JP2007100977A - 連続式熱処理炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置スペースを小さくすることができると共に、ワークの搬入搬出に問題があった場合でも、ワークの過熱を生じさせることがない、連続式熱処理炉を提供する。
【解決手段】炉体内に前工程から搬出されたワークを搬送させる第1搬送装置12と、前記ワークを冷却させながら後工程に搬送させる第2搬送装置13と、第1搬送装置終端から第2搬送装置始端へワークを受け渡す受け渡し装置14とを備え、外気から密閉する筐体内に配置された熱処理炉であり、第2搬送装置13は第1搬送装置11と略平行かつ逆向きにワークを搬送するように配置されており、第1搬送装置12における搬送方向は、前工程におけるワークの搬出方向に略直交すると共に、第2搬送装置13における搬出方向は後工程におけるワークの搬入方向に略直交するように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ワークの製造システムに組み込まれて用いられ、前工程から搬出されたワークを加熱したあと冷却させて後工程に送り込む連続式の熱処理炉に関する。
従来、連続した工程の間に設けられコンベアなどによって連続的に供給されるワークを加熱、乾燥する連続式熱処理炉が広く用いられる。これらの連続的熱処理炉は、トンネル式の炉内にコンベアなどの搬送装置を敷設し、そのコンベアによってワークをトンネル炉内に搬入してそのまま炉内を通過させて反対側の出口から加熱されたワークを搬出する構成となっている。
また、このような連続した工程の間に設けられた連続式熱処理炉の出口から後工程への搬入までの間には、加熱されたワークを冷却させるための冷却領域が設けられる場合が多い。冷却領域は、例えば、炉体を通過するコンベアと一体または別のコンベアを備えており、後工程に搬入されるまでの間にワークを冷却させるような構成になっている。
そして、従来、この連続式熱処理炉と冷却領域は、従来その搬送方向は同じに構成されていることが多かった。すなわち、図12に示すように、前工程装置200と後工程装置210の間に直線的に設けられたコンベア150,151が配置され、その途中に炉体152が設けられる構成となっていた。また、前工程装置160からコンベア150への搬入を容易にするために、前工程装置160のワークの搬出経路161とコンベア150は進行方向が直線的になるように接続されており、また、同様にコンベア151から後工程装置170への搬入経路171も直線的に接続されているものであった。したがって、前工程装置160と後工程装置170との間は、少なくともコンベア150,151の全長分だけ離す必要があり、連続した装置の載置スペースが大きくなるという問題があった。
また、たとえば、ワークが半導体基板を用いた場合などは、装置を全体として密閉し、外気との接触を少なくするために、筐体内に配置することが好ましいが、これらの連続式熱処理炉を筐体153内に載置しようとした場合、当該筐体は、コンベア150,151の全長分の長さが必要であり、細長く構成することが必要となるため、取り扱いが煩雑になり、また、これらの熱処理炉を筐体153内に収納することが困難であった。
これらの問題を解消すべく、ワークが炉体内を移動する経路を曲げた連続式熱処理炉が開示されている。例えば、特許文献1は、スプロケットに巻回されたコンベアチェーンよって回転可能にかつ水平に軸支された移動枠が炉内を移動可能に配置され、炉体の端部にワークの搬入搬出部を設けた連続式熱処理炉が開示されている。この熱処理炉は、ワークが炉体内を略U字形に移動するため、炉体の出入り口間の距離をごく短くすることができ、連続して配置される前工程装置と後工程装置との間隔を近づけて配置させることができる。
また、特許文献2には、ワークである長尺鋼材が炉内をU字形に移動するように構成された長尺鋼材の熱処理炉が開示されており、この熱処理炉においても、炉体内を移動する経路が曲げられているため、連続して配置される前工程装置と後工程装置との間隔を近づけて配置させることができる。
上記の熱処理炉の構成を採用した場合、炉内の移動経路を曲げることで熱処理炉の全長を短くすることができるため、冷却領域を含む工程間の搬送路を短くすることができ、図12に示した構成と比較すると筐体内への収納を若干容易にできそうである。
実開平3−72297号公報 特開昭57−41315号公報
しかし、これらの連続式熱処理炉の出口から後工程装置との間に冷却装置を設けた場合においては、上記連続式熱処理炉は、入り口と出口が同じ方向に設けられているため、冷却領域を設けようとすると、どうしても装置がL字形状になり、依然として設置スペースの増大を招くおそれがあった。また、冷却領域を長く構成すると工程間に配置される装置のスペースが大きくなり、筐体内にこれらを収納することが依然として困難である。このため、冷却領域を短くして収納の便宜を図る必要があった。また、連続式熱処理炉の形状が細長くなるため、筐体への収納が煩雑であった。
また、これらの連続式熱処理炉は、後工程装置が何らかのトラブルで停止した場合、連続式熱処理炉を停止させることによってワークが炉内で停止するという問題があった。すなわち、熱処理炉から搬出されるワークが停止してしまうため、炉内を移動する搬送装置を停止することになるが、その場合炉内にワークがとどまり、ワークの過熱を引き起こす原因となっていた。
一方、設置スペースを小さくするために冷却領域を短くすると、後工程装置が停止したときに冷却領域にワークを留めておくことができず、人が炉体から搬出されるワークを取出す作業が必要であった。このとき、ワークが半導体基板などの場合には、ワーク取り出しのために筐体を開ける必要があることから、当該ワークが外気に触れワークに異物が付着するなどの問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、設置スペースを小さくすることができると共に、ワークの搬入搬出に問題があった場合でも、ワークの過熱を生じさせることがない、連続式熱処理炉を提供することである。
本発明の第1態様によれば、加熱対象であるワークを加熱する炉体と、
前記炉体内に前工程から搬出されたワークを搬送させる第1搬送装置と、
前記炉体によって加熱された前記ワークを冷却させながら後工程に搬送させる第2搬送装置と、
前記第1搬送装置終端から前記第2搬送装置始端へ前記ワークを受け渡す平行移動可能に構成された受け渡し装置とを備え、外気から密閉する筐体内に配置された熱処理炉であって、
前記第2搬送装置は前記第1搬送装置と略平行かつ逆向きに前記ワークを搬送するように配置されており、
前記第1搬送装置における搬送方向は、前工程における前記ワークの搬出方向に略直交すると共に、前記第2搬送装置における搬出方向は前記後工程における前記ワークの搬入方向に略直交するように構成されている、連続式熱処理炉を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記第2搬送装置は、コンベアによって前記ワークを搬送させるコンベア部と前規搬送部の終端に移動した前記ワークを前記後工程に搬出するための搬出部を備え、
前記コンベア部の搬送経路途中に、前記ワークの搬送方向幅よりも大きな間隔で複数設けられ前記ワークを停止させるストッパと、前記ストッパによって停止された前記ワークを前記コンベアから持ち上げ可能に構成されたリフト部とを備える。
本発明の第3態様によれば、前記第2搬送装置は、前記搬出部に前記ワークが載置されているかを検出する搬出部センサと、前記リフト部の情報に前記ワークが位置しているかをそれぞれ検出するワーク検出センサと、前記第1搬送装置、第2搬送装置、前記受け渡し部の各部材の動作を制御する制御部を備え、
前記搬出部センサが前記搬出部に前記ワークが載置されているかを検出したときは、ワーク検出センサの検出に基づいて下流に位置するリフト部から順次前記ワークを上昇させると共に、全てのリフト部が上昇していることが検出された場合は、前記コンベア部を停止させる、第2態様の連続式熱処理炉を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記制御部は、前記コンベア部が停止したときは、前記第1搬送装置を前記前工程からのワークが搬入されないように停止する、第3態様の連続式熱処理炉を提供する。
本発明の第5態様によれば、前記第2搬送装置は、前記第1搬送装置と略等しい長さに構成される、第1態様の連続式熱処理炉を提供する。
本発明によれば、炉体と冷却領域とが並列して配置されているので、熱処理炉全体が細長くなることなく、コンパクトに構成されるため、設置スペースを小さくすることができ、筐体内への収納を容易にすることができる。また、前工程及び後工程の装置の搬送方向に対して直行して搬送するように構成されているため、前工程と後工程の装置間の設置間隔を短くすることができ、これらの装置を含み全体的に設置スペースを小さくすることが可能である。
さらに、下流側のリフト部から順次ワークを持ち上げて支持するように動作制御されているため、後工程装置が停止した場合であってもワークのオーバーフローをおこすことがなく、また、炉内へワークがとどまることを防止してワークの過熱を防止することができる。
また、ワークをコンベアから持ち上げるため、コンベアとワークとの間に生じる摩耗によるダストの発生を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る連続式熱処理炉について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる連続式熱処理炉が組み込まれたCCDカメラ組み立てシステムの部分概略構成図である。図1は、CCDカメラ組み立てシステム200のうち、1つの連続式熱処理炉を中心としてすぐ上流及び下流側に設けられた装置についてのみを示しているが、システム全体としては、連続式熱処理炉を3つ備えそれぞれの上流及び下流側にそれぞれの工程を行う装置が設けられ、上流側からIRガラスマウント、前工程装置1としてのフリップチップボンディング、後工程装置としてのUV硬化樹脂封止、システムからのワークのアンロードの各工程を行う。
図1において、本発明の実施形態にかかる連続式熱処理炉10は、前工程装置1及び後工程装置2の間に配置される。前工程装置1は、製造対象であるワークであるCCDカメラ基板に部品を実装するために塗布剤の塗布または部品実装工程を行うものである。具体的には、搬送装置3によってワークを塗布実装工程を行う作業部4へ搬送し、作業部4によって塗布実装されたワークを搬送装置3によって熱処理炉10に搬送する。
熱処理炉10は、前工程装置1によって塗布実装されたワークを熱処理し、前工程装置1によって塗布された塗布剤を乾燥させて実装された部品を固定させる。熱処理炉は、前工程装置1から搬出されたワークを搬送させる第1搬送装置12と、ワークを加熱する炉体15と、炉体15によって加熱されたワークを冷却させながら後工程装置に搬送させる第2搬送装置13と、第1搬送装置12の終端から第2搬送装置13の始端へワークを受け渡す受け渡し装置14とを備え、これらの装置が、筐体11内に配置された構成となっている。熱処理炉10の具体的な構成についての詳細は後述する。
後工程装置2は、熱処理炉10から搬出されたワークを搬送装置5によって搬送すると共に、搬送途中に作業部6により、別工程として塗布剤の塗布や部品実装を行う。作業部6によって処理されたワークは搬送装置5によって後工程装置2から搬出される。
図1のシステム全般を通して、ワークはパレット100とよばれる板状部材の上に規則的に配置され、当該パレットに配置された状態で塗布、実装、乾燥の各種処理がなされる。したがって、システム全般を通して当該ワークを搬送する搬送装置は、各装置間のワークの受け渡しを行うための装置を含め、全工程においてパレットを搬送するために好適に構成されている。
図2Aは、図1のCCDカメラ組み立てシステム200においてワークの搬送に用いられるパレットの構成を示す図である。パレット100は、矩形の板状の本体部101にワークを配置するために、本体部101に貫通孔として形成されたワーク配置部102が、格子状に規則的に設けられている。また、格子状に配置された4つのワーク配置部102の中央部にパレットを軽量化し、その熱容量を小さくするために本体部101を貫通した円孔103がそれぞれ設けられている。なお、本実施形態のCCDカメラ組み立てシステム200において用いられるパレットは、本体部101の長手方向寸法が800mmの大きさに構成されている。
図2Bは、図2Aのパレットの部分拡大図である。図2Cは、図2BのIIC−IIC線で切断したときの断面図であり、ワークが配置された状態を示している。ワーク配置部102は、正方形の貫通孔104に十字型に長溝105が設けられており、さらに、当該長溝105に対して45゜の角度で傾斜して配置された短溝106が設けられている。長溝105は、ワーク120の取り出しを容易にするために設けられており、当該溝の部分からピックアップ部材を挿入してワークを取り出すことができるようになっている。また、短溝106は、ワークのコーナー部が貫通孔104にぶつからないようにこの近傍に隙間を設けるためのものである。
図2Cに示すように、ワーク配置部102には、貫通孔104の部分にワーク130が係止されて保持されるようになっている。ワーク130は、CCD撮像素子133の受光面135が設けられる側の面の端部にバンプ134が配置され、当該バンプ134を介して外部端子131が設けられる。外部端子131とCCD撮像素子133の接着には塗布剤である封止剤132が塗布され、これを熱処理炉で硬化させる処理を行う。
図3は、図1のCCDカメラ組み立てシステムに用いられる熱処理炉10の構成を示す図である。熱処理炉は、上述したように、第1搬送装置12、第2搬送装置13、受け渡し装置14、炉体15が筐体内に収納された構成となっている。
図4は、図3の第1搬送装置の概略構成を示す図である。第1搬送装置12は、並行に配置された2本のガイドレール22を備えており、当該ガイドレールに設けられたコンベア受部26にチェーンコンベア23がガイドレールに沿って設けられている。チェーンコンベア23はガイドレールに回動可能に巻き掛けられており、当該チェーンコンベア23をモータ21で駆動させることによって、パレット100を搬送する。モータの駆動速度は、調整可能であり、例えば、1m/分程度の速度でパレットを搬送する。チェーンコンベア23には、それぞれガイドレールの内側に向かって延在する突起部25が設けられており、当該突起部25にパレット100の端部が載置される。この状態でチェーンコンベア23が回転することによりパレットは搬送される。
2本のガイドレール22は、前工程装置1の搬送部3によるパレット100の搬送方向とは直行する向き(X軸方向)にパレットを搬送するように配置されている。また、ガイドレール22は、その始端22aと終端22bが、炉体15の外部に位置するように炉体15内を貫通して配置されている。
ガイドレール22の始端22aには、前工程装置1の搬送部3からパレット100をガイドレール22に載置するための移載部16が設けられている。移載部16は、パレット100を載置するための載置テーブル30がY軸方向に移動可能に配置されており、前工程装置1の搬送部3の終端に位置するパレットを載置テーブル30上に載置させた状態でY軸方向に移動してガイドレール22の始端22aにパレット100を移載する。なお、当該載置テーブル30には、テーブル上にパレット100が載置されているか否かを検出するための第2センサ30aが設けられている。
移載部16によってパレットが載置されるガイドレール22の部位は、炉体15の外側にあり、当該部位にはパレット100を持ち上げるための搬入側リフト部28が設けられている。搬入側リフト部28は、シリンダなどの駆動手段により上下移動可能に構成されたテーブルを有する部材であり、テーブルにパレットを載置させた状態で上昇することによってパレット100がコンベア23から離脱してパレット100の搬送が停止される。また、搬入側リフト部28は、テーブルにパレットが載置されているか否かを検出する第1センサ29を備える。
また、テーブルに対してパレットの進行方向上流側近傍には、2つの第3センサ31が設けられている。このセンサ31は、パレットの位置を検出するためのものである。具体的には、上流側に位置する1つのセンサにのみ検出が行われているときは、搬入側リフト部28を上昇させ、パレットを持ち上げることができる。しかし、当該2つの第3センサ31上にパレットが位置していることが検出されている場合には、搬入側リフト部28のテーブルを上昇させることができないように制御されている。このようにセンサ31によるパレットの有無の検出によって、搬入側リフト部28の誤操作による上昇が防止され、パレット100のガイドレールからの脱落が防止される。
炉体15は、箱状の筐体を有し、その内部を第1搬送装置のガイドレール22が貫通して配置される。本実施形態においては、炉体15は、その内部に同時に4つのパレット収納可能な長さ寸法を有する。炉体15内には、図示しない赤外線ヒータと熱風によりガイドレール22に沿って搬送されるワークを加熱、乾燥することができるようになっている。炉体15内の温度は調整可能であり、例えば、ワークの加熱温度を70から250℃、特に150℃前後に加熱することができるように構成されている。炉体内部は、ワークの温度を常温から目的とする設定温度まで昇温させるワーク搬送方向上流側に位置する昇温領域と、昇温領域により昇温したワークの温度を維持しつつ、加熱、乾燥処理を行うワーク搬送方向下流側に位置する維持領域に分かれている。昇温領域と維持領域の間は、特に仕切りなどにより区画してもよく、それぞれの領域に配置されているヒータの設定温度や、熱風吹き出し量を制御することなどにより、炉内を両領域に設定することができる。
第1搬送装置12のガイドレール22の終端22b近傍には、第1搬送装置12から第2搬送装置13へパレットを移載するための受け渡し装置14が設けられている。受け渡し装置14は、図5に示すように、筐体11の床面にY軸方向に延在して設けられた案内部32に沿って本体33がY軸方向に移動可能に構成されている。本体33は、案内部32に沿って第1搬送装置12の近傍に位置する第1位置と第2搬送装置13の近傍に位置する第2位置の間をY軸方向に移動する。また、受け渡し装置14は、本体に設けられたシリンダ34によってアーム35をZ軸方向に上下移動可能に構成されている。案内部32は、本体33のY軸移動の際に第1搬送装置のガイドレール22により本体部33の移動が規制されないように、ガイドレール22の終端22bよりも外側に位置するように配置され、アーム35がガイドレール22側に張り出して2本のガイドレール22の間に位置できるようになっている。
ガイドレール22の終端22b近傍には、パレット100が当該位置に存在しているかを検出するための第4センサ36が設けられており、また、アーム35には、当該載置テーブル上にパレット100が載置されているかを検出するための第5センサ37が設けられている。
図6は、図3の第2搬送装置の概略構成を示す図である。図7は、図6の第2搬送装置を搬送方向から見た概略図である。第2搬送装置13は、第1搬送装置に対して略平行に配置されかつ略同じ長さに構成されているガイドレール38を備えている。ガイドレール38は、並行に配置された2本のレールを備えており、当該ガイドレール38に設けられたコンベア受部48にチェーンコンベア45がガイドレールに沿って巻掛けられている。チェーンコンベア45はモータ39で駆動されることによって回転する。モータ69の駆動速度は調整可能であり、例えば、1m/分程度の速度でパレットを搬送する。また、モータ69の駆動速度は第1搬送装置のパレットの搬送速度と同じであることが好ましい。チェーンコンベア45は、モータ39に接続された駆動ローラ39aと2つの案内ローラ50及びチェーンコンベア45の張力を調整するテンションローラ51に巻き掛けられている。後述するように、テンションローラ51は第2搬送装置におけるパレットのリフト制御において、チェーンコンベア45にかかる負荷が異なることにより設けられているものであり、コンベアに載置されているパレットの数に応じてチェーンコンベア45の張力を自動的に調整することができるようになっている。
チェーンコンベア45には、それぞれガイドレール38の内側に向かって延在する突起部47が設けられており、当該突起部47にパレット100の端部が載置される。この状態でチェーンコンベア45が回転することによりパレットが搬送される。
2本のガイドレール38は、第1搬送装置のガイドレール22の搬送方向と反対方向であって、かつ後工程装置2の搬送装置5によるパレット100の搬送方向とは直交する向きにパレットを搬送するように配置されている。また、ガイドレール38の始端38aには、受け渡し装置14のガイドレール32が設けられており、受け渡し装置14の本体33が第2位置にあるときそのアーム35が2本のガイドレールの間に張り出すようになっている。また、ガイドレール38の始端38a近傍には、第6センサ50が設けられており、当該位置にパレットが存在するか否かについて検出することができるようになっている。
ガイドレール38の終端38bには、後工程装置2の搬送部5にパレットを搬出するための搬出部17が設けられている。搬出部17は、X軸方向に駆動可能に構成されていると共に、Z軸を中心として回転可能に構成されている。また、搬出部17はパレット100を挟持するパレットチャック51を備える。パレットチャック51は、開閉することによって、パレットを挟持可能に構成されており、第2搬送装置のガイドレール38からパレット100を取り出し、Z軸を中心として回転移動してパレットを後工程装置2の搬送部5上に移動した後パレットを脱着し、搬送部5に移載する。また、ガイドレール38の終端38bの近傍には、当該終端位置にパレット100が存在しているか否かを検出する第11センサ52が設けられている。
また、ガイドレール38の中間部分には、パレット100を持ち上げるためのリフト部40a〜40dが設けられている。リフト部40a〜40dは、それぞれ第2搬送装置上流側から順に第1リフト部40aから第4リフト部40dまで設けられている。シリンダなどの駆動手段により上下移動可能に構成されたテーブルを有する部材であり、テーブルにパレットを載置させた状態で上昇することによってパレット100がコンベア45から離脱してパレット100の搬送が停止される。また、ガイドレール38のリフト部40a〜40dが設けられている近傍には、それぞれのリフト部に対応してパレットが当該部位に存在しているか否かを検出するセンサ(第7センサ41,第8センサ42,第9センサ43,第10センサ44)が設けられている。
リフト部40a〜40dは、図8Aに示すように、筐体11の床面に固定された本体部52と本体部に設けられZ軸方向に移動可能に構成されたシリンダ34とシリンダ34の移動に伴って上昇する載置テーブル54とを備える。載置テーブル54は、通常は、ガイドレール38によって搬送されるパレット100より低い位置に収納されているが、パレット100のリフト時にはガイドレール38よりも高い位置まで上昇することによって、一時的にパレット100をガイドレールから脱着し、パレットの搬送を停止する。なお、各リフト部40a〜40dは、隣り合うリフト部間の間隔が各パレットの長さよりも広くなるように配置される。
図8B及び図8Cは、リフト部の変形例を示す図である。図8B及び図8Cの例は、それぞれパレット100を載置する載置テーブルの構成が異なる。図8Bの例では、載置テーブル54bがパレット100の搬送方向97に長く構成され、その両端に突起部54dが形成されている。当該突起部54d間の距離はパレット100の長さと略等しく構成されており、当該突起部54dによってパレット100が進行方向にずれないように構成されている。
図8Cの例では、載置テーブル54cはその載置面にピン54eを複数備え、載置テーブル54cの載置面から離れた状態でパレット100を支持する。これにより載置テーブル54eとパレット100の接触面積を小さくすることにより、ダストがパレットに付着するのを防止することができる。ピン54eが設けられる位置は、パレット100のワーク載置部102や貫通孔103が設けられる位置にかからないような位置であり、安定してパレット100を支持することができる。
また、第2搬送装置には、各リフト部40a〜40dに対応してストッパ装置49a〜49dが設けられている。ストッパ装置は、ガイドレール38の間に対応する各リフト部40a〜40dの下流側にそれぞれ設けられる。ストッパ装置は、ストッパ56を出し入れすることによって本体55内に収納可能に構成されており、ストッパが伸長したときは、当該ストッパ56にパレット100の進行方向側端が当接して搬送途中にあるパレットがその場に停止する。なお、この状態でもパレット100の搬送を停止することができるが、コンベアの回転は停止していないため、パレット100とチェーンコンベア45との間に摩擦が発生し、パレット100またはチェーンコンベア45が摩耗してダストの原因となる。従って、本実施形態においては、ストッパによる停止に加えてリフト部によるパレットのリフティングを行い、ダスト発生を抑制することとしている。以下、第1から第4リフト部40a〜40dにおいて、パレットを持ち上げるという処理は、ストッパ装置49a〜49dのストッパ56の伸長によりパレットが停止され、その後リフト装置によりパレットがガイドレール38から持ち上げられることを意味するものとする。
次に、上記構成のCCDカメラ組み立てシステムのうち、熱処理炉に関する部分の駆動制御について説明する。本実施形態にかかるCCDカメラ組み立てシステムは、図示しない制御部により全体制御されており、当該制御部が備える制御プログラムに従って下記の通り各部材の駆動制御を行う。
まず、受け渡し装置14の駆動制御について説明する。本実施形態にかかるCCDカメラ組み立てシステムは、種々のセンサによるパレットの検出をトリガ信号として、制御部により各種部材が適正に機能し、パレットを搬送する。ここで、熱処理炉10における第1搬送装置から第2搬送装置への受け渡し処理については、受け渡し装置14によって行われる。図9に受け渡し装置14により第1搬送装置から第2搬送装置へパレットを移載する動作の動作説明図を示す。また、図10に、図9の受け渡し動作の処理フローを示す。
まず、第1搬送装置によってパレットがガイドレール22の終端22b近傍まで搬送される(#11)と、パレット100がガイドレール22の終端22b近傍まで搬送されると、第4センサ36がパレットを検出する(#12)。次いで、受け渡し装置14の本体33が第1位置にあるかが判断される(#13)。受け渡し装置14の本体33が第1位置に存在しない場合は、本体33を第1位置に移動させる(#14)。
本体33が第1位置に存在し、アーム35によりパレット100のリフト準備が整うと、受け渡し装置14のシリンダ34を操作して矢印90に示すように、アーム35を上昇させる。アーム35は、予め設定されていた上昇幅だけ上昇し(#15)、パレット100を載置してガイドレール22からリフトする。なお、このとき、適正にアーム35にパレットが載置されれば、必ず第5センサ37がパレット100を検出する。従って、第5センサ37がパレット100を検出できなかった場合は、操作のエラーであると判断し(#22)、装置を停止させる(#23)。
次に、矢印91に示すように、受け渡し装置14の本体33が第2位置まで移動する(#17)。本体33が第2位置まで移動が完了すると、矢印92に示すように、受け渡し装置14のシリンダ34を操作してアーム35を下降させる(#18)。アーム35は、予め設定されていた下降幅だけ下降し、パレット100を第2搬送装置13のガイドレール38に載置する。このとき、第2搬送装置の第6センサ50がパレット100を検出する(#19)ことができなければ、適正にパレット100がガイドレール38に載置されていないことになり、操作のエラーであると判断し(#22)、装置を停止させる(#23)。
次に第5センサ37がパレット100を検出しているかを判断する(#20)。第5センサ37はアーム35が下降することによりパレット100がガイドレール38に載置されると、パレット100を検出しないはずであるから、この状態において第5センサ37によりパレット100の検出がなされていることは操作のミスがあったと判断される。従って、この場合、操作のエラーであると判断し(#22)、装置を停止させる(#23)。
パレット100の第2搬送装置のガイドレール38への受け渡しが終了すると、受け渡し装置14の本体33が第2位置から第1位置へ移動され(#21)、受け渡し処理が終了する。
次に本実施形態にかかるCCDカメラ組み立てシステム200の後工程装置2以降の装置に何らかのトラブルが生じ、後工程装置2が停止した場合の処理について説明する。この状態で、熱処理炉へのパレット100の供給及び排出を適正に制御しないと、熱処理炉において搬出されたパレットがオーバーフローし、手作業でパレット100を取り除くことが必要となる。また、単に熱処理炉におけるパレットの搬送を停止させると、炉体内にとどまったパレット100は過熱され、ワークの不良を招くことになる。従って、この場合、炉体内にパレットが残らないように、かつオーバーフローが生じないように熱処理炉の搬送動作を制御することが必要となる。なお、以下の実施形態については、一例として前工程装置1においてフリップチップボンディングされた後の熱処理炉についての制御を例示するが、他の熱処理炉についても同様の制御がなされる。
図11A,図11Bは、熱処理炉のすぐ上流の後工程装置が停止した場合の熱処理炉の処理動作のフロー図である。下流側の装置が停止した場合についてはこの処理は行われない。また、例えば、2つ上流の装置が停止したような場合は、処理が行われる場合があるが、この場合は、処理開始におけるトリガが異なるようになっている。以下のフローチャートにおいて、各工程が行われている間に後工程装置の動作が再開した場合は、割り込み制御により以降の処理を停止し、通常動作に戻るようになっている。ただし、下記のフローチャートにおいてリフト部が上昇している動作中に割り込み信号を受けた場合は、リフト部を下降させてから通常動作に戻るようになっている。
後工程装置2が停止したことを制御部が検出する(#31)と、まず、パレットチャック51にパレットが挟持されているか否かについて判断する(#32)。パレットチャックにパレット100が挟持されていない場合は、制御部は、パレットを進行させ、センサ52によりパレットがガイドレール38の終端38bに移動したことが検出されると、パレットチャックを制御してパレット100を挟持させる(#33)。
後工程装置2が停止したことを検出した時点においてパレットチャックにパレット100が挟持されていた場合は、第10センサ44によってパレット100が検出(#34)されるまでパレット100を進行させる(#35)。第10センサ44がパレット100を検出すると、第4リフト部40dが上昇し、パレットを持ち上げる(#36)。
第4リフト部が上昇するまでに後工程装置2の停止状態が解除されない場合は、さらに、第3リフト部40cによるパレットの持ち上げが行われる。具体的には、第4リフト部40dが上昇した後において、第9センサ43にパレットが検出(#37)されるまでパレットが連続して搬送され続けられる(#38)。第9センサ43がパレット100を検出すると、第3リフト部40cが上昇し、パレットを持ち上げる(#39)。なお、この処理が行われた場合、第1搬送装置12の移載部16を停止させるためのトリガ信号が発信される。
さらに、後工程装置2の停止状態が解除されない場合は、以下、第2,第1リフト部40b,40aによるパレットの持ち上げが行われる。具体的には、第8センサ42にパレットが検出(#40)されるまでパレットが連続して搬送され続けられ(#41)、第8センサ42がパレット100を検出すると、第2リフト部40bが上昇し、パレットを持ち上げる(#42)。また、第7センサ41にパレットが検出(#43)されるまでパレットが連続して搬送され続けられ(#44)、第7センサ41がパレット100を検出すると、第1リフト部40aが上昇し、パレットを持ち上げる(#44)。この段階で、第2搬送装置は、ガイドレール38の運転を停止させることなく、5枚のパレットを保持することができる。また、後述する前工程装置から熱処理炉10への搬入を停止した後、2枚のパレットを保持することができる。
次に、第1から第4リフト部40a〜40dによるパレットの持ち上げが行われた状態でも、後工程装置2の停止状態が解除されない場合は、以下、受け渡し装置14でのパレットの保持が行われる。具体的には、図11Bに示すように、まず第6センサ50によりパレットが検出されるかを判断する。第6センサ50にパレットが検出されている場合は、第2搬送装置のガイドレールの第1リフト装置40aよりも上流側にすでにパレットが移動していることを意味するため、これよりも下流側にパレットが搬送されないように、第2搬送装置13のガイドレールによる搬送を停止する(#47)。
一方、第1から第4リフト部40a〜40dによるパレットの持ち上げが行われた状態で、第6センサにパレットが検出されないときは、受け渡し装置14によるパレットの保持が維持され、次の処理が行われる。#46により第6センサによるパレットの検出がされなかった場合、上述した第2搬送装置への受け渡し処理(図9参照)が行われる(#54)。その後第2搬送装置のガイドレールによるパレットの搬送が停止される。これにより第2搬送装置には、パレットチャック51、第1から第4リフト装置40a〜40d、ガイドレール38の始端38aの合計6枚のパレットが保持された状態で停止する。
次に第4センサ36により第1搬送装置12の終端にパレットが検出されているかを判断する(#48)。パレットが検出されているときは、ガイドレール22の終端22bにパレットが載置されている状態であり、また、検出されていないときはガイドレールの終端にまでパレットが到達していないか、受け渡し装置のアームにパレットが移載されたかの状態である。従って、第4センサ36によりパレットが検出されている場合は、受け渡し装置14のアーム35を上昇させ(#49)、第1搬送装置を停止させる(#50)。
一方第4センサ36によりパレットが検出されていない場合は、第5センサにパレットが検出されているか、すなわち、アーム35にパレットが載置されている状態であるかどうかを判断する。第5センサ37にパレットが検出されていない場合は、第1搬送装置のガイドレール22の終端にパレットが到達しておらず、かつアーム35によりパレットが支持されていない状態であるから、第1搬送装置によりパレットを搬送し(#52)、上記の#48の処理に戻る。一方、第5センサ37によりパレットが検出されたときは、アーム上にパレットが支持されている状態であるから、パレットの搬送を停止する(#53)。
このように、第1搬送装置及び第2搬送装置には、合計7枚のパレットを支持することができる。そして、上述のように、#39において、第1搬送装置の移載部16の停止トリガ信号が出されてから4枚のパレットが支持されていることとなる。上記のように本実施形態にかかる熱処理炉の炉体は4枚のパレットを同時に加熱するように設計されているため、第1搬送装置の移載部16が停止したときにすでに第1搬送装置12に搬送されている4枚のパレットを全て支持することができ、炉体内にパレットが残ることがなくパレット内のワークが過熱されることがない。
図11Cは、図11Aの#39においてトリガ信号が発生された場合の移載部16の処理動作のフロー図である。上記のように、第3リフト部40cによるパレットの支持がされるとトリガ信号が発生され、以下の第1搬送装置の移載部16の停止のための処理がなされる。
まず、搬入側リフト部28のテーブル上にパレット配置されているかを検出する(#60)。パレットが載置されていない場合は、第3センサ31により搬入側リフト部28により安全にリフトできる位置が検出される(#62)までパレットを搬送し(#61)、その後搬入側リフト部を上昇させる(#63)。従って、搬入側リフト部のテーブルには、パレット100が1枚保持されることとなる。
パレットが載置されている場合は移載部16の検出する第2センサ30aによりテーブル上にパレットが載置されているかを検出する(#64)。第2センサにより、移載部16のテーブル30上にパレット100が載置されている場合は、すぐ搬入側リフト部16を停止する。一方、第2センサにより移載部16のテーブル30上にパレット100が載置されていないことが検出されると、パレットを移載部16側へ搬送し、#64のステップに戻る。
このように、移載部16へのトリガ信号が発信されると、搬入側リフト部28と移載部16のテーブル30の2枚のパレットが支持されることとなる。従って、上述のように、第1搬送装置12を通って炉内へ送られるパレットを停止するだけではなく、前工程装置1から熱処理炉10へのパレットの搬送を即座に停止できないような場合であっても、2枚のパレットを保持することができるので、パレットがオーバーフローすることがない。
以上説明したように、本発明の熱処理炉は、第1搬送装置12と第2搬送装置13とが並行に並べられて設けられていると共に、それらの搬送装置によるパレットの搬送方向が、前工程装置1及び後工程装置2の搬送部の搬送方向に対して直行方向となっているため、前工程装置及び後工程装置間の間隔を小さくし、配置スペースを減少させることができる。従って、筐体への格納をより容易に行うことができ、ダストなどを原因とする製品の不良を少なくし、歩留まりを向上させることができる。
また、後処理装置2が何らかの問題により停止した場合であっても、パレットをリフト部などを用いてガイドレールから離れた状態で保持することができるため、ガイドレールのコンベアとパレットとの摩耗によるダスト発生を防止することができ、また、炉内へワークが残ることがないため、ワークの過熱などの問題を防止することができる。
なお、本実施形態においては、後工程装置が停止した場合においてパレットを搬出させる搬出部が停止した後、第2搬送装置13に設けられているリフト部を順次下流側から駆動させ、ワークを保持するものであり、これにより後工程装置への搬出時におけるオーバーフローと炉内へのワークの過熱の問題を防止するものであるが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、本実施形態においては、第2搬送装置に設けられたリフト部を4つとしているが、これに限定されるものではない。また、リフト部は第1搬送装置に設けられた炉体に同時に格納できるパレットの数だけ設けることが好ましいがこれに限定されるものではない。また、本実施形態においては、第3リフト部が上昇してからトリガ信号を発信するようにしているが、これに限定されるものではなく、他のリフト部、例えば第2リフト部などの上昇と共にトリガ信号を発信させるようにしてもよい。
本発明の実施形態にかかる連続式熱処理炉が組み込まれたCCDカメラ組み立てシステムの部分概略構成図である。 図1のCCDカメラ組み立てシステムにおいてワークの搬送に用いられるパレットの構成を示す図である。 図2Aのパレットの部分拡大図である。 図2BのIIC−IIC線で切断したときの断面図である。 図1のCCDカメラ組み立てシステムに用いられる熱処理炉の構成を示す図である。 図3の第1搬送装置の概略構成を示す図である。 図3の第1搬送装置の終端付近の構成を示す概略図である。 図3の第2搬送装置の概略構成を示す図である。 図6の第2搬送装置を搬送方向から見た概略図である。 図3の第2搬送装置のリフト部の構成を示す概略図である。 図3の第2搬送装置のリフト部の変形例を示す図である。 図3の第2搬送装置のリフト部の変形例を示す図である。 受け渡し装置により第1搬送装置から第2搬送装置へパレットを移載する動作の動作説明図である。 図9の受け渡し動作の処理フローを示すフローチャートである。 後工程装置が停止した場合の熱処理炉の処理動作のフロー図である。 後工程装置が停止した場合の熱処理炉の処理動作のフロー図である。 図11Aの#39においてトリガ信号が発生された場合の移載部の処理動作のフロー図である。 従来の連続式熱処理炉を有するシステムの配置構成を示す概略図である。
符号の説明
1 前工程装置
2 後工程装置
3、5 搬送装置
4、6 作業部
10 熱処理炉
11 筐体
12 第1搬送装置
13 第2搬送装置
14 受け渡し装置
15 炉体
16 移載部
17 搬出部
28 搬入側リフト部
40a〜40d リフト部
100 パレット
200 CCDカメラ組み立てシステム

Claims (5)

  1. 加熱対象であるワークを加熱する炉体と、
    前記炉体内に前工程から搬出されたワークを搬送させる第1搬送装置と、
    前記炉体によって加熱された前記ワークを冷却させながら後工程に搬送させる第2搬送装置と、
    前記第1搬送装置終端から前記第2搬送装置始端へ前記ワークを受け渡す平行移動可能に構成された受け渡し装置とを備え、外気から密閉する筐体内に配置された熱処理炉であって、
    前記第2搬送装置は前記第1搬送装置と略平行かつ逆向きに前記ワークを搬送するように配置されており、
    前記第1搬送装置における搬送方向は、前工程における前記ワークの搬出方向に略直交すると共に、前記第2搬送装置における搬出方向は前記後工程における前記ワークの搬入方向に略直交するように構成されていることを特徴とする、連続式熱処理炉。
  2. 前記第2搬送装置は、コンベアによって前記ワークを搬送させるコンベア部と前規搬送部の終端に移動した前記ワークを前記後工程に搬出するための搬出部を備え、
    前記コンベア部の搬送経路途中に、前記ワークの搬送方向幅よりも大きな間隔で複数設けられ前記ワークを停止させるストッパと、前記ストッパによって停止された前記ワークを前記コンベアから持ち上げ可能に構成されたリフト部とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の連続式熱処理炉。
  3. 前記第2搬送装置は、前記搬出部に前記ワークが載置されているかを検出する搬出部センサと、前記リフト部の情報に前記ワークが位置しているかをそれぞれ検出するワーク検出センサと、前記第1搬送装置、第2搬送装置、前記受け渡し部の各部材の動作を制御する制御部を備え、
    前記搬出部センサが前記搬出部に前記ワークが載置されているかを検出したときは、ワーク検出センサの検出に基づいて下流に位置するリフト部から順次前記ワークを上昇させると共に、全てのリフト部が上昇していることが検出された場合は、前記コンベア部を停止させることを特徴とする、請求項2に記載の連続式熱処理炉。
  4. 前記制御部は、前記コンベア部が停止したときは、前記第1搬送装置を前記前工程からのワークが搬入されないように停止することを特徴とする請求項3に記載の連続式熱処理炉。
  5. 前記第2搬送装置は、前記第1搬送装置と略等しい長さに構成されることを特徴とする、請求項1に記載の連続式熱処理炉。
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