JP2007091204A - スクータ型車両のパワーユニット懸架装置 - Google Patents

スクータ型車両のパワーユニット懸架装置 Download PDF

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Abstract

【課題】パワーユニット及び後輪の上下方向の移動を規制するストッパ構造を簡素にする。
【解決手段】インナピボットプレート31bに連結ロッド84の一端をスイング自在に取付け、この連結ロッド84の他端にパワーユニット56をスイング自在に取付け、インナピボットプレート31bと連結ロッド84とに、パワーユニット56の前後方向への移動を規制するストッパ機構105を設け、連結ロッド84に設けた第3ピボット軸93と第4ピボット軸94と結ぶ線分を上下方向に延ばすとともに、第4ピボット軸94を連結ロッド84でゴムブッシュ112を介して支持した。
【選択図】図6

Description

本発明は、スクータ型車両のパワーユニット懸架装置の改良に関するものである。
従来のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置として、車体にリンク機構を介してパワーユニットを連結したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭62−120288号公報
特許文献1の第6図を以下に説明する。
メインフレーム8には第1リンク21の一端が支持軸14で上下スイング自在に取付けられ、第1リンク21の他端には第2リンク31の一端が支持軸38でスイング自在に連結され、第2リンク31の他端には後部車体部分(パワーユニット)3がボルト42でスイング自在に連結される。
第1リンク21は、その長手方向が後方且つ斜め上方に延び、第1リンク21には2又状支持片28,28、この2又支持片28,28に取付けられ、クロスメンバー12との間に介装されたゴム片46,46が設けられ、これらのゴム片46,46が圧縮により変形するのに応じてパワーユニット3の上下方向の移動が規制され、やがて最大圧縮変形に至ると、上下方向の移動が規制される。一方、第2リンク31はその長手方向が後方且つ斜め下方に延び、第1リンク21には突片44、第2リンク31にはレバー45、この突片44を貫通しボルトナット55によりレバー45に連結される軸49、突片44を挟んで軸49に遊嵌される圧縮ゴム片47,48が設けられ、これらの圧縮ゴム47,48が圧縮により変形するのに応じてパワーユニット3の前後方向の移動が許容され、やがて最大圧縮変形に至ると前後方向の移動が規制される。
上記の車両では、パワーユニット3の上下方向の移動を規制する機構を第1リンク21に、パワーユニット3の前後方向の移動を規制する機構を第1リンク21及び第2リンク31に跨って配置するとともに、それぞれ異なる機構により構成されるため、部品点数が増加するとともに、構造が複雑になって、コストアップを招くことになる。
本発明の目的は、パワーユニット及び後輪の上下方向及び前後方向の移動を規制するストッパ構造の簡素化を図ることにある。
請求項1に係る発明は、パワーユニットにエンジンと駆動輪とを一体的に備え、車体にパワーユニットをスイング自在に懸架し、車体に第1リンクの一端をスイング自在に取付けるとともに第1リンクをほぼ上下方向に延ばし、この第1リンクの他端に第2リンクの一端をスイング自在に取付けるとともに第2リンクをほぼ前後方向に延ばし、この第2リンクの他端にパワーユニットをスイング自在に連結し、車体に連結ロッドの一端をスイング自在に取付け、この連結ロッドの他端にパワーユニットをスイング自在に取付け、車体と連結ロッドとに、パワーユニットの前後方向への移動を規制するストッパ機構を設け、連結ロッドに設けた車体側連結軸とパワーユニット側連結軸とを結ぶ線分を上下方向に延ばすとともに、パワーユニット側連結軸を連結ロッドで弾性部材を介して支持したことを特徴とする。
連結ロッドの作用として、車体に連結ロッドの一端をスイング自在に取付け、この連結ロッドに設けた車体側連結軸とパワーユニット側連結軸と結ぶ線分を上下方向に延ばすことで、この連結ロッドと、車体に一端をスイング自在に取付けるとともにほぼ上下方向に延ばした第1リンクとで、パワーユニットの前後方向の移動を許容し、パワーユニットの前後方向への移動をストッパ機構で規制し、また、連結ロッドにパワーユニットから上下方向の力が作用した場合には、パワーユニット側連結軸の弾性部材による弾性変形と第2リンクとでパワーユニットの上下方向の移動を許容し、弾性部材の変形により発生する弾性力が大きくなったときに、この弾性力でパワーユニットの上下方向の移動を規制する。
請求項2に係る発明は、連結ロッドには、車体側連結軸とパワーユニット側連結軸との間に第2の車体側連結軸を備え、パワーユニット側連結軸を弾性部材を介してパワーユニットに連結し、第2の車体側連結軸を弾性部材を介して車体に連結したことを特徴とする。
弾性部材の作用として、パワーユニット側連結軸及び第2の車体側連結軸のそれぞれの弾性部材がパワーユニットの振動を吸収するダンパ機能を発揮する。
請求項3に係る発明は、ストッパ機構を、連結ロッドに設けた突起と、この突起を挿入するために車体に設けた切欠きとから構成したことを特徴とする。
ストッパ機構の作用として、パワーユニットが前後方向に移動したときに連結ロッドの突起が車体の切欠きに当たってパワーユニットの移動を規制する。例えば、突起が摩耗した場合には、連結ロッドを交換する。
請求項4に係る発明は、ストッパ機構を、連結ロッドの車体側連結軸からパワーユニット側連結軸と異なる方向に延出する延出部の端部に固定した弾性体と、この弾性体に当てるために車体に設けた規制部とから構成したことを特徴とする。
ストッパ機構の作用として、パワーユニットが前後方向に移動したときに連結ロッドの延出部の端部に固定した弾性体が車体に設けた規制部に当たり、パワーユニットの移動を緩衝・防振機能を発揮しつつ規制する。
請求項5に係る発明は、パワーユニットの下部にメインスタンドを設けたことを特徴とする。
パワーユニット側にメインスタンドを設けた場合の作用として、従来のリンク機構に単一若しくは複数の弾性部材を設けた場合には、パワーユニット下部のメインスタンドを立てた状態では、上記した弾性部材に作用する力の方向がメインスタンド格納時の駆動輪接地状態と異なるため、駆動輪接地状態よりパワーユニットの振動が車体に伝わりやすい場合がある。しかし、本発明では、パワーユニットの下部に設けたメインスタンドを立てた状態でも、連結ロッドの複数の弾性部材のダンパ機能によってパワーユニットの振動を吸収する。
請求項6に係る発明は、弾性部材をゴムブッシュで構成し、パワーユニット側連結軸のゴムブッシュに、パワーユニット側連結軸の上下に穴部を備えることで車体前後方向に比べて上下方向に柔らかい性質を有することを特徴とする。
パワーユニット側連結軸のゴムブッシュの作用として、パワーユニット側連結軸の上下に穴部を備えることで、パワーユニットが上下振動したときに穴部が容易に潰れ、上下振動を吸収しやすくなる。
請求項7に係る発明は、弾性部材をゴムブッシュで構成し、第2の車体側連結軸のゴムブッシュに、第2の車体側連結軸の前後に穴部を備えることで上下方向に比べて車体前後方向に柔らかい性質を有することを特徴とする。
第2の車体側連結軸のゴムブッシュの作用として、第2の車体側連結軸の前後に穴部を備えることで、パワーユニットが前後振動したときに穴部が容易に潰れ、前後振動を吸収しやすくなる。
請求項8に係る発明は、車体側連結軸と第2の車体側連結軸とを結ぶ線分と、第2の車体側連結軸とパワーユニット側連結軸とを結ぶ線分とで、くの字を形成することを特徴とする。
連結ロッドの各連結軸を結ぶ軸線の作用として、車体側連結軸と第2の車体側連結軸とを結ぶ線分の延長線に対して、パワーユニット側連結軸を車体後方に配置することが可能になる。これにより、パワーユニット側連結軸を車体から離すことが可能になる。
請求項9に係る発明は、連結ロッドを単一とし、車体の一側方にのみ設けたことを特徴とする。
連結ロッドの配置の作用として、単一の連結ロッドを車体の一側方に設けることで、例えば、左右一対の連結ロッドを車体の両側方に設けるのに比べて部品数が少なくなり、リンク機構が簡単になる。
請求項10に係る発明は、連結ロッドを、鍛造にて形成したことを特徴とする。
連結ロッドの作用として、連結ロッドを鍛造にて形成することで、連結ロッドの強度が向上し、所定の強度を確保した場合に、例えば、同一材料で鋳造製のものに比べて軽量化が図れる。
請求項11に係る発明は、パワーユニット側連結軸を第2リンクに備える複数の連結支持部で支持し、連結ロッドを、複数の連結支持部のうちの第1連結支持部と、この第1連結部より車体外方に位置する第2連結支持部とで挟んでパワーユニット側連結軸に連結したことを特徴とする。
連結ロッドの支持構造の作用として、連結ロッドに設けたパワーユニット側連結軸を、連結ロッドの両側に位置する第1連結支持部と第2連結支持部とで支持することで、連結ロッドをパワーユニット側連結軸を介して支持する部分の剛性が高まる。
請求項12に係る発明は、パワーユニット側連結軸と連結ロッドとの間に介在した弾性部材を複数で構成し、これらの弾性部材を軸方向に並べて配置するとともに、弾性部材のたわみ量を所定値以下に設定するために複数の弾性部材の間に設けられた規制手段を備えることを特徴とする。
作用として、規制手段によって、パワーユニット側連結軸と連結ロッドとの間に介在した、軸方向に並べて配置された複数の弾性部材のたわみ量を所定値以下に設定する。
請求項1に係る発明では、車体に連結ロッドの一端をスイング自在に取付け、この連結ロッドの他端にパワーユニットをスイング自在に取付け、車体と連結ロッドとに、パワーユニットの前後方向への移動を規制するストッパ機構を設け、連結ロッドに設けた車体側連結軸とパワーユニット側連結軸とを結ぶ線分を上下方向に延ばすとともに、パワーユニット側連結軸を連結ロッドで弾性部材を介して支持したので、ストッパ機構でパワーユニットの前後方向の移動を規制するのに加えて、連結ロッドに設けたパワーユニット側連結軸の弾性部材の変形時に発生する弾性力によるパワーユニットの上下方向の移動を規制することができ、パワーユニットの前後方向及び上下方向の2方向の移動自由度を可能にしながら、パワーユニットの前後動及び上下動を連結ロッドにて規制できるため、ストッパ構造を簡素にして部品数を削減することができ、コストを低減することができる。
請求項2に係る発明では、連結ロッドには、車体側連結軸とパワーユニット側連結軸との間に第2の車体側連結軸を備え、パワーユニット側連結軸を弾性部材を介してパワーユニットに連結し、第2の車体側連結軸を弾性部材を介して車体に連結したので、弾性部材が単一の場合に比べてダンパ機能が向上して、より大きな振動を吸収することができる。
請求項3に係る発明では、ストッパ機構を、連結ロッドに設けた突起と、この突起を挿入するために車体に設けた切欠きとから構成したので、例えば、突起が摩耗等により交換が必要になった場合に、従来のようにパワーユニットに設けられた場合に比べて交換が容易となるだけでなく、簡単な構造にてストッパ機構を設けることができる。
請求項4に係る発明では、ストッパ機構を、連結ロッドの車体側連結軸からパワーユニット側連結軸と異なる方向に延出する延出部の端部に固定した弾性体と、この弾性体に当てるために車体に設けた規制部とから構成したので、例えば、弾性体の形状、あるいは弾性体の硬度を変更することにより、緩衝・防振効果を発揮しつつパワーユニットの前後のスイング量を容易に調整することができ、更に、スイング量を大きく確保したい場合も容易に対応することができる。
請求項5に係る発明では、パワーユニットの下部にメインスタンドを設けたので、メインスタンドを立てた状態でも、連結ロッド側の複数の弾性部材によるダンパ機能の向上によってパワーユニットの振動を吸収しやすくすることができ、車体に伝わる振動を低減することができる。
請求項6に係る発明では、弾性部材をゴムブッシュで構成し、パワーユニット側連結軸のゴムブッシュに、パワーユニット側連結軸の上下に穴部を備えることで車体前後方向に比べて上下方向に柔らかい性質を有するので、パワーユニット側連結軸のゴムブッシュが、簡単な構造にてパワーユニットの上下動による振動を積極的に吸収して、パワーユニットの上下振動を車体フレームに伝達しにくくすることができる。
請求項7に係る発明では、弾性部材をゴムブッシュで構成し、第2の車体側連結軸のゴムブッシュに、第2の車体側連結軸の前後に穴部を備えることで上下方向に比べて車体前後方向に柔らかい性質を有するので、第2の車体側連結軸のゴムブッシュが、簡単な構造でパワーユニットの前後動による振動を積極的に吸収して、パワーユニットの前後振動を車体フレームに伝達しにくくすることができる。
請求項8に係る発明では、車体側連結軸と第2の車体側連結軸とを結ぶ線分と、第2の車体側連結軸とパワーユニット側連結軸とを結ぶ線分とで、くの字を形成するので、パワーユニット側連結軸を車体から離れるように配置できるため、連結ロッドと車体との干渉を防止しながらパワーユニット側連結軸のスイング量を大きく設定することができる。
請求項9に係る発明では、連結ロッドを単一とし、車体の一側方にのみ設けたので、リンク機構を簡単にして部品数を削減することができ、コストを低減することができる。
請求項10に係る発明では、連結ロッドを、鍛造にて形成したので、ストッパ機構の突起を高強度に形成できる上、連結ロッドを軽量にすることができる。
請求項11に係る発明では、パワーユニット側連結軸を第2リンクに備える複数の連結支持部で支持し、連結ロッドを、複数の連結支持部のうちの第1連結支持部と、この第1連結部より車体外方に位置する第2連結支持部とで挟んでパワーユニット側連結軸に連結したので、連結ロッドが、第1連結支持部と第2連結支持部とで挟まれて支持されるため、連結ロッドを支持する部分の剛性を高くすることができ、連結ロッドの効果をより確実に発揮させることができる。
請求項12に係る発明では、パワーユニット側連結軸と連結ロッドとの間に介在した弾性部材を複数で構成し、これらの弾性部材を軸方向に並べて配置するとともに、弾性部材のたわみ量を所定値以下に設定するために複数の弾性部材の間に設けられた規制手段を備えるので、弾性部材のたわみ量を簡単な構造にて設定できるとともに、規制手段の形状を変えることで自由にたわみ量を変化させることができるため、設計自由度を増すことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るパワーユニット懸架装置を備えたスクータ型車両の側面図(第1実施形態)であり、スクータ型車両10は、骨格となる車体フレーム11と、前輪12を懸架及び操舵するために車体フレーム11の前部に設けた前輪懸架操舵機構13と、後輪14を懸架及び駆動するために車体フレーム11のほぼ中央部に連結した後輪懸架駆動機構16と、車体フレーム11の後部上部に取付けた収納ボックス17及び燃料タンク18とからなる。
車体フレーム11は、前端に設けたヘッドパイプ25と、このヘッドパイプ25から側面視でほぼU字形状に後方へ延ばし更に後方斜め上方に延ばした左右一対のメインフレーム26,27(手前側の符号26のみ示す。)と、第1ピボット軸28を支持する左右一対のピボットプレート31,32(手前側の符号31のみ示す。)と、これらのピボットプレート31,32をメインフレーム26,27に共に取付けるためにメインフレーム26,27のほぼ中央の後部に取付けた左右一対のピボットフレーム33,34(手前側の符号33のみ示す。)と、左右のメインフレーム26,27を連結する複数のクロス部材(不図示)とからなる。なお、36〜38は補強プレート、41は補強フレーム、左右一対の42,43(手前側の符号42のみ示す。)は補強フレームである。
前輪懸架操舵機構13は、ヘッドパイプ25に操舵自在に取付けたフロントフォーク51と、このフロントフォーク51に備えるステアリング軸52の上端に取付けたバーハンドル53とからなる。
後輪懸架駆動機構16は、第1ピボット軸28と、この第1ピボット軸28にスイング自在に取付けたリンク機構55と、このリンク機構55にスイング自在に取付けたパワーユニット56と、このパワーユニット56の上部に取付けた吸気装置57と、パワーユニット56の下部に取付けた排気装置(不図示)と、パワーユニット56の後端及びメインフレーム26の後端のそれぞれに渡して取付けたリヤクッションユニット58とからなる。
上記した第1ピボット軸28、リンク機構55及びリヤクッションユニット58は、パワーユニット56を懸架するパワーユニット懸架装置16Aを構成するものである。
パワーユニット56は、ほぼ水平としたシリンダ部59aを備えるエンジン59と、このエンジン59の後部に一体的に設けた無段変速機60とからなり、無段変速機60の後端に後輪14の車軸となる出力軸60aを設けたものである。なお、61はパワーユニット56を構成するクランクケース62の下部に取付けたメインスタンドである。
図中の65はハンドルカバー、66はヘッドランプ、67はフロントカバー、68はフロントフェンダ、71はステップフロア、72はシート、73はテールランプ、74はリヤフェンダである。
図2は本発明に係るスクータ型車両の車体フレーム中央部及びリンク機構を示す第1斜視図(第1実施形態)であり、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す(以下同じ。)。
リンク機構55は、第1ピボット軸28にスイング自在に取付けた第1リンク81,81(手前側の符号81のみ示す。)と、この第1リンク81の先端に取付けた第2ピボット軸92と、この第2ピボット軸92にスイング自在に取付けた第2リンク82と、一方のピボットフレーム33側に設けたインナピボットプレート31bの上部に取付けた第3ピボット軸93と、第2リンク82の先端に取付けた第4ピボット軸94と、第3ピボット軸93にスイング自在に取付けるとともに第4ピボット軸94に連結した連結ロッド84とからなる。
ピボットプレート31は、メインフレーム26及びピボットフレーム33のそれぞれの外側面に取付けたアウタピボットプレート31aと、メインフレーム26の内側面及びピボットフレーム33に取付けたインナピボットプレート31bとからなる。
ピボットプレート32は、メインフレーム27及びピボットフレーム34のそれぞれの外側面に取付けたアウタピボットプレート32aと、メインフレーム27及びピボットフレーム34のそれぞれの内側面に取付けたインナピボットプレート32b(不図示)とからなる。
連結ロッド84は、インナピボットプレート31bに中間軸95を介して取付けた部材でもある。
第4ピボット軸94は、パワーユニット56(図1参照)をスイング自在に支持する軸である。
図3は本発明に係るスクータ型車両の車体フレーム中央部及びリンク機構を示す第2斜視図(第1実施形態)であり、左側のメインフレーム26及びピボットフレーム33にピボットプレート31を取付け、右側のメインフレーム27及びピボットフレーム34にピボットプレート32を取付け、これらのピボットプレート31,32に第1ピボット軸28を取付け、この第1ピボット軸28に第1リンク81,81をスイング自在に取付け、これらの第1リンク81,81に第2ピボット軸92を介して第2リンク82をスイング自在に取付け、この第2リンク82の後端に第4ピボット軸94を取付け、インナピボットプレート31bに第3ピボット軸93を介して連結ロッド84をスイング自在に取付け、この連結ロッド84の下端を第4ピボット軸94に連結し、中間軸95でインナピボットプレート31bと連結ロッド84の中間部とを連結したことを示す。
図4は本発明に係るリンク機構を示す斜視図(第1実施形態)であり、リンク機構55は、主に、第1リンク81,81と、第2ピボット軸92と、第2リンク82と、第3ピボット軸93と、連結ロッド84と、第4ピボット軸94と、中間軸95とからなり、更に、詳しくは、第1ピボット軸28と第1リンク81とを連結する前部上部連結機構101と、第1リンク81と第2ピボット軸92とを連結する前部下部連結機構102とを備える。これらの前部上部連結機構101及び前部下部連結機構102については後で詳述する。
図5は本発明に係るリンク機構のストッパ機構を示す斜視図(第1実施形態)であり、ピボットプレート31、詳しくは、インナピボットプレート31bの後部下部に且つ中間軸95の前方斜め下方に、下方に開放する切欠き31cを形成し、連結ロッド84の内面に、上方に突出するととともに切欠き31c内に挿入した突起84aを形成し、これらの切欠き31c及び突起84aでストッパ機構105を構成したことを示す。
切欠き31cは、前縁部31j、後縁部31k及び上縁部31mを備え、突起84aが前縁部31j又は後縁部31kに当たることでインナピボットプレート31bに対する連結ロッド84の前後方向のスイングが規制される。
図6は本発明に係るリンク機構を示す要部側面図(第1実施形態)であり、第1リンク81はほぼ上下方向に延び、第2リンク82はほぼ前後方向、詳しくは、やや後上がりに後方へ延び、連結ロッド84はほぼ上下方向に延び、リンク機構55は、第1ピボット軸28及び第3ピボット軸93を中心にして第2リンク82が前後に移動するから、第1リンク81と連結ロッド84とがほぼ平行な平行リンクを構成する。即ち、第1リンク81及び連結ロッド84によって、パワーユニット56の前後方向の移動を許容する。
また、第2リンク82は、ほぼ前後方向に延びるとともに第2ピボット軸92を中心にしてスイングし、第4ピボット軸94は、連結ロッド84側に弾性支持したものであるから、パワーユニット56の上下方向の移動を許容する。
図7は本発明に係るリンク機構を示す側面図(第1実施形態)であり、リンク機構55の連結ロッド84は、第3ピボット軸93、第4ピボット軸94及び中間軸95のそれぞれと連結するために上端部、下端部及び中間部にそれぞれ貫通穴84b,84c,84dを開けるとともにこれらの貫通穴84b,84c,84dにそれぞれゴムブッシュ111,112,113を嵌合させた部材である。
ゴムブッシュ111は、第3ピボット軸93に嵌合させた内筒115と、この内筒115の外側に設けるとともに貫通穴84bに嵌合させた外筒116と、これらの内筒115及び外筒116のそれぞれに接着したゴム117とからなる。
ゴムブッシュ112は、第4ピボット軸94に嵌合させた内筒121と、この内筒121の外側に設けるとともに貫通穴84cに嵌合させた外筒122と、これらの内筒121及び外筒122のそれぞれに接着したゴム123とからなる。
図中の123a,123bは、ゴム123を上下に変形しやすくするために内筒121の上方及び下方のゴム123に開けた円弧形状の穴部である。
ゴムブッシュ113は、中間軸95に嵌合させた内筒126と、この内筒126の外側に設けるとともに貫通穴84dに嵌合させた外筒127と、これらの内筒126及び外筒127のそれぞれに接着したゴム128とからなる。
図中の128a,128bは、ゴム128を上下に変形しやすくするために内筒126の前方及び後方のゴム128に開けた穴部である。
第3ピボット軸93の軸線93a(軸線93aを黒丸で示す。)と中間軸95の軸線95a(軸線95aを黒丸で示す。)とを結ぶ線分を131、中間軸95の軸線95aと第4ピボット軸94の軸線94a(軸線94aを黒丸で示す。)とを結ぶ線分を132、第3ピボット軸93の軸線93aと第4ピボット軸94の軸線94aとを結ぶ線分を133とすると、線分131に対して線分132は角度θだけ車両後方側へ傾けたものであり、線分131と線分132とはくの字形状を描く。即ち、第4ピボット軸94を、第3ピボット軸93及び中間軸95に対して車両後方に移動させることで、第4ピボット軸94周りが車体側、詳しくは、ピボットプレート31,32(図3参照)及びピボットフレーム33,34(図3参照)と干渉せずに前後及び上下に大きく移動可能にした。
図8は図6の8−8線断面図(第1実施形態)であり、第1ピボット軸28と第1リンク81とを連結する前部上部連結機構101は、ピボットプレート31を貫通させて取付けるとともに第1ピボット軸28を挿入する中空部141aを備えた左筒部141と、ピボットプレート32を貫通させて取付けた右外筒部142と、この右外筒部142にねじ結合するとともに第1ピボット軸28を挿入する中空部143aを備えた右内筒部143と、第1ピボット軸28を挿入する中空部144aを備えた内筒144と、この内筒144の外周面の両端部に嵌合させたニードルベアリング146,147と、これらのニードルベアリング146,147を嵌合させるために中空部148aの両端部に中空部148aよりも内径を大きくした内周面148b,148cを形成した外筒148と、内筒144の一端面に当てるとともにニードルベアリング146へのダスト等の侵入を防ぐダストシール151を付設し且つ第1ピボット軸28の挿通穴152aを開けた端部プレート152と、内筒144の他端面に当てるとともにニードルベアリング147へのダスト等の侵入を防ぐダストシール153を付設し且つ第1ピボット軸28の挿通穴154aを開けた端部プレート154とからなり、外筒148の両端部外周面に第1リンク81,81を溶接にて取付けたものであり、内筒144に対してニードルベアリング146,147を介して外筒148が回転することで、第1ピボット軸28に対して第1リンク81,81がスイングする。なお、156はボルト状の第1ピボット軸28の端部のおねじにねじ結合したナットである。
第1リンク81,81と第2ピボット軸92とを連結する前部下部連結機構102は、第2ピボット軸92を挿入する中空部161aを備えた内筒161と、この内筒161の外周面の両端部に嵌合させたニードルベアリング162,163と、これらのニードルベアリング162,163を嵌合させるために中空部164aの両端部に中空部164aよりも内径を大きくした内周面164b,164cを形成した外筒164と、内筒161の一端面に当てるとともにニードルベアリング162へのダスト等の侵入を防ぐダストシール166を付設し且つ第2ピボット軸92の挿通穴167aを開けた端部プレート167と、内筒161の他端面に当てるとともにニードルベアリング163へのダスト等の侵入を防ぐダストシール168を付設し且つ第2ピボット軸92の挿通穴169aを開けた端部プレート169とからなり、内筒161に対してニードルベアリング162,163を介して外筒164が回転することで、第2ピボット軸92に対して第2リンク82(図6参照)がスイングする。なお、81aは第2ピボット軸92を通すために第1リンク81に開けたボルト挿通穴、171はボルト状の第2ピボット軸92の端部のおねじにねじ結合したナットである。
図9は図6の9−9線断面図(第1実施形態)であり、第2リンク82は、外筒164に後方に行くにつれて互いに広がるように溶接にて取付けた左アーム175及び右アーム176と、これらの左アーム175及び右アーム176のそれぞれの中間部に車幅方向に延びるように取付けた中間連結パイプ177と、この中間連結パイプ177の左アーム175よりも車体左側方に突出した側の端部に取付けた端部アーム178とからなり、これら3つの連結支持部としての左アーム175、右アーム176及び端部アーム178で第4ピボット軸94を支持する。
連結ロッド84は、左アーム175(第1連結支持部である。)と端部アーム178(第2連結支持部である。)との間に位置し、これらの左アーム175及び端部アーム178で第4ピボット軸94を介して支持されるため、連結ロッド84の支持部の剛性を高めることができる。なお、62a,62bはパワーユニット56のクランクケース62に前方に突出するように設けたリンク連結部である。
図10は図6の10−10線断面図(第1実施形態)であり、第4ピボット軸94にゴムブッシュ181,181を介してパワーユニット56のリンク連結部62a,62bを連結したことを示す。
ゴムブッシュ181は、第4ピボット軸94を挿入する中空部184aを開けた内筒184と、リンク連結部62aに開けた貫通穴62c又はリンク連結部62bに開けた貫通穴62dに嵌合する外筒185と、これらの内筒184及び外筒185のそれぞれに接着したゴム186とからなる。なお、31e,31fは第3ピボット軸93を通すためにインナピボットプレート31bに開けたボルト挿通穴、31g,31hは中間軸95を通すためにインナピボットプレート31bに開けたボルト挿通穴、191は第3ピボット軸93の端部のおねじにねじ結合したナット、192は第4ピボット軸94の端部のおねじにねじ結合したナット、193は中間軸95の端部のおねじにねじ結合したナット、194は第4ピボット軸94を通すとともに左右のゴムブッシュ181,181間に配置したカラーである。
連結ロッド84は、第4ピボット軸94を支持する貫通穴84cが、第3ピボット軸93及び中間軸95を支持する貫通穴84b,84dと比べて車体幅方向中心寄りに配置される、即ち、連結ロッド84の下端部が車体幅方向中心寄りに位置するので、バンク角を大きくすることができる。
以上に述べたストッパ機構105の作用を次に説明する。
図11(a),(b)は本発明に係るストッパ機構の作用を示す作用図(第1実施形態)である。なお、図中の想像線は移動前又はスイング前の状態を示す。
(a)において、例えば、パワーユニット56が、白抜き矢印で示すように、車体前方に移動した場合には、連結ロッド84が第3ピボット軸93を中心にして矢印の向きにスイングし、ゴムブッシュ112,113が撓んでゴムの反力によりやがて停止する。しかし、連結ロッド84の前方へのスイング角度が更に大きくなると、ゴムブッシュ112,113が大きく撓んで、連結ロッド84に設けた突起84aが、ピボットプレート31側の切欠き31cの前縁部31jに当たり、ピボットプレート31に対する連結ロッド84のスイングが停止する。
(b)において、例えば、パワーユニット56が、白抜き矢印で示すように、車体後方に移動した場合には、連結ロッド84が第3ピボット軸93を中心にして矢印の向きにスイングし、ゴムブッシュ112,113が撓んでゴムの反力によりやがて停止する。しかし、連結ロッド84の後方へのスイング角度が更に大きくなると、ゴムブッシュ112,113が大きく撓んで、連結ロッド84の突起84aが、ピボットプレート31側の切欠き31cの後縁部31kに当たり、ピボットプレート31に対する連結ロッド84のスイングが停止する。
図12(a),(b)は本発明に係るストッパ機構及び連結ロッドによるストッパ構造の作用を示す作用図(第1実施形態)である。なお、図中の想像線は移動前又はスイング前の状態を示す。
(a)において、パワーユニット56が、白抜き矢印で示すように、上方に移動した場合には、第4ピボット軸94が上方へ移動し、第2リンク82が第2ピボット軸92を中心にして矢印の向きにスイングし、連結ロッド84のゴムブッシュ112が大きく撓んで第4ピボット軸94の上方への移動が大きくなると、ゴムブッシュ112の内筒121が外筒122に接近し、内筒121と外筒122との間のゴム123が大きく圧縮されて大きな弾性力が発生し、この弾性力によって連結ロッド84に対する第4ピボット軸94の上昇が停止する。なお、この際の連結ロッド84のゴムブッシュ111,113の上方への撓みは、ゴムブッシュ112に比べてごく僅かであるので、ピボットプレート31に対する連結ロッド84の位置関係はほぼ変わらないので、パワーユニット56の上方への移動距離は、ほぼ連結ロッド84に対する第4ピボット軸94の移動距離であると言える。
(b)において、パワーユニット56が、白抜き矢印で示すように、下方に移動した場合には、第4ピボット軸94が下方へ移動し、第2リンク82が第2ピボット軸92を中心にして矢印の向きにスイングし、連結ロッド84のゴムブッシュ112が大きく撓んで第4ピボット軸94の移動が大きくなると、ゴムブッシュ112の内筒121が外筒122に接近し、内筒121と外筒122との間のゴム123が大きく圧縮されて大きな弾性力が発生し、この弾性力によって連結ロッド84に対する第4ピボット軸94の下降が停止する。なお、この際の連結ロッド84のゴムブッシュ111,113の下方への撓みは、ゴムブッシュ112に比べてごく僅かであるので、ピボットプレート31に対する連結ロッド84の位置関係はほぼ変わらないので、パワーユニット56の下方への移動距離は、ほぼ連結ロッド84に対する第4ピボット軸94の移動距離であると言える。
図13は本発明に係る車体フレーム中央部及びリンク機構を示す第3斜視図(第2実施形態)であり、左側のメインフレーム26及びピボットフレーム33にアウタピボットプレート231a及びインナピボットプレート231bからなるピボットプレート231を取付け、右側のメインフレーム27及びピボットフレーム34にピボットプレート232を取付け、これらのアウタピボットプレート231aとピボットプレート232とに第1ピボット軸28を取付け、この第1ピボット軸28に第1リンク81,81をスイング自在に取付け、これらの第1リンク81,81に第2ピボット軸92(不図示)を介して第2リンク234をスイング自在に取付け、この第2リンク234の後端に第4ピボット軸94を取付け、アウタピボットプレート231aとインナピボットプレート231bとに第3ピボット軸233を介して連結ロッド236をスイング自在に取付け、第4ピボット軸94に連結ロッド236の下端部をスイング自在に連結し、メインフレーム26とインナピボットプレート231bの後壁231cとの間に連結ロッド236の上端部に設けたストッパゴム237を配置したことを示す。
上記のメインフレーム26,27及びピボットフレーム33,34に対してパワーユニット56(図1参照)を、リンク機構240でスイング自在に支持する。
第1ピボット軸28、リンク機構240及びリヤクッションユニット58(図1参照)は、パワーユニット56(図1参照)を懸架するパワーユニット懸架装置16B(図15参照)を構成するものである。
図14は本発明に係るリンク機構を示す斜視図(第2実施形態)であり、リンク機構240は、主に、第1リンク81,81と、第2ピボット軸92と、第2リンク234と、第3ピボット軸233と、連結ロッド236と、第4ピボット軸94とからなり、更に、詳しくは、第1ピボット軸28と第1リンク81とを連結する前部上部連結機構101と、第1リンク81と第2ピボット軸92とを連結する前部下部連結機構102とを備える。
第2リンク234は、外筒164に取付けた左アーム241及び右アーム242からなり、これらの左アーム241及び右アーム242で第4ピボット軸94を支持する。
図15は本発明に係るリンク機構を示す要部側面図(第2実施形態)であり、第1リンク81はほぼ上下方向に延び、第2リンク234はほぼ前後方向、詳しくは、やや後上がりに後方へ延び、連結ロッド236はほぼ上下方向に延び、リンク機構240は、第1ピボット軸28及び第3ピボット軸233を中心にして第2リンク234が前後に移動するから、第1リンク81と連結ロッド236とがほぼ平行な平行リンクを構成する。即ち、第1リンク81及び連結ロッド236によって、パワーユニット56の前後方向の移動を許容する。
また、第2リンク234は、ほぼ前後方向に延びるとともに第2ピボット軸92を中心にしてスイングし、第4ピボット軸94は、連結ロッド236側に弾性支持したものであるから、パワーユニット56の上下方向の移動を許容する。
図16は本発明に係るリンク機構を示す側面図(第2実施形態)であり、リンク機構240の連結ロッド236は、主プレート部材243と、この主プレート部材243の中間部に貫通させて取付けた上部筒部材244と、主プレート部材243の下部に貫通させて取付けた下部筒部材246と、主プレート部材243の側面及び上部筒部材244の外周面に取付けた断面L字状の上部副プレート部材247と、主プレート部材243の側面及び上部副プレート部材247の内面に渡して取付けた側面視くの字状の内側プレート部材248と、主プレート部材243の側面に取付けるとともに上部筒部材244及び下部筒部材246のそれぞれの外周面に渡して取付けた断面コ字状の下部副プレート部材251と、第3ピボット軸233と連結するために上部筒部材244の中空部に嵌合させたゴムブッシュ253と、第4ピボット軸94と連結するために下部筒部材246の中空部に嵌合させたゴムブッシュ254と、内側プレート部材248の上部に取付けたストッパゴム237とからなる。なお、236Aは連結ロッド236の第3ピボット軸233から上方に延出する延出部、237aはストッパゴム237の前面、237bはストッパゴム237の背面である。
ゴムブッシュ253は、第3ピボット軸233に嵌合させた内筒256と、この内筒256の外側に設けるとともに上部筒部材244に嵌合させた外筒257と、これらの内筒256及び外筒257のそれぞれに接着したゴム258とからなる。
ゴムブッシュ254は、第4ピボット軸94に嵌合させた内筒261と、この内筒261の外側に設けるとともに下部筒部材246に嵌合させた外筒262と、これらの内筒261及び外筒262のそれぞれに接着したゴム263とからなり、ゴム263を直線265の延びる方向へ変形しやすくするためゴム263に直線265に対して線対称な円弧形状の穴部263a,263bを開けたものである。
ストッパゴム237は、前面237aをメインフレーム26に当てるとともに背面237bをインナピボットプレート231bの後壁231cに当てた部材であり、連結ロッド236が前後にシーソーのようにスイングするときに連結ロッド236のスイングを緩衝・防振させつつ規制するストッパ機構266として機能する弾性体である。
即ち、上記のストッパゴム237と、インナピボットプレート231bの後壁231cと、メインフレーム26とはストッパ機構266を構成するものであり、後壁231c及びメインフレーム26は車体に設けた規制部である。
第3ピボット軸233の軸線233a(軸線233aを黒丸で示す。)と第4ピボット軸94の軸線94a(軸線94aを黒丸で示す。)とを結ぶ線分を267、軸線94aを通る直線を265、軸線94aを通り直線265に直交する直線を268とすると、線分267と直線265とは所定の角度αをなす。
直線268の延びる方向、詳しくは、矢印Aの方向は、車両が加速したときに第4ピボット軸94が反力を受ける方向、矢印Bの方向は、車両に乗員(1名)が乗車したとき(このときの状態を乗車1G状態という。)に第4ピボット軸94が力を受ける方向、直線265が延びる方向は、エンジン59(図1参照)の振動方向である。また、図中の無端状の曲線271及びこの曲線271の内側は第4ピボット軸94の可動範囲である。
第4ピボット軸94を弾性支持するゴムブッシュ254のゴム263に直線265に沿う方向に穴部263a,263bを設けることで、車両の加速時の反力に対しては大きなばね定数及び大きなヒステリシスで支持することができ、また、エンジン振動に対しては、小さなばね定数で支持することで振動を効果的に抑えることができる。
図17は図15の17−17線断面図であり、第4ピボット軸94にゴムブッシュ281,281を介してパワーユニット56のリンク連結部62a,62bを連結したことを示す。
ゴムブッシュ281は、第4ピボット軸94を挿入する中空部284aを開けた内筒284と、リンク連結部62aに開けた貫通穴62c又はリンク連結部62bに開けた貫通穴62dに嵌合する外筒285と、これらの内筒284及び外筒285のそれぞれに接着したゴム286とからなる。
図中の231e,231fは第3ピボット軸233を通すためにアウタピボットプレート231a,インナピボットプレート231bに開けたボルト挿通穴、291は第3ピボット軸233の端部のおねじにねじ結合したナット、294は第4ピボット軸94を通すとともに左右のゴムブッシュ281,281間に配置したカラー、296,297は第2リンク234の先端に取付けたカラー、298は一方のゴムブッシュ281の内筒284とカラー297との間に設けたカラー、301はストッパゴム237(図16参照)を挿入して固定するために内側プレート部材248に設けたスリットである。
図18は本発明に係るリンク機構を示す斜視図(第3実施形態)であり、以上に示した第1実施形態及び第2実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
リンク機構310は、車体フレーム11(図1参照)に対してパワーユニット56(図1参照)をスイング自在に支持するものであり、主に、第1ピボット軸28にスイング自在に取付けた第1リンク311,311と、これらの第1リンク311,311に取付けた第2ピボット軸92と、この第2ピボット軸92にスイング自在に取付けた第2リンク312と、第3ピボット軸233と、連結ロッド236と、第2リンク312の先端に取付けた第4ピボット軸94とからなり、更に、詳しくは、第1ピボット軸28と第1リンク311,311とを連結する前部上部連結機構314と、左右の第1リンク311,311間に渡して取付けた連結部材315と、第1リンク311,311と第2ピボット軸92とを連結する前部下部連結機構316とを備える。
このリンク機構310と、第1ピボット軸28と、リヤクッションユニット58(図1参照)とは、パワーユニット56を懸架するパワーユニット懸架装置16Cを構成するものである。
第2リンク312は、筒部材343に取付けた左アーム317及び右アーム318と、これらの左アーム317及び右アーム318のぞれぞれの中間部に車幅方向に延びるように取付けた中間連結パイプ319とからなり、左アーム317及び右アーム318で第4ピボット軸94を支持する。
連結部材315は、前部上部連結機構314を構成する外筒327及び前部下部連結機構316を構成する外筒347(図19参照)のそれぞれよりも小径としたものである。
図19は図18の19−19線断面図であり、第1ピボット軸28と第1リンク311,311とを連結する前部上部連結機構314は、左上部連結機構321と右上部連結機構322と、これらの左上部連結機構321及び右上部連結機構322のそれぞれの間に介在させた筒部材323とからなり、左上部連結機構321及び右上部連結機構322は左右対称で基本構造は同一であるため、左上部連結機構321のみ説明する。
左上部連結機構321は、第1ピボット軸28を挿入する中空部325aを備えた内筒325と、この内筒325の外周面に嵌合させたニードルベアリング326と、このニードルベアリング326を嵌合させるための内周面327aを形成した外筒327と、ニードルベアリング326へのダスト等の侵入を防ぐダストシール328を付設し且つ第1ピボット軸28の挿通穴331aを開けてアウタピボットプレート231a(右上部連結機構322についてはピボットプレート232)と内筒325との間に挟み込んだ端部プレート331とからなり、外筒327の外周面に第1リンク311を溶接にて取付けたものであり、内筒325に対してニードルベアリング326を介して外筒327が回転することで、第1ピボット軸28に対して第1リンク311がスイングする。なお、333はニードルベアリング326へのダスト等の侵入を防ぐために内筒325と外筒327との間に設けたダストシールである。
第1リンク311,311と第2ピボット軸92とを連結する前部下部連結機構316は、左下部連結機構341と、右下部連結機構342と、これらの左下部連結機構341及び右下部連結機構342のそれぞれの間に介在させた筒部材343とからなり、左下部連結機構341及び右下部連結機構342は左右対称で基本構造は同一であるため、左下部連結機構341のみ説明する。
左下部連結機構341は、第2ピボット軸92を挿入する中空部345aを備えた内筒345と、この内筒345の外周面に嵌合させたニードルベアリング346と、このニードルベアリング346を嵌合させるための内周面347aを形成した外筒347と、ニードルベアリング346へのダスト等の侵入を防ぐダストシール348を付設し且つ第2ピボット軸92の挿通穴351aを開けて第2ピボット軸92の頭部92a(右下部連結機構342についてはナット171)と内筒345との間に挟み込んだ端部プレート351とからなり、外筒347の外周面に第1リンク311を溶接にて取付けたものであり、外筒347に対してニードルベアリング346を介して内筒345及び第2ピボット軸92が回転することで、第1リンク311に対して内筒345に溶接した第2リンク312がスイングする。なお、353はニードルベアリング346へのダスト等の侵入を防ぐために内筒345と外筒347との間に設けたダストシールである。
図20は本発明に係るリンク機構を示す側面図(第4実施形態)であり、図1〜図12に示した第1実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
リンク機構360は、第1リンク81,81(手前側の符号81のみ示す。)と、第2ピボット軸92と、この第2ピボット軸92にスイング自在に取付けた第2リンク358と、第3ピボット軸93と、第4ピボット軸94と、第3ピボット軸93にスイング自在に取付けるとともに第4ピボット軸94に連結した連結ロッド361とからなる。
連結ロッド361は、第3ピボット軸93、第4ピボット軸94及び中間軸95のそれぞれと連結するために上端部、下端部及び中間部にそれぞれ貫通穴84b、ブッシュ取付け穴361a、貫通穴84dを開けるとともにこれらの貫通穴84b、ブッシュ取付穴361a、貫通穴84dにそれぞれゴムブッシュ111,362,363を嵌合させた部材である。
ゴムブッシュ362は、第4ピボット軸94に嵌合させた内筒364と、この内筒364の外側に設けるとともにブッシュ取付穴361aに嵌合させた外筒365と、これらの内筒364及び外筒365のそれぞれに接着したゴム366とからなる。
ゴムブッシュ363は、中間軸95に嵌合させた内筒126と、この内筒126の外側に設けるとともに貫通穴84dに嵌合させた外筒127と、これらの内筒126及び外筒127のそれぞれに接着したゴム367とからなる。
図中の367a,367bは、ゴム367を上下に変形しやすくするために内筒126の前方及び後方のゴム367に開けた穴部であり、線分131に対して対称な形状とした部分である。
図21は図20の21−21線断面図(第4実施形態)であり、第1ピボット軸28と第1リンク81とを連結する前部上部連結機構371は、ピボットプレート31を貫通させて取付けるとともに第1ピボット軸28を挿入する中空部141aを備えた左筒部141と、ピボットプレート32を貫通させて取付けるとともに第1ピボット軸28を挿入する中空部372aを備えた右筒部372と、第1ピボット軸28を挿入する中空部144aを備えた内筒144と、第1ピボット軸28が挿入されるとともに左筒部141及び内筒144のそれぞれの間に配置した左ゴムブッシュ373と、第1ピボット軸28が挿入されるとともに右筒部372及び内筒144のそれぞれの間に配置した右ゴムブッシュ374と、これらの左ゴムブッシュ373及び右ゴムブッシュ374を嵌合させるために中空部148aの両端部に中空部148aよりも内径を大きくした内周面148b,148cを形成した外筒148とからなり、外筒148の両端部外周面に第1リンク81,81を溶接にて取付けたものであり、内筒144に対して左ゴムブッシュ373及び右ゴムブッシュ374を介して外筒148が回転することで、第1ピボット軸28に対して第1リンク81,81がスイングする。
左ゴムブッシュ373は、第1ピボット軸28を挿入する中空部376aを備えた内筒376と、この内筒376を囲むように配置するとともに外筒148の内周面148bに嵌合させた外筒377と、内筒376及び外筒377のそれぞれに接着したゴム378とからなる。
右ゴムブッシュ374は、第1ピボット軸28を挿入する中空部381aを備えた内筒381と、この内筒381を囲むように配置するとともに外筒148の内周面148cに嵌合させた外筒382と、内筒381及び外筒382のそれぞれに接着したゴム383とからなる。
図22は図20の22−22線断面図(第4実施形態)であり、第2リンク358は、外筒164に後方に行くにつれて互いに広がるように溶接にて取付けたほぼU字形状のメインアーム386と、このメインアーム386の左側部に取付けたサブアーム387とからなり、これらのメインアーム386及びサブアーム387で第4ピボット軸94を支持する。
連結ロッド361は、メインアーム386とサブアーム387との間に位置し、これらのメインアーム386及びサブアーム387で第4ピボット軸94を介して支持されるため、連結ロッド361の支持部の剛性を高めることができる。
図中の391はクランクケース62のリンク連結部62a,62bにそれぞれ設けた貫通穴62e,62fにそれぞれ圧入されたアウタブッシュ、392は第4ピボット軸94に嵌合するとともにアウタブッシュ391と滑り自在に嵌合するインナブッシュである。
図23は図20の23−23線断面図(第4実施形態)であり、第4ピボット軸94にアウタブッシュ391及びインナブッシュ392からなるメタルブッシュ393,393を介してパワーユニット56のリンク連結部62a,62bを連結し、また、第4ピボット軸94にゴムブッシュ362を介して連結ロッド361を連結したことを示す。
連結ロッド361の下端部は、ブッシュ取付穴361aと同じ内径の取付穴361bを開け、この取付穴361bにストッパ部材396を嵌合させ、ブッシュ取付穴361aと取付穴361bとの間に内側に突出するストッパー361cを一体に形成した部分である。
ストッパ部材396は、取付穴361bに嵌合させた筒部材397と、この筒部材397の内側に接着したストッパ用ゴム398とからなり、ストッパ用ゴム398の内径は、ゴムブッシュ362の内筒364の外径よりも大きく、ゴムブッシュ362に大きな荷重が作用しない通常の状態では、ストッパ用ゴム398と内筒364との間には隙間がある。上記のゴムブッシュ362、ストッパ部材396及びストッパー361cは、ブッシュ・ストッパ機構399を構成するものである。
図24(a),(b)は本発明に係るブッシュ・ストッパ機構の作用を示す作用図である。
(a)は第4ピボット軸94と連結ロッド361との間に荷重が作用していない状態を示す。ゴムブッシュ362のゴム366は撓まず、ストッパ部材396のストッパ用ゴム398とゴムブッシュ362の内筒364との間にC1の隙間が存在する。また、ストッパー361cの内周面361dと内筒364との間にはC2の隙間が存在し、C2>C1の関係がある。
(b)は連結ロッド361に対して第4ピボット軸94が変位量δだけ変位した状態を示す。このとき、ゴムブッシュ362のゴム366は撓み、ストッパ部材396のストッパ用ゴム398はやや撓んで内筒364に当たり(即ち、C2=ゼロ)、内筒364がストッパー361cに当たってそれ以上の変位が規制された状態を示す。
このように、ゴムブッシュ362にストッパ部材396を組み合わせることで、弾性特性を変位の途中から大きく変化させることができ、弾性特性の変更が、例えば、ストッパ用ゴム398の内径を変更することで容易に行え、弾性特性の設計自由度を増すことができる。
また、ストッパー361cは穴を開けることで容易に形成でき、コストを抑えることができる。
なお、ストッパー361cは連結ロッドと別体に構成して、ゴムブッシュ362とストッパ部材396に挟持してもよい。
以上の図1、図6及び図7で示したように、本発明は第1に、パワーユニット56にエンジン59と駆動輪としての後輪14とを一体的に備え、車体としてのピボットプレート31,32にパワーユニット56をスイング自在に懸架し、ピボットプレート31,32に第1リンク81,81の一端をスイング自在に取付けるとともに第1リンク81,81をほぼ上下方向に延ばし、これらの第1リンク81,81の他端に第2リンク82の一端をスイング自在に取付けるとともに第2リンク82をほぼ前後方向に延ばし、この第2リンク82の他端にパワーユニット56をスイング自在に連結し、ピボットプレート31、詳しくは、インナピボットプレート31bに連結ロッド84の一端をスイング自在に取付け、この連結ロッド84の他端にパワーユニット56をスイング自在に取付け、インナピボットプレート31bと連結ロッド84とに、パワーユニット56の前後方向への移動を規制するストッパ機構105を設け、連結ロッド84に設けた車体側連結軸としての第3ピボット軸93とパワーユニット側連結軸としての第4ピボット軸94とを結ぶ線分133を上下方向に延ばすとともに、第4ピボット軸94を連結ロッド84で弾性部材としてのゴムブッシュ112を介して支持したことを特徴とする。
これにより、ストッパ機構105でパワーユニット56の前後方向の移動を規制するのに加えて、連結ロッド84に設けた第4ピボット軸94のゴムブッシュ112の変形時に発生する弾性力によるパワーユニット56の上下方向の移動を規制することができ、パワーユニット56の前後方向及び上下方向の2方向の移動自由度を可能にしながら、パワーユニット56の前後動及び上下動を連結ロッドにて規制できるため、ストッパ構造を簡素にして部品数を削減することができ、コストを低減することができる。
本発明は第2に、連結ロッド84には、第3ピボット軸93と第4ピボット軸94との間に第2の車体側連結軸としての中間軸95を備え、第4ピボット軸94を弾性部材としてのゴムブッシュ112を介してパワーユニット56に連結し、中間軸95を弾性部材としてのゴムブッシュ113を介してインナピボットプレート31bに連結したことを特徴とする。
これにより、ゴムブッシュ111〜113によって、弾性部材が単一の場合に比べてダンパ機能が向上して、より大きな振動を吸収することができる。
本発明は第3に、図5及び図6に示したように、ストッパ機構105を、連結ロッド84に設けた突起84aと、この突起84aを挿入するためにインナピボットプレート31bに設けた切欠き31cとから構成したことを特徴とする。
これにより、例えば、突起84aが摩耗等により交換が必要になった場合に、従来のようにパワーユニットに設けられた場合に比べて交換が容易となるだけでなく、簡単な構造にてストッパ機構105を設けることができる。
本発明は第4に、図16に示したように、ストッパ機構266を、連結ロッド236の車体側連結軸としての第3ピボット軸233からパワーユニット側連結軸としての第4ピボット軸92と異なる方向に延出する延出部236Aの端部に固定した弾性体としてのストッパゴム237と、このストッパゴム237に当てるために車体に設けた規制部としてのメインフレーム26、インナピボットプレート231bの後壁231cとから構成したことを特徴とする。
例えば、ストッパゴム237の形状、あるいはストッパゴム237の硬度を変更することにより、ストッパゴム237で緩衝・防振効果を発揮しつつパワーユニット56の前後のスイング量を容易に調整することができ、更に、スイング量を大きく確保したい場合も容易に対応することができる。
本発明は第5に、以上の図1、図6及び図7で示したように、パワーユニット56の下部にメインスタンド61を設けたことを特徴とする。
これにより、メインスタンド61を立てた状態でも、連結ロッド84側の3つのゴムブッシュ111〜113によるダンパ機能の向上によってパワーユニット56の振動を吸収しやすくすることができ、車体フレーム11に伝わる振動を低減することができる。
本発明は第6に、弾性部材をゴムブッシュで構成し、第4ピボット軸94のゴムブッシュ112に、第4ピボット軸94の上下に穴部123a,123bを備えることで車体前後方向に比べて上下方向に柔らかい性質を有することを特徴とする。
これにより、第4ピボット軸94のゴムブッシュ112が、簡単な構造にてパワーユニット56の上下動による振動を積極的に吸収して、パワーユニット56の上下振動を車体フレーム11に伝達しにくくすることができる。
本発明は第7に、弾性部材をゴムブッシュで構成し、中間軸95のゴムブッシュ113に、中間軸95の前後に穴部128a,128bを備えることで上下方向に比べて車体前後方向に柔らかい性質を有することを特徴とする。
これにより、中間軸95のゴムブッシュ113が、簡単な構造でパワーユニット56の前後動による振動を積極的に吸収して、パワーユニット56の前後振動を車体フレーム11に伝達しにくくすることができる。
本発明は第8に、第3ピボット軸93と中間軸95とを結ぶ線分131と、中間軸95と第4ピボット軸94とを結ぶ線分132とで、くの字を形成することを特徴とする。
これにより、第4ピボット軸94を車体フレーム11から離れるように配置できるため、連結ロッド84と車体フレーム11との干渉を防止しながら第4ピボット軸94のスイング量を大きく設定することができる。
本発明は第9に、図3に示したように、連結ロッド84を単一とし、車体フレーム11の一側方にのみ設けたことを特徴とする。
これにより、リンク機構105を簡素にして部品数を削減することができ、コストを低減することができる。
本発明は第10に、連結ロッド84を、鍛造にて形成したことを特徴とする。
これにより、ストッパ機構105の突起84aを高強度に形成できる上、連結ロッド84を軽量にすることができる。
本発明は第11に、図9に示したように、第4ピボット軸94を第2リンク92に備える複数の連結支持部としての左アーム175、右アーム176及び端部アーム178で支持し、連結ロッド84を、複数の連結支持部175,176,178のうちの第1連結支持部としての左アーム175と、この左アーム175より車体外方に位置する第2連結支持部としての端部アーム178とで挟んで第4ピボット軸94に連結したことを特徴とする。
これにより、連結ロッド84が、左アーム175と端部アーム178とで挟まれて支持されるため、連結ロッド84を支持する部分の剛性を高くすることができ、連結ロッド84の効果をより確実に発揮させることができる。
本発明は第12に、図23及び図24に示したように、第4ピボット軸94と連結ロッド361との間に介在した弾性部材を複数、即ち、ゴム366及びストッパ用ゴム398で構成し、これらのゴム366及びストッパ用ゴム398を軸方向に並べて配置するとともに、ゴム366及びストッパ用ゴム398のたわみ量を所定値以下に設定するためにゴム366とストッパ用ゴム398との間に設けられた規制手段としてのストッパー361cを備えることを特徴とする。
これにより、ゴム366及びストッパ用ゴム398のたわみ量を簡単な構造にて設定できるとともに、ストッパー361cの形状を変えることで自由にたわみ量を変化させることができるため、設計自由度を増すことができる。
尚、本実施の形態では、図3に示したように、連結ロッド84を車体フレーム11の左側に設けたが、これに限らず、車体フレーム11の右側に設けてもよい。更に、ゴムブッシュ112,113におけるゴム123,128のばねレートを変えて最適に設定することで、穴部123a,123b,128a,128bを省くことも可能であり、また、車両の性質によっては穴部を不要にすることもある。
また、図19に示したように、外筒327,345をそれぞれ左右に分割したが、外筒327,345の一方を左右に分割してもよい。更に、図8に示した第1実施形態及び図14に示した第2実施形態についても、外筒148,164の少なくとも一方を左右に分割し、分割した外筒148,164を連結部材で連結してもよい。
本発明のパワーユニット懸架装置は、スクータ型車両に好適である。
本発明に係るパワーユニット懸架装置を備えたスクータ型車両の側面図(第1実施形態)である。 本発明に係るスクータ型車両の車体フレーム中央部及びリンク機構を示す第1斜視図(第1実施形態)である。 本発明に係るスクータ型車両の車体フレーム中央部及びリンク機構を示す第2斜視図(第1実施形態)である。 本発明に係るリンク機構を示す斜視図(第1実施形態)である。 本発明に係るリンク機構のストッパ機構を示す斜視図(第1実施形態)である。 本発明に係るリンク機構を示す要部側面図(第1実施形態)である。 本発明に係るリンク機構を示す側面図(第1実施形態)である。 図6の8−8線断面図である。 図6の9−9線断面図である。 図6の10−10線断面図である。 本発明に係るストッパ機構の作用を示す作用図(第1実施形態)である。 本発明に係るストッパ機構及び連結ロッドによるストッパ構造の作用を示す作用図(第1実施形態)である。 本発明に係る車体フレーム中央部及びリンク機構を示す斜視図(第2実施形態)である。 本発明に係るリンク機構を示す斜視図(第2実施形態)である。 本発明に係るリンク機構を示す要部側面図(第2実施形態)である。 本発明に係るリンク機構を示す側面図(第2実施形態)である。 図15の17−17線断面図である。 本発明に係るリンク機構を示す斜視図(第3実施形態)である。 図18の19−19線断面図である。 本発明に係るリンク機構を示す側面図(第4実施形態)である。 図20の21−21線断面図(第4実施形態)である。 図20の22−22線断面図(第4実施形態)である。 図20の23−23線断面図(第4実施形態)である。 本発明に係るブッシュ・ストッパ機構の作用を示す作用図である。
符号の説明
10…スクータ型車両、11…車体(車体フレーム)、14…駆動輪(後輪)、16A,16B,16C…パワーユニット懸架装置、26,231c…規制部(メインフレーム、後壁)、31c…切欠き、55…リンク機構、56…パワーユニット、59…エンジン、61…メインスタンド、81,311…第1リンク、82,312…第2リンク、84,236…連結ロッド、84a…突起、93,233…車体側連結軸(第3ピボット軸)、94…パワーユニット側連結軸(第4ピボット軸)、95…第2の車体側連結軸(中間軸)、105,266…ストッパ機構、111,112,113…弾性部材(ゴムブッシュ)、123a,123b,128a,128b…穴部、131,132,133…線分、175…第1連結支持部(左アーム)、178…第2連結支持部(端部アーム)、236A…延出部、237…弾性体(ストッパゴム)、315…連結部材、327…第1円筒管(外筒)、347…第2円筒管(外筒)、361c…規制手段(ストッパー)、366,398…弾性部材(ゴム、ストッパ用ゴム)。

Claims (12)

  1. パワーユニットにエンジンと駆動輪とを一体的に備え、車体に前記パワーユニットをスイング自在に懸架し、前記車体に第1リンクの一端をスイング自在に取付けるとともに前記第1リンクをほぼ上下方向に延ばし、この第1リンクの他端に第2リンクの一端をスイング自在に取付けるとともに前記第2リンクをほぼ前後方向に延ばし、この第2リンクの他端に前記パワーユニットをスイング自在に連結し、
    前記車体に連結ロッドの一端をスイング自在に取付け、この連結ロッドの他端に前記パワーユニットをスイング自在に取付け、前記車体と前記連結ロッドとに、前記パワーユニットの前後方向への移動を規制するストッパ機構を設け、前記連結ロッドに設けた車体側連結軸とパワーユニット側連結軸とを結ぶ線分を上下方向に延ばすとともに、前記パワーユニット側連結軸を前記連結ロッドで弾性部材を介して支持したことを特徴とするスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  2. 前記連結ロッドは、前記車体側連結軸と前記パワーユニット側連結軸との間に第2の車体側連結軸を備え、前記パワーユニット側連結軸を弾性部材を介して前記パワーユニットに連結し、前記第2の車体側連結軸を弾性部材を介して前記車体に連結したことを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  3. 前記ストッパ機構は、前記連結ロッドに設けた突起と、この突起を挿入するために前記車体に設けた切欠きとから構成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  4. 前記ストッパ機構は、前記連結ロッドの前記車体側連結軸から前記パワーユニット側連結軸と異なる方向に延出する延出部の端部に固定した弾性体と、この弾性体に当てるために前記車体に設けた規制部とから構成されることを特徴とする請求項1記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  5. 前記パワーユニットの下部にメインスタンドを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  6. 前記弾性部材は、ゴムブッシュで構成され、前記パワーユニット側連結軸のゴムブッシュは、パワーユニット側連結軸の上下に穴部を備えることで車体前後方向に比べて上下方向に柔らかい性質を有することを特徴とする請求項2、請求項3又は請求項5記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  7. 前記弾性部材は、ゴムブッシュで構成され、前記第2の車体側連結軸のゴムブッシュは、第2の車体側連結軸の前後に穴部を備えることで上下方向に比べて車体前後方向に柔らかい性質を有することを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5、請求項6のいずれか1項記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  8. 前記車体側連結軸と前記第2の車体側連結軸とを結ぶ線分と、前記第2の車体側連結軸と前記パワーユニット側連結軸とを結ぶ線分とは、くの字を形成することを特徴とする請求項2、請求項3、請求項5〜請求項7のいずれか1項記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  9. 前記連結ロッドは単一であり、前記車体の一側方にのみ設けられることを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  10. 前記連結ロッドは、鍛造にて形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3、請求項5〜請求項9のいずれか1項記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  11. 前記パワーユニット側連結軸を前記第2リンクに備える複数の連結支持部で支持し、前記連結ロッドは、前記連結支持部のうちの第1連結支持部と、この第1連結部より車体外方に位置する第2連結支持部とで挟まれて前記パワーユニット側連結軸に連結されることを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
  12. 前記パワーユニット側連結軸と前記連結ロッドとの間に介在した前記弾性部材を複数で構成し、これらの弾性部材を軸方向に並べて配置するとともに、前記弾性部材のたわみ量を所定値以下に設定するために前記複数の弾性部材の間に設けられた規制手段を備えることを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項記載のスクータ型車両のパワーユニット懸架装置。
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