JP4004348B2 - 放送番組受信用電子機器ならびに嗜好番組選択方法およびそのプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、放送番組受信用電子機器、特に、放送される番組を選択するために送信される番組の情報を用いて、ユーザの番組に対する嗜好情報を収集し、多数の情報の中からユーザの求めている情報のみを提示することを可能とする放送番組受信用電子機器ならびに嗜好番組選択方法およびそのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送技術の発展にともなって、放送される番組、すなわち映像・音声以外に、電子番組ガイド(EPG: Electric Program Guide、以下EPGと称する)を放送される番組の情報として送信している。これに対応して放送受信機は、EPGを画面表示する機能を備えたものが実用化されている。
【0003】
EPGは、多くの番組の番組情報をもつので、ユーザが必要とする番組を探し出すためには、これらの番組情報が表示された番組表から全ての番組を網羅的に確認する必要がある。このような背景から、ユーザが必要とする番組のみを提示するための技術の開発が進められている。
例えば、ユーザが、キーワード、ジャンル等の番組属性をユーザが嗜好する嗜好情報として入力し、EPGの番組から検索などを行うことによって、ユーザが所望の番組だけを抽出する技術が開発されている。このような技術の1つとして特開2000-261733号公報には、ユーザの視聴する頻度の高い番組の番組属性、例えば、ジャンル等をEPGの番組から抽出し、同じ番組属性をもつ番組を検索することにより、ユーザの求める可能性のある番組を一覧表示する放送受信装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の公報等に開示されている技術では、ユーザの嗜好に近い番組とともに、ユーザの所望しない番組も提示してしまう可能性が存在する。この問題点は、ユーザの嗜好とEPG中の嗜好情報との対応が単純にとれないことに起因する。
【0005】
ユーザの嗜好とEPG中の嗜好情報との対応付けが難しい原因として、まず第1に、EPGから抽出した情報には、嗜好情報とするのに適する情報と、嗜好情報にするのに適さない情報とがある点である。例えば、ユーザが出演者情報で視聴を判断しないタイプの番組から出演者情報を抽出しても、適切な嗜好情報ではないため、この嗜好情報に一致する番組を提示しても、ユーザが求めない番組である可能性が高い。
【0006】
第2に、嗜好情報には、類似を判定し、検索結果の番組をユーザに提示するのに適する嗜好情報と適さない嗜好情報とがある点である。
例えば、同じ嗜好情報をもつ番組が多数存在する場合、たとえユーザの所望するタイプの番組であっても、件数が多いため、さらなる絞り込みを必要とする。
【0007】
この発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、放送される番組から視聴を嗜好する番組を選択するに際し、ユーザに多大な労力を強いることなく、ユーザが求める番組だけを高い精度で提示することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の観点によれば、番組の情報を記憶する番組情報記憶部と、番組情報記憶部に記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定する番組特定部と、番組特定部で特定された番組の情報を特定番組として記憶する特定番組記憶部と、特定番組記憶部に記憶された番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて嗜好情報の抽出を制限するための嗜好抽出制限情報を記憶する嗜好抽出制限情報記憶部と、特定番組記憶部に記憶された特定番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、嗜好抽出制限情報記憶部に記憶された嗜好抽出制限情報を特定し、特定された嗜好抽出制限情報に従って嗜好情報を抽出する嗜好情報抽出部と、嗜好情報抽出部によって抽出された嗜好情報を抽出嗜好情報として記憶する抽出嗜好情報記憶部と、番組情報記憶部に記憶される番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて番組の検索を制限するための番組検索制限情報を記憶する番組検索制限情報記憶部と、番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、番組検索制限情報記憶部に記憶された番組検索制限情報を特定し、抽出嗜好情報記憶部に記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を特定された番組検索制限情報に従って番組情報記憶部に記憶された番組から検索する番組検索部と、番組検索部で検索された番組を出力する出力部とを備えたことを特徴とする放送番組受信用の電子機器が提供される。
【0009】
この発明の第2の観点によれば、番組の情報を記憶する番組情報記憶部と、番組情報記憶部に記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定する番組特定部と、番組特定部で特定された番組の情報を特定番組として記憶する特定番組記憶部と、特定番組記憶部に記憶された番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて嗜好情報の抽出を制限するための嗜好抽出制限情報を記憶する嗜好抽出制限情報記憶部と、特定番組記憶部に記憶された特定番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、嗜好抽出制限情報記憶部に記憶された嗜好抽出制限情報を特定し、特定された嗜好抽出制限情報に従って嗜好情報を抽出する嗜好情報抽出部と、嗜好情報抽出部によって抽出された嗜好情報を抽出嗜好情報として記憶する抽出嗜好情報記憶部と、抽出嗜好情報記憶部に記憶された抽出嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を番組情報記憶部に記憶された番組から検索する番組検索部と、番組検索部で検索された番組を出力する出力部とを備えたことを特徴とする放送番組受信用の電子機器が提供される。
【0010】
この発明の第3の観点によれば、送信される番組の情報を記憶する番組情報記憶部と、番組情報記憶部に記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定する番組特定部と、番組特定部で特定された番組の情報を特定番組として記憶する特定番組記憶部と、特定番組から抽出したユーザの嗜好情報を記憶する嗜好情報記憶部と、番組情報記憶部に記憶される番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて、番組の検索を制限するための番組検索制限情報を記憶する番組検索制限情報記憶部と、番組情報記憶部に記憶された番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、番組検索制限情報記憶部に記憶された番組検索制限情報を特定し、嗜好情報記憶部に記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を特定された番組検索制限情報に従って番組情報記憶部に記憶された番組から検索する番組検索部と、番組検索部で検索された番組を出力する出力部とを備えたことを特徴とする放送番組受信用の電子機器が提供される。
【0011】
この発明の番組情報としては、地上波アナログ放送、アナログ衛星放送により放送される番組情報、およびCSデジタル放送、BSデジタル放送等のデジタル伝送による衛星放送形態により放送される番組の情報が挙げられる。番組情報は、番組の選択を容易にするために、番組の属性を示めす複数の構成要素からなり、各番組の放送日付、放送開始時刻、放送終了時刻、チャンネル、番組タイトル、ジャンル、番組内容(見出し、副題など)等の構成要素が含まれる。
【0012】
この発明の嗜好情報とは、番組情報の中にあってあるいは番組情報の中にはないが、別途設定可能な番組情報の構成要素と、その構成要素に分類されるユーザが嗜好する番組の属性を示めす条件やキーワード等との組合せを意味する。このような嗜好情報としては、例えば、「放送開始時刻は午後10時」、「ジャンルは野球」が挙げられる。
【0013】
この発明の嗜好抽出制限情報とは、番組を分類するジャンルを一方の軸に、抽出する嗜好情報の種類をもう一方の軸にとった2次元表の形式であり、ジャンルと嗜好情報の種別からなる、すべての組み合わせについて、嗜好情報の抽出に制限をもたせるデータを持つものを意味する。
この発明の番組検索制限情報とは、嗜好抽出制限情報と類似するもので、番組を分類するジャンルを一方の軸に、抽出する嗜好情報の種類をもう一方の軸にとった2次元表の形式であり、ジャンルと嗜好情報の種別からなる、すべての組み合わせについて、嗜好番組の抽出に制限をもたせるデータを持つものを意味する。
【0014】
番組検索制限情報と嗜好抽出制限情報は、ともに2値情報あるいは多値情報として存在する点で共通するが、その利用において、それぞれ嗜好情報の抽出の絞込み、嗜好番組の絞込みを行う点で相違する。
嗜好抽出制限情報と番組検索制限情報との相違を具体例で示す。
嗜好抽出制限情報は、「あるジャンルについて、その嗜好情報の種類の1つまたは複数を抽出するかしないか」という設問に対する回答に基づいて作成される。上記設問は、例えば、複数の被験者に対するアンケートの形で行われる。このアンケートの回答から多数の意見を抽出することにより嗜好抽出制限情報が作成される。
【0015】
嗜好抽出制限情報は、例えば、ジャンルとその嗜好情報の種類からなるすべての組合せからなる番組情報において、「ドラマ」というジャンルについては「出演者」という嗜好情報の種類によって番組の視聴を判断する傾向が強いという回答に基づいて、「ドラマ」というジャンルについては「出演者」という嗜好情報を抽出させるような情報が挙げられる。
多値情報であれば、「ドラマ」というジャンルについては、重み付けがなされた複数の嗜好情報の種類、例えば「出演者」という嗜好情報の第1の種類、「放送開始時刻」という嗜好情報の第2の種類、「チャンネル」という嗜好情報の第3の種類という順に重要度を有する嗜好情報を抽出させるような情報が挙げられる。
一方、番組検索制限情報は、「抽出された嗜好情報を重視して、あるジャンルについて、その視聴を判断するかしないか」を基準にして統計的な傾向からデータの作成が行われる。
【0016】
この発明の出力部とは、選択された番組の番組情報を表示する表示手段を意味する。
この発明の放送番組受信用の電子機器としては、パーソナルコンピュータや、パーソナルコンピュータが有する制御および記憶機能を有する電子デバイスを備えた機器、例えばCSデジタル放送のチューナ等が挙げられる。
【0017】
この発明によれば、番組の情報を記憶し、記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定し、特定された番組の情報を特定番組として記憶し、記憶された番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて嗜好情報の抽出を制限するための嗜好抽出制限情報を記憶し、記憶された特定番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、記憶された嗜好抽出制限情報を特定し、特定された嗜好抽出制限情報に従って嗜好情報を抽出し、抽出された嗜好情報を抽出嗜好情報として記憶し、記憶される番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて、番組の検索を制限するための番組検索制限情報を記憶し、番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、記憶された番組検索制限情報を特定し、記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を、特定された番組検索制限情報に従って、記憶された番組から検索し、検索された番組を出力することを特徴とする嗜好番組選択方法が提供される。
【0018】
また、この発明によれば、番組の情報を記憶し、記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定し、特定された番組の情報を特定番組として記憶し、記憶された番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて、嗜好情報の抽出を制限するための嗜好抽出制限情報を記憶し、記憶された特定番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、記憶された嗜好抽出制限情報を特定し、特定された嗜好抽出制限情報に従って嗜好情報を抽出し、抽出された嗜好情報を抽出嗜好情報として記憶し、記憶された抽出嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を、記憶された番組から検索し、検索された番組を出力することを特徴とする嗜好番組選択方法が提供される。
【0019】
また、この発明によれば、送信される番組の情報を記憶し、記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定し、特定された番組の情報を特定番組として記憶し、特定番組から抽出したユーザの嗜好情報を記憶し、記憶される番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて、番組の検索を制限するための番組検索制限情報を記憶し、記憶された番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、記憶された番組検索制限情報を特定し、記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を、特定された番組検索制限情報に従って、記憶された番組から検索し、検索された番組を出力することを特徴とする嗜好番組選択方法が提供される。
【0020】
さらに、この発明によれば、番組の情報を記憶し、記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定し、特定された番組の情報を特定番組として記憶し、記憶された番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて嗜好情報の抽出を制限するための嗜好抽出制限情報を記憶し、記憶された特定番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、記憶された嗜好抽出制限情報を特定し、特定された嗜好抽出制限情報に従って嗜好情報を抽出し、抽出された嗜好情報を抽出嗜好情報として記憶し、記憶される番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて、番組の検索を制限するための番組検索制限情報を記憶し、番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、記憶された番組検索制限情報を特定し、記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を、特定された番組検索制限情報に従って、記憶された番組から検索し、検索された番組を出力する機能をコンピュータによって実現するプログラムが提供される。
【0021】
さらに、この発明によれば、番組の情報を記憶し、記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定し、特定された番組の情報を特定番組として記憶し、記憶された番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて、嗜好情報の抽出を制限するための嗜好抽出制限情報を記憶し、記憶された特定番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、記憶された嗜好抽出制限情報を特定し、特定された嗜好抽出制限情報に従って嗜好情報を抽出し、抽出された嗜好情報を抽出嗜好情報として記憶し、記憶された抽出嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を、記憶された番組から検索し、検索された番組を出力する機能をコンピュータによって実現するプログラムが提供される。
【0022】
さらに、この発明によれば、送信される番組の情報を記憶し、記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定し、特定された番組の情報を特定番組として記憶し、特定番組から抽出したユーザの嗜好情報を記憶し、記憶される番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて、番組の検索を制限するための番組検索制限情報を記憶し、記憶された番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、記憶された番組検索制限情報を特定し、記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を、特定された番組検索制限情報に従って、記憶された番組から検索し、検索された番組を出力する機能をコンピュータによって実現するプログラムが提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、これによって、この発明が限定されるものではない。
図1は、この発明による嗜好番組提示のための放送番組受信用電子機器の構成を示したブロック図である。
【0024】
図1に示すように、放送番組受信用電子機器は、アンテナ10、チューナ部11、番組情報抽出部12、番組情報記憶部13、表示手段14、中央演算処理装置15、情報受信手段16、入力手段60、第1記憶手段70および第2記憶手段80からなる。
表示手段14 は、CRTやLCD(液晶モニター装置)等で構成される。
情報受信手段16は、インターネットなどのネットワークに接続するためのネットワークインターフェースカード等から構成され、情報を受信する機能を有する。
【0025】
入力手段60は、番組特定部601、ユーザログイン手段602などから構成され、パーソナルコンピュータのマウス、キーボードや、CSデジタル放送の受信機等のリモコン等が挙げられる。
第1記憶手段70は、ROM等の半導体メモリで構成され、電子機器の処理動作プログラムやデータが記憶されている。第1記憶手段70には、番組表表示処理部701、嗜好情報抽出部702、番組検索部703、嗜好番組表示処理部704、情報受信部705等が格納される。
第2記憶手段80は、RAM等の読み書き可能な半導体メモリで構成され、処理動作によって記憶すべき内容が異なるデータが記憶される。第2記憶手段80には、特定番組記憶部801、抽出嗜好情報記憶部802(嗜好情報記憶部802a)、嗜好抽出制限情報記憶部803、番組検索制限情報記憶部804、嗜好番組記憶部805や図示していない一次的な作業領域等の電子機器を機能させるメモリが格納されている。
【0026】
中央演算処理装置15は、上記各部の制御を行う制御部として機能する。アンテナ10により放送電波を受信し、放送電波はチューナ部11の働きによって、特定のチャンネル(周波数)の放送電波を抽出することが可能である。受信する放送電波は放送映像音声とそれに重畳されたEPG(番組情報)から構成されており、番組情報抽出部12によって番組情報が抽出され、抽出された番組情報は番組情報記憶部13に記憶される。
【0027】
EPGには通常、図2に示す例のような情報で構成されており、各番組の放送日付13a、開始時刻13b、終了時刻13c、チャンネル13d、番組タイトル13e、ジャンル13f、番組内容13g等の情報をもち、番組情報記憶部13に蓄積される。
番組情報記憶部13に記憶された番組情報は、第1記憶手段70に記憶されている番組表表示処理部701の指示に従って表示可能な形式に変換され、図3の例のようにチャンネル軸701a、時間軸701bをもつ二次元の表形式で表示手段14に表示される。
【0028】
番組特定部601は、表示手段14において、図3の番組情報を表示した画面上に表示されるポインタをユーザがマウスを用いて移動させ、ユーザが番組の表示範囲を指し示し、マウスのボタンを押下したとき、当該番組がユーザの好む番組として特定番組記憶部801に記憶される。
【0029】
ユーザログイン手段602は、ユーザIDを入力することにより、ユーザの認証を行うための手段である。ユーザログイン手段602の詳細については後記する。
特定番組記憶部801は、ユーザの好む番組を図4に示すような形式で記憶する。この図4のデータ構造は、ユーザが好む番組を番組情報記憶部13に格納する番組情報と類似する形式で格納したもので、各番組の放送日付801a、開始時刻801b、終了時刻801c、チャンネル801d、番組タイトル801e、ジャンル801f、番組内容801g等の情報をもつ。
【0030】
抽出嗜好情報記憶部802は、特定番組記憶部801に記憶された番組情報から、嗜好情報抽出部702の指示により抽出した嗜好情報を記憶している。抽出嗜好情報記憶部802に記憶されているデータのデータ構造は後記する。
嗜好情報抽出部702の動作の詳細については後記する。
【0031】
嗜好番組記憶部805は、番組検索部703の指示に従い、抽出嗜好情報記憶部802に記憶された嗜好情報と一致する番組を番組情報記憶部13に記憶される番組情報から検索して、図5に示すような形式で記憶する。
図5のデータ構造は、番組情報記憶部13に記憶されている番組情報と類似した形式であり、各番組の放送日付805a、開始時刻805b、終了時刻805c、チャンネル805d、番組タイトル805e、ジャンル805f、番組内容805g等の情報をもつ。
番組検索部703の動作の詳細については後記する。
【0032】
嗜好番組表示処理部704は、嗜好番組記憶部805に記憶された嗜好番組を、一覧表示しユーザに提示する。
情報受信部705の動作の詳細は後記する。
【0033】
この発明による放送番組受信用電子機器の実施例を以下で説明する。
実施例1
図6は、この発明の放送番組受信用電子機器による嗜好番組提示の制御動作を実施例1について説明するためのブロック図である。
【0034】
図6に示すように、放送番組受信用電子機器の制御は、送信される番組の情報を記憶する番組情報記憶部13と、番組情報記憶部13に記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定する番組特定部601と、番組特定部601で特定された番組を特定番組として記憶する特定番組記憶部801と、特定番組記憶部801に記憶された番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて嗜好情報の抽出を制限するための嗜好抽出制限情報を記憶する嗜好抽出制限情報記憶部803と、特定番組記憶部801に記憶された特定番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、嗜好抽出制限情報記憶部803に記憶された嗜好抽出制限情報を特定し、特定された嗜好抽出制限情報に従って嗜好情報を抽出する嗜好情報抽出部702と、嗜好情報抽出部702によって抽出された嗜好情報を抽出嗜好情報として記憶する抽出嗜好情報記憶部802と、番組情報記憶部13に記憶される番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて番組の検索を制限するための番組検索制限情報を記憶する番組検索制限情報記憶部804と、番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、番組検索制限情報記憶部804に記憶された番組検索制限情報を特定し、抽出嗜好情報記憶部802に記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を特定された番組検索制限情報に従って番組情報記憶部13に記憶された番組から検索する番組検索部703と、検索された番組を嗜好番組として記憶する嗜好番組記憶部805と、嗜好番組記憶部805に記憶された嗜好番組を出力するための表示手段14(出力部)によって行われる。
【0035】
図7は、嗜好情報抽出部の702の指示により、ユーザの嗜好情報を含む番組(特定番組)から、嗜好情報を抽出する処理の流れを示したフローチャートである。図7に示すように、ステップS101では、嗜好抽出制限情報記憶部803に記憶されている情報に従って、その特定番組が嗜好情報を抽出すべきジャンルに属する番組であるか否かを判断する。ここで、嗜好情報とは、例えば、出演者名や、キーワードなどの種別に属する情報を表す。
【0036】
嗜好抽出制限情報記憶部803に記録されている情報は、図8に示すように、複数種類のジャンル803aと二値情報803bをもつ。二値情報803bは、ジャンル803aのそれぞれに対応し、その値が1の時は嗜好情報を抽出し、その値が0の時は、嗜好情報を抽出しないという情報を示す。なお、図8では、二値情報803bが複数の種類の嗜好情報について存在する例を示している。
【0037】
図7において、ステップS101で嗜好情報を抽出すべきと判断された場合は、ステップS102に進む。嗜好情報を抽出すべきでない場合は、終了する。
ステップS102では、特定番組記憶部801に記憶されている特定番組から嗜好情報を抽出し、抽出嗜好情報記憶部802に、この嗜好情報を記憶させて終了する。なお、ステップS101、およびステップS102から構成される処理は、一つの特定番組に対して嗜好情報の種類の数だけ繰返し実行され、場合によっては複数の種類の嗜好情報が抽出される。また、上記の処理は、すべての特定番組に対して繰返される。
【0038】
抽出嗜好情報記憶部802に記憶されるデータは、図9に示すような形式で記憶される。図9のデータ構造は、複数の嗜好情報をもつ場合の例で、嗜好情報802aおよび、その嗜好情報が最後に特定番組に出現した日付を表す最終更新日802bを種別ごとに列挙したものである。
【0039】
図10は、番組検索部703の指示により、番組情報記憶部13に記憶される番組情報の中で、抽出嗜好情報記憶部802に記憶されている嗜好情報と一致する番組を検索する処理の流れを示したフローチャートである。
図10に示すように、ステップS201では、番組情報記憶部13に記憶されている嗜好情報が、最終更新日と現在日付と比較して一定(たとえば10日)以上過去のものである場合、有効な嗜好情報ではないと判断し、終了する。嗜好情報が、最終更新日と現在日付と比較して一定(たとえば10日)未満であると判断された場合は、この嗜好情報は有効であるとされ、ステップS202に進む。
【0040】
ステップS202では、番組検索制限情報記憶部804に記憶されている番組検索制限情報に従って、番組情報記憶部13に記憶されている番組が、ある嗜好情報の種別に関して、番組検索すべきジャンルに属する番組であるか否かを判断する。
番組検索制限情報記憶部804に記録されている情報は、図11に示すように、複数種類のジャンル804aと二値情報804bとからなる。二値情報804bは、ジャンル804aのそれぞれに対応し、その値が1の場合は番組検索を行い、その値が0の場合は番組検索を行わないことを示す。なお、図11では、二値情報804bが複数の種類の嗜好情報について存在する例を示している。
【0041】
図10において、ステップS202で番組検索をすべきと判断された場合は、ステップS203に進む。番組検索を行わないと判断された場合は終了する。
ステップS203では、番組検索を行い、番組情報の中に抽出嗜好情報記憶部802に記憶される嗜好情報と一致する情報を含むかどうかを判断する。番組情報に嗜好情報と一致する情報を含む場合は、ステップS204に進む。番組情報に一致する情報が含まれない場合は終了する。
ステップS204では、嗜好情報と一致する情報を含む番組情報を嗜好番組記憶部805に記憶させ、終了する。
【0042】
ステップS201〜S204で行われる処理は、番組情報記憶部13に記憶されているすべての番組に対して行われ、また、抽出嗜好情報記憶部802に記憶される全ての嗜好情報に対して繰返され、一つでも嗜好情報が一致する番組は、嗜好番組として嗜好番組記憶部805に記憶される。
【0043】
上記したように、実施例1では、嗜好情報とするのに適する情報だけを番組情報から抽出する嗜好抽出制限情報と、ユーザの所望するタイプの番組を検索する番組検索制限情報とを提供することができるので、ユーザが求める番組を高い確率で提示することができる。
【0044】
実施例2
図12は、この発明の放送番組受信用電子機器による嗜好番組提示の制御動作を実施例2について説明するためのブロック図である。
【0045】
図12に示すように、放送番組受信用電子機器の制御は、送信される番組の情報を記憶する番組情報記憶部13と、番組情報記憶部13に記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定する番組特定部601と、番組特定部601で特定された番組の情報を特定番組として記憶する特定番組記憶部801と、特定番組記憶部801に記憶された番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて嗜好情報の抽出を制限するための嗜好抽出制限情報を記憶する嗜好抽出制限情報記憶部803と、特定番組記憶部801に記憶された特定番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、嗜好抽出制限情報記憶部803に記憶された嗜好抽出制限情報を特定し、特定された嗜好抽出制限情報に従って嗜好情報を抽出する嗜好情報抽出部702と、嗜好情報抽出部702によって抽出された嗜好情報を抽出嗜好情報として記憶する抽出嗜好情報記憶部802と、抽出嗜好情報記憶部802に記憶された抽出嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を番組情報記憶部13に記憶された番組から検索する番組検索部703と、検索された番組を嗜好番組として記憶する嗜好番組記憶部805と、嗜好番組記憶部805に記憶された嗜好番組を出力するための表示手段14(出力部)によって行われる。
【0046】
つまり、実施例2では、実施例1の番組検索制限情報記憶部804を省略するとともに、実施例1の、番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、番組検索制限情報記憶部804に記憶された番組検索制限情報を特定し、抽出嗜好情報記憶部802に記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を特定された番組検索制限情報に従って番組情報記憶部13に記憶された番組から検索する番組検索部703を、抽出嗜好情報記憶部802に記憶された抽出嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を番組情報記憶部13に記憶された番組から検索する番組検索部703に置き換えたものである。
【0047】
上記したように、実施例2では、嗜好情報抽出するのに適する情報だけを番組情報から抽出する嗜好抽出制限情報を提供することができるので、ユーザが求める番組を高い確率で提示することができる。
【0048】
実施例3
図13は、この発明の放送番組受信用電子機器による嗜好番組提示の制御動作を実施例3について説明するためのブロック図である。
【0049】
図13に示すように、放送番組受信用電子機器の制御は、送信される番組の情報を記憶する番組情報記憶部13と、番組情報記憶部13に記憶された番組の情報から少なくとも1つの番組を特定する番組特定部601と、番組特定部601で特定された番組の情報を特定番組として記憶する特定番組記憶部801と、特定番組から抽出したユーザの嗜好情報を記憶する嗜好情報記憶部802aと、番組情報記憶部13に記憶される番組情報に含まれるジャンル情報の種別に基づいて、番組の検索を制限するための番組検索制限情報を記憶する番組検索制限情報記憶部804と、番組情報記憶部13に記憶された番組の情報に付属するジャンル情報に基づいて、番組検索制限情報記憶部804に記憶された番組検索制限情報を特定し、嗜好情報記憶部802aに記憶された嗜好情報に一致もしくは類似する番組情報を有する番組を特定された番組検索制限情報に従って番組情報記憶部13に記憶された番組から検索する番組検索部703と、検索された番組を嗜好番組として記憶する嗜好番組記憶部805と、嗜好番組記憶部805に記憶された嗜好番組を出力するための表示手段14(出力部)によって行われる。
【0050】
つまり、実施例3では、実施例1の嗜好情報抽出部702および嗜好抽出制限情報記憶部803を省略し、抽出嗜好情報記憶部802を嗜好情報記憶部802aに置き換えたものである。
【0051】
上記したように、実施例3では、ユーザの所望する番組から嗜好情報を抽出するとともに、ユーザの所望するタイプの番組を検索する番組検索制限情報を提供することができるので、ユーザが求める番組を高い確率で提示することができる。
【0052】
実施例4
実施例4では、嗜好抽出制限情報または番組検索制限情報が、重み情報である場合の一例を説明する。
図14は、嗜好情報抽出部の702の指示により、ユーザの嗜好情報を含む番組(特定番組)から、嗜好情報を抽出する処理の流れを示すフローチャートである。
【0053】
図14に示すように、まずステップ301では、特定番組記憶部801に記憶されている特定番組から嗜好情報を抽出し、ステップ302に進む。ステップ302では、抽出嗜好情報記憶部802に、この嗜好情報を記憶させるとともに、ジャンル毎に値の異なる重み情報を加算して重み点数とし、嗜好情報と対応させた状態で記憶する。
なお、上記のステップS301、S302の処理は、一つの特定番組に対し、すべての嗜好情報の種類について繰返され、場合によっては複数種類の嗜好情報の抽出および重み点数の算出が行われる。また、以上の処理は、全ての特定番組に対して繰返される。このとき、異なる特定番組から同じ嗜好情報が現れた場合、重み点数は累積される。
【0054】
嗜好抽出制限情報記憶部803に記録されている情報は、図15に示すように、複数種類のジャンル803cと、それに対応した多値の重み情報803dをもつ。
なお、図15では、重み情報803dが複数の種類の嗜好情報について存在する例を示している。
【0055】
抽出嗜好情報記憶部802に記憶されるデータは、図16に示すような形式で記憶される。図16のデータ構造は、複数の嗜好情報をもつ場合の例で、嗜好情報802cと対応する重み情報が加算された重み点数802dおよび、最後に重み点数が付加された日付を表す最終更新日802eを種別ごとに列挙したものである。
【0056】
図17は、番組検索部703の指示により、番組情報記憶部13に記憶される番組情報の中で、抽出嗜好情報記憶部802に記憶されている嗜好情報と一致する番組を検索する処理の流れを示したフローチャートである。
【0057】
まず、ステップS401では、抽出嗜好情報記憶部802に記憶されている嗜好情報が、最終更新日と現在の日付と比較し、一定 (たとえば10日) 以上過去の情報であると判断された場合は、有効な嗜好情報ではないと判断され、終了する。最終更新日と現在の日付と比較し、差が一定(たとえば10日)未満である場合は、有効な嗜好情報とし、ステップS402に進む。
【0058】
ステップS402では、番組検索制限情報記憶部804に記憶されている情報に従って、番組情報記憶部13に記憶されている番組情報を対象として、抽出嗜好情報記憶部802に記憶される嗜好情報によって番組検索を行うべきジャンルに属する番組であるか否かを判断する。
【0059】
番組検索制限情報記憶部804に記録されている情報は、図18に示すように、複数種類のジャンル804cと、それに対応する重み情報804dをもつ。
なお、図18では、重み情報804bが複数の種類の嗜好情報について存在する例を示している。
【0060】
ステップS402では、抽出嗜好情報記憶部802に記憶される重み点数802cが重み情報804d以上であれば、番組検索を行う。重み点数802cが重み情報804dより小さければ番組検索を行わない。
ステップS402で番組検索を行うべきと判断された場合は、ステップS403に進む。番組検索を行わないと判断された場合は終了する。
ステップS403では、番組情報記憶部13に記憶されている番組情報を対象として、抽出嗜好情報記憶部802に記憶される嗜好情報によって番組検索を行う。
番組情報に嗜好情報と一致する情報を含む場合は、ステップS404に進む。一致する情報を含まない場合は終了する。
【0061】
ステップS404では、嗜好情報と一致する情報を含む番組情報を嗜好番組記憶部805に記憶させ、終了する。以上のステップS401またはステップS404から構成される処理は、番組情報記憶部13に記憶されているすべての番組情報に対して行われる。また、抽出嗜好情報記憶部802に記憶されるすべての嗜好情報について繰返され、一つでも嗜好情報が一致する番組は、嗜好番組として、嗜好番組記憶部805に記憶される。
【0062】
実施例4では、嗜好抽出制限情報または番組検索制限情報が、重み情報であるので、嗜好情報とするのに適する情報だけを番組情報から抽出する嗜好抽出制限情報と、ユーザの所望するタイプの番組を検索する番組検索制限情報とを実施例1乃至3の方法と比較してより厳密な精度で提供することができるので、ユーザが求める番組をより高い確率で提示することができる。
【0063】
実施例5
実施例5では、放送番組受信用電子機器が、嗜好抽出制限情報または番組検索制限情報を、インターネットをはじめとするネットワークから取得し、更新を行うことが可能とする電子機器である場合の一例を説明する。
【0064】
情報受信部705は、定期的に情報受信手段16を利用して、ネットワークに接続し、外部サーバなどに用意された嗜好抽出制限情報もしくは、番組検索制限情報が存在する場合は、これをダウンロードし、それぞれ、嗜好抽出制限情報記憶部803または、番組検索制限情報記憶部804において、すでに記憶されている嗜好抽出制限情報もしくは、番組検索制限情報を上書きする。嗜好番組は、上記の手段により更新された新しい嗜好抽出制限情報もしくは、番組検索制限情報により求められる。嗜好番組の提示は、実施例1または実施例4に示す方法により行われる。
【0065】
このように実施例5では、嗜好抽出制限情報または番組検索制限情報を外部から取得する取得部として機能する情報受信手段16をさらに備えるので、配信されるEPGの内容が変化した場合でも、嗜好抽出制限情報あるいは番組検索制限情報を最新のものに差し替えることにより、最適な状態で嗜好番組の提示を行うことができる。
【0066】
実施例6
実施例6では、放送番組受信用電子機器が、嗜好抽出制限情報または番組検索制限情報を複数パターン有し、実際に嗜好番組の提示に利用する嗜好抽出制限情報もしくは、番組検索制限情報を差し替えを可能とする電子機器である場合の一例を説明する。
【0067】
嗜好抽出制限情報記憶部803と番組検索制限情報記憶部804は、あらかじめ、ユーザIDと一対一に対応した、嗜好抽出制限情報および番組検索制限情報をユーザIDの数だけ記憶され、この中から有効化された嗜好抽出制限情報および番組検索制限情報が嗜好番組の提示に利用される。
ユーザがユーザログイン手段602から、ユーザIDを入力すると、そのユーザIDに対応する嗜好抽出制限情報および番組検索制限情報が有効化される。嗜好番組は、この有効化された嗜好抽出制限情報および番組検索制限情報を用いて求められる。嗜好番組の提示は、実施例1または実施例4に示す方法により行われる。
【0068】
なお、この実施例では、ユーザIDと嗜好抽出制限情報および番組検索制限情報を対応させる例を示したが、実際にはこの方法に限定されるものではない。受信するEPGの種別と嗜好抽出制限情報および番組検索制限情報対応させるなどの様々な方法にも適用できるものである。
【0069】
このように実施例6では、嗜好抽出制限情報または番組検索制限情報が、それぞれ複数種類の情報の組を備え、これらの制限情報の組を選択する選択部として機能するユーザログイン手段602をさらに備えるので、複数の規格のEPG等の番組情報を利用する場合、使用する番組情報毎に嗜好抽出制限情報あるいは番組検索制限情報を作成したり、複数のユーザが利用する環境においてユーザの嗜好に合わせた嗜好抽出制限情報あるいは番組検索制限情報を作成したりすることにより、より高い精度でユーザの所望する番組を提示することが可能となる。
【0070】
この発明では、前記した実施の形態に示したように、嗜好抽出制限情報または番組検索制限情報をもつことにより、ユーザの嗜好とEPG中の嗜好情報とを良好に対応付けることが可能になる。
すなわち、EPGから抽出した情報には、嗜好情報とするのに適する番組と、嗜好情報にするのに適さない番組とがあるが、嗜好抽出制限情報により、嗜好情報とするのに適する番組だけを抽出することができる。したがって、例えば、ユーザが出演者情報のみでは視聴を選択するタイプの番組から、嗜好抽出制限情報による番組の抽出により、提示される番組が絞り込まれるので、ユーザが求める番組を高い確率で提示することができる。
【0071】
また、嗜好情報には、それらの類似を判定しても、ユーザに提示するのに適する嗜好情報と適さない嗜好情報とがあるが、番組検索制限情報により、例えば、同じ嗜好情報をもつ番組が多数存在し、かつそれらがユーザの所望するタイプの番組であっても、番組検索制限情報による番組の検索制御により、提示される番組がさらに絞り込まれるので、ユーザが求める番組を高い確率で提示することができる。
【0072】
なお、前記した実施の形態では、嗜好番組提示のための放送番組受信用電子機器として、パーソナルコンピュータを想定して説明を行うが、本発明が対象とする電子機器は、パーソナルコンピュータ以外の電子機器、例えばCSデジタル放送の受信機等に内蔵される電子機器であってもよい。
実施例4から6の実施の形態は、実施例1から3の実施の形態に適用できる。
【0073】
以上、ここまでに説明した実施形態における内容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載の各例に限定されるものではない。
【0074】
【発明の効果】
この発明では、ユーザの嗜好情報として適さない嗜好情報の抽出または、ユーザに提示するのに適さない番組の提示を抑制することができ、ユーザの所望する番組のみを高い精度で提示することが可能となる。
特に、嗜好抽出制限情報あるいは番組検索制限情報を、使用するEPG等の番組情報に応じて作成することにより、番組情報の特徴に適応した嗜好番組の提示を行うことが可能となる。
【0075】
さらに、配信されるEPGの内容が変化した場合でも、嗜好抽出制限情報あるいは番組検索制限情報を最新のものに差し替えることにより、最適な状態で嗜好番組の提示を行うことができる。
さらに、複数の規格のEPG等の番組情報を利用する場合、使用する番組情報毎に嗜好抽出制限情報あるいは番組検索制限情報を作成したり、複数のユーザが利用する環境においてユーザの嗜好に合わせた嗜好抽出制限情報あるいは番組検索制限情報を作成したりすることにより、より高い精度でユーザの所望する番組を提示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る電子機器の機能を示したブロック図である。
【図2】図1の番組情報記憶部に記憶される番組情報のデータ構造を示した図である。
【図3】番組表表示処理部の指示により表示部に表示される番組情報のイメージを示した図である。
【図4】特定番組記憶部に記憶される特定番組の番組情報のデータ構造を示した図である。
【図5】嗜好番組記憶部に記憶される嗜好番組の番組情報のデータ構造を示した図である。
【図6】この発明の放送番組受信用電子機器による嗜好番組提示の制御動作を実施例1について説明するためのブロック図である。
【図7】嗜好情報抽出部の処理の流れを示したフローチャートである。
【図8】嗜好抽出制限情報記憶部に記憶される嗜好抽出制限情報のデータ構造を示した図である。
【図9】抽出嗜好情報記憶部に記憶される嗜好情報のデータ構造を示した図である。
【図10】番組検索部の処理の流れを示したフローチャートである。
【図11】番組検索制限情報記憶部に記憶される番組検索制限情報のデータ構造を示した図である。
【図12】この発明の放送番組受信用電子機器による嗜好番組提示の制御動作を実施例2について説明するためのブロック図である。
【図13】この発明の放送番組受信用電子機器による嗜好番組提示の制御動作を実施例3について説明するためのブロック図である。
【図14】嗜好情報抽出部の処理の流れを示したフローチャートである。
【図15】嗜好抽出制限情報記憶部に記憶される嗜好抽出制限情報のデータ構造を示した図である。
【図16】抽出嗜好情報記憶部に記憶される嗜好情報のデータ構造を示した図である。
【図17】番組検索部の処理の流れを示したフローチャートである。
【図18】番組検索制限情報記憶部に記憶される番組検索制限情報のデータ構造を示した図である。
【符号の説明】
10 アンテナ
11 チューナ部
12 番組情報抽出部
13 番組情報記憶部
15 表示手段(出力部)
16 中央演算処理装置
17 情報受信手段(取得部)
60 入力手段
70 第1記憶手段
80 第2記憶手段
601 番組特定部
602 ユーザログイン手段(選択部)
701 番組表表示処理部
702 嗜好情報抽出部
703 番組検索部
704 嗜好番組表示処理部
705 情報受信部
801 特定番組記憶部
802 抽出嗜好情報記憶部
802a 嗜好情報記憶部
803 嗜好抽出制限情報記憶部
804 番組検索制限情報記憶部
805 嗜好番組記憶部

Claims (12)

  1. 番組のジャンルを含む複数データ項目からなる番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
    番組情報記憶部に記憶された番組情報が示す番組の中からユーザが選択した番組を特定する番組特定部と、
    ジャンル毎に嗜好を抽出するためのデータ項目を特定する嗜好抽出情報を記憶する嗜好抽出情報記憶部と、
    番組特定部で特定された番組の番組情報に含まれるジャンル情報と嗜好抽出情報記憶部に記憶された嗜好抽出情報とを参照して嗜好を抽出するデータ項目を特定し、当該番組情報から嗜好を抽出する嗜好抽出部と、
    特定のデータ項目から抽出された情報を嗜好情報として記憶する嗜好情報記憶部と、
    嗜好情報記憶部に記憶された嗜好情報に従って番組情報記憶部に記憶された番組情報を検索する番組検索部と、
    番組検索部で検索された番組情報が示す番組をユーザが好む番組として出力する出力部と
    を備えたことを特徴とする放送番組受信用の電子機器。
  2. 番組のジャンルを含む複数データ項目からなる番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
    番組情報記憶部に記憶された番組情報が示す番組の中からユーザが選択した番組を特定する番組特定部と、
    ジャンル毎に嗜好を抽出するためのデータ項目を特定する嗜好抽出情報を記憶する嗜好抽出情報記憶部と、
    番組特定部で特定された番組の番組情報に含まれるジャンル情報と嗜好抽出情報記憶部に記憶された嗜好抽出情報とを参照して嗜好を抽出するデータ項目を特定し、当該番組情報から嗜好を抽出する嗜好抽出部と、
    特定のデータ項目から抽出された情報を嗜好情報として記憶する嗜好情報記憶部と、
    ジャンル毎に番組情報を検索するためのデータ項目を特定する番組検索情報を記憶する番組検索情報記憶部と、
    嗜好情報記憶部に記憶された嗜好情報に従って番組情報記憶部に記憶された番組情報を検索する際、当該番組情報に含まれるジャンル情報と番組検索情報記憶部に記憶された番組検索情報とを参照して検索対象とするデータ項目を特定し当該番組情報を検索する番組検索部と、
    番組検索部で検索された番組情報が示す番組をユーザが好む番組として出力する出力部と
    を備えたことを特徴とする放送番組受信用の電子機器。
  3. 嗜好抽出情報は、データ項目毎の重み情報である請求項1に記載の電子機器。
  4. 嗜好抽出情報を外部から取得する取得部をさらに備えた請求項1に記載の電子機器。
  5. 複数のユーザを認証により識別する認証部と、
    嗜好抽出情報を選択する選択部とをさらに備え、
    嗜好抽出情報記憶部は、各ユーザに対応する複数の嗜好抽出情報を記憶し、前記選択部は、記憶された嗜好抽出情報の中から、ユーザに応じた嗜好抽出情報を選択する請求項1に記載の電子機器。
  6. 番組検索情報は、データ項目毎の重み情報である請求項2に記載の電子機器。
  7. 番組検索情報を外部から取得する取得部をさらに備える請求項2に記載の電子機器。
  8. 複数のユーザを認証により識別する認証部と、
    番組検索情報を選択する選択部とをさらに備え、
    番組検索情報記憶部は、各ユーザに対応する複数の番組検索情報を記憶し、前記選択部は、記憶された番組検索情報の中から、ユーザに応じた嗜好抽出情報を選択する請求項2に記載の電子機器。
  9. 番組のジャンルを含む複数データ項目からなる番組情報を番組情報記憶部に記憶させる工程と、
    番組情報記憶部に記憶された番組情報が示す番組の中からユーザが選択した番組を特定する工程と、
    ジャンル毎に嗜好を抽出するためのデータ項目を特定する嗜好抽出情報嗜好抽出情報記憶部に記憶させる工程と、
    番組特定部で特定された番組の番組情報に含まれるジャンル情報と嗜好抽出情報記憶部に記憶された嗜好抽出情報とを参照して嗜好を抽出するデータ項目を特定し、当該番組情報から嗜好を抽出する工程と、
    特定のデータ項目から抽出された情報を嗜好情報として嗜好情報記憶部に記憶させる工程と、
    嗜好情報記憶部に記憶された嗜好情報に従って番組情報記憶部に記憶された番組情報を検索する工程と、
    番組検索部で検索された番組情報が示す番組をユーザが好む番組として出力する工程と
    を備え、
    各工程をコンピュータが実行することを特徴とする嗜好番組検索方法。
  10. 番組のジャンルを含む複数データ項目からなる番組情報を番組情報記憶部に記憶させる工程と、
    番組情報記憶部に記憶された番組情報が示す番組の中からユーザが選択した番組を特定する工程と、
    ジャンル毎に嗜好を抽出するためのデータ項目を特定する嗜好抽出情報嗜好抽出情報記憶部に記憶させる工程と、
    番組特定部で特定された番組の番組情報に含まれるジャンル情報と嗜好抽出情報記憶部に記憶された嗜好抽出情報とを参照して嗜好を抽出するデータ項目を特定し、当該番組情報から嗜好を抽出する工程と、
    特定のデータ項目から抽出された情報を嗜好情報として嗜好情報記憶部に記憶させる工程と、
    ジャンル毎に番組情報を検索するためのデータ項目を特定する番組検索情報番組検索情報記憶部に記憶させる工程と、
    番組情報に含まれるジャンル情報と番組検索情報記憶部に記憶された番組検索情報とを参照して検索対象とするデータ項目を特定し番組情報記憶部に記憶された番組情報を検索する工程と、
    番組検索部で検索された番組情報が示す番組をユーザが好む番組として出力する工程と
    を備え、
    各工程をコンピュータが実行することを特徴とする嗜好番組検索方法。
  11. 番組のジャンルを含む複数データ項目からなる番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
    番組情報記憶部に記憶された番組情報が示す番組の中からユーザが選択した番組を特定する番組特定部と、
    ジャンル毎に嗜好を抽出するためのデータ項目を特定する嗜好抽出情報を記憶する嗜好抽出情報記憶部と、
    番組特定部で特定された番組の番組情報に含まれるジャンル情報と嗜好抽出情報記憶部に記憶された嗜好抽出情報とを参照して嗜好を抽出するデータ項目を特定し、当該番組情報から嗜好を抽出する嗜好情報抽出部と、
    特定のデータ項目から抽出された情報を嗜好情報として記憶する嗜好情報記憶部と、
    嗜好情報記憶部に記憶された嗜好情報に従って番組情報記憶部に記憶された番組情報を検索する番組検索部と、
    番組検索部で検索された番組情報が示す番組をユーザが好む番組として出力する出力部の各部としてコンピュータを機能させるための放送番組受信機器制御用プログラム。
  12. 番組のジャンルを含む複数データ項目からなる番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
    番組情報記憶部に記憶された番組情報が示す番組の中からユーザが選択した番組を特定する番組特定部と、
    ジャンル毎に嗜好を抽出するためのデータ項目を特定する嗜好抽出情報を記憶する嗜好抽出情報記憶部と、
    番組特定部で特定された番組の番組情報に含まれるジャンル情報と嗜好抽出情報記憶部に記憶された嗜好抽出情報とを参照して嗜好を抽出するデータ項目を特定し、当該番組情報から嗜好を抽出する嗜好抽出部と、
    特定のデータ項目から抽出された情報を嗜好情報として記憶する嗜好情報記憶部と、
    ジャンル毎に番組情報を検索するためのデータ項目を特定する番組検索情報を記憶する番組検索情報記憶部と、
    番組情報に含まれるジャンル情報と番組検索情報記憶部に記憶された番組検索情報とを参照して検索対象とするデータ項目を特定し、番組情報記憶部に記憶された番組情報を検索する番組検索部と、
    番組検索部で検索された番組情報が示す番組をユーザが好む番組として出力する出力部の各部としてコンピュータを機能させるための放送番組受信機器制御用プログラム。
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