JP2007089634A - 筋力補助装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 衣服を着けるのと同時に装着でき、且つ機構部分が外部から見えないように隠すことができる筋力補助装置を提供する。
【解決手段】 ズボン2に第1〜第3アーム部材3〜5と駆動制御部14とを取り付け、これら第1〜第3アーム部材3〜5に第1、第2ジョイント部材12、13、第1〜第6ベルト6〜11、および第1、第2伝達ワイヤー15、16を組み付けた。従って、ズボン2をはくだけで、第1〜第3アーム部材3〜5と駆動制御部14とを身体に装着できるほか、第1〜第3アーム部材3〜5を回動可能に連結する第1、第2ジョイント部材12、13、および第1、第2伝達ワイヤー15、16などの機構部分をも同時に身体に着けることができる。また、この機構部分がカバー部材30によって開閉可能に覆われているので、機構部分が外部から見えないように隠すことができ、これにより見た目上、違和感なく日常生活を行うことができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、身体の筋肉動作を補助する筋力補助装置に関する。
従来、筋力補助装置においては、特許文献1に記載されているように、歩行時に足の筋肉動作を補助して歩行を助けるために、身体の足の上肢部(大腿部)と下肢部(脛部)とに金属製のフレームを装着して膝関節に対応する部分で連結し、この状態で一方の金属製のフレームを他方の金属製のフレームに対してモータで動かす際、使用者の筋肉緊張度を筋電センサで測定し、その測定結果に基づいてモータを駆動するように構成したものがある。
特開平7−163607号
しかしながら、このような従来の筋力補助装置では、ズボンの上から装着すると、筋力補助装置が外部にむき出しになるため、そのまま日常生活を行うには見た目上、かなり違和感があるという問題がある。また、筋力補助装置を身体に直接装着し、その上からズボンをはく場合には、一方の金属製のフレームにモータやクラッチ、歯車機構などの機構部が設けられ、この機構部が足の外側に向けて突出しているため、ズボンをはくときに機構部が邪魔になり、手間と時間がかかるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、衣服を着けるのと同時に装着することができると共に、機構部分が外部から見えないように隠すことができる筋力補助装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付されている図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図15に示すように、身体に装着される衣服(ズボン2)と、この衣服に取り付けられて前記身体の関節の両側ごとにそれぞれ対応して配置される少なくとも2つのアーム部材(第1〜第3アーム部材3〜5)と、これらアーム部材を前記身体に着脱可能に固定する複数のベルト部材(第1〜第6ベルト6〜11)と、前記身体の関節に対応する箇所ごとで前記アーム部材を回動可能に連結するジョイント部材(第1、第2ジョイント部材12、13)と、このジョイント部材を回動させて隣接する前記アーム部材同士を相対的に回動させるための伝達ワイヤー(第1、第2伝達ワイヤー15、16)と、前記衣服に取り付けられて前記身体の動きに応じて前記伝達ワイヤーの巻取動作および送出動作を制御する駆動制御部(14)と、前記衣服に取り付けられて前記アーム部材、前記ジョイント部材、前記伝達ワイヤー、および前記駆動制御部を開閉可能に覆うカバー部材(30、35)と、を備えたことを特徴とする筋力補助装置である。
請求項2に記載の発明は、図1〜図15に示すように、前記駆動制御部(14)が、前記伝達ワイヤー(第1、第2伝達ワイヤー15、16)の巻取動作および送出動作を行うモータ(19、20)と、前記伝達ワイヤーの巻取動作および送出動作を検出するセンサ部(21、22)と、このセンサ部で検出されたデータを記憶する記憶部(23)と、この記憶部に記憶されたデータに基づいて前記モータの駆動を制御する制御部(24)とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置である。
請求項3に記載の発明は、図9に示すように、前記カバー部材(35)が、前記アーム部材(第1〜第3アーム部材3〜5)、前記ジョイント部材(第1、第2ジョイント部材12、13)、前記伝達ワイヤー(第1、第2伝達ワイヤー15、16)、および前記駆動制御部(14)のほかに、前記ベルト部材(第1〜第6ベルト6〜11)をも開閉可能に覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の筋力補助装置である。
請求項4に記載の発明は、図10〜図15に示すように、前記アーム部材(第1〜第3アーム部材3〜5)に、前記ベルト部材(第2〜第6ベルト7〜11)を締め付けるための巻取装置(41)が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の筋力補助装置である。
請求項5に記載の発明は、図10〜図15に示すように、前記巻取装置(41)が、前記ベルト部材(第2〜第6ベルト7〜11)が挿入するベルト挿入口(42a)を有する巻取筒(42)と、この巻取筒を回転させる駆動源(モータ)と、前記巻取筒の回転に連動して前記ベルト部材を前記巻取筒に押え付ける押え部材(43)とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の筋力補助装置である。
請求項6に記載の発明は、図10〜図15に示すように、前記巻取装置(41)が、前記巻取筒(42)内に前記押え部材(43)と対応して設けられて前記巻取筒の内外に出没する爪部材(44)を備え、この爪部材が前記押え部材に向けて前記巻取筒から突出したときに、前記押え部材で押え付けられる前記ベルト部材(第2〜第6ベルト7〜11)に食い込むことを特徴とする請求項5に記載の筋力補助装置である。
請求項7に記載の発明は、図10〜図15に示すように、前記爪部材(44)が、前記巻取筒(42)の回転に連動して前記巻取筒に対し出没することを特徴とする請求項6に記載の筋力補助装置である。
請求項1に記載の発明によれば、衣服に少なくとも2つのアーム部材と駆動制御部とが取り付けられ、これらアーム部材にジョイント部材、ベルト部材、および伝達ワイヤーが組み付けられているので、衣服を身体に装着するだけで、複数のアーム部材と駆動制御部とを身体に装着することができるほか、隣接するアーム部材同士を回動可能に連結するジョイント部材、アーム部材を身体に固定するベルト部材、およびジョイント部材を回動させる伝達ワイヤーなどの機構部分をも同時に身体に着けることができる。
また、この状態では、ベルト部材によってアーム部材を身体に着脱可能に固定することにより、簡単に且つ容易にアーム部材を身体に固定して駆動制御部、ジョイント部材、および伝達ワイヤーをも身体に固定することができると共に、カバー部材によって、アーム部材、ジョイント部材、伝達ワイヤー、および駆動制御部が開閉可能に覆われるので、機構部分が外部から見えないように隠すことができ、これにより見た目上、違和感なく日常生活を行うことができる。
このように、衣服を身体に着けた状態では、伝達ワイヤーの巻取動作と送出動作を駆動制御部で制御することにより、関節の動きに応じた筋肉動作を補助することができる。すなわち、駆動制御部が伝達ワイヤーの巻取動作と引出動作を制御して、関節に対応するジョイント部材を回動させると、身体の動きに応じて隣接するアーム部材同士を相対的に回動させることができ、このアーム部材同士の相対的な回動動作によって、関節の両側に対応する部分の筋肉動作を補助することができる。
請求項2に記載の発明によれば、駆動制御部が、伝達ワイヤーの巻取動作および送出動作を行うモータと、伝達ワイヤーの巻取位置および送出位置を検出するセンサ部と、このセンサ部で検出されたデータを記憶する記憶部と、この記憶部に記憶されたデータに基づいてモータの駆動を制御する制御部とを備えていることにより、関節が動くと、これに伴って伝達ワイヤーが巻取方向と送出方向との一方に動作し、この伝達ワイヤーの動作位置をセンサ部で検出し、この検出されたデータに基づいて制御部がモータを制御するので、関節の動きに応じて正確に且つ確実に伝達ワイヤーの巻取動作と送出動作との動作を行うことができ、これにより関節の両側に対応する部分の筋肉動作を正確に且つ良好に補助することができる。
請求項3に記載の発明によれば、カバー部材が、アーム部材、ジョイント部材、伝達ワイヤー、および駆動制御部のほかに、ベルト部材をも開閉可能に覆うことにより、機構部分のほかに、ベルト部材をも外部から見えないように隠すことができ、このため見た目上、普通の衣服とほとんど変わらないので、まったく違和感がなく、良好に日常生活を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、アーム部材にベルト部材を締め付けるための巻取装置が設けられていることにより、アーム部材を身体に固定するベルト部材を巻取装置によって締め付けることができるので、アーム部材の身体への固定作業が容易にでき、使い勝手の良いものを得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、巻取装置が、ベルト部材が挿入するベルト挿入口を有する巻取筒と、この巻取筒を回転させる駆動源と、巻取筒の回転に連動してベルト部材を巻取筒に押え付ける押え部材とを備えていることにより、ベルト部材を巻取筒のベルト挿入口に挿入させ、この状態で駆動源によって巻取筒を回転させると、この巻取筒の回転に連動して押え部材がベルト部材を巻取筒に押え付けるので、ベルト部材を巻取筒のベルト挿入口に挿入するだけで、簡単に且つ自動的にベルト部材を巻取筒の回転に伴って巻取筒で巻き取りながら締め付けることができ、これによりアーム部材を身体に確実に固定することができる。
請求項6に記載の発明によれば、巻取装置が、巻取筒内に押え部材と対応して設けられて巻取筒の内外に出没する爪部材を備え、この爪部材が押え部材に向けて巻取筒から突出したときに、押え部材で押え付けられるベルト部材に食い込むことにより、ベルト部材を身体に締め付けるために巻取筒を回転させて押え部材がベルト部材を巻取筒に押え付けるときに、爪部材が巻取筒から突出してベルト部材に食い込むので、ベルト部材が緩むことがなく、確実にベルト部材を巻取筒の回転に伴って巻取筒で巻き取りながら締め付けることができる。
請求項7に記載の発明によれば、爪部材が巻取筒の回転に連動して巻取筒に対し出没することにより、ベルト部材を身体に締め付けるために巻取筒を回転させて押え部材がベルト部材を巻取筒に押え付けるときに、巻取筒の回転に連動して爪部材を突出させてベルト部材に食い込ませることができ、またベルト部材を身体から緩めるために巻取筒を逆方向に回転させて押え部材によるベルト部材の押え付けを解除するときに、巻取筒の逆方向への回転に連動して爪部材を巻取筒内に引き込ませてベルト部材から離脱させることができ、これにより容易にベルト部材を緩めることができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図8を参照して、この発明の筋力補助装置の実施形態1について説明する。
この筋力補助装置1は、歩行時や自転車走行時に足の筋肉動作を補助するものであり、図1および図2に示すように、身体に装着される衣服であるズボン2を備えている。このズボン2の後側に位置する外側部分には、図1および図2に示すように、身体の腰部に対応する第1アーム部材3と、上肢部(大腿部)に対応する第2アーム部材4と、下肢部(脛部)に対応する第3アーム部材5とが取り付けられている。この場合、実際には、ズボン2の両側に第1〜第3アーム部材3〜5がそれぞれ設けられているが、この実施形態1では片側のみについて説明する。
これら第1〜第3アーム部材3〜5には、図1および図2に示すように、身体に固定するための第1〜第6ベルト6〜11がそれぞれ取り付けられている。すなわち、これら第1〜第6ベルト6〜11のうち、第1ベルト6は第1アーム部材3の上端部に取り付けられ、この第1アーム部材3の上端部をズボン2の胴部と共に身体の胴部に締め付けるものであり、第2ベルト7は第1アーム部材3の下部に取り付けられ、この第1アーム部材3の下部をズボン2の股部分と共に身体の上肢部(大腿部)の付根部に締め付けるものである。
また、第3ベルト8は第2アーム部材3の上部に取り付けられ、この第2アーム部材3の上部をズボン2の太腿部の上部と共に身体の上肢部(大腿部)の上部に締め付けるものであり、第4ベルト9は第2アーム部材4の下部に取り付けられ、この第2アーム部材4の下部をズボン2の太腿部の下部と共に身体の上肢部(大腿部)の下部に締め付けるものである。また、第5ベルト10は第3アーム部材5の上部に取り付けられ、この第3アーム部材5の上部をズボン2の脛部の上部と共に身体の下肢部(脛部)の上部に締め付けるものであり、第6ベルト11は第3アーム部材5の下部に取り付けられ、この第3アーム部材5の下部をズボン2の脛部の下部と共に身体の下肢部(脛部)の下部に締め付けるものである。
また、第1〜第3アーム部材3〜5は、図2に示すように、それぞれ第1、第2ジョイント部材12、13によって回動可能に連結されている。この場合、第1ジョイント部材12は、股関節に対応する箇所付近に位置し、図3に示すように、第1アーム部材3の下端部と第2アーム部材4の上端部とを回動可能に連結するように構成されている。第2ジョイント部材13は、図2に示すように、膝関節に対応する箇所付近に位置し、第2アーム部材4の下端部と第3アーム部材5の上端部とを回動可能に連結するように構成されている。
これら第1、第2ジョイント部材12、13は、駆動制御部14によって巻取動作および送出動作が制御される第1、第2伝達ワイヤー15、16によって回動され、これにより第1〜第3アーム部材3〜5を足全体の動きに応じて回動させるように構成されている。すなわち、第1伝達ワイヤー15は、図3に示すように、第1アーム部材3内を通り第1ジョイント部材12に巻き付けられ、この状態で駆動制御部14により股関節の動作に応じて巻取動作および送出動作をし、第1、第2アーム部材3、4を股関節の上下両側に対応する腰部と上肢部の動きに応じて相対的に回動させるように構成されている。
また、第2伝達ワイヤー16は、図4(a)および図4(b)に示すように、第1アーム部材3から第1ジョイント部材12を経て第2アーム部材4内を通り、第2ジョイント部材13に巻き付けられ、この状態で駆動制御部14により膝関節の動作に応じて巻取動作および送出動作をし、第2、第3アーム部材4、5を膝関節の上下両側に対応する上肢部と下肢部の動きに応じて相対的に回動させるように構成されている。この場合、第2伝達ワイヤー16は、第1ジョイント部材12の中心部を通り抜けて第2アーム部材4内に挿入することにより、第1ジョイント部材12を中心に第1、第2アーム部材3、4が回動しても、その動作の影響を受けることがなく、駆動制御部14によって巻取動作および送出動作をするように構成されている。
駆動制御部14は、図1および図2に示すように、身体の胴部に位置するズボン2の胴部の上部に設けられている。この駆動制御部14は、図5および図6に示すように、第1、第2伝達ワイヤー15、16を弛まない程度にそれぞれ巻き取る各ばね部材17、18と、第1、第2伝達ワイヤー15、16の巻取動作および送出動作を行う各モータ19、20と、第1、第2伝達ワイヤー15、16の巻取動作および送出位置を検出する各センサ部21、22と、このセンサ部21、22で検出されたデータを記憶する記憶部23と、この記憶部23に記憶されたデータに基づいてモータ19、20のモータ駆動回路部19a、20aを制御する制御部24と、これらに電力を供給する電源部25とを備えている。
この場合、第1、第2伝達ワイヤー15、16のうち、第1伝達ワイヤー15は、図6に示すように、両端部15a、15bが駆動制御部14内に配置された巻取軸26に巻取および送出可能に取り付けられている。すなわち、第1伝達ワイヤー15は、その一端部15aが巻取軸26に巻き取られるときに、他端部15bが送り出されるように構成されている。また、ばね部材17は、ゼンマイからなり、その中心部が巻取軸26に取り付けられ、この状態で第1伝達ワイヤー15が弛まない程度のばね力で常に第1伝達ワイヤー15の一端部15aを巻き取るように構成されている。モータ19は、その出力軸が減速ギア(図示せず)を介してクラッチ27に連結され、このクラッチ27を介して巻取軸26に回転を伝達するように構成されている。
このクラッチ27は、制御部24からの接続切替指令に応じて、モータ19の回転を巻取軸26に伝える接続状態と、モータ19の回転を巻取軸26に伝えない伝達切断状態とに切り替えるように構成されている。すなわち、モー19は、クラッチ27が接続されているときに、モータ19の回転がクラッチ27を介して巻取軸26に伝達され、これにより巻取軸26を回転させて第1伝達ワイヤー15の巻取動作または送出動作を行い、クラッチ27の接続が断たれているときに、モータ19の回転が巻取軸26に伝達されないように構成されている。
このため、クラッチ27の接続が断たれている状態のときには、ばね部材17のばね力によって第1伝達ワイヤー15の一端部15aが巻取軸26に巻き取られ、他端部15bが送り出されるようになっている。また、センサ部21は、例えば、巻取軸26に取り付けられて巻取軸26の回転数を検出するエンコーダであり、巻取軸26の回転数に基づいて第1伝達ワイヤー15の巻取位置および引出位置を検出するように構成されている。一方、第2伝達ワイヤー16は、第1伝達ワイヤー15と同様、巻取軸28に両端部15a、15bが巻取および送出可能に取り付けられており、この巻取軸28もクラッチ29を介してモータ20の回転が伝達されると共に、ばね部材18によって第2伝達ワイヤー16が弛まないように構成されている(図6参照)。
ところで、ズボン2には、図1および図2に示すように、第1〜第3アーム部材3〜5、第1、第2ジョイント部材12、13、第1、第2伝達ワイヤー15、16、および駆動制御部14を開閉可能に覆うカバー部材30が開閉可能に取り付けられている。すなわち、このカバー部材30は、布などのシート状のものであり、駆動制御部14を覆う部分と、第1〜第3アーム部材3〜5を覆う部分とからなり、面状ファスナ(登録商標マジックテープ)やフォックなどの締結部材(図示せず)によって、ズボン2に着脱可能に取り付けられ、これにより第1〜第3アーム部材3〜5に組み付けられた第1、第2ジョイント部材12、13および第1、第2伝達ワイヤー15、16をも覆うように構成されている。
また、第3アーム部材5の下部には、図7に示す足当部材31が取り付けられている。この足当部材31は、足の踵側を載せる足載部32と、足先を載せる足先部33と、足載部32に設けられた連結アーム部34とを備え、足先部33が足載部32に上下方向に屈曲可能に取り付けられ、連結アーム部34の上部が第3アーム部材5の下部にばね部材(図示せず)を有するアタッチメント部34aによって回動可能に取り付けられるように構成されている。なお、この足当部材31は、足を乗せた状態で、靴が履けるように構成されている。
次に、図8を参照して、この筋力補助装置1を用いて自転車をこぐ場合の動作フローにつて説明する。この場合、実際にはズボン2の両側にそれぞれ第1〜第3アーム部材3〜5、第1、第2ジョイント部材12、13、第1、第2伝達ワイヤー15、16、および駆動制御部14が設けられているのであるが、ここでは片側の足のみについて説明する。
まず、ズボン2をはき、第1〜第6ベルト6〜11を順に締め付けて、第1〜第3アーム部材3〜5を身体の足全体に固定する。
すなわち、第1、第2ベルト6、7を締め付けてズボン2の上部を身体の胴部に固定することにより、第1アーム部3を身体の腰部に固定する。また、第3、第4ベルト8、9を締め付けてズボン2を身体の上肢部に固定することにより、第2アーム部材4を身体の上肢部に固定する。更に、第5、第6ベルト10、11を締め付けてズボン2を身体の下肢部に固定することにより、第3アーム部材5を身体の下肢部に固定する。この状態では、第1ジョイント部材12が股関節付近に対応し、第2ジョイント部材13が膝関節付近に対応する。また、足当部材31に足を載せると、第3アーム部材5との連結部分、つまりアタッチメント部43aが踝付近に対応し、この状態で靴を履くことができる。
そして、自転車に乗って足をペダルに乗せ、駆動制御部14の電源を入れると、この動作フローがスタートし、まず、使用者に合った股関節の最大屈伸状態と膝関節の最大屈伸状態との測定を開始する。このときには、モータ19、20は動作せず、クラッチ27、29は接続が断たれて伝達切断状態になっている。このため、第1、第2伝達ワイヤー15、16はそれぞればね部材17、18のばね力によって弛まないように軽いテンションがかかり、第1、第2伝達ワイヤー15、16がそれぞれ巻取軸26、28に巻取および送出可能な状態になっている。この状態で、自転車のペダルをこぎ、ペダルが下がると、身体の股関節と膝関節とが伸び、またペダルが上がると、図2に示すように、身体の股関節と膝関節とが曲がる。
このときに、身体の股関節と膝関節とが伸びると、第1〜第3アーム部材3〜5がそれぞれ第1、第2ジョイント部材12、13を中心に回動し、この回動に伴って第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aがそれぞればね部材17、18のばね力に抗して送り出され、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各他端部15b、16bが巻き取られているかを、各センサ部21、22でそれぞれ検出した第1、第2伝達ワイヤー15、16の送出データに基づいて判断し(ステップS1)、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが送り出されていなければ、ペダルが下がり股関節と膝関節とが伸びて、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが送り出されるまで待機する。
この後、ペダルが最下部に下がり股関節と膝関節とが十分に伸びて、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aがそれぞれ送り出されると、ペダルが上がり始めるので、第1〜第3アーム部材3〜5がそれぞれ第1、第2ジョイント部材12、13を中心に逆方向に回動し、この回動に伴って第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aがそれぞれ巻き取られ、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各他端部15b、16bが送り出されているかを、各センサ部21、22でそれぞれ検出した第1、第2伝達ワイヤー15、16の巻取データに基づいて判断し(ステップS2)、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが巻き取られていなければ、ペダルが上がり、図2に示すように、股関節と膝関節とが曲がって、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが巻き取られるまで待機する。
そして、ペダルが最上部に上がり股関節と膝関節とが十分に曲がって、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが巻き取られると、再びペダルが下がって股関節と膝関節とが伸びる。このときに、再び第1〜第3アーム部材3〜5がそれぞれ第1、第2ジョイント部材12、13を中心に回動し、この回動に伴って第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが送り出されているかを、各センサ部21、22でそれぞれ検出した第1、第2伝達ワイヤー15、16の送出データに基づいて判断し(ステップS3)、第1、第2伝達ワイヤー15、16が送り出されていなければ、ペダルが下がり股関節と膝関節とが伸びて、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが送り出されるまで待機する。
そして、ペダルが最下部に下がり股関節と膝関節とが十分に伸びて、第1〜第3アーム部材3〜5がそれぞれ第1、第2ジョイント部材12、13を中心に回動し、この回動に伴って第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが送り出されると、各センサ部19が第1、第2伝達ワイヤー15、16の各最大送出位置を検出し、その検出データを第1、第2伝達ワイヤー15、16の各最大送出位置(Lmax)として記憶部23に記憶する(ステップS4)。この後、再び第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが巻き取られているかを、各センサ部21、22でそれぞれ検出した第1、第2伝達ワイヤー15、16の各巻取データに基づいて判断する(ステップS5)。
このとき、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが巻き取られていなければ、ペダルが上がり、図2に示すように、股関節と膝関節とが曲がって、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが巻き取られるまで待機する。そして、ペダルが最上部に上がり股関節と膝関節とが十分に曲がり、第1〜第3アーム部材3〜5がそれぞれ第1、第2ジョイント部材12、13を中心に十分に回動し、この回動動作に伴って第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aがそれぞれ巻き取られると、各センサ部21、22が第、第2伝達ワイヤー15、16の各最大巻取位置(Lmin)として記憶部23に記憶する(ステップS6)。これにより、使用者個人に合った股関節の最大屈伸状態と膝関節の最大屈伸状態とが測定される。
次に、この測定されたデータに基づいて各モータ19、20の駆動を制御する。このときには、引き続きペダルをこぎ、ペダルが最上部に上がって、図2に示すように、股関節と膝関節とが十分に曲がり、第1〜第3アーム部材3〜5がそれぞれ第1、第2ジョイント部材12、13を中心に回動し、この回動動作に伴って第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが最大に巻き取られて、記憶部23に記憶された最大巻取位置(Lmin)であるかを判断する(ステップS7)。第1、第2伝達ワイヤー15、16の巻取位置が記憶部23に記憶された最大巻取位置(Lmin)でなければ、ペダルが上がり、股関節と膝関節とが十分に曲がって、最大巻取位置(Lmin)になるまで、ペダルをこぎ続ける。
そして、第1、第2伝達ワイヤー15、16の巻取位置が記憶部23に記憶された最大巻取位置(Lmin)になると、ペダルが最上部から下がり始めて股関節と膝関節とが伸び始めるので、各クラッチ27、29を接続して各モータ19、20を逆回転で駆動し、このモータ19、20の逆回転を各巻取軸26、28に伝達し、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aの送り出しを開始する(ステップS8)。すなわち、第1、第2伝達ワイヤー15、16は、各一端部15a、16aが各巻取軸26、28の逆回転によって送り出されるが、各他端部15b、16bが各巻取軸26、28に巻き取られることにより、第1、第2ジョイント部材12、13を回動させて第1〜第3アーム部材3〜5をそれぞれ股関節と膝関節との各屈伸動作に応じて回動させる。
このときには、各モータ18の回転速度を股関節と膝関節との各屈伸動作速度よりも少し速くして、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aの送出速度(つまり各他端部の巻取速度)を股関節と膝関節との各屈伸動作速度よりも少し速くすることにより、第1、第2ジョイント部材12、13の回動動作をそれぞれ股関節と膝関節との各屈伸動作よりも少し速くして、第1〜第3アーム部材3〜5の回動動作をそれぞれ股関節と膝関節との各屈伸動作よりも少し速くする。これにより、股関節と膝関節との各屈伸動作を補助する。
この状態で、ペダルが下がって股関節と膝関節とが伸び、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが送り出されると、記憶部23に記憶された最大送出位置(Lmax)であるかを判断する(ステップS9)。このとき、第1、第2伝達ワイヤー15、16の送出位置が記憶部23に記憶された最大送出位置(Lmax)でなければ、ペダルが下がって股関節と膝関節とが伸びて、記憶部23に記憶された最大送出位置(Lmax)になるまで第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aを送り出し、股関節と膝関節との各屈伸動作を補助する。
そして、ペダルが最下部に下がって股関節と膝関節とが十分に伸び、第1、第2伝達ワイヤー15、16の送出位置が記憶部23に記憶された最大送出位置になると、クラッチ27、29の接続を断って各モータ19、20の駆動を一旦停止する。この後、ペダルが最下部から上がり始め、図2に示すように、股関節と膝関節とが曲がり始めする。
このときには、再び各クラッチ27、29を接続して各モータ19、20を正回転で駆動し、このモータ19、20の正回転を各巻取軸26、28に伝達し、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aの巻き取りを開始する(ステップS10)。すなわち、第1、第2伝達ワイヤー15、16は、各一端部15a、16aが各巻取軸25、27の正回転によって巻き取られ、各他端部15b、16bが各巻取軸26、28から送り出されることにより、第1、第2ジョイント部材12、13を回動させて第1〜第3アーム部材3〜5をそれぞれ股関節と膝関節との各屈伸動作に応じて回動させる。
このときにも、各モータ19、20の回転速度を股関節と膝関節との各屈伸動作速度よりも少し速くして、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aの巻取速度を股関節と膝関節との各屈伸動作速度よりも少し速くすることにより、第1、第2ジョイント部材12、13の回動動作をそれぞれ股関節と膝関節との各屈伸動作よりも少し速くして、第1〜第3アーム部材3〜5の回動動作をそれぞれ股関節と膝関節との各屈伸動作よりも少し速くする。これにより、股関節と膝関節との各屈伸動作を補助する。
この状態で、ペダルが上がって、図2に示すように、股関節と膝関節とが曲がり、第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aが巻き取られると、記憶部23に記憶された最大巻取位置(Lmin)であるかを判断する(ステップS11)。このとき、第1、第2伝達ワイヤー15、16の巻取位置が記憶部23に記憶された最大巻取位置(Lmin)でなければ、ペダルが上がって、図2に示すように、股関節と膝関節とが曲がり、記憶された最大巻取位置(Lmin)になるまで第1、第2伝達ワイヤー15、16の各一端部15a、16aを巻き取り、股関節と膝関節との各屈伸動作を補助する。
そして、ペダルが最上部に上がって、図2に示すように、股関節と膝関節とが十分に曲がり、第1、第2伝達ワイヤー15、16の巻取位置が記憶部23に記憶された最大巻取位置になると、クラッチ27、29の接続を断って各モータ19、20の駆動を一旦停止する(ステップS12)。この後、ステップS7に戻り、このステップS7〜S12の動作を繰り返す。これにより、股関節と膝関節との各屈伸動作を補助しながら、ペダルを連続してこぎ続けることができる。なお、使用者がペダルをこがなくなると、この動作フローを終了する。
このように、この筋力補助装置1によれば、衣服であるズボン2に第1〜第3アーム部材3〜5と駆動制御部14とが取り付けられ、第1〜第3アーム部材3〜5に第1、第2ジョイント部材12、13、第1〜第6ベルト6〜11、および第1、第2伝達ワイヤー15、16が組み付けられているので、ズボン2を身体に装着するだけで、第1〜第3アーム部材3〜5と駆動制御部14とを身体に装着することができるほか、第1〜第3アーム部材3〜5を回動可能に連結する第1、第2ジョイント部材12、13、第1〜第3アーム部材3〜5に取り付けられた第1〜第6ベルト6〜11、および第1、第2ジョイント部材12、13を回動させる第1、第2伝達ワイヤー15、16などの機構部分をも同時に身体に着けることができる。
また、この状態で、第1〜第6ベルト6〜11によって第1〜第3アーム部材3〜5を身体に着脱可能に固定することにより、簡単に且つ確実に第1〜第3アーム部材3〜5を身体に固定して、第1、第2ジョイント部材12、13、第1、第2伝達ワイヤー15、16、および駆動制御部14をも身体に固定することができる。また、カバー部材30によって第1〜第3アーム部材3〜5、第1、第2ジョイント部材12、13、第1、第2伝達ワイヤー15、16、および駆動制御部14が開閉可能に覆われているので、機構部分が外部から見えないように隠すことができ、これにより筋力補助装置1を身体に装着した状態でも、見た目上、違和感がなく、良好に日常生活を行うことができる。
なお、上記実施形態1では、第1〜第3アーム部材3〜5、第1、第2ジョイント部材12、13、第1、第2伝達ワイヤー15、16、および駆動制御部14をカバー部材30によって開閉可能に覆うように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば、図9に示すように、ズボン2の後側のほぼ全体をカバー部材35で覆うように構成しても良い。このように構成すれば、カバー部材35によって第1〜第3アーム部材3〜5、第1、第2ジョイント部材12、13、第1、第2伝達ワイヤー15、16、および駆動制御部14の機構部分のほかに、第2〜第6ベルト7〜11をも外部から見えないように隠すことができ、このため見た目上、普通のズボンとほとんど変わらないので、まったく違和感がなく、良好に日常生活を行うことができる。
(実施形態2)
次に、図10〜図15を参照して、この発明の筋力補助装置の実施形態2について説明する。なお、図1〜図8に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この筋力補助装置40は、図10および図11に示すように、第1〜第6ベルト6〜11のうち、第1ベルト6を除く、第2〜第6ベルト7〜11を第1〜第3アーム部材3〜5内に設けられた各巻取装置41によってそれぞれ巻き取ることにより、第2〜第6ベルト7〜11を締め付ける構成で、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、この巻取装置41は、第1〜第3アーム部材3〜5内にそれぞれ設けられているが、ここでは第1アーム部材3内に設けられた巻取装置41について説明する。この巻取装置41は、図11に示すように、第1アーム部材3内に回転自在に配置された巻取筒42と、この巻取筒42を回転させるためのモータ(図示せず)と、巻取筒42の回転に連動して第2ベルト7を巻取筒42の外周面に押え付ける一対の押え部材43と、巻取筒42内に出没自在に設けられた一対の爪部材44を備えている。この場合、巻取筒42は、円筒状に形成され、その外周面の対向部分に第2ベルト7の各端部がそれぞれ挿入する一対のベルト挿入口42aが設けられている。
また、一対の押え部材43は、図11に示すように、巻取筒42に設けられた一対のバンド挿入口42aの近傍に位置する巻取筒42の外側に配置され、図12および図13に示すように、巻取筒42の回転に連動して巻取筒42の外周面に接近離間するように構成されている。すなわち、巻取筒42の上下の各端部には、図12および図13に示すように、傾斜面45aを有するガイド部45が設けられている。このガイド部45は、巻取筒42の回転に伴って押え部材43に向けて移動すると、傾斜面45aによって押え部材43を巻取筒42の外周面に押し付けるように構成されている。
一対の爪部材44は、巻取筒42内に押え部材43と対応して設けられ、図14および図15に示すように、それぞれ円錐形状に形成された複数の突起部46が巻取筒42に設けられた複数の円錐形のガイド孔42bに内側から出没可能に挿入され、この状態で巻取筒42の回転に連動して円錐形のガイド孔42b内から出没し、押え部材43で押え付けられる第2ベルト7に食い込むように構成されている。すなわち、複数の突起部46は、その底部下面が傾斜面46aに形成され、この傾斜面46aが巻取筒42内に固定されたガイド部材47の傾斜面47aに当接した状態で移動するように配置されている。
これにより、爪部材44は、巻取筒42が回転して、複数の突起部46の傾斜面46aがガイド部材47の傾斜面47aに沿って上昇する方向に移動すると、ガイド孔42b内から突出し、また突起部46の傾斜面46aがガイド部材47の傾斜面47aに沿って降下する方向に移動すると、ガイド孔42b内に没入し、これにより巻取筒42の回転に連動して突起部46が巻取筒42の円錐形のガイド孔42bから出没し、押え部材43で押え付けられる第2ベルト7に食い込むように構成されている。なお、このような巻取装置41は、第2、第3アーム部材4、5内にも同様に設けられている。
このような筋力補助装置40においても、実施形態1と同様の作用効果があるほか、特に第1〜第3アーム部材3〜5に第2〜第6ベルト7〜11を締め付けるための巻取装置41がそれぞれ設けられていることにより、第1〜第3アーム部材3〜5を身体に固定する第2〜第6ベルト7〜11を各巻取装置41によって締め付けることができるので、第1〜第3アーム部材3〜5の身体への固定作業が容易にでき、これにより使い勝手の良いものを得ることができる。
この場合、巻取装置41は、第2〜第6ベルト7〜11のうち、例えば第2ベルト7が挿入するベルト挿入口42aを有する巻取筒42と、この巻取筒42を回転させるモータ(図示せず)と、巻取筒42の回転に連動して第2ベルト7を巻取筒42に押え付ける押え部材43とを備えていることにより、第2ベルト7を巻取筒42のベルト挿入口42aに挿入させ、この状態で巻取筒42を回転させると、巻取筒42の回転に連動して押え部材43が第2ベルト7を巻取筒42に押え付ける。
このため、第2ベルト7を巻取筒42のベルト挿入口42aに挿入するだけで、簡単に且つ自動的に第2ベルト7を巻取筒42の回転に伴って巻取筒42で巻き取りながら締め付けることができ、これにより第1アーム部材3を身体に確実に固定することができる。この場合、第2、第3アーム部材4、5も同様に巻取装置41が設けられていることにより、第3〜第6ベルト8〜11をも同様に締め付けることができる。
また、この巻取装置41は、巻取筒42内に出没自在に設けられた爪部材44を備え、この爪部材44の突起部46が押え部材43に向けて巻取筒42の円錐形状のガイド孔42bから突出したときに、突起部46が押え部材43で押え付けられる第2ベルト7に食い込むことにより、第2ベルト7を身体に締め付けるために巻取筒42を回転させて押え部材43が第2ベルト7を巻取筒42に押え付けるときに、第2ベルト7が緩むことがなく、確実に第2ベルト7を巻取筒42の回転に伴って巻取筒42で巻き取りながら締め付けることができる。この場合にも、第2、第3アーム部材4、5には、巻取装置41が設けられていることにより、第3〜第6ベルト8〜11をも同様に締め付けることができる。
更に、この爪部材44の各突起部46は、巻取筒42の回転に連動して巻取筒42に対し出没することにより、第2ベルト7を身体に締め付けるために巻取筒42を回転させて押え部材43が第2ベルト7を巻取筒42に押え付けるときに、突起部46を突出させて第2ベルト7に食い込ませることができ、また第2ベルト7を身体から緩めるために巻取筒42を逆方向に回転させて押え部材43による第2ベルト7の押え付けを解除するときに、巻取筒42の逆方向への回転に連動して突起部46を巻取筒42内に引き込ませて第2ベルト7から離脱させることができるので、容易に第2ベルト7を緩めることができる。この場合にも、第2、第3アーム部材4、5には、巻取装置41が設けられていることにより、第3〜第6ベルト8〜11をも同様に締め付けることができる。
なお、上記実施形態1、2では、身体の腰部に対応する第1アーム部材3と、上肢部に対応する第2アーム部材4と、下肢部に対応する第3アーム部材5とを備え、これら第1〜第3アーム部材3〜5を第1、第2ジョイント部材12、13で回動可能に連結した構成になっている場合について述べたが、これに限らず、少なくとも身体の腰部に対応する第1アーム部材3と上肢部に対応する第2アーム部材4とを備え、これら第1、第2アーム部材3、4を第1ジョイント部材12で回動可能に連結しただけの構成でも良く、また身体の上肢部に対応する第2アーム部材4と下肢部に対応する第3アーム部材5とを備え、これら第2、第3アーム部材4、5を第2ジョイント部材13で回動可能に連結しただけの構成でも良い。
また、上記実施形態1、2では、身体の腰部、上肢部、下肢部に対応させて第1〜第3アーム部材3〜5をズボン2に設けた場合について述べたが、これに限らず、例えば身体の肩部、上腕部、腕部に対応する第1〜第3アーム部材を上着に設けても良い。このように構成すれば、腕の動きを補助することができる。
この発明の筋力補助装置を搭載したズボンを後側から見た状態で片側のみ示した外観裏面図である。(実施形態1) 図1の筋力補助装置の動作状態を示した外観側面図である。 図2の第1、第2アーム部材を連結する第1ジョイント部材に第1伝達ワイヤーを取り付けた構成を示した要部の拡大図である。 図3の第1ジョイント部材に第2伝達ワイヤーを通す状態を示し、(a)はその断面図、(b)はその側面図である。 図1の駆動制御部の回路構成を示したブロック図である。 図5の駆動制御部における第1、第2伝達ワイヤーの巻取および送出の機構を示した構成図である。 図1の第3アーム部材の下部に取り付けられる足当部材を示した拡大斜視図である。 図5の駆動制御部の動作フローを示した図である。 実施形態1の変形例を示したズボンの片側を後側から見た裏面図である。 この発明の筋力補助装置を搭載したズボンを示した外観裏面図である。(実施形態2) 図10の第1〜第3アーム部材に組み込まれる巻取装置の構成を原理的に示した拡大斜視図である。 図11の押え部材が巻取筒の回転に連動する構成の要部を示した斜視図である。 図12の平面図である。 図11の巻取筒に組み込まれた爪部材を示した拡大正面図である。 図14のA−A矢視における拡大断面を示し、(a)は爪部材が押し出された状態の断面図、(b)は爪部材が押し込まれた状態の断面図である。
符号の説明
1、40 筋力補助装置
2 ズボン
3〜5 第1〜第3アーム部材
6〜11 第1〜第6ベルト
12、13 第1、第2ジョイント部材
14 駆動制御部
15、16 第1、第2伝達ワイヤー
17、18 ばね部材
19、20 モータ
21、22 センサ部
23 記憶部
24 制御部
26、28 巻取軸
27、29 クラッチ
30、35 カバー部材
41 巻取装置
42 巻取筒
42a ベルト挿入口
43 押え部材
44 爪部材
45 ガイド部
46 突起部
47 ガイド部材

Claims (7)

  1. 身体に装着される衣服と、
    この衣服に取り付けられて前記身体の関節の両側ごとにそれぞれ対応して配置される少なくとも2つのアーム部材と、
    これらアーム部材を前記身体に着脱可能に固定する複数のベルト部材と、
    前記身体の関節に対応する箇所ごとで前記アーム部材を回動可能に連結するジョイント部材と、
    このジョイント部材を回動させて隣接する前記アーム部材同士を相対的に回動させるための伝達ワイヤーと、
    前記衣服に取り付けられて前記身体の動きに応じて前記伝達ワイヤーの巻取動作および送出動作を制御する駆動制御部と、
    前記衣服に取り付けられて前記アーム部材、前記ジョイント部材、前記伝達ワイヤー、および前記駆動制御部を開閉可能に覆うカバー部材と、
    を備えたことを特徴とする筋力補助装置。
  2. 前記駆動制御部は、前記伝達ワイヤーの巻取動作および送出動作を行うモータと、前記伝達ワイヤーの巻取位置および送出位置を検出するセンサ部と、このセンサ部で検出されたデータを記憶する記憶部と、この記憶部に記憶されたデータに基づいて前記モータの駆動を制御する制御部とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の筋力補助装置。
  3. 前記カバー部材は、前記アーム部材、前記ジョイント部材、前記伝達ワイヤー、および前記駆動制御部のほかに、前記ベルト部材をも開閉可能に覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の筋力補助装置。
  4. 前記アーム部材には、前記ベルト部材を締め付けるための巻取装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の筋力補助装置。
  5. 前記巻取装置は、前記ベルト部材が挿入するベルト挿入口を有する巻取筒と、この巻取筒を回転させる駆動源と、前記巻取筒の回転に連動して前記ベルト部材を前記巻取筒の外面に押え付ける押え部材とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の筋力補助装置。
  6. 前記巻取装置は、前記巻取筒内に前記押え部材と対応して設けられて前記巻取筒の内外に出没する爪部材を備え、この爪部材が前記押え部材に向けて前記巻取筒から突出したときに、前記押え部材で押え付けられる前記ベルト部材に食い込むことを特徴とする請求項5に記載の筋力補助装置。
  7. 前記爪部材は、前記巻取筒の回転に連動して前記巻取筒に対し出没することを特徴とする請求項6に記載の筋力補助装置。
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