JP2002116608A - 帯電ローラ、該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
帯電ローラ、該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
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- JP2002116608A JP2002116608A JP2000308077A JP2000308077A JP2002116608A JP 2002116608 A JP2002116608 A JP 2002116608A JP 2000308077 A JP2000308077 A JP 2000308077A JP 2000308077 A JP2000308077 A JP 2000308077A JP 2002116608 A JP2002116608 A JP 2002116608A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 クラウン量の不足による帯電部材の長手方向
の帯電ムラ及び被覆時に生じるシームレスチューブの歪
みを解消し、これらに由来する画像欠陥を生じない帯電
ローラ、該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及
び電子写真装置を提供する。 【解決手段】 芯金2aと、該芯金外周上のアスカーC
硬度が36°以下の発泡弾性体層2bと、同時成形され
た多層シームレスチューブ2c、2dが該発泡弾性体層
外周に被覆されている帯電ローラにおいて、該シームレ
スチューブの表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点が
表面層以外の少なくとも1層に用いられる熱可塑性樹脂
の融点よりも低い材料で構成され、該帯電ローラが表面
層に用いられる熱可塑性樹脂の融点以上、表面層以外の
少なくとも1層に用いられる熱可塑性樹脂の融点以下の
温度で熱処理されていることを特徴とする帯電ローラ、
該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及び電子写
真装置。
の帯電ムラ及び被覆時に生じるシームレスチューブの歪
みを解消し、これらに由来する画像欠陥を生じない帯電
ローラ、該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及
び電子写真装置を提供する。 【解決手段】 芯金2aと、該芯金外周上のアスカーC
硬度が36°以下の発泡弾性体層2bと、同時成形され
た多層シームレスチューブ2c、2dが該発泡弾性体層
外周に被覆されている帯電ローラにおいて、該シームレ
スチューブの表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点が
表面層以外の少なくとも1層に用いられる熱可塑性樹脂
の融点よりも低い材料で構成され、該帯電ローラが表面
層に用いられる熱可塑性樹脂の融点以上、表面層以外の
少なくとも1層に用いられる熱可塑性樹脂の融点以下の
温度で熱処理されていることを特徴とする帯電ローラ、
該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及び電子写
真装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電部材、プロセ
スカートリッジ及び電子写真装置に関し、詳しくは、被
帯電体に接触配置され、電圧を印加されることにより該
被帯電体を帯電する帯電部材、該帯電部材を有するプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
スカートリッジ及び電子写真装置に関し、詳しくは、被
帯電体に接触配置され、電圧を印加されることにより該
被帯電体を帯電する帯電部材、該帯電部材を有するプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置や静電記録装置等の
画像形成装置に用いられる帯電手段として、接触帯電方
式の帯電手段の採用が進められている。接触帯電は、被
帯電体に接触配置された帯電部材に電圧を印加すること
によって被帯電体を所定の極性及び電位に帯電させるも
のであり、電源の電圧を低くすることができる、オゾン
等のコロナ生成物の発生を少なくすることができる、及
び構造が簡単で低コスト化を図ることができる、等の利
点がある。
画像形成装置に用いられる帯電手段として、接触帯電方
式の帯電手段の採用が進められている。接触帯電は、被
帯電体に接触配置された帯電部材に電圧を印加すること
によって被帯電体を所定の極性及び電位に帯電させるも
のであり、電源の電圧を低くすることができる、オゾン
等のコロナ生成物の発生を少なくすることができる、及
び構造が簡単で低コスト化を図ることができる、等の利
点がある。
【0003】帯電ローラに印加する電圧は、直流のみを
印加する方式(DC印加方式)の他に、直流電圧を接触
帯電ローラに印加したとき、被帯電体の帯電開始電圧の
2倍以上のピーク間電圧を有する振動電界(時間と共に
電圧値が周期的に変化する電界)を接触帯電ローラと被
帯電体との間に形成して被帯電体面を帯電処理する手法
(AC印加方式)があり、後者の方がより均一な帯電を
することが可能である。
印加する方式(DC印加方式)の他に、直流電圧を接触
帯電ローラに印加したとき、被帯電体の帯電開始電圧の
2倍以上のピーク間電圧を有する振動電界(時間と共に
電圧値が周期的に変化する電界)を接触帯電ローラと被
帯電体との間に形成して被帯電体面を帯電処理する手法
(AC印加方式)があり、後者の方がより均一な帯電を
することが可能である。
【0004】図1に接触式帯電ローラの一例の断面図
を、図2に弾性体の一例の断面図を示す。また、図3に
接触式帯電装置を用いた画像形成装置(複写機)の概略
構成図を示す。
を、図2に弾性体の一例の断面図を示す。また、図3に
接触式帯電装置を用いた画像形成装置(複写機)の概略
構成図を示す。
【0005】帯電ローラ2は、電源3より直流電圧ある
いは直流電圧と交流電圧の重畳電圧等の振動電圧を印加
する導電性剛体である芯金2a、弾力性を付与する導電
性弾性層2bからなり、必要に応じて帯電ローラの抵抗
を制御する抵抗制御層2cや被帯電体と接触する表面層
である被覆層2d等が弾性層2bの外側に設けられる。
該帯電ローラ2は、押圧手段(不図示)により所定の当
接力をもって被帯電体1に当接している。図3の画像形
成装置において、帯電ローラ2と被帯電体1はそれぞれ
矢印の方向に回転し、電源3により印加される電圧によ
り帯電ローラ2が当接する被帯電体の感光層1bが帯電
し、それは露光工程4及び現像工程5を経て感光層1b
上の画像となり、転写工程6において被印刷物7上に転
写された画像を形成する。8は感光層1bの清掃工程を
示す。1aは導電性支持体である。
いは直流電圧と交流電圧の重畳電圧等の振動電圧を印加
する導電性剛体である芯金2a、弾力性を付与する導電
性弾性層2bからなり、必要に応じて帯電ローラの抵抗
を制御する抵抗制御層2cや被帯電体と接触する表面層
である被覆層2d等が弾性層2bの外側に設けられる。
該帯電ローラ2は、押圧手段(不図示)により所定の当
接力をもって被帯電体1に当接している。図3の画像形
成装置において、帯電ローラ2と被帯電体1はそれぞれ
矢印の方向に回転し、電源3により印加される電圧によ
り帯電ローラ2が当接する被帯電体の感光層1bが帯電
し、それは露光工程4及び現像工程5を経て感光層1b
上の画像となり、転写工程6において被印刷物7上に転
写された画像を形成する。8は感光層1bの清掃工程を
示す。1aは導電性支持体である。
【0006】接触式帯電法は、電圧を印加した帯電ロー
ラ2を被帯電体1に当接させて被帯電体1を帯電させる
ものであるため、帯電領域に亘り帯電ローラ2と被帯電
体1を均一に当接させることが重要である。
ラ2を被帯電体1に当接させて被帯電体1を帯電させる
ものであるため、帯電領域に亘り帯電ローラ2と被帯電
体1を均一に当接させることが重要である。
【0007】また、帯電ローラ2はドラム形状やベルト
形状の面移動する被帯電体1に接触しているため、帯電
ローラ2が固定されていると、当接部で摩耗や傷が発生
する恐れがある。この問題を解決するには、帯電ローラ
2を回転自在として被帯電体1に従動させることが一般
的である。
形状の面移動する被帯電体1に接触しているため、帯電
ローラ2が固定されていると、当接部で摩耗や傷が発生
する恐れがある。この問題を解決するには、帯電ローラ
2を回転自在として被帯電体1に従動させることが一般
的である。
【0008】ここで、被帯電体1に帯電ローラ2を当接
させる押圧力は、その当接線上又は当接帯上に均一にか
けることが理想であるが、上記に述べたとおり帯電ロー
ラ2が回転自在であるため、該当接線又は該当接帯の両
端にのみ押圧力をかけ、その中央部には押圧力をかけら
れない場合が多い。
させる押圧力は、その当接線上又は当接帯上に均一にか
けることが理想であるが、上記に述べたとおり帯電ロー
ラ2が回転自在であるため、該当接線又は該当接帯の両
端にのみ押圧力をかけ、その中央部には押圧力をかけら
れない場合が多い。
【0009】上記のように両端のみに押圧力をかける場
合、帯電ローラ2のたわみにより中央部の当接力が両端
部よりも弱くなり、中央部と両端部では帯電量が異なっ
てしまい、帯電ローラ2の長手方向の帯電ムラによる画
像欠陥が発生するという欠点がある。そこで、たわみ量
に相当する分だけ、帯電ローラの中央部の径11を端部
の径12より太くするという所謂クラウン形状が検討さ
れ、一部において実施されている。
合、帯電ローラ2のたわみにより中央部の当接力が両端
部よりも弱くなり、中央部と両端部では帯電量が異なっ
てしまい、帯電ローラ2の長手方向の帯電ムラによる画
像欠陥が発生するという欠点がある。そこで、たわみ量
に相当する分だけ、帯電ローラの中央部の径11を端部
の径12より太くするという所謂クラウン形状が検討さ
れ、一部において実施されている。
【0010】回転自在の帯電ローラ2の構成は、芯金2
a、帯電ローラ2に弾性を与える弾性層2b、弾性層2
bから可塑剤等がブリードアウトすることを防止するし
み出し防止層、電極層あるいは帯電ローラ2の電気特性
を支配する抵抗制御層2c、及び電子写真感光体等の被
帯電体1に傷や汚染を与えないために設けられた表面層
2dといった機能分離された各層を必要に応じて複数用
いることが一般的である。
a、帯電ローラ2に弾性を与える弾性層2b、弾性層2
bから可塑剤等がブリードアウトすることを防止するし
み出し防止層、電極層あるいは帯電ローラ2の電気特性
を支配する抵抗制御層2c、及び電子写真感光体等の被
帯電体1に傷や汚染を与えないために設けられた表面層
2dといった機能分離された各層を必要に応じて複数用
いることが一般的である。
【0011】前記弾性層2bの製造方法としては、未加
硫ゴムを金型内で加硫する方法及び加硫缶内で発泡加硫
させる方法等が知られている。また、前記弾性層2b
は、弾性変形することにより被帯電体との均一な接触を
確保する機能が要求される。通常、導電性が付与された
ゴムアスカーC硬度50°以下の柔軟性を有する加硫ゴ
ムが使用される。また、AC印加方式の場合、帯電音改
善のため前記弾性層はアスカーC硬度36°以下の低硬
度であることが好ましいとされている。
硫ゴムを金型内で加硫する方法及び加硫缶内で発泡加硫
させる方法等が知られている。また、前記弾性層2b
は、弾性変形することにより被帯電体との均一な接触を
確保する機能が要求される。通常、導電性が付与された
ゴムアスカーC硬度50°以下の柔軟性を有する加硫ゴ
ムが使用される。また、AC印加方式の場合、帯電音改
善のため前記弾性層はアスカーC硬度36°以下の低硬
度であることが好ましいとされている。
【0012】前記しみ出し防止層、電極層あるいは抵抗
制御層2c、及び表面層2dの製造方法としては、ディ
ップコート法又はロールコート法等の塗工液を用いる方
法が一般的である。
制御層2c、及び表面層2dの製造方法としては、ディ
ップコート法又はロールコート法等の塗工液を用いる方
法が一般的である。
【0013】しかしながら、塗工液をコートする方法は
乾燥が必要なため、乾燥炉の設備投資、乾燥工程追加に
よる工数増加等の理由により、コストが高いという問題
があった。
乾燥が必要なため、乾燥炉の設備投資、乾燥工程追加に
よる工数増加等の理由により、コストが高いという問題
があった。
【0014】また、帯電ローラへの要求が高まるにつ
れ、積層する数が多くなる傾向にある。コート数を増や
す場合、層の数だけ乾燥工程が必要となるので、そのコ
ストアップが大きな問題となっている。
れ、積層する数が多くなる傾向にある。コート数を増や
す場合、層の数だけ乾燥工程が必要となるので、そのコ
ストアップが大きな問題となっている。
【0015】そこで最近では、シームレスチューブを弾
性体2bに被覆するだけで得られる、乾燥不要の帯電ロ
ーラが検討され、実用化されている。
性体2bに被覆するだけで得られる、乾燥不要の帯電ロ
ーラが検討され、実用化されている。
【0016】帯電ローラに付与するクラウン量は、帯電
ローラの長さ、硬度及び押圧力にもよるが、概略は帯電
ローラの長さの百分の1〜千分の1である。ここでいう
クラウン量とは、中央部の直径から端部の直径を引き算
した結果をいう。一例として、A4サイズのページプリ
ンターの場合、帯電部材の長さが200〜250mm程
度なので、帯電ローラとして必要なクラウン量は数十〜
数百μm程度となることが一般的である。
ローラの長さ、硬度及び押圧力にもよるが、概略は帯電
ローラの長さの百分の1〜千分の1である。ここでいう
クラウン量とは、中央部の直径から端部の直径を引き算
した結果をいう。一例として、A4サイズのページプリ
ンターの場合、帯電部材の長さが200〜250mm程
度なので、帯電ローラとして必要なクラウン量は数十〜
数百μm程度となることが一般的である。
【0017】シームレスチューブ被覆タイプの帯電ロー
ラをクラウン形状とする方法は、大きく2つに分かれ
る。1番目は、弾性体2bをストレート形状とし、被覆
するシームレスチューブの肉厚を長手方向の端部より中
央部で厚くするという方法である。2番目は、特開平1
0−161390号公報で開示されている様に弾性体2
bをクラウン形状とし、被覆するシームレスチューブは
ストレート形状であるという方法である。
ラをクラウン形状とする方法は、大きく2つに分かれ
る。1番目は、弾性体2bをストレート形状とし、被覆
するシームレスチューブの肉厚を長手方向の端部より中
央部で厚くするという方法である。2番目は、特開平1
0−161390号公報で開示されている様に弾性体2
bをクラウン形状とし、被覆するシームレスチューブは
ストレート形状であるという方法である。
【0018】シームレスチューブは、一般に押出成形で
製造される。押出成形は連続成形であるため、肉厚を連
続的に精度良く変更することが困難である。従って、1
番目のチューブの肉厚を調節する方法は、押出成形では
事実上不可能である。また、抵抗制御層2cに用いるシ
ームレスチューブは、抵抗に肉厚依存性があるので、端
部と中央部で数百μmも肉厚を調節してしまうと、端部
と中央部で大幅に抵抗が異なってしまうという問題も生
じる。
製造される。押出成形は連続成形であるため、肉厚を連
続的に精度良く変更することが困難である。従って、1
番目のチューブの肉厚を調節する方法は、押出成形では
事実上不可能である。また、抵抗制御層2cに用いるシ
ームレスチューブは、抵抗に肉厚依存性があるので、端
部と中央部で数百μmも肉厚を調節してしまうと、端部
と中央部で大幅に抵抗が異なってしまうという問題も生
じる。
【0019】これに対し、第2の方法では、弾性体2b
をクラウン形状とするので、シームレスチューブはスト
レート形状のままでよく、押出成形により製造すること
が可能である。弾性体2bをクラウン形状にする方法と
しては、金型を予めクラウン形状にしておく、研磨によ
りクラウン形状を形成する等の方法がある。ここで、弾
性体2bに付与するクラウン量を、帯電部材として所望
するクラウン量よりも大きくしておけば、シームレスチ
ューブ被覆によって、端部と中央部が個々の圧縮率によ
って圧縮され、結果的に帯電部材として所望するクラウ
ン形状が得られる。
をクラウン形状とするので、シームレスチューブはスト
レート形状のままでよく、押出成形により製造すること
が可能である。弾性体2bをクラウン形状にする方法と
しては、金型を予めクラウン形状にしておく、研磨によ
りクラウン形状を形成する等の方法がある。ここで、弾
性体2bに付与するクラウン量を、帯電部材として所望
するクラウン量よりも大きくしておけば、シームレスチ
ューブ被覆によって、端部と中央部が個々の圧縮率によ
って圧縮され、結果的に帯電部材として所望するクラウ
ン形状が得られる。
【0020】前記各機能多層部をチューブで形成した場
合、膜厚のコントロールも比較的容易である。しかし、
従来のチューブの場合、多層の機能層を単一層のチュー
ブを複数個用意して一個ずつ外嵌処理することにより、
重ね合わせて形成した。この場合、被覆に必要な機能層
チューブ数だけ被覆工程が必要で、コスト高となる欠点
を有していた。
合、膜厚のコントロールも比較的容易である。しかし、
従来のチューブの場合、多層の機能層を単一層のチュー
ブを複数個用意して一個ずつ外嵌処理することにより、
重ね合わせて形成した。この場合、被覆に必要な機能層
チューブ数だけ被覆工程が必要で、コスト高となる欠点
を有していた。
【0021】そこで、上記機能性多層チューブを同時成
形させ、1回被覆で帯電ローラを製造する方法(特開平
11−125952号公報)もある。しかし、通常、同
時成形多層シームレスチューブは、各機能層間が密着す
るためチューブ自体が剛直なる。また、同時成形多層シ
ームレスチューブは、成形直後に冷却水等により急冷す
るため、周方向に対する不均一性や残留ひずみが生じ
る。
形させ、1回被覆で帯電ローラを製造する方法(特開平
11−125952号公報)もある。しかし、通常、同
時成形多層シームレスチューブは、各機能層間が密着す
るためチューブ自体が剛直なる。また、同時成形多層シ
ームレスチューブは、成形直後に冷却水等により急冷す
るため、周方向に対する不均一性や残留ひずみが生じ
る。
【0022】上記弾性体2b、特にアスカーC硬度36
°以下の弾性層に、同時成形多層シームレスチューブを
被覆してなる帯電ローラをクラウン形状とするには、以
下のような問題がある。
°以下の弾性層に、同時成形多層シームレスチューブを
被覆してなる帯電ローラをクラウン形状とするには、以
下のような問題がある。
【0023】チューブ被覆タイプの帯電ローラをクラウ
ン形状とする方法において、弾性体2bをクラウン形状
とし、同時成形多層シームレスチューブをストレート形
状とする場合、チューブ被覆タイプの帯電ローラでは剛
直な同時成形多層シームレスチューブの被覆により低硬
度の弾性体2bが圧縮されるため、弾性体2bをクラウ
ン形状とすると端部と中央部で圧縮率が異なり、弾性体
に付与したクラウン形状が保たれず、被覆後のクラウン
量は弾性体に付与したクラウン量よりも小さくなってし
まうという問題がある。なお、ここでいうクラウン量と
は、中央部の直径から端部の直径を引き算した結果であ
る。
ン形状とする方法において、弾性体2bをクラウン形状
とし、同時成形多層シームレスチューブをストレート形
状とする場合、チューブ被覆タイプの帯電ローラでは剛
直な同時成形多層シームレスチューブの被覆により低硬
度の弾性体2bが圧縮されるため、弾性体2bをクラウ
ン形状とすると端部と中央部で圧縮率が異なり、弾性体
に付与したクラウン形状が保たれず、被覆後のクラウン
量は弾性体に付与したクラウン量よりも小さくなってし
まうという問題がある。なお、ここでいうクラウン量と
は、中央部の直径から端部の直径を引き算した結果であ
る。
【0024】また、同時成形多層シームレスチューブ
は、成形時に周方向に対する局所的な不均一性や残留ひ
ずみが生じており、これにより被覆時、更に歪みが生じ
結果として、帯電ローラの周方向の抵抗ムラや、経時や
環境による抵抗変化による抵抗の変化が直接画像不良と
して現れる欠点がある。これら抵抗ムラや経時、環境の
抵抗変化はより高抵抗である表面層が顕著に現れる。
は、成形時に周方向に対する局所的な不均一性や残留ひ
ずみが生じており、これにより被覆時、更に歪みが生じ
結果として、帯電ローラの周方向の抵抗ムラや、経時や
環境による抵抗変化による抵抗の変化が直接画像不良と
して現れる欠点がある。これら抵抗ムラや経時、環境の
抵抗変化はより高抵抗である表面層が顕著に現れる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のようなクラウン量の不足による帯電部材の長手方向の
帯電ムラ及び被覆時に生じるシームレスチューブの歪み
を解消し、これらに由来する画像欠陥を生じない帯電ロ
ーラを提供することにある。
のようなクラウン量の不足による帯電部材の長手方向の
帯電ムラ及び被覆時に生じるシームレスチューブの歪み
を解消し、これらに由来する画像欠陥を生じない帯電ロ
ーラを提供することにある。
【0026】本発明の別の目的は、上記帯電ローラを有
するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供する
ことにある。
するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供する
ことにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、芯金
と、該芯金外周上のアスカーC硬度が36°以下の発泡
弾性体層と、同時成形された多層シームレスチューブが
該発泡弾性体層外周に被覆されている帯電ローラにおい
て、該シームレスチューブの表面層に用いられる熱可塑
性樹脂の融点が表面層以外の少なくとも1層に用いられ
る熱可塑性樹脂の融点よりも低い材料で構成され、該帯
電ローラが表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点以
上、表面層以外の少なくとも1層に用いられる熱可塑性
樹脂の融点以下の温度で熱処理されていることを特徴と
する帯電ローラが提供される。
と、該芯金外周上のアスカーC硬度が36°以下の発泡
弾性体層と、同時成形された多層シームレスチューブが
該発泡弾性体層外周に被覆されている帯電ローラにおい
て、該シームレスチューブの表面層に用いられる熱可塑
性樹脂の融点が表面層以外の少なくとも1層に用いられ
る熱可塑性樹脂の融点よりも低い材料で構成され、該帯
電ローラが表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点以
上、表面層以外の少なくとも1層に用いられる熱可塑性
樹脂の融点以下の温度で熱処理されていることを特徴と
する帯電ローラが提供される。
【0028】また、本発明に従って、電子写真感光体及
び帯電ローラ、あるいは電子写真感光体、帯電ローラ及
び現像手段、クリーニング手段の一方又は両方の手段、
を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプ
ロセスカートリッジにおいて、該帯電ローラが、該電子
写真感光体に接触配置され、電圧を印加されることによ
り該電子写真感光体を帯電する帯電ローラであって、上
記帯電ローラであることを特徴とするプロセスカートリ
ッジが提供される。
び帯電ローラ、あるいは電子写真感光体、帯電ローラ及
び現像手段、クリーニング手段の一方又は両方の手段、
を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であるプ
ロセスカートリッジにおいて、該帯電ローラが、該電子
写真感光体に接触配置され、電圧を印加されることによ
り該電子写真感光体を帯電する帯電ローラであって、上
記帯電ローラであることを特徴とするプロセスカートリ
ッジが提供される。
【0029】更に、本発明に従って、電子写真感光体、
帯電ローラ、露光手段、現像手段及び転写手段を有する
電子写真装置において、該帯電ローラが、該電子写真感
光体に接触配置され、電圧を印加されることにより該電
子写真感光体を帯電する帯電ローラであって、上記帯電
ローラであることを特徴とする電子写真装置が提供され
る。
帯電ローラ、露光手段、現像手段及び転写手段を有する
電子写真装置において、該帯電ローラが、該電子写真感
光体に接触配置され、電圧を印加されることにより該電
子写真感光体を帯電する帯電ローラであって、上記帯電
ローラであることを特徴とする電子写真装置が提供され
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を更に
詳しく説明する。
詳しく説明する。
【0031】図1は本発明の帯電ローラの一例を示すも
ので、電子写真装置の帯電器として使用するものであ
る。この帯電ローラは、ステンレススチール、めっき処
理した鉄、黄銅及び導電性プラスチック等の良導電性材
料からなる芯金2aの外周に導電性の弾性材料からなる
発泡弾性体層2bを設け、更にこの発泡弾性体層2bの
外周にチューブ状の機能性多層チューブ2c、2dを被
覆したものである。図1の場合、同時成形多層シームレ
スチューブは内面層2cと表面層2dからなる。
ので、電子写真装置の帯電器として使用するものであ
る。この帯電ローラは、ステンレススチール、めっき処
理した鉄、黄銅及び導電性プラスチック等の良導電性材
料からなる芯金2aの外周に導電性の弾性材料からなる
発泡弾性体層2bを設け、更にこの発泡弾性体層2bの
外周にチューブ状の機能性多層チューブ2c、2dを被
覆したものである。図1の場合、同時成形多層シームレ
スチューブは内面層2cと表面層2dからなる。
【0032】本発明における芯金(金属層)としては、
例えばアルミニウム、銅、鉄、又はこれらを含む合金等
の良導体が好適に用いられる。本発明に用いられる芯金
は、0.1〜1.5mm程度の厚さを有する金属管であ
っても、また棒状であってもよい。
例えばアルミニウム、銅、鉄、又はこれらを含む合金等
の良導体が好適に用いられる。本発明に用いられる芯金
は、0.1〜1.5mm程度の厚さを有する金属管であ
っても、また棒状であってもよい。
【0033】ここで、上記発泡弾性体層2bを構成する
導電性を有する弾性材料としては、導電材を配合した発
泡導電性ゴム組成物あるいは導電性ポリウレタンフォー
ムを用いることができる。
導電性を有する弾性材料としては、導電材を配合した発
泡導電性ゴム組成物あるいは導電性ポリウレタンフォー
ムを用いることができる。
【0034】この場合、発泡導電性ゴム組成物を構成す
るゴム成分としては、特に制限されるものではないが、
エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)、ク
ロロプレン、クロロスルホン化ポリエチレンに導電材を
配合したものの発泡体、エピクロルヒドリンとエチレン
オキサイドとの共重合ゴムの発泡体又はエピクロルヒド
リンとエチレンオキサイドとの共重合ゴムに導電材を配
合したものの発泡体を好適に使用することができる。
るゴム成分としては、特に制限されるものではないが、
エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)、ク
ロロプレン、クロロスルホン化ポリエチレンに導電材を
配合したものの発泡体、エピクロルヒドリンとエチレン
オキサイドとの共重合ゴムの発泡体又はエピクロルヒド
リンとエチレンオキサイドとの共重合ゴムに導電材を配
合したものの発泡体を好適に使用することができる。
【0035】これらゴム組成物に配合する導電材として
は、カーボンブラック、黒鉛、金属及び導電性の各種金
属酸化物(酸化錫及び酸化チタン等)等の導電性粉体
や、カーボンファイバー及び金属酸化物の短繊維等の各
種導電性繊維を用いることができる。その配合量は、全
ゴム成分100質量部に対して好ましくは3〜100質
量部、特に好ましくは5〜50質量部であり、これによ
り発泡弾性体層2bの体積抵抗を1×10〜1×109
Ω・cm程度に調整することが好ましい。なお、この発
泡弾性体層2bの形成は、公知の加硫成形法により行う
ことができ、その厚さは帯電ローラの用途等に応じて適
宜設定されるが、通常、1〜20mmが好ましい。
は、カーボンブラック、黒鉛、金属及び導電性の各種金
属酸化物(酸化錫及び酸化チタン等)等の導電性粉体
や、カーボンファイバー及び金属酸化物の短繊維等の各
種導電性繊維を用いることができる。その配合量は、全
ゴム成分100質量部に対して好ましくは3〜100質
量部、特に好ましくは5〜50質量部であり、これによ
り発泡弾性体層2bの体積抵抗を1×10〜1×109
Ω・cm程度に調整することが好ましい。なお、この発
泡弾性体層2bの形成は、公知の加硫成形法により行う
ことができ、その厚さは帯電ローラの用途等に応じて適
宜設定されるが、通常、1〜20mmが好ましい。
【0036】該弾性体2bは、インジェクション成形機
を用い、クラウン形状の金型内で成形と同時に加硫して
作製することができる。その他の方法として、発泡剤を
添加して加硫缶内で加硫と同時に発泡させてなるスポン
ジ状に成形し、研磨によりクラウン形状に成形してもよ
い。
を用い、クラウン形状の金型内で成形と同時に加硫して
作製することができる。その他の方法として、発泡剤を
添加して加硫缶内で加硫と同時に発泡させてなるスポン
ジ状に成形し、研磨によりクラウン形状に成形してもよ
い。
【0037】本発明においては、この発泡弾性体層2b
上に同時成形多層シームレスチューブを被覆する。この
場合、この同時成形多層シームレスチューブを構成する
熱可塑性樹脂としては、該同時多層成形シームレスチュ
ーブに用いられる熱可塑性樹脂の融点が表面層以外の少
なくとも1層に用いられる熱可塑性樹脂の融点よりも低
い材料で構成され、押出し成形可能な熱可塑性樹脂であ
ればいずれのものでもよく、具体的には、エチレンプロ
ピレンゴム(EPDM)、エチレン酢酸ビニル、エチレ
ンエチルアクリレート、エチレンアクリル酸メチル、ス
チレンブタジエンゴム、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン1
1、ナイロン12及びその他の共重合ナイロン等)、ス
チレンエチレンブチル、エチレンブチル、ニトリルブタ
ジエンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、多硫化ゴ
ム、塩素化ポリエチレン、クロロプレンゴム、ブタジエ
ンゴム、1,2−ポリブタジエン、イソプレンゴム及び
ポリノルボルネンゴム等の通常のゴム、及びスチレン−
ブタジエン−スチレン(SBS)及びスチレン−ブタジ
エン−スチレンの水添加物(SEBS)等の熱可塑性ゴ
ムを使用することができ、特に制限されるものではな
い。
上に同時成形多層シームレスチューブを被覆する。この
場合、この同時成形多層シームレスチューブを構成する
熱可塑性樹脂としては、該同時多層成形シームレスチュ
ーブに用いられる熱可塑性樹脂の融点が表面層以外の少
なくとも1層に用いられる熱可塑性樹脂の融点よりも低
い材料で構成され、押出し成形可能な熱可塑性樹脂であ
ればいずれのものでもよく、具体的には、エチレンプロ
ピレンゴム(EPDM)、エチレン酢酸ビニル、エチレ
ンエチルアクリレート、エチレンアクリル酸メチル、ス
チレンブタジエンゴム、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリアミド(ナイロン6、ナイロン66、ナイロン1
1、ナイロン12及びその他の共重合ナイロン等)、ス
チレンエチレンブチル、エチレンブチル、ニトリルブタ
ジエンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、多硫化ゴ
ム、塩素化ポリエチレン、クロロプレンゴム、ブタジエ
ンゴム、1,2−ポリブタジエン、イソプレンゴム及び
ポリノルボルネンゴム等の通常のゴム、及びスチレン−
ブタジエン−スチレン(SBS)及びスチレン−ブタジ
エン−スチレンの水添加物(SEBS)等の熱可塑性ゴ
ムを使用することができ、特に制限されるものではな
い。
【0038】あるいは、上記の各樹脂や共重合体よりな
るエラストマー及び変性体等のエラストマーと、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート
(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)
等の飽和ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリアセタール、アクリロニトリルブ
タジエンスチレン、ポリスチレン、ハイインパクトポリ
スチレン(HIPS)、ポリウレタン、ポリフェニレン
オキサイド、ポリ酢酸ビニル、ポリフッ化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン樹脂(ABS)、アクリロニトリル−
エチレン/プロピレンゴム−スチレン樹脂(AES)及
びアクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン樹脂(A
AS)等のスチレン系樹脂及びアクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の各樹脂及び共重合体か
らなる材料の組み合わせが好ましい。
るエラストマー及び変性体等のエラストマーと、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート
(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)
等の飽和ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリアセタール、アクリロニトリルブ
タジエンスチレン、ポリスチレン、ハイインパクトポリ
スチレン(HIPS)、ポリウレタン、ポリフェニレン
オキサイド、ポリ酢酸ビニル、ポリフッ化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン樹脂(ABS)、アクリロニトリル−
エチレン/プロピレンゴム−スチレン樹脂(AES)及
びアクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン樹脂(A
AS)等のスチレン系樹脂及びアクリル樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等の各樹脂及び共重合体か
らなる材料の組み合わせが好ましい。
【0039】次に、本発明において用いられる同時成形
多層シームレスチューブについて説明する。本発明にお
ける同時成形多層シームレスチューブは、重合体であっ
て、前記芯金(金属層)外周上の発泡弾性体層に外嵌
し、被覆する。
多層シームレスチューブについて説明する。本発明にお
ける同時成形多層シームレスチューブは、重合体であっ
て、前記芯金(金属層)外周上の発泡弾性体層に外嵌
し、被覆する。
【0040】例えば、図4に示す装置により1回の操作
で所望層数のシームレスチューブを形成することができ
る。図4の(a)は2種2層用、(b)は2種3層用、
(c)は3種3層用である。
で所望層数のシームレスチューブを形成することができ
る。図4の(a)は2種2層用、(b)は2種3層用、
(c)は3種3層用である。
【0041】この場合に使用される樹脂、エラストマー
及び共重合体等は前記したものであり、後述する導電材
等を適宜配合することにより、所望の特性を有するチュ
ーブ構成が得られる。
及び共重合体等は前記したものであり、後述する導電材
等を適宜配合することにより、所望の特性を有するチュ
ーブ構成が得られる。
【0042】更に、上記ゴム、熱可塑性エラストマー及
び熱可塑性樹脂から選ばれた2種以上の重合体からなる
ポリマーアロイ又はポリマーブレンドも使用できる。
び熱可塑性樹脂から選ばれた2種以上の重合体からなる
ポリマーアロイ又はポリマーブレンドも使用できる。
【0043】本発明の同時成形多層シームレスチューブ
は、上記各種重合体と下記の導電材及び必要ならばその
他の添加剤等からなる導電性重合体組成物を、押出成形
法、射出成形法又はブロー成形法等によりチューブ状に
成膜することにより得ることができる。上記各種成形法
のうちでは、押出成形法が特に好適である。
は、上記各種重合体と下記の導電材及び必要ならばその
他の添加剤等からなる導電性重合体組成物を、押出成形
法、射出成形法又はブロー成形法等によりチューブ状に
成膜することにより得ることができる。上記各種成形法
のうちでは、押出成形法が特に好適である。
【0044】更には、形成するチューブの各薄膜層の膜
厚均一性、また導電材等の分散性がより均一であるもの
を得るためには、縦型のチューブ押出機(図5)を使用
することが好ましい。
厚均一性、また導電材等の分散性がより均一であるもの
を得るためには、縦型のチューブ押出機(図5)を使用
することが好ましい。
【0045】なお、上記導電材としては、公知の素材が
使用でき、例えば、カーボンブラック及びグラファイト
等の炭素微粒子;ニッケル、銀、アルミニウム及び銅等
の金属微粒子;酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
アルミニウム及びシリカ等を主成分とし、これに原子価
の異なる不純物イオンをドーピングした導電性金属酸化
物微粒子;炭素繊維等の導電性繊維;ステンレス繊維等
の金属繊維;炭素ウィスカーやチタン酸カリウムウィス
カーの表面を金属酸化物や炭素等により導電化処理した
導電性チタン酸カリウムウィスカー等の導電性ウィスカ
ー;及びポリアニリン及びポリピロール等の導電性重合
体微粒子等が挙げられる。
使用でき、例えば、カーボンブラック及びグラファイト
等の炭素微粒子;ニッケル、銀、アルミニウム及び銅等
の金属微粒子;酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
アルミニウム及びシリカ等を主成分とし、これに原子価
の異なる不純物イオンをドーピングした導電性金属酸化
物微粒子;炭素繊維等の導電性繊維;ステンレス繊維等
の金属繊維;炭素ウィスカーやチタン酸カリウムウィス
カーの表面を金属酸化物や炭素等により導電化処理した
導電性チタン酸カリウムウィスカー等の導電性ウィスカ
ー;及びポリアニリン及びポリピロール等の導電性重合
体微粒子等が挙げられる。
【0046】本発明に用いられる同時成形多層シームレ
スチューブは種々の方法で製造することができるが、前
記のように押出法が好適である。すなわち、予め重合体
と導電材及び必要に応じて、架橋剤、安定剤及びその他
の添加剤等を混合したコンパウンドを製造し、該コンパ
ウンドを押出機によりリング状スリットを有するダイス
より押出し、冷却することによって連続的にシームレス
チューブを製造することができる(図5)。
スチューブは種々の方法で製造することができるが、前
記のように押出法が好適である。すなわち、予め重合体
と導電材及び必要に応じて、架橋剤、安定剤及びその他
の添加剤等を混合したコンパウンドを製造し、該コンパ
ウンドを押出機によりリング状スリットを有するダイス
より押出し、冷却することによって連続的にシームレス
チューブを製造することができる(図5)。
【0047】非熱収縮チューブである場合、発泡弾性体
層と多層シームレスチューブの密着性を確保するために
はチューブ内径は発泡弾性体層外径以下であることが必
要である。圧縮空気を吹き込むことによりチューブ径を
拡大させた状態で芯金を有する発泡弾性体層を挿入し、
空気圧を解除すれば外嵌処理が完了する。
層と多層シームレスチューブの密着性を確保するために
はチューブ内径は発泡弾性体層外径以下であることが必
要である。圧縮空気を吹き込むことによりチューブ径を
拡大させた状態で芯金を有する発泡弾性体層を挿入し、
空気圧を解除すれば外嵌処理が完了する。
【0048】次に、本発明に用いる押出し装置を図5に
より説明する。成形に用いるダイス54には、空気導入
用の中央通孔55の周囲に内外二重の環状の押出し流路
56及び57が設けられており、成形に際しては中央通
孔55から空気を吹き込みながら、内側流路56に第1
押出機58から多層シームレスチューブを構成する内部
層用エラストマーを、また外側流路57に第2押出機5
9から多層シームレスチューブを構成する外部層用エラ
ストマーをそれぞれ加圧注入し、内部層2cと外部層2
dを重ね合わせ一体化して押出して得られた多層シーム
レスチューブ53の内部を空気で膨らませながら、その
外周に設けた水冷リング60にて冷却し、これをチュー
ブ送り装置により引っ張り、所定長さに順次切断し、帯
電ローラ用の多層シームレスチューブとして、次工程に
て、芯金2aを有する発泡弾性体層2bに被覆する。図
5中、チューブ送り装置の62はタイミングプーリー、
63は送りベルトである。
より説明する。成形に用いるダイス54には、空気導入
用の中央通孔55の周囲に内外二重の環状の押出し流路
56及び57が設けられており、成形に際しては中央通
孔55から空気を吹き込みながら、内側流路56に第1
押出機58から多層シームレスチューブを構成する内部
層用エラストマーを、また外側流路57に第2押出機5
9から多層シームレスチューブを構成する外部層用エラ
ストマーをそれぞれ加圧注入し、内部層2cと外部層2
dを重ね合わせ一体化して押出して得られた多層シーム
レスチューブ53の内部を空気で膨らませながら、その
外周に設けた水冷リング60にて冷却し、これをチュー
ブ送り装置により引っ張り、所定長さに順次切断し、帯
電ローラ用の多層シームレスチューブとして、次工程に
て、芯金2aを有する発泡弾性体層2bに被覆する。図
5中、チューブ送り装置の62はタイミングプーリー、
63は送りベルトである。
【0049】本発明に用いられる帯電ローラの多層シー
ムレスチューブの抵抗値は、1×104〜1×108Ω・
cmであることが好ましく、特には1×105〜1×1
07Ω・cmであることが好ましい。
ムレスチューブの抵抗値は、1×104〜1×108Ω・
cmであることが好ましく、特には1×105〜1×1
07Ω・cmであることが好ましい。
【0050】次に、本発明においての弾性層2bの上に
同時成形多層シームレスチューブの被覆方法について説
明する。
同時成形多層シームレスチューブの被覆方法について説
明する。
【0051】上記のようにして得られた同時成形多層シ
ームレスチューブは、発泡弾性体層の最小外径よりも小
さい内径のチューブに押出し成形される。該チューブを
前記発泡弾性体層に被覆する際には、空気等を該チュー
ブの内側に吹き込み、発泡弾性体層の最大外径よりも大
きい内径となるまで該チューブを膨らませつつ、発泡弾
性体層を挿入し空気圧等の拡幅手段を遮断すると、該チ
ューブが持つ弾性により初期内径に戻ろうとし、該チュ
ーブと前記発泡弾性体層は密着し、一体化する。
ームレスチューブは、発泡弾性体層の最小外径よりも小
さい内径のチューブに押出し成形される。該チューブを
前記発泡弾性体層に被覆する際には、空気等を該チュー
ブの内側に吹き込み、発泡弾性体層の最大外径よりも大
きい内径となるまで該チューブを膨らませつつ、発泡弾
性体層を挿入し空気圧等の拡幅手段を遮断すると、該チ
ューブが持つ弾性により初期内径に戻ろうとし、該チュ
ーブと前記発泡弾性体層は密着し、一体化する。
【0052】こうして得られた、クラウン形状の弾性体
2bにストレート形状の同時成形多層シームレスチュー
ブを被覆した帯電ローラは、チューブ被覆後もクラウン
形状を有するが、必ずしも弾性体2bに付与したクラウ
ン形状とチューブ被覆後のクラウン量と一致するとは限
らない。被覆するチューブの硬度や被覆方法にもよる
が、弾性体2bに付与したクラウン量よりも小さくな
る。このため、帯電ローラとして所望するクラウン量を
付与する必要がある。
2bにストレート形状の同時成形多層シームレスチュー
ブを被覆した帯電ローラは、チューブ被覆後もクラウン
形状を有するが、必ずしも弾性体2bに付与したクラウ
ン形状とチューブ被覆後のクラウン量と一致するとは限
らない。被覆するチューブの硬度や被覆方法にもよる
が、弾性体2bに付与したクラウン量よりも小さくな
る。このため、帯電ローラとして所望するクラウン量を
付与する必要がある。
【0053】本発明の帯電ローラに熱処理を行う時は、
各層を構成している熱可塑性樹脂の融点を超える温度で
行うとローラ形状を保持できなくなるので、融点以下で
行わなければならない。なお、本発明に用いられる融点
とは、示差走査熱量計(DSC)等の測定により吸熱ピ
ークを融点とした。
各層を構成している熱可塑性樹脂の融点を超える温度で
行うとローラ形状を保持できなくなるので、融点以下で
行わなければならない。なお、本発明に用いられる融点
とは、示差走査熱量計(DSC)等の測定により吸熱ピ
ークを融点とした。
【0054】本発明は、好ましくは多層シームレスチュ
ーブが表面層と内面層の2層からなり、表面層に用いら
れる熱可塑性樹脂の融点が80℃〜120℃であり、内
面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点が100℃〜14
0℃である上記記載の帯電ローラである。
ーブが表面層と内面層の2層からなり、表面層に用いら
れる熱可塑性樹脂の融点が80℃〜120℃であり、内
面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点が100℃〜14
0℃である上記記載の帯電ローラである。
【0055】本発明は、更に好ましくは多層シームレス
チューブが表面層と内面層の2層からなり、表面層がス
チレン系又はオレフィン系の熱可塑性エラストマーを含
み、内面層がウレタン系の熱可塑性エラストマーを含ん
でいる上記記載の帯電ローラである。
チューブが表面層と内面層の2層からなり、表面層がス
チレン系又はオレフィン系の熱可塑性エラストマーを含
み、内面層がウレタン系の熱可塑性エラストマーを含ん
でいる上記記載の帯電ローラである。
【0056】本発明に用いられる同時成形多層シームレ
スチューブが被覆された帯電ローラは、上記記載の材料
で構成されかつ、表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融
点が内面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点よりも低い
材料で構成され、表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融
点以上の温度で熱処理することにより、適正なクラウン
形状となり、また被覆時の局所的な不均一や残留ひずみ
を解消させ、画像ムラを低減することができる。
スチューブが被覆された帯電ローラは、上記記載の材料
で構成されかつ、表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融
点が内面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点よりも低い
材料で構成され、表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融
点以上の温度で熱処理することにより、適正なクラウン
形状となり、また被覆時の局所的な不均一や残留ひずみ
を解消させ、画像ムラを低減することができる。
【0057】同時成形多層チューブが被覆された帯電ロ
ーラの熱処理の時間、雰囲気等の条件は特に制限される
ことはないが、チューブ形状が保たれるという条件か
ら、熱処理温度上限は、多層チューブ中の最も融点の高
い層の融点以下である必要がある。また、熱処理時間に
ついては、チューブが十分熱処理されるために30分間
以上が好ましい。
ーラの熱処理の時間、雰囲気等の条件は特に制限される
ことはないが、チューブ形状が保たれるという条件か
ら、熱処理温度上限は、多層チューブ中の最も融点の高
い層の融点以下である必要がある。また、熱処理時間に
ついては、チューブが十分熱処理されるために30分間
以上が好ましい。
【0058】本発明の帯電ローラの抵抗値Rrは、0.
01MΩ<Rr<1MΩであることが好ましい。0.0
1MΩ以下であると、高電圧がかかるため耐圧性に問題
が発生し易く、1MΩ以上では電子写真感光体に対し十
分帯電できるだけの電流が流れず、帯電不良を起こし易
くなる。
01MΩ<Rr<1MΩであることが好ましい。0.0
1MΩ以下であると、高電圧がかかるため耐圧性に問題
が発生し易く、1MΩ以上では電子写真感光体に対し十
分帯電できるだけの電流が流れず、帯電不良を起こし易
くなる。
【0059】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより詳細に
説明する。なお、実施例は接触式の帯電ローラを用いて
説明しているが、本発明は本実施例に限定されるもので
はない。
説明する。なお、実施例は接触式の帯電ローラを用いて
説明しているが、本発明は本実施例に限定されるもので
はない。
【0060】「同時成形多層シームレスチューブの構成
を抵抗調整層/導電性制御層とした場合」抵抗調整層
は、材料そのものが適切な抵抗値を有する樹脂を用いて
もよく、又はカーボンや導電性金属酸化物等の導電粉を
混合して抵抗値を調整した樹脂でもよい。この例の各層
材料を同時押出しにより一体となった多層の機能性チュ
ーブを成形することができる。本発明においては、縦型
押出し装置を用いてチューブの成形を行う。横型の押出
し装置では、押出されたチューブの流れ方向が重力に対
して直交した配置であるために、チューブ円周方向に重
力の影響が働き、特に押出された直後の軟らかい状態で
その影響を受けるため、本発明で用いる電子写真用途に
は、精細性に欠けるものと考えられた。
を抵抗調整層/導電性制御層とした場合」抵抗調整層
は、材料そのものが適切な抵抗値を有する樹脂を用いて
もよく、又はカーボンや導電性金属酸化物等の導電粉を
混合して抵抗値を調整した樹脂でもよい。この例の各層
材料を同時押出しにより一体となった多層の機能性チュ
ーブを成形することができる。本発明においては、縦型
押出し装置を用いてチューブの成形を行う。横型の押出
し装置では、押出されたチューブの流れ方向が重力に対
して直交した配置であるために、チューブ円周方向に重
力の影響が働き、特に押出された直後の軟らかい状態で
その影響を受けるため、本発明で用いる電子写真用途に
は、精細性に欠けるものと考えられた。
【0061】(実施例1) <芯金>芯金は、鉄材を押出し成形により、直径約5m
mの棒材に押出し、長さ260mmに切断後、これに化
学メッキを厚さ約3μm施したものを用意した。
mの棒材に押出し、長さ260mmに切断後、これに化
学メッキを厚さ約3μm施したものを用意した。
【0062】<発泡弾性体層の成形>内径4.5mm、
外径11.5mmのホース状の発泡弾性体層{エチレン
−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)に、加硫剤と
発泡剤を配合し、混合したものを押出し成形機によりホ
ース状に成形し、加硫缶内で発泡させたもの}を長さ2
60mmに切り、その中心孔に、接着剤を塗布した前記
直径5mm、長さ260mmの芯金を挿入し、熱オーブ
ン内で芯金と弾性体を接着し弾性層を形成した。突っ切
りにより、芯金の両端が12.5mmずつ残るように、
発泡弾性層を長さ235mmに調整した。
外径11.5mmのホース状の発泡弾性体層{エチレン
−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)に、加硫剤と
発泡剤を配合し、混合したものを押出し成形機によりホ
ース状に成形し、加硫缶内で発泡させたもの}を長さ2
60mmに切り、その中心孔に、接着剤を塗布した前記
直径5mm、長さ260mmの芯金を挿入し、熱オーブ
ン内で芯金と弾性体を接着し弾性層を形成した。突っ切
りにより、芯金の両端が12.5mmずつ残るように、
発泡弾性層を長さ235mmに調整した。
【0063】<弾性層のクラウンの作製>この芯金付き
弾性層を研磨により、端部外径11.20mm、中央部
外径11.35mmに仕上げ、クラウン付き弾性層を作
製した。弾性層のクラウン量は、150μmである。こ
の弾性層のアスカーC硬度は、36°であった。
弾性層を研磨により、端部外径11.20mm、中央部
外径11.35mmに仕上げ、クラウン付き弾性層を作
製した。弾性層のクラウン量は、150μmである。こ
の弾性層のアスカーC硬度は、36°であった。
【0064】<同時成形多層シームレスチューブの成形
>多層シームレスチューブの外部層の材料として、スチ
レン系の樹脂(スチレン−エチレン・ブチレン−オレフ
ィン共重合樹脂、商品名:ダイナロン、JSR社製、融
点100℃)100質量部、ポリエチレン20質量部及
びカーボンブラック(商品名:ケッチェンブラックE
C、ライオンアクゾ社製)15質量部をV型ブレンダー
で数分間混合した。これを更に、加圧式ニーダーを用い
て190℃で10分間溶融混練した。更に、冷却後、粉
砕機で粉砕し、単軸押出し機でペレット化した。
>多層シームレスチューブの外部層の材料として、スチ
レン系の樹脂(スチレン−エチレン・ブチレン−オレフ
ィン共重合樹脂、商品名:ダイナロン、JSR社製、融
点100℃)100質量部、ポリエチレン20質量部及
びカーボンブラック(商品名:ケッチェンブラックE
C、ライオンアクゾ社製)15質量部をV型ブレンダー
で数分間混合した。これを更に、加圧式ニーダーを用い
て190℃で10分間溶融混練した。更に、冷却後、粉
砕機で粉砕し、単軸押出し機でペレット化した。
【0065】内部層の材料として、ポリウレタンエラス
トマー(融点120℃)100質量部、カーボンブラッ
ク(ケッチェンブラックEC)15質量部、酸化マグネ
シウム10質量部及びステアリン酸カルシウム1質量部
を、外部層の材料と同様の工程でペレット化した。
トマー(融点120℃)100質量部、カーボンブラッ
ク(ケッチェンブラックEC)15質量部、酸化マグネ
シウム10質量部及びステアリン酸カルシウム1質量部
を、外部層の材料と同様の工程でペレット化した。
【0066】縦型の押出機(プラ技研社製の特注品、図
3参照)を用いて、外部層膜厚が0.1mm、内部層膜
厚が0.4mmになるように一つのクロスヘッドで二重
層となるように合流し、適温の熱水(40℃〜90℃)
が溜まっている冷却リング60中に押出し、更に冷却し
引取った(62及び63)。このようにして、外径約1
1mmの同時形成多層シームレスチューブを得た。
3参照)を用いて、外部層膜厚が0.1mm、内部層膜
厚が0.4mmになるように一つのクロスヘッドで二重
層となるように合流し、適温の熱水(40℃〜90℃)
が溜まっている冷却リング60中に押出し、更に冷却し
引取った(62及び63)。このようにして、外径約1
1mmの同時形成多層シームレスチューブを得た。
【0067】<同時成形多層シームレスチューブの被覆
>上記多層シームレスチューブの内径を空気で拡幅し、
前記弾性層をその内側に挿入し、空気を遮断して、弾性
層に多層シームレスチューブを被覆した。
>上記多層シームレスチューブの内径を空気で拡幅し、
前記弾性層をその内側に挿入し、空気を遮断して、弾性
層に多層シームレスチューブを被覆した。
【0068】以上のようにして3層構成の帯電ローラを
作製し、その外径を測定したところ、端部で12.25
mm、中央部で12.25mmとなり、そのクラウン量
は0μmであった。
作製し、その外径を測定したところ、端部で12.25
mm、中央部で12.25mmとなり、そのクラウン量
は0μmであった。
【0069】得られた同時成形多層チューブが被覆され
た帯電ローラを、100℃及び110℃で1時間熱処理
を行った。
た帯電ローラを、100℃及び110℃で1時間熱処理
を行った。
【0070】熱処理を行った帯電ローラの外径を測定し
たところ、端部で12.25mm、中央部で12.32
mmとなり、そのクラウン量は70μmであった。
たところ、端部で12.25mm、中央部で12.32
mmとなり、そのクラウン量は70μmであった。
【0071】上記帯電ローラの電気抵抗は、ローラに2
00Vの電圧を印加し、ローラを回転させ、このとき流
れる電流値Iから抵抗値Rrを式Rr=V/Iにより求
めた。結果を表1に示す。帯電ローラの抵抗値Rrは、
周方向のばらつきも少なく0.01MΩから1MΩに入
っていた。
00Vの電圧を印加し、ローラを回転させ、このとき流
れる電流値Iから抵抗値Rrを式Rr=V/Iにより求
めた。結果を表1に示す。帯電ローラの抵抗値Rrは、
周方向のばらつきも少なく0.01MΩから1MΩに入
っていた。
【0072】この接触式帯電ローラを電子写真感光体に
当接させ、芯金両端部に500gずつの押圧力をかけて
なる接触式帯電装置を得た。この接触式帯電装置を画像
形成装置に組み込み画像評価を行ったところ、画像は帯
電領域全長に亘り良好であった。更に、画像評価を続行
したところ、A4サイズ1万枚を印刷しても、その画像
に劣化は見られず大変良好であった。評価結果を表1に
示す。
当接させ、芯金両端部に500gずつの押圧力をかけて
なる接触式帯電装置を得た。この接触式帯電装置を画像
形成装置に組み込み画像評価を行ったところ、画像は帯
電領域全長に亘り良好であった。更に、画像評価を続行
したところ、A4サイズ1万枚を印刷しても、その画像
に劣化は見られず大変良好であった。評価結果を表1に
示す。
【0073】(実施例2) <芯金>実施例1と同じ。 <発泡弾性体層の成形>実施例1と同じ。 <弾性層のクラウンの作製>実施例1と同じ。この弾性
層のアスカーC硬度は、30°であった。 <同時成形多層シームレスチューブの成形>実施例1と
同じ。 <同時成形多層シームレスチューブの被覆>実施例1と
同じ。
層のアスカーC硬度は、30°であった。 <同時成形多層シームレスチューブの成形>実施例1と
同じ。 <同時成形多層シームレスチューブの被覆>実施例1と
同じ。
【0074】以上のようにして3層構成の帯電ローラを
作製し、その外径を測定したところ、端部で12.20
mm、中央部で12.25mmとなり、そのクラウン量
は5μmであった。
作製し、その外径を測定したところ、端部で12.20
mm、中央部で12.25mmとなり、そのクラウン量
は5μmであった。
【0075】得られた同時成形多層チューブが被覆され
た帯電ローラを、100℃及び110℃で1時間熱処理
を行った。
た帯電ローラを、100℃及び110℃で1時間熱処理
を行った。
【0076】熱処理を行った帯電ローラの外径を測定し
たところ、端部で12.25mm、中央部で12.30
mmとなり、そのクラウン量は50μmであった。
たところ、端部で12.25mm、中央部で12.30
mmとなり、そのクラウン量は50μmであった。
【0077】上記帯電ローラの抵抗値Rrを表1に示
す。帯電ローラの抵抗値Rrは、周方向のばらつきも少
なく0.01MΩから1MΩに入っていた。
す。帯電ローラの抵抗値Rrは、周方向のばらつきも少
なく0.01MΩから1MΩに入っていた。
【0078】この接触式帯電ローラを電子写真感光体に
当接させ、芯金両端部に500gずつの押圧力をかけて
なる接触式帯電装置を得た。この接触式帯電装置を画像
形成装置に組み込み画像評価を行ったところ、画像は帯
電領域全長に亘り良好であった。更に、画像評価を続行
したところ、A4サイズ1万枚を印刷しても、その画像
に劣化は見られず大変良好であった。評価結果を表1に
示す。
当接させ、芯金両端部に500gずつの押圧力をかけて
なる接触式帯電装置を得た。この接触式帯電装置を画像
形成装置に組み込み画像評価を行ったところ、画像は帯
電領域全長に亘り良好であった。更に、画像評価を続行
したところ、A4サイズ1万枚を印刷しても、その画像
に劣化は見られず大変良好であった。評価結果を表1に
示す。
【0079】(比較例1) <芯金>実施例1と同じ。 <発泡弾性体層の成形>実施例1と同じ。 <弾性層のクラウンの作製>実施例1と同じ。この弾性
層のアスカーC硬度は、33°であった。 <同時成形多層シームレスチューブの成形>実施例1と
同じ。 <同時成形多層シームレスチューブの被覆>実施例1と
同じ。
層のアスカーC硬度は、33°であった。 <同時成形多層シームレスチューブの成形>実施例1と
同じ。 <同時成形多層シームレスチューブの被覆>実施例1と
同じ。
【0080】以上のようにして3層構成の帯電ローラを
作製し、その外径を測定したところ、端部で12.20
mm、中央部で12.25mmとなり、そのクラウン量
は5μmであった。
作製し、その外径を測定したところ、端部で12.20
mm、中央部で12.25mmとなり、そのクラウン量
は5μmであった。
【0081】得られた同時成形多層チューブが被覆され
た帯電ローラを、80℃及び90℃で1時間熱処理を行
った。
た帯電ローラを、80℃及び90℃で1時間熱処理を行
った。
【0082】熱処理を行った帯電ローラの外径を測定し
たところ、ローラ熱処理前と変わりなかった。
たところ、ローラ熱処理前と変わりなかった。
【0083】上記帯電ローラの抵抗値Rrを表1に示
す。帯電ローラの抵抗値Rrは、0.01MΩから1M
Ωに入っていたが、被覆時に多層シームレスチューブに
歪みが緩和されておらず、周方向のばらつきが大きい。
す。帯電ローラの抵抗値Rrは、0.01MΩから1M
Ωに入っていたが、被覆時に多層シームレスチューブに
歪みが緩和されておらず、周方向のばらつきが大きい。
【0084】この接触式帯電ローラを電子写真感光体に
当接させ、芯金両端部に500gずつの押圧力をかけて
なる接触式帯電装置を得た。この接触式帯電装置を画像
形成装置に組み込み画像評価を行ったところ、初期では
画像は帯電領域全長に亘って良好であったが、更に画像
評価を続行したところ、A4サイズ3000枚を経過し
たところから帯電不良による画像不良が発生し、500
0枚経過時点では画像不良が顕著となり、評価を終了し
た。帯電ローラを観察したところ、帯電ローラの中央部
分に現像剤が堆積していた。また、帯電ローラの周方向
の抵抗値のばらつきに伴った画像不良も発生した。実用
に供せないレベルである。
当接させ、芯金両端部に500gずつの押圧力をかけて
なる接触式帯電装置を得た。この接触式帯電装置を画像
形成装置に組み込み画像評価を行ったところ、初期では
画像は帯電領域全長に亘って良好であったが、更に画像
評価を続行したところ、A4サイズ3000枚を経過し
たところから帯電不良による画像不良が発生し、500
0枚経過時点では画像不良が顕著となり、評価を終了し
た。帯電ローラを観察したところ、帯電ローラの中央部
分に現像剤が堆積していた。また、帯電ローラの周方向
の抵抗値のばらつきに伴った画像不良も発生した。実用
に供せないレベルである。
【0085】(比較例2) <芯金>実施例1と同じ。 <発泡弾性体層の成形>実施例1と同じ。 <弾性層のクラウンの作製>実施例1と同じ。この弾性
層のアスカーC硬度は、33°であった。 <同時成形多層シームレスチューブの成形>実施例1と
同じ。 <同時成形多層シームレスチューブの被覆>実施例1と
同じ。
層のアスカーC硬度は、33°であった。 <同時成形多層シームレスチューブの成形>実施例1と
同じ。 <同時成形多層シームレスチューブの被覆>実施例1と
同じ。
【0086】以上のようにして3層構成の帯電ローラを
作製し、その外径を測定したところ、端部で12.20
mm、中央部で12.25mmとなり、そのクラウン量
は5μmであった。
作製し、その外径を測定したところ、端部で12.20
mm、中央部で12.25mmとなり、そのクラウン量
は5μmであった。
【0087】得られた同時成形多層チューブが被覆され
た帯電ローラを、120℃及び130℃で1時間熱処理
を行った。
た帯電ローラを、120℃及び130℃で1時間熱処理
を行った。
【0088】多層シームレスチューブが溶融し、チュー
ブ形状が保持されず、帯電ローラとして使用できなかっ
た。
ブ形状が保持されず、帯電ローラとして使用できなかっ
た。
【0089】
【表1】
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、同時成形された多
層シームレスチューブが発泡弾性層に被覆された帯電ロ
ーラにおいて、表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点
が内面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点よりも低い材
料で構成され、該帯電ローラを表面層に用いられる熱可
塑性樹脂の融点以上の温度で熱処理することにより、適
正なクラウン形状となり、形状に起因した画像ムラを、
また同時成形多層シームレスチューブ被覆時に発生する
歪みを解消し画像ムラを、解決できる。
層シームレスチューブが発泡弾性層に被覆された帯電ロ
ーラにおいて、表面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点
が内面層に用いられる熱可塑性樹脂の融点よりも低い材
料で構成され、該帯電ローラを表面層に用いられる熱可
塑性樹脂の融点以上の温度で熱処理することにより、適
正なクラウン形状となり、形状に起因した画像ムラを、
また同時成形多層シームレスチューブ被覆時に発生する
歪みを解消し画像ムラを、解決できる。
【図1】本発明の接触式帯電ローラの一例を示す断面図
である。
である。
【図2】本発明に帯電部材の弾性層の一例を示す断面図
である。
である。
【図3】本発明における接触式帯電装置を用いた画像形
成装置の一例を示す概略構成図である。
成装置の一例を示す概略構成図である。
【図4】同時成形多層シームレスチューブ用金型を示す
図である。 (a)2種2層用、(b)2種3層用、(c)3種3層
用
図である。 (a)2種2層用、(b)2種3層用、(c)3種3層
用
【図5】本発明に用いられた縦型同時成形多層シームレ
スチューブ押出機を示す図である。
スチューブ押出機を示す図である。
1 被帯電体(像担持体) 1a 導電性支持体 1b 感光層 2 帯電部材 2a 剛体(芯金) 2b 弾性体(弾性層) 2c 抵抗制御層 2d 被覆層 3 電源 4 露光工程 5 現像工程 6 転写工程 7 被印刷物 8 清掃工程 11 帯電部材の中央部外径 12 帯電部材の端部外径 21 弾性体の中央部外径 22 弾性体の端部外径 53 機能性多層膜 54 ダイス 55 中央通孔 56,57 押出し流路 58 第1押出機 59 第2押出機 60 水冷リング 62 タイミングプーリー 63 引取りベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H003 CC05 3J103 AA06 AA15 AA23 AA33 AA51 AA69 BA31 BA41 EA06 EA07 EA11 FA02 FA05 FA18 GA02 GA52 HA03 HA04 HA05 HA12 HA15 HA18 HA20 HA22 HA32 HA41 HA48 HA52 HA53 HA54
Claims (6)
- 【請求項1】 芯金と、該芯金外周上のアスカーC硬度
が36°以下の発泡弾性体層と、同時成形された多層シ
ームレスチューブが該発泡弾性体層外周に被覆されてい
る帯電ローラにおいて、該シームレスチューブの表面層
に用いられる熱可塑性樹脂の融点が表面層以外の少なく
とも1層に用いられる熱可塑性樹脂の融点よりも低い材
料で構成され、該帯電ローラが表面層に用いられる熱可
塑性樹脂の融点以上、表面層以外の少なくとも1層に用
いられる熱可塑性樹脂の融点以下の温度で熱処理されて
いることを特徴とする帯電ローラ。 - 【請求項2】 前記シームレスチューブが表面層と内面
層の2層からなり、該表面層に用いられる熱可塑性樹脂
の融点が80℃〜120℃であり、該内面層に用いられ
る熱可塑性樹脂の融点が100℃〜140℃である請求
項1に記載の帯電ローラ。 - 【請求項3】 前記シームレスチューブが表面層と内面
層の2層からなり、該表面層がスチレン系又はオレフィ
ン系の熱可塑性エラストマーを含み、該内面層がウレタ
ン系の熱可塑性エラストマーを含んでいる請求項1又は
2に記載の帯電ローラ。 - 【請求項4】 前記帯電ローラの抵抗値Rrが0.01
MΩ<Rr<1MΩである請求項1〜3のいずれかに記
載の帯電ローラ。 - 【請求項5】 電子写真感光体及び帯電ローラ、あるい
は電子写真感光体、帯電ローラ及び現像手段、クリーニ
ング手段の一方又は両方の手段、を一体に支持し、電子
写真装置本体に着脱自在であるプロセスカートリッジに
おいて、該帯電ローラが、該電子写真感光体に接触配置
され、電圧を印加されることにより該電子写真感光体を
帯電する帯電ローラであって、請求項1〜4のいずれか
に記載の帯電ローラであることを特徴とするプロセスカ
ートリッジ。 - 【請求項6】 電子写真感光体、帯電ローラ、露光手
段、現像手段及び転写手段を有する電子写真装置におい
て、該帯電ローラが、該電子写真感光体に接触配置さ
れ、電圧を印加されることにより該電子写真感光体を帯
電する帯電ローラであって、請求項1〜4のいずれかに
記載の帯電ローラであることを特徴とする電子写真装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000308077A JP2002116608A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 帯電ローラ、該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000308077A JP2002116608A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 帯電ローラ、該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002116608A true JP2002116608A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=18788458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000308077A Pending JP2002116608A (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 帯電ローラ、該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002116608A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-10-06 JP JP2000308077A patent/JP2002116608A/ja active Pending
Cited By (31)
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WO2014061729A1 (ja) * | 2012-10-19 | 2014-04-24 | サトーホールディングス株式会社 | 弾性体ローラー |
CN104703900B (zh) * | 2012-10-19 | 2017-02-22 | 佐藤控股株式会社 | 弹性体辊 |
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US10046574B2 (en) | 2013-10-09 | 2018-08-14 | Sato Holdings Kabushiki Kaisha | Elastic roller |
WO2015052954A1 (ja) * | 2013-10-09 | 2015-04-16 | サトーホールディングス株式会社 | 弾性体ローラー |
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WO2015182344A1 (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-03 | サトーホールディングス株式会社 | 弾性体ローラー |
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CN106414284B (zh) * | 2014-05-27 | 2018-06-01 | 佐藤控股株式会社 | 弹性体辊 |
CN106414285B (zh) * | 2014-05-27 | 2018-06-01 | 佐藤控股株式会社 | 弹性体辊 |
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