JP2020106709A - 定着ベルト、定着装置、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

定着ベルト、定着装置、画像形成装置及び画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の大型化や制御の複雑化を招くことなく、画像の光沢度制御を可能とすること。【解決手段】弾性層42を有する無端状の定着ベルトであって、弾性層42は、1Hzの振動を与えたときの動的粘弾性測定による損失正接(tanδ)が、110℃から180℃の範囲において減少していく特性を有する。特に、損失正接(tanδ)の110℃から180℃の範囲における減少率は、10%以上である。また、弾性層42の110℃における貯蔵弾性率(E’)は、4.6×106[Pa]以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、定着ベルト、定着装置、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来、複写機やレーザービームプリンターなどの画像形成装置が広く利用されている。近年、かかる画像形成装置に対して、画像の光沢度をコントロールしたいというユーザーのニーズがある。
光沢度を制御する技術としては、例えば、定着器を2台搭載した装置(特許文献1参照)や、加圧ローラーを複数搭載した装置(特許文献2参照)、或いは、プロセスを変えて光沢度を制御する方法(特許文献3参照)などが提案されている。
特開2005−173259号公報 特開2010−211080号公報 特開平8−305210号公報
しかしながら、上記特許文献1から3の技術は、装置の大型化や制御の複雑化が必要であり、高コスト化するという問題があった。
本発明の課題は、装置の大型化や制御の複雑化を招くことなく、画像の光沢度制御を可能とすることである。
上記課題を解決するため、本発明の定着ベルトは、
弾性層を有する無端状の定着ベルトであって、
前記弾性層は、1Hzの振動を与えたときの動的粘弾性測定による損失正接が、110℃から180℃の範囲において減少していくことを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、
上記定着ベルトと、
前記定着ベルトの内周面側に配される第1駆動ローラーと、
前記定着ベルトの外周面側に配され、前記第1駆動ローラーとともに用紙を通過させるニップ部を形成する第2駆動ローラーと、
前記第1駆動ローラーと前記第2駆動ローラーの回転速度を異ならせることによって、用紙に形成されているトナー像の光沢を調整する制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、
電子写真方式により用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
用紙上のトナー像を用紙に定着させる上記定着装置と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成方法は、
感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像する現像工程と、
形成されたトナー像を用紙上に転写する転写工程と、
上記定着装置によって、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着させる定着工程と、を有する画像形成方法であって、
前記定着工程において、前記第1駆動ローラーの回転速度と、前記第2駆動ローラーの回転速度を異ならせることによって、用紙に形成されているトナー像の光沢を調整することを特徴とする。
本発明によれば、装置の大型化や制御の複雑化を招くことなく、画像の光沢度制御が可能となる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る定着装置の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る定着ベルトの斜視図である。 定着ベルトの断面図である。 本実施の形態における弾性層と従来の弾性層との、損失正接の値を比較したグラフである。 本実施の形態の定着ベルトが用いられた定着装置において、2つのローラーの回転速度に速度差がある場合と、ない場合との光沢度を比較したグラフである。 従来の定着ベルトが用いられた定着装置において、2つのローラーの回転速度に速度差がある場合と、ない場合との光沢度を比較したグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[画像形成装置]
先ず、本実施の形態の画像形成装置10の構成について説明する。
図1は、画像形成装置10の概略構成を示す図である。
画像形成装置10は、電子写真方式によって用紙に画像を形成する画像形成装置である。
図1に示すように、画像形成装置10は、例えば、制御部11、原稿読取部12、画像処理部13、給紙部14、搬送部15、画像形成部20、及び定着装置30等を備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、画像形成装置10の各部の処理動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラム及び各種データが記憶されている記憶部である。制御部11は、CPUがROMから各種プログラムを読み出して適宜RAMに展開し、展開したプログラムとCPUの協働で、各種処理を実行する。
原稿読取部12は、コピー用に設けられたスキャナー等であり、制御部11の指示に従って、原稿台上にセットされた原稿を読み取って、入力画像データを生成する。
画像処理部13は、入力画像データに必要な画像処理を行い、画像処理後の画像データを画像形成部20に出力する。画像処理には、例えば、色変換処理、階調再現処理(スクリーン処理等)、及び補正処理(シェーディング補正等)等が含まれる。
給紙部14は、複数の給紙トレイを備え、制御部11の指示に従って、画像形成部20に用紙を供給する。各給紙トレイには、それぞれ予め定められた紙種やサイズの用紙が収納されている。
搬送部15は、複数のローラー対を有し、制御部11の指示に従って、給紙部14から給紙された用紙を、画像形成部20、定着装置30へ搬送し、画像形成及び定着された用紙を排紙口から排紙トレイ(図示略)に排出する。
画像形成部20は、制御部11の指示に従って、画像処理部13により画像処理された画像データに基づいて、Y、M、C、及びKの複数の色からなる画像を用紙上に形成する。画像形成部20は、4つの書込みユニット21Y、21M、21C、21K、中間転写ベルト22、2次転写部23等を備えている。
4つの書込みユニット21Y、21M、21C、21Kは、中間転写ベルト22のベルト面に沿って直列(タンデム)に配置され、それぞれY、M、C及びKの色の画像を形成する。書込みユニット21Yは、感光体211Y、帯電部212Y、光走査装置213Y、現像部214Y、1次転写ローラー215Y、及びクリーニング部216Yを備えている。
画像形成時、書込みユニット21Yでは、帯電部212Yにより感光体211Yに電圧を印加して帯電させた後、光走査装置213Yにより画像データに基づいて発光させた光束で感光体211Y上を走査して静電潜像を形成する。現像部214Yによりトナーを供給して、感光体211Y上の静電潜像を現像すると、像担持体である感光体211Y上にトナー像が形成される。
なお、各書込みユニット21M、21C、21Kは、書込みユニット21Yと同様に構成されているため、その説明を省略する。
各書込みユニット21Y〜21Kにおいて、感光体211Y〜211K上にトナー像が形成されると、1次転写ローラー215Y〜215Kにより、感光体211Y〜211K上のトナー像が中間転写ベルト22上に順次重ねて転写(1次転写)される。これにより、中間転写ベルト22上には複数の色からなるトナー像が形成される。1次転写後、クリーニング部216Y〜216Kにより感光体211Y〜211K上に残留するトナーが除去される。
中間転写ベルト22は、複数のローラーにより巻き回されて回転する無端ベルト状の像担持体である。当該複数のローラーには、1次転写ローラー215Y〜215Kも含まれる。
2次転写部23は、給紙部14から搬送される用紙の搬送経路上に配置されている。2次転写部23は、給紙部14から給紙された用紙上に、中間転写ベルト22上のトナー像を転写(2次転写)し、定着装置30に搬送する。
定着装置30は、制御部11の指示に従って、画像形成部20によりトナー像が形成された用紙を加熱及び加圧し、用紙に画像を熱定着させる。
[定着装置]
次に、定着装置30の詳細な構成について説明する。
図2は、定着装置30の構成を模式的に示す図である。
定着装置30は、定着ベルト40の構成以外は、公知のいわゆる二軸ベルト式定着装置と同様の構成とすることができる。
具体的に、図2に示すように、定着装置30は、例えば、第1ローラー31、第2ローラー(第1駆動ローラー)32、定着ベルト40、加圧ローラー(第2駆動ローラー)33、第1温度センサー34、第2温度センサー35、案内板36、案内ローラー37、第1駆動部38及び第2駆動部39等を備えている。
第1ローラー31は、第2ローラー32と共に定着ベルト40を軸支する。
第1ローラー31は、例えば、外表面に弾性層を有する、回転自在なアルミニウム製の伝熱性のスリーブである。スリーブの内部には、ハロゲンヒータなどの加熱源である第1ヒーターH1が配置されており、これにより、第1ローラー31は、定着ベルト40を加熱するための加熱ローラーとして機能している。
なお、第1ヒーターH1は、上記したようにスリーブの内部に配置される構成以外にも、定着ベルト40に対向するように配置される構成としても良い。
第2ローラー32は、例えば、外周面に弾性層を有するローラーであって、第1ローラー31と共に定着ベルト40を軸支する。また、第2ローラー32は、定着ベルト40を介して、加圧ローラー33と共にニップ部Nを形成する。
第2ローラー32は、その軸部が第1駆動部38に連結され、第1駆動部38により駆動されて図2に示す矢印方向に回転し、定着ベルト40を回転させる。
定着ベルト40は、第1ローラー31及び第2ローラー32に軸支される。なお、第1ローラー31及び第2ローラー32以外にも、定着ベルト40を軸支するローラーを備える構成であっても良い。
第1ローラー31及び第2ローラー32に軸支されている状態の定着ベルト40の張力は、例えば、45N以下である。当該張力は、例えば、第1ローラー31及び第2ローラー32の軸間距離を拡げる方向にこれらの少なくとも一方を付勢するばねなどの弾性部材の弾性力(付勢力)や、第1ローラー31及び第2ローラー32の軸間距離などによって調整することが可能である。
定着ベルト40は、例えば、第1温度センサー34によるフィードバック制御により、第1ヒーターH1によって所望の温度に加熱される。
なお、かかる定着ベルト40の詳細な構成については後述する。
加圧ローラー33は、定着ベルト40を介して第2ローラー32に対向して配置されている。
加圧ローラー33は、その軸部が第2駆動部39に連結され、第2駆動部39に駆動されて図2に示す矢印方向に回転する。
加圧ローラー33は、回転軸が定着ベルト40に対して接近、離間可能なローラーであって、定着ベルト40に接近したときに、当該定着ベルト40を介して第2ローラー32の外表面を押圧し、第2ローラー32と共にニップ部Nを形成する。
ニップ部Nが形成される際の加圧ローラー33の押圧力は、例えば、100kPa/cm以上である。加圧ローラー33の押圧力は、加圧ローラー33を付勢するばねなどの弾性部材の弾性力(付勢力)や、第2ローラー32及び加圧ローラー33の軸間距離などによって調整することが可能である。
加圧ローラー33は、例えば、外表面に弾性層33aを有する、回転可能なアルミニウム製の伝熱性のスリーブである。スリーブの内部には、ハロゲンヒータなどの加熱源である第2ヒーターH2が配置されており、これにより、加圧ローラー33は、加熱ローラーとしても機能している。
また、加圧ローラー33の外表面の弾性層33aは、加圧ローラー33の回転軸方向において、硬度にばらつきがない(硬度が均一な)構成となっている。
加圧ローラー33は、例えば、第2温度センサー35によるフィードバック制御により、第2ヒーターH2によって所望の温度に加熱される。
なお、上記したように加圧ローラー33が第2ローラー32に接近することでニップ部Nが形成される構成以外にも、第1ローラー31及び第2ローラー32が加圧ローラー33に接近する構成でも良いし、両側から接近する構成でも良い。
第1温度センサー34は、第1ローラー31によって加熱された定着ベルト40の温度を検出するための装置である。
第2温度センサー35は、加圧ローラー33の外周面の温度を検出するための装置である。
案内板36は、未定着のトナー像を有する用紙をニップ部Nに案内するための部材であり、案内ローラー37は、トナー像が定着された用紙をニップ部Nから画像形成装置外へ案内するための部材である。
第1駆動部38は、モーター等により構成され、制御部11から入力された制御値(例えば、回転数)に基づいて第2ローラー32を回転させる。
第2駆動部39は、モーター等により構成され、制御部11から入力された制御値(例えば、回転数)に基づいて加圧ローラー33を回転させる。
定着装置30は、上記構成により、所望の定着温度にて用紙を加熱することができる。
定着温度は、トナーを融かして用紙に定着させるのに適切となるように設定された温度であり、例えば、110℃から180℃の範囲であって、用紙の種類などによって調整される。
定着温度は、例えば予備実験等により、それ以下の温度になるとトナーに定着不良が発生すると推測される温度である基準温度(T0)に対して、用紙の種類などによって決められた調整温度(Tα)を加えた値で定義される。
[定着ベルトの構成]
次に、定着ベルト40の詳細な構成について説明する。
図3は、本実施の形態に係る定着ベルト40の斜視図である。図4は、定着ベルト40の構成を示す拡大断面図である。
定着ベルト40は、基層41と、弾性層42と、離型層43とを有し、これら各層は、この順で積層されている。定着ベルト40の形状は無端状であり、二以上のローラーに、離型層43を外側にして軸支される。
基層41は、耐熱性樹脂製である。当該耐熱性樹脂は、定着ベルト40の使用温度において変性及び変形を生じない樹脂から適宜に選ばれ、一種でもそれ以上でもよい。
具体的に、使用可能な耐熱性樹脂としては、例えば、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、及びポリエーテルエーテルケトンが挙げられる。中でも、耐熱性の観点から、基層41に用いられる耐熱性樹脂は、ポリイミドであることが好ましい。
ポリイミドは、その前駆体であるポリアミド酸の、200℃以上の加熱による、または触媒を用いることによる、脱水・環化(イミド化)反応によって得られる。ポリアミド酸は、テトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物とを溶媒に溶解し、混合・加熱による重縮合反応によって製造されてもよいし、市販品であってもよい。上記ジアミン化合物及びテトラカルボン酸二無水物の例には、特開2013−025120号公報の段落0123〜0130に記載の化合物が含まれる。
また、基層41は、本実施の形態の効果が得られる範囲において、上記耐熱性樹脂以外の成分をさらに含んでいてもよい。例えば、基層41の材料に、上記耐熱性樹脂以外の樹脂成分をさらに含んでいてもよい。この際、基層41の材料における上記耐熱性樹脂の含有量は、成形性などの観点から、40〜100体積%であることが好ましい。
弾性層42は、伝熱性および弾性を十分に発現させる観点から、その厚みが、例えば、10〜500μmであることが好ましく、50〜450μmであることがより好ましく、100〜400μmであることがさらに好ましい。
また、弾性層42は、所望の耐久性を付与する観点から、その硬度(JIS K6301に準拠したデュロメータータイプAにより測定した硬度)が、例えば、15以上であることが好ましい。
この弾性層42は、弾性材料製である。
具体的に、使用可能な材料(弾性材料)としては、例えば、シリコーンゴムや熱可塑性エラストマー、ゴム材料などの弾性樹脂材料が挙げられるが、耐熱性及び弾性の観点から、シリコーンゴムであることが好ましい。
シリコーンゴムは、一種でもそれ以上でもよい。上記シリコーンゴムの例には、ポリオルガノシロキサンまたはその加熱硬化物、および、特開2009−122317号公報に記載の付加反応型シリコーンゴム、が含まれる。当該ポリオルガノシロキサンの例には、特開2008−255283号公報に記載の、両末端がトリメチルシロキサン基で封鎖され、側鎖にビニル基を有するジメチルポリシロキサン、が含まれる。
また、弾性層42は、本実施の形態の効果が得られる範囲において、上記の弾性樹脂材料以外の成分をさらに含んでいてもよい。例えば、上記弾性材料は、弾性層42の損失正接(tanδ)を調整するためのフィラーをさらに含んでいてもよい。当該フィラーの材料の例には、シリカ、金属シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、炭化ケイ素、カーボン及び黒鉛が含まれる。上記フィラーの形態は、限定されず、例えば、球状粉末、不定形粉末、扁平粉末または繊維である。
この弾性層42は、1Hzの振動を与えたときの動的粘弾性測定による損失正接(tanδ)の値が、110℃から180℃の範囲において減少する特性を有するものである。損失正接(tanδ)は、貯蔵弾性率(E’)に対する損失弾性率(E’’)の比で表される。
具体的には、弾性層42の110℃から180℃の範囲内における損失正接(tanδ)の減少率は、10%以上であることが好ましい。
このとき、弾性層42の110℃における貯蔵弾性率(E’)は、4.6×10以上であることが好ましい。
なお、損失正接(tanδ)は、弾性材料の試験片を用いて、公知の動的粘弾性測定装置を用いて測定することが可能である。
また、当該損失正接(tanδ)は、上記弾性材料の種類または組成や、フィラーなどの添加剤の含有量などにより調整することが可能である。
ここで、図5に、本実施の形態における弾性層42と従来の弾性層との、損失正接(tanδ)の値を比較したグラフを示す。
図5において、実線は、本実施の形態における弾性層42のtanδの温度依存性を示す。破線は、従来の定着ベルトに用いられた弾性層のtanδの温度依存性を示す。
かかるデータは、1Hzの振動を与えたときの動的粘弾性測定により得られたものである。
図5に示すように、従来の定着ベルトの弾性層は、tanδが110℃から180℃の範囲において僅かに上昇する特性を有するのに対し、本実施の形態における弾性層42は、tanδが110℃から180℃の範囲においてほぼ直線的に減少する特性を有する。
離型層43は、トナー成分に対する適度な離型性を有し、定着時に用紙に当接する定着ベルト40の外表面を構成している。
離型層43は、熱の伝達、弾性層42の変形への追従及び離型性の発現の観点から、その厚みが、例えば、5〜40μmであることが好ましく、10〜35μmであることがより好ましく、20〜30μmであることがさらに好ましい。
この離型層43の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリイソブチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、アルコール可溶性ナイロン、ポリカーボネート、ポリアリレート、フェノール、ポリオキシメチレン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリホスファゼン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリフェニレンエーテル、ポリパラバン酸、ポリアリルフェノール、フッ素樹脂、ポリ尿素、アイオノマー、シリコーン、及び、これらの混合物または共重合体、が挙げられるが、離型性及び耐熱性の観点から、フッ素樹脂であることが好ましく、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)であることがより好ましい。
また、離型層43は、本実施の形態の効果が得られる範囲において、上記の樹脂マトリクス材料以外の他の成分をさらに含んでいてもよい。例えば、離型層43は、潤滑材粒子をさらに含んでいてもよい。当該潤滑材粒子の例には、フッ素樹脂粒子、シリコーン樹脂粒子及びシリカ粒子が含まれる。
離型層43の材料における上記樹脂マトリクス材料の含有量は、伝熱性、及び弾性層42の変形に十分に追従する柔軟性、の観点から、70〜100体積%であることが好ましい。
なお、本実施の形態における定着ベルト40は、適度な耐久性及びトナー成分に対する適度な離型性発現させる観点から、上記基層41、弾性層42及び離型層43を備えることが好ましいが、少なくとも弾性層42を有していればよい。
また、定着ベルト40は、本実施の形態の効果を奏する範囲において、基層41、弾性層42、及び離型層43以外の他の層をさらに有していてもよい。当該他の層の例には、補強層が含まれる。
補強層は、定着ベルト40の機械的強度を高めるための層であり、例えば、定着ベルト40における弾性層42及び離型層43とは反対側の表面(基層41の内周面)に配置される。当該補強層は、前述した耐熱性樹脂で構成することができ、その厚さは、適宜に決めることが可能である。
また、定着ベルト40は、積層型の定着ベルトを作製する公知の方法を利用して作製することが可能である。例えば、定着ベルト40は、基層41となる耐熱性樹脂製の無端状の成形体の外表面上に、離型層43となるチューブを被せる工程と、当該成形体と当該チューブとの間に弾性材料またはその前駆体を注入する工程と、必要に応じて当該弾性材料または当該前駆体を加熱硬化させる工程と、を含む方法によって作製することができる。
[画像形成方法]
次に、本実施の形態の画像形成装置10による画像形成方法について説明する。
画像形成装置10は、上記した特性を有する定着ベルト40が用いられた定着装置30を備えている。
そして、制御部11の制御により、感光体211Y〜211K上に形成された静電潜像がトナーで現像され(現像工程)、感光体211Y〜211K上に形成されたトナー像が用紙に転写され(転写工程)、定着装置30により用紙上に転写されたトナー像が用紙に定着されて(定着工程)、用紙に画像が形成される。
また、制御部11は、定着工程において、第2ローラー32の回転速度が、加圧ローラー33の回転速度より遅くなるように速度差を与えることによって、用紙に形成されているトナー像の光沢を調整する制御を行う。
具体的には、制御部11は、第2ローラー32の回転速度を、加圧ローラー33の回転速度より2〜5%遅くすることにより、トナー像の光沢を調整する。なお、定着ベルト40の耐久性の観点から、速度差は5%以下とすることが好ましい。また、速度差を2%未満とすると、速度を同一とした場合と比較して光沢度がそこまで変わらない。すなわち、所望の光沢度を極力容易に実現させる観点から、速度差を2%以上とすることが好ましい。
また、ここで使用されるトナーは、貯蔵弾性率が1×10[Pa]時の温度が100〜140[℃]であるものが好ましい。このようなトナーであれば、比較的容易に融けてのびがよいため、より容易に光沢度を制御することができる。
ここで、図6に、本実施の形態の定着ベルト40が用いられた定着装置30において、2つのローラーの回転速度に速度差がある場合と、ない場合との光沢度を比較したグラフを示す。
また、図7に、従来の定着ベルトが用いられた定着装置において、2つのローラーの回転速度に速度差がある場合と、ない場合との光沢度を比較したグラフを示す。
図6及び図7では、第2ローラー32の回転速度を、加圧ローラー33の回転速度より3%遅くした場合のデータを実線で示し、2つのローラーの回転速度を同一とした場合のデータを破線で示している。
また、図6及び図7において、横軸は、定着温度の調整温度(Tα)を示し、縦軸は、光沢度(60°で正反射を測定した光沢度)を示す。
図6からわかるように、本実施の形態の定着ベルト40を用いると、2つのローラーの回転速度に速度差を与えた場合、速度差を与えない場合と比べて、定着温度の上昇に伴う光沢度の上昇率が大きく、調整温度(Tα)が30度以上では、光沢度の比を1.5倍以上にすることができる。
一方、図7からわかるように、従来の定着ベルトを用いると、2つのローラーの回転速度に速度差を与えたとしても、定着温度の上昇に伴う光沢度の上昇率に大きな変化がみられない。
上記結果は、本実施の形態の定着ベルト40では、定着ベルト40(第2ローラー32)と加圧ローラー33の回転速度に速度差をつけることで、弾性層42の圧縮・伸長変形によりブレーキがかかり、トナーにせん断力を与えることができるので、光沢度に幅がでていると考えられる。
[本実施の形態の効果]
以上のように、本実施の形態の定着ベルト40は、弾性層42を有する無端状の定着ベルトであって、弾性層42は、1Hzの振動を与えたときの動的粘弾性測定による損失正接(tanδ)が、110℃から180℃の範囲において減少していく特性を有する。特に、損失正接(tanδ)の110℃から180℃の範囲における減少率は、10%以上である。また、弾性層42の110℃における貯蔵弾性率(E’)は、4.6×10[Pa]以上である。
このため、高温になるにつれて貯蔵弾性率(E’)に対する損失弾性率(E’’)の比率が小さくなり、弾性体としての性質が維持され、定着処理時に強いせん断力をかけることが可能となる。
よって、装置の大型化や制御の複雑化を招くことなく、画像の光沢度制御が可能となる。
また、本実施の形態によれば、定着ベルト40は、弾性層42の硬度(JIS K6301に準拠したデュロメータータイプAにより測定した硬度)は、15以上である。
このため、適度な耐久性を有する定着ベルト40とすることができる。
また、本実施の形態によれば、定着ベルト40は、耐熱性樹脂製の基層41と、弾性層42と、離型層43とがこの順番で積層されている。
このため、適度な耐久性、及びトナー成分に対する適度な離型性を有する定着ベルト40とすることができる。
また、本実施の形態の定着装置30は、上記定着ベルト40と、定着ベルト40の内周面側に配される第2ローラー32と、定着ベルト40の外周面側に配され、第2ローラー32とともに用紙を通過させるニップ部Nを形成する加圧ローラー33と、第2ローラー32と加圧ローラー33の回転速度を異ならせることによって、用紙に形成されているトナー像の光沢を調整する制御を行う制御部11と、を備える。
このため、上記定着ベルト40を用い、第2ローラー32と加圧ローラー33の回転速度を異ならせることによって、定着処理時に強いせん断力をかけることとなり、画像の光沢度を制御することができる。
また、本実施の形態では、制御部11は、第2ローラー32の回転速度を、加圧ローラー33の回転速度より2〜5%遅くさせる。
このため、定着ベルト40が耐えうる範囲において、効率的に光沢度を制御することができる。
また、本実施の形態では、トナー像を形成するトナーは、貯蔵弾性率が1×10[Pa]時の温度が100〜140[℃]である。
このため、トナーが比較的容易に融けてのびがよいため、より容易に光沢度を制御することができる。
本発明を、以下の実施例および比較例を用いてさらに具体的に説明する。以下、特記しない限り、各操作は、室温下(20℃)で行われる。なお、本発明は、以下の実施例などに限定されない。
<実施例1>
(定着ベルトの作製)
内径99mm、長さ360mm、厚み70μmの熱硬化性ポリイミド樹脂からなるベルト基材の内側に、外径99mmのステンレス製の円筒状の芯金を密着させた。次いで、当該ベルト基材の外側に、厚さ30μmのPFAチューブを内周面上に保持する円筒金型を被せ、このようにして上記芯金と上記円筒金型を同軸で保持するとともに、両者の間にキャビティを形成した。次いで、当該キャビティにシリコーンゴム材料Aを注入し、加熱硬化して、厚さ250μmのシリコーンゴムA(弾性層材料)による弾性層を作製した。このようにして、ベルト基材(基層)、シリコーンゴムAの弾性層およびPFA製の表層(離型層)をこの順で重ねてなる定着ベルト1を作製した。
シリコーンゴム材料Aは、側鎖にビニル基を有するジメチルポリシロキサン100質量部と、架橋剤のヒドロキシル基含有ジメチルポリシロキサン3質量部と、粒度分布に重なりを有する2種類の粒径を有するシリカおよびアルミナおよび金属ケイ素合わせて、40質量部を混合した組成400%であり、熱伝導率は0.9W/m・Kであった。
(硬度の測定)
弾性層の硬度は、厚さ2.0mmの測定用のゴムシートを用いて、JISK6301に従い、デュロメータAにより測定した。ゴムシートは、上記弾性層の製造条件と同じ条件で作製した。測定した硬度は、表Iに示すとおりである。
(貯蔵弾性率、損失正接の測定)
弾性層の貯蔵弾性率(E’)、損失正接(tanδ)は、上記ゴムシートを用いて、公知の動的粘弾性測定装置により測定した。すなわち、当該動的粘弾性測定装置は、荷重発生部と、検体(ゴムシート)の両端を保持するためのホルダと、荷重発生部およびホルダを接続するプローブと、プローブの変位量を検出するための変位検出部と、ホルダに保持されている検体の雰囲気の温度を調整するためのヒーターと、当該雰囲気の温度を検出する温度計とを有している。
そして、10mm×40mmの上記ゴムシートを、その長手方向の両端にてホルダで挟持し、当該長手方向に、当該ゴムシートの長さの1%の振幅の正弦波形の力を周波数1Hzで荷重発生部によって発生させ、110℃〜180℃での変位量を変位検出部で検出し、得られた結果から、貯蔵弾性率(E’)及び損失正接(tanδ)を求めた。
110℃での貯蔵弾性率(E’)は、表Iに示すとおりである。また、110℃〜180℃における損失正接(tanδ)の変化特性(減少又は増加)は「減少」であり、その減少率は、表Iに示すとおりである。
(光沢度の測定)
上記定着ベルト1を、図1に示すような二軸ベルト式定着装置を備えた電子写真方式の画像形成装置の定着ベルトとして設置した。
定着温度を基準温度(T0)+調整温度(α=30℃)((TO)とはそれ以下の温度になると、トナーに定着不良が発生する温度である。)として、記録紙には王子製紙のPODグロスコート128g/m2のA3サイズを使用した。マゼンタ・イエロー2層のレッド、マゼンタ・シアンの2層のブルー、シアン・イエロー2層のグリーンの各々付き量が、7.0g/m2の画像の形成された出力物を、65枚/分の速度で搬送して、(1)第2ローラー32の回転速度を加圧ローラー33の回転速度より3%遅くした場合、(2)2つのローラーの回転速度を同一とした場合の2パターンで画像形成処理を行い、出来上がったそれぞれの画像形成物の光沢度を光沢度計(GM−268;コニカミノルタ社製)で測定した。光沢度は、60°での正反射を測定した。
(1)の画像形成処理の光沢度と、(2)の画像形成処理の光沢度により、光沢度比(光沢度(1)/光沢度(2))と光沢度差(光沢度(1)―光沢度(2))を求めた。その値は、表Iに示すとおりである。
<実施例2〜4および比較例1、2>
実施例2〜4および比較例1、2の定着ベルトは、弾性層に使用するシリコーンゴムを他のシリコーンゴムB〜Fに編子する以外については実施例1の定着ベルトと同様にして作製した。シリコーンゴムB〜Fは、側鎖にビニル基を有するジメチルポリシロキサンの種類や、フィラーの種類、粒径、粒度分布、複数種の混合割合、添加物の添加量などを調整する以外はシリコーンゴムAと同様である。
次いで、実施例1と同様にして、硬度、貯蔵弾性率、損失正接及び光沢度を測定した。
Figure 2020106709
[評価]
表Iから、実施例1〜4では、比較例1、2と比べて、光沢の制御幅が広がることがわかる。
これにより、定着ベルトは、高温部の貯蔵弾性率(E’)に対する損失弾性率(E’’)の比率が小さくなることで、弾性体としての性質が維持されて、プロセスに応じた強いせん断がかけられ、光沢の制御幅が大きくなると考えられる。
さらに、実施例1〜4から、110℃から180℃の範囲におけるtanδの減少率の値が高いほど、具体的には、減少率が10%以上であると、光沢度の差が大きく、光沢の制御幅が大きくなると考えられる。
なお、画像形成装置の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
10 画像形成装置
11 制御部
12 原稿読取部
13 画像処理部
14 給紙部
15 搬送部
20 画像形成部
21Y、21M、21C、21K 書込みユニット
22 中間転写ベルト
23 2次転写部
30 定着装置
31 第1ローラー
32 第2ローラー(第1駆動ローラー)
33 加圧ローラー(第2駆動ローラー)
34 第1温度センサー
35 第2温度センサー
36 案内板
37 案内ローラー
38 第1駆動部
39 第2駆動部
40 定着ベルト
41 基層
42 弾性層
43 離型層

Claims (10)

  1. 弾性層を有する無端状の定着ベルトであって、
    前記弾性層は、1Hzの振動を与えたときの動的粘弾性測定による損失正接が、110℃から180℃の範囲において減少していくことを特徴とする定着ベルト。
  2. 前記損失正接の110℃から180℃の範囲における減少率は、10%以上であることを特徴とする請求項1に記載の定着ベルト。
  3. 前記弾性層の110℃の貯蔵弾性率は、4.6×10[Pa]以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着ベルト。
  4. 前記弾性層の硬度(JIS K6301に準拠したデュロメータータイプAにより測定した硬度)は、15以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の定着ベルト。
  5. 耐熱性樹脂製の基層と、前記弾性層と、離型層とがこの順番で積層されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の定着ベルト。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の定着ベルトと、
    前記定着ベルトの内周面側に配される第1駆動ローラーと、
    前記定着ベルトの外周面側に配され、前記第1駆動ローラーとともに用紙を通過させるニップ部を形成する第2駆動ローラーと、
    前記第1駆動ローラーと前記第2駆動ローラーの回転速度を異ならせることによって、用紙に形成されているトナー像の光沢を調整する制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする定着装置。
  7. 前記制御部は、前記第1駆動ローラーの回転速度を、前記第2駆動ローラーの回転速度より2〜5%遅くさせることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記トナー像を形成するトナーは、貯蔵弾性率が1×10[Pa]時の温度が100〜140[℃]であることを特徴とする請求項6又は7に記載の定着装置。
  9. 電子写真方式により用紙にトナー像を形成する画像形成部と、
    用紙上のトナー像を用紙に定着させる請求項6から8のいずれか一項に記載の定着装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 感光体上に形成された静電潜像をトナーで現像する現像工程と、
    形成されたトナー像を用紙上に転写する転写工程と、
    請求項6から8のいずれか一項に記載の定着装置によって、用紙上に転写されたトナー像を用紙に定着させる定着工程と、を有する画像形成方法であって、
    前記定着工程において、前記第1駆動ローラーの回転速度と、前記第2駆動ローラーの回転速度を異ならせることによって、用紙に形成されているトナー像の光沢を調整することを特徴とする画像形成方法。
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