JP2007099915A - インクジェット記録用インクおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定性に優れ、普通紙では高発色であり、光沢紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからの吐出安定性に優れるインクを提供する。
【解決手段】本発明のインクジェット用顔料インクは、顔料と、少なくとも50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下の酸価を有する、重量平均分子量20000以上120000以下のポリマーとを用いて、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体を用いることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、安定性に優れ、普通紙では高発色であり、光沢紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット記録用インクおよびその製造方法に関する。
従来のインクジェット記録用顔料インクの製造方法としては、顔料とポリマー溶液とをディゾルバを用いて混合しプレミキシングを行ない、ジルコニアが混ざった酸化物練肉媒体による撹拌式ボールミルで分散する方法(特許文献1参照)、顔料とポリマー溶液とをジルコニアビーズを充填した分散装置に通して循環方式で分散する方法(特許文献2参照)、あるいは顔料とポリマー溶液とをプレミキシングしてマクロフリュイダイザーで処理する方法(特許文献3参照)などが検討されている。
しかしながら、従来のインクジェット用顔料インク製造方法の場合、顔料の分散に通常のアジテーターやディゾルバなどの混合の後、ビーズミル、サンドミルあるいはボールミル等の分散機を用いることが提案されている。しかし、この方法ではメディアが物理的に破壊され無機のコンタミが発生するので、インクジェット記録用顔料インクにしたときの安定性が悪くなる。
上記のようなコンタミを低減させるために、高圧ホモジナイザーを用いて顔料の分散を行なうことが検討されている(特許文献4参照)。この方法によればコンタミ発生が押さえられるので、インクジェット記録用顔料インクにしたときの安定性は改善される。しかし、この処理条件ではシアレートが低いので、まだ安定性が十分なものにならない。
特表2004−535508号公報 特開2004−217916号公報 特開2003−176431号公報 特公平8−30158号公報
本発明は、安定性に優れ、普通紙では高発色であり、専用紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット記録用インクを提供することを課題とする。
本発明のインクジェット用顔料インクは、顔料と、少なくとも50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下の酸価を有する、重量平均分子量20000以上120000以下のポリマーとを用いて、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体を用いることを特徴とする。
また、本発明のインクジェット用顔料インクの製造方法は、前述の顔料と、分散剤となるポリマー溶液を高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体を用い、ビヒクル成分と混合することによって作成されることを特徴とする。
本発明は、安定性に優れ、普通紙では高発色であり、光沢紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット用顔料インクを提供するという効果を有する。
本発明は、安定性に優れ、普通紙では高発色であり、専用紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れることなどの特性が要求されていることに鑑み、鋭意検討した結果によるものである。
本発明のインクジェット用顔料インクは、顔料と、少なくとも50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下の酸価を有する、重量平均分子量20000以上120000以下のポリマーとを用いて、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体を用いることを特徴とする。
また、本発明のインクジェット用顔料インクの製造方法は、前述の顔料と、分散剤となるポリマー溶液を高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体を用い、ビヒクル成分と混合することによって作成されることを特徴とする。
本発明で用いるポリマーの酸価は、50mgKOH/g未満では分散安定性が得られない。また、120mgKOH/gを超えるとPPC用紙等の普通紙での発色性が低下する。また、本発明で用いるポリマーの重量平均分子量が20000未満の場合や120000を超えると分散安定性が得られない。
このようにして、インクジェット記録用インクを作成することによって、普通紙では高発色であり、専用紙上では高光沢性を有し、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性に優れるインクジェット用顔料インクとすることができる。
本発明で用いる高圧ホモジナイザーの処理圧力は150MPa以上が好ましい。150MPa未満ではインクジェット用顔料インクとしての保存安定性が劣化する。より好ましくは180MPa以上245MPa以下である。さらに好ましくは190MPa以上220MPa以下である。処理圧力が高いと過分散になりやすく、そのためインクジェット用顔料インクとしての保存安定性が劣化する。またパス数は3パス以上8パス以下が好ましい。3パス未満では分散が不十分であり、そのためインクジェット用顔料インクとしての保存安定性が劣化し、さらに光沢紙上での光沢性も劣化する。8パスを超えると過分散になりやすく、そのためインクジェット用顔料インクとしての保存安定性が劣化する。
また、本発明のインクジェット用顔料インクの製造方法では、顔料と、分散剤となるポリマー溶液を高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体を用い、ビヒクル成分と混合することによって作成されることを特徴とする。当該製造方法によれば、光沢紙上での光沢性が向上する。
本発明で使用される分散機としては、非メディア分散方式が好ましく、中でも湿式ジェットミル(ジーナス社)、ナノマイザー(ナノマイザー社)、ホモジナイザー(ゴーリン社)、アルティマイザー(スギノマシン社)およびマイクロフルイダイザー(マイクロフルイディクス社)などが挙げられる。
本発明に用いることができる顔料は、例えば黒色インク用としては、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、または銅酸化物、鉄酸化物(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料が挙げられるがインクジェット用としては比重が比較的低く水中で沈降しにくいカーボンブラックが好ましい。更にカラー用としては、C.I.ピグメントイエロー1(ファストイエローG)、3、12(ジスアゾイエローAAA)、13、14、17、24、34、35、37、42(黄色酸化鉄)、53、55、74、81、83(ジスアゾイエローHR)、93、94、95、97、98、100、101、104、108、109、110、117、120、128、138、153、180、C.I.ピグメントレッド1、2、3、5、17、22(ブリリアントファーストスカーレット)、23、31、38、48:2(パーマネントレッド2B(Ba))、48:2(パーマネントレッド2B(Ca))、48:3(パーマネントレッド2B(Sr))、48:4(パーマネントレッド2B(Mn))、49:1、52:2、53:1、57:1(ブリリアントカーミン6B)、60:1、63:1、63:2、64:1、81(ローダミン6Gレーキ)、83、88、101(べんがら)、104、105、106、112、114、122(キナクリドンマゼンタ)、123、146、149、166、168、170、172、177、178、179、185、190、193、202、209、219、254、C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントブルー1、2、15(フタロシアニンブルーR)、15:1、15:2、15:3(フタロシアニンブルーG)、15:4、15:6(フタロシアニンブルーE)、16、17:1、56、60、63、C.I.ピグメントグリーン1、4、7、8、10、17、18、36等が使用できる。
本発明のインクに用いる顔料の添加量は、0.5〜30重量%が好ましいが、さらに1.0〜15%が好ましい。これ以下の添加量では、印字濃度が確保できなくなり、またこれ以上の添加量では、インクの粘度増加や粘度特性に構造粘性が生じ、インクジェットヘッドからのインクの吐出安定性が悪くなる傾向になる。
また、本発明のインクのビヒクル成分としては、界面活性剤、有機溶剤および保湿剤などを用いる。表面張力を20mN/m以上40mN/m以下の範囲がインクジェトで印字するドット径を最適な幅に広げるという観点から少なくとも界面活性剤を添加してなることが好ましい。
その界面活性剤がアセチレンアルコール系界面活性剤、アセチレングリコール系界面活性剤およびシリコン系界面活性剤から選ばれた1種以上であることがさらに好ましい。これらの界面活性剤を用いることで普通紙上のにじみが特に低減され、専用紙上でのドット径を最適な幅に広げることが可能となる。
また、本発明のインクの表面張力を20mN/m以上40mN/m以下の範囲にするため、少なくともアルキレングリコールモノアルキルエーテルおよび/または1,2−アルキレングリコールを添加してなることが好ましい。そのアルキレングリコールモノアルキルエーテルが繰り返し単位10以下のアルキレングリコールであって、且つ炭素数4〜10のアルキルエーテルであることが好ましい。また、前述のアルキレングリコールモノアルキルエーテルがジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエ−テルおよび/または(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルであることが好ましい。
さらに、前述の1,2−アルキレングリコールが1,2−ヘキサンジオールおよび/または1,2−ペンタンジオールであることが好ましい。これらの添加により印字の乾燥性が向上し、連続して印刷しても前の印字部分が次の媒体の裏面に転写されることがなくなるため、高速印字が可能となる。
前述のアセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤およびシリコン系界面活性剤から選ばれた1種以上の物質の添加量が0.1%以上5%以下であることが好ましい。本発明においては、少なくとも前述のアセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤およびシリコン系界面活性剤から選ばれた1種以上と、ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテル、(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルおよび1,2−アルキレングリコールから選ばれた1種以上と、を含むことが好ましい。前述のアセチレングリコール系界面活性剤、アセチレンアルコール系界面活性剤およびシリコン系界面活性剤から選ばれた1種以上の添加量が0.01%〜0.5%であり、ジ(トリ)エチレングリコールモノブチルエーテル、(ジ)プロピレングリコールモノブチルエーテルおよび1,2−アルキレングリコールから選ばれた1種以上の添加量が1%以上であることが好ましい。
さらに、本発明におけるインクジェット用顔料インクとしては、その放置安定性の確保、インクジェットヘッドからの安定吐出のため、目詰まり改善のためあるいはインクの劣化防止のためなどの目的で保湿剤、溶解助剤、浸透制御剤、粘度調整剤、pH調整剤、溶解助剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、腐食防止剤、分散に影響を与える金属イオンを捕獲するためのキレート剤等種々の添加剤を添加することもできる。
(実施例)
以下本発明を具体的な実施の形態について説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されない。
(分散体1の製造)
分散体1はカーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用いた。攪拌機、温度計、還流管および滴下ロートをそなえた反応容器を窒素置換した後、パラクミルフェノキシエチレングリコールアクリレート65部、ベンジルアクリレート10部、アクリル酸2部、t―ドデシルメルカプタン0.3部を入れて70℃に加熱し、別に用意したパラクミルフェノキシエチレングリコールアクリレート150部、アクリル酸15部、ブチルアクリレート5部、t−ドデシルメルカプタン1部、メチルエチルケトン20部およびアゾビスイソバレロニトリル1部を滴下ロートに入れて4時間かけて反応容器に滴下しながら分散ポリマーを重合反応させた。次に、反応容器にメチルエチルケトンを添加して40%濃度の分散ポリマー溶液を作成した。
また、上記分散ポリマー溶液40部とカーボンブラックであるモナーク880粉体(キャボット社製)30部、0.1mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液100部、メチルエチルケトン30部を混合した。その後、超高圧ホモジナイザー(株式会社スギノマシン製アルティマイザーHJP−25005)を用いて200MPaで8パスして分散した。その後、別の容器に移してイオン交換水を300部添加して、さらに1時間攪拌した。そして、ロータリーエバポレーターを用いてメチルエチルケトンの全量と水の一部を留去して、0.1mol/Lの水酸化ナトリウムで中和してpH8.5に調整した。その後、0.3μmのメンブレンフィルターでろ過しイオン交換水で調整して顔料濃度が15%である分散体1とした。分散ポリマーの重量平均分子量の測定は分散ポリマーの一部を取り、株式会社日立製作所製L7100システムのゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を用いて、溶剤をTHFとして測定したときのスチレン換算分子量として測定した。
(分散体2の製造)
まず、分散体2はピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用いて分散体1と同様に作成した。
(分散体3の製造)
まず、分散体3はピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用いて分散体1と同様に作成した。
(分散体4の製造)
まず、分散体3はピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用いて分散体1と同様に作成した。
(インクジェット用顔料インクの調製例)
以下、インクジェット用顔料インクに好適な組成の例を表2に示す。本発明になるインクジェット用顔料インクの調整は、上記の方法で作成した各分散体を用い、表2に示す上記分散液以外の成分であるビヒクル成分と混合することによって作成した。尚、表1中の残量の水の中にはインクの腐食防止のためトップサイド240(パーマケムアジア社製)を0.05%、インクジェットヘッド部材の腐食防止のためベンゾトリアゾールを0.02%、インク系中の金属イオンの影響を低減するためにEDTA(エチレンジアミン四酢酸)・2Na塩を0.04%それぞれイオン交換水に添加したものを用いた。
分散体1を用いて表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク1を作成した。
分散体2を用いて表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク2を作成した。
分散体3を用いて表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク3を作成した。
分散体4を用いて表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク4を作成した。
(比較例1)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体5を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク5を作成した。
(比較例2)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体6を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク6を作成した。
(比較例3)
比較例1と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体7を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク7を作成した。
(比較例4)
比較例2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体8を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク8を作成した。
(比較例5)
比較例1と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体9を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク9を作成した。
(比較例6)
比較例2と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体10を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク10を作成した。
(比較例7)
比較例1と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を減少させ、酸価を40にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体11を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク11を作成した。
(比較例8)
比較例2と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアクリル酸量を増加させ、酸価を200にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体12を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク12を作成した。
(比較例9)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体13を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク13を作成した。
(比較例10)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして顔料分散体14を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク14を作成した。
(比較例11)
比較例1と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体15を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク15を作成した。
(比較例12)
比較例2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例2と同様にして顔料分散体16を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク16を作成した。
(比較例13)
比較例1と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体17を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク17を作成した。
(比較例14)
比較例2と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例3と同様にして顔料分散体18を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク18を作成した。
(比較例15)
比較例1と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を増やしポリマーの重量平均分子量を15000にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体19を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク19を作成した。
(比較例16)
比較例2と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用い、分散に用いるポリマーを作成するときのアゾビスイソバレロニトリルの量を減らしポリマーの重量平均分子量を110000にしたポリマーを用いる以外は実施例4と同様にして顔料分散体20を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク20を作成した。
(比較例17)
分散体1と同様に、カーボンブラック(PBk7)である米国キャボット社製モナーク880を用い、分散体1と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例1と同様にして顔料分散体21〜26を作成し、実施例1と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク21〜26を作成した。
(比較例18)
分散体2と同様に、ピグメントブルー15:1(トリクロロ銅フタロシアニン顔料:山陽色素株式会社製G500)を用い、分散体2と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例2と同様にして顔料分散体27〜32を作成し、実施例2と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク27〜32を作成した。
(比較例19)
分散体3と同様に、ピグメントバイオレット19(キナクリドン顔料:クラリアント製)を用い、分散体3と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例1と同様にして顔料分散体33〜38を作成し、実施例3と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク33〜38を作成した。
(比較例20)
分散体4と同様に、ピグメントイエロー74(縮合アゾ顔料:クラリアント製)を用、分散体4と同じポリマーを用いて分散圧力およびパス数を変化させた以外は実施例4と同様にして顔料分散体39〜44を作成し、実施例4と同様に表2に示すビヒクル成分と混合することによってインク39〜44を作成した。
(分散安定性の評価)
処理圧力の異なる分散体およびパス数の異なる分散体を用いて作成したインクジェット用顔料インクを60℃で30日放置したときの粘度変化率(%)および沈降率(%)を表1に示す。分散安定性は各水性インクを60℃で30日放置したときの粘度変化率(%)として示す。粘度変化はドイツ国アントンパール製AMVnにより角度60°において測定して、1−(30日後の値)/(初期の値)の100分率(%)として示す。
(普通紙ODと光沢紙光沢度の評価)
普通紙としては米国Xerox社製Xerox4024紙を用い、光沢紙としてはセイコーエプソン株式会社製PM写真用紙を用いた。プリンターはセイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンターEM930Cを用い、普通紙はフォト720dpiで光沢紙はフォト1440dpiの印刷モードで印刷した試料を用いて評価した。ODの測定は米国GRETAG社製GRETAG MACBETH SPECTROSCAN SPM−50を用いて行なった。光沢度の測定は入射角60度における記録面の鏡面光沢度を堀場製作所株式会社製グロスチェッカIG−320にて測定を行ない、各記録紙ごとに5回の平均をとった値とした。メディアはセイコーエプソン株式会社製PM写真用紙で、プリンターはセイコーエプソン株式会社製EM930Cを用いてフォト720dpiで印刷した。結果を表1に示す。
(吐出安定性の測定)
インクジェットプリンターとしてセイコーエプソン株式会社製PX−V600を用いて、35℃35%雰囲気で富士ゼロックス社製XeroxP紙A4判にマイクロソフトワードで文字サイズ11の標準、MSPゴシックで4000字/ページの割合で100ページ印刷して評価した。全く印字乱れがないものをAA、1箇所印字乱れがあるものをA、2〜3箇所印字乱れがあるものをB、4〜5箇所印字乱れがあるものをC、6箇所以上印字乱れがあるものをDとして結果を表1に示す。
Figure 2007099915
Figure 2007099915

Claims (2)

  1. 顔料と、少なくとも50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下の酸価を有する、重量平均分子量20000以上120000以下のポリマーとを用いて、高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって作成される顔料分散体を含んでなるインクジェット記録用インク。
  2. 顔料と、少なくとも50mgKOH/g以上120mgKOH/g以下の酸価を有する、重量平均分子量20000以上120000以下のポリマー溶液とを高圧ホモジナイザーで150MPa以上の処理圧で3パス以上8パス以下の分散処理を行なって顔料分散体を得る工程と、当該工程で得られた顔料分散体をビヒクル成分と混合する工程とを有するインクジェット記録用インクの製造方法。
JP2005292134A 2004-10-22 2005-10-05 インクジェット記録用インクおよびその製造方法 Withdrawn JP2007099915A (ja)

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