JP2008140245A - 視覚障害者対応の入力装置及び画像形成装置 - Google Patents

視覚障害者対応の入力装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】視覚障害者が容易かつ正確に所望のキー情報を入力できる視覚障害者対応の入力装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】視覚障害者対応の入力装置10は、タッチスクリーン20及びプレート51を備える。タッチスクリーン20は、単数又は複数のキー81〜86及びキー81〜86に対応するキー情報を表示し、キー81〜86の表示箇所の押圧操作によってキー情報の入力を受け付ける。プレート51は、タッチスクリーン20上に載置されたときキー81〜86のそれぞれの少なくとも一部を露出させる開口部81A〜86Aを有するとともに、開口部81A〜86Aのそれぞれの近傍にキー情報と同等の内容を示す情報を凹部又は凸部からなる触覚情報81B〜86Bで表している。
【選択図】図4

Description

この発明は、キーの表示箇所の押圧操作によって対応するキー情報の入力を受け付けるタッチパネル式の入力装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、視覚障害者の利用に最適な視覚障害者対応の入力装置及び画像形成装置に関する。
近年、画像形成装置には、タッチパネル式の入力装置が搭載されることが多い。タッチパネル式の入力装置は、文字、記号及び画像等からなるキー画像及びキー情報を表示する液晶表示パネル、及び、液晶表示パネル上に配置された透明かつ平面状のタッチパネルを一般的に備えている。タッチパネルは、液晶表示パネルに表示されたキー画像と重なる箇所がキーに設定され、キーが指先等で押圧操作されることで、押圧操作された箇所に表示されているキー画像に対応するキー情報の入力を受け付ける。
このような入力装置では、表示されたキー情報の内容及びキーの位置をユーザが視覚的に把握することで、所望の入力操作が行われる。このため、視覚障害者にとっては、キー情報の内容及びキーの位置を把握することが困難で、所望の入力操作をできない、又は、入力ミスが頻発する等、操作性が悪かった。
そこで、点字を備えた透明シートをタッチパネル上に配置し、点字を指先で触れることでキー情報の内容及びキーの位置を把握できるようにした視覚障害者対応の入力装置が開示されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開平11−338342号公報 特開2001−290416公報
しかし、従来の視覚障害者対応の入力装置では、キーの真上に点字が配置されているので、点字の内容を指先で認識する際に、過ってキーが押されてしまうことがある。また、入力操作時に、透明シートを介してタッチパネルを押圧することとなるので、タッチパネルの反応が悪く感じられることや、意図しない領域が押圧されて誤ったキー情報が入力されることがある。
この発明の目的は、視覚障害者が容易かつ正確に入力できる視覚障害者対応の入力装置及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の視覚障害者対応の入力装置は、操作パネル及びプレートを備える。操作パネルは、単数又は複数のキー及びキーに対応するキー情報を表示し、キーの表示箇所の押圧操作によってキー情報の入力を受け付ける。プレートは、操作パネル上に載置されてキーのそれぞれの少なくとも一部を露出させる開口部を有するとともに、開口部のそれぞれの近傍にキー情報と同等の内容を示す情報を凹部又は凸部からなる触覚情報で表す。
この発明によれば、プレートに開口部が設けられているので、指先で開口部の縁を認識することで、キーの位置を容易に把握することができる。キーの位置を認識するために、指先で点字を読む等の必要がなく、開口部の縁に触れるだけで開口部の位置を認識できるので、過誤の入力が抑制できる。
さらに、キーの少なくとも一部は、開口部によって露出されているので、プレートを介さずに操作パネルを直接押圧することができる。このため、操作パネルの反応が悪く感じられることや、意図しない領域が押圧されたとして過誤の入力がされることがない。
したがって、視覚障害者が容易かつ正確に所望のキー情報を入力することができる。
以下に、この発明を実施するための最良の形態について、図面に基づいて説明する。図1は、この発明の実施形態に係る視覚障害者用の入力装置10を備えた画像形成装置100の外観構成を示す斜視図である。
画像形成装置100は、画像読取部110、画像形成部120、給紙部130、及び、入力装置10を備えている。画像形成装置100は、例えば、プリンタモード、ファックスモード及びコピーモードの中から選択されたいずれかの動作モードで動作するディジタル複合機である。
画像読取部110は、CCD(Charge Coupled Device)で原稿の画像を読み取って画像データを取得する。画像形成部120は、画像読取部110で取得した画像データ、又は、外部から入力された画像データに基づいて、電子写真方式の画像形成プロセスで用紙に画像を形成する。給紙部130は、複数の用紙を収容し、画像形成部120へ順次用紙を供給する。
図2は、入力装置10の構成を示す平面図である。
入力装置10は、画像読取部110の前面側に配置されている。入力装置10は、タッチスクリーン20、ハードキー群30、プレート検出センサ40、及び、複数のプレート51,52,53(図7参照)を備えている。タッチスクリーン20は、この発明の操作パネルに相当する。
タッチスクリーン20は、種々の画像を表示するとともに、種々のコマンドの入力を受け付ける。タッチスクリーン20は、種々のコマンドの入力を促す種々の画像を表示し、ユーザがタッチスクリーン20の所定箇所にタッチする(押圧する)ことで所望のコマンドの入力が受け付けられる。
タッチスクリーン20は、図示していないが、液晶表示パネル及びタッチパネルを備えている。液晶表示パネルは、キー及び各キーの内容を示すキー情報等の画像を表示する。タッチパネルは、液晶表示パネルを覆うように液晶表示パネル上に配置される。タッチパネルには、液晶表示パネルに表示されたキーと重なる位置に、単数又は複数のキーが設定される。タッチパネルに設定されたキーが指先等で押圧操作されることで、各キーに対応するキー情報の入力が受け付けられる。タッチパネルは、ユーザがキーを押圧操作すると表面電荷を変化させる透明素材からなる静電容量結合型のタッチパネルである。
ハードキー群30は、スタートキー31、テンキー32、クリアキー33、全解除キー34、動作モードキー群35、及び、ユーザ設定キー36を含む。
スタートキー31は、画像形成装置100に現在設定されている動作モードに応じた処理を実行させるコマンドの入力を受け付ける。テンキー32は、コピー枚数などの数の設定の入力を受け付ける。クリアキー33は、テンキー32で設定した数をゼロにしたり、直前の入力値を取り消したりする操作を受け付ける。全解除キー34は、ユーザによって設定された各種設定条件の取り消し指示や、画像形成装置100の動作中におけるその動作の中止の指示を受け付ける。
動作モードキー群35は、プリンタモードキー35A、送信モードキー35B、コピーモードキー35C、及び、ジョブ状況確認キー35Dを含む。
プリンタモードキー35Aは、画像形成装置100の動作モードをプリンタモードに設定する入力を受け付ける。プリンタモードでは、図示しない端末装置から入力された画像データやファックス送信された画像データに基づいて、画像形成部120で用紙に画像を形成する。
送信モードキー35Bは、画像形成装置100の動作モードを送信モードに設定する入力を受け付ける。送信モードでは、画像読取部110で原稿の画像の画像データが取得され、画像データが外部へ送信される。送信モードには、ファックス送信によって外部装置へ画像データを送信するファックスモードと、ネットワークを介して画像形成装置100に接続されている端末装置へ画像データを送信するイメージ送信モードと、がある。
コピーモードキー35Cは、画像形成装置100の動作モードをコピーモードに設定する入力を受け付ける。コピーモードでは、画像読取部110で原稿の画像に基づく画像データが取得され、画像形成部120で画像データに基づく画像が用紙に形成される。
ジョブステータスキー35Dは、上述した各動作モード毎に、未処理のジョブファイルのリストを示すジョブリスト画像をタッチスクリーン20に表示させる入力を受け付ける。
プレート検出センサ40は、この実施形態では、3個の検出センサ41,42,43を含む。各検出センサ41〜43として、例えば光学センサが用いられる。なお、検出センサ41〜43として、メカ的なセンサを用いることもできる。
各検出センサ41〜43は、検出センサ41〜43のそれぞれの上にプレート51〜53が載置されているか否かを検出することで、タッチスクリーン20上にプレート51〜53が配置されているか否かを検出する。検出センサ41〜43のそれぞれは、この発明の第1検出部に相当する。
プレート検出センサ40は、検出センサ41〜43のオン、オフの組み合わせに基づいて、複数のプレート51〜53のうち、いずれのプレートがタッチスクリーン20上で最も上側に載置されているかを検出する。プレート検出センサ40は、この発明の第2検出部に相当する。
プレート51〜53のうち、タッチスクリーン20上に単独で載置されたプレート、又は、タッチスクリーン20上に載置された複数のプレート51〜53のうちタッチスクリーン20上で最も上側に載置されたプレート、が有効にされる。
図3は、画像形成装置100の構成を示すブロック図である。
画像形成装置100は、画像読取部110、画像形成部120、給紙部130及び入力装置10の他に、機器制御部61、通信部62、ファックスモデム63、管理部64、画像処理部65、ハードディスク(HD)66、及び、消去手段67を備えている。
画像読取部110は、CCD68の他に、原稿検出センサ69を備えている。原稿検出センサ69は、画像を読み取るべき原稿がセットされたか否かの検出、及び、セットされた原稿のサイズを検出する。図示していないが、画像読取部110は、これらの他に、透明なガラス体の原稿台、自動原稿搬送装置、露光ランプ、複数の反射ミラー、集光レンズ等を備えている。
機器制御部61は、種々の制御を行う。通信部62は、ネットワークを介して接続されたパーソナルコンピュータ(PC)70,71との通信や、インターネットを介して接続されたネットワーク機器72,73とのメール通信等を行う。ファックスモデム63は、電話回線網を介して外部のファックス機器74とファックス通信を行う。管理部64は、マルチタスク制御を行う。画像処理部65は、画像データに所定の処理を施す。HD66は、大容量の記憶装置であり、画像データ等のデータを一時的又は長期的に格納する。消去手段67は、ユーザの指示に応じて、HD66に格納されているデータを消去し、及び、機器制御部61で処理中の作業を中止させる。
画像形成部120は、メモリ75、暗号化復号化部76及び印刷部77を備えている。メモリ75は、CCD68から取得された画像データ、ネットワークを介して入力された画像データ、及び、その他のデータやプログラム等を記憶する。メモリ75に記憶された画像データ等のデータは、必要に応じてHD66に格納される。暗号化復号化部76は、メモリ75から読み出した画像データ等のデータを暗号化してHD66へ出力し、HD66から読み出したデータを複合化してメモリ75へ出力する。印刷部77は、メモリ75から読み出された画像データに基づいて用紙に画像を形成する。
入力装置10は、入力部78、表示部79及びプレート検出センサ40を含む。入力部には、タッチパネルやハードキー群30が含まれ、ユーザによる入力操作を受け付ける。表示部には、液晶表示パネルが含まれ、種々の入力画面や画像形成部120の動作状況等を表示する。
例えば、ネットワークを経由して外部のPC70〜72等から通信部62で受信した画像データは、管理部64の管理下の機器制御部61の働きで、メモリ75に印刷データとして記憶される。メモリ75に記憶された印刷データは、必要に応じて画像処理部65で所定の処理が施されて、印刷部77へ出力される。メモリ75に記憶されている印刷データをHD66に格納する際は、セキュリティの観点から印刷データを暗号化することができる。
ファックス送信を行う際は、画像読取部110で原稿の画像を読み取って画像データを取得し、この画像データに必要に応じて画像処理部65で所定の処理を施した後、ファックスモデム63から電話回線網を介して送信先のファックス機器74へ送信する。
ハードキー群30のキー操作が行われると、入力部78から機器制御部61にキー操作情報が出力され、機器制御部61は操作されたキーに応じた動作が行われるように制御信号を出力する。例えば、コピーモードキー35Cが押下されると、その信号は入力部78から機器制御部61に出力され、機器制御部61は、コピーモードキー35Cに対応したコピーの入力操作の受付画面(図2参照)を表示するように、表示部79に表示信号を出力する。
図4(A)は、タッチスクリーン20の入力画面の一例を示す平面図であり、図4(B)は、図4(A)の入力画面に対応するプレート51の一例を示す平面図であり、図4(C)は、タッチスクリーン20上に載置されたプレート51を示す平面図である。図5(A)は、プレート51の斜視図であり、図5(B)は、タッチスクリーン20の入力画面の一例を示す斜視図であり、図5(C)は、タッチスクリーン20上に載置されたプレート51を示す斜視図である。
例えば、図4(A)に示すコピーモードの入力画面では、6個の長方形のキー81〜86が所定箇所に表示され、各キー81〜86の中にそれぞれのキー情報が表示されている。各キー81〜86の表示箇所が指先等で軽く押圧されることで、各キー81〜86のキー情報の入力が受け付けられる。
図4(B)に示すように、プレート51は、タッチスクリーン20上に載置されたときに各キー81〜86と重なる位置に、開口部81A〜86Aを備えている。図4(C)に示すように、プレート51がタッチスクリーン20上に載置されたとき、開口部81A〜86Aは、各キー81〜86の少なくとも一部を露出させる。
開口部81A〜86Aは、この実施形態では、キー81〜86と同形状かつ同じ大きさに形成されている。開口部81A〜86Aは、開口部81A〜86Aを通して指先でキー81〜86を押圧自在な大きさであって、キー81〜86以外の部分を露出させない形状、大きさであることが望ましい。
各開口部81A〜86Aの近傍に、凹部又は凸部からなる触覚情報81B〜86Bが表されている。触覚情報81B〜86Bは、各キー81〜86のキー情報と同等の内容を示している。この実施形態では、触覚情報81B〜86Bは、点字で構成されている。
タッチスクリーン20上にプレート51を載置したとき、ユーザ設定キー36によって、タッチスクリーン20上にプレート51を載置した旨の入力操作を行う。機器制御部61は、タッチスクリーン20上にプレート51が載置されたことを認識することで、タッチスクリーン20の入力感度の鈍化、リピートタッチの無効化、及び、音情報の発信のオンのうち、少なくとも1個を含む視覚障害者用の対応機能を設定する。機器制御部61は、この発明の制御部に相当する。
タッチスクリーン20の入力感度を鈍化させる手段として、具体的には、例えば、入力を受け付けるタッチスクリーン20を複層化して所定の階層までオンされたとき入力を受け付けることとした場合にオンする階層を下げることや、入力を受け付けるタッチスクリーン20へのタッチ時間の閾値を長くすることが考えられる。音情報には、キー81〜86が押圧されたときの入力確認音、及び、押圧されたキー81〜86に対応するキー情報を自動的に読み上げる発生音等があり、これらのうち1又は複数の音情報の発信がオンにされる。
プレートに開口部81A〜86Aが設けられているので、指先で開口部81A〜86Aの縁を認識することで、キー81〜86の位置を容易に把握することができる。キー81〜86の位置を把握するために指先で点字を読む等の必要がなく、開口部81A〜86Aの縁に触れるだけで開口部81A〜86Aの位置を認識できるので、過誤の入力が抑制される。
また、情報部81B〜86Bがキー81〜86の上ではなく近傍(この実施形態では手前側)に設けられているので、情報部81B〜86Bに指先で触れて内容を把握する際の過誤の入力が防がれる。
さらに、キー81〜86の少なくとも一部が開口部81A〜86Aによって露出されているので、プレート51を介さずにタッチスクリーン20を直接押圧することができる。このため、タッチスクリーン20の反応が悪く感じられることや、意図しない領域が押圧されたとして過誤の入力がされることがない。
また、タッチスクリーン20上にプレート51が載置されたとき、視覚障害者用の対応機能が設定されるので、視覚障害者は、タッチスクリーン20上に載置されたプレート51の開口部81A〜86Aや触覚情報81B〜86Bを手探りした場合でも、過誤の入力がより抑制される。さらに、音情報の発信がオンされることで、入力操作の確実性が向上する。
したがって、視覚障害者が容易かつ正確に所望のキー情報を入力することができる。
また、晴眼者にとっても、開口部81A〜86Aを通してタッチスクリーン20に表示されたキー情報を見ることができ、キー81〜86の位置及びキー情報を容易に認識することができる。また、開口部81A〜86Aを通してタッチスクリーン20を直接押圧することができるので、晴眼者にとっても容易かつ正確に所望のキー情報を入力することができる。
図6(A)は、複数種のプレートを備える場合の1個のプレート51の構成を示す斜視図であり、図6(B)は、タッチスクリーン20を示す斜視図であり、図6(C)は、タッチスクリーン20上に載置されたプレート51を示す斜視図である。図7(A)は、複数種のプレートを備える場合のプレート51〜53の構成を示す斜視図であり、図7(B)は、タッチスクリーン20を示す斜視図であり、図7(C)は、タッチスクリーン20上に載置されたプレート51〜53を示す斜視図である。
入力装置10は、互いに異なる内容のキー及びキー情報を表示する複数種の入力画面がタッチスクリーン20に表示される場合、複数種の入力画面のそれぞれに対応する複数種のプレート51〜53を備えることができる。この実施形態では、3個のプレート51〜53が備えられている。
図8〜図10に示すように、この実施形態では、3個のプレート51〜53のそれぞれの背部側の端部は、タッチスクリーン20の背部側近傍の所定の単一の軸上に軸支されている。これによって、3個のプレート51〜53のそれぞれは、背部側端部を軸として回動自在にされ、タッチスクリーン20上の所定位置に載置される。
各プレート51,52,53は、タブ511,521,531を有している。タブ511は検出センサ41のみに覆い被さる位置に備えられ、タブ521は検出センサ42のみに覆い被さる位置に備えられ、タブ531は検出センサ43のみに覆い被さる位置に備えられている。この実施形態では、プレート51、プレート52、プレート53の順に下から配置されている。
上述のように、この実施形態では、3個のプレート51〜53のうち、タッチスクリーン20上に単独で載置されたプレート、又は、タッチスクリーン20上に載置された複数のプレート51〜53のうちタッチスクリーン20上で最も上側に載置されたプレート、が有効にされる。
例えば、プレート51を有効にする場合は、プレート51のみがタッチスクリーン20上に載置され、プレート52,53は、タッチスクリーン20上に載置されずに背部側に開かれた状態にされる。
検出センサ41〜43は、例えば、タブ511,521,531を載置されたとき、オンからオフになる。検出センサ41のみがオフであるとき、プレート51のみがタッチスクリーン20上に載置され、プレート51が有効にされていると、機器制御部61に判定される。機器制御部61は、プレート51に対応する入力画面をタッチスクリーン20に表示する。機器制御部61は、この発明の切換部に相当する。
検出センサ41,42がオフで検出センサ43がオンであるとき、プレート51,52がタッチスクリーン20上に載置され、プレート52が有効にされていると、機器制御部61に判定される。機器制御部61は、プレート52に対応する入力画面をタッチスクリーン20に表示する。
検出センサ41〜43の全てがオフであるとき、プレート51〜53の全てがタッチスクリーン20上に載置され、プレート53が有効にされていると、機器制御部61に判定される。機器制御部61は、プレート53に対応する入力画面をタッチスクリーン20に表示する。
検出センサ41〜43によって、タッチスクリーン20上で有効にされたプレートが自動的に判定されて、このプレートに対応する入力画面がタッチスクリーン20に表示されるので、視覚障害者は、手探りで所望のプレートをタッチスクリーン20上で有効にすることができ、タッチスクリーン20に所望の入力画面を容易かつ正確に表示させることができる。
視覚障害者は、所望の入力画面を表示させた上で、開口部81A〜86Aの縁を指先で認識することでキー81〜86の位置を認識し、触覚情報81B〜86Bを触れることでキー情報を認識する。これによって、視覚障害者でも、容易かつ正確に所望のキー情報を入力することができる。
入力装置10は、タッチスクリーン20に表示され得る入力画面の数に応じて、4種類以上のプレートを備えることができる。この場合、プレートの種類数に応じて検出センサ41〜43を増加させることができる。
図11(A)〜図11(C)に示すように、プレート51の開口部81A〜86Aの形状及び大きさは、上述のように、開口部81A〜86Aを通して指先でタッチスクリーン20を押圧できる形状及び大きさであればよく、長方形であることに限定されず、円形等であってもよい。触覚情報81B〜86Bは、開口部81A〜86Aのそれぞれの近傍であってキー81〜86上を除く箇所に設けられている。
図12に示すように、触覚情報81B〜86Bとして、凹部又は凸部によって、点字以外のものを構成することもできる。図12では、0〜5の数を入力するキー90〜95についての例を示している。触覚情報90B〜95Bのそれぞれは、四角形の枠部で囲まれている。枠部は、例えば図13(A)に示すように、凹状に形成されている。触覚情報90B〜95Bは、キー情報に応じた数の凸部で構成されている。例えば、“0”を示すキー90の触覚情報90Bでは枠部内に凸部はなく、“1”を示すキー91の触覚情報91Bでは枠部内に1個の凸部が形成され、“2”を示すキー92の触覚情報92Bでは枠部内に2個の凸部が形成されている。凸部は、図13(B)に示すように、上方に突起している。
触覚情報90B〜95Bが、凹部又は凸部の少なくとも何れか一方で形成されていることで、視覚障害者でも触覚によってキー情報を容易かつ正確に把握することができる。したがって、視覚障害者でも容易かつ正確に所望のキー情報を入力することができる。
タッチスクリーン20に、パーソナルコンピュータのキーボードの基本キー配列と同様のキーを表示する場合、図14に示すように、パーソナルコンピュータのキーボードの基本キー配列に対応する構成のプレート151を用いることができる。プレート151にはF及びJに相当する箇所の触覚情報のみに、凹部又は凸部からなる簡易な形状のマーク151A,151Bを形成すれば、文字入力によるコマンドの入力を容易に行うことができる。この際、上述のように触覚情報はF及びJに相当する2箇所のみに形成すれば、ユーザはキー配列を記憶しておくことで全てのキー情報を認識することができるので、プレートの構造が簡易化され、低コスト化される。
例えば、「のうどこく(濃度濃く)」とローマ字入力することで、濃度を濃くする旨の入力が受け付けられる。従って、入力画面を切り換えることなく、1入力画面で全てのコマンドの入力を行うことができる。この際に、プレート151を簡易かつ低コストで形成することができる。また、プレート151のF及びJに相当する2箇所のみを手探りで認識すれば、他の全てのキーのキー情報も把握することができるので、操作性が向上する。
最後に、上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施形態に係る視覚障害者用の入力装置を備えた画像形成装置の外観構成を示す斜視図である。 入力装置の構成を示す平面図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 (A)は、タッチスクリーンの入力画面の一例を示す平面図であり、(B)は、(A)の入力画面に対応するプレートの一例を示す平面図であり、(C)は、タッチスクリーン上に載置されたプレートを示す平面図である。 (A)は、プレートの斜視図であり、(B)は、タッチスクリーンの入力画面の一例を示す斜視図であり、(C)は、タッチスクリーン上に載置されたプレートを示す斜視図である。 (A)は、複数種のプレートを備える場合の1個のプレートの構成を示す斜視図であり、(B)は、タッチスクリーンを示す斜視図であり、(C)は、タッチスクリーン上に載置された1個のプレートを示す斜視図である。 (A)は、複数種のプレートを備える場合のプレートの構成を示す斜視図であり、(B)は、タッチスクリーンを示す斜視図であり、(C)は、タッチスクリーン上に載置されたプレートを示す斜視図である。 3個のプレートが回動自在に軸支された構成を示す斜視図である。 3個のプレートが回動自在に軸支された構成を示す斜視図である。 3個のプレートが回動自在に軸支された構成を示す斜視図である。 プレートの開口部の形状及び大きさの変更例を示す斜視図であり、(A)は、プレートの斜視図であり、(B)は、タッチスクリーンの斜視図であり、(C)は、タッチスクリーン上に載置されたプレートを示す斜視図である。 情報部の変更例を示す平面図である。 情報部の構成を示す断面図である。 (A)は、パーソナルコンピュータのキーボードの基本キー配列に対応するプレートの一例を示す平面図であり、(B)は、タッチスクリーン上に載置されたプレートを示す平面図である。
符号の説明
10 入力装置
20 タッチスクリーン(操作パネル)
40 プレート検出センサ(第2検出部)
41〜43 検出センサ(第1検出部、第2検出部)
51〜53,151 プレート
61 機器制御部(制御部、切換部)
81〜86 キー
81A〜86A 開口部
81B〜86B 触覚情報
100 画像形成装置

Claims (6)

  1. 単数又は複数のキー及び前記キーに対応するキー情報を表示し、前記キーの表示箇所の押圧操作によって前記キー情報の入力を受け付ける操作パネルと、
    前記操作パネル上に載置されたとき前記キーのそれぞれの少なくとも一部を露出させる開口部を有するとともに、前記開口部のそれぞれの近傍に前記キー情報と同等の内容を示す情報を凹部又は凸部からなる触覚情報で表したプレートと、を備えることを特徴とする視覚障害者対応の入力装置。
  2. 前記触覚情報は、点字で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の視覚障害者対応の入力装置。
  3. 前記プレートが前記操作パネル上に載置されたか否かを検出する第1検出部と、
    前記第1検出部の検出結果に基づいて前記プレートが前記操作パネル上に載置されたと判定したとき、前記操作パネルの入力感度の鈍化、リピートタッチの無効化、及び、音情報の発信のオンのうち、少なくとも1個を含む視覚障害者用の対応機能を設定する制御部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の視覚障害者対応の入力装置。
  4. 互いに異なる内容のキー及びキー情報を表示する前記操作パネルの複数種の入力画面のそれぞれに対応する複数種のプレートを備え、
    前記プレートは、前記操作パネル上に単独で載置されたとき、又は、前記操作パネル上で最も上側に載置されたとき、有効にされることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の視覚障害者対応の入力装置。
  5. 前記複数種のプレートのうち前記操作パネル上で有効にされたプレートを検出する第2検出部と、
    前記第2検出部の検出結果に応じて前記有効にされたプレートに対応する入力画面に前記操作パネルの表示を切り換える切換部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の視覚障害者対応の入力装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の視覚障害者対応の入力装置を備え、
    前記入力装置からの入力操作に基づいて記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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