JP2007201573A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】録画等をする番組を、適切に選択する。
【解決手段】 文字列変換部22は、キーワードと、EPGデータに含まれる番組のタイトルとのそれぞれに対して、そのキーワードとタイトルに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施す。判定部22は、変換処理後のキーワードと、変換処理後のタイトルとを比較することにより、タイトルにキーワードが含まれるかどうかを判定する。そして、タイトルにキーワードが含まれると判定された番組が、例えば、録画予約の対象として選択される。本発明は、例えば、テレビジョン放送される番組を録画するHDレコーダなどに適用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関し、特に、例えば、録画や視聴の予約等をする番組を適切に選択することができるようにする情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
例えば、EPG(Electronic Program Guide)データには、テレビジョン放送される番組のタイトルや、サブタイトル、出演者名、ジャンル、放送日時(放送枠)、チャンネル(放送局)などの、番組のメタデータが含まれる。
かかるEPGデータを用いて、ユーザが所望する番組の自動録画を行うHD(Hard Disk)レコーダでは、ある番組が所望の番組であるかどうかが判定され、ある番組が所望の番組である場合には、その番組が録画される。
EPGデータを用いて、ある番組が所望の番組であるかどうかを判定する方法としては、例えば、ある番組と、所望の番組とのタイトルどうしの類似度や、放送日が一致するかどうか等に基づいて、番組の同定を行う方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-102059号公報
ところで、EPGデータとしては、例えば、いわゆるGガイドと呼ばれるものや、ARIB(Association of Radio Industries and Businesses)標準のもの、インターネット上のサーバから提供されるものなどの種々のものがあり、また、EPGデータの提供者(提供元)としても、種々の提供者がいる。
また、近年においては、地上波アナログ放送の他に、地上波ディジタル放送が開始され、地上波アナログ放送と、地上波ディジタル放送とで同一内容の番組が放送されるサイマル放送が行われている。
サイマル放送では、例えば、地上波アナログ放送と、地上波ディジタル放送とのように、異なる放送方式で同一内容の番組が放送されるため、地上波アナログ放送と地上波ディジタル放送との両方を受信することができ、かつ自動録画を行うHDレコーダでは、同一内容の番組が重複して録画されること、即ち、例えば、地上波アナログ放送で放送されるある番組と、その番組と同一内容の、地上波ディジタル放送で放送される番組とが重複して録画されることがありうる。
そこで、EPGデータを用いて、地上波アナログ放送で放送されるある番組と、地上波ディジタル放送で放送されるある番組との2つの番組が、同一内容の番組であるかどうかを判定し、同一内容の番組である場合には、その同一内容の2つの番組の一方の録画をしないようにすることで、同一内容の番組を重複して録画することを防止することが考えられる。
EPGデータを用いて、2つの番組が、同一内容の番組であるかどうかを判定する第1の方法としては、例えば、地上波アナログ放送で放送される番組のEPGデータからその番組のタイトルを得るとともに、地上波ディジタル放送で放送される番組のEPGデータからその番組のタイトルを得て、地上波アナログ放送で放送される番組のタイトルとしての文字(文字列)と、地上波ディジタル放送で放送される番組のタイトルとしての文字とを比較し、一致する場合には、2つの番組が同一内容の番組であると判定する方法がある。
しかしながら、地上波アナログ放送で放送される番組のEPGデータと、地上波ディジタル放送で放送される番組のEPGデータとのように、EPGデータの提供者が異なると、同一内容の番組であっても、EPGデータの中のタイトルの表記が異なることがあり、この場合、第1の方法では、同一内容の番組を、同一内容の番組であると判定することが困難であった。
即ち、特に、例えば、すべてまたは一部が英語(アルファベット)で表記されたタイトルの番組については、ある提供者において、英語で表記されたタイトルが、そのままEPGデータに採用され、他の提供者において、英語の表記をカタカナの表記に変更して得られるタイトルが、EPGデータに採用されることがある。
具体的には、例えば、図1に示すように、同一内容の番組のタイトルが、地上波アナログ放送の番組のEPGデータを提供する提供者Aが提供するEPGデータでは、カタカナ表記の「ブラウン」とされ、地上波ディジタル放送の番組のEPGデータを提供する提供者Bが提供するEPGデータでは、英語表記の「BROWN」とされることがある。
この場合、提供者Aが提供するEPGデータにおけるカタカナ表記のタイトル「ブラウン」と、提供者Bが提供するEPGデータにおける英語表記のタイトル「BROWN」とは、表記(文字種別)(文字コード)が異なるため、タイトルとしての文字が一致せず(類似でもない)、第1の方法では、同一内容の番組であると判定することが困難であった。
そこで、EPGデータにおける、番組のタイトル以外の番組のメタデータを参照して、同一内容の番組であるかどうかを判定する第2の方法がある。
即ち、図1において、提供者Aが提供するEPGデータでは、ジャンルが「音楽 - 海外ポップス」となっており、放送枠が「月曜日-20:00 〜 21:00」となっている。また、提供者Bが提供するEPGデータでは、ジャンルが「音楽-海外ロック・ポップス」となっており、放送枠が「月曜日-20:00 〜 20:54」となっている。
第2の方法では、提供者AとBが提供するEPGデータそれぞれのジャンルどうしを比較するとともに、放送枠どうしを比較し、ジャンルどうしが一致または類似し、放送枠どうしも一致または類似する場合に、タイトルとしての文字どうしが異なっていても、同一内容の番組であると判定される。
しかしながら、例えば、地上波アナログ放送と地上波ディジタル放送とによってサイマル放送される番組が、地上波アナログ放送または地上波ディジタル放送のうちの一方で再放送される場合など、同一内容の番組が、地上波アナログ放送と地上波ディジタル放送とで大きく異なる放送枠(放送日時)で放送される場合、第2の判定方法では、地上波アナログ放送と地上波ディジタル放送とのそれぞれで放送される番組どうしを、同一内容の番組であると判定することが困難である。
即ち、この場合、例えば、図2に示すように、同一内容の番組について、提供者AとBとのそれぞれから、放送枠が大きく異なるEPGデータが提供される。
図2において、提供者Aが提供するEPGデータでは、タイトルがカタカナ表記の「ブラウン」に、ジャンルが「音楽-海外ポップス」に、放送枠が「月曜日-20:00 〜 21:00」に、それぞれなっている。一方、提供者Bが提供するEPGデータでは、タイトルが英語表記(英語表記と日本語とが混在した表記)の「[再] BROWN」に、ジャンルが「音楽 - 海外ロック・ポップス」に、放送枠が「日曜日-8:00 〜 8:54」に、それぞれなっている。
この場合、提供者AとBとがそれぞれ提供するEPGデータでは、ジャンルが類似しているだけで、タイトルや放送枠は類似していないので、第2の方法では、同一内容の番組であると判定することが困難である。
そこで、表記のみ異なるタイトルどうしを対応付けた対応表、即ち、例えば、カタカナ表記の「ブラウン」と英語表記の「BROWN」とを対応付けた対応表を用意しておき、その対応表を参照しながら、タイトルどうしを比較して、同一内容の番組であるかどうかを判定する第3の方法がある。
なお、このような対応表をシソーラス辞書として記憶しているレコーダとして、例えば、CoCoon(商標)やPSX(商標)と呼ばれる製品がある。
第3の方法によれば、例えば、図1や図2に示した提供者Aが提供するEPGデータに対応する番組aと、提供者Bが提供するEPGデータに対応する番組bとについては、カタカナ表記の「ブラウン」と英語表記の「BROWN」とを対応付けた対応表を参照することにより、提供者Aが提供するEPGデータにおけるタイトル「ブラウン」と、提供者Bが提供するEPGデータにおけるタイトル「BROWN」とが一致することを認識することができ、その結果、番組aとbとが同一内容の番組であると判定することができる。
しかしながら、第3の方法では、表記のみ異なるタイトルどうしを対応付けた対応表をあらかじめ用意し、レコーダに記憶させておく必要があるため、新しいタイトルの番組に対処することが困難である。また、既に数百番組も放送されている中で、全ての番組のタイトルについての対応表を保持することはメモリ使用量の増加を招き、メモリの増設の必要を生じ、その結果、レコーダのコストに大きな影響を与えうる。
一方、EPGデータを用いて、同一内容の番組であるかどうかを判定する方法としては、第2と第3の方法を組み合わせた第4の方法が考えられる。
即ち、第4の方法では、レコーダに、タイトルが記憶されていない、いわば空の対応表を記憶させておく。
そして、まず、対応表に、提供者Aが提供するEPGデータにおける番組aのタイトルと、提供者Bが提供するEPGデータにおける番組bのタイトルとが対応付けられているかどうかを確認し、対応付けられていなければ、第2の方法により、番組aとbとが同一内容の番組であるかどうかを判定する。
番組aとbとが同一内容の番組であると判定された場合、番組aのタイトルと、番組bのタイトルとは対応付けられて、対応表に登録され、これにより、いわば対応表の学習が行われていく。その後は、対応表を参照することにより、番組aとbとが同一内容の番組であると判定することができる。
しかしながら、第4の方法は、第2と第3の方法の組み合わせであるため、第2の方法のように、ジャンルが類似しているだけで、タイトルや放送枠は類似していない番組については、同一内容の番組であると判定することが困難である。さらに、対応表に登録されるタイトルが増加するのを考慮して、その対応表を記憶するメモリを増設する必要があり、第3の方法のように、レコーダのコストに大きな影響を与えうる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、録画等をする番組を、適切に選択することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の情報処理装置は、キーワードに基づいて、番組を選択する情報処理装置であり、前記キーワードと、番組のメタデータとのそれぞれに対して、前記キーワードまたはメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施す変換手段と、前記変換処理後のキーワードと、前記変換処理後のメタデータとを比較することにより、前記メタデータにキーワードが含まれるかどうかを判定する判定手段と、前記メタデータにキーワードが含まれると判定された番組を選択する選択手段とを備える。
本発明の第1の側面の情報処理方法、またはプログラムは、キーワードに基づいて、番組を選択する情報処理方法、またはキーワードに基づいて、番組を選択する情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムであり、前記キーワードと、番組のメタデータとのそれぞれに対して、前記キーワードまたはメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、前記変換処理後のキーワードと、前記変換処理後のメタデータとを比較することにより、前記メタデータにキーワードが含まれるかどうかを判定し、前記メタデータにキーワードが含まれると判定された番組を選択するステップを含む。
以上のような第1の側面の情報処理装置、情報処理方法、またはプログラムにおいては、前記キーワードと、番組のメタデータとのそれぞれに対して、前記キーワードまたはメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理が施される。そして、前記変換処理後のキーワードと、前記変換処理後のメタデータとを比較することにより、前記メタデータにキーワードが含まれるかどうかが判定され、前記メタデータにキーワードが含まれると判定された番組が選択される。
本発明の第2の側面の情報処理装置は、番組の予約を行う情報処理装置であり、番組のメタデータに対して、そのメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施す変換手段と、前記変換処理が施された2つの番組のメタデータどうしを比較することにより、前記2つの番組が同一内容の番組であるかどうかを判定する判定手段と、同一内容の番組であると判定された前記2つの番組のうちのいずれか一方を、予約の対象から除外する除外手段とを備える。
本発明の第2の側面の情報処理方法、またはプログラムは、番組の予約を行う情報処理方法、番組の予約を行う情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムであり、番組のメタデータに対して、そのメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、前記変換処理が施された2つの番組のメタデータどうしを比較することにより、前記2つの番組が同一内容の番組であるかどうかを判定し、同一内容の番組であると判定された前記2つの番組のうちのいずれか一方を、予約の対象から除外するステップを含む。
以上のような第2の側面の情報処理装置、情報処理方法、またはプログラムにおいては、番組のメタデータに対して、そのメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理が施される。そして、前記変換処理が施された2つの番組のメタデータどうしを比較することにより、前記2つの番組が同一内容の番組であるかどうかが判定され、同一内容の番組であると判定された前記2つの番組のうちのいずれか一方が、予約の対象から除外される。
なお、プログラムは、記録媒体に記録することができる。
本発明の第1または第2の側面によれば、番組を、適切に選択することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の情報処理装置は、
キーワードに基づいて、番組を選択する情報処理装置(例えば、図3のHDレコーダ)であり、
前記キーワードと、番組のメタデータとのそれぞれに対して、前記キーワードまたはメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施す変換手段(例えば、図3の文字列変換部22)と、
前記変換処理後のキーワードと、前記変換処理後のメタデータとを比較することにより、前記メタデータにキーワードが含まれるかどうかを判定する判定手段(例えば、図3の判定部23)と、
前記メタデータにキーワードが含まれると判定された番組を選択する選択手段(例えば、図3の番組同定部18)と
を備える。
本発明の第1の側面の情報処理方法、またはプログラムは、
キーワードに基づいて、番組を選択する情報処理方法、またはキーワードに基づいて、番組を選択する情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムであり、
前記キーワードと、番組のメタデータとのそれぞれに対して、前記キーワードまたはメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し(例えば、図5のステップS13)、
前記変換処理後のキーワードと、前記変換処理後のメタデータとを比較することにより、前記メタデータにキーワードが含まれるかどうかを判定し(例えば、図5のステップS14)、
前記メタデータにキーワードが含まれると判定された番組を選択する(例えば、図5のステップS15)
ステップを含む。
本発明の第2の側面の情報処理装置は、
番組の予約を行う情報処理装置(例えば、図3のHDレコーダ)であり、
番組のメタデータに対して、そのメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施す変換手段(例えば、図3の文字列変換部22)と、
前記変換処理が施された2つの番組のメタデータどうしを比較することにより、前記2つの番組が同一内容の番組であるかどうかを判定する判定手段(例えば、図3の判定部23)と、
同一内容の番組であると判定された前記2つの番組のうちのいずれか一方を、予約の対象から除外する除外手段(例えば、図3の番組同定部18)と
を備える。
本発明の第2の側面の情報処理方法、またはプログラムは、
番組の予約を行う情報処理方法、または番組の予約を行う情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムであり、
番組のメタデータに対して、そのメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し(例えば、図8のステップS33)、
前記変換処理が施された2つの番組のメタデータどうしを比較することにより、前記2つの番組が同一内容の番組であるかどうかを判定し(例えば、図8のステップS34)、
同一内容の番組であると判定された前記2つの番組のうちのいずれか一方を、予約の対象から除外する(例えば、図8のステップS35)
ステップを含む。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図3は、本発明を適用したHDレコーダとしての情報処理装置の一実施の形態の構成例を示している。
チューナ11は、無線または有線で送信されてくるテレビジョン放送(例えば、地上波アナログ放送、地上波ディジタル放送、衛星放送等の複数の放送)の放送信号を受信し、復調等の必要な処理を行って、その処理の結果得られる信号を、EPGデータ取得部12と番組録画部17に供給する。
EPGデータ取得部12は、チューナ11が出力する信号からEPGデータを抽出することにより取得し、EPGデータ格納部13に供給する。EPGデータ格納部13は、EPGデータ取得部12から供給されるEPGデータを記憶する。
操作部14は、例えば、いわゆる自動録画の録画予約をする番組を選択するのに用いられるキーワードを入力するときに、ユーザによって操作される。操作部14を操作することによって入力されたキーワードは、操作部14から録画予約部15に供給される。
録画予約部15は、操作部14から供給されたキーワードを、番組同定部18に供給し、そのキーワードを、番組のメタデータとしてのタイトルに含む番組を、録画予約をする対象の番組(以下、適宜、録画対象番組という)として選択させる。さらに、録画予約部15は、後述するようにして、番組同定部18から供給される、録画対象番組を特定する特定情報に基づき、録画対象番組のメタデータとしてのEPGデータを、EPGデータ格納部13から読み出し、録画対象番組のタイトル、さらには放送枠その他の録画予約に必要な情報を含む、録画対象番組のEPGデータの一部または全部を、予約情報として、予約情報格納部16に供給する。
また、録画予約部15は、予約情報格納部16に記憶された予約情報を必要に応じて参照し、番組(録画対象番組)の録画を行うように、番組録画部17を制御する。その他、録画予約部15は、予約録画が済んだ録画対象番組の予約情報を、予約情報格納部16から削除する等の処理を行う。
予約情報格納部16は、録画予約部15から供給される予約情報を記憶する。なお、予約情報格納部16は、既に記憶している予約情報と同一の予約情報が、録画予約部15から供給された場合には、例えば、録画予約部15からの予約情報を上書きする形で記憶する。
番組録画部17は、録画予約部15の制御等にしたがい、番組を録画する。即ち、番組録画部17は、録画予約部15の制御等にしたがい、チューナ11が出力する、番組の画像や音声の信号を、図示せぬHDに記録する。
番組同定部18は、取得部21、文字列変換部22、および判定部23等から構成され、EPGデータ格納部13に記憶されたEPGデータを参照することにより、録画予約部15から供給されるキーワードをタイトルに含む番組を、予約録画をする番組の候補(以下、適宜、録画候補番組という)として選択する。さらに、番組同定部18は、予約情報格納部16に記憶された予約情報を参照することにより、録画候補番組として選択された番組の中から、既に予約情報が予約情報格納部16に記憶されている番組(録画対象番組)と同一内容の番組を、録画候補番組から除外し、その結果残った録画候補番組を、録画対象番組として選択する。そして、番組同定部18は、録画対象番組を特定する特定情報を、録画予約部15に供給する。
即ち、取得部21は、録画予約部15から供給されるキーワードや、EPGデータ格納部13にEPGデータとして記憶されている番組のメタデータ、予約情報格納部16に予約情報として記憶されている番組(録画対象番組)のメタデータを取得し、文字列変換部22に供給する。
文字列変換部22は、取得部21から供給されるキーワードや番組のメタデータに対して、そのキーワードやメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、その変換処理後のキーワードやメタデータを、判定部23に供給する。
判定部23は、文字列変換部22から供給される変換処理後のキーワードと、同じく文字列変換処理部22から供給される変換処理後の番組のメタデータに含まれるタイトルとを比較することにより、タイトルにキーワードが含まれるかどうかを判定する。ここで、番組同定部18では、判定部23において、タイトルにキーワードが含まれると判定された番組が、録画候補番組として選択される。
また、判定部23は、録画候補番組の変換処理後のメタデータに含まれるタイトルと、録画対象番組の変換処理後のメタデータに含まれるタイトルとを比較することにより、その録画候補番組と録画対象番組とが同一内容の番組であるかどうかを判定する。ここで、番組同定部18では、判定部23において録画対象番組と同一内容の番組である判定された録画候補番組となっている番組が、録画候補番組から除外される。
次に、図4のフローチャートを参照して、図3のHDレコーダで行われる、自動録画のための、番組の録画予約の処理(録画予約処理)について説明する。
録画予約部15は、操作部14から供給されたキーワードを、番組同定部18に供給し、番組同定部18は、録画予約部15からキーワードが供給されると、ステップS1において、録画予約部15からのキーワードを番組のメタデータとしてのタイトルに含む番組を、録画候補番組として選択する録画候補選択処理を行い、ステップS2に進む。
ステップS2では、番組同定部18は、録画候補番組として選択した番組の中から、既に予約情報が予約情報格納部16に記憶されている番組(録画対象番組)と同一内容の番組を、録画候補番組から除外し、その結果残った録画候補番組を、録画対象番組として選択する録画候補絞り込み処理を行う。そして、番組同定部18は、録画対象番組を特定する特定情報を、録画予約部15に供給して、ステップS3に進む。
ステップS3では、録画予約部15が、番組同定部18から供給される、録画対象番組を特定する特定情報に基づき、録画対象番組のメタデータとしてのEPGデータを、EPGデータ格納部13から読み出し、録画対象番組のタイトル、さらには放送枠その他の録画予約に必要な情報を含む、録画対象番組のEPGデータの一部または全部を、予約情報として、予約情報格納部16に供給して記憶させる録画予約を行い、録画予約処理を終了する。
次に、図5のフローチャートを参照して、番組同定部18(図3)が図4のステップS1で行う録画候補選択処理について詳述する。
録画候補選択処理では、ステップS11において、番組同定部18の取得部21が、録画予約部15から供給されるキーワードを受信することにより取得し、ステップS12に進む。
ステップS12では、取得部21が、EPGデータ格納部13にEPGデータが記憶された番組のうちの、今回の録画候補選択処理において、まだ、注目番組としていない番組の1つを、注目番組として選択し、その注目番組のメタデータとしてのEPGデータを、EPGデータ格納部13から読み出すことにより取得して、ステップS13に進む。
ステップS13では、文字列変換部22が、取得部21において取得されたキーワードに対して、そのキーワードに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施すとともに、取得部21において取得された注目番組のメタデータとしてEPGデータにおけるタイトルに対して、そのタイトルに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、ステップS14に進む。
ステップS14では、判定部23が、変換処理後のキーワードと、変換処理後の注目番組のタイトルとを比較することにより、注目番組のタイトルにキーワードが含まれるかどうかを判定する。
なお、注目番組のタイトルが、キーワードを含むとは、キーワードと完全に一致する文字列が、注目番組のタイトルに含まれる場合の他、キーワードと類似する文字列が、注目番組のタイトルに含まれる場合も含む。
また、キーワードと類似する文字列が、注目番組のタイトルに含まれるかどうかの判定は、例えば、注目番組のタイトル(に含まれる文字列)と、キーワードとが類似する度合いを表す類似度(例えば、類似する度合いが大であるほど、値が大きい類似度)を計算し、その類似度に基づいて行うことができる。即ち、タイトルとキーワードとの類似度が所定の閾値以上である場合に、キーワードと類似する文字列がタイトルに含まれると判定することができる。
キーワードとタイトルとの類似度としては、例えば、変換処理後のキーワードとタイトルとに共通する文字が多いほど大きくなる値を採用することができる。
また、キーワードと類似する文字列が、注目番組のタイトルに含まれるかどうかの判定は、LCS(longest common subsequence)(最長共通部分列)を用いて行うことが可能である。
ステップS14において、注目番組のタイトルにキーワードが含まれると判定された場合、ステップS15に進み、番組同定部18は、注目番組を、録画候補番組として選択し、ステップS16に進む。
また、ステップS14において、注目番組のタイトルにキーワードが含まれないと判定された場合、ステップS15をスキップして、即ち、注目番組を、録画候補番組として選択せずに、ステップS16に進み、取得部21は、EPGデータ格納部13にEPGデータが記憶された番組の中で、まだ、注目番組としていない番組があるかどうかを判定する。
ステップS16において、注目番組としていない番組があると判定された場合、ステップS12に戻り、取得部21は、EPGデータ格納部13にEPGデータが記憶された番組のうちの、まだ、注目番組としていない番組の1つを、注目番組として新たに選択し、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS16において、注目番組としていない番組がないと判定された場合、リターンする。
次に、図6のフローチャートを参照して、文字列変換部22(図3)が図5のステップS13で行う変換処理について詳述する。
文字列変換部22は、例えば、キーワードを第1の文字列とするとともに、注目番組のタイトルを第2の文字列として、ステップS21において、第1の文字列のうちの、まだ、注目文字として選択していない、例えば、先頭に最も近い文字を、注目文字として選択し、ステップS22に進む。
ステップS22では、文字列変換部22は、注目文字がカタカナの文字であるかどうかを判定する。ステップS22において、注目文字がカタカナの文字であると判定された場合、文字列変換部22は、注目文字であるカタカナをローマ字に変換して、ステップS24に進む。
また、ステップS22において、注目文字がカタカナの文字でないと判定された場合、即ち、注目文字が、ひらがな、漢字、英数字等の、カタカナ以外の文字である場合、ステップS23をスキップして、ステップS24に進み、文字列変換部22は、第1の文字列(ステップS23でローマ字に既に変換された文字を除く)の中に、注目文字としていない文字があるかどうかを判定する。
ステップS24において、注目文字としていない文字があると判定された場合、ステップS21に戻り、第1の文字列のうちの、まだ、注目文字として選択していない、先頭に最も近い文字が、注目文字として新たに選択され、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS24において、注目文字としていない文字がないと判定された場合、ステップS25に進み、以下、ステップS25乃至ステップS28において、第2の文字列を対象に、ステップS21乃至S24とそれぞれ同様の処理が行われる。
即ち、ステップS25では、文字列変換部22は、第2の文字列のうちの、まだ、注目文字として選択していない、例えば、先頭に最も近い文字を、注目文字として選択し、ステップS26に進む。
ステップS26では、文字列変換部22は、注目文字がカタカナの文字であるかどうかを判定する。ステップS26において、注目文字がカタカナの文字であると判定された場合、文字列変換部22は、注目文字であるカタカナをローマ字に変換して、ステップS27に進む。
また、ステップS26において、注目文字がカタカナの文字でないと判定された場合、即ち、注目文字が、ひらがな、漢字、英数字等の、カタカナ以外の文字である場合、ステップS27をスキップして、ステップS28に進み、文字列変換部22は、第2の文字列(ステップS27でローマ字に既に変換された文字を除く)の中に、注目文字としていない文字があるかどうかを判定する。
ステップS28において、注目文字としていない文字があると判定された場合、ステップS25に戻り、第2の文字列のうちの、まだ、注目文字として選択していない、先頭に最も近い文字が、注目文字として新たに選択され、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS28において、注目文字としていない文字がないと判定された場合、リターンする。
ここで、図7は、文字列変換部22が、図6のステップ23と27で変換するカタカナとローマ字との対応の例を示している。
文字列変換部22は、図7上側の各欄のカタカナを、図7下側の対応する欄のローマ字(アルファベット)に変換する。
以上のように、図5の録画候補選択処理では、変換処理後のタイトルとキーワードとを比較することにより、タイトルがキーワードを含むかどうかの判定が行われるので、タイトルやキーワードに、英語表記またはカタカナ表記のいずれか使用されていても、タイトルにキーワードが含まれる番組を、適切に選択することができる(いわば、番組の曖昧検索をすることができる)。
即ち、例えば、キーワードがカタカナ表記の「ブラウン」であり、タイトルが英語表記の「BROWN」である番組が存在する場合には、変換処理(図6)により、キーワード「ブラウン」は、図7のカタカナとローマ字との対応にしたがって、ローマ字表記の「BURAUN」に変換される。
カタカナ表記のキーワード「ブラウン」と、英語表記のタイトル「BROWN」との(文字列としての)類似性は、1つの文字も一致しないので低いが、それに比較して、ローマ字表記のキーワード「BURAUN」と、英語表記のタイトル「BROWN」との類似性は、「B」、「R」、「N」の文字が一致するので高くなる。従って、英語表記のタイトル「BROWN」が、カタカナ表記のキーワード「ブラウン」を含むとの判定結果を得ることができ、その結果、カタカナ表記のキーワード「ブラウン」をタイトルに含む番組として、英語表記のタイトル「BROWN」の番組を選択することが可能となる。キーワードが英語表記の「BROWN」であり、番組のタイトルがカタカナ表記の「ブラウン」である場合も同様である。
次に、図8のフローチャートを参照して、番組同定部18(図3)が図4のステップS2で行う録画候補絞り込み処理について詳述する。
録画候補絞り込み処理では、ステップS31において、番組同定部18の取得部21が、予約情報格納部16に記憶されている、番組のメタデータとしての予約情報のうちの、今回の録画候補絞り込み処理において、まだ、注目予約情報としていないものの1つを、注目予約情報として選択し、その注目予約情報を、予約情報格納部16から読み出すことにより取得して、ステップS32に進む。
ステップS32では、取得部21が、直前に行われたステップS1(図4)の録画候補選択処理において録画候補番組として選択された番組のうちの、今回の録画候補絞り込み処理において、まだ、注目番組としていない番組の1つを、注目番組として選択し、その注目番組のメタデータとしてのEPGデータを、EPGデータ格納部13から読み出すことにより取得して、ステップS33に進む。
ステップS33では、文字列変換部22が、取得部21において取得された注目予約情報に含まれるタイトル、つまり、注目予約情報によって特定される録画対象番組のメタデータの一部としてのタイトルに対して、そのタイトルに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施すとともに、取得部21において取得された注目番組のメタデータとしてのEPGデータにおけるタイトルに対して、そのタイトルに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、ステップS34に進む。
即ち、ステップS33では、注目予約情報によって特定される録画対象番組のタイトルと、注目番組のタイトルとのうちの一方を、第1の文字列とするとともに、他方を、第2の文字列として、図6で説明した変換処理が行われ、ステップS34に進む。
ステップS34では、判定部23が、変換処理後の録画対象番組のタイトルと、変換処理後の注目番組のタイトルとを比較することにより、注目予約情報によって特定される録画対象番組と、注目番組とが、同一内容の番組であるかどうかを判定する。
ここで、注目予約情報によって特定される録画対象番組と、注目番組とが、同一内容の番組であるかどうかの判定は、例えば、変換処理後の録画対象番組のタイトルと、変換処理後の注目番組のタイトルとが類似する度合いを表す類似度(例えば、類似する度合いが大であるほど、値が大きい類似度)を計算し、その類似度に基づいて行うことができる。即ち、録画対象番組のタイトルと、注目番組のタイトルとの類似度が所定の閾値以上である場合に、その録画対象番組と注目番組とが、同一内容の番組であると判定(同定)することができる。
なお、録画対象番組のタイトルと、注目番組のタイトルとの類似度としては、例えば、上述したキーワードとタイトルとの類似度と同様に、変換処理後のタイトルどうしに共通する文字が多いほど大きくなる値を採用することができる。
ステップS34において、注目予約情報によって特定される録画対象番組と、注目番組とが、同一内容の番組であると判定された場合、ステップS35に進み、番組同定部18は、注目番組を、録画候補番組から除外して、ステップS36に進む。
また、ステップS34において、注目予約情報によって特定される録画対象番組と、注目番組とが、同一内容の番組でないと判定された場合、ステップS35をスキップして、ステップS36に進み、取得部21は、直前に行われたステップS1の録画候補選択処理において録画候補番組として選択された番組の中に、今回の録画候補絞り込み処理において、まだ、注目番組としていない番組があるかどうかを判定する。
ステップS36において、録画候補番組として選択された番組の中に、まだ、注目番組としていない番組があると判定された場合、ステップS32に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS36において、録画候補番組として選択された番組の中に、注目番組としていない番組がないと判定された場合、ステップS37に進み、取得部21は、予約情報格納部16に記憶されている予約情報の中で、まだ、注目予約情報としていないものがあるかどうかを判定する。
ステップS37において、予約情報格納部16に記憶されている予約情報の中で、まだ、注目予約情報としていないものがあると判定された場合、ステップS31に戻り、以下、同様の処理が繰り返される。
また、ステップS37において、予約情報格納部16に記憶されている予約情報の中で、注目予約情報としていないものがないと判定された場合、番組同定部18は、ステップS35で除外されずに録画候補番組として残っている番組を、録画対象番組として選択し、その録画対象番組を特定する特定情報を、録画予約部15に供給してリターンする。
以上のように、録画候補絞り込み処理では、変換処理後のタイトルどうしを比較することにより、注目予約情報によって特定される録画対象番組と、注目番組とが、同一内容の番組であるかどうかを判定し、同一内容の番組であると判定された場合には、注目番組が、録画候補番組から除外されるので、録画対象番組としての番組を、適切に選択することができ、これにより、同一内容の番組が重複して(予約)録画されることを防止することができる。
即ち、同一内容の2つの番組のうちの一方の番組のタイトルに、英語表記が使用され、他方の番組のタイトルに、カタカナ表記が使用されている場合であっても、その2つの番組が同一内容の番組であると判定し、その2つの番組の一方だけを、録画対象番組として(適切に)選択することができ、その結果、同一内容の番組が重複して録画されることを防止することができる。
ここで、注目予約情報によって特定される録画対象番組と、注目番組とが、同一内容の番組であると判定された場合に、注目番組を、録画候補番組から除外するようにしたが、注目番組を録画候補番組から除外せずに、注目予約情報によって特定される録画対象番組を、録画予約の対象から除外すること、即ち、予約情報格納部16に記憶されている注目予約情報を削除することによっても、同一内容の番組が重複して録画されることを防止することができる。
なお、本実施の形態では、図4のステップS2の処理(録画候補絞り込み処理)の結果残った番組の録画の予約を行うようにしたが、図4のステップS2の処理の結果残った番組については、その他、例えば、視聴の予約(テレビジョン受像機において、予約された番組の放送開始時に、その番組を受信して表示等する予約をすること)をすることが可能である。
また、本実施の形態では、図4のステップS1の処理(録画候補選択処理)において選択された番組を、録画(または視聴)の予約の候補である録画候補番組として、その録画候補番組の中から、図4のステップS2の処理によって、最終的に録画の予約をする番組を決定する(絞り込む)ようにしたが、図4のステップS1の処理(録画候補選択処理)において選択された番組を、すべて、録画の予約をする番組とすることも可能である。
さらに、本実施の形態では、図4のステップS1の処理(録画候補選択処理)において、キーワードがタイトルに含まれる番組を選択するようにしたが、その他、例えば、キーワードが、タイトル以外の、サブタイトルや、出演者名、ジャンルなどの番組のメタデータに含まれる番組を選択するようにすることが可能である。
また、本実施の形態では、図4のステップS2の処理(録画候補絞り込み処理)において、予約情報によって特定される番組と、録画候補番組とのタイトルどうしを比較することにより、予約情報によって特定される番組と、録画候補番組とが同一内容の番組であるかどうかを判定するようにしたが、さらに、タイトルの他のジャンルや放送枠などのメタデータどうしをも比較することにより、予約情報によって特定される番組と、録画候補番組とが同一内容の番組であるかどうかを判定することが可能である。
さらに、EPGデータは、テレビジョン放送の放送信号から抽出して取得する他、例えば、インターネット上のサーバから取得(ダウンロード)することが可能である。
次に、上述した番組同定部18の一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
そこで、図9は、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示している。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク105やROM103に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体111に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体111は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体111からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部108で受信し、内蔵するハードディスク105にインストールすることができる。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)102を内蔵している。CPU102には、バス101を介して、入出力インタフェース110が接続されており、CPU102は、入出力インタフェース110を介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部107が操作等されることにより指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)103に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU102は、ハードディスク105に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部108で受信されてハードディスク105にインストールされたプログラム、またはドライブ109に装着されたリムーバブル記録媒体111から読み出されてハードディスク105にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)104にロードして実行する。これにより、CPU102は、上述したフローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU102は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース110を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部106から出力、あるいは、通信部108から送信、さらには、ハードディスク105に記録等させる。
ここで、本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
EPGデータの例を示す図である。 EPGデータの例を示す図である。 本発明を適用したHDレコーダの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 録画予約処理を説明するフローチャートである。 録画候補選択処理を説明するフローチャートである。 変換処理を説明するフローチャートである。 カタカナとローマ字との対応を示す図である。 録画候補絞り込み処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
11 チューナ, 12 EPGデータ取得部, 13 EPGデータ格納部, 14 操作部, 15 録画予約部, 16 予約情報格納部, 17 番組録画部, 18 番組同定部, 21 取得部, 22 文字列変換部, 23 判定部, 101 バス, 102 CPU, 103 ROM, 104 RAM, 105 ハードディスク, 106 出力部, 107 入力部, 108 通信部, 109 ドライブ, 110 入出力インタフェース, 111 リムーバブル記録媒体

Claims (7)

  1. キーワードに基づいて、番組を選択する情報処理装置において、
    前記キーワードと、番組のメタデータとのそれぞれに対して、前記キーワードまたはメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施す変換手段と、
    前記変換処理後のキーワードと、前記変換処理後のメタデータとを比較することにより、前記メタデータにキーワードが含まれるかどうかを判定する判定手段と、
    前記メタデータにキーワードが含まれると判定された番組を選択する選択手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記選択手段において選択された番組の予約を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. キーワードに基づいて、番組を選択する情報処理方法において、
    前記キーワードと、番組のメタデータとのそれぞれに対して、前記キーワードまたはメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、
    前記変換処理後のキーワードと、前記変換処理後のメタデータとを比較することにより、前記メタデータにキーワードが含まれるかどうかを判定し、
    前記メタデータにキーワードが含まれると判定された番組を選択する
    ステップを含む情報処理方法。
  4. キーワードに基づいて、番組を選択する情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    前記キーワードと、番組のメタデータとのそれぞれに対して、前記キーワードまたはメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、
    前記変換処理後のキーワードと、前記変換処理後のメタデータとを比較することにより、前記メタデータにキーワードが含まれるかどうかを判定し、
    前記メタデータにキーワードが含まれると判定された番組を選択する
    ステップを含む情報処理を、コンピュータに実行させるプログラム。
  5. 番組の予約を行う情報処理装置において、
    番組のメタデータに対して、そのメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施す変換手段と、
    前記変換処理が施された2つの番組のメタデータどうしを比較することにより、前記2つの番組が同一内容の番組であるかどうかを判定する判定手段と、
    同一内容の番組であると判定された前記2つの番組のうちのいずれか一方を、予約の対象から除外する除外手段と
    を備える情報処理装置。
  6. 番組の予約を行う情報処理方法において、
    番組のメタデータに対して、そのメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、
    前記変換処理が施された2つの番組のメタデータどうしを比較することにより、前記2つの番組が同一内容の番組であるかどうかを判定し、
    同一内容の番組であると判定された前記2つの番組のうちのいずれか一方を、予約の対象から除外する
    ステップを含む情報処理方法。
  7. 番組の予約を行う情報処理を、コンピュータに実行させるプログラムにおいて、
    番組のメタデータに対して、そのメタデータに含まれる文字のうちのカタカナをローマ字に変換する変換処理を施し、
    前記変換処理が施された2つの番組のメタデータどうしを比較することにより、前記2つの番組が同一内容の番組であるかどうかを判定し、
    同一内容の番組であると判定された前記2つの番組のうちのいずれか一方を、予約の対象から除外する
    ステップを含む情報処理を、コンピュータに実行させるプログラム。
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