JP2005171108A - 顔料水分散体の製造法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)塩生成基を有する水不溶性ポリマーを、水100 重量部に対する20℃での溶解度が30重量部以下である有機溶媒に溶解させ、(B)前記工程(A)で得られた水不溶性ポリマー溶液、顔料、中和剤及び水を混合して分散処理し、(C)前記工程(B)で得られた顔料分散体から有機溶媒を除去することにより、顔料水分散体を製造し、(D)前記工程(C)で除去された有機溶媒を前記工程(A)の有機溶媒として用いて、更に前記工程(A)〜(C)を行うインクジェット記録インク用顔料水分散体の製造法。
【選択図】なし
Description
(A)塩生成基を有する水不溶性ポリマーを、水100 重量部に対する20℃での溶解度が30重量部以下である有機溶媒に溶解させ、
(B)前記工程(A)で得られた水不溶性ポリマー溶液、顔料、中和剤及び水を混合して分散処理し、
(C)前記工程(B)で得られた顔料分散体から有機溶媒を除去することにより、顔料水分散体を製造し、
(D)前記工程(C)で除去された有機溶媒を前記工程(A)の有機溶媒として用いて、更に前記工程(A)〜(C)を行うインクジェット記録インク用顔料水分散体の製造法
に関する。
重合の際には、更に重合連鎖移動剤を添加してもよい。
反応容器内に、メチルエチルケトン20重量部、スチレン7.5 重量部、n-ドデシルメタクリレート3重量部、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート10重量部、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート〔新中村化学(株)製、商品名:NK エステルM40G〕20重量部、スチレンマクロマー〔東亜合成(株)製、商品名:AS-6(スチレン単独重合マクロマー、数平均分子量:6000 、重合性官能基:メタクリロイルオキシ基)〕5重量部及びメルカプトエタノール0.2重量部からなる初期仕込みモノマーを仕込み、窒素ガス置換を十分に行った。
得られた共重合体溶液を減圧乾燥させて水不溶性ポリマーを得た。
<1サイクル目>
製造例1で得られた水不溶性ポリマー5重量部をトルエン15重量部に溶解させ、更にカーボンブラック(キャボット社製、商品名:Monarch 880) 5重量部を加え、ディスパーで30分間混合した。
製造例1で得られた水不溶性ポリマー5重量部を1サイクル目で回収した凝縮物の上層15重量部に溶解させ、その溶液に更にカーボンブラック(キャボット社製、商品名:Monarch 880) 5重量部を加え、ディスパーで30分間混合した。
次に、1サイクル目と同様にして、顔料分散体を処理することにより、顔料水分散体及び水系インクを得た。
<1サイクル目>
実施例1において、トルエン15重量部の代わりに、メチルエチルケトン(以下、MEK という)15重量部を用いた以外は、実施例1の1サイクル目と同様にして顔料分散体を得た。
製造例1で得られた水不溶性ポリマー5重量部を1サイクル目で回収した凝縮物の上層12.2重量部に溶解させ、得られた溶液に更にカーボンブラック(キャボット社製、商品名:Monarch 880)5重量部を加え、ディスパーで30分間混合した。
次に、1サイクル目と同様にして、顔料分散体を処理することにより、顔料水分散体及び水系インクを得た。
<1サイクル目>
実施例1において、トルエン15重量部の代わりに、有機溶媒としてアセトン15重量部を用いた以外は、実施例1と同様にして顔料分散体を得た。
次に、実施例1と同様にしてアセトンと一部の水を蒸発させ、固形分濃度が25重量%の顔料水分散体を得た。
凝縮物の一部をガスクロマトグラフィで分析したところ、アセトン50.1重量%及び水49.9重量%であった。
製造例1で得られた水不溶性ポリマー5重量部を1サイクル目で回収した凝縮物15重量部に溶解させようとしたが、水不溶性ポリマーが溶解せず、均一な混合物が得られなかった。
市販のヒューレット・パッカード(HEWLETT PACKARD) 社製のバブルジェットプリンター(型番:Desk Jet-720C)を用い、罫線を印刷したときのヨレの度合いを目視にて観察し、以下の評価基準に基づいて評価した。
◎:ヨレなし
○:殆どヨレなし
△:少しヨレあり
×:ヨレあり
前記プリンターを用い、市販のコピー用紙にベタ印字し、25℃で1時間乾燥させた試料の特定の印字箇所の印字濃度を測定後、静水中に垂直に10秒間浸漬し、そのまま垂直に引き上げた。25℃で24時間自然乾燥させた後、浸漬前と同じ箇所の印字濃度を測定し、浸漬前の印字濃度に対する浸漬後の印字濃度の残存率を式:
〔残存率〕=(〔浸漬後の印字濃度〕/〔浸漬前の印字濃度〕)×100
に従って求め、以下の評価基準に基づいて耐水性を評価した。
○:残存率95%以上
△:残存率85%以上95%未満
×:残存率85%未満
Claims (2)
- (A)塩生成基を有する水不溶性ポリマーを、水100 重量部に対する20℃での溶解度が30重量部以下である有機溶媒に溶解させ、
(B)前記工程(A)で得られた水不溶性ポリマー溶液、顔料、中和剤及び水を混合して分散処理し、
(C)前記工程(B)で得られた顔料分散体から有機溶媒を除去することにより、顔料水分散体を製造し、
(D)前記工程(C)で除去された有機溶媒を前記工程(A)の有機溶媒として用いて、更に前記工程(A)〜(C)を行うインクジェット記録インク用顔料水分散体の製造法。 - 減圧蒸留法により、前記分散体から有機溶媒を除去する請求項1記載の製造法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003414106A JP2005171108A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 顔料水分散体の製造法 |
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JP2003414106A JP2005171108A (ja) | 2003-12-12 | 2003-12-12 | 顔料水分散体の製造法 |
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JP (1) | JP2005171108A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006132370A1 (ja) | 2005-06-10 | 2006-12-14 | Mitsubishi Chemical Corporation | スチレンの製造方法 |
JP2007099918A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Seiko Epson Corp | インクジェット記録用インクの製造方法 |
JP2008174719A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-31 | Kao Corp | インクジェット記録用水系インク |
US8556400B2 (en) | 2004-10-22 | 2013-10-15 | Seiko Epson Corporation | Inkjet recording ink |
Citations (2)
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JPH10265710A (ja) * | 1997-03-27 | 1998-10-06 | Dainippon Ink & Chem Inc | 着色樹脂粒子水分散液製造方法 |
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-
2003
- 2003-12-12 JP JP2003414106A patent/JP2005171108A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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