JP2007087033A - 指示入力装置、複写機、電子機器および重ね板作成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 1以上のメニュー項目を配置したメニュー画像を表示し、メニュー項目のいずれかが接触されたことを検知することによって当該メニュー項目の指定を表す情報を入力する機能を備えたタッチパネルと、各々の所定の位置に開口部が設けられ、タッチパネル上に載置される1以上の重ね板と、重ね板の各々に対応するとともに、各重ね板の開口部に対応する位置にメニュー項目が配置されたメニュー画像を表す画像データを記憶するメニュー記憶手段と、タッチパネル上に載置された重ね板の種別を判別する重ね板判別手段と、重ね板判別手段にて判別された種別に対応する画像データをメニュー記憶手段から読み出し、画像データに基づいてメニュー画像をタッチパネルに表示するメニュー表示手段とを有する指示入力装置。
【選択図】 図4
Description
本発明によれば、タッチパネル上に重ね板が載置されると、載置された重ね板の種別が判別される。そして、判別された種別に対応する画像データが読み出され、該画像データに基づいてメニュー画像がタッチパネルに表示される。
<構成>
図1は、本発明の実施形態における複写機1のハードウェア構成を示す図である。複写機1は、原稿を読み取って複製物を作成する複写機能を有している。
複写機1は、CPU(Central Processing Unit)44、ROM(Read Only Memory)45、RAM(Random Access Memory)46等からなる制御部4を有し、ROM45に格納されているOS(Operating System)プログラムをCPU44が実行することによって複写機1各部の制御を行う。
指示入力部41は、テンキー、スタートボタン等からなるキーボード40、液晶パネルからなるタッチパネル39を備えており、複写機1に対する指示をユーザが入力することができる。
タッチパネル39は、1以上のメニュー項目を配置したメニュー画像を表示し、メニュー項目のいずれかがユーザの指先等によって接触されたことを検知するセンサを有している。そして、メニュー項目への接触がセンサによって検知されることによって、メニュー項目の指定を表す情報がRAM46に書き込まれるようになっている。
各開口部56の近傍表面(同図の例では開口部56の上縁部)には、該当するメニュー項目の内容を表す点字文字が形成されている。また、重ね板55の表面(同図の例では重ね板55上縁部)には、その重ね板55の種別(この場合、「スキャン設定」)を表す点字文字が形成されている。
画像形成エンジン7Y、7M、7C、7Kは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する。各画像形成エンジンの構成は共通であるから、ここでは画像形成エンジン7Yについてのみ説明する。
画像形成エンジン7Yは、静電潜像が形成される像担持体としての感光体ドラム20Yの周囲に、帯電装置21Y、露光装置19Y、現像装置22Y、クリーナ24Y等を設けて構成されている。
露光装置19Yは、所定の電位に帯電した感光体ドラム20Yに対して、画像データに基づいた露光用ビームLBを照射するROS(Raster Output Scanner)である。露光装置19Yは、図示しない半導体レーザーから画像データに基づいてレーザー光を出射し、このレーザー光を偏向走査することにより感光体ドラム20Yの表面に静電潜像を形成する。感光体ドラム20Yの表面では、レーザー光が照射された部分の電位が、感光体ドラム20Yの有する光導電性により所定のレベルまで減少する。このように、感光体ドラム20Yの表面電位が変化することにより、感光体ドラム20Yの表面には画像データにもとづいた静電潜像が形成される。
転写ベルト8は、ローラ26、27、28、29に張架されており、矢印Bの方向に循環駆動される。感光体ドラム20Yはその下方に位置する転写ベルト8と圧接しており、上記のようにして形成されたトナー像が転写ベルト8に転写される。
クリーナ24Yは、感光体ドラム20Yに残存したトナーを除去する装置である。
トナー像が転写されたシート10は、ローラ対31によって定着装置11に導かれる。定着装置11においては、シート10に対して加圧および加熱が施され、トナー像がシート10に定着される。このようにして画像形成が行われたシート10は、排紙トレイ32に排出される。
以上が、複写機1のハードウェア構成である。
メニュー記憶手段101は、メニュー画像データを記憶する。このメニュー画像は、重ね板55の各々に対応するものが予め作成され、重ね板55の種別と対応付けられて記憶部5に記憶されている。また、このメニュー画像は、各重ね板55の開口部56に対応する位置にメニュー項目が配置された画像を表すものである。
メニュー表示手段103は、重ね板判別手段102にて判別された種別に対応する画像データを記憶部5から読み出し、この画像データに基づいてメニュー画像をタッチパネル39に表示する。
(1)重ね板の種別に対応するメニュー画像におけるメニュー項目の指定を促す内容の音声を発する。例えば、図2の例においては、「スキャン設定を行います。解像度と原稿種類を指定してください。」というメッセージを音声出力する。
(2)タッチパネル39にて指定されたメニュー項目の内容を表す音声を発する。例えば、図2の例において解像度200dpiが指定された場合、「解像度200dpiが指定されました。」というメッセージを音声出力する。
(3)複写機が画像読取及び画像形成を行うのに要する設定が完了した後、指定されたメニュー項目を読み上げ、スタートキーの押下を促す音声を発する。例えば、「解像度、200dpi、原稿種類、文字文書が指定されました。この設定でよろしければスタートキーを押してください。」というメッセージを音声出力する。
上記の音声出力はあくまでも一例であり、重ね板55の種別に対応して実行される処理内容はいかなるものでもよい。
次に、複写機1の動作について説明する。図5は複写機1の動作のフローを示す図である。なお、複写機1はCPU44が記憶部5に記憶されているプログラムを読み出して実行することによって動作するから、以下の説明においては動作の主体をCPU44とする。ここで、複写機1には既に電源が投入され、CPU44がプログラムを実行中であるものとする。また、プラテンガラス2上にはユーザによって原稿が載置され、タッチパネル39上にはユーザによって所望の重ね板55が載置されているものとする。なお、ユーザが視覚障害者の場合には、重ね板55の表面に形成されている点字文字を読み取ることによってユーザが所望の重ね板55を選択し、タッチパネル39上に載置する。
次に、ステップA02では、CPU44は、ステップA01で判別された重ね板55の種別に対応する画像データを記憶部5から読み出し、この画像データに基づいてメニュー画像をタッチパネル39に表示させる。
次に、ステップA03では、CPU44は、処理実行手段を用いて、音声によるガイダンスを行う。例えば、図2の例においては、「スキャン設定を行います。解像度と原稿種類を指定してください。」というメッセージを音声出力する。
次に、ステップA04では、CPU44は、ユーザがタッチパネル39を用いて入力した指示を受け付け、指定されたメニュー項目を表す音声(確認音声)を発する。例えば「解像度200dpiが指定されました。」というメッセージを音声出力する。
そして、ステップA07では、CPU44は、ステートキーが押下されたか否かを判定し、押下された場合(ステップA07:YES)には、ステップA08に進み、指定されたメニュー項目に基づいて画像読取及び画像形成の処理を行う。
以上が本発明に係る複写機1の動作である。
また、本発明によれば、重ね板の種別を表す点字文字、開口部に対応するメニュー項目の内容を表す点字文字が重ね板に形成されているから、タッチパネル式の指示入力装置を視覚障害者が利用可能とすることができる。
以上説明した形態に限らず、本発明は種々の形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形した形態でも実施可能である。
上述の実施形態においては、重ね板判別手段102として電気的な接点を用いる例を示したが、例えば、重ね板55にRFID(Radio Frequency Identification)タグを取り付け、指示入力部41にタグリーダを設けるようにしてもよい。そして、RFIDタグに重ね板55の種別を表すデータを予め書き込んでおく。このような構成とすることによって、重ね板55がタッチパネル39上に載置された際に、タグリーダによってデータを読み取ることによって重ね板55の種別を判別することができる。
まず、コンピュータ装置は、1以上のメニュー項目について、前記メニュー項目の位置および形状を示すデータとともに前記メニュー項目を配置したメニュー画像を表す画像データの入力を受け付ける。次に、コンピュータ装置は、入力された画像データからメニュー画像の輪郭を表すデータと、メニュー項目の位置および形状を表すデータとを取得する。そして、コンピュータ装置は、取得されたデータに基づいて、メニュー画像の輪郭と同一の実寸の輪郭を示すデータを生成するとともに、メニュー項目の位置と同一の位置にメニュー項目の形状と同一の形状を有する開口部の実寸を示すデータを生成し、これらの生成したデータを出力する。
このようにして生成されたデータを公知のNC(Numerical Control)加工装置に入力することによって重ね板55を作成する。重ね板55の材料として金属等、切削に適する材料を用いる場合には切削により加工する。重ね板55の材料としてプラスチック等を用いる場合には、射出成形により作成する。
このようにして生成されたデータをNC加工装置に入力することによって、重ね板55の表面に重ね板55の種別を表す点字文字を形成し、重ね板55の開口部56の近傍表面に開口部56に対応するメニュー項目の内容を表す点字文字を形成する。
Claims (9)
- 1以上のメニュー項目を配置したメニュー画像を表示し、該メニュー項目のいずれかが接触されたことを検知することによって当該メニュー項目の指定を表す情報を入力する機能を備えたタッチパネルと、
各々の所定の位置に開口部が設けられ、前記タッチパネル上に載置される1以上の重ね板と、
前記重ね板の各々に対応するとともに、各重ね板の開口部に対応する位置にメニュー項目が配置されたメニュー画像を表す画像データを記憶するメニュー記憶手段と、
前記タッチパネル上に載置された重ね板の種別を判別する重ね板判別手段と、
前記重ね板判別手段にて判別された種別に対応する画像データを前記メニュー記憶手段から読み出し、該画像データに基づいてメニュー画像を前記タッチパネルに表示するメニュー表示手段と
を有することを特徴とする指示入力装置。 - 前記重ね板の表面には、該重ね板の種別を表す点字文字が形成され、
前記重ね板の開口部の近傍表面には、該開口部に対応するメニュー項目の内容を表す点字文字が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の指示入力装置。 - 前記重ね板の各々に対応する処理内容を表す処理内容データを該重ね板の種別と対応付けて記憶する処理内容記憶手段と、
前記判別手段にて判別された種別に対応する処理内容データを前記処理内容記憶手段から読み出し、該処理内容データに基づいて処理を実行する処理実行手段と
を有することを特徴とする請求項1または2に記載の指示入力装置。 - 前記処理内容は、前記重ね板判別手段にて判別された種別に対応するメニュー画像におけるメニュー項目の指定を促す内容の音声を発する処理であることを特徴とする請求項3に記載の指示入力装置。
- 前記処理内容は、前記タッチパネルにて指定されたメニュー項目の内容を表す音声を発する処理であることを特徴とする請求項3に記載の指示入力装置。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載の指示入力装置と、
原稿を読み取って、該原稿の画像を表す画像データを生成する画像読取手段と、
前記指示入力装置により指定されたメニュー項目に従って前記画像データに対して所定の処理を施す画像処理手段と、
前記画像処理手段で処理を施された画像データに基づいて画像を形成する画像形成手段と
を有することを特徴とする複写機。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の指示入力装置と、
前記指示入力装置により指定されたメニュー項目に従って所定の処理を行う処理実行手段と、
を有することを特徴とする電子機器。 - 1以上のメニュー項目について、前記メニュー項目の位置および形状を示すデータとともに前記メニュー項目を配置したメニュー画像を表す画像データの入力を受け付ける第1のステップと、
前記第1のステップにおいて入力された前記画像データから該メニュー画像の輪郭を表すデータと、該メニュー項目の位置および形状を表すデータとを取得する第2のステップと、
前記第2のステップで取得されたデータに基づいて、前記輪郭と同一の実寸の輪郭を示すデータを生成するとともに、前記位置と同一の位置に前記形状と同一の形状を有する開口部の実寸を示すデータを生成し、これらの生成したデータを出力する第3のステップと
を有する重ね板作成方法。 - 前記画像データは、前記メニュー画像の種別を表すデータを含み、
前記第2のステップは前記画像データから、前記メニュー画像の種別を表すデータをも取得し、
前記第3のステップは、前記第2のステップで取得された種別を表すデータに基づいて、前記開口部の近傍表面に該開口部に対応するメニュー項目の内容を表す点字文字を形成するためのデータを作成し、前記輪郭を示すデータおよび前記開口部の実寸を示すデータとともに出力する
ことを特徴とする請求項8に記載の重ね板作成方法。
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