JP4076759B2 - シームレスチューブ製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真装置において、被帯電体に接触配置され、電圧を印加されることにより被帯電体を帯電する為の帯電部材に使用される、小径薄肉でシームレスな被覆チューブを製造する装置に関し、これを弾性対に被覆してなる帯電ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子写真装置や静電記録装置などの画像形成装置に用いられる帯電手段として、接触帯電方式の帯電手段の採用が進められている。接触帯電方式は、被帯電体に接触配置された帯電部材に電圧を印加することによって被帯電体を所定の極性、電位に帯電させる方式であり、電源の電圧を低くすることができるという利点を有する。またオゾンなどのコロナ生成物の発生を少なくすることができ、構造が簡単で低コスト化を図ることができるなどの利点もある。
【0003】
帯電部材に印加する電圧として、直流電圧のみを印加する方式(DC印加方式)もあるが、直流電圧を接触帯電部材に印加した時の被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を有する振動電界(時間と共に電圧値が周期的に変化する電界)を接触帯電部材と被帯電体との間に形成して、被帯電体面を帯電処理する手法(AC印加方式)の方が、より均一な帯電をすることが可能であり、より望ましい。
【0004】
このような接触帯電装置は、被帯電体に接触させる帯電部材の形状や形態から、帯電部材をローラ形状としたローラ型帯電器(特開昭63−7380号および同56−91253号公報など)、ブレード状部材(帯電ブレード)としたブレード型帯電器(特開昭64−24264号および同56−194349号公報など)、およびブラシ状部材(帯電ブラシ)としたブラシ型帯電器(特開昭64−24264号公報など)などに大別される。
【0005】
ローラ状帯電部材は、回転自由に軸受保持されて被帯電体に所定の圧力で圧接され、被帯電体の移動に伴い従動回転するように構成され、通常、基体として中心に設けたシャフトと、このシャフトの周囲にローラ状に設けた導電性の弾性層と、さらにその外周に設けた表面層などを有する多層構造体である。
【0006】
上記各層のうち、シャフトは、ローラの形状を維持するための剛体であると共に、給電電極としての役割を有している。
【0007】
また弾性層は、通常、104 〜109 Ω・cmの体積固有抵抗を有すること、および弾性変形することにより、被帯電体との均一な接触を確保する機能が要求されるため、通常、導電性が付与されたゴム硬度(JIS A)70度以下の柔軟性を有する加硫ゴムが使用される。
【0008】
なお、インフレーション法押出し成型機としては、縦型配置としたものも提案されている(特開平5−92466号公報参照)。
【0009】
従来のローラ状帯電部材には、弾性層としてゴム発泡体(またはスポンジ状ゴム)を使用した発泡タイプと、ゴム発泡体を使用しないソリッドタイプがある。また表面層は、被帯電体の帯電均一性を向上させ、被帯電体表面のピンホールなどに起因するリークの発生を防止すると共に、トナー粒子や紙粉などの固着を防止する機能、さらには弾性層の硬度を低下させるために用いられるオイルや可塑剤などの軟化剤のブリードを防止する機能なども有している。表面層の体積固有抵抗は、通常105 〜1013Ω・cmであり、従来は、導電性塗料を塗布するか、あるいは被覆チューブを被せることにより形成された。
【0010】
シームレスチューブ製造装置は押出し手段により該シームレスチューブが押出され、空冷手段、水冷サイジング手段、チューブ引取り手段、チューブ切断手段、チューブ収納手段の順序で該シームレスチューブを製造するが、チューブ収納手段において該シームレスチューブの外側に把持手段を接触させて該シームレスチューブを収納していた。よって、該シームレスチューブの外側表面に擦れキズ、打痕跡等がついてしまう問題がある。
【0011】
また、シームレスチューブを収納し、次いでチューブ搬送手段に該シームレスチューブを移設する手段においても該シームレスチューブの外側に把持手段を接触させて該シームレスチューブを移設していた。よって、該シームレスチューブの外側表面に擦れキズ、打痕跡等が更につきやすくなってしまう問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
シームレスチューブ外側表面上に擦れキズ、打痕跡等がある帯電ローラの場合には、電子写真装置で画出した際に画像不良が発生する。これは、シームレスチューブ外側表面上の擦れキズ、打痕跡等がある部分が高抵抗化してしまい、帯電不良を引起し、画像不良が生じたためと考えられる。
【0013】
本発明の目的は、複数層の小径で薄肉のシームレスチューブを製造する装置を提供することである。
【0014】
また本発明の目的は、該シームレスチューブを収納する際、更にチューブ搬送手段に該シームレスチューブを移設する際に該シームレスチューブ外側表面上に擦れキズ、打痕跡等をなくし、擦れキズ、打痕跡等による帯電ムラを極力抑制した帯電ローラを提供することである。
【0015】
更に本発明の目的は、該帯電ローラを組み込んだプロセスカートリッジ、及び該プロセスカートリッジを組み込んだ電子写真装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のシームレスチューブ製造装置は、弾性体層に被覆して帯電ローラを構成するために用いる、複数層の小径で薄肉のシームレスチューブを製造する装置において、チューブ押出し手段、空冷手段、水冷サイジング手段、チューブ引取り手段およびチューブ定寸切断手段が重力方向に配置されており、かつ、該シームレスチューブの定寸切断手段と、シームレスチューブ内径の10%〜90%の外径を有し、且つ、該定寸シームレスチューブの長さより長い棒状部材が配置されてシームレスチューブを互いに非接触に収納する収納手段を備えている。
【0017】
好ましい態様は以下のとおりである。
【0018】
該シームレスチューブ収納手段として用いる部材が、該シームレスチューブ内径の10%〜90%、又、望ましくは30%〜70%の棒状部材であり、該部材を該シームレスチューブに挿入して収納し、該シームレスチューブ外側表面には互いに非接触になる間隔で設置されている。
【0019】
該シームレスチューブを1本収納する度に水平方向に該棒状部材の間隔幅だけ移動し、該棒状部材本数分の該シームレスチューブを収納する。
【0020】
該シームレスチューブ収納手段は、該シームレスチューブ収納手段が該棒状部材本数分の定寸の該シームレスチューブを収納した後に、類似或いは同一形状の棒状部材を有する定寸シームレスチューブ搬送手段に該定寸シームレスチューブを移設する手段を有しており該定寸シームレスチューブを移設する手段は、該棒状部材上部で着脱自在であるチューブ落下防止板を備えており、該定寸シームレスチューブを該棒状部材から該定寸シームレスチューブ搬送手段に移設する時点で、該チューブ落下防止板該棒状部材端部から引込まれ、それによって、該定寸シームレスチューブ、該定寸シームレスチューブ搬送手段に設置された、類似或いは同一形状の棒状部材に軟着するように移設される
【0021】
該棒状部材の長さが、該定寸シームレスチューブの長さより長い。
【0022】
本発明の帯電ローラは、上記の装置によって製造されたチューブを弾性体層に被覆して形成される。
【0023】
本発明のプロセスカートリッジは、電子写真装置に使用されるプロセスカートリッジであって、帯電部材としての前記した帯電ローラと、現像手段、クリーニング手段および感光ドラムのうち少なくとも一つを一体に結合して用いられる。
【0024】
本発明の電子写真装置は、帯電ローラを搭載する電子写真装置であって、該帯電ローラが前記装置によって製造されたチューブを用いて形成される。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
【0026】
本発明において用いられる機能性複層膜について説明する。本発明における機能性複層膜は予めシームレスチューブの形態に成膜された重合体であって、芯金(金属層)外周上の発泡弾性体層に外嵌し、密着させて被覆する。
【0027】
この場合に使用される樹脂、エラストマー及び共重合体などは、押出し成形可能な熱可塑性樹脂であればいずれのものでもよく、具体的には、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、エチレン酢酸ビニル、エチレンエチルアクリレート、エチレンアクリル酸メチル、スチレンブタジエンゴム、ポリエステル、ポリウレタン、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン12及びその他の共重合ナイロンなどのポリアミド、スチレンエチレンブチル、エチレンブチル、ニトリルブタジエンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、多硫化ゴム、塩素化ポリエチレン、クロロプレンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエン、イソプレンゴム及びポリノルボルネンゴムなどの通常のゴム、及びスチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)及びスチレン−ブタジエン−スチレンの水添加物(SEBS)などの熱可塑性ゴムを使用することができ、特に制限されるものではない。
【0028】
あるいは、上記の各樹脂や共重合体よりなるエラストマー及び変性体などのエラストマーと、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリブチレンテレフタレート(PBT)などの飽和ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリスチレン、ハイインパクトポリスチレン(HIPS)、ポリウレタン、ポリフェニレンオキサイド、ポリ酢酸ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、アクリロニトリル−エチレン/プロピレンゴム−スチレン樹脂(AES)及びアクリロニトリル−アクリルゴム−スチレン樹脂(AAS)などのスチレン系樹脂及びアクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、などの各樹脂及び共重合体からなる材料の組み合わせが好ましい。後述する導電材などを適宜配合することにより、所望の特性を有するチューブ構成が得られる。
【0029】
更に、上記ゴム、熱可塑性エラストマー及び熱可塑性樹脂から選ばれた2種以上の重合体からなるポリマーアロイまたはポリマーブレンドも使用できる。
【0030】
本発明の機能性複数層シームレスチューブは上記各種重合体と、下記の導電材及び必要ならばその他の添加剤からなる導電性重合体組成物を押出成形法、射出成形法及びブロー成形法などによりチューブ状に成膜することにより得ることができる。上記各種成形法のうちでは押出成形法が特に好適である。
【0031】
更には、形成するチューブの各薄膜層の膜厚均一性、また導電材などの分散性がより均一であるものを得るためには、縦型のチューブ押出し機(図2)を使用する。
【0032】
なお、上記導電材としては、公知の素材が使用でき、例えば、カーボンブラック及びグラファイトなどの炭素微粒子;ニッケル、銀、アルミニウム及び銅などの金属微粒子;酸化スズ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アルミニウム及びシリカなどを主成分とし、これに原子価の異なる不純物イオンをドーピングした導電性金属酸化物微粒子;炭素繊維などの導電性繊維;ステンレス繊維などの金属繊維;炭素ウィスカやチタン酸カリウムウィスカの表面を金属酸化物や炭素などにより導電化処理した導電性チタン酸カリウムウィスカなどの導電性ウィスカ;及びポリアニリン及びポリピロールなどの導電性重合体微粒子などが挙げられる。
【0033】
本発明に用いられる機能性複数層シームレスチューブは単に上記各種成形法により形成しただけでも使用できるが、例えばより優れた耐久性や耐環境性などを得ることを目的として、上記各種成形法により得られたシームレスチューブを更に架橋させて導電性架橋重合体とすることもできる。チューブ状に成膜された導電性重合体を架橋させる方法としては、重合体の種類に応じて硫黄、有機過酸化物及びアミン類などの架橋剤を予め添加しておき、高温下に架橋結合を形成させる化学的架橋法や、電子線やγ線などの放射線を照射することにより架橋させる放射線架橋法などが有効である。上記各種架橋法のうちでは電子線架橋法が架橋剤またはその分解生成物の移行による被帯電体の汚染の恐れがなく、更に、高温処理の必要がない点及び安全性の点で好ましい。
【0034】
複数層からなるシームレスチューブ3は、種々の方法で成膜することができるが、前記のように押出し成形法が好適である。即ち、図2に示すように、予め重合体と導電材、また必要に応じて、架橋剤、安定剤及びその他の添加剤を混合したコンパウンドを調製し、該コンパウンドを押出し機8,9によりリング状スリットを有するダイス4から中央通孔5に押出し、水冷リング10で冷却することによって、連続的にシームレスチューブを製造することができる。図2中、3は機能性複数層シームレスチューブ、11はチューブ引取り装置のタイミングプーリー、12は引取りベルトである。
【0035】
シームレスチューブの外側表面を傷つけずに収納するには該シームレスチューブの外側表面を非接触にて収納することが好ましい。
【0036】
シームレスチューブを定寸切断後その直下にて該シームレスチューブの内径側に該内径より小さい径の棒状部材に落とし込むようにして収納する。該棒状部材の外径が該シームレスチューブ内径に対し大きすぎると、棒状部材がシームレスチューブに挿入できず、収納することが困難である。逆に小さすぎると、棒状部材とシームレスチューブの内径の間に遊びができ、シームレスチューブが互いにぶつかり合い、シームレスチューブ外側表面を傷つけることがある。これに対しては棒状部材間隔を適宜あければよいが、それは無駄の多い構造になる。
【0037】
シームレスチューブを定寸切断後シームレスチューブ収納手段によって該シームレスチューブを1本収納する度に水平方向に棒状部材の間隔幅だけ移動することにより連続的に収納が可能になり、かつ該シームレスチューブを非接触にて収納できる(図5参照)。
【0038】
棒状部材本数分の定寸のシームレスチューブを収納する手段は、定寸シームレスチューブを次工程に移設する手段を有しており該定寸シームレスチューブを次工程に移送する手段は、該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材上部で着脱自在であるシームレスチューブ落下防止板を備えており、該落下防止板は、該寸定シームレスチューブが該シームレスチューブ収納手段に収納されている間、該棒状部材上部で一時固定されている。該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材が逆さま状態になって該定寸シームレスチューブを移設する時に、該シームレスチューブ落下防止板は引込まれる。該シームレスチューブ落下防止板と該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材の位置関係として、例えば、該シームレスチューブ落下板と該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材の先端が離れている位置関係、該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材上端部に接触している位置関係、または該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材の内側に入り込んでいる位置関係などの形態がある(図7参照)。さらに該シームレスチューブ落下防止板は該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材一列のみにセットするものもあれば、2列、3列と何列も同時にセットできる幅を持ったものもある。
【0039】
シームレスチューブ搬送装置に該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材から該定寸シームレスチューブを移設する時点で、該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材の上で着脱自在な該シームレスチューブ落下防止板が、逆さま状態に保持された該棒状部材端部から引込まれ、該定寸シームレスチューブを落下させ、該シームレスチューブ搬送装置に設置された、該棒状部材に形状が類似或いは同一形状の棒状部材にシームレスチューブを移設する(図6参照)。該シームレスチューブ落下防止板が同時に何列も引込まれ、該定寸シームレスチューブを一度に落下させる場合は、該シームレスチューブが該シームレスチューブ落下防止板との摩擦で折れ曲がらないように、摩擦の少ないポリテトラフルオロエチレン樹脂(テフロン:登録商標)などでシームレスチューブ落下防止板を作製すればよい。
【0040】
本発明に用いられるシームレスチューブは非熱収縮性と熱収縮性のいずれであってもよいが、実施例では非熱収縮性のものを採用している。
【0041】
非熱収縮シームレスチューブの場合、発泡弾性体層との密着性を確保するためには、シームレスチューブ内径は発泡弾性体層の外径以下であることが必要である。圧縮空気を吹き込むことによりシームレスチューブ径を拡大させた状態で芯金を有する発泡弾性体層に挿入し、空気圧を解除すれば外嵌処理が完了する。
【0042】
図1は本発明の帯電部材(以下、帯電ローラともいう)1′の一例を示すもので、電子写真装置の帯電器として使用するものである。この帯電ローラは、ステンレススチール、めっき処理した鉄、黄銅及び導電性プラスチックなどの良導電性材料からなる芯金1の外周に導電性の弾性材料からなる発泡弾性体層2を設け、更にこの発泡弾性体層2の外周にチューブ状の機能性複層膜3を被覆したものである。
【0043】
ここで、上記発泡弾性体層2を構成する導電性を有する弾性材料としては、導電材を配合した発泡導電性ゴム組成物あるいは導電性ポリウレタンフォームを用いることができる。
【0044】
この場合、発泡導電性ゴム組成物を構成するゴム成分としては、特に制限されるものではないが、エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)、クロロプレン、クロロスルホン化ポリエチレンに導電材を配合したものの発泡体、エピクロルヒドリンとエチレンオキサイドとの共重合ゴムの発泡体またはエピクロルヒドリンとエチレンオキサイドとの共重合ゴムに導電材を配合したものの発泡体を好適に使用することができる。
【0045】
これらゴム組成物に配合する導電材としては、カーボンブラック、黒鉛、金属及び導電性の各種金属酸化物(酸化錫及び酸化チタンなど)などの導電性粉体や、カーボンファイバー及び金属酸化物の短繊維などの各種導電性繊維を用いることができる。その配合量は、全ゴム成分100質量部に対して好ましくは3〜100質量部、特に好ましくは5〜50質量部であり、これにより発泡弾性体層2の体積抵抗を101 〜109 Ω・cm程度に調整することが好ましい。なお、この発泡弾性体層2の形成は、公知の加硫成形法により行うことができ、その厚さは帯電ローラの用途などに応じて適宜設定されるが、1〜20mmが好ましい。
【0046】
本発明においては、この発泡弾性体層2上に機能性複数層膜3をシームレスチューブの形態で被覆する。この場合、この機能性複数層膜(シームレスチューブ)3を構成する熱可塑性樹脂としては前記に示したものなどがあげられる。
【0047】
本発明における芯金(金属層)としては、例えばアルミニウム、銅、鉄、またはこれらを含む合金などの良導体が好適に用いられる。本発明に用いられる芯金は、0.1〜1.5mm程度の厚さを有する金属管であっても、また棒状であってもよい。
【0048】
図3に、このようにして形成された複層膜を備えたローラ状帯電部材1'を組み込んだ電子写真装置の概略構成を示す。図3において、符号13はドラム状電子写真感光体であり、矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。ドラム状電子写真感光体(以下、感光ドラムという)13は、回転過程において、帯電部材1'により、その周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、次いでスリット露光やレーザービーム走査露光などの像露光手段(不図示)からの画像露光光15を受ける。こうして感光ドラム13の周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0049】
形成された静電潜像は、次いで現像手段16によりトナー現像され、現像されたトナー像は、不図示の給紙部から、感光ドラム13と転写手段18との間に感光ドラム13の回転と同期取りされて給紙された転写材21に、転写手段18により順次転写されていく。
【0050】
像転写を受けた転写材21は、感光体面から分離されて像定着装置22へ導入されて像定着を受けることにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウトされる。一方、像転写後の感光ドラム13の表面は、クリーニング手段17によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面化され、繰り返し像形成に使用される。
【0051】
上述の感光ドラム13、帯電部材1'、現像手段16およびクリーニング手段17などの構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。たとえば、現像手段16およびクリーニング手段17を感光ドラム13および帯電部材1'と共に一体に支持してカートリッジ化して、装置本体のレールなどの案内手段を用いて装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジとすることができる。
【0052】
また、画像露光光15は、電子写真装置が複写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、この信号にしたがって行われるレーザービームの走査、LEDアレイの駆動および液晶シャッターアレイの駆動などにより照射される光である。
【0053】
上記の装置は、本発明の装置で成形したシームレスチューブを被覆した帯電部材を組み込んだプロセスカートリッジ、さらには、これを組み込んだ電子写真装置として、評価等に使用される。
【0054】
【実施例】
(芯金)
芯金は、鉄材を押出し成形により、芯金直径約6mmの棒材に押出し、長さ260mmに切断後、これにニッケルメッキを施し、形成された膜の厚さを約3μmとした。
【0055】
(発泡弾性体層の成形)
内径4.5mm、外径11.5mmのホース状の発泡弾性体層[(エチレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)]に、加硫剤と発泡剤を配合し、混合したものを、押出し成形機によりホース状に成形し、加硫缶内で発泡させたもの)を長さ225mmに切り、その中心孔に、前記した芯金直径6mm、長さ260mmの芯金を挿入した。
【0056】
(機能性複数層シームレスチューブの形成)
機能性複層膜の外部層の材料として、スチレン系の樹脂(スチレン−エチレンブチレン−オレフィン共重合樹脂、商品名:ダイナロン、日本合成ゴム社製)100質量部、ポリエチレン20質量部及びカーボンブラック(商品名:ケッチェンブラックEC、ライオンアクゾ社製)15質量部をV型ブレンダーで数分間混合した。これを更に加圧式ニーダーを用いて190℃で10分間溶融混練した。更に、冷却後、粉砕機で粉砕し、単軸押出し機でペレット化した。
【0057】
内部層の材料として、ポリウレタンエラストマー100質量部、カーボンブラック(商品名:ケッチェンブラックEC、ライオンアクゾ社製)15質量部、酸化マグネシウム10質量部及びステアリン酸カルシウム1質量部を、外部層の材料と同様の工程でペレット化した。
【0058】
縦型押出し機(プラ技研社製の特注品、図3参照)を用いて、これらを一つのクロスヘッドで2重層となるように合流し、適温の冷却水(5℃〜90℃)10中に押出し、更に冷却し引き取った後、定寸にシームレスチューブを切断し、外径約12mm、厚み500μm、長さ230mmのシームレスチューブを成形した。
【0059】
定寸切断したシームレスチューブ外側表面に接触しないようにΦ6mmの棒状部材が6本設置されている収納部材を、シームレスチューブ内径側に1本ずつ挿入し、シームレスチューブ外側表面が傷つかないように収納する。6本分のシームレスチューブを収納し終えたら、該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材がチューブ搬送装置上部の移設定位置に移動する間、落下防止板が該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材上端部にセットされ、シームレスチューブ搬送装置に該定寸シームレスチューブを移設する時点で、該シームレスチューブ落下防止板が該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材端部から引込まれ、逆さま状態に保持されている該定寸シームレスチューブを落下させ、該シームレスチューブ搬送装置に設置された、該棒状部材に形状が類似或いは同一形状の棒状部材にシームレスチューブを移設した。
【0060】
なお、前記では該棒状部材を6本構成の例としたが、6本に決める必要性はない。本実施例で示した6本構成の棒状部材に対する落下防止板は、例えば図8のように板端部に半円状の切欠けを設けた構成としてもよい。この場合、シームレスチューブ落下防止板とシームレスチューブ移設時の該シームレスチューブ落下板の動作が短距離な移動ですむ。
【0061】
このようにして、外径約12mm、厚み500μm、長さ230mmの外側表面上に傷等がない機能性複層膜のチューブを得た。内径4.5mm、外径11.5mmのホース状の発泡弾性体層を長さ225mmに切り、径5mm×長さ260mmの芯金(金属層)を挿入した。これに上記機能性複数層シームレスチューブ3をチューブ長297mmに切断したものを、シームレスチューブ被覆装置(不図示)により発泡弾性体層外周に嵌め込み、圧密着させた。
【0062】
この帯電ローラをLBP(レーザービームプリンター;ヒューレットパッカード社製レーザージェット2−P)の一次帯電器に用いて画像形成を行った結果、機能性複層膜3と発泡弾性体層2の間に隙間がない為なのか、機能性複層膜3に皺が寄ることもなく、良好な画像が得られた。
【0063】
次に、上記帯電ローラをカートリッジ(商品名:EP−L、キヤノン社製)に搭載し、該カートリッジをレーザービームプリンター(商品名Laser Shot A404、キヤノン社製)に装着して25℃、50%RHの環境下で3500枚の画像を出力し、目視により出力画像の画質を評価した結果、全く異常が認められなかった。
【0064】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、発泡弾性体層に被覆するシームレスチューブ外側表面を傷がつかないように非接触にて収納し、連続的にチューブ搬送装置に移設することが可能である。
【0065】
更に、帯電が均一で良好な画像が全ての環境で長期間得られる帯電部材、及び該帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電部材の一例の縦断面図である。
【図2】本発明の機能性複数膜のシームレスチューブの各種の複層に対応した縦型押出し機の概略縦断面図である。
【図3】本発明の帯電ローラを有する電子写真装置の概略図である。
【図4】本発明の帯電ローラが搭載されたプロセスカートリッジの概略図である。
【図5】本発明に用いる収納装置の例である。
【図6】本発明に用いる収納装置と搬送装置の例である。
【図7】本発明に用いる棒状部材と落下防止板との位置関係の例である。
【図8】実施例に用いた落下防止板半欠けタイプの例である。
【符号の説明】
1 芯金(金属層)
1' 帯電部材(帯電ローラ)
2 発泡弾性体層
3 機能性複数層シームレスチューブ/機能性複層膜
4 ダイス
5 中央通孔
6 押出し流路
7 押出し流露
8 第1押出し機
9 第2押出し機
10 水冷リング
11 タイミングプーリー(チューブ引取り装置部)
12 引取りベルト(チューブ引取り装置部)
13 被帯電体(感光ドラム)
14 電源
15 画像露光光
16 現像手段
17 クリーニング手段
18 転写手段
19 感光体シャッター
20 レール
21 転写材
22 像定着装置
23 プロセスカートリッジ
24 シームレスチューブ切断装置
25 棒状部材
26 シームレスチューブ収納装置
27 シームレスチューブ落下防止板
28 シームレスチューブ搬送装置

Claims (4)

  1. 弾性体層に被覆して帯電ローラを構成するために用いる、複数層の小径で薄肉のシームレスチューブを製造する装置において、シームレスチューブ押出し手段、空冷手段、水冷サイジング手段、シームレスチューブ引取り手段およびシームレスチューブ定寸切断手段が重力方向に配置されており、かつ、該シームレスチューブの定寸切断手段と該シームレスチューブ内径の10%〜90%の外径を有し、かつ、該定寸シームレスチューブの長さより長い棒状部材が配置されて該シームレスチューブを互いに非接触に収納するシームレスチューブ収納手段を備え、該シームレスチューブ収納手段は、該シームレスチューブを1本収納する度に水平方向に該棒状部材の間隔幅だけ移動し、該棒状部材本数分の該シームレスチューブを収納することを特徴とするシームレスチューブ製造装置。
  2. 該棒状部材の外形が、該シームレスチューブ内径の30%〜70%の棒状部材であることを特徴とする請求項1に記載のシームレスチューブ製造装置。
  3. 該シームレスチューブ収納手段は、該シームレスチューブ収納手段が該棒状部材本数分の定寸の該シームレスチューブを収納した後に、定寸シームレスチューブ搬送手段に該定寸シームレスチューブを移設する手段を有し、該定寸シームレスチューブを移設する手段はチューブ落下防止板を備えており、該定寸シームレスチューブ搬送手段は該棒状部材に形状が類似或いは同一形状の棒状部材を有するものであり、該チューブ落下防止板は該シームレスチューブ収納手段が有する棒状部材上部で着脱自在であり、および、
    該チューブ落下防止板は摩擦の小さい材料からなり、かつ該定寸シームレスチューブを逆さま状態に保持することが可能であり、かつ該チューブ落下防止板は、該定寸シームレスチューブを該棒状部材から該定寸シームレスチューブ搬送手段に移設する時点で、該棒状部材端部から引込まれるものであり、および該定寸シームレスチューブは、該チューブ落下防止板が引込まれたときに逆さま状態にされて、該定寸シームレスチューブ搬送手段に設置された、該棒状部材に形状が類似或いは同一形状の棒状部材に向かって軟着るように移設されることを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項に記載のシームレスチューブ製造装置。
  4. 該シームレスチューブ落下防止板が、ポリテトラフルオロエチレン樹脂から成ることを特徴とする請求項3に記載のシームレスチューブ製造装置。
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