JP2007090909A - 建設作業機の盗難防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】盗難防止の機能を維持しつつエンジンの再始動を素早く行うことができる。
【解決手段】イモビライザ制御部45には、エンジン始動キー43と建設作業機1側との通信が行えるか否かを判断する通信確認機能50と、この通信確認機能50によって通信が行えることを確認したときには、IDコードの照合を行わなくてもエンジン始動キー43でエンジン7の始動ができるようにエンジン7の始動の許可状態を保持すると共に、通信確認機能50によって通信が行えないことを確認したときには、許可状態を保持するのを解除する許可保持機能51と、通信確認機能50によって通信が行えないことを確認したときには、建設作業機1の動作部にロックをかけると共に、通信確認機能50によって通信が行えることを確認したときには、ロックを解除するロック機能52とが具備されている点にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、バックホー等の建設作業機の盗難防止装置に関する。
従来より、建設作業機の盗難防止装置として、エンジンを始動するエンジン始動キーに記憶されたIDコードと、建設作業機側に記憶されたIDコードとを照合し、照合が成立したときに、建設作業機のエンジンの始動を許可するようにしたものがある。
また、バックホー等の建設作業機では、複数の作業機に対してそれらのエンジンを始動するためのエンジンキーは、共通なものが使用され、1つのエンジンキーで複数の作業機のエンジン始動できるのが一般的であり、この点からは、作業機について、IDコードによる盗難防止を図る意味は大きいといえる。
さて、このような盗難防止装置ではエンジン始動キーをキーシリンダに挿入して当該エンジン始動キーでキースイッチ(イグニッションスイッチ)をオフからオンした際に、エンジン始動キーに記憶されたIDコードと建設作業機側に記憶されたIDコードとを照合する。そして、IDコードの照合が成立した後に、エンジン始動キーでキースイッチをスタート(キースイッチをスタート位置にする)にすれば、エンジンが始動するようになっている。また、盗難防止装置ではエンジンを始動させた後にエンジンを停止し、再びエンジンを始動する際にはIDコードの照合が必要である。
特開2004−306939号公報
建設作業機ではエンジン始動した状態からエンジンを停止して当該建設作業機に設けられた作業装置(アーム、ブーム、バケット等)の動作を一端停止させ、建設作業機を操作する運転手などが作業装置の近傍で掘削等の手作業を行うことがあり、手作業が終了した後は、運転手が建設作業機に乗って建設作業機のエンジンを再始動し、前記作業装置で作業を行うことが度々あった。
しかしながら、キースイッチをオフからオンした後にスタートさせ、エンジンを再始動する際には、IDコードの照合が必要なのでエンジンの再始動に時間がかかり、すぐに作業装置で作業が行えないことがある。
本発明は上記問題点に鑑み、盗難防止の機能を維持しつつエンジンの再始動を素早く行うことができる建設作業機の盗難防止装置を提供するようにしたものである。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、エンジンを始動するエンジン始動キーをキーシリンダに挿入して当該エンジン始動キーでキースイッチをオフからオンした際に、エンジン始動キーに記憶されたIDコードを通信によって建設作業機側に送信し、当該IDコードと、建設作業機側に記憶されたIDコードとを照合し、照合が成立したときに、建設作業機のエンジンの始動を許可するイモビライザ制御部を具備した建設作業機の盗難防止装置において、前記イモビライザ制御部には、IDコードの照合が成立してエンジンを始動した後にキースイッチをオンからオフしてエンジンを停止した際、前記エンジン始動キーと建設作業機側との通信が行えるか否かを判断する通信確認機能と、前記通信確認機能によって通信が行えることを確認したときには、IDコードの照合を行わなくてもエンジン始動キーでエンジンの始動ができるようにエンジンの始動の許可状態を保持すると共に、通信確認機能によって通信が行えないことを確認したときには、前記許可状態を保持するのを解除する許可保持機能と、通信確認機能によって通信が行えないことを確認したときには、建設作業機の動作部にロックをかけると共に、通信確認機能によって通信が行えることを確認したときには、ロックを解除するロック機能とが具備されている点にある。
また、前記許可保持機能には、前記キースイッチをオンからオフに切り換えて通信が行えると確認してからの時間が所定時間を経過するまで許可状態を保持すると共に、通信が行えると確認してからの時間が所定時間を経過した際には許可状態を解除する許可時間限定機能が具備されている点にある。
また、前記ロック機能には、前記許可時間限定機能によって許可状態が解除されたときに、動作部にロックをかける時間経過ロック機能が具備されている点にある。
本発明によれば、盗難防止の機能を維持しつつエンジンの再始動を素早く行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜8は、本発明の盗難防止装置を搭載したバックホー等の建設作業機を示している。
図7に示すように、建設作業機(バックホー)1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とから構成されている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備え、両走行体4を走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
旋回体3は、走行装置2上に旋回ベアリング11を介して上下方向の旋回軸回りに左右旋回自在に支持された旋回台12と、該旋回台12の前部に備えられた作業装置(掘削装置)13とを有する。旋回台12上には、エンジン7,ラジエータ8,運転席9,燃料タンク,作動油タンク等が設けられている。また、旋回台12上には運転席9を囲むキャビン14が設けられ、前記エンジン7は左右方向右側に配置されて開閉ボンネット15等で覆われている。
作業装置13は、旋回台12の前部に左右方向の中央部よりやや右寄りにオフセットして設けられた支持ブラケット16に上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット17と、該スイングブラケット17に基部側を左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在に支持されたブーム18と、該ブーム18の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム19と、該アーム19の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット20とを備えている。
スイングブラケット17は、旋回台12内に備えられたスイングシリンダの伸縮によって揺動され、ブーム18は、該ブーム18とスイングブラケット17との間に介装されたブームシリンダ22の伸縮によって揺動され、アーム19は、該アーム19とブーム18との間に介装されたアームシリンダ23の伸縮によって揺動され、バケット20は、該バケット20とアーム19との間に介装されたバケットシリンダ21の伸縮によってスクイ・ダンプ動作されており、これらスイングシリンダ、ブームシリンダ22、アームシリンダ23、バケットシリンダ21等の各アクチュエータは油圧によって動作するようになっている。
即ち、旋回台12に設けられた作動油タンクの作動油を油圧ポンプ29で各アクチュエータに供給することにより当該各アクチュエータは動作するようになっている。この各アクチュエータは、油圧ポンプ29から供給された油圧を制御する複数の制御弁24によってその動作が制御されるようになっている。
なお、アーム19には、バケット20の代わりに取り付けられるアタッチメントを作動させるための油圧取出部(図示省略)が設けられ、アーム19の先端にグラップル,サム,ブレーカ,ブラッシュカッタ,チルトバケット,ロータリーグラーブル等の各種アタッチメントを取り付けることにより、様々な作業が行えるようになっている。
図1は、建設作業機1を動作させるための電気制御系の構成及び盗難防止装置の構成を示している。
図1に示すように、キースイッチ(イグニションスイッチ)40は、そのシリンダ41の鍵穴42に挿入したエンジン始動キー43をオフ位置(OFF)からオン位置(ON)、スタート位置(START)に回動操作できるように構成されている。また、キースイッチ40は、エンジン始動キー43を鍵穴42に挿入し、そのエンジン始動キー43をオン位置からスタート位置にセットして、そのエンジン始動キー43を手から離したときに、スプリングの力でオン位置に戻るように構成されている。
エンジン始動キー43のヘッド部にはトランスポンダチップ44が埋め込まれている。このトランスポンダチップ44には建設作業機1に特有のIDコードが記録されている。
建設作業機1側にはシリンダ41が設けられ、このシリンダ41にはアンテナが外嵌状に設けられている。また、建設作業機1側にはキースイッチ40と電気的に接続されたイモビライザ制御部45が設けられている。このイモビライザ制御部45はCPUで構成され、このCPUにはIDコードが記録されている。
したがって、エンジン始動キー43のトランスポンダチップ44とアンテナとの間で通信が行われ、トランスポンダチップ44に記録されたIDコードをアンテナが受信し、IDコードの信号は図示省略のアンプを介してイモビライザ制御部45に入力されるようになっている。
イモビライザ制御部45は、入力されたエンジン始動キー43のIDコードと当該イモビライザ制御部45に記憶しているIDコードを照合し、その照合が成立したときに、バッテリー46とスタータ47との間に介在したスタータスイッチ48をオンして、エンジン7の始動を許可し、照合が成立しなかったとき、スタータスイッチ48をオフに保持して、エンジン7の始動を不能にする。
イモビライザ制御部45は、通信確認機能50と、許可保持機能51と、ロック機能52とを有している。通信確認機能50は、IDコードの照合を経てエンジン7を始動し、そのエンジン7を停止したときに、エンジン始動キー43と建設作業機1側との通信が行えるか否かを判断するものである。具体的には、通信確認機能50は、エンジン7を停止したときにエンジン始動キー43のIDコードをアンテナで受信できれば通信できていると判断し、IDコードをアンテナで受信できなければ通信ができていないと判断する。
許可保持機能51は、前記通信確認機能50で通信が行えることを確認した場合には、エンジン7の始動の許可状態を保持すると共に、通信が行えないことを確認した場合には、エンジン7の始動の許可状態を解除するものである。具体的には、許可保持機能51は、通信が行える場合、再度エンジン7を始動するべくエンジン始動キー43でキースイッチ40をオンした際に、エンジン始動キー43のIDコードとイモビライザ制御部45のIDコードとの照合を省略してスタータスイッチ48をオンできるようにする。言い換えれば、許可保持機能51は通信が行える場合には、イモビライザ制御部45におけるエンジン7の始動の許可状態を保持し、エンジン7を再始動する際に、IDコードの照合を経ずにエンジン7を始動できるようにする。
また、許可保持機能51は通信が行えない場合、再度エンジン7を始動するべくエンジン始動キー43でキースイッチ40をオンした際に、エンジン始動キー43のIDコードとイモビライザ制御部45のIDコードとの照合をして、その照合が成立しなければ、スタータスイッチ48をオンしないようにする。言い換えれば、許可保持機能51は通信が行えない場合にはイモビライザ制御部45におけるエンジン7の始動の許可状態を解除し、再度エンジン7を始動する際には、IDコードの照合しなければ、エンジン7を始動できないようにする。
許可保持機能51には許可時間限定機能53が具備されている。この許可時間限定機能53は、エンジン7を停止した際に、エンジン始動キー43と建設作業機1側との通信が行える場合に、通信が可能と判断されてからの時間が所定時間(例えば1分)に達するまでの間に、エンジン7を再始動する際はIDコードの照合を経ずにエンジン7を始動できるようにするが、通信が可能と判断されてからの時間が所定時間を経過した後(例えば1分を超える)場合は、エンジン始動キー43と建設作業機1側との通信が行えても、再度エンジン7を始動する際には、IDコードの照合しなければ、エンジン7を始動できないようにするものである。
ロック機能52は前記通信確認機能50で通信が行えないことを確認した場合には、建設作業機1の作業装置13,オートアイドル装置30,アンロード機構31等の動作部にロックをかけると共に、通信確認機能50によって通信が行えることを確認したときには、そのロックを解除するものである。具体的には、ロック機能52は通信が行えないときは、動作部13,30,31にロック信号S1を出力して当該動作部13,30,31が通常の動作を行わないようにロックすると共に、通信が行えるときは動作部に対してロック解除信号S2を出力して当該動作部13,30,31が通常の動作を行えるようにロック解除する。
前記ロック機能52には、前記許可時間限定機能53によって許可状態が解除されたときに、動作部13,30,31にロックをかける時間経過ロック機能53が具備されている。具体的には、エンジン始動キー43でキースイッチ40をオフしてエンジン7を停止してから例えば1分が経過し許可時間限定機能53によって許可状態が解除されたときに、動作部13,30,31にロック信号S1を出力して当該動作部13,30,31が通常の動作を行わないようにロックする。
次に、作業装置13,オートアイドル装置30,アンロード機構31のそれぞれの構成について詳しく説明する。
図1、2に示すように、作業装置13は、上述したスイングブラケット,ブーム18、アーム19,ブームシリンダ23,アームシリンダ23,バケットシリンダ21等のアクチュエータの他に、作業装置制御部28、複数の電磁弁35(35a,35b,35c,35d,35e,35f,35g,35h,35i,35j)を有している。
作業装置制御部28には、運転席9に設けられた操作部材25と、各電磁弁35が接続されている。操作部材25は操作レバー26L,26Rを備えており、この左右各操作レバー26L,26Rは、中立位置から前後左右に揺動自在に支持されている。左右各操作レバー26L,26Rを操作したとき、この操作量(操作角度)をポジションメータやセンサ等で検出し、操作量を電気的に操作信号S5に変換して作業装置制御部28に出力するようになっている。
図2に示すように、各電磁弁35には第1油路38aを介して第1ポンプ37からパイロット油が供給されるようになっており、各電磁弁35の開閉により各制御弁24(24a,24b,24c,24d)にかかるパイロット圧が変化するようになっている。また、各制御弁24には第2油路38bを介して第2ポンプ39から作動油が供給されるようになっており、各制御弁24にかかるパイロット圧によって当該制御弁24の開度が決定して各アクチュエータに作動油が供給されるようになっている。
次に、作業装置制御部28の動作,電磁弁35の動作,アクチュエータの動作について説明する。
例えば、左操作レバー26Lを中立位置より前側に揺動すると、作業装置制御部28は左操作レバー26Lの前側への操作量(操作角度)の操作信号S5に応じてアームダンプ用電磁弁35aのソレノイド36aに一定値の電流(作動信号S4)を出力する。そうすると、アームダンプ用電磁弁35aは電流値、言い換えれば、左操作レバー26Lの前側への操作量に対応した操作信号S5に応じて開き、その結果、アーム用制御弁24aのパイロット圧が制御され、アーム19が左操作レバー26Lの前側への操作量に比例する速さでダンプ動作する。
左操作レバー26Lを中立位置より後側に揺動すると、作業装置制御部28は左操作レバー26Lの後側への操作量を電気的に変換した操作信号S5に応じてアーム掻き用電磁弁35bのソレノイド36bに一定値の電流、即ち、作動信号S4を出力する。そうすると、アーム掻き用電磁弁35bは電流値に応じて開き、その結果、アーム用制御弁24aのパイロット圧が制御され、アーム19が左操作レバー26Lの後側への操作量に比例する速さで掻き動作する。
左操作レバー26Lを中立位置より左側に揺動すると、作業装置制御部28は左操作レバー26Lの左側への操作量を電気的に変換した操作信号S5に応じて左旋回用電磁弁35cのソレノイド36cに一定値の電流を出力する。そうすると、左旋回用電磁弁35cは電流値に応じて開き、その結果、旋回用制御弁24bのパイロット圧が制御され、旋回モータM1が駆動して旋回台12が左操作レバー26Lの左側への操作量に比例する速さで左旋回する。
左操作レバー26Lを中立位置より右側に揺動すると、作業装置制御部28は左操作レバー26Lの右側への操作量を電気的に変換した操作信号S5に応じて右旋回用電磁弁35dのソレノイド36dに一定値の電流を出力する。そうすると、右旋回用電磁弁35dは電流値に応じて開き、その結果、旋回用制御弁24bのパイロット圧が制御され、旋回モータM1が駆動して旋回台12が左操作レバー26Lの右側への操作量に比例する速さで右旋回する。
右操作レバー26Rを中立位置より前側に揺動すると、作業装置制御部28は右操作レバー26Rの前側への操作量を電気的に変換した操作信号S5に応じてブーム下降用電磁弁35eのソレノイド36eに一定値の電流を出力する。そうすると、ブーム下降用電磁弁35eは電流値に応じて開き、その結果、ブーム用制御弁24cのパイロット圧が制御され、ブーム18が右操作レバー26Rの前側への操作量に比例する速さで下降する。
右操作レバー26Rを中立位置より後側に揺動すると、作業装置制御部28は右操作レバー26Rの後側への操作量を電気的に変換した操作信号S5に応じてブーム上昇用電磁弁35fのソレノイド36fに一定値の電流を出力する。そうすると、ブーム上昇用電磁弁35fは電流値に応じて開き、その結果、ブーム用制御弁24cのパイロット圧が制御され、ブーム18が右操作レバー26Rの後側への操作量に比例する速さで上昇する。
右操作レバー26Rを中立位置より左側に揺動すると、作業装置制御部28は右操作レバー26Rの左側への操作量を電気的に変換した操作信号S5に応じてバケット掻き用電磁弁35gのソレノイド36gに一定値の電流を出力する。そうすると、バケット掻き用電磁弁35gは電流値に応じて開き、その結果、バケット用制御弁24dのパイロット圧が制御され、バケット20が右操作レバー26Rの左側への操作量に比例する速さで掻き動作する。
右操作レバー26Rを中立位置より右側に揺動すると、作業装置制御部28は右操作レバー26Rの右側への操作量を電気的に変換した操作信号S5に応じてバケットダンプ用電磁弁35jのソレノイド36jに一定値の電流を出力する。そうすると、バケットダンプ用電磁弁35jは電流値に応じて開き、その結果、バケット用制御弁24dのパイロット圧が制御され、バケット20が右操作レバー26Rの右側への操作量に比例する速さでダンプ動作する。
作業装置制御部28は、左右各操作レバー26L,26Rが中立位置になってから所定時間経過すると後述するオートアイドル制御部60にアイドル信号S3を出力する。また、作業装置制御部28は、イモビライザ制御部45からロック信号S1が入力されると、左右各操作レバー26L,26Rの操作量に応じた操作信号S5が入力されても作動信号をそれぞれの電磁弁に出力しない。即ち、作業装置制御部28は、左右各操作レバー26L,26Rを操作しても各電磁弁に作動信号を出力せず左右各操作レバー26L,26Rによるアクチュエータの操作を停止する。一方で、作業装置制御部28は、イモビライザ制御部45からロック解除信号S2が入力されると、上記で示したように、左右各操作レバー26L,26Rの操作量に応じて各電磁弁に作動信号を出力し、アクチュエータを動作させる。
オートアイドル装置30は、CPUより構成したオートアイドル制御部60と、ケーブル61を介してガバナレバー62のガバナ位置を変更するオートアイドルモータ63と、アクセルレバー64の支点部に設けられたアクセルセンサ65と、ガバナレバー62のガバナ位置を検出するガバナセンサ66とを具備している。
前記アクセルレバー64を支点部を中心に揺動させると、アクセルセンサ65(ポテンションメータによってアクセルレバー64の位置を検知し、アクセルレバー64のアクセル位置を示す検知信号がオートアイドル制御部60に入力されるようになっている。
オートアイドル制御部60は、作業装置制御部28からのアイドリング指令信号S3が入力されると、アクセルレバー64の位置に関係なく、その4秒後に、オートアイドルモータ63を駆動してガバナレバー62を操作し、エンジン7の回転数をアイドリング回転数(例えば1050rpm程度)へ下げる。オートアイドル制御部60は、アイドリング指令信号S3が入力されていないときは、アクセルレバー64の位置に対応してオートアイドルモータ63を駆動してガバナレバー62を操作しエンジン7の回転数をアクセルレバー64に応じたものにするものである。
また、オートアイドル制御部60はイモビライザ制御部45からのロック信号S1が入力されると、オートアイドルモータ63を駆動してガバナレバー62を操作し、エンジン7の回転をアイドリング回転よりも低い回転(例えば700rpm程度)へ下げる。イモビライザ制御部45からのロック解除信号S2が入力されたとき、上記ロックが解除されて、通常の制御を行う。即ち、オートアイドル制御部60はロック解除信号S2が入力された後は、アイドリング指令信号S3が入力されると、エンジン7の回転数をアイドリング回転数にすると共に、アイドリング指令信号S3が入力されていないと、アクセルレバー64の位置に応じてエンジン7の回転数を制御するという通常動作(通常の制御)を行う。
したがって、オートアイドル制御部60にロック解除信号S2が入力されて当該オートアイドル制御部60が通常の制御を行う場合は、エンジン7の回転数はアイドル回転数よりも小さくなくことはなく、建設作業機1は、エンジン7の動力等を利用して当該建設作業機1を動かしたり作業装置13を動かすといった通常作業を行うことができる。
また、オートアイドル制御部60にロック信号S1が入力された場合は、オートアイドル制御部60は、アイドリング回転よりも低い回転へ下げているので、エンジン7を停止している状態からスタータスイッチ48を短絡させてエンジン7を駆動させたとしても、エンジン7に少しでも負荷がかかるとエンストを起こして、エンジン7が停止する。その結果、建設作業機1を走行させたり作業装置13を動かすといった通常作業を行うことができない。言い換えれば、アイドリング回転よりも低い回転とは、建設作業機1を走行させたり作業装置13を動かすといった通常作業を行うことができないエンジン7の回転数のことを言い、これによって、オートアイドル制御部60にロック信号S1が入力されるまで、通常作業を行うことができないようにしている。
図2に示すように、作業装置13を動作させる油圧装置にアンロード機構31が設けられている。アンロード機構31は、アンロード弁70とアンロードスイッチ71とを備える。アンロード弁70は、電磁ソレノイド72を有し、第2ポンプ39と制御弁24との間の第2油路38bに設けられている。アンロードスイッチ71は、イモビライザ制御部45が出力するロック信号S1とロック解除信号S2とを入力し、ロック信号S1を入力したときオフし、ロック解除信号S2を入力したときオンするように構成されている。
イモビライザ制御部45の動作について図3に示すフローチャートに基づき説明する。図3のフローチャートはエンジン7を始動してからエンジン7を停止し、再度エンジン7の始動するまでの動作を示している。
まず、建設作業機1のエンジン7を始動する際、エンジン始動キー43をキーシリンダ41の鍵穴に差し込みエンジン始動キー43でキースイッチ40をオフからオンにしてからキースイッチ40をスタートさせる(キースイッチ40をスタート位置に切り替える)。キースイッチ40がオンになると、バッテリーの電力がイモビライザ制御部45に供給される。
ステップ1では、キースイッチ40がオンされたか否かを判断し、キースイッチ40がオンされていればステップ2に進む。ステップ2で、エンジン始動キー43に記憶されたIDコードをイモビライザ制御部45にアンテナを介して入力し、ステップ3に進む。
ステップ3で、イモビライザ制御部45はエンジン始動キー43から送信されたIDコードと、イモビライザ制御部45が予め記憶しているIDコードとが一致するか照合し、照合が成立すれば、ステップ4に進む。照合が成立しなければ、エンジン7始動の許可をせず、動作を終了する。
ステップ4で、エンジン7始動を許可し、スタータスイッチ48をオンし、ステップ5に進む。スタータスイッチ48がオンされると、バッテリーの電力がスタータ47に供給され、スタータ47が作動して、エンジン7が始動する。
ステップ5で、エンジン7を始動してからエンジン始動キー43によってキースイッチ40がオフされたか否かを判断する。言い換えれば、ステップ5ではエンジン7を始動してからエンジン7が停止したか否かを判断する。キースイッチ40がオフされればエンジン7を停止すると共に、スタータスイッチ48をオフにし、ステップ6に進む。
なお、エンジン7の始動後にスタータスイッチ48をオンからオフに自動的に切り替えるようにしてもよい。
ステップ6で、イモビライザ制御部45は通信確認機能50によって、エンジン始動キー43のトランスポンダチップ44とイモビライザ制御部45とが通信が行えるか否かを判断する。即ち、イモビライザ制御部45の通信確認機能50は、トランスポンダチップ44に記憶されているIDコードをアンテナを介して受信できるか否かを判断する。通信確認機能50によってIDコードを受信できれば通信可能と判断して、ステップ7に進み、通信不能と判断した場合にはステップ13に進む。ステップ6で、イモビライザ制御部45は最初に通信可能と判断した際、内部タイマ機能を作動させ、キースイッチ40がオフされてからの時間をカウントし始める。
なお、イモビライザ制御部45はその制御に順序において後述するようにステップ9から戻ってきた場合は、最初にキースイッチ40がオフされてからの時間のカウントを継続する。言い換えれば、ステップ6では、ステップ5を経て当該ステップで通信可能と判断したときに、キースイッチ40がオフされてからの時間をカウントする。
ステップ7で、イモビライザ制御部45は許可保持機能51によって、エンジン7の始動の許可を保持する。即ち、後述するように、エンジン始動キー43でキースイッチ40をオンした際にIDコードの照合をしなくてもエンジン7の始動を許可するように、イモビライザ制御部45は始動許可状態を記憶する。
ステップ8で、イモビライザ制御部45の内部タイマ機能でのカウント時間が所定時間(例えば、1分)経過したか否かを判断する。前記カウント時間が1分を経過していなければステップ9に進む。1分が経過すればステップ12へ進む。
ステップ9で、イモビライザ制御部45はキースイッチ40がオンか否かを判断する。キースイッチ40がオフからオンに切り替わらず、オフの状態のままであると、ステップ6に戻る。
ステップ9で、キースイッチ40がオフからオンに切り替わるとステップ10に進み、ステップ10で、イモビライザ制御部45はステップ7で始動許可状態を記憶したことに伴い、IDコードの照合を省略してスタータ47のスタータスイッチ48をオフからオンにしてエンジン7を始動する。
したがって、ステップ6,ステップ7からステップ8を経てステップ9,ステップ10に至る経路では、許可保持機能51や許可保持機能51の許可時間限定機能53によって、一番最初に通信が行えると確認してからの時間が1分を経過するまでの間、許可状態(始動許可状態)を保持し、1分間の間はIDコードの照合を経ずにでもエンジン7の始動ができるようにしている。
そして、エンジン7の始動をした後は、ステップ11で、動作部13,30,31にロック解除信号S2を出力する。即ち、ステップ6からステップ7,ステップ8を経てステップ9,ステップ10,ステップ11に至る経路では、ロック機能52によって、通信が行えることを確認したときには、ロックを解除すべく、ロック解除信号S2を動作部13,30,31に出力している。
さて、ステップ12では、一番最初に通信が行えると確認してからの時間が1分を超えると、始動許可状態を解除する。即ち、ステップ7で始動許可状態を記憶していたが、この始動許可状態の記憶をクリアにして、エンジン7を再始動する際には、IDコードの照合をしなければ、エンジン7の始動ができないようにする。
したがって、ステップ6,ステップ7,ステップ8を経てステップ12に至る経路では、イモビライザ制御部45の許可時間限定機能53によって、一番最初に通信が行えると確認してからの時間が1分を経過した際には許可状態を解除し、IDコードの照合をしなければエンジン7の始動をできないようにしている。
ステップ13で、動作部13,30,31にロック信号S1を出力する。即ち、ステップ7,ステップ8を経てステップ12,ステップ13に至る経路では、イモビライザ制御部45の時間経過ロック機能54によって始動許可状態が解除されたときに、動作部13,30,31にロックをかけるべくロック信号S1を出力する。
また、ステップ6を経てステップ13に至る経路では、イモビライザ制御部45のロック機能52によって通信が行えないことを確認したときには、動作部13,30,31にロックをかけるべくロック信号S1を出力する。
次に、ロック信号S1やロック解除信号S2を入力した際の作業装置制御部28,オートアイドル制御部60,アンロード機構31の動作を図4〜6に示すフローチャートに基づき説明する。
作業装置制御部28は、ステップ31で、イモビライザ制御部45からロック信号S1を入力したか否かを判別し、ロック信号S1を入力すれば、ステップ32に進み、そうでなければステップ33に進む。
ステップ32で、作業装置制御部28の制御をロックする。即ち、ステップ32で、作業装置制御部28は、操作レバー26L,26Rが操作されて操作信号S5が入力されても各電磁弁35に作動信号S4を出力せず、各制御弁35、即ち、アタッチメントを動作させない。
ステップ33で、ロック解除信号S2を入力したか否かを判断する。ロック解除信号S2を入力していればステップ34に進み、そうでなければ、ステップ31に戻る。
ステップ34で作業装置制御部28の制御のロックを解除する。即ち、作業装置制御部28は、ステップ34で、操作レバー26L,26Rの操作量に応じて各電磁弁35に作動信号S4を出力し、アタッチメントを動作させる。
次に、オートアイドル制御部60は、ステップ41で、イモビライザ制御部45からロック信号S1を入力したか否かを判別し、ロック信号S1を入力すれば、ステップ42に進み、そうでなければ、ステップ43に進む。
ステップ42でオートアイドル制御部60は、エンジン7の回転をアイドリング回転よりも低い回転にロックする。即ち、ステップ42でオートアイドル制御部60は、オートアイドルモータ63を駆動してガバナレバー62を操作し、エンジン7の回転をアイドリング回転よりも低い回転へ下げ、アクセルレバ−64を操作してもエンジン7の回転数が
アイドル回転よりも高くならないようにする。
ステップ43で、ロック解除信号S2を入力したか否かを判断する。ロック解除信号S2を入力していればステップ44に進み、そうでなければ、ステップ41に戻る。
ステップ44で、エンジン7の回転数を通常に戻す。即ち、オートアイドル制御部60は、アイドリング指令信号S3が入力されると、エンジン7の回転数をアイドリング回転数にすると共に、アイドリング指令信号S3が入力されていないと、アクセルレバー64の位置に応じてエンジン7の回転数を制御するという通常動作(通常の制御)を行う。
次に、アンロード機構31は、ステップ51で、イモビライザ制御部45からロック信号S1を入力したか否かを判別し、ロック信号S1を入力すれば、ステップ52に進み、そうでなければ、ステップ53に進む。
ステップ52でロック信号S1を入力すると、アンロード機構31のアンロードスイッチ71がオフして、アンロード弁71の電磁ソレノイド72に励磁電流が流れなくなり、アンロード機構31がアンロード状態に保持される。
ステップ53で、ロック解除信号S2を入力したか否かを判断する。ロック解除信号S2を入力していればステップ54に進み、そうでなければ、ステップ51に戻る。
ステップ54で、イモビライザ制御部52からロック解除信号S2を入力すると、アンロードスイッチ71がオンして、アンロード弁71の電磁ソレノイド72に励磁電流が流れ、アンロード機構31がアンロード状態から解除される。
以上、盗難防止装置によれば、通信確認機能50によって、エンジン始動キー43をオンからオフしてからエンジン始動キー43とイモビライザ制御部45側(建設作業機1側)との通信が行えるか否かを判断しているので、エンジン7を停止してからエンジン始動キー43の状態を把握することが容易にできる。
即ち、エンジン7を停止してから通信が行える場合には、エンジン始動キー43が通信可能エリアにあり、エンジン始動キー43がキースイッチ40をオフした後に鍵穴42に差したままの状態とみなすことができる。言い換えれば、エンジン7を停止してから通信が行える場合には、エンジン始動キー43がキーシリンダ41に残っていて、エンジン始動キー43を回せば、すぐにでもキースイッチ40をオフからオンにできる状態にあるとみなすことができる。
したがって、通信確認機能50によって通信が行えることを確認したときには、許可保持機能51によってIDコードの照合を行わなくてもエンジン始動キー43でエンジン7の始動ができるようにエンジン7の始動の許可状態を保持し、エンジン始動キー43を回して、キースイッチ40をオフからオンを経てスタートさせれば、すぐにエンジン7を始動することができる。
これによって、エンジン7を始動した状態からエンジン7を停止して作業装置13の動作を一端停止させ、建設作業機1を操作する運転手などが作業装置13の近傍で掘削等の手作業を行った後、その運転手が建設作業機1に乗って建設作業機1のエンジン7を再始動する際には、素早くエンジン7をかけて作業装置13での作業を迅速に行うことができる。
また、通信確認機能50によって通信が行えないことを確認したときには、エンジン始動キー43が通信可能エリアになく、エンジン始動キー43がキースイッチ40をオフした後に鍵穴42から抜き出して当該エンジン始動キー43をシリンダ41から離した状態とみなすことができ、このような場合は、許可保持機能51によって、IDコードの照合を経なければエンジン7の始動ができないように通常の盗難防止装置の盗難防止機能が働くようになる。
なお、エンジン始動キー43でキースイッチ40をオンからオフした後にキースイッチ40をスタートしてエンジン7を始動した場合、IDコードの照合をすれば約0.9秒でエンジン7の始動ができ、IDコードの照合を省略すれば約0.2秒でエンジン7の始動がきるようになった。
さらに、通信確認機能50によって通信が行えないことを確認したときには、ロック機能52によって、建設作業機1の動作部13,30,31にロックをかけるので、仮に盗難防止装置が建設作業機1に搭載していることを見破り、例えば、スタータのスイッチを短絡してエンジン7を掛けようとしても、建設作業機1の動作部13,30,31が正常に動作しないので、盗難防止ができる。盗難防止装置が動かないように細工したり、盗難防止装置を建設作業機1から取り外してエンジン7を始動しようとしても、エンジン始動時に動作部13,30,31が正常に動作しないので、盗難防止ができる。
一方で、通信確認機能50によって通信が行えることを確認したときには、ロック機能52によってロックを解除するので、エンジン始動キー44でエンジン7をかけた後に、建設作業機1の動作部13,30,31を通常の状態に戻して動作させることができる。
許可保持機能51には許可時間限定機能53が具備されているので、当該許可時間限定機能53によって、キースイッチ40をオンからオフに切り換えて通信が行えると確認してからの時間が所定時間を経過するまで許可状態を保持するため、所定時間内にキースイッチ40をオフからオンすればIDコードの照合を省略してエンジン7の始動ができる。
したがって、上述したように、エンジン7を停止し、運転手などが作業装置13の近傍で掘削等の手作業を行った後、その運転手が建設作業機1に乗って所定時間内(例えば1分)にエンジン始動キー44でキースイッチ40をオンすれば、素早くエンジン7をかけることができる。一方で、許可時間限定機能53によって、通信が行えると確認してからの時間が所定時間を経過した際には許可状態を解除するため、所定時間後は再びIDコードの照合を経なければエンジン7の始動ができなくなることから、IDコードを省略してエンジン7を始動する時間を限定できるようになり、盗難防止機能を損なうことない。
さらに、ロック機能52は時間経過ロック機能54が具備されているので、当該時間経過ロック機能54によって、許可状態が解除されたときに、動作部13,30,31にロックをかけるので、所定時間後はIDコードの照合を経なければ動作部13,30,31を正常に動作させることができなくなり、この点からも盗難防止機能を向上させている。
これから分かるように、建設作業機1の盗難防止装置では、盗難防止装置の盗難防止機能を低下することなく、エンジン7の始動を素早く行うことができると共に、ロック機能52によって盗難防止機能を向上させている。
本発明の建設作業機の盗難防止装置は、上述した実施の形態に限定されない。即ち、建設作業機1の動作部を、作業装置13,オートアイドル装置30,アンロード機構31のいずれか1つ又は2つで構成してもよい。
建設作業機を動作させるための電気制御系の構成及び盗難防止装置の構成を示す概略図である。 油圧回路を示す油且つ回路図である。 イモビライザ制御部の動作を示すフローチャト図である。 作業装置制御部の動作を示すフローチャト図である。 オートアイドル制御部の動作を示すフローチャト図である。 アンロード機構の動作を示すフローチャト図である。 バックホーの側面全体図である。 バックホーの正面概略図である。
符号の説明
1 建設作業機
7 エンジン
40 キースイッチ
43 エンジン始動キー
45 イモビライザ制御部
50 通信確認機能
51 許可保持機能
52 ロック機能

Claims (3)

  1. エンジンを始動するエンジン始動キーをキーシリンダに挿入して当該エンジン始動キーでキースイッチをオフからオンした際に、エンジン始動キーに記憶されたIDコードを通信によって建設作業機側に送信し、当該IDコードと、建設作業機側に記憶されたIDコードとを照合し、照合が成立したときに、建設作業機のエンジンの始動を許可するイモビライザ制御部を具備した建設作業機の盗難防止装置において、
    前記イモビライザ制御部には、
    IDコードの照合が成立してエンジンを始動した後にキースイッチをオンからオフしてエンジンを停止した際、前記エンジン始動キーと建設作業機側との通信が行えるか否かを判断する通信確認機能と、
    前記通信確認機能によって通信が行えることを確認したときには、IDコードの照合を行わなくてもエンジン始動キーでエンジンの始動ができるようにエンジンの始動の許可状態を保持すると共に、通信確認機能によって通信が行えないことを確認したときには、前記許可状態を保持するのを解除する許可保持機能と、
    通信確認機能によって通信が行えないことを確認したときには、建設作業機の動作部にロックをかけると共に、通信確認機能によって通信が行えることを確認したときには、ロックを解除するロック機能とが具備されていることを特徴とする建設作業機の盗難防止装置。
  2. 前記許可保持機能には、前記キースイッチをオンからオフに切り換えて通信が行えると確認してからの時間が所定時間を経過するまで許可状態を保持すると共に、通信が行えると確認してからの時間が所定時間を経過した際には許可状態を解除する許可時間限定機能が具備されていることを特徴とする請求項1に記載の建設作業機の盗難防止装置。
  3. 前記ロック機能には、前記許可時間限定機能によって許可状態が解除されたときに、動作部にロックをかける時間経過ロック機能が具備されていることを特徴とする請求項2に記載の建設作業機の盗難防止装置。
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