JP2007099918A - インクジェット記録用インクの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定性に優れ、普通紙では高発色であり、光沢紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット記録用インクの製造方法を提供する。
【解決手段】顔料を合成したあと乾燥工程を経ない該顔料のウエットケーキ、または粉体状の顔料を水と混合し2本ロールミルまたは3本ロールミルで分散させて得た該混合顔料を、分散剤となるポリマー溶液および分散媒と混合し、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体と、ビヒクル成分とを混合することを特徴とする。
【選択図】なし
【解決手段】顔料を合成したあと乾燥工程を経ない該顔料のウエットケーキ、または粉体状の顔料を水と混合し2本ロールミルまたは3本ロールミルで分散させて得た該混合顔料を、分散剤となるポリマー溶液および分散媒と混合し、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体と、ビヒクル成分とを混合することを特徴とする。
【選択図】なし
Description
本発明は、安定性に優れ、普通紙では高発色であり、光沢紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット記録用インクの製造方法に関する。
従来のインクジェット用顔料インクは、顔料とポリマー溶液とをディゾルバを用いて混合しプレミキシングを行ない、ジルコニアが混ざった酸化物練肉媒体による撹拌式ボールミルで分散したり(特許文献1参照)、顔料とポリマー溶液とをジルコニアビーズを充填した分散装置に通して循環方式で分散する方法(特許文献2参照)、あるいは顔料とポリマー溶液とをプレミキシングしてマクロフリュイダイザーで処理する方法(特許文献3参照)を用いて作成されている。
また、分散時のコンタミを低減させるために、高圧ホモジナイザーを用いて顔料の分散を行なうことが検討されている(特許文献4参照)。この方法によればコンタミ発生が押さえられるので、インクジェット用顔料インクにしたときの安定性は改善される。しかし、この処理条件ではシアレーとが低いので、依然安定性が十分なものとはいえない。
しかしながら、従来のインクジェット用顔料インクの製造方法の場合、顔料の分散に通常のアジテーターやディゾルバなどを用いて混合した後、ビーズミル、サンドミルあるいはボールミル等の分散機を用いることが提案されているところ、かかる方法ではメディアが物理的に破壊され無機のコンタミが発生するので、インクジェット用顔料インクにしたときの安定性が悪くなる。
本発明のインクジェット用顔料インクの製造方法は、顔料を合成したあと乾燥工程を経ない該顔料のウエットケーキ、または粉体状の顔料を水と混合し2本ロールミルまたは3本ロールミルで分散させて得た該混合顔料を、分散剤となるポリマー溶液および分散媒と混合し、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体と、ビヒクル成分とを混合することによって作成されることを特徴とする。
本発明は、安定性に優れ、普通紙では高発色であり、専用紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れることなどの特性が要求されていることに鑑み、鋭意検討した結果によるものである。
本発明のインクジェット用顔料インクの製造方法は、顔料を合成したあと乾燥工程を経ない該顔料のウエットケーキ、または粉体状の顔料を水と混合し2本ロールミルまたは3本ロールミルで分散させて得た該混合顔料を、分散剤となるポリマー溶液および分散媒と混合し、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体と、ビヒクル成分とを混合することを特徴とする。
顔料のウエットケーキは以下のようにして作成する。顔料を合成した後、クルードを作成し、そのクルードを用いてソルトミリングすることによって顔料を微細化する。その後イオン交換水で洗浄することによる脱塩処理を行ない、水を含んだ状態のウエットケーキを作成する。粉体の顔料を用いる場合は顔料を水湿させ、2本ロールミルまたは3本ロールミルなどのミルを用いて強制的に分散させて得た水湿顔料として使用する。
本発明で使用される分散機としては、非メディア分散方式が好ましく、中でも湿式ジェットミル(ジーナス社)、ナノマイザー(ナノマイザー社)、ホモジナイザー(ゴーリン社)、アルティマイザー(スギノマシン社)およびマイクロフルイダイザー(マイクロフルイディクス社)などが挙げられる。
このようにして、上記インクジェット記録用インクを作成することによって、普通紙では高発色であり、専用紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット記録用顔料インクとすることができる。
本発明で用いる高圧ホモジナイザーの処理圧力は、150MPa以上が好ましい。150MPa未満ではインクジェット用顔料インクとしての保存安定性が劣化する。より好ましくは180MPa以上245MPa以下である。さらに好ましくは190MPa以上220MPa以下である。処理圧力が高いと過分散になりやすく、そのためインクジェット用顔料インクとしての保存安定性が劣化する。またパス数は3パス以上8パス以下が好ましい。3パス未満では分散が不十分であり、そのためインクジェット用顔料インクとしての保存安定性が劣化し、さらに光沢紙上での光沢性も劣化する。8パスを超えると過分散になりやすく、そのためインクジェット用顔料インクとしての保存安定性が劣化する。
また、本発明のインクジェット用顔料インクの製造方法では、顔料を合成したあと乾燥工程を経ないその顔料のウエットケーキ、または粉体状の顔料を水と混合し2本ロールミルまたは3本ロールミルで分散させて得たその混合顔料を用いる。これらは、乾燥させた状態ではないので均一に分散させることができる。そして、分散剤となるポリマー溶液および分散媒と混合し、上記ウエット状態の顔料を分散剤となるポリマー溶液および分散媒と混合した後、高圧ホモジナイザーで分散処理され、ビヒクル成分と混合することによって作成されることを特徴とする。それによって分散が均一になり、光沢紙上での光沢性が向上する。
一旦乾燥処理された顔料粉体をそのまま用いると再凝集のために均一な粒度分布をもつ分散体を得ることが困難になる。不均一な分散体を用いたインクジェット用顔料インクは光沢紙上での光沢性も劣化する。
本発明に用いることができる顔料は、例えば黒色インク用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅酸化物、鉄酸化物(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が挙げられるがインクジェット用としては比重が比較的低く水中で沈降しにくいカーボンブラックが好ましい。更にカラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1(ファストイエローG)、3、12(ジスアゾイエローAAA)、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83(ジスアゾイエローHR)、93、94、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、128、138、153、180、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22(ブリリアントファーストスカーレット)、23、31、38、48:2(パーマネントレッド2B(Ba))、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3(パーマネントレッド2B(Sr))、48:4(パーマネントレッド2B(Mn))、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81(ローダミン6Gレーキ)、83、88、101(べんがら)、104、105、106、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、185、190、193、202、209、219、254、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルーR)、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルーG)、15:4、15:6(フタロシアニンブルーE)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36等が使用できる。顔料が有機顔料の場合はソルトミリング法などで微細化が可能で、それによって光沢紙上での光沢性が向上する。
顔料の添加量は、0.5〜30重量%が好ましいが、さらに1.0〜15重量%が好ましい。0.5重量%以下の添加量では、印字濃度が確保できなくなり、また30重量%以上の添加量では、インクの粘度増加や粘度特性に構造粘性が生じ、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性が悪くなる傾向になる。
また、本発明に用いるビヒクル成分としては、界面活性剤、有機溶剤および保湿剤などを用いる。表面張力を20mN/m以上40mN/m以下の範囲がインクジェトで印字するドット径を最適な幅に広げるという観点から少なくとも界面活性剤を添加してなることが好ましい。
その界面活性剤がアセチレンアルコール系界面活性剤、アセチレングリコール系界面活性剤およびシリコン系界面活性剤から選ばれた1種以上であることがさらに好ましい。これらの界面活性剤を用いることで普通紙上のにじみが特に低減され、専用紙上でのドット径を最適な幅に広げることが可能となる。
また、インクジェットインクの表面張力を20mN/m以上40mN/m以下の範囲にするため、アルキレングリコールモノアルキルエーテルおよび/または1,2−アルキレングリコールを添加してなることが好ましい。そのアルキレングリコールモノアルキルエーテルが繰り返し単位10以下のアルキレングリコールであって、且つ炭素数4〜10のアルキルエーテルであることが好ましい。また、前述のアルキレングリコールモノアルキルエーテルがジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエ−テルおよび/または(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルであることが好ましい。
さらに、前述の1,2−アルキレングリコールが1,2−ヘキサンジオールおよび/または1,2−ペンタンジオールであることが好ましい。これらの添加により印字の乾燥性が向上し、連続して印刷しても前の印字部分が次の媒体の裏面に転写されることがなくなるため、高速印字が可能となる。
前述のアセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤およびシリコン系界面活性剤から選ばれた1種以上の物質の添加量が0.1%以上5%以下であることが好ましい。本発明においては、少なくとも前述のアセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤およびシリコン系界面活性剤から選ばれた1種以上と、ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテル、(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルおよび1,2−アルキレングリコールから選ばれた1種以上と、を含むことが好ましい。前述のアセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤およびシリコン系界面活性剤から選ばれた1種以上の添加量が0.01%〜0.5%であり、ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテル、(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルおよび1,2−アルキレングリコールから選ばれた1種以上の添加量が1%以上であることが好ましい。
さらに、本発明におけるインクジェット用顔料インクとしては、その放置安定性の確保、インクジェットヘッドからの安定吐出のため、目詰まり改善のためあるいはインクの劣化防止のためなどの目的で保湿剤、溶解助剤、浸透制御剤、粘度調整剤、pH調整剤、溶解助剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、腐食防止剤、分散に影響を与える金属イオンを捕獲するためのキレート等種々の添加剤を添加することもできる。
(実施例)
以下本発明を具体的な実施の形態について説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
以下本発明を具体的な実施の形態について説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
(分散体1の製造)
分散体1はピグメントブラック7(カーボンブラック)であるモナーク880(キャボット製)を用いた。モナーク880の粉体を湿らせ、3本ロールミルで3時間混練して水湿状態で用いる。顔料濃度25%の湿潤顔料として用いる。
分散体1はピグメントブラック7(カーボンブラック)であるモナーク880(キャボット製)を用いた。モナーク880の粉体を湿らせ、3本ロールミルで3時間混練して水湿状態で用いる。顔料濃度25%の湿潤顔料として用いる。
攪拌機、温度計、還流管および滴下ロートをそなえた反応容器を窒素置換した後、パラクミルフェノキシエチレングリコールアクリレート65部、ベンジルアクリレート10部、アクリル酸2部、t―ドデシルメルカプタン0.3部を入れて70℃に加熱し、別に用意したパラクミルフェノキシエチレングリコールアクリレート150部、アクリル酸15部、ブチルアクリレート5部、t−ドデシルメルカプタン1部、メチルエチルケトン20部およびアゾビスイソバレロニトリル1部を滴下ロートに入れて4時間かけて反応容器に滴下しながら分散ポリマーを重合反応させた。次に、反応容器にメチルエチルケトンを添加して40%濃度の分散ポリマー溶液を作成した。
また、上記分散ポリマー溶液40部とピグメントブラック7(カーボンブラック)であるモナーク880(キャボット製)の顔料濃度25%の湿潤顔料120部、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100部、メチルエチルケトン30部を混合し、約1600gを、超高圧ホモジナイザー(株式会社スギノマシン製アルティマイザーHJP−25005)を用いて200MPaで8パスして分散した。その後、別の容器に移してイオン交換水を300部添加して、さらに1時間攪拌した。そして、ロータリーエバポレーターを用いてメチルエチルケトンの全量と水の一部を留去して、0.1mol/Lの水酸化ナトリウムで中和してpH8.5に調整した。その後、0.3μmのメンブレンフィルターでろ過しイオン交換水で調整して顔料濃度が20%である分散体1とした。
(分散体2の製造)
分散体2はピグメントブルー15:1を用いた。合成された顔料のクルードを用いて、ソルトミリングすることによって顔料を微細化する。その後イオン交換水洗浄することによる脱塩処理を行ない、脱水濃縮して顔料濃度が25%のウエットケーキを作成する。そのウエットケーキを用いて分散体2を作成した。
分散体2はピグメントブルー15:1を用いた。合成された顔料のクルードを用いて、ソルトミリングすることによって顔料を微細化する。その後イオン交換水洗浄することによる脱塩処理を行ない、脱水濃縮して顔料濃度が25%のウエットケーキを作成する。そのウエットケーキを用いて分散体2を作成した。
攪拌機、温度計、還流管および滴下ロートをそなえた反応容器を窒素置換した後、パラクミルフェノキシエチレングリコールアクリレート65部、ベンジルアクリレート10部、アクリル酸2部、t―ドデシルメルカプタン0.3部を入れて70℃に加熱し、別に用意したパラクミルフェノキシエチレングリコールアクリレート150部、アクリル酸15部、ブチルアクリレート5部、t−ドデシルメルカプタン1部、メチルエチルケトン20部およびアゾビスイソバレロニトリル1部を滴下ロートに入れて4時間かけて反応容器に滴下しながら分散ポリマーを重合反応させた。次に、反応容器にメチルエチルケトンを添加して40%濃度の分散ポリマー溶液を作成した。
また、上記分散ポリマー溶液40部とピグメントブルー15:1の25%濃度のウエットケーキ120部、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100部、メチルエチルケトン30部を混合し、約1600gを、超高圧ホモジナイザー(株式会社スギノマシン製アルティマイザーHJP−25005)を用いて200MPaで8パスして分散した。その後、別の容器に移してイオン交換水を300部添加して、さらに1時間攪拌した。そして、ロータリーエバポレーターを用いてメチルエチルケトンの全量と水の一部を留去して、0.1mol/Lの水酸化ナトリウムで中和してpH8.5に調整した。その後、0.3μmのメンブレンフィルターでろ過しイオン交換水で調整して顔料濃度が20%である分散体1とした。
(分散体3の製造)
分散体3はピグメントバイオレット19を用いて分散体2と同様に作成した。
分散体3はピグメントバイオレット19を用いて分散体2と同様に作成した。
(分散体4の製造)
分散体4はピグメントイエロー74を用いて、合成された顔料のクルードを用いて、ソルトミリングすることによって顔料を微細化する工程がない以外は分散体2と同様に作成した。
分散体4はピグメントイエロー74を用いて、合成された顔料のクルードを用いて、ソルトミリングすることによって顔料を微細化する工程がない以外は分散体2と同様に作成した。
分散体1を用いて表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク1を作成した。
分散体2を用いて表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク2を作成した。
分散体3を用いて表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク3を作成した。
分散体4を用いて表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク4を作成した。
(比較例1)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体5を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク5を作成した。
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体5を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク5を作成した。
(比較例2)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体6を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク6を作成した。
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体6を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク6を作成した。
(比較例3)
比較例1と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体7を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク7を作成した。
比較例1と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体7を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク7を作成した。
(比較例4)
比較例2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体8を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク8を作成した。
比較例2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体8を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク8を作成した。
(比較例5)
比較例1と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体9を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク9を作成した。
比較例1と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体9を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク9を作成した。
(比較例6)
比較例2と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体10を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク10を作成した。
比較例2と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体10を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク10を作成した。
(比較例7)
比較例1と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体11を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク11を作成した。
比較例1と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体11を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク11を作成した。
(比較例8)
比較例2と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体12を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク12を作成した。
比較例2と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体12を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク12を作成した。
(比較例9)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体13を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク13を作成した。
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体13を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク13を作成した。
(比較例10)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体14を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク14を作成した。
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体14を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク14を作成した。
(比較例11)
比較例1と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体15を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク15を作成した。
比較例1と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体15を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク15を作成した。
(比較例12)
比較例2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体16を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク16を作成した。
比較例2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体16を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク16を作成した。
(比較例13)
比較例1と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体17を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク17を作成した。
比較例1と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体17を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク17を作成した。
(比較例14)
比較例2と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体18を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク18を作成した。
比較例2と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体18を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク18を作成した。
(比較例15)
比較例1と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体19を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク19を作成した。
比較例1と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体19を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク19を作成した。
(比較例16)
比較例2と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体20を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク20を作成した。
比較例2と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体20を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク20を作成した。
(比較例17)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散体1と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例1と同様にして顔料分散体21〜26を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク21〜26を作成した。
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散体1と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例1と同様にして顔料分散体21〜26を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク21〜26を作成した。
(比較例18)
分散体2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散体2と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例2と同様にして顔料分散体27〜32を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク27〜32を作成した。
分散体2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散体2と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例2と同様にして顔料分散体27〜32を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク27〜32を作成した。
(比較例19)
分散体3と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散体3と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例1と同様にして顔料分散体33〜38を作成し、実施例3と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク33〜38を作成した。
分散体3と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散体3と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例1と同様にして顔料分散体33〜38を作成し、実施例3と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク33〜38を作成した。
(比較例20)
分散体4と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散体4と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例4と同様にして顔料分散体39〜44を作成し、実施例4と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク39〜44を作成した。
分散体4と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散体4と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例4と同様にして顔料分散体39〜44を作成し、実施例4と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク39〜44を作成した。
(比較例21)
粉体のカーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用いた以外は実施例1と同様にして表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク45を作成した。
粉体のカーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用いた以外は実施例1と同様にして表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク45を作成した。
(比較例22)
粉体のピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用いた以外は実施例2と同様にして表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク46を作成した。
粉体のピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用いた以外は実施例2と同様にして表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク46を作成した。
(比較例23)
粉体のピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用いた以外は実施例3と同様にして表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク47を作成した。
粉体のピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用いた以外は実施例3と同様にして表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク47を作成した。
(比較例24)
粉体のピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用いた以外は実施例4と同様にして表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク48を作成した。
粉体のピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用いた以外は実施例4と同様にして表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク48を作成した。
(インクジェット用顔料インクの調製)
以下、インクジェット用顔料インクに好適な組成の例を表2に示す。本発明になるインクジェットインクの調整は、上記の方法で作成した分散体1を用い、表2に示すビヒクル成分と混合することによって作成した。尚、表1中の残量の水の中にはインクの腐食防止のためトップサイド240(パーマケムアジア社製)を0.05%、インクジェットヘッド部材の腐食防止のためベンゾトリアゾールを0.02%、インク系中の金属イオンの影響を低減するためにEDTA(エチレンジアミン四酢酸)・2Na塩を0.04%それぞれイオン交換水に添加したものを用いた。
以下、インクジェット用顔料インクに好適な組成の例を表2に示す。本発明になるインクジェットインクの調整は、上記の方法で作成した分散体1を用い、表2に示すビヒクル成分と混合することによって作成した。尚、表1中の残量の水の中にはインクの腐食防止のためトップサイド240(パーマケムアジア社製)を0.05%、インクジェットヘッド部材の腐食防止のためベンゾトリアゾールを0.02%、インク系中の金属イオンの影響を低減するためにEDTA(エチレンジアミン四酢酸)・2Na塩を0.04%それぞれイオン交換水に添加したものを用いた。
(比較例25)
ビヒクル成分を変えた以外は実施例1と同様にして表3に示すビヒクル成分と混合することによってインク49〜54を作成した。
ビヒクル成分を変えた以外は実施例1と同様にして表3に示すビヒクル成分と混合することによってインク49〜54を作成した。
(比較例26)
ビヒクル成分を変えた以外は実施例2と同様にして表3に示すビヒクル成分と混合することによってインク55〜60を作成した。
ビヒクル成分を変えた以外は実施例2と同様にして表3に示すビヒクル成分と混合することによってインク55〜60を作成した。
(比較例27)
ビヒクル成分を変えた以外は実施例3と同様にして表3に示すビヒクル成分と混合することによってインク61〜66を作成した。
ビヒクル成分を変えた以外は実施例3と同様にして表3に示すビヒクル成分と混合することによってインク61〜66を作成した。
(比較例28)
ビヒクル成分を変えた以外は実施例4と同様にして表3に示すビヒクル成分と混合することによってインク67〜72を作成した。
ビヒクル成分を変えた以外は実施例4と同様にして表3に示すビヒクル成分と混合することによってインク67〜72を作成した。
(分散安定性の評価)
顔料の粒子径の異なる分散体用いて作成したインクジェット用顔料インクを60℃で30日放置したときの粘度変化率(%)および沈降率(%)を表1に示す。分散安定性は各水性インクを60℃で30日放置したときの粘度変化率(%)として示す。粘度変化はドイツ国アントンパール製AMVnにより角度60°において測定して、1−(30日後の値)/(初期の値)の100分率(%)として示す。
顔料の粒子径の異なる分散体用いて作成したインクジェット用顔料インクを60℃で30日放置したときの粘度変化率(%)および沈降率(%)を表1に示す。分散安定性は各水性インクを60℃で30日放置したときの粘度変化率(%)として示す。粘度変化はドイツ国アントンパール製AMVnにより角度60°において測定して、1−(30日後の値)/(初期の値)の100分率(%)として示す。
(普通紙ODと光沢紙光沢度の評価)
普通紙としては米国Xerox社製Xerox4024紙を用い、光沢紙としてはセイコーエプソン株式会社製PM写真用紙を用いた。プリンターはセイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンターEM930Cを用い、普通紙はフォト720dpiで光沢紙はフォト1440dpiの印刷モードで印刷した試料を用いて評価した。ODの測定は米国GRETAG社製GRETAG MACBETH SPECTROSCAN SPM−50を用いて行なった。光沢度の測定は入射角60度における記録面の鏡面光沢度を堀場製作所株式会社製グロスチェッカIG−320にて測定を行ない、各記録紙ごとに5回の平均をとった値とした。メディアはセイコーエプソン株式会社製PM写真用紙で、プリンターはセイコーエプソン株式会社製EM930Cを用いてフォト720dpiで印刷した。結果を表1に示す。
普通紙としては米国Xerox社製Xerox4024紙を用い、光沢紙としてはセイコーエプソン株式会社製PM写真用紙を用いた。プリンターはセイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンターEM930Cを用い、普通紙はフォト720dpiで光沢紙はフォト1440dpiの印刷モードで印刷した試料を用いて評価した。ODの測定は米国GRETAG社製GRETAG MACBETH SPECTROSCAN SPM−50を用いて行なった。光沢度の測定は入射角60度における記録面の鏡面光沢度を堀場製作所株式会社製グロスチェッカIG−320にて測定を行ない、各記録紙ごとに5回の平均をとった値とした。メディアはセイコーエプソン株式会社製PM写真用紙で、プリンターはセイコーエプソン株式会社製EM930Cを用いてフォト720dpiで印刷した。結果を表1に示す。
(吐出安定性の測定)
インクジェットプリンターとしてセイコーエプソン株式会社製PX−V600を用いて、35℃35%雰囲気で富士ゼロックス社製XeroxP紙A4判にマイクロソフトワードで文字サイズ11の標準、MSPゴシックで4000字/ページの割合で100ページ印刷して評価した。全く印字乱れがないものをAA、1箇所印字乱れがあるものをA、2〜3箇所印字乱れがあるものをB、4〜5箇所印字乱れがあるものをC、6箇所以上印字乱れがあるものをDとして結果を表1に示す。
インクジェットプリンターとしてセイコーエプソン株式会社製PX−V600を用いて、35℃35%雰囲気で富士ゼロックス社製XeroxP紙A4判にマイクロソフトワードで文字サイズ11の標準、MSPゴシックで4000字/ページの割合で100ページ印刷して評価した。全く印字乱れがないものをAA、1箇所印字乱れがあるものをA、2〜3箇所印字乱れがあるものをB、4〜5箇所印字乱れがあるものをC、6箇所以上印字乱れがあるものをDとして結果を表1に示す。
Claims (5)
- 顔料を合成した後乾燥工程を経ない該顔料のウエットケーキ、または粉体状の顔料を水と混合し2本ロールミルまたは3本ロールミルで分散させて得た該混合顔料を、分散剤となるポリマー溶液および分散媒と混合し、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体と、ビヒクル成分とを混合することによって作成されることを特徴とするインクジェット記録用インクの製造方法。
- 前記分散剤となるポリマー溶液が、少なくとも50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下の酸価を有する、重量平均分子量20000以上120000以下のポリマーであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録用インクの製造方法。
- 前記ビヒクル成分が、0.05重量%以上1重量%以下の2、4、7、9−テトラメチル−5−デシン−4、7−ジオールおよび2、4、7、9−テトラメチル−5−デシン−4、7−ジオールのアルキレンオキシド付加物から選ばれた1種以上を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録用インクの製造方法。
- 前記ビヒクル成分が、1、2−アルキレングリコールを含んでなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インクの製造方法。
- 前記ビヒクル成分が、少なくともジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテルおよび(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルから選ばれた1種以上を含んでなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット記録用インクの製造方法。
Priority Applications (7)
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JP2004217916A (ja) * | 2002-12-26 | 2004-08-05 | Dainippon Ink & Chem Inc | インクジェット記録用水性インクのための水性顔料分散体及びインクジェット記録用水性インク |
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2005
- 2005-10-05 JP JP2005292140A patent/JP2007099918A/ja not_active Withdrawn
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