処理で残っている場合には(S113においてYES)、S106からの番組同一性判定処理を繰り返す。
一方、類似性距離(Dt)が、閾値を上回ると判定された(S108においてNO)場合、あるいは、省略パターン照合に失敗した(S110においてNO)場合は、同一番組判定部60、省略パターン照合部50のそれぞれは、上記入力された「選択番組タイトル」と、取得された「記録番組タイトル」とは同一でないと判定する(S114)。
上記方法によれば、類似性距離算出部40がDPマッチング法を用いて、両番組タイトル間の類似性距離を算出し、同一番組判定部60が、算出された距離に基づき、両番組タイトル間の同一性を判定する。連続して一致する文字列数の制限を受けずに、同一性の判定を行えるので、番組タイトルの表記の揺らぎ(特に省略表記など)に対応し、番組の同一性の判定における精度を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態では、タイトル抽出部30のかな文字変換部33が、番組タイトルをかな文字列に統一してマッチングを行い、距離を算出するので、EPGに記録されている番組タイトルとの同一性を判断する上で、文字種の違いを吸収し、番組の同一性の判定をより高い精度で行うことが可能となる。
さらに、かな文字変換部33は、文字列をひらがなに変換する際に、変換前の文字種を記録しておくので、文字種間距離算出部42は、変換前の文字種の一致/不一致を加味して、類似性距離を算出することができる。これにより、表記の揺らぎ(特に漢字/カタカナ、ひらがなといった文字種の異なる表記など)に対応して、番組の同一性の判定における精度をさらに向上させることが可能となる。
以下、ユーザからの指示信号に応じて、上述のEPG処理装置101を適用したデジタルテレビ100(図2)が実現する機能の一例を、図13〜図17に基づき説明する。
(連続番組又はシリーズ番組予約処理)
次に、EPG処理装置101の同一番組判定機能を用いた、連続番組またはシリーズ番組の録画予約処理について、図13に基づき説明すると以下のとおりである。
まず、S201において、ユーザは、録画予約を行うために、例えば、図14(a)のような番組欄(EPG記録部21のEPGテーブルに基づき作成された電子番組表)から、所望の番組を選択することで、録画したい番組の指定を行う。これにより、デジタルテレビ100は、S202以降の録画予約処理を開始する。ここでは、図14(a)において、MHKの25時35分からの「ためしてガッテン」を録画予約するとともに、シリーズ予約するように指定したとして以後の説明を行う。
デジタルテレビ100の録画制御部2は、操作部8を介して、ユーザからの録画指示を受け付けると、EPG記録部21から、指定された番組の番組タイトル「ためしてガッテン」を、指定された日時とともに録画予約リストに追加する(S202)。続いて、録画制御部2は、シリーズ予約が指定されているか否かを判断し(S203)、シリーズ予約が指定されていない場合(S203においてNO)は、他に録画すべき番組はないとして、番組の情報を録画予約処理を終了する。一方、シリーズ予約が指定されている場合(S203においてYES)は、S204にて、EPG処理部1が、上述した番組の同一性判定の処理を行い、他に録画予約リストに追加するべき番組がないか否かを検出する。
具体的には、例えば、録画制御部2は、MHKの毎日または1週間先の24時35分前後(例えば、前後2時間)の時間帯の番組情報に対して、上記同一番組判定機能を使って、番組タイトルが同一であると判定した番組が存在するか否かを検出する。EPG処理部1(図1)が、EPG記録部21から同一番組を検出できた場合は、データ取得部70が、その番組タイトルに基づいて、EPG記録部21からその番組の番組情報(放送日時など)を取得し、録画制御部2に供給する。録画制御部2は、データ取得部70が取得したデータを、録画予約リストに追加する(S205)。同一番組が検出できなかった場合、録画予約リストへの追加を行わず、録画予約処理を終了する。
このように、録画予約時に、連続番組又はシリーズ番組の予約を指定することにより、タイトル名が省略されていたり、放送開始時間がずれたりしていても(図14(b))、録画制御部2は、正しく連続番組又はシリーズ番組の録画予約を行うことができるよう、録画処理部14を制御することが可能となる。
(録画番組のフォルダ整理処理)
次に、この同一番組判定機能を使った、録画番組のフォルダ整理処理について、図15に基づき説明すると以下のとおりである。
まず、S301において、ユーザが録画番組を整理するために、例えば図16のように録画番組のタイトルリストの1つを選択して、「自動整理」のメニューを実行したとして以後の説明を行う。フォルダ整理処理(S303、S304)は、録画されている番組の番組タイトルのデータがなくなるまでの間(S302にて、YESになるまでの間)繰り返される。
具体的には、デジタルテレビ100の録画番組管理部7は、上記同一番組判定機能を利用して、ユーザに指定された番組タイトル(「選択番組タイトル」)と同一の録画番組の番組タイトル(「録画番組タイトル」)を検出する(S303)。EPG処理部1が、「選択番組タイトル」と「録画番組タイトル」とが同一番組と判定した場合(S303においてYES)、データ取得部70は、上記「選択番組タイトル」と同一と判定した「録画番組タイトル」を有する番組の番組情報を取得し、録画番組管理部7に供給する。録画番組管理部7は、同一と判定された録画番組のデータを整理用番組リストに追加する(S304)。
すべての録画されている番組の番組タイトルとの比較が終わると(S302においてYES)、録画番組管理部7は、整理用番組リストに追加されている番組の番組タイトルから共通する文字列を抽出し(S305)、それを当該整理用番組リストに含まれている番組をまとめるフォルダのフォルダ名とする。
続いて、出力制御部6は、録画番組管理部7によって抽出された上記フォルダ名、および、上記整理用番組リストに集約された録画番組のリストをユーザに提示する(S306)。
このとき、ユーザは、同一フォルダに整理したくない番組が含まれていた場合、その番組のタイトルを指定して、削除するようにしてもよい(S307)。
ユーザがフォルダ整理処理の実行を指示すると(S308)、録画番組管理部7は、上記抽出したフォルダ名のフォルダを作成し、該フォルダに整理用番組リストに含まれる録画番組を格納する(S309)。ユーザがフォルダ整理処理の実行をキャンセルした場合(S308においてNO)、録画番組管理部7は、当該フォルダ整理処理をそのまま終了する。
このように、録画番組をフォルダに整理する際に、整理してまとめたい番組の1つを指定することにより、番組タイトルから同一番組を検索しユーザに提示してくれるので、ユーザは1つ1つ録画番組を指定してフォルダに移動することなく、簡単な操作で録画番組を整理することができる。
(繰り返し放送番組の情報提示処理)
次に、この同一番組判定機能を使った、繰り返し放送番組の情報提示処理について、図17に基づき説明すると以下のとおりである。
まず、デジタルテレビ100の操作受付部3が、ユーザの所望番組の選局(番組の視聴)指示を受け付けると、図2に示す、出力制御部6が、指定された番組をユーザに提示する。このとき出力制御部6は、提示した番組(すなわち、ユーザが現在視聴中の番組)の放送開始時間をEPG記録部21から取得し、番組を放送途中から視聴し始めたのか否かを判定する。番組の途中から視聴していると判断された場合(S401において、YES)、出力制御部6は、S402以下の、情報提示処理を行う。
具体的には、出力制御部6は、同一の放送局、同日の現在以降の時間帯の番組情報に対して、上記同一番組判定機能を用いて、番組タイトルが同一と判定できる番組が存在するか検出する。同一番組が検出できた場合(S402においてYES)、出力制御部6は、EPG処理部1のデータ取得部70(図1)が、同一番組の番組タイトルに基づき、EPG記録部21から取得した、視聴中の番組と同一と判定された番組の番組情報を、ユーザに提示する。同一番組が検出できなかった場合、情報の提示を実行することなく、情報提示処理をそのまま終了する。
このように、デジタル放送などにおいて、同一の番組が繰り返し放送される場合、ユーザが番組の途中から視聴し始めた場合、同一番組が何時から放送されるかを知らせてくれるので、最初から視聴したい場合に、次にその番組を視聴できる機会を知るために、番組を検索する必要がなくなり、ユーザにとっての利便性が向上する。
なお、上記では、番組が放送される場合について説明したが、これに限るものではなく、通信によって特定の相手のみに番組を配信するシステムにも適用できる。また、番組は、スケジュールに沿って伝送されるものであれば、映像、音声、あるいは、それらの組み合わせたものに限るものではなく、例えば、データ配信など、任意の情報を伝送するシステムに広く適用できる。
また、本発明に係るデジタルテレビ100に録画あるいは情報表示を指示可能であり、しかも、デジタルテレビ100への操作(指示信号入力)を検出できる装置であれば、EPG処理装置101(図1)の各部材は、デジタルテレビ100とは別の装置に設けられていてもよい。
なお、上記実施形態では、EPG処理装置101を構成する各部材が、「CPUなどの演算手段がROMやRAMなどの記録媒体に格納されたプログラムコードを実行することで実現される機能ブロックである」場合を例にして説明したが、同様の処理を行うハードウェアで実現してもよい。また、処理の一部を行うハードウェアと、当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うプログラムコードを実行する上記演算手段とを組み合わせても実現することもできる。さらに、上記各部材のうち、ハードウェアとして説明した部材であっても、処理の一部を行うハードウェアと、当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うプログラムコードを実行する上記演算手段とを組み合わせても実現することもできる。なお、上記演算手段は、単体であってもよいし、装置内部のバスや種々の通信路を介して接続された複数の演算手段が共同してプログラムコードを実行してもよい。また、上記各部材のうちの記憶部(記録部20)は、メモリなどの記憶装置自体であってもよい。
上記演算手段によって直接実行可能なプログラムコード自体、または、後述する解凍などの処理によってプログラムコードを生成可能なデータとしてのプログラムは、当該プログラム(プログラムコードまたは上記データ)を記録媒体に格納し、当該記録媒体を配付したり、あるいは、上記プログラムを、有線または無線の通信路を介して伝送するための通信手段で送信したりして、デジタルテレビ100(あるいは、EPG処理装置101)に配付され、上記演算手段が記録媒体に格納されたプログラムまたは受信したプログラムを実行することによって、本発明のデジタルテレビ100(あるいは、EPG処理装置101)が実現される。
通信路を介して伝送する場合、通信路を構成する各伝送媒体が、プログラムを示す信号列を伝搬し合うことによって、当該通信路を介して、上記プログラムが伝送される。この場合、プログラムは、上記伝送媒体または通信経路を構成する装置において、流動的に坦持される。また、信号列を伝送する際、送信装置が、プログラムを示す信号列により搬送波を変調することによって、上記信号列を搬送波に重畳してもよい。この場合、受信装置が搬送波を復調することによって信号列が復元される。一方、上記信号列を伝送する際、送信装置が、デジタルデータ列としての信号列をパケット分割して伝送してもよい。この場合、受信装置は、受信したパケット群を連結して、上記信号列を復元する。また、送信装置が、信号列を送信する際、時分割/周波数分割/符号分割などの方法で、信号列を他の信号列と多重化して伝送してもよい。この場合、受信装置は、多重化された信号列から、個々の信号列を抽出して復元する。いずれの場合であっても、通信路を介してプログラムを伝送できれば、同様の効果が得られる。
なお、コンピュータが、モデムを備えてインターネットを含む通信ネットワークと接続できる場合、上記通信ネットワークからダウンロードするためのダウンロードプログラムは、あらかじめデジタルテレビ100(あるいは、EPG処理装置101)に格納されていてもよいし、あるいは、別の記録媒体からインストールされてもよい。
ここで、プログラムを配付する際の記録媒体は、取外し可能である方が好ましいが、プログラムを配付した後の記録媒体は、取外し可能か否かを問わない。また、上記記録媒体は、プログラムが記憶されていれば、書換え(書き込み)可能か否か、揮発性か否か、記録方法および形状を問わない。記録媒体の一例として、磁気テープやカセットテープなどのテープ、あるいは、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気ディスク、または、CD−ROM、CD−Rや光磁気ディスク(MO)、ミニディスク(MD)やデジタルビデオディスク(デジタル多用途ディスク)などのディスクが挙げられる。また、記録媒体は、IC(集積回路)カードや光カードのようなカード、あるいは、マスクROMやEPROM(紫外線消去型ROM)、EEPROM(電気的消去型ROM)またはフラッシュROMなどのような半導体メモリであってもよい。あるいは、CPUなどの演算手段内に形成されたメモリであってもよい。また、上記記録媒体には、上記プログラムだけではなく、当該プログラムによってアクセスされるデータや他の任意のデータを記憶していてもよい。
なお、上記プログラムコードは、上記各処理の全手順を上記演算手段へ指示するコードであってもよいし、所定の手順で呼び出すことで、上記各処理の一部または全部を実行可能な基本プログラム(例えば、オペレーティングシステムやライブラリなど)が既に存在していれば、当該基本プログラムの呼び出しを上記演算手段へ指示するコードやポインタなどで、上記全手順の一部または全部を置き換えてもよい。
また、上記記録媒体にプログラムを格納する際の形式は、例えば、実メモリに配置した状態のように、演算手段がアクセスして実行可能な格納形式であってもよいし、実メモリに配置する前で、演算手段が常時アクセス可能なローカルな記録媒体(例えば、実メモリやハードディスクなど)にインストールした後の格納形式、あるいは、ネットワークや搬送可能な記録媒体などから上記ローカルな記録媒体にインストールする前の格納形式などであってもよい。また、プログラムは、コンパイル後のオブジェクトコードに限るものではなく、ソースコードや、インタプリトまたはコンパイルの途中で生成される中間コードとして格納されていてもよい。いずれの場合であっても、圧縮された情報の解凍、符号化された情報の復号、インタプリト、コンパイル、リンク、または、実メモリへの配置などの処理、あるいは、各処理の組み合わせによって、上記演算手段が実行可能な形式に変換可能であれば、プログラムを記録媒体に格納する際の形式に拘わらず、同様の効果を得ることができる。
一例として、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどの演算手段が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって、上述した実施の形態の各機能を実現してもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、EPG処理装置101の各ブロック、特にタイトル抽出部30、類似性距離算出部40、省略パターン照合部50および同一番組判定部60は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、EPG処理装置101は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるEPG処理装置101の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記EPG処理装置101に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、EPG処理装置101を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明によれば、番組タイトル名の表記の揺らぎ(特に省略表記や漢字と仮名といった文字種の異なる表記など)に対応することができる同一番組の判定方法を備えた番組データ処理装置を実現できるので、番組視聴システムや番組録画システムをはじめとする種々のシステムに広く好適に使用できる。
また、EPGデータに基づいた番組表を利用することで、例えば毎日決まった時間に放送される連続ドラマのようなシリーズ番組の予約を一括して行うようなことも可能である。また、あらかじめ設定したキーワードで番組を検索して、その検索で見つかった番組の予約を自動で行うようなことも可能である。
本実施形態に係るデジタルテレビに適用した、番組データ処理装置の要部構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るデジタルテレビの概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るデジタルテレビのリモコンとしての第2操作部の正面図である。 (a)は、1つの番組の番組情報を示す図であり、(b)は、1つの番組情報を1レコードとして、複数の番組情報をデータベース化したEPGテーブル(電子番組表)を示す図である。 (a)〜(d)は、本実施形態に係る番組データ処理装置の類似性距離算出部が参照する距離テーブルの例を示した図である。 本実施形態に係る番組タイトルに付属している不要語の例を示す表である。 本実施形態に係る番組データ処理装置のタイトル抽出部が、番組タイトルを抽出した例を示す図である。 (a)および(b)は、類似性距離算出部が作成する2次元テーブルの例を示す図である。 (a)〜(c)は、上述した方法に基づいて、2つの番組タイトル間の類似性距離Dtを算出した例を示す図である。 図1に示す、省略パターン記録部26に記録される、典型省略パターンの例を示す図である。 (a)、(b)は、2つの番組タイトルに対して、DPマッチングを適用する際に、類似性距離算出部が作成した2次元テーブル(および、文字ごとの類似性距離と、最短パス)の例を示す図であり、(c)、(d)は、DPマッチングによる、文字の対応付けの例を示す図である。 本発明に係る番組データ処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る番組データ処理装置を備えたデジタルテレビの録画予約処理の流れを示すフローチャートである。 (a)および(b)は、図1に示す映像出力部に表示される、番組欄の例を示す図である。 本発明に係る番組データ処理装置を備えたデジタルテレビのフォルダ整理処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す映像出力部に表示される、録画番組のタイトルリストの例を示す図である。 本発明に係る番組データ処理装置を備えたデジタルテレビの情報提示処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 EPG処理部
2 録画制御部(録画処理手段)
3 操作受付部(操作受付手段)
4 放送データ取得部
5 EPG取得部
6 出力制御部(出力制御手段)
7 録画番組管理部(録画番組管理手段)
8 操作部
9 出力部
10 制御部
11 チューナおよび復調部
12 TSデコーダ
13 AVデコーダ
14 録画処理部
15 グラフィックス生成部
16 画像重畳部
17 インターフェース
18 音声出力部
19 映像出力部
20 記録部
21 EPG記録部
22 辞書記録部
23 抽出タイトル一時保持部
24 距離テーブル記録部
25 録画番組記録部
26 省略パターン記録部
30 タイトル抽出部(タイトル抽出手段)
31 不要語除去部(不要語除去手段)
32 全角変換部(全角変換手段)
33 かな文字変換部(かな文字変換手段)
34 形態素解析部(形態素解析手段)
40 類似性距離算出部(評価値算出手段)
41 文字コード間距離算出部
42 文字種間距離算出部(文字種間評価値算出手段)
43 品詞間距離算出部(品詞間評価値算出手段)
44 境界位置距離算出部(境界位置評価値算出手段)
50 省略パターン照合部(パターン照合手段)
60 同一番組判定部(判定手段)
70 データ取得部(データ取得手段)
100 デジタルテレビ(録画装置/再生装置/情報表示装置)
101 EPG処理装置(番組データ処理装置)

Claims (20)

  1. 番組に関する情報を示す番組情報から、番組の番組タイトルを抽出するタイトル抽出手段と、
    上記タイトル抽出手段によって抽出された、ユーザにより選択された番組の選択番組タイトルと、上記タイトル抽出手段によって抽出され、複数の番組情報からなる番組情報データベースにあらかじめ記録されている、番組の記録番組タイトルとを文字ごとに比較し、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとの間で文字が一致する部分と、一致する文字の配列とを評価することにより、両番組タイトル間の類似性を示す評価値を算出する評価値算出手段と、
    上記評価値が、所定の条件を満たす場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルであると判定する判定手段とを備えていることを特徴とする番組データ処理装置。
  2. 上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとの間で一致する文字列から、一方の番組タイトルに施された省略パターンを検出し、あらかじめ定められた番組タイトルの典型省略パターンとの照合を行うパターン照合手段をさらに備え、
    上記パターン照合手段は、検出した省略パターンが、上記典型省略パターンに合わない場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルでないと判定することを特徴とする、請求項1に記載の番組データ処理装置。
  3. 上記タイトル抽出手段は、番組タイトルに含まれる、番組タイトルを表していない文字列を除去する不要語除去手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1または2に記載の番組データ処理装置。
  4. 上記タイトル抽出手段は、番組タイトルに含まれる半角文字を全角文字に変換する全角変換手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の番組データ処理装置。
  5. 上記タイトル抽出手段は、番組タイトルを構成する文字列をかな文字に変換し、どの文字種からかな文字へ変換したかを示す変換履歴情報を、文字ごとに記録するかな文字変換手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の番組データ処理装置。
  6. 上記タイトル抽出手段は、番組タイトルを構成する文字列の形態素解析を行って形態素の列に分割し、分割した各形態素に割り当てられた品詞と、形態素間の境界位置とを示す形態素解析結果を記録する形態素解析手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の番組データ処理装置。
  7. 上記評価値算出手段は、上記形態素解析結果を参照し、形態素の品詞が一致する部分を評価することにより、評価値を算出する品詞間評価値算出手段をさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載の番組データ処理装置。
  8. 上記評価値算出手段は、上記形態素解析結果を参照し、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとにおける、形態素間の境界位置の一致を評価することにより、評価値を算出する境界位置評価値算出手段をさらに備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の番組データ処理装置。
  9. 上記評価値算出手段は、上記変換履歴情報を参照し、文字種が一致する部分を評価することにより、評価値を算出する文字種間評価値算出手段をさらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の番組データ処理装置。
  10. 上記評価値算出手段は、上記選択番組タイトルの比較対象となる上記記録番組タイトルを、所定の条件に基づき、番組情報データベースから選定することを特徴とする請求項1に記載の番組データ処理装置。
  11. 上記評価値算出手段は、比較対象となる上記記録番組タイトルを、放送局情報に基づき、番組情報データベースから選定することを特徴とする請求項10に記載の番組データ処理装置。
  12. 上記評価値算出手段は、比較対象となる上記記録番組タイトルを、ジャンル情報に基づき、番組情報データベースから選定することを特徴とする請求項10に記載の番組データ処理装置。
  13. 上記評価値算出手段は、比較対象となる上記記録番組タイトルを、放送日時情報に基づき、番組情報データベースから選定することを特徴とする請求項10に記載の番組データ処理装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の番組データ処理装置と、
    ユーザが所望する番組の番組タイトルを、操作部を介して受信し、該番組タイトルを選択番組タイトルとして上記番組データ処理装置に供給する操作受付手段と、
    上記番組データ処理装置が、上記選択番組タイトルと同一と判定した記録番組タイトルに対応付けられた番組情報を、番組情報データベースから取得するデータ取得手段と、
    上記取得された番組情報に含まれる放送日時情報に基づいて、当該番組を録画する録画処理手段とを備えていることを特徴する録画装置。
  15. 請求項1から13のいずれか1項に記載の番組データ処理装置と、
    録画番組と、該録画番組の録画番組タイトルとを対応付けて記録する録画番組記録部と、
    ユーザが所望する番組の番組タイトルを操作部を介して受信し、該番組タイトルを選択番組タイトルとして上記番組データ処理装置に供給する操作受付手段と、
    上記番組データ処理装置が、上記選択番組タイトルと同一と判定した録画番組タイトルの録画番組のデータを、上記録画番組記録部から取得するデータ取得手段と、
    上記データ取得手段により取得された録画番組のデータを出力する出力部とを備えていることを特徴とする再生装置。
  16. 上記番組データ処理装置が、上記選択番組タイトルと同一と判定した録画番組タイトルを有する複数の録画番組を、1つのフォルダで管理する録画番組管理手段をさらに備えていることを特徴とする請求項15に記載の再生装置。
  17. 請求項1から13のいずれか1項に記載の番組データ処理装置と、
    ユーザからの視聴開始指示を、ユーザが所望する番組の番組タイトルとともに操作部を介して受信し、上記所望の番組タイトルを選択番組タイトルとして上記番組データ処理装置に供給する操作受付手段と、
    上記視聴開始指示に応じて、上記所望の番組のデータを出力するよう出力部を制御する出力制御手段と、
    上記番組データ処理装置が、上記選択番組タイトルと同一と判定した番組タイトルを有する番組の番組情報を番組情報データベースから取得するデータ取得手段とを備え、
    上記出力制御手段は、上記所望の番組のデータを出力するとき、上記データ取得手段により取得された番組情報を出力するよう上記出力部を制御することを特徴とする情報表示装置。
  18. 番組に関する情報を示す番組情報から、番組の番組タイトルを抽出する抽出ステップと、
    上記抽出ステップによって抽出された、ユーザにより選択された番組の選択番組タイトルと、上記抽出ステップによって抽出され、複数の番組情報からなる番組情報データベースにあらかじめ記録されている、番組の記録番組タイトルとを文字ごとに比較し、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとの間で文字が一致する部分と、一致する文字の配列とを評価することにより、両番組タイトル間の類似性を示す評価値を算出する評価値算出ステップと、
    上記評価値が、所定の条件を満たす場合に、上記選択番組タイトルと上記記録番組タイトルとは同一番組のタイトルであると判定する判定ステップとを含むことを特徴とする番組データ処理方法。
  19. 請求項1から13のいずれか1項に記載の番組データ処理装置、請求項14に記載の録画装置、請求項15または請求項16に記載の再生装置、または、請求項17に記載の情報表示装置を動作させる制御プログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  20. 請求項19に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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