JP2007093916A - 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 略重力方向にチューブを押し出す工程と、空冷工程と、水冷サイジング工程と、チューブ引き取り工程と、チューブ切断工程とを有する、芯金外周上の弾性体層に複数層のシームレスなチューブを被覆して帯電部材とする帯電部材用被覆チューブの製造方法において、押し出す工程において、被覆チューブの内面となる側と接する出口部分の金型(ニップル)と外面となる側と接する出口部分の金型(ダイス)との間のギャップd1と、チューブ切断工程後の製品チューブの肉厚d2との比(引き落とし率)d1/d2が1.0以上2.0以下であり、チューブ引き取り工程が、少なくとも1対の同一径(R)の円弧を有し、チューブと少なくとも1対の接点を介して同一周速度でチューブを下方に送り出す搬送手段によって行われる。
【選択図】 図2
Description
また、弾性層の硬度を低下させるために用いられるオイルや可塑剤等の軟化剤のブリードを防止する機能等も有している。
そこで、本発明は、外径ムラ及びFEの発現の低減化を容易にし、それにより、形状ムラ及び表面欠陥が抑えられた帯電部材用被覆チューブの製造方法を提供することを目的とする。
図1は、本発明にかかる帯電部材1’である帯電ローラの一例を示すもので、電子写真装置の帯電器として使用するものである。
本実施形態における芯金(金属層)としては、例えば、アルミニウム、銅、鉄又はこれらを含む合金等の良導体が好適に用いられる。本実施形態に用いられる芯金は、0.1〜1.5mm程度の厚さを有する金属管であっても、また棒状であってもよい。
上記発泡弾性体層2を構成する導電性を有する弾性材料としては、導電材を配合した発泡導電性ゴム組成物又は導電性ポリウレタンフォームを用いることができる。
これらゴム組成物に配合する導電材としては、カーボンブラック、黒鉛、金属及び導電性の各種金属酸化物(酸化錫及び酸化チタン等)等の導電性粉体や、カーボンファイバー及び金属酸化物の短繊維等の各種導電性繊維を用いることができる。
本発明においては、この発泡弾性体層2上に機能性複層膜(機能性複数層チューブ)3をチューブの形態で被覆する。
上記導電材としては、公知の素材が使用できる。
例えば以下にあげるものがある。
カーボンブラック及びグラファイト等の炭素微粒子;
ニッケル、銀、アルミニウム及び銅等の金属微粒子;
酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム及びシリカ等を主成分とし、これに原子価の異なる不純物イオンをドーピングした導電性金属酸化物微粒子;炭素繊維等の導電性繊維;
ステンレス繊維等の金属繊維;炭素ウィスカやチタン酸カリウムウィスカの表面を金属酸化物や炭素等により導電化処理した導電性チタン酸カリウムウィスカ等の導電性ウィスカ;
ポリアニリンやポリピロール等の導電性重合体微粒子;
などである。
本実施形態に用いられる機能性複数層チューブは、上記各種重合体と、上記導電材及び必要ならばその他の添加剤からなる導電性重合体組成物を押し出し成形法で形成する。
次に、本発明に用いられる縦型押し出し装置を図2により説明する。成形に用いるダイス4には、空気導入用の中央通孔5の周囲に内外二重の環状の押し出し流路6、7が設けられている。
図6に本発明の帯電ローラを有するプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す。
抵抗調整層は材料そのものが適切な抵抗値を有する樹脂を用いてもよく、又はカーボンを混合して抵抗値を調整した樹脂でもよい。この例の各層材料を同時押し出しにより一体となった複数層の機能性チューブを形成することができる。本発明においては、縦型押し出し装置を用いてチューブの形成を行う。
芯金は、鉄材を押し出し成形により、直径約6mmの棒材に押し出し、長さ253mmに切断後、これに化学メッキを厚さ約3μm施したものを用意した。
エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)に、加硫剤と発泡剤を配合し、混合したものを押し出し成形機により内径5.5mm、外径11.5mmのホース状に成形した。その後、加硫缶内で発泡させた発泡弾性体層を長さ232mmに切り、その中心孔に、上記の直径6mm、長さ253mmの芯金を挿入した。
機能性複数層チューブの外部層の材料として、スチレン系の樹脂(スチレン−エチレン・ブチレン−オレフィン共重合樹脂、商品名:ダイナロン、JSR社製、融点100℃)100質量部(61.3質量%)、ポリエチレン20質量部(12.3質量%)、カーボンブラックとして商品名:ケッチェンブラックEC(ライオンアクゾ社製)12質量部(7.4質量%)及び商品名:Special Black 250(デグザ社製)20質量部(12.3質量%)、酸化マグネシウム10質量部(6.1質量%)、ステアリン酸カルシウム1質量部(0.6質量%)をV型ブレンダーで数分間混合した。これをさらに加圧式ニーダーを用いて190℃で10分間溶融混練した。さらに、冷却後、粉砕機で粉砕し、単軸押し出し機でペレット化した。
縦型押し出し機(プラ技研社製の特注品、図2参照)を用いて、これら内部層・外部層の材料を1つのクロスヘッド(温度150℃)で2重層となるように合流させた。
ニップル22の径φ11.5mm、ダイス4の径φ12.5mmを用いた以外は実施例1と同様にして、外径約12.0mm、膜厚500μm、チューブ長300mmの機能性複数層チューブを得た。
ニップル22の径φ14.7mm、ダイス4の径φ16.0mm、ベルトタイプ(図5(a))のチューブ引き取り装置を用いて行った。それ以外は実施例1と同様にして、外径約12.0mm、膜厚500μm、チューブ長300mmの機能性複数層チューブを得た。
ニップル22の径φ9.9mm、ダイス4の径φ10.8mmを用いた以外は実施例1と同様にして、外径約12.0mm、膜厚500μm、チューブ長300mmの機能性複数層チューブを得た。
ニップル22の径φ26.4mm、ダイス4の径φ28.6mmを用いた以外は実施例1と同様にして、外径約12.0mm、膜厚500μm、チューブ長300mmの機能性複数層チューブを得た。
上記方法により得られた機能性複数層チューブに、チューブ被覆装置(不図示)により発泡弾性体層外周を嵌め込み、圧密着させた。
1’ 帯電部材
2 発泡弾性体層
3 機能性複層膜(機能性複数層)
3(i) 内部層
3(o) 外部層
4 ダイス
5 中央通孔
6 押し出し流路
7 押し出し流路
8 第1押し出機
9 第2押し出機
10 水冷リング
11 電源
12 感光体
13 露光光
14 現像手段
15 転写手段
16 転写材
17 定着手段
18 クリーニング手段
19 レール
20 プロセスカートリッジ
21 タイミングプーリー(引き取り工程)
22 ニップル
23 切断工程
24 金型
25 FE
26 FEの核
27 FEのヒゲ
28 引き取りベルト(引き取り工程)
Claims (5)
- 略重力方向にチューブを押し出す工程と、空冷工程と、水冷サイジング工程と、チューブ引き取り工程と、チューブ切断工程とを有する、芯金外周上の弾性体層に複数層のシームレスなチューブを被覆して帯電部材とする帯電部材用被覆チューブの製造方法において、
前記押し出す工程において、前記被覆チューブの内面となる側と接する出口部分の金型(ニップル)と外面となる側と接する出口部分の金型(ダイス)との間のギャップd1と、前記チューブ切断工程後の製品チューブの肉厚d2との比(引き落とし率)d1/d2が1.0以上2.0以下であり、
前記チューブ引き取り工程が、少なくとも1対の同一径(R)の円弧を有し、前記チューブと少なくとも1対の接点を介して同一周速度で前記チューブを下方に送り出す搬送手段によって行われることを特徴とする帯電部材用被覆チューブの製造方法。 - 前記引き落とし率(d1/d2)は1.0以上1.5以下であることを特徴とする請求項1記載の帯電部材用被覆チューブの製造方法。
- 請求項1又は2記載の帯電部材用被覆チューブの製造方法によって形成された帯電部材用被覆チューブを、芯金外周上の弾性体層に被覆して作製されたことを特徴とする電子写真装置の帯電手段に用いる帯電部材。
- 電子写真装置の着脱自在な電子写真装置用カートリッジが、請求項3記載の帯電部材を有することを特徴とする電子写真装置用カートリッジ。
- 請求項4記載の電子写真装置用カートリッジを有することを特徴とする電子写真装置。
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JP2005282174A JP2007093916A (ja) | 2005-09-28 | 2005-09-28 | 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置 |
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JP2018072529A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | コニカミノルタ株式会社 | 樹脂ベルト、定着装置、画像形成装置、および樹脂ベルトの製造方法 |
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2005
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