JP2007089652A - 運動補助装置 - Google Patents

運動補助装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007089652A
JP2007089652A JP2005279853A JP2005279853A JP2007089652A JP 2007089652 A JP2007089652 A JP 2007089652A JP 2005279853 A JP2005279853 A JP 2005279853A JP 2005279853 A JP2005279853 A JP 2005279853A JP 2007089652 A JP2007089652 A JP 2007089652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
seat
exercise
leg
seat portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005279853A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4736670B2 (ja
Inventor
Minoru Kawamoto
実 河本
Naohisa Ozawa
尚久 小澤
Yuritsugu Toyomi
百合貢 豊海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2005279853A priority Critical patent/JP4736670B2/ja
Publication of JP2007089652A publication Critical patent/JP2007089652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4736670B2 publication Critical patent/JP4736670B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】使用者がシート部に腰部を着けた状態で該シート部を揺動することで、使用者の脚部に体重が変化して加わるようにして、使用者に運動を付与する運動補助装置において、効果的な運動を行うことができる膝角度に、適正かつ容易に調整を行えるようにする。
【解決手段】(a)で示すように使用者2が立位でシート部4に跨った状態で調整動作を指示すると、制御回路は、昇降用のモータを駆動して、シート部4を上昇し、(b)で示すように股下に当接したことが荷重センサ193で検知されると、上昇を停止する。この状態で、(c)で示すように使用者2がシート部4に腰を載せ、脛7aが鉛直となるように脚台8に脚部7を載せると、前記脚台8の高さH1が5〜10cmの適当な高さに選ばれていれば、膝角度θは効果的な運動を行うことができる140°となる。こうして、適正かつ容易に調整を行うことができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、使用者がシート部に腰を着けた状態で、該シート部を揺動することで、使用者の脚部に体重を付加させ、運動を付与する運動補助装置に関する。
上記のように使用者がシート部に腰を着けた状態で、該シート部を揺動することで、使用者の脚部に体重が変化して加わるようにし、胴体および下肢に運動を付与するようにした運動補助装置が、本件出願人によって、特許文献1で提案されている。この運動補助装置を用いることで、たとえば糖尿病患者等の膝痛を持った使用者でも、大腿部の筋収縮を伴う運動を可能とし、前記筋収縮による糖代謝によって、生活習慣病などの改善に役立てられるようになっている。また、足腰の衰えた使用者では、筋力アップに役立てられるようになっている。
特開2005−58733号公報
ところが、運動を効率的に行うには、膝の角度が重要で、理想的な角度である140°から外れる程、効果が薄くなったり、過度の負荷が掛かったりする。たとえば前記140°よりも大きく、脚を突っ張った状態になる程、使用者が腰を着けたシート部が前に傾き、脚に体重が掛かるようになっても、前記大腿部の筋肉に負荷が掛からず、運動効果が小さくなる。
そこで、前記の理想的な膝角度となるように、前記シート部の高さ調整が行われているが、従来では、使用者が自己に適していると思われる官能値で調整したり、使用者や指導者が角度定規を用いて調整を行ったりしている。
したがって、調整が適正に行われていなかったり、調整が煩わしいという問題がある。
本発明の目的は、膝角度の調整を、適正かつ容易に行うことができる運動補助装置を提供することである。
本発明の運動補助装置は、使用者がシート部に腰部を着けた状態で、該シート部を揺動することで、使用者の脚部に体重が変化して加わるようにして、使用者に運動を付与する運動補助装置において、前記シート部を昇降して高さ調整を行うことができる変位手段と、前記シート部に加わる荷重を検出する検出手段と、使用者が下降したシート部に立位で跨った状態で、前記変位手段に前記シート部を上昇させつつ、前記検出手段の検出結果をモニタし、検出された荷重が予め定める値となった時点で前記上昇を停止させる制御手段と、停止したシート部に使用者が腰部を着けた状態で、使用者の膝角度が運動効果の高い予め定める角度となるように前記脚部を支持する脚台とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、使用者がシート部に腰部を着けた状態で、該シート部を揺動することで、使用者の脚部に体重が変化して加わるようにして、使用者に運動を付与する運動補助装置において、使用者の膝角度が運動効果の高い予め定める角度である140°となるようにシート部の高さが合っていなければ期待通りの運動効果が得られなくなるので、変位手段によって前記シート部を昇降して高さ調整を行うことができるようにする。そして、その高さ調整を、制御手段が、使用者が下降したシート部に立位で跨った状態で、前記変位手段に前記シート部を上昇させつつ、検出手段でシート部に加わる荷重をモニタしながら行う。検出された荷重が予め定める値となると、その時点のシート部の高さは使用者の股下長さに略対応しており、その高さで使用者がシート部に腰部を着けると、脚部を5〜10cm程度の予め定める一定の高さの脚台で保持することで、使用者の膝角度を運動効果の高い前記140°に支持することができる。
したがって、効果的な運動を行うことができる膝角度に、適正かつ容易に調整を行うことができる。
また、本発明の運動補助装置は、前記使用者の脚部の接地面となる脚台を有する基台と、前記基台に立設され、前記シート部と前記脚台とを予め定める間隔で保持するとともに、伸縮変位して前記変位手段となる支柱と、前記支柱の上部に取付けられ、上部に前記シート部が取付けられ、前記シート部を揺動する揺動手段とを備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、前述の使用者がシート部に腰部を着けた状態で、該シート部を揺動することで、使用者の脚部に体重が変化して加わるようにして、使用者に運動を付与する運動補助装置を実現するにあたって、前記シート部をポール先端に取付け、そのポールの基端側を揺動するような構成に比べて、各機構部品に加わるストレスは小さく、小型の部品を採用することができるとともに、前記シート部の高さ調整が容易で、本発明に好適な機構である。
さらにまた、本発明の運動補助装置では、前記揺動手段は、前記支柱の上部とシート部との間に設けられる駆動装置として実現され、前記支柱の上部に設けられる台座に対して前後方向の軸線回りに揺動自在であり、前後方向の揺動を発生する揺動機構と、前記揺動機構上で前後方向に揺動可能に支持される前リンクおよび後リンクと、前記前リンクおよび後リンク間に設けられ、前記座席を支持する台座とを備えて構成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、上記の構成から成る駆動装置によって、前後方向および左右方向の揺動を発生する前記揺動手段を実現することができる。
また、本発明の運動補助装置では、前記揺動機構は、前記台座上に立設される前後一対の軸支板と、前記軸支板に前記前後方向に延びるピンによって左右方向に揺動可能に支持される前板および後板ならびにそれらの前板および後板に左右両側から固定される側板を備えて成る筐体と、前記筐体内に縦据え置きされるモータと、前記両側板に枢支され、前記モータで駆動される第1および第2のシャフトと、前記第1のシャフトの両端部に相互に同位相となる角度でそれぞれ取付けられる偏心クランクと、前記偏心クランクに一端が取付けられるアームリンクと、前記第2のシャフトの少なくとも一端に偏心して立設されるピンと前記台座との間に設けられる偏心ロッドとを備えて構成され、前記前リンクは、前記前板の下部側で前後に揺動自在に支持されるとともに前記アームリンクの他端が取付けられることで前記前後方向に揺動可能となり、かつ前記偏心ロッドの駆動によって前記揺動機構が前記左右方向に揺動することを特徴とする。
上記の構成によれば、モータが駆動すると、第1のシャフト、偏心クランク、アームリンクおよび前リンクによってシート部を支持する台座は前後方向に揺動し、第2のシャフトおよび偏心ロッドによって前記シート部を支持する台座は左右方向に揺動する。こうして、揺動機構で、前記座席を支持する台座を揺動させることができる。
本発明の運動補助装置は、以上のように、使用者がシート部に腰部を着けた状態で、該シート部を揺動することで、使用者の脚部に体重が変化して加わるようにして、使用者に運動を付与する運動補助装置において、使用者の膝角度が運動効果の高い予め定める角度である140°となるようにシート部の高さが合っていなければ期待通りの運動効果が得られなくなるので、変位手段によって前記シート部を昇降して高さ調整を行うことができるようにし、その高さ調整を、制御手段が、使用者が下降したシート部に立位で跨った状態で、前記変位手段に前記シート部を上昇させつつ、検出手段でシート部に加わる荷重をモニタしながら行い、検出された荷重が予め定める値となると、その時点のシート部の高さは使用者の股下長さに略対応しており、その高さで使用者がシート部に腰部を着けると、脚部を5〜10cm程度の予め定める一定の高さの脚台で保持することで、使用者の膝角度を運動効果の高い前記140°に支持することができる。
それゆえ、効果的な運動を行うことができる膝角度に、適正かつ容易に調整を行うことができる。
図1は本発明の実施の一形態に係る運動補助装置1の分解斜視図であり、図2(a)はその運動補助装置1の使用状態を説明するための模式的な横断面図であり、図3は図2(a)の上面図である。この運動補助装置1は、大略的に、使用者2が腰部3を着けるシート部4に、前記シート部4を揺動させる駆動装置5と、前記駆動装置5およびそれに搭載されるシート部4を支持して前記シート部4の高さを可変させられる脚部6と、使用者2の脚部7の接地面となり、その重量を支える左右の脚台8と、上半身9を支えるハンドル10と、操作パネル11と、前記ハンドル10および操作パネル11を支持する支柱12と、前記脚部6、脚台8および支柱12が取付けられる基台13とを備えて構成される。そして、駆動装置5がシート部4を揺動することで、使用者2の脚部7に体重が変化して加わり、使用者2に運動を付与するようになっている。
前記シート部4は、使用者2の尻部を受ける受け部4aと、大腿部が抜けるように形成された左右前方の切欠き部4bと、腰部を背面から受ける突起部4cとを備えて構成される。前記切欠き部4bは、使用者2の膝角度θが運動効果の高い予め定める角度である140°となるように、鉛直線から前記140°(水平面に対して50°前傾)だけ傾斜して形成されている。前記受け部4aには、使用者2が着座したことを検知するための荷重センサ193が設けられている。
前記駆動装置5は、昇降ベース124上に搭載され、その昇降ベース124は前記脚部6の支柱125内を摺動可能に構成されており、その摺動によって、前記シート部4の床面および前記脚台8からの高さが変化可能であるとともに、前記支柱125が後方へ傾いているので、前記脚台8からの水平距離も合わせて変化するようになっている。このため、前記基台13には、昇降機構127の下端127aが取付けられ、上端127bが昇降ベース124の台座124aの裏面から取付けられるとともに、前記昇降ベース124の外周面に設けられた案内ローラ124bが前記支柱125内に形成された案内軌条125a上を走行し、該昇降機構127が、伸長することで前記シート部4の床面および脚台8からの高さが高く、かつ脚台8からの水平距離が大きくなり、縮小することで前記高さが低く、かつ前記水平距離が小さくなる。
前記昇降機構127は、一対の柱片127cと、それらの間に収納される作動片127dと、柱片127cの上部に取付けられるギアボックス127eと、前記ギアボックス127eを駆動するモータ127fと、高さ検知ユニット127gとを備えて構成される。前記柱片127cの下端127aが前記基台13に取付けられ、上端には前記ギアボックス127eが取付けられる。前記作動片127dは、ボールねじなどから成り、その上端127bが昇降ベース124の台座124aの取付け片124x(後述の図5参照)に取付けられ、それよりも下方の部分が前記ギアボックス127e内を通過可能になっており、前記ボールねじにはギアボックス127e内の図示しない歯車の内周面に形成された内ねじが噛合し、その歯車がモータ127fの出力軸に固着されたウォームギアで駆動されることで、前記作動片127dが柱片127c間から伸長/縮小し、シート部4の昇降が可能となる。
前記高さ検知ユニット127gは、連結片127hによって作動片127dに連結されたスリット板127iの変位を、センサ127jで読取ることで、前記シート部4の高さを検知する。
前記昇降ベース124の台座124aには、昇降カバー128が取付けられて、前記昇降機構127が伸長しても、昇降ベース124が支柱125から露出しないようになっており、また前記台座124aには、機構部カバー129が取付けられることで前記駆動装置5が露出しないように保護されている。さらにまた、前記昇降ベース124の台座124a上には、本体側回路基板110が搭載されており、支柱125内で基台13上には、重量物の電源トランス132などが収納されている。
図4は前記駆動装置5の詳細な構成を示す分解斜視図であり、図5はその駆動装置5を組立てた状態での側面図である。なお、図5では、理解し易くするために、一部の部品を省略したりしている。この駆動装置5では、前記昇降ベース124の台座124aは、後傾斜しているものの、前記昇降機構127による変位以外では動かず、揺動の基台となる。
前記図1も参照して、この台座124a上に前後一対の軸支板131,132が立設されており、その軸支板131,132の軸受け131a,132aに挿通されるピン133,134によって揺動機構135が前記参照符号Nで示す左右方向に揺動可能になり、さらにその揺動機構135によって支持される前リンク136および後リンク137を介して、前記シート部4を搭載する台座140が参照符号Xで示す前後方向に揺動可能となる。そして、それらの台座124a、前リンク136、台座140および後リンク137で囲まれた空間内に、駆動部138が収納されている。
先ず、前側の軸支板131の軸受け131aには、ピン133によって前板141が左右方向に揺動可能に支持され、同様に後側の軸支板132の軸受け132aには、ピン134によって後板142が左右方向に揺動可能に支持される。それらの板141,142には、左右両側から側板143,144が、ビス145,146によってねじ止め固定される。こうして、可動架台となる前記揺動機構135の筐体が構成されている。
前記両側板143,144には、ビス147によって、モータ148がねじ止め固定される。前記モータ148は揺動機構135内に縦据え置きされ、出力回転軸の突出方向は上向きとされる。そのモータ148の出力回転軸に固着された歯車149は、第1シャフト150に設けられた第1ギア151に噛合し、その第1シャフト150に設けられた第2ギア152は、第2シャフト153に設けられたギア154に噛合している。前記シャフト150,153は、前記両側板143,144の軸受け143a,144a;143b,144bに枢支されている。
前記第1シャフト150の両端部は、角柱状に形成されており、相互に同位相となる角度で、偏心クランク155,156がそれぞれ取付けられている。前記偏心クランク155,156には、それぞれアームリンク157,158の一端が取付けられている。前記アームリンク157,158の他端は、前記前リンク136の上部側で、左右に設けられる軸ピン159,160にそれぞれ連結されている。一方、前記前リンク136の下部側で、左右に設けられる軸ピン161,162は、前記両側板143,144の前方下部側に設けられる軸受け143c,144cにそれぞれ軸着されている。また、前記前リンク136の上部側で左右に設けられる軸受け163,164は、前記台座140の前端側で左右に設けられる軸受け165,166と、シャフト167によって軸着される。したがって、前記モータ148が回転すると、第1シャフト150の回転力が偏心クランク155,156およびアームリンク157,158によって直線往復運動に変換され、台座140が前記参照符号Xで示す前後方向に揺動可能となる。
これに対して、前記第2シャフト153の一方の端部には、偏心してピン153aが立設されており、このピン153aには偏心ロッド168の一端が連結されている。この偏心ロッド168の他端は、前記台座124aに取付けられた連結金具169に揺動自在に連結されている。前記ピン153aおよび偏心ロッド168は、図4および図5では、揺動機構135の左側に設けられているけれども、右側に設けられてもよく、あるいはピン153aが第2シャフト153の両端で相互に位相が180°異なる位置に設けられ、揺動機構135の両側に設けられてもよい。したがって、前記モータ148が回転すると、第2シャフト153の回転力がピン153aおよび偏心ロッド168によって直線往復運動に変換され、台座140を搭載した揺動機構135が、参照符号Nで示す左右方向に揺動する。
また、後リンク137は、前記台座140の後部と前記両側板143,144の下部後端側とを、該台座140が前記参照符号Xで示す前後方向に揺動可能となるように支持する。このため、前記台座140の後部裏面には、U字状の連結片170が固着されており、その連結片170の両側の垂下部171,172に設けられた軸受け171a,172aと、後リンク137のシャフト173の上端に取付けられたU字状の連結片174の両側の立上げ部175,176に設けられた軸受け175a,176aとが、ピン177によって軸着される。また、前記両側板143,144の下部後端側には、それぞれ軸受け143d,144dが設けられており、前記シャフト173の下端に取付けられた逆U字状の連結片180の左右一対の取付け片181,182の下端に設けられた軸受け181a,182aと、ピン183によって軸着される。
このように構成された揺動機構135で、ギア152,154のギア比および偏心クランク155,156とピン153aとの位相差を設定することで、シート部4に、V字型、W字型、横八の字型等の軌跡で揺動させることが可能になる。この揺動機構135が左右前下方に揺動すると、シート部4は、前記突起部4cおよび切欠き部4bにより滑ることなく、受け部4aで使用者2の尻・腰部を前方に押し出すとともに、大腿部が受け部4aに荷重をかけにくくなるので、使用者2は、脚台8で突っ張ることとなる。こうして、使用者に運動を行わせることができる。
図6は、この運動補助装置1の電気的構成を示すブロック図である。前記操作パネル11に設けられる操作回路基板121からの操作に応答して、前記本体側回路基板110は、直流ブラシレスモータなどから成る揺動用のモータ148および直流モータなどから成る昇降用のモータ127fを駆動する。前記昇降用のモータ127fによるシート部4の高さはセンサ127jによって検知されており、その検知結果は前記本体側回路基板110に入力される。また、前記荷重センサ193による検知結果も、前記本体側回路基板110に入力される。
図7は上述のように構成される運動補助装置1における膝角度θの調整動作を説明するための図であり、図8はその調整動作に拘わる部分の構成図である。前述と同様の構成には、同一の参照符号を付して示す。このような運動補助装置1では、使用者2の膝角度θが140°となっていなければ、前述のように大腿部の筋肉に負荷が掛からず、運動効果が小さくなる。そこで、本実施の形態では、シート部4の高さを調整することで、使用者2の体格に拘わらず、θ=140°を維持できるようにする。
前記調整は、前記操作回路基板121から、使用者2が調整動作の起動を指示することで開始され、前記本体側回路基板110において、マイクロコンピュータやその周辺回路などを備えて構成される制御回路111が、前記センサ127jおよび荷重センサ193の検知結果をモニタしながら、変位手段である脚部6の前記昇降用のモータ127fを駆動することで行われる。
具体的には、制御回路111は、図7(a)で示すように、使用者2が下降したシート部4に立位で跨った状態で調整動作を開始し、前記モータ127fを駆動してシート部4を上昇させつつ、荷重センサ193でシート部4に加わる荷重をモニタする。検出された荷重が予め定める値となると、その時点のシート部の高さは、図7(b)で示すように使用者2の股下長さに略対応しており、その高さで上昇を停止し、高さ調整を終了する。
一方、この状態で、図7(c)で示すように使用者2がシート部4に腰部を着け、脛7aが略鉛直になるように脚部7を脚台8上の適当な位置に設置し、前記脚台8の高さH1が5〜10cm程度の適当な高さに設定されていると、使用者2の膝角度θを運動効果の高い前記140°に支持することができる。
ここで、前記図2(a)を身長が低い使用者2の場合の例とし、身長が高い使用者2’についての同様の図を、図2(b)で示す。前記シート部4の高さ調整を行うことで、いずれの使用者2,2’においても、脚部7,7’の膝角度θは、効果的な運動を行うことができる前記140°とすることができる。
このようにして、本体側回路基板110に設けられる制御回路111がモータ127fを駆動してシート部4の高さを掃引し、使用者2の股下長さを測定するとともに、前記脚台8の高さH1を、特に設定しておくことで、効果的な運動を行うことができる膝角度に、適正かつ容易に調整を行うことができる。
また、本発明の運動補助装置1は、基台13に立設された伸縮自在の脚部6に揺動を発生する駆動装置5を搭載し、その駆動装置5上にシート部4を取付けている。これに対して、図9で示すように、前記特許文献1の運動補助装置51では、ポール52の先端にシート部53を取付け、そのポール52の基端側を駆動装置54によって揺動させるので、基端側に大きなストレスが加わる。
したがって、本発明の運動補助装置1の方が、小型の部品を使用して、かつ省電力で駆動することができるとともに、シート部4の高さ調整も容易である。
本発明の実施の一形態に係る運動補助装置の分解斜視図である。 前記運動補助装置の使用状態を説明するための模式的な横断面図である。 図2の上面図である。 前記運動補助装置において、揺動を発生する駆動装置の詳細な構成を示す分解斜視図である。 前記駆動装置を組立てた状態での側面図である。 前記運動補助装置の電気的構成を示すブロック図である。 上述のように構成される運動補助装置における膝角度の調整動作を説明するための図である。 図7の調整動作に拘わる部分の構成図である。 従来技術の運動補助装置の構成を示す正面図である。
符号の説明
1 運動補助装置
2,2’ 使用者
3 腰部
4 シート部
4a 受け部
4b 切欠き部
4c 突起部
5 駆動装置
6 脚部
7 脚部
7a 脛
8 脚台
9 上半身
10 ハンドル
11 操作パネル
12 支柱
13 基台
15 脚部
16 脚台レール
110 本体側回路基板
111 制御回路
121 操作回路基板
127f 昇降用のモータ
127j センサ
124 昇降ベース
124a 台座
125 支柱
126 脚台
127 昇降機構
127f モータ
131,132 軸支板
135 揺動機構
136 前リンク
137 後リンク
138 駆動部
140 台座
141 前板
142 後板
143,144 側板
148 モータ
150 第1シャフト
153 第2シャフト
155,156 偏心クランク
157,158 アームリンク
168 偏心ロッド
193 荷重センサ

Claims (4)

  1. 使用者がシート部に腰部を着けた状態で、該シート部を揺動することで、使用者の脚部に体重が変化して加わるようにして、使用者に運動を付与する運動補助装置において、
    前記シート部を昇降して高さ調整を行うことができる変位手段と、
    前記シート部に加わる荷重を検出する検出手段と、
    使用者が下降したシート部に立位で跨った状態で、前記変位手段に前記シート部を上昇させつつ、前記検出手段の検出結果をモニタし、検出された荷重が予め定める値となった時点で前記上昇を停止させる制御手段と、
    停止したシート部に使用者が腰部を着けた状態で、使用者の膝角度が運動効果の高い予め定める角度となるように前記脚部を支持する脚台とを含むことを特徴とする運動補助装置。
  2. 前記使用者の脚部の接地面となる脚台を有する基台と、
    前記基台に立設され、前記シート部と前記脚台とを予め定める間隔で保持するとともに、伸縮変位して前記変位手段となる支柱と、
    前記支柱の上部に取付けられ、上部に前記シート部が取付けられ、前記シート部を揺動する揺動手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の運動補助装置。
  3. 前記揺動手段は、前記支柱の上部とシート部との間に設けられる駆動装置として実現され、
    前記支柱の上部に設けられる台座に対して前後方向の軸線回りに揺動自在であり、前後方向の揺動を発生する揺動機構と、
    前記揺動機構上で前後方向に揺動可能に支持される前リンクおよび後リンクと、
    前記前リンクおよび後リンク間に設けられ、前記座席を支持する台座とを備えて構成されることを特徴とする請求項2記載の運動補助装置。
  4. 前記揺動機構は、
    前記台座上に立設される前後一対の軸支板と、
    前記軸支板に前記前後方向に延びるピンによって左右方向に揺動可能に支持される前板および後板ならびにそれらの前板および後板に左右両側から固定される側板を備えて成る筐体と、
    前記筐体内に縦据え置きされるモータと、
    前記両側板に枢支され、前記モータで駆動される第1および第2のシャフトと、
    前記第1のシャフトの両端部に相互に同位相となる角度でそれぞれ取付けられる偏心クランクと、
    前記偏心クランクに一端が取付けられるアームリンクと、
    前記第2のシャフトの少なくとも一端に偏心して立設されるピンと前記台座との間に設けられる偏心ロッドとを備えて構成され、
    前記前リンクは、前記前板の下部側で前後に揺動自在に支持されるとともに前記アームリンクの他端が取付けられることで前記前後方向に揺動可能となり、かつ前記偏心ロッドの駆動によって前記揺動機構が前記左右方向に揺動することを特徴とする請求項3記載の運動補助装置。
JP2005279853A 2005-09-27 2005-09-27 運動補助装置 Expired - Fee Related JP4736670B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005279853A JP4736670B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 運動補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005279853A JP4736670B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 運動補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007089652A true JP2007089652A (ja) 2007-04-12
JP4736670B2 JP4736670B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=37976010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005279853A Expired - Fee Related JP4736670B2 (ja) 2005-09-27 2005-09-27 運動補助装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4736670B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008133277A1 (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Panasonic Electric Works Co., Ltd. 運動補助装置
WO2008136102A1 (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Panasonic Electric Works Co., Ltd. 運動補助装置
WO2008155944A1 (ja) * 2007-06-20 2008-12-24 Honda Motor Co., Ltd. 歩行補助装置
WO2009081938A1 (ja) * 2007-12-25 2009-07-02 Panasonic Electric Works Co., Ltd. 運動補助装置
JP2009172137A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Daito Denki Kogyo Kk バランス運動装置
WO2009122531A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 パナソニック電工株式会社 運動補助装置
WO2009122548A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 パナソニック電工株式会社 運動装置
CN102652869A (zh) * 2007-12-28 2012-09-05 松下电器产业株式会社 锻炼辅助装置
CN107041826A (zh) * 2017-05-26 2017-08-15 浙江工业大学 腰部及下肢复合式拉伸锻炼器
CN113952685A (zh) * 2021-11-23 2022-01-21 南阳市第二人民医院 一种妇产科临盆前室内胯部锻炼设备
CN114470659A (zh) * 2022-03-15 2022-05-13 云南师范大学 一种运动康复腿部力量训练装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101631938B1 (ko) * 2014-02-03 2016-06-30 연세대학교 원주산학협력단 회전 토크 및 수직하중 감압력 측정이 가능한 재활운동치료용 의자

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177922A (ja) * 1985-02-04 1986-08-09 井関農機株式会社 脱穀選別装置
JP2004216072A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Matsushita Electric Works Ltd バランス訓練装置
JP2005168907A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Matsushita Electric Works Ltd 運動補助装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61177922A (ja) * 1985-02-04 1986-08-09 井関農機株式会社 脱穀選別装置
JP2004216072A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Matsushita Electric Works Ltd バランス訓練装置
JP2005168907A (ja) * 2003-12-12 2005-06-30 Matsushita Electric Works Ltd 運動補助装置

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7914427B2 (en) 2007-04-23 2011-03-29 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Exercise assisting apparatus
JP2008264320A (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Matsushita Electric Works Ltd 運動補助装置
WO2008133277A1 (ja) * 2007-04-23 2008-11-06 Panasonic Electric Works Co., Ltd. 運動補助装置
CN101657174B (zh) * 2007-04-25 2012-08-29 松下电器产业株式会社 运动辅助装置
KR101160396B1 (ko) 2007-04-25 2012-06-26 파나소닉 주식회사 운동 보조 장치
US7963887B2 (en) 2007-04-25 2011-06-21 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Exercise assist device
WO2008136102A1 (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Panasonic Electric Works Co., Ltd. 運動補助装置
US8303525B2 (en) 2007-06-20 2012-11-06 Honda Motor Co., Ltd. Walking assist device
JP2009000195A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Honda Motor Co Ltd 歩行補助装置
WO2008155944A1 (ja) * 2007-06-20 2008-12-24 Honda Motor Co., Ltd. 歩行補助装置
WO2009081938A1 (ja) * 2007-12-25 2009-07-02 Panasonic Electric Works Co., Ltd. 運動補助装置
US8083650B2 (en) 2007-12-25 2011-12-27 Panasonic Electric Works Co., Ltd. Exercise assisting device
CN102652869A (zh) * 2007-12-28 2012-09-05 松下电器产业株式会社 锻炼辅助装置
JP2009172137A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Daito Denki Kogyo Kk バランス運動装置
WO2009122548A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 パナソニック電工株式会社 運動装置
JPWO2009122531A1 (ja) * 2008-03-31 2011-07-28 パナソニック電工株式会社 運動補助装置
JPWO2009122548A1 (ja) * 2008-03-31 2011-07-28 パナソニック電工株式会社 運動装置
WO2009122531A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 パナソニック電工株式会社 運動補助装置
CN107041826A (zh) * 2017-05-26 2017-08-15 浙江工业大学 腰部及下肢复合式拉伸锻炼器
CN107041826B (zh) * 2017-05-26 2023-06-09 浙江工业大学 腰部及下肢复合式拉伸锻炼器
CN113952685A (zh) * 2021-11-23 2022-01-21 南阳市第二人民医院 一种妇产科临盆前室内胯部锻炼设备
CN114470659A (zh) * 2022-03-15 2022-05-13 云南师范大学 一种运动康复腿部力量训练装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4736670B2 (ja) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4736670B2 (ja) 運動補助装置
JP2007089650A (ja) 運動補助装置
KR100902602B1 (ko) 요추관절 재활치료 운동기구
KR101160396B1 (ko) 운동 보조 장치
US7914427B2 (en) Exercise assisting apparatus
WO2009081938A1 (ja) 運動補助装置
JP2008510562A (ja) 運動手段を備える医療用ベッド
JP2009106664A (ja) 他動運動機器
WO2009081935A1 (ja) 運動補助装置
KR101528562B1 (ko) 회전근개 재활운동 장치
JPWO2009054486A1 (ja) 運動補助装置
JP2007089651A (ja) 運動補助装置
CN113332673B (zh) 自预紧靠座装置及骨盆辅助步行训练机构
JP4449896B2 (ja) 揺動型運動装置
JP5059177B2 (ja) 運動補助装置
CN113367939B (zh) 骨盆辅助步行训练机构
JP2013081490A (ja) 運動補助装置
JP5179164B2 (ja) 運動補助装置
KR200323318Y1 (ko) 다리 유산소 운동 기구
JP2007117307A (ja) 運動補助装置
EP2266518A1 (en) Exercise apparatus
KR101933180B1 (ko) 전신운동기구
KR102311716B1 (ko) 회전각도 가변형 재활운동기구
JP2007167293A (ja) 運動補助装置用定規
JP2004358058A (ja) 電動ステッパー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110303

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees