JP2018072529A - 樹脂ベルト、定着装置、画像形成装置、および樹脂ベルトの製造方法 - Google Patents

樹脂ベルト、定着装置、画像形成装置、および樹脂ベルトの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高品質の樹脂ベルト、定着装置、画像形成装置、および樹脂ベルトの製造方法を提供する。【解決手段】樹脂ベルト313は、熱可塑性樹脂よりなる母材91と、母材91中に分散する線状の充填材92とを含む円筒形状の樹脂ベルトである。充填材92の平均長さLと、樹脂ベルト313の厚さWとは、0.5W≦L≦2.0Wの関係を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、樹脂ベルト、定着装置、画像形成装置、および樹脂ベルトの製造方法に関する。より特定的には、本発明は、高品質の樹脂ベルト、定着装置、画像形成装置、および樹脂ベルトの製造方法に関する。
電子写真式の画像形成装置には、スキャナー機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンターとしての機能、データ通信機能、およびサーバー機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなどがある。
画像形成装置は一般に、像担持体上に形成した静電潜像を現像装置によって現像してトナー像を形成し、このトナー像を用紙へ転写した後、定着装置によってトナー像を用紙に定着させることにより、用紙に画像を形成する。また、画像形成装置の中には、感光体の表面の静電潜像を現像装置によって現像してトナー像を形成し、一次転写ローラーを用いてトナー像を中間転写ベルトに転写し、二次転写ローラーを用いて中間転写ベルト上のトナー像を用紙へ二次転写するものも存在する。
定着装置は、熱源によって加熱される加熱器と、加熱器と接触する加圧器とを含んでいる。定着装置は、加熱器と加圧器との間の定着ニップ部に搬送された用紙を加熱および加圧することにより、トナー像を用紙に定着させる。加熱器は、熱源と、熱源によって加熱される定着ベルトとを含んでいる。定着ベルトとしては、耐熱性や柔軟性の観点から、樹脂を含むベルトである円筒形状の樹脂ベルトが広く用いられている。
一般的に、樹脂ベルトは、線状の充填材および熱可塑性樹脂を含む原料を準備し、原料中の熱可塑性樹脂を溶融させ、溶融した熱可塑性樹脂を含む原料をベルト形状に押出成形することにより作製される。充填材は、強度および耐熱性を向上する目的で添加される。押出成形後に成形物を冷却する際には、強度および生産性を向上する目的で、成形物は2分の1程度の厚さまで延伸される。
なお、従来の熱可塑性樹脂に関する技術は、たとえば下記特許文献1〜4などに開示されている。下記特許文献1には、主成分がポリ乳酸系樹脂30〜90質量%と脂肪族・芳香族ポリエステル樹脂70〜10質量%である組成物を、未延伸または2倍未満の低延伸で押出成形したひねり結束用変形形状保持体が開示されている。この保持体には、酸化防止剤、顔料、耐候剤、難燃剤、可塑剤、滑剤、離型剤、帯電防止剤、充填剤からなる群から選ばれる少なくとも1種が配合されている。
下記特許文献2には、支持体上に、インク受容層を設けてなるインクジェット受像シートが開示されている。このシートは、支持体が無延伸熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも2層以上の積層構造体であり、熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも1層は、無機充填材を含有している。
下記特許文献3には、熱可塑性樹脂に充填材を含有した組成物または成形物が開示されている。成形物は、押出成形物、射出成形物、または未延伸フィルムである。
下記特許文献4には、熱可塑性樹脂に充填材を含有した成形物が開示されている。成形物は未延伸フィルムである。
特開2008−213870号公報 特開2002−11937号公報 特開平2−229857号公報 特開平1−45465号公報
樹脂ベルトには高い強度および耐熱性が要求されている。樹脂ベルトの強度および耐熱性を向上する方法には、線状の充填材としてなるべく長いものを使用する方法が考えられる。
しかし、樹脂ベルトが長い充填材を含有している場合には、充填材と熱可塑性樹脂との界面からクラックが発生したり、樹脂ベルトの表面にピンホールが発生したりし、樹脂ベルトの品質が著しく低下していた。
また、クラックやピンホールの発生を抑止するために樹脂ベルトの厚さを厚くすると、樹脂ベルトの柔軟性が低下していた。この樹脂ベルトを定着ベルトとして用いた場合には、熱容量が増加し、省エネルギー性が悪化していた。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、高品質の樹脂ベルト、定着装置、画像形成装置、および樹脂ベルトの製造方法を提供することである。
本発明の一の局面に従う樹脂ベルトは、熱可塑性樹脂よりなる母材と、母材中に分散する線状の充填材とを含む円筒形状の樹脂ベルトであって、充填材の平均長さLと、樹脂ベルトの厚さWとは、0.5W≦L≦2.0Wの関係を有する。
上記樹脂ベルトにおいて好ましくは、充填材は、カーボン繊維およびガラス繊維のうち少なくとも一方を含む。
本発明の他の局面に従う定着装置は、加熱される定着ベルトと、定着ベルトとの間で、用紙を挟み込む定着ニップ部を形成する加圧器とを備え、定着ベルトは、上記の樹脂ベルトを含む。
本発明のさらに他の局面に従う画像形成装置は、用紙上にトナー像を形成する画像形成手段と、用紙上にトナー像を定着させる上記の定着装置とを備える。
本発明のさらに他の局面に従う樹脂ベルトの製造方法は、線状の充填材と熱可塑性樹脂とを含む原料中の熱可塑性樹脂を溶融させる工程と、溶融した熱可塑性樹脂を含む原料をダイから押し出すことにより、円筒形状の成形物に成形する工程と、引張機を用いて成形物を押出方向に引っ張りながら、成形物を冷却する工程とを備え、成形物がダイから押し出される速度である押出速度V1と、引張機において成形物を引っ張る速度である引張速度V2とは、1.0V1≦V2≦1.1V1の関係を有する。
上記製造方法において好ましくは、成形物を成形する工程においてダイから押し出された直後の成形物の厚さt1と、成形物を冷却する工程において冷却された後の成形物の厚さt2とは、0.9t1≦t2≦1.0t1の関係を有する。
上記製造方法において好ましくは、成形物を冷却する工程において、成形物に対して延伸を行わない。
本発明によれば、高品質の樹脂ベルト、定着装置、画像形成装置、および樹脂ベルトの製造方法を提供することができる。
本発明の一実施の形態における画像形成装置100の構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態における定着装置30の構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態における樹脂ベルトの製造装置50の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施の形態における樹脂ベルトの製造工程を示す図である。 本発明の一実施の形態における冷却器56の第1の構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態における冷却器56の第2の構成を示す断面図である。 本発明の一実施の形態における押出速度V1と引張速度V2との関係を示す図である。 本発明の一実施の形態における製造方法を用いて製造された樹脂ベルト313の構成を模式的に示す断面図である。 従来の製造方法を用いて樹脂ベルトを製造する場合の、冷却中の樹脂ベルトの構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
以下の実施の形態では、定着装置が画像形成装置に搭載されている場合について説明する。定着装置が搭載される画像形成装置は、MFP、ファクシミリ装置、複写機、プリンターなどであってもよい。
[画像形成装置の構成]
始めに、本実施の形態における画像形成装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における画像形成装置100の構成を示す断面図である。
図1を参照して、本実施の形態における画像形成装置100は、MFPであり、用紙搬送部10と、トナー像形成部20(画像形成手段の一例)と、定着装置30とを主に備えている。
用紙搬送部10は、給紙トレイ102と、給紙ローラー103aと、搬送ローラー103bおよび103cと、排紙ローラー103dと、排紙トレイ115とを含んでいる。給紙トレイ102は、画像を形成するための用紙Pを収容する。給紙トレイ102は複数であってもよい。給紙ローラー103aは、給紙トレイ102と搬送経路TR1との間に設けられている。搬送ローラー103bおよび103cの各々は、搬送経路TR1に沿って設けられている。排紙ローラー103dは、搬送経路TR1の最も下流の部分に設けられている。排紙トレイ115は画像形成装置本体118の最上部に設けられている。
トナー像形成部20は、いわゆるタンデム方式でY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、およびK(ブラック)の4色の画像を合成し、用紙にトナー像を転写(形成)する。トナー像形成部20は、4組の画像形成ユニット20Y、20M、20C、および20Kと、露光装置(レーザーユニット)104と、中間転写ベルト109と、一次転写ローラー108a、108b、108c、および108dと、二次転写ローラー111と、クリーニング装置112などを含んでいる。
画像形成ユニット20Y、20M、20C、および20Kの各々は、中間転写ベルト109の直下に並置されている。画像形成ユニット20Yは、感光体ドラム101aと、帯電ローラー105aと、現像装置106aと、クリーニング装置110aなどを含んでいる。感光体ドラム101aは、図1中矢印AR1で示す方向に回転駆動される。感光体ドラム101aの周囲には、帯電ローラー105a、現像装置106a、およびクリーニング装置110aが配置されている。
画像形成ユニット20Mは、感光体ドラム101bと、帯電ローラー105bと、現像装置106bと、クリーニング装置110bなどを含んでいる。画像形成ユニット20Cは、感光体ドラム101cと、帯電ローラー105cと、現像装置106cと、クリーニング装置110cなどを含んでいる。画像形成ユニット20Kは、感光体ドラム101dと、帯電ローラー105dと、現像装置106dと、クリーニング装置110dなどを含んでいる。画像形成ユニット20M、20C、および20Kの各々は、画像形成ユニット20Yと同様の構成を有している。
露光装置104は、画像形成ユニット20Y、20M、20C、および20Kの下部に設けられている。中間転写ベルト109は、画像形成ユニット20Y、20M、20C、および20Kの上部に設けられている。中間転写ベルト109は、環状であり、回転ローラー107に架け渡されている。中間転写ベルト109は、図1中矢印AR2で示す方向に回転駆動される。一次転写ローラー108a、108b、108c、および108dの各々は、中間転写ベルト109を挟んで感光体ドラム101a、101b、101cおよび101dの各々と対向している。二次転写ローラー111は、搬送経路TR1において中間転写ベルト109と接触している。二次転写ローラー111と中間転写ベルト109との間隔は、図示しない圧接離間機構により調整可能である。クリーニング装置112は、中間転写ベルト109の付近に設けられている。
定着装置30は、加熱器31(定着ベルト311)と加圧器32との定着ニップ部で、トナー像を担持した用紙を挟み込みながら搬送経路TR1に沿って搬送することで、用紙上にトナー像を定着させる。
画像形成装置100は、感光体ドラム101aを回転させて、感光体ドラム101aの表面を帯電ローラー105aによって帯電させる。画像形成装置100は、帯電された感光体ドラム101aの表面に対して、露光装置104により画像形成情報に従った露光を行い、感光体ドラム101aの表面に画像形成情報に従った静電潜像を形成する。
次に画像形成装置100は、静電潜像が形成された感光体ドラム101aに対して、現像装置106aからトナーを供給して現像を行い、感光体ドラム101aの表面にYの色のトナー像を形成する。
画像形成装置100は、同様の方法で、感光体ドラム101b、101c、および101dの各々の表面に、それぞれMCKの色のトナー像を形成する。
次に画像形成装置100は、一次転写ローラー108a、108b、108c、および108dの各々を用いて、感光体ドラム101a、101b、101c、および101dに形成された各色のトナー像を、中間転写ベルト109の表面に順次転写する(一次転写)。中間転写ベルト109の表面には、各色のトナー像が合成されたトナー像が形成される。
画像形成装置100は、中間転写ベルト109に転写されずに感光体ドラム101a、101b、101c、および101dの各々に残留したトナーを、クリーニング装置110a、110b、110c、および110dの各々により除去する。
続いて画像形成装置100は、中間転写ベルト109の表面に形成されたトナー像を、回転ローラー107によって二次転写ローラー111と対向する位置まで搬送する。
一方、画像形成装置100は、給紙トレイ102に収容された用紙Pを、給紙ローラー103aにより給紙し、搬送ローラー103bおよび103c(タイミングローラー)により搬送経路TR1に沿って中間転写ベルト109と二次転写ローラー111との間に導く。そして画像形成装置100は、中間転写ベルト109の表面に形成されたトナー像を、二次転写ローラー111により用紙Pに転写する。
画像形成装置100は、用紙Pに転写されずに中間転写ベルト109の表面に残留したトナーを、クリーニング装置112により除去および回収する。
画像形成装置100は、トナー像が転写された用紙Pを定着装置30に導き、定着装置30によりトナー像を用紙Pに定着する。その後画像形成装置100は、トナー像が定着された用紙Pを、排紙ローラー103dにより排紙トレイ115に排紙する。
画像形成により現像装置106a、106b、106c、および106dの各々の内部のトナーが少なくなると、YMCK各色のトナーボトル114a、114b、114c、および114dの各々の内部に保管されたトナーが、現像装置106a、106b、106c、および106dの各々に供給される。トナーボトル114a、114b、114c、および114dの各々は着脱可能であり、トナーボトル114a、114b、114c、および114dのうちいずれかのトナーボトルの内部のトナーが無くなると、ユーザーはそのトナーボトルを交換する。これにより、画像形成装置100に対してトナーが継続して供給される。
[定着装置の構成]
続いて、本実施の形態における定着装置の構成について説明する。
図2は、本発明の一実施の形態における定着装置30の構成を示す断面図である。
図2を参照して、定着装置30は、加熱器31と、加圧器32とを含んでいる。加熱器31は、無端ベルトの定着ベルト311を加圧器32に圧接させるものである。加圧器32は、軸AX1を中心として回転駆動される。加熱器31の定着ベルト311は、加圧器32に従動回転する。
加熱器31は、定着ベルト311と、押圧部材312と、熱源318と、反射板319と、保持フレーム320とを含んでいる。定着ベルト311は、軸方向の両端部において図示しないガイド部材によって挟持されることで、加圧器32に圧接して定着ニップ部を形成する位置で支持されている。これにより、定着ベルト311は、加圧器32の回転に伴い従動回転する。
押圧部材312は、定着ベルト311の内側に設けられており、保持フレーム320によって保持されている。押圧部材312は加圧器32に対して内側から定着ベルト311を押圧する。押圧部材312は、定着ベルト311を弾性変形して押圧する弾性押圧部材316と、弾性押圧部材316よりも硬度の高い材料で構成される剛体押圧部材317とを含んでいる。剛体押圧部材317は弾性押圧部材316を把持している。
熱源318は、定着ベルト311の内側に設けられている。熱源318は、定着ベルト311を所定の目標温度に加熱する。熱源318としては、ハロゲンヒーターなどが用いられる。
反射板319は、熱源318の光を反射する。反射板319は、熱源318の外周面の一部を幅方向にわたって覆っている。反射板319の形状は、軸AX1と直交する断面で見た場合、定着ベルト311の方向(図2における左方向)に開口した形状となっている。これにより、熱源318の光を定着ベルト311へと導いて、定着ベルト311を効率よく加熱することができる。
定着ベルト311は、樹脂ベルト313と、弾性層314と、離型層315とを含んでいる。樹脂ベルト313の外表面には弾性層314が形成されており、弾性層314の外表面には離型層315が形成されている。
樹脂ベルト313は、円筒形状であり、熱可塑性樹脂と充填材とを含んでいる。樹脂ベルト313の厚さが大きい場合には、定着ベルト311の熱容量が大きくなり、定着ベルト311の昇温速度が遅くなる。また、定着ベルト311の柔軟性が悪くなり定着ニップ部で変形しにくくなる。その結果、ニップ幅が大きくとれなくなる。一方、樹脂ベルト313の厚さが小さすぎると、定着ベルト311の形状保持が困難となる。このため、樹脂ベルト313は、内径や荷重に応じて適切な厚さを有している必要がある。具体的には、樹脂ベルト313は50μm以上200μm以下の厚さを有しており、15mm以上150mm以下の内径を有していることが好ましい。
弾性層314は、たとえばシリコーンゴムやフッ素ゴムなどの弾性および耐熱性に優れた材料よりなっている。離型層315は、離型性が高い材料よりなっており、たとえば四フッ化エチレン(PFA)や四フッ化エチレン樹脂(PTFE)などのフッ素樹脂などよりなっている。離型層315の形態は、チューブやコートなど任意である。
なお、定着ベルト311においては、弾性層314が省略され、樹脂ベルト313および離型層315の2つの層よりなっていてもよい。
加圧器32は、芯金321と、弾性層322と、離型層323とを含んでいる。芯金321は、軸AX1を中心に矢印AR3で示す方向に回転駆動される。弾性層322および離型層323の各々は、芯金321の外表面にこの順序で形成されている。芯金321は、金属材料などからなっている。弾性層322は、耐熱性を備えた弾性材料からなっている。離型層323は、定着温度に対する耐熱性と、定着ニップ部を通過した用紙Pの剥離を助ける離型性とを有する材料よりなっている。
[樹脂ベルトの製造方法]
続いて、本実施の形態における樹脂ベルトの製造方法について説明する。
図3は、本発明の一実施の形態における樹脂ベルトの製造装置50の構成を模式的に示す断面図である。なお図3では、成形物が棒状の断面形状で示されているが、成形物は円筒形状を有しているため、実際には図5や図6に示す断面形状を有している。
図3を参照して、樹脂ベルトの製造装置50は、ホッパー51と、加熱シリンダー52と、スクリュー53と、モーター54と、ダイ55と、冷却器56と、冷却槽57と、引張機58と、切断機59とを備えている。
ホッパー51は、充填材および熱可塑性樹脂を含む原料ORを加熱シリンダー52の内部空間52bに導入するためのものである。ホッパー51は、たとえば円錐状の形状を有している。
加熱シリンダー52は、ヒーター52aによって原料ORを加熱するためのものである。加熱シリンダー52は、円筒形状を有している。加熱シリンダー52には、図3中横方向に延在する内部空間52bが設けられている。内部空間52bは、ホッパー51の底部においてホッパー51の内部空間51aと接続している。ヒーター52aは、内部空間52bを構成する加熱シリンダー52の内壁面に埋め込まれている。
スクリュー53は、原料ORを混合し、矢印AR5で示す方向に搬送するためのものである。スクリュー53は、加熱シリンダー52の内部空間52bに設けられている。スクリュー53は、内部空間52bにおいてモーター54の動力によって回転駆動される。
ダイ55は、矢印AR5で示す搬送方向における加熱シリンダー52の下流側に、加熱シリンダー52と隣接して設けられている。ダイ55は、原料ORを必要な形状(ここでは円筒形状)に成形した成形物CPを作製するためのものである。ダイ55は、円筒形状を有している。ダイ55は、図3中横方向に延在する内部空間55aが設けられている。内部空間55aは、加熱シリンダー52の内部空間52bと接続している。
冷却器56は、矢印AR5で示す搬送方向におけるダイ55の下流側に、ダイ55と空間を隔てて設けられている。冷却器56は、成形物CPを冷却するためのものである。冷却器56は空間を隔ててダイ55の下流側に設けられている。冷却器56の詳細な構成については後述する。
冷却槽57は、矢印AR5で示す搬送方向における冷却器56の下流側に、冷却器56と隣接して設けられている。冷却槽57は、冷却水に成形物CPを浸漬することによって成形物CPを冷却するためのものである。
引張機58は、矢印AR5で示す搬送方向における冷却槽57の下流側に設けられている。引張機58は、2つの回転体58aおよび58bで成形物CPを挟むことにより、矢印AR5で示す搬送方向に成形物CPを引っ張るものである。
切断機59は、矢印AR5で示す搬送方向における引張機58の下流側に設けられている。切断機59は、成形物CPを所望の位置で切断するものである。
図4は、本発明の一実施の形態における樹脂ベルトの製造工程を示す図である。
図3および図4を参照して、作業者は、線状の充填材および熱可塑性樹脂を含む原料ORを、矢印AR4で示すようにホッパー51の内部空間51a内に投入する。
熱可塑性樹脂は、押出成形可能なものであればよい。熱可塑性樹脂は、たとえばポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルケトンケトンエーテルケトン(PEKKEK)、熱可塑性ポリイミド(PI)、または液晶ポリマー(LCP)などの耐熱性樹脂よりなっている。
充填材は、たとえばダイヤモンド、銀、銅、アルミニウム、大理石、ガラス、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、窒化ホウ素、酸化ベリリウム、カーボン、またはガラス繊維などよりなっている。特に充填材は、耐熱性や強度の観点から、カーボン繊維およびガラス繊維のうち少なくとも一方を含むことが好ましい。また、充填材は、大きな径および長さを有していることが好ましい。特に充填材は、2μm以上15μm以下の平均径を有しており、50μm以上200μm以下の平均長さを有していることが好ましい。
なお、充填材の平均径および平均長さは、所定本数の充填材の顕微鏡写真を撮影し、得られた顕微鏡写真に含まれる充填材の各々の径および長さを計測することにより計測される。
ホッパー51は、投入された原料ORを加熱シリンダー52の内部空間52bに供給する。
スクリュー53は、加熱シリンダー52により原料を加熱するのと並行して、内部空間52bに供給された原料ORを混合し、矢印AR5で示す搬送方向に搬送する(ステップS1:材料混合)。
加熱シリンダー52は、内部空間52bに供給された原料ORを加熱することにより、原料OR中の熱可塑性樹脂を溶融させる(ステップS2:溶融)。
スクリュー53は、充填材および溶融した熱可塑性樹脂を含む原料ORをダイ55から押し出す。これにより、原料ORは、円筒形状の成形物CPに押出成型される(ステップS3:押出し)。原料ORはダイ55から連続して押し出されるため、成形物CPは、矢印AR5で示す搬送方向に沿って延在した形状となる。
引張機58は、ダイ55から押し出された成形物CPを、矢印AR5で示す搬送方向(押出方向)に引っ張りながら、冷却器56および冷却槽57の各々で冷却する。成形物CPは、冷却器56および冷却槽57を通過する際に冷却されて固まる(ステップS4:冷却成形)。
切断機59は、引張機58を通過した成形物CPを必要な長さに切断する(ステップS5:切断)。以上の工程により、樹脂ベルト313が完成する。
なお、成形物の切断後、切断した成形物を筒状の金型にセットして、成形物が溶融しない温度でアニールしてもよい。これにより、樹脂ベルトの寸法精度を向上することができ、樹脂ベルト313の残留歪みを除去することができる。
冷却器56は、たとえば次の第1または第2の構成を有している。
図5は、本発明の一実施の形態における冷却器56の第1の構成を示す断面図である。
図5を参照して、第1の構成の冷却器56は、円筒形状の中子よりなっている。第1の構成の冷却器56は、押し出された成形物CPの内周面を冷却器56の外周面に接触させることで、成形物CPを所定の寸法にして冷却する。
図6は、本発明の一実施の形態における冷却器56の第2の構成を示す断面図である。
図6を参照して、第2の構成の冷却器56は、エア噴射部56aと、パイプ部56bとを含んでいる。エア噴射部56aは、左端部に蓋部561が設けられた円筒形状を有している。エア噴射部56aは、外周面に形成された多数の孔562を含んでいる。
第2の構成の冷却器56は、矢印AR6で示すように、エア噴射部56aの多数の孔562を通じて、押し出された成形物CPの内周面にエアを噴射する。これにより、第2の構成の冷却器56は、成形物CPの外周面をパイプ部56bの内周面に接触させて、成形物CPを所定の寸法にて冷却する。
図7は、本発明の一実施の形態における押出速度V1と引張速度V2との関係を示す図である。
図7を参照して、押出速度V1は、成形物CPがダイ55から押し出される速度である。押出速度V1は、スクリュー53の回転速度や、ダイ55における開口部の面積などによって決まる速度である。
また、引張速度V2は、引張機58が成形物CPを引っ張る速度である。引張速度V2は、回転体58aおよび58bの回転速度などによって決まる速度である。
引張速度V2が押出速度V1よりも大きくなる程、成形物CPはより大きな力で矢印AR5で示す搬送方向に延伸される。その結果、樹脂ベルトの生産性はより高くなり、冷却器56および冷却槽57で冷却された後の成形物CPの厚さt2は、ダイ55から押し出された直後の成形物CPの厚さt1よりも薄くなる。
一方、引張速度V2が押出速度V1よりも小さい場合には、成形物CPを矢印AR5で示す方向に正常に搬送することができなくなるおそれがある。
本実施の形態において、押出速度V1と引張速度V2とは、1.0V1≦V2≦1.1V1の関係を有している。すなわち、成形物CPは、冷却される際に矢印AR5で示す搬送方向にわずかに延伸されるか、または延伸されない。その結果、ダイ55から押し出された直後の成形物CPの厚さt1と、冷却器56および冷却槽57で冷却された後の成形物CPの厚さt2とは、ほぼ同じ厚さとなり、0.9t1≦t2≦1.0t1の関係を有している。厚さt1およびt2は、レーザー光や赤外光を用いて計測される。
特に押出速度V1と引張速度V2とは、等しいことが好ましい。この場合には、成形物CPは延伸されずに(無延伸の状態で)冷却され、厚さt1と厚さt2とが等しくなる。
[実施の形態の効果]
次に、本実施の形態の効果について説明する。
図8は、本発明の一実施の形態における製造方法を用いて製造された樹脂ベルトの構成を模式的に示す断面図である。
図8を参照して、樹脂ベルト313は、円筒形状を有しており、熱可塑性樹脂よりなる母材91と、母材91中に分散する線状の充填材92とを含んでいる。本実施の形態の製造方法において、押出速度V1と引張速度V2とは、1.0V1≦V2≦1.1V1の関係を有しているため、成形物CPは、冷却される際にわずかに延伸されるか、または延伸されない。これにより、熱可塑性樹脂よりなる母材91と充填材92との間にクラックおよびピンホールが発生しにくくなる。また、樹脂ベルト313の表面から充填材92がはみ出る現象も発生しにくくなり、樹脂ベルト313の表面が平滑になる。その結果、耐熱性、柔軟性、および省エネルギー性を向上することができ、樹脂ベルトの品質を向上することができる。
本実施の形態によれば、上述のようにクラックやピンホールの発生を抑えることができるので、添加する充填材92を長くしつつ、樹脂ベルトを薄膜化することができる。具体的には、充填材92の平均長さLと、樹脂ベルト313の厚さW(図7の厚さt2に相当)とは、0.5W≦L≦2.0Wの関係を有している。
さらに本実施の形態によれば、樹脂ベルト313の表面が平滑化されるため、樹脂ベルト313を定着装置30に用いた場合には、画像ノイズの発生を抑制することができ、高品質な画像を得ることができる。
図9は、従来の製造方法を用いて樹脂ベルトを製造する場合の、冷却中の樹脂ベルトの構成を模式的に示す断面図である。
図9を参照して、従来の製造方法では、強度および生産性を向上する目的で、引っ張り速度V2が押出速度V1の2倍程度に設定されていた。冷却器56および冷却槽57で冷却された後の成形物CPの厚さt2は、ダイ55から押し出された直後の成形物CPの厚さt1の2分の1程度まで薄くされていた。
従来の製造方法では、冷却時の成形物CPは強い引張力を受けて矢印AR5で示す搬送方向に延伸される。その結果、成形物CPに添加する充填材92として長いものを用いた場合には、延伸する力により、熱可塑性樹脂よりなる母材91と充填材92との間にクラック93が発生し、成形物CPを貫通するピンホール94の原因となる。また、成形物CPの表面から充填材92がはみ出る現象も発生する。その結果、樹脂ベルトの品質が著しく低下する。また、クラック93やピンホール94の発生を抑えるために樹脂ベルトの厚さを大きくすると、柔軟性および省エネルギー性が悪化する。
[その他]
上述の実施の形態および実施例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 用紙搬送部
20 トナー像形成部
20C,20K,20M,20Y 画像形成ユニット
30 定着装置
31 加熱器
32 加圧器
50 樹脂ベルト製造装置
51 ホッパー
51a ホッパーの内部空間
52 加熱シリンダー
52a 加熱シリンダーのヒーター
52b 加熱シリンダーの内部空間
53 スクリュー
54 モーター
55 ダイ
55a ダイの内部空間
56 冷却器
56a エア噴射部
56b パイプ部
57 冷却槽
58 引張機
58a,58b 引張機の回転体
59 切断機
91 母材
92 充填材
93 クラック
94 ピンホール
100 画像形成装置
101a,101b,101c,101d 感光体ドラム
102 給紙トレイ
103a 給紙ローラー
103b,103c 搬送ローラー
103d 排紙ローラー
104 露光装置
105a,105b,105c,105d 帯電ローラー
106a,106b,106c,106d 現像装置
107 回転ローラー
108a,108b,108c,108d 一次転写ローラー
109 中間転写ベルト
110a,110b,110c,110d クリーニング装置
111 二次転写ローラー
112 クリーニング装置
114a,114b,114c,114d トナーボトル
115 排紙トレイ
118 画像形成装置本体
311 定着ベルト
312 押圧部材
313 樹脂ベルト
314,322 弾性層
315,323 離型層
316 弾性押圧部材
317 剛体押圧部材
318 熱源
319 反射板
320 保持フレーム
321 芯金
561 蓋部
562 孔
AX1 軸
CP 成形物
OR 原料
P 用紙
TR1 搬送経路

Claims (7)

  1. 熱可塑性樹脂よりなる母材と、
    前記母材中に分散する線状の充填材とを含む円筒形状の樹脂ベルトであって、
    前記充填材の平均長さLと、前記樹脂ベルトの厚さWとは、0.5W≦L≦2.0Wの関係を有する、樹脂ベルト。
  2. 前記充填材は、カーボン繊維およびガラス繊維のうち少なくとも一方を含む、請求項1に記載の樹脂ベルト。
  3. 加熱される定着ベルトと、
    前記定着ベルトとの間で、用紙を挟み込む定着ニップ部を形成する加圧器とを備え、
    前記定着ベルトは、請求項1または2に記載の樹脂ベルトを含む、定着装置。
  4. 用紙上にトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記用紙上に前記トナー像を定着させる請求項3に記載の定着装置とを備えた、画像形成装置。
  5. 線状の充填材と熱可塑性樹脂とを含む原料中の前記熱可塑性樹脂を溶融させる工程と、
    溶融した前記熱可塑性樹脂を含む前記原料をダイから押し出すことにより、円筒形状の成形物に成形する工程と、
    引張機を用いて前記成形物を押出方向に引っ張りながら、前記成形物を冷却する工程とを備え、
    前記成形物が前記ダイから押し出される速度である押出速度V1と、前記引張機において前記成形物を引っ張る速度である引張速度V2とは、1.0V1≦V2≦1.1V1の関係を有する、樹脂ベルトの製造方法。
  6. 前記成形物を成形する工程において前記ダイから押し出された直後の前記成形物の厚さt1と、前記成形物を冷却する工程において冷却された後の前記成形物の厚さt2とは、0.9t1≦t2≦1.0t1の関係を有する、請求項5に記載の樹脂ベルトの製造方法。
  7. 前記成形物を冷却する工程において、前記成形物に対して延伸を行わない、請求項5または6に記載の樹脂ベルトの製造方法。
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