JP2007097094A - 画像処理システム - Google Patents

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孝伸 吉川
Fuyuki Okamoto
冬樹 岡本
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Abstract

【課題】写真プリント作成のための入力処理と出力処理を同時に行うことができるようにし、プリント処理の効率を高めた画像処理システムを提供する。
【解決手段】画像データを入力するフィルムスキャナー1と、画像判定作業により補正データを設定する補正データ設定部と、画像データと補正データに基づいてプリント用画像データを生成する画像処理基板9とを備え、画像処理基板9は、入力された画像データを一時的に保存する入力メモリ90と、画像データと補正データに基づいて画像補正を行なう画像補正部91と、画像補正の結果得られるプリント用画像データを出力する出力メモリ92を備え、入力された画像データを保存するための画像保存部6と、入力メモリを経由して画像保存部へ画像データを送信する画像入力経路Aと、画像入力経路とは別に設けられ、画像保存部6から画像データと共に補正データを画像補正部91に出力するための画像出力経路Bとを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像データを入力する画像データ入力部と、画像データに対する判定作業により補正データを設定する補正データ設定部と、画像データと補正データに基づいて写真プリントを作成するためのプリント用画像データを生成するプリント用画像データ生成部とを備えた画像処理システムに関するものである。
写真処理装置において、現像済み写真フィルムに形成されているコマ画像をフィルムスキャナーで読み取って画像データを入力し、この画像データから写真プリントを作成するまでの処理について、図9の概念図により説明する。
フィルムスキャナー100は、現像済み写真フィルムに形成されているコマ画像を読み取り、デジタルの画像データを取得する機能を有する。画像処理基板101(プリント用画像データ生成部に相当)は、フィルムスキャナー100から入力された画像データと、後述の画像判定部102において設定された補正データとに基づいて、プリント用画像データを生成する機能を有する。画像処理基板101には、機能的に大きく分けて、入力メモリ101aと、画像補正部101bと、出力メモリ101cを備えている。入力メモリ101aは、フィルムスキャナー100により取得された画像データが一時的に保存される画像入力バッファとして機能する。画像補正部101bは、入力メモリ101aを介して転送される画像データと補正データを用いて、画像データに対する補正を行いプリント画像データを生成する機能を有する。出力メモリ101cは、生成されたプリント用画像データを露光エンジン103に転送する。画像処理基板101を構成する各要素は、ハードウェアを中心として構成されるものである。
画像判定部102は、ソフトウェアを中心として提供される機能であり、画像に対する判定(プレジャッジ)を行ない、必要に応じて補正データの入力・設定を行なうことができる。例えば、入力した画像データをモニター106に表示させ、オペレータにより画像の判定を行なう。これは、主として適切な画質の写真プリントが作成されるか否かを判定する作業であり、必要に応じて色・濃度の補正データを設定し、適切な画質の写真プリントが作成されるようにする。その他の補正データの設定としては、赤目補正や逆光補正等の特殊補正やプリントサイズの設定などがある。
画像処理基板101と画像判定部102側でデータの通信を行なうために、SCSIインターフェイス104が設けられており、フィルムスキャナー100から入力された画像データは、入力メモリ101a、SCSIインターフェイス104、バッファ105を経由して、画像判定部102へと送信される(Aで示す経路)。また、画像判定部102にて補正データの設定が行なわれると、補正データはバッファ105、SCSIインターフェイス104、入力メモリ101aを経由して画像補正部101bへと送信される(Bで示す経路)。
また、フィルムスキャナー100により写真フィルムの画像データを読み取る場合には、粗い画素数で読み取るプレスキャンと、高い画素数で読み取る本スキャンとがあり、画像判定部102へ入力経路Aで送信される画像データは、プレスキャンによる画像データであり、モニター103に表示させるために用いられる。また、本スキャンで読み取る画像データは、写真プリント作成のために高解像度で読み取るものである。本スキャンによる画像データも入力メモリ101aに一時的に保存され、出力経路Bにおいて送信されてくる補正データと共に、画像補正部101bへ送信される形になる。画像補正部101bへ画像データと補正データが送信されると、写真プリント作成のためのプリント用画像データが生成が開始されることになる。以上のように、写真プリントを作成するまでの処理には、画像データに対する判定作業(プレジャッジ)に関する入力処理と、判定が終了した後、画像データと補正データを送信して写真プリントを作成する出力処理の2つが存在することになる。
上記の構成によれば、入力メモリ101aを介してデータの入力経路Aと出力経路Bが構成されており、この入力経路Aと出力経路Bが重複した形になっている。従って、写真プリント作成のために補正データを画像補正部101bに送信している間は、画像判定部102と入力メモリ101aの間の経路がふさがっている状態になり、次の写真フィルムの画像データを入力して画像の判定作業を行おうとしても、画像データを入力メモリ101aに入力させることができない。従って、データが全部画像補正部101bに送信されるまで待たなければならず、作業効率を低下させる要因となっている。
また、入力処理を別の端末装置で行い、端末装置から画像データと補正データを受け取り、出力処理のみを行うという形態もあるが、この場合も、写真処理装置で入力処理を行っている間は、データ送信経路がふさがっているため、無駄な待ち時間が発生することになる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、写真プリント作成のための入力処理と出力処理を同時に行うことができるようにし、プリント処理の効率を高めた画像処理システムを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る画像処理システムは、
画像データを入力する画像データ入力部と、
画像データに対する判定作業により補正データを設定する補正データ設定部と、
画像データと補正データに基づいて写真プリントを作成するためのプリント用画像データを生成するプリント用画像データ生成部とを備えた画像処理システムであって、
プリント用画像データ生成部に設けられ、入力された画像データを一時的に保存する入力メモリと、
プリント用画像データ生成部に設けられ、取り込まれた画像データと補正データに基づいて画像補正を行なう画像補正部と、
プリント用画像データ生成部に設けられ、画像補正の結果得られるプリント用画像データを出力するための出力メモリと、
入力された画像データを保存するための画像保存部と、
入力メモリを経由して画像保存部へ画像データを送信する画像入力経路と、
画像入力経路とは別に設けられ、画像保存部から画像データと共に補正データを画像補正部に出力するための画像出力経路とを備えていることを特徴とするものである。
この構成による画像処理システムの作用・効果を説明する。この画像処理システムは、画像データと補正データに基づいて、写真プリントを作成するためのプリント用画像データを生成するプリント用画像データ生成部を備えている。プリント用画像データ生成部は、入力メモリ、画像補正部、出力メモリを備えており、画像補正部において補正データに基づく画像補正処理が行われてプリント用画像データが生成されることになる。また、入力メモリとは別に画像データを保存するための画像保存部が設けられている。
入力処理においては、画像データを入力メモリを経由する画像入力経路により画像保存部に保存させる。画像データに対する判定作業により補正データを設定すると、画像保存部に保存されている画像データと補正データは、画像出力経路を介して画像補正部に出力される。この画像出力経路は画像入力経路とは別の独立した経路であり、画像データの入力処理と出力処理を同時並行して行うことができる。従って、写真プリント作成のための入力処理と出力処理を同時に行うことができるようにしプリント処理の効率を高めた画像処理システムを提供することができる。
本発明に係る画像処理システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、システム全体の構成を示す模式図である。
<システムの全体構成>
図1において、写真処理装置100は、取得されたデジタルの画像データに基づいて、写真プリントを作成する機能を有する。画像データは、写真処理装置100に設けられるフィルムスキャナーから取得される現像済みネガフィルムのコマ画像の画像データや、ネットワーク経由で送信されてくる画像データなどがあげられる。なお、本発明に係る画像処理システムは、写真処理装置100に設けられている。
受付端末20は、店頭に設置され、デジタルカメラの記録メディアやその他の記録メディアに格納された画像データを受け付けることができる。記録メディアの種類としては、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリスティック(登録商標)、CD−R、DVD−Rなどが例としてあげられる。受付端末20は、主として顧客により操作されるものであり、顧客が自分で持参した記録メディアを挿入し、プリント処理の対象となる画像データの選択、プリント枚数、プリントサイズの設定などを行うことができる。もちろん、店員が受付端末20を操作するようにしてもよい。
記録装置40は、写真処理装置100が取得した画像データをCD−R、DVD−R等の記録メディアに書き込む機能を有する。ネット受付端末50(パソコンにより構成)は、インターネット経由でのプリント注文に係る画像データを受け付ける機能を有する。写真処理装置100、受付端末20、記録装置40、ネット受付端末50は、ネットワーク(例えば、LAN)により接続されている。また、写真処理装置100、受付端末20、記録装置40、ネット受付端末50の設置台数は1台に限定されるものではなく、必要に応じて複数台を設置することができる。
インターネット上に設置されるサーバー60は、オンラインでのプリント注文を受け付ける機能を提供する。プリント注文を行なう場合は、インターネットに接続されるパソコン70から、プリント処理に係る画像データをアップロードすると、サーバー60に画像データが保存される。ネット受付端末50から、当該画像データをサーバー60からダウンロードすることで、プリント処理を行なうことができる。オンラインでプリント処理を受け付けるシステムについては、公知のシステムを利用することができる。
<写真処理装置の機能ブロック構成>
図2は、画像処理システムを有する写真処理装置100の機能を示すブロック図である。フィルムスキャナー1(画像データ入力部に相当)は、現像済みネガフィルム(写真フィルム)に形成されているコマ画像をスキャニングしてデジタルの画像データを取得する。画像取得部2は、主としてネットワーク経由で送信されてくる画像データを取得する。ネットワークを介して通信を行なうために通信制御部3が設けられる。画像取得部2(画像データ入力部に相当)が取得する画像データは、デジタルカメラの記録メディアに格納されていた画像データや、インターネットサーバー60に保存されていた画像データである。なお、写真処理装置100自身に記録メディアを装着することができるようにし、直接記録メディアから画像データを取得できるように構成してもよい。
<画像判定部の構成>
画像判定部4は、取得した画像データに対する判定をオペレータが行なうための機能を提供し、かかる機能は主としてソフトウェアにより提供される。これは、画像データに基づいて写真プリントを作成する前に、適切な画質の写真プリントが作成されるか否かを判定するものであり、かかる作業をプレジャッジと称することとする。画像判定部4には、補正データ設定部、プリントデータ設定部、サムネイル画像設定部が主たる機能として設けられており、これを図3を参照しながら説明する。なお、プレジャッジは必ず行なわなければならないものではなく、プレジャッジを省略してプリント処理を行うことも可能である。
図3は、プレジャッジを行なうためのモニター画面の構成例を示す図である。画面には、プリント処理の対象となるコマ画像が6コマごとに表示される。プレジャッジの対象となっているコマ画像は、画像選択枠30で囲まれた状態となっている。コマ画像のコマ番号はコマ番号表示欄31に表示される。写真プリントのプリントサイズについては、プリントサイズ表示欄32に表示される。プリント枚数は、プリント枚数設定欄33にて設定することができる。色補正データ設定欄34と、濃度補正データ設定欄35には、色や濃度の補正データを入力することができる。補正データ設定部は、上記のような色や濃度を補正するための補正データを入力する機能を提供するものであり、かかる補正データの入力は必要に応じて設定される。その他の補正データの設定としては、赤目補正、逆光補正などの特殊補正の設定が例としてあげられる。
プリント枚数の設定としては、フィルムスキャナー1から取得した画像データに関してはデフォルトで1が設定されているが、オペレータの入力操作により変更することができる。また、ネットワーク経由で取得した画像データについては、顧客により注文にかかるプリント枚数が既に設定されているため、オペレータにより設定変更できないようにすることが好ましい。このプリント枚数の設定データは、プリントデータに含まれるものであり、プリントデータ設定部の機能により提供される。プリントデータには、プリント枚数の他にプリントサイズ、ペーパー面質(光沢面や絹目など)、縁有りプリントか否かについても含まれるものとする。
図3に示されるコマ画像は、サムネイル画像であり、取得した画像データを縮小処理することで得られるものである。画像取得部2が取得した画像データの場合は、取得したオリジナルの画像データに基づいてサムネイル画像を作成することができる。フィルムスキャナー1からネガフィルムの画像データを取得する場合は、ネガフィルムをプレスキャンした画像データに基づいて、サムネイル画像を作成することができる。
ここで、ネガフィルムのスキャニング態様であるプレスキャンと本スキャンについて説明する。プレスキャンとは、現像済みネガフィルムの画像を粗い画素数で読み取る処理のことであり、前述のサムネイル画像を表示させるために行われる。プレジャッジを行う場合は、高解像度の画像データが不要であり、読み取り処理時間を短縮化するために、粗い画素数でスキャニングする。
本スキャンとは、ネガフィルムの各コマ画像を高解像度で読み取るための処理であり、実際に写真プリントを作成するために用いられる画像データである。画質のよい写真プリントを作成するために高解像度でコマ画像を読み取る。また、本スキャンの際には、プリント枚数が0と設定されたコマ画像については、読み取りを行わない。
<オーダー制御部の構成>
オーダー制御部5は、プリント処理すべき画像データをオーダー単位に管理する機能を提供する。ここで1オーダーとは、フィルム1本分あるいは記録メディア1個分についてのプリント注文に係る画像データ群を指すものであるが、これに限定されるものではなく、1オーダーの概念はオペレータにより適宜設定することができる。
オーダー登録部5aは、画像判定部4によりプレジャッジの終了したオーダーデータをオーダーデータ保存部6(画像保存部に相当)に登録・保存する機能を有する。プリント処理すべきオーダーデータは、すべてオーダーデータ保存部6に保存される。従って、オーダーデータ保存部6にオーダーデータを保存することでオーダーの管理を行なうことができ、プリント処理の順番や割り込みなどの制御を行なうことができる。オーダーデータ保存部6は、いずれもハードディスクのような大容量記憶装置により構成することができる。
なお、オーダーデータとは1オーダー分のデータのことを指すが、1オーダーに含まれる画像データ群と、プレジャッジにより設定された補正データやプリント枚数などのプリントデータ、オーダーを特定するデータ(オーダー識別ID、顧客の氏名、住所、会員IDなどのデータ)により構成される。ただし、オーダーデータのデータ量は大半が画像データにより決まるため、オーダーデータのデータ量は画像データのデータ量であると考えても問題はない。なお、ネガフィルムから取得した画像データの場合には、本スキャンの画像データのみならずプレスキャンの画像データも合わせてオーダーデータとして保存しておくことが好ましい。
プリント処理制御部5bは、プリント処理の対象となるオーダーのオーダーデータをプリント処理するように指令を与える。図4は、オーダー管理画面の構成例を示す図であり、処理待ちオーダーのリストと、完了済みオーダーのリストが表示されている。処理待ちオーダーのリストには、基本的にはプリント処理が行なわれる順番にオーダーのリストが表示されている。状態表示欄には、オーダーの処理状態が示されており、1番上のオーダーがプリント処理中であること、その他のオーダーについてはプリント処理待ちの状態であることが示されている。プリント処理が完了すると、完了済みオーダーの表示欄へと移行し、状態表示もプリント処理完了に変わる。
オーダーデータ削除部5cは、プリント処理が完了したオーダーデータをオーダーデータ保存部6から削除する。これにより、オーダーデータ保存部6の保存容量を確保できるようにする。データを削除する場合、オーダーデータ保存部6のオーダーデータを完全に削除するようにしても良いし、後日の焼き増し処理の依頼に備えて、別の外部記憶装置にオーダーデータを移動するようにしてもよい。
モニター7は、プレジャッジを行なうための画面(図3参照)やオーダー管理画面等を表示させるものであり、プリント処理等を行うために必要な画面を提供する。入力操作部8は、キーボードやマウス等により構成され、プリント処理に必要なデータ入力や設定、各種指令を行う。
画像処理基板9(プリント用画像データ生成部に相当)は、オーダーデータ保存部6から画像データと補正データを受け取り、補正データに基づいて画像データに対する画像処理を行い、写真プリントを作成するために用いられるプリント用画像データを生成する。画像処理基板9は、入力メモリ90、画像補正部91、出力メモリ92により構成され、画像補正部91において指定された画像処理が行なわれる。具体的には、補正データに基づく色・濃度の補正、設定されたプリントサイズに従ったデータの拡縮処理などである。
ここで、プリント処理を行う場合の画像データ等のデータの経路について説明する。データの経路には入力経路Aと出力経路Bがあり、入力経路Aは、フィルムスキャナー1から取得した画像データをオーダーデータ保存部6に保存させるための経路であり、前述のプレジャッジやオーダー登録などの入力処理を行うための経路である。出力経路Bは、オーダーデータ保存部6に保存されているオーダーデータを読み出して画像処理基板9へ出力してプリント処理(出力処理)を行なうための経路である。この入力経路Aと出力経路Bは別々に設けられており、入力処理と出力処理を同時並行して行うことができるようになっている。
入力経路Aにおいて、フィルムスキャナー1により取得された画像データは、画像処理基板9上の入力メモリ90に一時的に格納され、その後、SCSIインターフェイス93及びバッファ6aを介してオーダーデータ保存部6に保存される。また、出力経路Bにおいて、オーダーデータ保存部6から読み出される画像データ、補正データ等のオーダーデータは、バッファ6b及びSCSIインターフェイス94を介して画像補正部91に入力される。このように、従来技術とは異なり、入力メモリ90を経由することなく、オーダーデータが画像補正部91に入力されるようになっている。
図2において、オーダーデータ保存部6、画像判定部4、オーダー制御部5などの機能は、汎用のコンピュータ(パソコン)により構成することができ、このコンピュータと画像処理基板9の間で通信を行なうために、前述のSCSIインターフェイス93,94が設けられる。
フィルムスキャナー1により取得される画像データには、プレスキャンによる画像データと、本スキャンによる画像データとがあり、これらはいずれも入力メモリ90を経由して、オーダーデータ保存部6に保存される。入力メモリ90は、一時的に画像データを格納しておく画像バッファとして機能する。ネットワーク経由(画像取得部2)を経由して取得される画像データの場合は、画像判定部4によるプレジャッジを行うことなく、直ちにオーダーデータ保存部6に登録することができる。ネットワーク経由で取得されるオーダーに関しては、受付端末20やネット受付端末50においてプレジャッジを行うことができるからであり、画像取得部2において画像データ、補正データを含むオーダーデータを取得することができるからである。もちろん、画像取得部2から取得される画像データについても、写真処理装置100の画像判定部4によりプレジャッジを行うようにしてもよい。
次に、図2に戻り、プリント処理部の構成を簡単に説明する。ペーパーマガジン10には、写真感光材料であるペーパーがロール状に収容されている。ペーパーマガジン10は、2台を設置することができ、例えば、ペーパー幅の異なるペーパーを予めセットしておくことができる。ペーパーカッター11は、ペーパーマガジン10から引き出された長尺状のペーパーを設定されたプリントサイズになるように切断する。
露光エンジン12は、画像処理基板9の出力メモリ92から送信されてくるプリント用画像データを受け取り、このプリント用画像データに基づいて、ペーパーの乳剤面に画像を焼付露光する。露光エンジン12としては、特定の方式のものに限定されるものではなく、例えば、レーザーエンジン、CRTエンジン、PLZTエンジンなどを用いることができる。
現像処理部13は、画像が焼付露光されたペーパーの現像処理を行い、乾燥処理部14は、現像処理されたペーパーの乾燥処理を行なう。ペーパー排出部15から仕上がりの写真プリントが装置本体外部に排出され、所定の集積装置によりオーダー単位で集積される。
ペーパーセンサー16は、ペーパー排出部15から排出されるペーパーを検出し、あるオーダーの写真プリントが全て排出されたか否かを検出する。オーダー制御部5のオーダーデータ削除部5cは、あるオーダーについての写真プリントが全て排出されたことがペーパーセンサー16により検出された場合、そのオーダーについてのオーダーデータをオーダーデータ保存部6から削除することができる。
<プリント処理の手順>
次に、フィルムスキャナー1から画像データを取り込んで写真プリントを作成するまでの手順を図5のフローチャートにより説明する。まず、現像済みの写真フィルムをフィルムスキャナー1にセットし、コマ画像を読み取る。このときの画像読み取りは、プレスキャンであり、粗い画素数で画像データを取得する(#1)。読み取られた画像データは、入力メモリ90を経由してオーダーデータ保存部6に保存される(#2)。読み取られた画像データは、図3で例示したようにモニター7に表示され、オペレータによるプレジャッジ作業が行われる(#3)。読み取られた全コマ画像に関してプレジャッジが終了すると(#4)、引き続き本スキャンを行なう(#5)。
本スキャンにより高解像度の画像データも同じように入力メモリ90を経由して、オーダーデータ保存部6に保存される(#6)。この段階でオーダーデータ保存部6にオーダー登録がされたことになり、保存されたオーダーデータを用いてプリント処理をすることが可能になる。登録されたオーダーについては、図4で示したようにプリント処理される順番にリスト表示される。プリント処理を行なう順番が到来すると、そのオーダーのオーダーデータがオーダーデータ保存部6から読み出される(#7,8)。読み出されたオーダーデータは、バッファ6bを経由して画像補正部91に出力される。画像補正部91は、画像データと補正データを受け取ると、補正データの内容にしたがって画像データを補正処理(画像処理)する。これは、例えば、色・濃度の補正データに従って、画像データを補正したり、指定されたプリントサイズに従い、画像データの拡大処理や縮小処理などを行う。この画像補正部91により、プリント用画像データを生成することができる(#9)。
生成されたプリント用画像データは、出力メモリ92に展開され、露光エンジン12へ転送される(#10)。露光エンジン12は、転送されてきたプリント用画像データに基づいて、ペーパーの乳剤面に画像を焼付露光することができる(#11)。画像を焼付露光されたペーパーは、現像処理部13及び乾燥処理部14で処理が施された後、ペーパー排出部15から仕上がりの写真プリントが排出される(#12)。
以上の構成によれば、入力経路Aと出力経路Bを別々に設けているため、入力処理と出力処理を同時並行して行なうことができる。すなわち、プリント処理を行なうために、オーダーデータ保存部6からオーダーデータを出力している間に、フィルムスキャナー1から画像データをオーダーデータ保存部6に取り込むことができる。これにより、プリント処理を行なっている間に、プレジャッジ作業を行うことができるため、無駄な待ち時間が発生することもなく、プリント処理全体の効率を上げることができる。
<パッケージプリント作成処理>
次に、パッケージプリントを作成する場合の処理手順について説明する。パッケージプリントとは、図6に例示するように、複数の同じコマ画像で構成される写真プリント(例えば、シールプリントや証明写真)であり、背景画像は存在しない。従来、このようなパッケージプリントを作成するために、次のような手順でデータが送信されていた。まず、対象となる画像データを入力メモリ90に格納させる。図6に示すように同じ画像を5つ挿入する場合は、画像補正部91からの指令に従い、入力メモリ90に格納されている画像データを画像補正部91へ5回転送して、出力メモリ92にプリント用画像データを展開していく。この場合、5枚分の画像の挿入座標とサイズを夫々指定してプリント用画像データを生成することになる。
このような処理方法では、プリント用画像データを生成するために入力メモリ90に画像データを格納させなければならない。従って、パッケージプリントの出力処理を行なうときには、入力メモリ90を使用できず、フィルムスキャナー1からの画像データの取り込み(入力処理)が行なえないことになる。そこで、本発明においては、入力メモリ90を使用しないでパッケージプリントを作成する方法を提供する。
本発明においては、パッケージプリントを作成するにあたり、アルバムプリントを作成するときのアルゴリズムを使用する。ここで、アルバムプリントとは、通常は異なる複数のコマ画像で構成され、コマ画像以外の領域に背景画像(フレーム)が形成されるプリントのことをいう。アルバムプリントは、通常は異なる画像データを用いるため、入力メモリ90に画像データを格納せず、オーダーデータ保存部6から画像データを送信するようにしている。図7は、パッケージプリントを作成するための機能ブロックを示す図である。
アルバムプリント作成部21は、アルバムプリントを作成するための機能を提供するものであり、ソフトウェアにより実現することができる。画像設定部21aは、アルバムプリントを作成するときに合成する画像データを設定するものであり、オーダーデータ保存部6に保存されている画像データの中から設定することができる。パッケージプリントを作成する場合を考慮して、同じ画像データを設定することもできるようになっている。
フレーム設定部21bは、アルバムプリントを作成するときのフレーム(背景画像)を設定する。また、フレームの有無を設定できるようになっており、パッケージプリントを作成する場合は、フレーム無しを設定する。フレームを設定することで、コマ画像を嵌め込む位置座標と、画像サイズも合わせて設定される。
パッケージプリントを作成する場合は、上記のようにフレーム無しの状態で、同じコマ画像を嵌め込む位置とサイズが設定される。そして、図6に示すパッケージプリントを作成する場合、オーダーデータ保存部6からは、同じ画像データを5回画像補正部91へ転送させる。画像補正部91は、画像データを指定されたサイズと位置座標に従って処理し、出力メモリ92にプリント用画像データを生成していく。これにより、パッケージプリント用のプリント用画像データが生成される。
以上の処理手順によれば、入力メモリ90を使用することなくパッケージプリント用のプリント用画像データを作成することができる。従って、パッケージプリントを作成する場合にも、入力処理と出力処理を同時並行して行なうことができる。
<エディット用の画像データ入力>
次に、エディット用の画像データ入力の手順について説明する。例えば、フィルムスキャナー1により取得した画像データをフォトショップ(登録商標)のような画像加工ソフトウェアを用いて編集する場合は、当該ソフトウェアにより扱うことができる画像フォーマット(例えば、JPEGやビットマップ)である必要がある。しかしながら、フィルムスキャナー1から取得された画像データは、そのようなフォーマットではないため、これを上記ソフトウェアで扱うことができるフォーマットに変換する必要がある。
従来は、フィルムスキャナー1により取得された画像データは、画像補正部91において変換処理がされ、出力メモリ92に送信された後にオーダーデータ保存部6の方へ画像データが送信されるように構成されていた。しかしながら、このデータの経路では、入力処理を行なうために出力メモリ92を使用しているため、エディット用に画像データを取得するときには、出力処理ができない状態となっていた。
そこで、本発明においては図8に示すような構成を採用している。すなわち、画像補正部91からのデータ出力経路(図8にC,Dで示す)を2系統用意し、一方は出力メモリ92に向かう経路であり、もう一方はオーダーデータ保存部6へ向かう経路である。この構成によれば、エディット用の画像データは、出力メモリ92を経由せずにオーダーデータ保存部6へ向かうことができる。従って、出力処理のために出力メモリ92を使用している状態であっても、フィルムスキャナー1からのエディット用の画像データを取り込むことができる。
<別実施形態>
図7及び/又は図8で示した画像処理基板9の構成については、図2に示す画像処理基板9の構成に付加することができる。
写真処理システムの構成を示す概念図 写真処理装置の機能を示すブロック図 プレジャッジ画面の構成例を示す図 オーダー管理画面の構成例を示す図 プリント処理の手順を示すフローチャート パッケージプリントの作成例を示す図 パッケージプリントを作成するときの機能ブロックを示す図 エディット用画像データを取得するときの機能ブロックを示す図 従来技術に係る写真処理装置の機能を示すブロック図
符号の説明
1 フィルムスキャナー
2 画像取得部
4 画像判定部
5 オーダー制御部
5a オーダー登録部
5b プリント処理制御部
6 オーダーデータ保存部
9 画像処理基板
20 受付端末
21 アルバムプリント作成部
40 記録装置
90 入力メモリ
91 画像補正部
92 出力メモリ
93,94 SCSIインターフェイス
100 写真処理装置
A 入力経路
B 出力経路

Claims (1)

  1. 画像データを入力する画像データ入力部と、
    画像データに対する判定作業により補正データを設定する補正データ設定部と、
    画像データと補正データに基づいて写真プリントを作成するためのプリント用画像データを生成するプリント用画像データ生成部とを備えた画像処理システムであって、
    プリント用画像データ生成部に設けられ、入力された画像データを一時的に保存する入力メモリと、
    プリント用画像データ生成部に設けられ、取り込まれた画像データと補正データに基づいて画像補正を行なう画像補正部と、
    プリント用画像データ生成部に設けられ、画像補正の結果得られるプリント用画像データを出力するための出力メモリと、
    入力された画像データを保存するための画像保存部と、
    入力メモリを経由して画像保存部へ画像データを送信する画像入力経路と、
    画像入力経路とは別に設けられ、画像保存部から画像データと共に補正データを画像補正部に出力するための画像出力経路とを備えていることを特徴とする画像処理システム。
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JP2005039732A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Noritsu Koki Co Ltd 写真プリントシステム
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