JP2003071902A - 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 - Google Patents
帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置Info
- Publication number
- JP2003071902A JP2003071902A JP2001263907A JP2001263907A JP2003071902A JP 2003071902 A JP2003071902 A JP 2003071902A JP 2001263907 A JP2001263907 A JP 2001263907A JP 2001263907 A JP2001263907 A JP 2001263907A JP 2003071902 A JP2003071902 A JP 2003071902A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- take
- charging member
- charge member
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Molding Of Porous Articles (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 弾性体層に被覆するシームレスチューブの製
造装置の引き取り機による該シームレスチューブの潰れ
変形を生ずることなく、周方向むらの発生を極力抑制
し、曲がりのない真直ぐな、偏肉を抑制した帯電部材、
その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
を提供する。 【解決手段】 鉛直方向にチューブを押し出す手段、空
冷手段、水冷サイジング手段及びチューブ引き取り手段
を有するチューブの製造装置により形成されて、芯金と
該芯金外周上の弾性体に被覆する、複数層のシームレス
な小径薄肉の帯電部材用被覆チューブの製造方法におい
て、該チューブ引き取り手段として、該チューブとの接
点を介して存在する個別周速調整が可能な、少なくとも
1対の引き取りロールもしくはベルトにより該チューブ
を下方に送り出す搬送手段を用いる帯電部材用被覆チュ
ーブの製造方法及び該チューブを用いた帯電部材、該帯
電部材を備えたプロセスカートリッジ及び電子写真装
置。
造装置の引き取り機による該シームレスチューブの潰れ
変形を生ずることなく、周方向むらの発生を極力抑制
し、曲がりのない真直ぐな、偏肉を抑制した帯電部材、
その製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
を提供する。 【解決手段】 鉛直方向にチューブを押し出す手段、空
冷手段、水冷サイジング手段及びチューブ引き取り手段
を有するチューブの製造装置により形成されて、芯金と
該芯金外周上の弾性体に被覆する、複数層のシームレス
な小径薄肉の帯電部材用被覆チューブの製造方法におい
て、該チューブ引き取り手段として、該チューブとの接
点を介して存在する個別周速調整が可能な、少なくとも
1対の引き取りロールもしくはベルトにより該チューブ
を下方に送り出す搬送手段を用いる帯電部材用被覆チュ
ーブの製造方法及び該チューブを用いた帯電部材、該帯
電部材を備えたプロセスカートリッジ及び電子写真装
置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被帯電体に接触配
置され、電圧を印加されることにより該被帯電体を帯電
する帯電部材及びその製造方法、該帯電部材を備えるプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
置され、電圧を印加されることにより該被帯電体を帯電
する帯電部材及びその製造方法、該帯電部材を備えるプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真装置や静電記録装置等の
画像形成装置に用いられる帯電手段として、接触帯電方
式の帯電手段の採用が進められている。接触帯電は、被
帯電体に接触配置された帯電部材に電圧を印加すること
によって被帯電体を所定の極性及び電位に帯電させるも
のであり、電源の電圧を低くすることができる、オゾン
等のコロナ生成物の発生を少なくすることができる、及
び構造が簡単で低コスト化を図ることができる等の利点
がある。
画像形成装置に用いられる帯電手段として、接触帯電方
式の帯電手段の採用が進められている。接触帯電は、被
帯電体に接触配置された帯電部材に電圧を印加すること
によって被帯電体を所定の極性及び電位に帯電させるも
のであり、電源の電圧を低くすることができる、オゾン
等のコロナ生成物の発生を少なくすることができる、及
び構造が簡単で低コスト化を図ることができる等の利点
がある。
【0003】帯電部材に印加する電圧は直流のみを印加
する方式(DC印加方式)の他に、直流電圧を接触帯電
部材に印加した時の被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧を有する振動電界(時間と共に電圧値が
周期的に変化する電界)を接触帯電部材と被帯電体との
間に形成して被帯電体面を帯電処理する手法(AC印加
方式)があり、この方がより均一な帯電をすることが可
能である。
する方式(DC印加方式)の他に、直流電圧を接触帯電
部材に印加した時の被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上
のピーク間電圧を有する振動電界(時間と共に電圧値が
周期的に変化する電界)を接触帯電部材と被帯電体との
間に形成して被帯電体面を帯電処理する手法(AC印加
方式)があり、この方がより均一な帯電をすることが可
能である。
【0004】また、接触帯電装置は、被帯電体に接触さ
せる帯電部材の形状や形態から、帯電部材をローラ状部
材(帯電ローラ)としたローラ型帯電器(特開昭63−
7380号及び特開昭56−91253号公報等)、ブ
レード状部材(帯電ブレード)としたブレード型帯電器
(特開昭64−24264号及び特開昭56−1943
49号公報等)及びブラシ状部材(帯電ブラシ)とした
ブラシ型帯電器(特開昭64−24264号公報等)等
に大別される。
せる帯電部材の形状や形態から、帯電部材をローラ状部
材(帯電ローラ)としたローラ型帯電器(特開昭63−
7380号及び特開昭56−91253号公報等)、ブ
レード状部材(帯電ブレード)としたブレード型帯電器
(特開昭64−24264号及び特開昭56−1943
49号公報等)及びブラシ状部材(帯電ブラシ)とした
ブラシ型帯電器(特開昭64−24264号公報等)等
に大別される。
【0005】帯電ローラは回転自由に軸受支持されて被
帯電体に所定の圧力で圧接され、被帯電体の移動に伴い
回転する。
帯電体に所定の圧力で圧接され、被帯電体の移動に伴い
回転する。
【0006】上記帯電ローラは通常、基体として中心に
設けた芯金と、該芯金の外周にローラ状に設けた導電性
の弾性層と、更にその外周に設けた表面層等を有する多
層構造体である。
設けた芯金と、該芯金の外周にローラ状に設けた導電性
の弾性層と、更にその外周に設けた表面層等を有する多
層構造体である。
【0007】上記各層のうち、芯金(金属層)はローラ
の形状を維持するための剛体であると共に、給電電極と
しての役割を有している。
の形状を維持するための剛体であると共に、給電電極と
しての役割を有している。
【0008】また、上記弾性層は通常、104〜109Ω
・cmの体積固有抵抗を有すること、及び弾性変形する
ことにより被帯電体との均一な接触を確保する機能が要
求されるため、通常、導電性が付与されたゴム硬度(J
IS A)70度以下の柔軟性を有する加硫ゴムが使用
される。そして、従来の帯電ローラには、弾性層として
ゴム発泡体(又はスポンジ状ゴム)を使用した発泡タイ
プとゴム発泡体を使用しないソリッドタイプがあった。
また、上記表面層は被帯電体の帯電均一性を向上させ、
被帯電体表面のピンホール等に起因するリークの発生を
防止すると共に、トナー粒子や紙粉等の固着を防止する
機能、更には弾性層の硬度を低下させるために用いられ
るオイルや可塑剤等の軟化剤のブリードを防止する機能
等も有している。表面層の体積固有抵抗は、通常105
〜1013Ω・cmであり、従来、導電性塗料を塗布する
こと、あるいはシームレスチューブを被覆すること等に
より形成されていた。
・cmの体積固有抵抗を有すること、及び弾性変形する
ことにより被帯電体との均一な接触を確保する機能が要
求されるため、通常、導電性が付与されたゴム硬度(J
IS A)70度以下の柔軟性を有する加硫ゴムが使用
される。そして、従来の帯電ローラには、弾性層として
ゴム発泡体(又はスポンジ状ゴム)を使用した発泡タイ
プとゴム発泡体を使用しないソリッドタイプがあった。
また、上記表面層は被帯電体の帯電均一性を向上させ、
被帯電体表面のピンホール等に起因するリークの発生を
防止すると共に、トナー粒子や紙粉等の固着を防止する
機能、更には弾性層の硬度を低下させるために用いられ
るオイルや可塑剤等の軟化剤のブリードを防止する機能
等も有している。表面層の体積固有抵抗は、通常105
〜1013Ω・cmであり、従来、導電性塗料を塗布する
こと、あるいはシームレスチューブを被覆すること等に
より形成されていた。
【0009】シームレスチューブ製造装置は、押し出し
手段により該シームレスチューブが押し出され、空冷手
段、水冷サイジング手段、チューブ引き取り手段の順序
で該シームレスチューブを製造するがチューブ引き取り
手段の際に該シームレスチューブの外径よりも小さい引
き取りベルト隙間幅でないとスリップしてしまうため、
該シームレスチューブを潰して引き取っていた。よって
チューブの断面形状が楕円形になってしまう問題があ
る。
手段により該シームレスチューブが押し出され、空冷手
段、水冷サイジング手段、チューブ引き取り手段の順序
で該シームレスチューブを製造するがチューブ引き取り
手段の際に該シームレスチューブの外径よりも小さい引
き取りベルト隙間幅でないとスリップしてしまうため、
該シームレスチューブを潰して引き取っていた。よって
チューブの断面形状が楕円形になってしまう問題があ
る。
【0010】引き取りベルト隙間幅の調整により、断面
楕円形状は良化するが、該引き取りベルト間を通過する
過程で、更なる問題がある。該シームレスチューブは、
該引き取りベルトがピンと張られた状態では該ベルトの
動きが悪くなるため、図1に示すように少し余裕を持た
せて張られている。すると、余裕が原因で該ベルトに浪
打が生じるために、該引き取りベルトとの間で接触離間
を繰り返す。そのため、その接触離間のタイミングの影
響を受け、該シームレスチューブ外径に微妙な差異が生
ずる問題が生じた。
楕円形状は良化するが、該引き取りベルト間を通過する
過程で、更なる問題がある。該シームレスチューブは、
該引き取りベルトがピンと張られた状態では該ベルトの
動きが悪くなるため、図1に示すように少し余裕を持た
せて張られている。すると、余裕が原因で該ベルトに浪
打が生じるために、該引き取りベルトとの間で接触離間
を繰り返す。そのため、その接触離間のタイミングの影
響を受け、該シームレスチューブ外径に微妙な差異が生
ずる問題が生じた。
【0011】また、引き取りベルトあるいは、同様の機
能をするローラ状回転体によりチューブを引き取る際
に、対になった回転体の回転速度に差異がある場合、チ
ューブは真直ぐ下に引き取られず回転の遅い方に曲がっ
ていく。また、チューブに偏肉がある場合にも偏肉が少
ない方に曲がっていく。このため、定寸切断したチュー
ブも曲がっており、これをローラ芯金上に形成された弾
性体に被覆すると、曲がり形状の影響を製品の帯電ロー
ラに影響が生ずる。
能をするローラ状回転体によりチューブを引き取る際
に、対になった回転体の回転速度に差異がある場合、チ
ューブは真直ぐ下に引き取られず回転の遅い方に曲がっ
ていく。また、チューブに偏肉がある場合にも偏肉が少
ない方に曲がっていく。このため、定寸切断したチュー
ブも曲がっており、これをローラ芯金上に形成された弾
性体に被覆すると、曲がり形状の影響を製品の帯電ロー
ラに影響が生ずる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ローラ真円度が得られ
ていない帯電ローラの場合には、帯電の周方向むらが発
生することがあった。また、該シームレスチューブの使
用長での、外径の微妙な大小は、被覆後の帯電ローラの
性能に影響する。すなわち、主に抵抗むらを生じ、結果
として画像むらとして認知される。被覆するシームレス
チューブの長手方向での外径が微妙に異なることは、厚
みむらになっていることを示唆する。これを被覆する
と、該シームレスチューブの厚みむらがその下層の柔ら
かい発泡弾性体層の場合には緊縛度の差異となって特に
影響する。従って、被覆後のローラ形状が該シームレス
チューブのむらと関係する微妙な形状むらを呈すること
となり、使用するプロセス条件下で認識されるレベルと
なったため起こったものと考えられた。
ていない帯電ローラの場合には、帯電の周方向むらが発
生することがあった。また、該シームレスチューブの使
用長での、外径の微妙な大小は、被覆後の帯電ローラの
性能に影響する。すなわち、主に抵抗むらを生じ、結果
として画像むらとして認知される。被覆するシームレス
チューブの長手方向での外径が微妙に異なることは、厚
みむらになっていることを示唆する。これを被覆する
と、該シームレスチューブの厚みむらがその下層の柔ら
かい発泡弾性体層の場合には緊縛度の差異となって特に
影響する。従って、被覆後のローラ形状が該シームレス
チューブのむらと関係する微妙な形状むらを呈すること
となり、使用するプロセス条件下で認識されるレベルと
なったため起こったものと考えられた。
【0013】本発明の目的は、弾性体層に被覆するシー
ムレスチューブの製造装置の引き取り機による該シーム
レスチューブの潰れ変形を生ずることなく、周方向むら
の発生を極力抑制し、且つ、長手方向、チューブ全長に
生じた大きな曲がりに対して、該引き取り機の小径ロー
ラの周速度に微差調整可能とすることで曲がりのない真
直ぐな、偏肉を抑制した帯電部材及びその製造方法を提
供することである。
ムレスチューブの製造装置の引き取り機による該シーム
レスチューブの潰れ変形を生ずることなく、周方向むら
の発生を極力抑制し、且つ、長手方向、チューブ全長に
生じた大きな曲がりに対して、該引き取り機の小径ロー
ラの周速度に微差調整可能とすることで曲がりのない真
直ぐな、偏肉を抑制した帯電部材及びその製造方法を提
供することである。
【0014】また、本発明の別の目的は、上記帯電部材
を備えたプロセスカートリッジ及び該プロセスカートリ
ッジを組み込んだ電子写真装置を提供することである。
を備えたプロセスカートリッジ及び該プロセスカートリ
ッジを組み込んだ電子写真装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、鉛直方
向にチューブを押し出す手段、空冷手段、水冷サイジン
グ手段及びチューブ引き取り手段を有するチューブの製
造装置により形成されて、芯金と該芯金外周上の弾性体
に被覆する、複数層のシームレスな小径薄肉の帯電部材
用被覆チューブの製造方法において、該チューブ引き取
り手段として、該チューブとの接点を介して存在する個
別周速調整が可能な、少なくとも1対の引き取りロール
もしくはベルトにより該チューブを下方に送り出す搬送
手段を用いることを特徴とする帯電部材用被覆チューブ
の製造方法及び該チューブを用いた帯電部材が提供され
る。
向にチューブを押し出す手段、空冷手段、水冷サイジン
グ手段及びチューブ引き取り手段を有するチューブの製
造装置により形成されて、芯金と該芯金外周上の弾性体
に被覆する、複数層のシームレスな小径薄肉の帯電部材
用被覆チューブの製造方法において、該チューブ引き取
り手段として、該チューブとの接点を介して存在する個
別周速調整が可能な、少なくとも1対の引き取りロール
もしくはベルトにより該チューブを下方に送り出す搬送
手段を用いることを特徴とする帯電部材用被覆チューブ
の製造方法及び該チューブを用いた帯電部材が提供され
る。
【0016】また、本発明に従って、上記帯電部材を備
えたプロセスカートリッジ及び電子写真装置が提供され
る。
えたプロセスカートリッジ及び電子写真装置が提供され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明につき更に詳しく説
明する。
明する。
【0018】図3は本発明の帯電ローラ1’の一例を示
すもので、電子写真装置の帯電器として使用するもので
ある。この帯電ローラは、ステンレススチール、めっき
処理した鉄、黄銅及び導電性プラスチック等の良導電性
材料からなる芯金1の外周に導電性の弾性材料からなる
発泡弾性体層2を設け、更にこの発泡弾性体層2の外周
にチューブ状の機能性複層膜3(以後、機能性複数層チ
ューブ)を被覆したものである。図3の場合、機能性複
数層チューブは内部層3(i)と外部層3(o)からな
る。
すもので、電子写真装置の帯電器として使用するもので
ある。この帯電ローラは、ステンレススチール、めっき
処理した鉄、黄銅及び導電性プラスチック等の良導電性
材料からなる芯金1の外周に導電性の弾性材料からなる
発泡弾性体層2を設け、更にこの発泡弾性体層2の外周
にチューブ状の機能性複層膜3(以後、機能性複数層チ
ューブ)を被覆したものである。図3の場合、機能性複
数層チューブは内部層3(i)と外部層3(o)からな
る。
【0019】本発明における芯金(金属層)としては、
例えば、アルミニウム、銅、鉄、又はこれらを含む合金
等の良導体が好適に用いられる。本発明に用いられる芯
金は、0.1〜1.5mm程度の厚さを有する金属管で
あっても、また棒状であってもよい。
例えば、アルミニウム、銅、鉄、又はこれらを含む合金
等の良導体が好適に用いられる。本発明に用いられる芯
金は、0.1〜1.5mm程度の厚さを有する金属管で
あっても、また棒状であってもよい。
【0020】上記発泡弾性体層2を構成する導電性を有
する弾性材料としては、導電材を配合した発泡導電性ゴ
ム組成物あるいは導電性ポリウレタンフォームを用いる
ことができる。
する弾性材料としては、導電材を配合した発泡導電性ゴ
ム組成物あるいは導電性ポリウレタンフォームを用いる
ことができる。
【0021】この場合、発泡導電性ゴム組成物を構成す
るゴム成分としては、特に制限されるものではないが、
エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)、ク
ロロプレン、クロロスルホン化ポリエチレンに導電材を
配合したものの発泡体、エピクロルヒドリンとエチレン
オキサイドとの共重合ゴムの発泡体又はエピクロルヒド
リンとエチレンオキサイドとの共重合ゴムに導電材を配
合したものの発泡体を好適に使用することができる。
るゴム成分としては、特に制限されるものではないが、
エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)、ク
ロロプレン、クロロスルホン化ポリエチレンに導電材を
配合したものの発泡体、エピクロルヒドリンとエチレン
オキサイドとの共重合ゴムの発泡体又はエピクロルヒド
リンとエチレンオキサイドとの共重合ゴムに導電材を配
合したものの発泡体を好適に使用することができる。
【0022】これらゴム組成物に配合する導電材として
は、カーボンブラック、黒鉛、金属及び導電性の各種金
属酸化物(酸化錫及び酸化チタン等)等の導電性粉体
や、カーボンファイバー及び金属酸化物の短繊維等の各
種導電性繊維を用いることができる。その配合量は、全
ゴム成分100質量部に対して好ましくは3〜100質
量部、特に好ましくは5〜50質量部であり、これによ
り発泡弾性体層2の体積抵抗を101〜109Ω・cm程
度に調整することが好ましい。なお、この発泡弾性体層
2の形成は、公知の加硫成形法により行うことができ、
その厚さは帯電ローラの用途等に応じて適宜設定される
が、通常1〜20mmが好ましい。
は、カーボンブラック、黒鉛、金属及び導電性の各種金
属酸化物(酸化錫及び酸化チタン等)等の導電性粉体
や、カーボンファイバー及び金属酸化物の短繊維等の各
種導電性繊維を用いることができる。その配合量は、全
ゴム成分100質量部に対して好ましくは3〜100質
量部、特に好ましくは5〜50質量部であり、これによ
り発泡弾性体層2の体積抵抗を101〜109Ω・cm程
度に調整することが好ましい。なお、この発泡弾性体層
2の形成は、公知の加硫成形法により行うことができ、
その厚さは帯電ローラの用途等に応じて適宜設定される
が、通常1〜20mmが好ましい。
【0023】本発明においては、この発泡弾性体層2上
に機能性複層膜(機能性複数層チューブ)3をチューブ
の形態で被覆する。この場合、この機能性複数層チュー
ブ3を構成する熱可塑性樹脂としては、押し出し成形可
能な熱可塑性樹脂であればいずれのものでもよく、具体
的には、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、エチレ
ン酢酸ビニル、エチレンエチルアクリレート、エチレン
アクリル酸メチル、スチレンブタジエンゴム、ポリエス
テル、ポリウレタン、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン11、ナイロン12及びその他の共重合ナイロン等
のポリアミド、スチレンエチレンブチル、エチレンブチ
ル、ニトリルブタジエンゴム、クロロスルホン化ポリエ
チレン、多硫化ゴム、塩素化ポリエチレン、クロロプレ
ンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエン、イ
ソプレンゴム及びポリノルボルネンゴム等の通常のゴ
ム、及びスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)及
びスチレン−ブタジエン−スチレンの水添加物(SEB
S)等の熱可塑性ゴムを使用することができ、特に制限
されるものではない。
に機能性複層膜(機能性複数層チューブ)3をチューブ
の形態で被覆する。この場合、この機能性複数層チュー
ブ3を構成する熱可塑性樹脂としては、押し出し成形可
能な熱可塑性樹脂であればいずれのものでもよく、具体
的には、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、エチレ
ン酢酸ビニル、エチレンエチルアクリレート、エチレン
アクリル酸メチル、スチレンブタジエンゴム、ポリエス
テル、ポリウレタン、ナイロン6、ナイロン66、ナイ
ロン11、ナイロン12及びその他の共重合ナイロン等
のポリアミド、スチレンエチレンブチル、エチレンブチ
ル、ニトリルブタジエンゴム、クロロスルホン化ポリエ
チレン、多硫化ゴム、塩素化ポリエチレン、クロロプレ
ンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエン、イ
ソプレンゴム及びポリノルボルネンゴム等の通常のゴ
ム、及びスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)及
びスチレン−ブタジエン−スチレンの水添加物(SEB
S)等の熱可塑性ゴムを使用することができ、特に制限
されるものではない。
【0024】あるいは、上記の各樹脂や共重合体よりな
るエラストマー及び変性体等のエラストマーと、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート
(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)
等の飽和ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリアセタール、アクリロニトリルブ
タジエンスチレン、ポリスチレン、ハイインパクトポリ
スチレン(HIPS)、ポリウレタン、ポリフェニレン
オキサイド、ポリ酢酸ビニル、ポリフッ化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン樹脂(ABS)、アクリロニトリル−
エチレン/プロピレンゴム−スチレン樹脂(AES)及
びアクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン樹脂(A
AS)等のスチレン系樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル
樹脂及び塩化ビニリデン樹脂等の各樹脂及び共重合体か
らなる材料の組み合わせが好ましい。
るエラストマー及び変性体等のエラストマーと、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート
(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)
等の飽和ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポ
リカーボネート、ポリアセタール、アクリロニトリルブ
タジエンスチレン、ポリスチレン、ハイインパクトポリ
スチレン(HIPS)、ポリウレタン、ポリフェニレン
オキサイド、ポリ酢酸ビニル、ポリフッ化ビニリデン、
ポリテトラフルオロエチレン、アクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレン樹脂(ABS)、アクリロニトリル−
エチレン/プロピレンゴム−スチレン樹脂(AES)及
びアクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン樹脂(A
AS)等のスチレン系樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル
樹脂及び塩化ビニリデン樹脂等の各樹脂及び共重合体か
らなる材料の組み合わせが好ましい。
【0025】更に、上記ゴム、熱可塑性エラストマー及
び熱可塑性樹脂から選ばれた2種以上の重合体からなる
ポリマーアロイ又はポリマーブレンドも使用できる。
び熱可塑性樹脂から選ばれた2種以上の重合体からなる
ポリマーアロイ又はポリマーブレンドも使用できる。
【0026】該機能性複数層チューブに使用される樹
脂、エラストマー及び共重合体等は前記したものであ
り、導電材等を適宜配合することにより、所望の特性を
有するチューブ構成が得られる。
脂、エラストマー及び共重合体等は前記したものであ
り、導電材等を適宜配合することにより、所望の特性を
有するチューブ構成が得られる。
【0027】上記導電材としては、公知の素材が使用で
き、例えば、カーボンブラック及びグラファイト等の炭
素微粒子;ニッケル、銀、アルミニウム及び銅等の金属
微粒子;酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミ
ニウム及びシリカ等を主成分とし、これに原子価の異な
る不純物イオンをドーピングした導電性金属酸化物微粒
子;炭素繊維等の導電性繊維;ステンレス繊維等の金属
繊維;炭素ウィスカやチタン酸カリウムウィスカの表面
を金属酸化物や炭素等により導電化処理した導電性チタ
ン酸カリウムウィスカ等の導電性ウィスカ;及びポリア
ニリン及びポリピロール等の導電性重合体微粒子等が挙
げられる。
き、例えば、カーボンブラック及びグラファイト等の炭
素微粒子;ニッケル、銀、アルミニウム及び銅等の金属
微粒子;酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミ
ニウム及びシリカ等を主成分とし、これに原子価の異な
る不純物イオンをドーピングした導電性金属酸化物微粒
子;炭素繊維等の導電性繊維;ステンレス繊維等の金属
繊維;炭素ウィスカやチタン酸カリウムウィスカの表面
を金属酸化物や炭素等により導電化処理した導電性チタ
ン酸カリウムウィスカ等の導電性ウィスカ;及びポリア
ニリン及びポリピロール等の導電性重合体微粒子等が挙
げられる。
【0028】本発明の機能性複数層チューブは上記各種
重合体と、上記導電材及び必要ならばその他の添加剤か
らなる導電性重合体組成物を押し出し成形法で形成す
る。
重合体と、上記導電材及び必要ならばその他の添加剤か
らなる導電性重合体組成物を押し出し成形法で形成す
る。
【0029】更に、形成するチューブの各薄膜層の膜厚
均一性、また導電材等の分散性がより均一であるものを
得るために、本発明では図4に示される縦型のチューブ
押し出し機を使用する。
均一性、また導電材等の分散性がより均一であるものを
得るために、本発明では図4に示される縦型のチューブ
押し出し機を使用する。
【0030】本発明に用いられる機能性複数層チューブ
は単に成形するならば、押し出し成形法、射出成形法又
はブロー成形法等によりチューブ状に成膜することによ
り得ることができる。また、例えばより優れた耐久性や
耐環境性等を得ることを目的として、上記各種成形法に
より得られたシームレスチューブを更に架橋させて導電
性架橋重合体とすることもできる。チューブ状に成膜さ
れた導電性重合体を架橋させる方法としては、重合体の
種類に応じて硫黄、有機過酸化物及びアミン類等の架橋
剤を予め添加しておき、高温下に架橋結合を生成させる
化学的架橋法や、電子線やγ線等の放射線を照射するこ
とにより架橋させる放射線架橋法等が有効である。上記
各種架橋法のうちでは、電子線架橋法が架橋剤又はその
分解生成物の移行による被帯電体の汚染の恐れがなく、
更に、高温処理の必要がない点及び安全性の点で好まし
い。
は単に成形するならば、押し出し成形法、射出成形法又
はブロー成形法等によりチューブ状に成膜することによ
り得ることができる。また、例えばより優れた耐久性や
耐環境性等を得ることを目的として、上記各種成形法に
より得られたシームレスチューブを更に架橋させて導電
性架橋重合体とすることもできる。チューブ状に成膜さ
れた導電性重合体を架橋させる方法としては、重合体の
種類に応じて硫黄、有機過酸化物及びアミン類等の架橋
剤を予め添加しておき、高温下に架橋結合を生成させる
化学的架橋法や、電子線やγ線等の放射線を照射するこ
とにより架橋させる放射線架橋法等が有効である。上記
各種架橋法のうちでは、電子線架橋法が架橋剤又はその
分解生成物の移行による被帯電体の汚染の恐れがなく、
更に、高温処理の必要がない点及び安全性の点で好まし
い。
【0031】本発明に用いられる機能性複数層チューブ
の体積抵抗値は、104〜1010Ω・cmであることが
好ましく、特には105〜109Ω・cmであることが好
ましい。
の体積抵抗値は、104〜1010Ω・cmであることが
好ましく、特には105〜109Ω・cmであることが好
ましい。
【0032】また、本発明においては、適切に機能分離
した極薄層のチューブが一体的に同時に形成されている
ので、各層を必要以上に厚い膜とすることもなく、全体
構成の中で、発泡弾性体層の柔軟性を効果的に引き出す
ことが可能となっている。
した極薄層のチューブが一体的に同時に形成されている
ので、各層を必要以上に厚い膜とすることもなく、全体
構成の中で、発泡弾性体層の柔軟性を効果的に引き出す
ことが可能となっている。
【0033】本発明に用いられる機能性複数層チューブ
は、種々の方法で成膜することができるが、前記のよう
に押し出し法が好適である。すなわち、予め重合体と導
電材及び必要に応じて、架橋剤、安定剤及びその他の添
加剤を混合したコンパウンドを製造し、該コンパウンド
を押し出し機によりリング状スリットを有するダイスよ
り押し出し、冷却することによって連続的にシームレス
チューブを製造することができる(図4)。冷却の途中
で又は冷却後に再加熱して空気加圧等の手段を用いてチ
ューブ径を拡大すれば熱収縮チューブが得られ、拡大処
理をしなければ非熱収縮チューブが得られる。
は、種々の方法で成膜することができるが、前記のよう
に押し出し法が好適である。すなわち、予め重合体と導
電材及び必要に応じて、架橋剤、安定剤及びその他の添
加剤を混合したコンパウンドを製造し、該コンパウンド
を押し出し機によりリング状スリットを有するダイスよ
り押し出し、冷却することによって連続的にシームレス
チューブを製造することができる(図4)。冷却の途中
で又は冷却後に再加熱して空気加圧等の手段を用いてチ
ューブ径を拡大すれば熱収縮チューブが得られ、拡大処
理をしなければ非熱収縮チューブが得られる。
【0034】本発明に用いられる機能性複数層チューブ
は、非熱収縮性と熱収縮性のいずれであってもよいが、
実施例では非熱収縮性のものを採用している。
は、非熱収縮性と熱収縮性のいずれであってもよいが、
実施例では非熱収縮性のものを採用している。
【0035】非熱収縮チューブである場合、発泡弾性体
層と機能性複数層チューブの密着性を確保するためには
チューブ内径は発泡弾性体層外径以下であることが必要
である。圧縮空気を吹き込むことによりチューブ径を拡
大させた状態で芯金を有する発泡弾性体層を挿入し、空
気圧を解除すれば外嵌処理が完了する。
層と機能性複数層チューブの密着性を確保するためには
チューブ内径は発泡弾性体層外径以下であることが必要
である。圧縮空気を吹き込むことによりチューブ径を拡
大させた状態で芯金を有する発泡弾性体層を挿入し、空
気圧を解除すれば外嵌処理が完了する。
【0036】一方、熱収縮チューブの場合、チューブ内
径は発泡弾性体層外径より大きいことが好ましく、芯金
を有する発泡弾性体層を挿入した後、恒温槽の中で所定
時間加熱する等の方法で発泡弾性体層に密着するようチ
ューブを熱収縮させることにより外嵌処理が完了する。
しかし、熱収縮チューブの場合、収縮後の膜厚が最終的
な機能性複層膜の膜厚となるため、不測因子が入り易
く、膜厚や分散剤の均一性が得難い。
径は発泡弾性体層外径より大きいことが好ましく、芯金
を有する発泡弾性体層を挿入した後、恒温槽の中で所定
時間加熱する等の方法で発泡弾性体層に密着するようチ
ューブを熱収縮させることにより外嵌処理が完了する。
しかし、熱収縮チューブの場合、収縮後の膜厚が最終的
な機能性複層膜の膜厚となるため、不測因子が入り易
く、膜厚や分散剤の均一性が得難い。
【0037】次に、本発明に用いる押し出し装置を図4
により説明する。成形に用いるダイス4には、内外二重
の環状の押し出し流路6及び7が設けられており、内側
流路6に第1押し出し機8から機能性複層チューブを構
成する内部層用エラストマーを、また外側流路7に第2
押し出し機9から機能性複層チューブを構成する外部層
用エラストマーをそれぞれ加圧注入し、内部層3(i)
と外部層3(o)を重ね合わせ一体化ながら、その外周
に設けた水冷リング10にて冷却し、これをチューブ引
き取り装置により送られ、所定長さに順次切断し、帯電
ローラ用の機能性複数層チューブとして、次工程にて、
芯金1を有する発泡弾性体層に被覆する。図4の押し出
し装置におけるチューブ引き取り装置の21は一例を示
している。
により説明する。成形に用いるダイス4には、内外二重
の環状の押し出し流路6及び7が設けられており、内側
流路6に第1押し出し機8から機能性複層チューブを構
成する内部層用エラストマーを、また外側流路7に第2
押し出し機9から機能性複層チューブを構成する外部層
用エラストマーをそれぞれ加圧注入し、内部層3(i)
と外部層3(o)を重ね合わせ一体化ながら、その外周
に設けた水冷リング10にて冷却し、これをチューブ引
き取り装置により送られ、所定長さに順次切断し、帯電
ローラ用の機能性複数層チューブとして、次工程にて、
芯金1を有する発泡弾性体層に被覆する。図4の押し出
し装置におけるチューブ引き取り装置の21は一例を示
している。
【0038】ここで、本発明の技術の要点について、更
に説明を行う。チューブ引き取り装置21は、この他に
も図5(2)及び(3)に示すようなものでもよい。図
5(1)は1対の円形回転体で、図5(2)及び(3)
は複数個の円形回転体により駆動されるベルト体であ
る。この円形体の径(R)は、チューブの押し出され
る、その長手方向で、該チューブと接する円弧の径
(R)に関わらず、10cm以内、が好ましく、より好
ましくは6cm以内の接触幅を形成するように回転体間
のクリアランスを調整する(但し、チューブ径が大きい
ほど、円弧に接触して潰された時の影響は大きく、チュ
ーブの径が小さい方が元に戻る復元力は大きいので、チ
ューブ径が大きいほど接触幅はより小さい方が良い)。
もし、接触幅がこれより長くなると、チューブの潰され
ている時間が長くなるため断面形状が楕円形になり、帯
電ローラにした際、周方向むらが発生してしまう。本発
明は上記のようにチューブ引き取り装置の寸法上の問題
が解決されても、なお、残る可能性の高い問題に着目し
ている。
に説明を行う。チューブ引き取り装置21は、この他に
も図5(2)及び(3)に示すようなものでもよい。図
5(1)は1対の円形回転体で、図5(2)及び(3)
は複数個の円形回転体により駆動されるベルト体であ
る。この円形体の径(R)は、チューブの押し出され
る、その長手方向で、該チューブと接する円弧の径
(R)に関わらず、10cm以内、が好ましく、より好
ましくは6cm以内の接触幅を形成するように回転体間
のクリアランスを調整する(但し、チューブ径が大きい
ほど、円弧に接触して潰された時の影響は大きく、チュ
ーブの径が小さい方が元に戻る復元力は大きいので、チ
ューブ径が大きいほど接触幅はより小さい方が良い)。
もし、接触幅がこれより長くなると、チューブの潰され
ている時間が長くなるため断面形状が楕円形になり、帯
電ローラにした際、周方向むらが発生してしまう。本発
明は上記のようにチューブ引き取り装置の寸法上の問題
が解決されても、なお、残る可能性の高い問題に着目し
ている。
【0039】すなわち、該回転体の回転速度が、各々異
なる場合には、該回転体に挟持されたチューブは、他の
条件が理想的であっても、チューブに接触する該回転体
の回転速度の差に応じて、チューブは曲がっていく。従
って、本発明では、回転速度を曲がりを是正するように
調整する。あるいは、回転速度の測定手段、例えば、回
転体の特定場所に光を当て、その反射光の反射速度を該
回転体にフィードバックし、適正速度とする。上記の光
による場合に代えて、接触回転体を利用し、該回転体の
周速度を厳密に測定することであってもよい。
なる場合には、該回転体に挟持されたチューブは、他の
条件が理想的であっても、チューブに接触する該回転体
の回転速度の差に応じて、チューブは曲がっていく。従
って、本発明では、回転速度を曲がりを是正するように
調整する。あるいは、回転速度の測定手段、例えば、回
転体の特定場所に光を当て、その反射光の反射速度を該
回転体にフィードバックし、適正速度とする。上記の光
による場合に代えて、接触回転体を利用し、該回転体の
周速度を厳密に測定することであってもよい。
【0040】なお、シームレスチューブの形状は次の方
法により測定した。シームレスチューブの端部の幅Xa
と、その端部の切断面と直交する線から他端切断面への
最大距離Xb(図8)をレーザー測長器等の長さを測定
できる測定器類等を用いて測定する。シームレスチュー
ブの状態での反りの割合をΔXとすると、ΔX=Xb−
Xaである。
法により測定した。シームレスチューブの端部の幅Xa
と、その端部の切断面と直交する線から他端切断面への
最大距離Xb(図8)をレーザー測長器等の長さを測定
できる測定器類等を用いて測定する。シームレスチュー
ブの状態での反りの割合をΔXとすると、ΔX=Xb−
Xaである。
【0041】該シームレスチューブの曲がりに関して
は、上記方法により計測し、判断を加え、結果の一覧の
1項目とした。
は、上記方法により計測し、判断を加え、結果の一覧の
1項目とした。
【0042】
【実施例】より具体的には、実施例・比較例をもって以
下に説明する。
下に説明する。
【0043】<芯金>芯金は、鉄材を押し出し成形によ
り、直径約5mmの棒材に押し出し、長さ260mmに
切断後、これに化学メッキを厚さ約3μm施したものを
用意した。
り、直径約5mmの棒材に押し出し、長さ260mmに
切断後、これに化学メッキを厚さ約3μm施したものを
用意した。
【0044】<発泡弾性体層の形成>内径4.5mm、
外径11.5mmのホース状の発泡弾性体層[エチレン
−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)に、加硫剤と
発泡剤を配合し、混合したものを押し出し成形機により
ホース状に成形し、加硫缶内で発泡させたもの]を長さ
225mmに切り、その中心孔に、前記した直径5m
m、長さ260mmの芯金を挿入した。
外径11.5mmのホース状の発泡弾性体層[エチレン
−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)に、加硫剤と
発泡剤を配合し、混合したものを押し出し成形機により
ホース状に成形し、加硫缶内で発泡させたもの]を長さ
225mmに切り、その中心孔に、前記した直径5m
m、長さ260mmの芯金を挿入した。
【0045】<機能性複数層チューブの形成>機能性複
数層チューブの外部層の材料として、スチレン系の樹脂
(スチレン−エチレン・ブチレン−オレフィン共重合樹
脂、商品名:ダイナロン、JSR社製、融点100℃)
100質量部、ポリエチレン20質量部、カーボンブラ
ックとして商品名:ケッチェンブラックEC(ライオン
アクゾ社製)12質量部(7.4質量%)及び、商品
名:Special Black 250(デグザ社
製)20質量部(12.3質量%)、酸化マグネシウム
10質量部、ステアリン酸カルシウム1質量部をV型ブ
レンダーで数分間混合した。これを更に加圧式ニーダー
を用いて190℃で10分間溶融混練した。更に、冷却
後、粉砕機で粉砕し、単軸押し出し機でペレット化し
た。
数層チューブの外部層の材料として、スチレン系の樹脂
(スチレン−エチレン・ブチレン−オレフィン共重合樹
脂、商品名:ダイナロン、JSR社製、融点100℃)
100質量部、ポリエチレン20質量部、カーボンブラ
ックとして商品名:ケッチェンブラックEC(ライオン
アクゾ社製)12質量部(7.4質量%)及び、商品
名:Special Black 250(デグザ社
製)20質量部(12.3質量%)、酸化マグネシウム
10質量部、ステアリン酸カルシウム1質量部をV型ブ
レンダーで数分間混合した。これを更に加圧式ニーダー
を用いて190℃で10分間溶融混練した。更に、冷却
後、粉砕機で粉砕し、単軸押し出し機でペレット化し
た。
【0046】内部層の材料として、ポリウレタンエラス
トマー(融点120℃)100質量部、カーボンブラッ
クとして商品名:ケッチェンブラックEC20質量部
(15.3質量%)、酸化マグネシウム10質量部及び
ステアリン酸カルシウム1質量部を、外部層の材料と同
様の工程でペレット化した。
トマー(融点120℃)100質量部、カーボンブラッ
クとして商品名:ケッチェンブラックEC20質量部
(15.3質量%)、酸化マグネシウム10質量部及び
ステアリン酸カルシウム1質量部を、外部層の材料と同
様の工程でペレット化した。
【0047】(実施例1)縦型押し出し機(プラ技研社
製の特注品、図4参照)を用いて、これらを1つのクロ
スヘッドで2重層となるように合流し、ダイス温度15
5℃で適温の冷水10中に押し出し、更に冷却した後、
図5(1)に示される1対のφ200mmの円形回転体
から成るチューブ引き取り装置にて周速度4.0m/m
inで引き取り内径約12.0mm、膜厚約500μm
の機能性複数層チューブを得た。
製の特注品、図4参照)を用いて、これらを1つのクロ
スヘッドで2重層となるように合流し、ダイス温度15
5℃で適温の冷水10中に押し出し、更に冷却した後、
図5(1)に示される1対のφ200mmの円形回転体
から成るチューブ引き取り装置にて周速度4.0m/m
inで引き取り内径約12.0mm、膜厚約500μm
の機能性複数層チューブを得た。
【0048】この際、該チューブの持つ偏肉(周方向の
膜厚ムラ)が約50μmあったので膜厚が薄い方向にチ
ューブが反り形状がバナナ状になってしまった。この時
の該チューブの反りの割合ΔX(図8参照)は4.8m
mであった。そこで本発明である該1対の円形回転体か
ら成るチューブ引き取り装置の周速度を各々調整した。
周速測定方法は、図6(A)に示すように光センサー周
速測定方法を用い各々の円形回転体速度を制御し、該チ
ューブの反り方向側にある円形回転体の周速度を調整
し、3.9m/minの周速度で引き取り偏肉等の影響
による微妙な曲がりを矯正し真直ぐにした。このように
して得られた真直ぐに矯正した該チューブの反りの割合
ΔXは0.8mmであった。周速測定方法は、今回は光
センサー周速測定方法を用いて行ったが、図6(B)に
示すような接触回転計周速測定方法等でも可能である。
膜厚ムラ)が約50μmあったので膜厚が薄い方向にチ
ューブが反り形状がバナナ状になってしまった。この時
の該チューブの反りの割合ΔX(図8参照)は4.8m
mであった。そこで本発明である該1対の円形回転体か
ら成るチューブ引き取り装置の周速度を各々調整した。
周速測定方法は、図6(A)に示すように光センサー周
速測定方法を用い各々の円形回転体速度を制御し、該チ
ューブの反り方向側にある円形回転体の周速度を調整
し、3.9m/minの周速度で引き取り偏肉等の影響
による微妙な曲がりを矯正し真直ぐにした。このように
して得られた真直ぐに矯正した該チューブの反りの割合
ΔXは0.8mmであった。周速測定方法は、今回は光
センサー周速測定方法を用いて行ったが、図6(B)に
示すような接触回転計周速測定方法等でも可能である。
【0049】(比較例1)実施例1と同様の手順で冷水
10中に押し出し、更に冷却し、図1に示される2対の
円形回転体により駆動される縦型ベルト体のチューブ引
き取り装置にて引き取った。この際、円形回転体の円弧
の周速度を各々調整出来ないのでチューブの偏肉等によ
る微妙な曲がりが矯正できずに曲がりのあるΔX=4.
8mmの内径約12.0mmの機能性複数層チューブを
得た(実施例に示した周速度調整前のチューブ)。
10中に押し出し、更に冷却し、図1に示される2対の
円形回転体により駆動される縦型ベルト体のチューブ引
き取り装置にて引き取った。この際、円形回転体の円弧
の周速度を各々調整出来ないのでチューブの偏肉等によ
る微妙な曲がりが矯正できずに曲がりのあるΔX=4.
8mmの内径約12.0mmの機能性複数層チューブを
得た(実施例に示した周速度調整前のチューブ)。
【0050】<ローラの作製>内径4.5mm、外径1
1.5mmのホース状の発泡弾性体層を長さ225mm
に切り、径5mm×長さ260mmの芯金を挿入した弾
性体に上記機能性複層チューブを230mm長さに切断
したものを、チューブ被覆装置(不図示)により発泡弾
性体層外周に嵌め込み、圧密着させた。
1.5mmのホース状の発泡弾性体層を長さ225mm
に切り、径5mm×長さ260mmの芯金を挿入した弾
性体に上記機能性複層チューブを230mm長さに切断
したものを、チューブ被覆装置(不図示)により発泡弾
性体層外周に嵌め込み、圧密着させた。
【0051】この帯電ローラをLBP(レーザービーム
プリンター;ヒューレットパッカード社製レーザージェ
ット2−P)の一次帯電器に用いて画像形成を行った結
果、機能性複層チューブ3と発泡弾性体層2の間に隙間
が発生することなく、機能性複層チューブ3に皺が寄る
こともなく、良好な画像が得られた。評価結果の概要を
表1に示す。
プリンター;ヒューレットパッカード社製レーザージェ
ット2−P)の一次帯電器に用いて画像形成を行った結
果、機能性複層チューブ3と発泡弾性体層2の間に隙間
が発生することなく、機能性複層チューブ3に皺が寄る
こともなく、良好な画像が得られた。評価結果の概要を
表1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】図7に本発明の帯電ローラを有するプロセ
スカートリッジを備える電子写真装置の概略構成を示
す。
スカートリッジを備える電子写真装置の概略構成を示
す。
【0054】図7において、12は電子写真感光体であ
り、矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体
12は、回転過程において、本発明の帯電ローラ1’に
よりその周面に正又は負の所定電位の均一帯電を受け、
次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光等の露
光手段(不図示)からの露光光13を受ける。こうして
感光体12の周面に静電潜像が順次形成されていく。
り、矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体
12は、回転過程において、本発明の帯電ローラ1’に
よりその周面に正又は負の所定電位の均一帯電を受け、
次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光等の露
光手段(不図示)からの露光光13を受ける。こうして
感光体12の周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0055】形成された静電潜像は、次いで現像手段1
4によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、
不図示の給紙部から感光体12と転写手段15との間に
感光体12の回転と同期取りされて給紙された転写材1
6に、転写手段15により順次転写されていく。
4によりトナー現像され、現像されたトナー現像像は、
不図示の給紙部から感光体12と転写手段15との間に
感光体12の回転と同期取りされて給紙された転写材1
6に、転写手段15により順次転写されていく。
【0056】像転写を受けた転写材16は、感光体面か
ら分離されて像定着手段17へ導入されて像定着を受け
ることにより複写物(コピー)として装置外へプリント
アウトされる。
ら分離されて像定着手段17へ導入されて像定着を受け
ることにより複写物(コピー)として装置外へプリント
アウトされる。
【0057】像転写後の感光体12の表面は、クリーニ
ング手段18によって転写残りトナーの除去を受けて清
浄面化され、繰り返し像形成に使用される。
ング手段18によって転写残りトナーの除去を受けて清
浄面化され、繰り返し像形成に使用される。
【0058】本発明においては、上述の電子写真感光体
12、帯電部材1’、現像手段14及びクリーニング手
段18等の構成要素のうち複数のものをプロセスカート
リッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカー
トリッジを複写機やレーザービームプリンター等の電子
写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。例え
ば、現像手段14及びクリーニング手段18を感光体1
2及び帯電部材1’と共に一体に支持してカートリッジ
化して、装置本体のレール19等の案内手段を用いて装
置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ20とするこ
とができる。
12、帯電部材1’、現像手段14及びクリーニング手
段18等の構成要素のうち複数のものをプロセスカート
リッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカー
トリッジを複写機やレーザービームプリンター等の電子
写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。例え
ば、現像手段14及びクリーニング手段18を感光体1
2及び帯電部材1’と共に一体に支持してカートリッジ
化して、装置本体のレール19等の案内手段を用いて装
置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ20とするこ
とができる。
【0059】また、露光光13は、電子写真装置が複写
機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透
過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、
この信号に従って行われるレーザービームの走査、LE
Dアレイの駆動又は液晶シャッターアレイの駆動等によ
り照射される光である。
機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透
過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、
この信号に従って行われるレーザービームの走査、LE
Dアレイの駆動又は液晶シャッターアレイの駆動等によ
り照射される光である。
【0060】このように、実施例、比較例の帯電部材が
組み込まれたプロセスカートリッジを用いた電子写真装
置により評価を行っている。
組み込まれたプロセスカートリッジを用いた電子写真装
置により評価を行っている。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上のように、押し出しチュ
ーブと発生する接点、また、構成を考えた場合、チュー
ブを挟んで1対の円形状回転部材が関係するだけである
ので、より効果的な構成になっている。構成体の寸法精
度に若干の狂いがあっても、チューブを送り出す回転体
の接触面の周速度を同一にしたり、チューブの反り状態
がある時は周速度を変えたりすることによって、押し出
し時のチューブの曲がりを比較的容易に調整することが
できる。
ーブと発生する接点、また、構成を考えた場合、チュー
ブを挟んで1対の円形状回転部材が関係するだけである
ので、より効果的な構成になっている。構成体の寸法精
度に若干の狂いがあっても、チューブを送り出す回転体
の接触面の周速度を同一にしたり、チューブの反り状態
がある時は周速度を変えたりすることによって、押し出
し時のチューブの曲がりを比較的容易に調整することが
できる。
【0062】ベルト構成にした場合には、接点形成の円
形状回転部材の円弧(R)は、装置としての構成バラン
ス上、小さくなるので、接触幅を小さくでき、チューブ
への影響を小さくできる。
形状回転部材の円弧(R)は、装置としての構成バラン
ス上、小さくなるので、接触幅を小さくでき、チューブ
への影響を小さくできる。
【図1】従来の縦型引き取りベルトによるチューブ脈動
形状発生モデル図である。
形状発生モデル図である。
【図2】本発明に用いられる接触幅の解説図である。
【図3】本発明の帯電ローラの一例の縦断正面図であ
る。
る。
【図4】本発明に用いる機能性複層チューブの縦型押し
出し機の一例の縦断正面図である。
出し機の一例の縦断正面図である。
【図5】本発明に用いる各種チューブ引き取り装置図で
ある。
ある。
【図6】本発明に用いる周速度測定方法図である。
【図7】本発明の帯電ローラを有するプロセスカートリ
ッジを備える電子写真装置の概略構成図である。
ッジを備える電子写真装置の概略構成図である。
【図8】本発明の比較に用いるチューブ曲がりの測定部
位を示す。
位を示す。
1 芯金(金属層)
1’ 帯電ローラ
2 発泡弾性体層
3 機能性複層チューブ
3(i) 内部層
3(o) 外部層
4 ダイス
5 中央通孔
6 押し出し流路
7 押し出し流路
8 第1押し出機
9 第2押し出機
10 水冷リング
11 電源
12 電子写真感光体
13 露光光
14 現像手段
15 転写手段
16 転写材
17 像定着手段
18 クリーニング手段
19 レール
20 プロセスカートリッジ
21 タイミングプーリー(チューブ引き取り装
置部) 22 送りベルト(チューブ引き取り装置部) 23 光センサー速度測定器 反射板 24 光センサー速度測定器 25 接触回転計速度測定器
置部) 22 送りベルト(チューブ引き取り装置部) 23 光センサー速度測定器 反射板 24 光センサー速度測定器 25 接触回転計速度測定器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2H200 FA13 GA34 GB12 HA03 HB12
HB22 HB32 HB43 HB45 HB46
MA04 MA08 MA17 MA20 MB04
4F207 AA09 AB02 AD02 AD12 AD27
AG03 AG08 AG20 AH73 AK02
AP07 AQ01 AR08 KA01 KA11
KB18 KK76 KL58 KM16 KW26
Claims (8)
- 【請求項1】 鉛直方向にチューブを押し出す手段、空
冷手段、水冷サイジング手段及びチューブ引き取り手段
を有するチューブの製造装置により形成されて、芯金と
該芯金外周上の弾性体に被覆する、複数層のシームレス
な小径薄肉の帯電部材用被覆チューブの製造方法におい
て、該チューブ引き取り手段として、該チューブとの接
点を介して存在する個別周速調整が可能な、少なくとも
1対の引き取りロールもしくはベルトにより該チューブ
を下方に送り出す搬送手段を用いることを特徴とする帯
電部材用被覆チューブの製造方法。 - 【請求項2】 前記搬送手段の引き取りロールもしくは
ベルトの周速度を測定する速度計測手段が1対の引き取
りロールもしくはベルト各々に取り付けてあり各々の周
速が測定可能である請求項1に記載の帯電部材用被覆チ
ューブの製造方法。 - 【請求項3】 前記搬送手段は少なくとも1対の回転手
段である請求項1又は2に記載の帯電部材用被覆チュー
ブの製造方法。 - 【請求項4】 前記回転手段は円形状回転体である請求
項1〜3のいずれかに記載の帯電部材用被覆チューブの
製造方法。 - 【請求項5】 前記回転手段は複数個の円形状回転体に
より駆動されるベルト体である請求項1〜4のいずれか
に記載の帯電部材用被覆チューブの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載する帯電
部材用被覆チューブを、芯金上に形成された弾性体に被
覆して形成され、該小径の範囲がφ8mm〜φ25mm
であることを特徴とする帯電部材。 - 【請求項7】 請求項6に記載の帯電部材を備えること
を特徴とするプロセスカートリッジ。 - 【請求項8】 請求項7に記載のプロセスカートリッジ
を備えることを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263907A JP2003071902A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263907A JP2003071902A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003071902A true JP2003071902A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19090590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001263907A Pending JP2003071902A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003071902A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215389A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Canon Chemicals Inc | 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置 |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001263907A patent/JP2003071902A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006215389A (ja) * | 2005-02-04 | 2006-08-17 | Canon Chemicals Inc | 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置 |
JP4629450B2 (ja) * | 2005-02-04 | 2011-02-09 | キヤノン化成株式会社 | 帯電部材用被覆チューブの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6703094B2 (en) | Charging member, process cartridge and electrophotographic apparatus | |
US5742880A (en) | Charging member, and process cartridge and electrophotographic apparatus having the charging member | |
JP2002116608A (ja) | 帯電ローラ、該帯電ローラを有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2012155263A (ja) | 導電性スポンジゴムローラ及び転写ローラ | |
JP3507306B2 (ja) | 帯電部材、該帯電部材の製造方法、及び該帯電部材または該製造方法により製造された帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JPH11125953A (ja) | 帯電部材、該帯電部材の製造方法、及び該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP3617829B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2003316124A (ja) | 帯電ローラ | |
JP4629450B2 (ja) | 帯電部材用被覆チューブの製造方法 | |
JP2003071902A (ja) | 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JPH11123753A (ja) | 帯電部材用被覆チューブの製造装置 | |
JP2003071904A (ja) | 帯電部材用被覆チューブの製造方法及び帯電部材 | |
JP2002169356A (ja) | 帯電ローラの製造方法及び帯電ローラ | |
JP4527854B2 (ja) | 多層同時成形されたチューブを用いた帯電部材の製造方法、及び該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2007101614A (ja) | 帯電部材用被覆チューブの製造方法及び帯電部材用被覆チューブ、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5114083B2 (ja) | 帯電ローラ、画像形成装置用カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3891415B2 (ja) | 帯電部材用被覆チューブの製造方法 | |
JP4076759B2 (ja) | シームレスチューブ製造装置 | |
JP2003039523A (ja) | 帯電部材用被覆チューブ、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2006091674A (ja) | 帯電部材用被覆チューブ製造装置、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2007093916A (ja) | 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2009014834A (ja) | 帯電ローラー及び前記帯電ローラーを有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2003316123A (ja) | 帯電ローラ | |
JP2006082495A (ja) | 帯電部材用被覆チューブ製造装置、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置 | |
JP2003156922A (ja) | シームレスチューブ製造装置、該シームレスチューブを用いた帯電ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |