JP2004336288A - 文書管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複写機によるドキュメントの複製に際して、複製原稿をもとに、オリジナル原稿を容易に特定し探し出すことができ、更に、オリジナル原稿の更新情報を反映することで、最新のオリジナル原稿の複製を容易に入手する文書管理システムを提供する。
【解決手段】オリジナル原稿の画像データを予め記憶装置に記憶しておき、記憶装置から読み出して印刷する際に、画像データに記憶装置内の格納先及びデータ属性を示した画像情報を埋め込んだ複製原稿を作成する。この複製原稿を画像読取り手段で読取る際に、画像データに画像情報があるか否かを判別し、判別された場合には画像情報から記憶装置内のオリジナル原稿の格納先を認識して、複製原稿とオリジナル原稿のそれぞれのデータ属性を比較し、オリジナル原稿が更新されている場合には、オリジナル原稿を記憶装置から読み出して印刷する。
【選択図】 図1
【解決手段】オリジナル原稿の画像データを予め記憶装置に記憶しておき、記憶装置から読み出して印刷する際に、画像データに記憶装置内の格納先及びデータ属性を示した画像情報を埋め込んだ複製原稿を作成する。この複製原稿を画像読取り手段で読取る際に、画像データに画像情報があるか否かを判別し、判別された場合には画像情報から記憶装置内のオリジナル原稿の格納先を認識して、複製原稿とオリジナル原稿のそれぞれのデータ属性を比較し、オリジナル原稿が更新されている場合には、オリジナル原稿を記憶装置から読み出して印刷する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機によるドキュメントの複製に際して、オリジナル原稿の更新情報を反映して、最新のオリジナル原稿の複製を容易に入手する文書管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナから読み取った画像データや、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータからネットワークを介して送られたPDLデータ(PageDescription Language data :ページ記述言語データ)をビットマップに展開した画像データをハードディスク等のメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画像データを繰り返し読み出してプリントアウト(印刷)する機能を備えたデジタル複写機が知られている。
【0003】
こうしたデジタル複写機の中には、パーソナルボックス機能を備えた機種がある。パーソナルボックス機能には、デジタル複写機にハードディスク等のメモリを備えることにより、画像データを一旦、そのメモリ上のユーザ毎に分割された領域に記憶させる機能と、ユーザが複写機の前で操作パネルを操作して、ユーザパスワードを入力し、ユーザが本人かどうかを認証した後、記憶している画像データを記録紙(用紙)に出力する機能とを有している。従って、デジタル複写機から離れた位置にあるホストコンピュータからネットワークを介して、ユーザがデジタル複写機にて書類をプリントアウトした場合、ユーザがプリントアウトされた書類を取りにデジタル複写機の前まで行く間に、書類の内容を第三者に見られる恐れがない。そこで、パーソナルボックス機能を備えたデジタル複写機は、機密書類等の他人に見られたくない書類をコピーやプリントアウト等する場合に適している。
【0004】
また、機密書類ではない一般書類をプリントアウトする場合でも、画像データをメモリに蓄積させておくことにより、ユーザは、ホストコンピュータからプリントアウトの指示をしなくても、ユーザがデジタル複写機の前で操作パネルを操作し、欲しいときに欲しい部数の出力を得ることができる。すなわち、デジタル複写機による文書管理が可能となる。
【0005】
また、機密の流出を抑えるために、複写の日時や複写機番号といった流出ルート探索情報を符号化し、肉眼での判別ができないように複写画像に埋め込むプリント制御手法が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−74940号公報
【特許文献2】
特開2001−266112号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、複写機の利用に際して複写の対象となる原稿は、オリジナル原稿と、それの複写によって得られる複製原稿とに大別される。ここで、オリジナル原稿とは、複写機の使用者(ユーザ)によるドキュメント管理上の原本を意味する。通常、オリジナル原稿は、書籍を含む各種の印刷物、プリンタによる印字物、及び手書き文書といった、複写機によらずに作成されたドキュメントである。ただし、他の複写機によって作成されたドキュメントがオリジナル原稿となる場合もある。
【0008】
さて、例えば一般のオフィスにおいては、複写機による複製物の回覧や配布が頻繁に行われ、複製物から更に複製物を作成する場合(つまり複製原稿の複写を行う場合)が多い。
【0009】
このような場合、オリジナル原稿に修正や追記等により更新がなされても、作成者が閲覧者に対し、回覧物が更新されていることを伝えられていなければ、閲覧者は更新前の原稿の複製物を作成してしまうことになる。
【0010】
これは、従来では、オリジナル原稿の保管場所(又は保管者、作成者)を容易に知ることができず、オリジナル原稿を探し出す作業が面倒であるということと、回覧物を見ただけでは、閲覧者には更新されていることの判断ができないことが問題であった。
【0011】
本発明は、上述の問題に鑑み、閲覧者が複写機によるドキュメントの複製に際して、オリジナル原稿の更新情報を反映して、最新のオリジナル原稿の複製を容易に入手できることと、作成者が最新ドキュメントの電子データを特定の箇所に格納しておくことで、最新のドキュメントを閲覧者に提供できることを目的としている
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決する為、本発明は、オリジナル原稿又は複製原稿を読み取り画像データを生成する画像読取り手段と、
オリジナル原稿又は複製原稿を読み取り画像データを生成する画像読取り手段と、
オリジナル原稿の画像データとその画像情報を記憶装置に記憶するための記憶手段と、
複製原稿上の画像情報に対応した符号画像データを画像データから抽出する画像判別手段と、
抽出された符号画像データから画像情報を復元する復号化手段と、
複製原稿の画像情報をもとに、前記記憶手段に記憶されたオリジナル原稿の画像情報を検索し選び出す検索手段と、
オリジナル原稿と複製原稿との画像情報を比較する比較手段と、
前記比較手段の結果、検索されたオリジナル原稿の画像情報が更新されている場合には、複製原稿上の画像データの代わりに、検索されたオリジナル原稿の画像データを読み出し、画像形成を行う画像形成手段とを有することを特徴とする文書管理システムを提供するものである。
【0013】
なお、さらに詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
【0014】
(1)オリジナル原稿又は複製原稿を読み取り画像データを生成する画像読取り手段と、オリジナル原稿の画像データとその画像情報を記憶装置に記憶するための記憶手段と、複製原稿上の画像情報に対応した符号画像データを画像データから抽出する画像判別手段と、抽出された符号画像データから画像情報を復元する復号化手段と、複製原稿の画像情報をもとに、前記記憶手段に記憶されたオリジナル原稿の画像情報を検索し選び出す検索手段と、オリジナル原稿と複製原稿との画像情報を比較する比較手段と、前記比較手段の結果、検索されたオリジナル原稿の画像情報が更新されている場合には、複製原稿上の画像データの代わりに、検索されたオリジナル原稿の画像データを読み出し、画像形成を行う画像形成手段とを有することを特徴とする文書管理システム。
【0015】
(2)前記画像情報とは、該画像データが記憶される記憶装置内の格納先と、画像データの名称及び格納時間、日付等の属性を指すことを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0016】
(3)前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、その画像情報内容を表示装置に表示する表示手段を有することを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0017】
(4)前記画像データは、文字、数字、記号やバーコード等の可視のデータや、もしくは、電子透かし等で画像データに埋め込まれた不可視のデータであることを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0018】
(5)前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、その画像情報を表示する表示手段を有することを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0019】
(6)前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、読取られた複製原稿とオリジナル原稿のどちらの画像形成を行うか選択できる選択手段を有することを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0020】
(7)前記記憶手段により記憶されるオリジナル原稿は、ネットワークを介して接続された外部の機器から受け取り記憶されたものであることを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0022】
【第1の実施例】
図1は、本発明の実施形態である複写装置の一例を示す断面図で、100は複写装置本体、180は自動原稿送り装置(ADF)である。
【0023】
図1において、101は原稿載置台としてのプラテンガラスで、102はスキャナで、原稿照明ランプ103、走査ミラー104等で構成されている。不図示のモータによりスキャナが所定方向に往復されて、プラテンガラス101上の原稿からの反射光107は走査ミラー104〜106、レンズ108を介してCCDセンサ(イメージセンサ部)109に結像する。
【0024】
120はレーザ、ポリゴンスキャナ等で構成された露光制御部である。露光制御部120はイメージセンサ部109で電気信号に変換され、後述する所定の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたレーザ光129を感光体ドラム110に照射する。
【0025】
感光体ドラム110の回りには、1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備されている。画像形成部126において、感光体ドラム110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に形成された静電潜像は、現像器121により現像されて、トナー像として可視化される。一方、上段カセット131あるいは下段カセット132からピックアップローラ133,134により給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136により本体100に送られ、レジストローラ137により転写ベルト130に給紙され、可視化されたトナー像が転写帯電器118により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム110は、クリーナー装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。
【0026】
転写後の転写紙は、転写ベルト130から分離され、定着前帯電器139,140によりトナー画像が再帯電され、定着器141に送られる。トナー画像は定着器141で加圧、加熱により定着され、排出ローラ161により本体100の外に排出される。
【0027】
本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。また、100枚の転写紙を収容し得る、マルチ手差し153が装備されている。
【0028】
更に、図1において、154は排紙フラッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。また、下搬送パス158は排紙ローラ142から送り出された転写紙を再排紙トレイ156に導く。159は経路160を通じて転写紙を感光体ドラム126側に給紙する給紙ローラである。161は排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を本体100の外に排出する排出ローラである。両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、複写済みの転写紙を搬送パス155、158を介して裏返した状態で再給紙トレイ156に格納する。
【0029】
本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ161によって、転写紙を裏返して本体100の外へ排出される。
【0030】
図2は、本発明の実施形態である複写装置のブロック図である。図2において、画像読み取り部201は、CCDセンサ109、アナログ信号処理部202等により構成され、CCDセンサ109に結像された原稿画像は、CCDセンサ109により、アナログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、画像処理部202に入力され、サンプル&ホールド、ダークレベルの補正等が行われた後に、アナログ・デジタル変換(A/D変換)される。デジタル化された信号は、シューティング補正(原稿を読み取るセンサのばらつき、および原稿照明用ランプの配光特性の補正)、変倍処理、γ補正等の出力系で必要な補正処理や、スムージング処理、エッジ強調、その他の処理、加工等が行われ、画像メモリ部203に入力される。
【0031】
画像メモリ部203では、CPU回路部205からの指令により、画像読み取り部201から読み取った原稿や、外部I/F処理部209からのビットマップ画像を画像メモリに一旦すべて蓄積したり、画像メモリから画像データを順次読み出して出力する。
【0032】
画像メモリ部203は、高速のページメモリと、複数のページ画像データを蓄積可能な大容量のメモリ(ハードディスク)とを有している。ハードディスクに格納された複数の画像データは、画像形成装置100の操作部700で指定された編集モードに応じた順序で出力される。例えば、ソートの場合、ADF180から読み取った原稿束の画像を順に出力する。ハードディスクから一旦格納された原稿の画像データを読み出し、これを複数回繰り返して出力する。これにより、ビンが複数あるソータと同じ役割を果たすことができる。
【0033】
画像メモリ部203から出力した画像データはプリンタ部204へと転送される。
【0034】
プリンタ部204は、図1の断面構成図により説明した、レーザ等から成る露光制御部120、画像形成部126、転写紙の搬送制御部等により構成され、入力された画像信号により転写紙上に画像を記録する。
【0035】
また、CPU回路部205は、CPU206、ROM207、RAM208等により構成され、画像読み取り部201、画像メモリ部203、プリンタ部204等を制御し、本シーケンス制御を統括的に制御する。更にCPU回路部205は現時刻を認識する時計機能を備えている。そして、複写装置の操作部700で設定された指示はCPU回路部205に入力される。
【0036】
外部I/F処理部209は、外部のホストコンピュータ1000から出力されたPDLをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像メモリ部203に出力する。
【0037】
次に画像メモリ部203の詳細を図3に従って述べる。画像メモリ部203では、DRAM等のメモリで構成されるページメモリ部301に、メモリコントローラ部302を介して外部I/F処理部209、画像読取部201からの2値画像の書き込み、プリンタ部204への画像読み出し、大容量の記憶装置であるハードディスク304への画像の入出力のアクセスを行う。外部I/F処理部209は外部のコンピュータから入力されたPDLをビットマップに展開し、画像圧縮部303はHDの入出力に画像データの伴ってJBIG、LZ等の圧縮、解凍を行う。
【0038】
メモリコントローラ部302は、ページメモリ301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、又、外部I/F処理部209、画像読取部201、ハードディスク304からのページメモリ301へのアクセスの調停を行う。更に、CPU206の指示に従い、ページメモリ部301への書き込みアドレス、ページメモリ部301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制御をする。それにより、CPU206はページメモリ部301に複数の原稿画像をならべてレイアウトを行い、プリンタ部に出力する機能や、画像の一部のみ切り出して出力する機能や、画像回転機能を制制する。
【0039】
また、画像メモリ部203では、ページメモリ部301に格納された画像データに、操作部700で指定された所定の情報を画像データとして付加する合成処理と、ページメモリ部301に格納された画像データに、所定の情報が付加されていることを認識する判別処理が、CPU206の制御により行われる。
【0040】
そして合成処理は、ここでいう所定の情報とは、画像データがハードディスク304に格納される際、操作部700からユーザにより入力されるパーソナルボックス情報を指す。パーソナルボックス情報は、画像データの格納先を示すパーソナルボックス番号と、文書の名称及び格納時間、日付等の属性を示す。これらの情報が特定のコードに変換されて、画像データの所定の位置に合成される。パーソナルボックス情報は、パーソナルボックス登録時に、各パーソナルボックスごとに設定され装置内に記憶されており、パーソナルボックスからの文書印刷時に読み出され合成処理が行われる。
【0041】
また、判別処理は、コピー動作の原稿読取時に行われる処理で、画像データの所定の位置に前記した特定のコードが認識するもので、認識されるとコードからパーソナルボックス情報を復元する。
【0042】
次に、図1で述べた、画像形成装置の複写動作を設定する操作部を図4に従って述べる。図4において、ランプ621は電源が入っていることを示すパワーランプである。パワースイッチ613による電源のON/OFFの切り替えにあわせ、ランプ621は点灯、消灯をする。テンキー622は、画像形成枚数の設定やモード設定の数値入力に使用する。また、ファクシミリ設定画面では、電話番号の入力に使用する。クリアキー623により、テンキー622で入力された設定がクリアされる。リセットキー616は、設定された画像形成枚数や動作モードや選択給紙段等のモードを既定値に戻すためのものである。スタートキー614は、この押下により画像形成動作を開始する。スタートキー614の中央にはスタート可能か否かを示す赤色とグリーンのLED(不図示)があり、スタートできない場合は、赤色のLEDが点灯し、スタート可能な場合はグリーンのLEDが点灯する。ストップキー615は、複写動作の提訴を行うために使用する。
【0043】
ガイドキー617を押下した後に、他のキーを押下すると、そのキーにより設定できる機能の説明が表示パネルに表示される。このガイド表示を解除する場合は、再度ガイドキー617を押下することで行う。ユーザ設定キー618を押下すると画像形成装置の設定をユーザが変更可能になる。ユーザが変更できる設定は、例えば、自動的に設定をクリアするまでの時間や、リセットキーを押下した時のモードの規定値の設定等である。割り込みキー619は、画像形成動作中にこのキーを押下すると、他の画像形成動作を中止して、自動原稿送り装置180を使用しないでコピーを行うことができる。表示パネル620は液晶等で構成され、詳細なモード設定を容易にするべく、設定モードに応じて表示内容が変わる。又、表示パネルの表面はタッチセンサになっている。
【0044】
図4の例では、複写動作モードの設定画面の例を示している。図4では、表示パネル620内にキー624〜634を表示しており、このキーの表示の位置を触れることでキーの押下を判断して、モードを設定する。キー627は用紙段の選択キーであり、このキーを押下すると、カセット131,132のいずれから給紙を行うかを設定する表示を表示パネル620に行う。キー628〜634は複写動作の複写倍率を設定するためのキーである。キー626は応用モードの設定キーであり、このキーを押下すると、多重動作や縮小レイアウトモード、表示・合紙モード等の応用機能モードの設定する画面が表示パネルに表示される。例えば、図5の様な各応用機能モードの設定キーの表示がされ、応用モードの設定を可能にする。キー624は両面動作の設定キーであり、例えば、片面原稿から両面出力を行う「片−両モード」、両面原稿から両面出力を行う「両−両モード」、両面原稿から2枚の片面出力を行う「両−片モード」の3種類の両面モードの設定を行う。キー625はソートキーであり、このキーの押下で排紙処理装置190の動作モードの設定や、画像メモリを用いての出力紙の仕分けモード設定する。表示パネル内のキーの表示は通常の表示の他に、表示のキーのモードが設定できない場合は、表示の線を点線(網掛け)にすることで、そのキーが操作できないことをあらわすようになっている。
【0045】
表示パネル620の上方には複写動作の設定された内容の表示や、現在の動作状態を表示する。又、画面の左上にはこの表示画面が後述する各機能モードのどの画面であるかを示す表示があり、図4の例では、コピーAの設定画面を示している。図4の例では、文字で示されているがそれぞれを示す記号でも良い。又、表示パネル620の下方には後述する他の機能モードの動作状態を1ラインで表示できる範囲で表示している。図4の例では、コピーBのプリンタ部への出力動作中であることを示している。表示パネル620内の応用モードキー626の横に、ユーザにより変更可能なキーがあり、応用モードの設定画面で設定できる機能のキーを最大2つまで登録可能である。応用モードの設定キーを図の位置に出して表示することで、その登録したモードの設定をより容易に行える様にすることができる。
【0046】
図4において、符号601〜612及び634は複写装置本体100を用いた、複写動作、システム動作の各機能の及び設定を行う為に操作部の表示を切り替える為のキー及びLED表示である。キー601,604,607,610,634はそれぞれ、各機能を切り替えるキーになっている。これらのキーは半透明のキーボタンで構成されており、キーの内部にはLED等の表示ランプ(不図示)がある。これらのキーを押下することで、操作画面を選択するとキー内部のランプが点灯する。各キーの内部のこのランプは選択されている操作機能画面のキーの内部にあるランプのみ点灯制御され、その他のキーの内部のランプは消灯するように制御される。
【0047】
また、各キーの右にはグリーンのLED603,606,609,612,633がそれぞれ配置されている。これらのLEDは、各機能の動状況をあらわしている。例えば、コピーBのLED606は、コピーBがスタンバイ中では消灯制御され、図4の例の様にコピーBが出力動作中の場合は、点滅制御される。又、画像メモリのハードディスク304にコピーBの画像が保存され、コピーBのプリント動作が行われていない場合には、点灯制御される。同様に例えば、ファクスのLED609では、通信動作中、プリント動作中、読み込み動作中では、点滅制御され、ファクシミリ部ハードディスク402にファクス画像がある場合には点灯制御される。
【0048】
また、各キーの左にはレッドのLED602,605,608,611,632それぞれが配置されている。これらのLEDは、各機能の異常状況が発生したことをあらわす。例えば、コピーBのLED605は、コピーBが紙なし中断やJAM等の異常が発生した時に点滅制御される。この時、コピーB機能キー604を押下し、操作部の表示をコピーBに切り替えることで、表示パネルにコピーBの状況が表示され、異常状況の詳細を確認することができる。
【0049】
これらの機能切り替えキーは、各機能の動作状況によらず、いつでも押下可能であり、操作部を切り替え可能である。本実施例の様に、コピーA機能とコピーB機能とが切り替え可能である場合に、後述するストップキー、スタートキー、リセットキー等の表示パネル内のキー以外のキーに対する操作は、機能切り替えキー601,604により選択されている機能に対して作用する。例えば、図4の例で、コピーA操作画面を表示している時に、ストップキーを押下しても、コピーBの出力動作に対して複写動作の停止を行うことはできない。コピーBの複写動作を停止する場合は、コピーB機能キー604を押下後、ストップキー615を押下することで、コピーBの出力は停止する。又、ユーザ設定キー618により設定されるデータはコピーA、コピーBの操作部が選択されている画面それぞれにおいてデータを有して、それぞれの画面において独立に設定操作を行うことができる。
【0050】
次に図6を用いて、本発明に関わるパーソナルボックスについて説明する。ハードディスク304には、テンポラリ領域900とパーソナルボックス領域901とが割り当てられている。テンポラリ領域は、画像データを一時的に格納するための領域であり、ジョブ終了後にそれら画像データは消去される。パーソナルボックス領域は、パーソナルボックス番号により一意的に識別される領域に更に分割される。パーソナルボックスを利用する場合には、ホスト1000から受信したPDL画像は、外部I/F処理部で展開されてビットマップ画像データとなり、ホストから指定されたパーソナルボックス番号に対応するパーソナルボックス領域に格納される。ユーザは、操作部700から所定の操作を行うことで、自分のパーソナルボックス番号に対応するパーソナルボックス領域に格納されている画像データをプリントすることができる。またこのパーソナルボックス領域901には、格納された画像データに付随する、プリント時のプリントモードも記憶される。
【0051】
図6の例では、1GBのハードディスクを使用しており、300MBをテンポラリ領域、700MBをパーソナルボックス領域と分けて使用する。また、パーソナルボックス領域は10個のパーソナルボックスに分けられており、各ボックスの領域サイズは、各70MBとなる。
【0052】
また、各パーソナルボックスには番号がついており、例えばボックス902,903,904,905は、それぞれ、ボックス番号0,1,2,9である。ボックス1は田中というユーザ用のボックスであり、田中がホスト1000から自分のパーソナルボックスにPDL文書を入れたい場合、ホスト1000でボックス番号1を指定してデジタル複写機にその文書のPDLデータを送信する。また、田中が、ホストから他人のボックスに自分のPDL文書を入れたい場合、文書を送りたい相手のボックス番号をホスト1000から指定し、そのボックスにPDLデータを送る。例えば、相手が「加藤」であればボックス番号9を指定する。これにより、自分のPDL文書を他人のボックスにメールすることが可能となる。
【0053】
図7は、複写機本体100の操作部700のパーソナルボックスのメイン画面である。メイン画面801は、操作部700のパーソナルボックスキー634を押下したときに表示される。図7のように、パーソナルボックスの数は、番号が00〜09の10個用意され、ホストからのPDLデータは、ページごとのラスタイメージに展開された形で、指定された番号に応じたパーソナルボックスに保存されている。また、不図示の画面で、それぞれのパーソナルボックス番号に対して名前をつけることができる。たとえば、ボックス番号01に「田中のボックス」という名前がつけられ、田中という名前の人が使用するボックスであることを明示できる。また、それぞれのボックスの欄の一番右に表示されているパーセント表示は、全体のパーソナルボックス領域のハードディスク容量に対して、使用されている割合を示す。例えば、ボックス番号0は、パーソナルボックス領域のハードディスク容量が700MBであった場合、その2%で、約14MB使用しているということを示す。
【0054】
ボタン802は、ボックス番号00に保存されているジョブを見るためのボタンである。同様に、ボタン803,804,805は、ボックス番号01,02,03に保存されているジョブを見るためのボタンである。例えば、ユーザ田中が、自分のボックス番号である1番のボックスにアプリケーションで作成した文書データを保存するようホストから転送したとする。その後、デジタル複写機の操作部に表示されたパーソナルボックス画面801における田中のボックス番号01のボタン803を押すことで、そこに格納された文書を印刷する際のプリントモード画面が表示される。
【0055】
また、上下スクロールキー806,807を押すことにより、画面がスクロールでき、ボックス番号00〜09の名前や使用容量を見ることができる。ボタン808は表示窓を閉じるためのボタンであり、これを押すことで、図4のメイン画面に戻ることができる。ボタン809は、ファックス状況ボタンであり、これを押すことで、ファックス送受信の状態を確認することができる。
【0056】
パーソナルボックスの保守作業について、図8〜図16に従って説明する。
【0057】
図8はパーソナルボックスの登録の基本画面で、不図示のユーザモード等からパーソナルボックスの登録を選択することによってこの画面が表示される。ここで、ボタン1101〜1104は選択ボタンであり、それぞれのパーソナルボックスを選択するとき押すキーである。キー1106,1107はそれぞれページアップキー、ページダウンキーであり、キー1106を押すと画面が下にスクロールし、キー1107を押した場合は上にスクロールする。また、閉じるキー1109が押されると、ユーザモード等の画面に戻る。
【0058】
図8の画面により、未登録のパーソナルボックスを選択し、登録ボタンを押すことによって新規パーソナルボックスの登録画面(図9)へと移行し、新規登録手順が遂行される。登録処理は、ROM174あるいはRAM175に格納されたプログラムをCPU206により実行することで実現される。
【0059】
登録処理は図8において、選択されたパーソナルボックスが登録済みのものか判定する。新規登録の場合には登録されていないため、図9の画面を表示し、パーソナルボックスの名称を入力させる。
【0060】
図9の名称入力画面では、表示部に表示されるアルファベット1206を押すことにより文字が表示され、これによりパーソナルボックスの名前を入力する。この入力したものは1201に表示される。ここで入力する際、1205の[かな漢]キーを押すことで、ひらがな表示モード、ローマ字表示モードを切り替える。1204のバックスペースキーを押すことでカーソルの一文字前の文字を削除、1202,1203にてカーソルの移動、1208にてスペースの挿入、また、ひらがな表示時に1207を押すとひらがなを漢字変換ではなくカタカナ等に変換する。ひらがな表示時に1209ボタンを押すとひらがなを漢字変換する。ここでOKボタンを押すことにより、名称の入力が完了する。また、ここで取消しボタンを押すことにより、パーソナルボックスの登録の基本画面(図8)に戻る。
【0061】
名称の入力が完了すると、図10の暗証番号設定画面を表示させてパスワードを入力させる。パスワードは、操作部の番号キーにより例えば6桁の番号を入力し、OKボタン1302を押すことにより、追加登録されるパーソナルボックスのパスワードが登録される。登録されたパスワードは、このパーソナルボックス内のファイルを印刷するとき、及び、このパーソナルボックスを削除する時に照会される。ここでパスワードを登録しないときには、番号は何も入力せずにOKボタン1302を押す。この場合、追加登録されるパーソナルボックスについては、パスワードが登録されない。そのため、このパーソナルボックス内に保存されたファイルを印刷する際にパスワードなしでも印刷できる。この画面において取消しボタン1301を押すと、図9の画面へと戻る。
【0062】
図15は、アクセスするパーソナルボックス番号が指定された時点から開始される、印刷のための手順のフローチャートである。まず、ステップS181において、パスワードが未登録であるか判定される。登録されていれば、ステップS182で、図11の画面を表示して、パスワードを入力させ、登録されているパスワードを照会する。
【0063】
図11は、操作部のパスワード入力画面である。画面910は、パーソナルボックスのパスワード入力画面である。この画面で、第1のパスワード、例えば6桁の数値を入力させる。入力された数値は、他人に見られないようにするため、表示欄911において、入力された桁が※マーク、未入力の桁は・マークで示される。キー912はOKキーであり、入力したパスワードの照合を開始する場合に押す。キー913は取消しキーであり、パスワードの入力をキャンセルし、画面801に戻る場合に押す。
【0064】
ステップS183では、照会の結果、パスワードと入力されたパスワードが一致するか判定し、一致しなければその時点で処理を終了し、パーソナルボックスへはアクセスさせない。
【0065】
一方、一致していれば、あるいは、ステップS181においてパスワードが未登録であると判定された場合には、ステップS184において、印刷しようとする文書を指定させる。
【0066】
図12は、一つのパーソナルボックスに保存されている文書データを表示する画面である。
【0067】
画面930は、ある個人のパーソナルボックスに保存されている文書データを表示する画面である。欄923,924はこのパーソナルボックスに格納されている文書及びその属性を示す。例えば、欄923には、3月8日の11時30分に格納された「A企画案」という名称の文書が表示されている。ここで、一番右の「プリント済」とは、この文書をパーソナルボックスに入れてから、少なくとも一度プリントされていることを示す。この欄には、その他「NG」など、例えば、ハードディスクがいっぱいで、文書を正しくボックスに入れることができなかったことを示す状態が表示されることもある。欄924には、3月11日の21時14分に格納された「B会議資料」という文書が表示されている。ここで、一番右の「プリント可」とは、この文書をパーソナルボックスに入れてから、まだプリントを行っておらず、プリントが可能であることを示す。例えば、このラインをタッチすることにより、この欄を反転することなどによって、選択されていることが示される。
【0068】
キー916は詳細情報キーであり、選択されたラインのジョブの詳細を表示するものである。これにより、ホストのアプリケーションの印刷ウインドウで設定した、例えば、「A4用紙で両面で3部コピーする」などのジョブ情報が詳細に表示される。この表示画面で、ユーザの都合により、例えば部数を3部から5部に変更するなど、ジョブ情報の変更も可能となる。
【0069】
ステップS185では、キー925の格納先表示キーが押されているか否かを判別する。
【0070】
キー925はパーソナルボックスの格納先表示キーであり、このキーを押下することで、印刷される用紙の所定の位置に、コード化されたパーソナルボックス情報が、S184で指定された文書データに合成されて印刷される。パーソナルボックス情報とは、画像データの格納先を示すパーソナルボックス番号と、文書の名称及び格納時間、日付等の属性を指す。
【0071】
キー925が設定されているか否かは、916詳細情報にも表示される。
【0072】
キー917はプリントキーであり、反転したラインのジョブの、ラスタイメージで保存されている印刷データを、ホストからパーソナルボックスに転送するときに、指定した印刷ジョブ設定内容(916詳細情報で表示する)に応じて、プリントを開始する。キー918は消去キーであり、反転したラインのジョブを消去するときに押す。キー919,920は上下スクロールキーであり、一画面では表示しきれない多数のジョブを表示する場合に、画面をスクロールする。キー922は、ファックス状況キーであり、これを押すことで、ファックス送受信の状態を確認することができる。キー921は閉じるキーであり、図7のパーソナルボックス画面801に戻る場合に押す。
【0073】
ステップS185で、キー925がおされてない場合には、ステップS184で指定された「B会議資料」の文書のみが、ステップS187で印刷される。
【0074】
キー925がおされている場合には、ステップS186でコード化された「B会議資料」のパーソナルボックス情報が用紙の所定の位置に、例えば、図14に示す用紙の右上の文書データと重ならない箇所にコード171が合成され、ステップS187で印刷される。
【0075】
図16は、本実施例における原稿読取り動作時の手順を示すフローチャートである。
【0076】
コピー画像を出力する場合、S1901では、操作部700上でユーザが当該コピージョブのコピー設定を行う。コピー設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、拡大/縮小率、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
【0077】
S1902では、スタートキー614の押下によりコピー開始指示を与えると、CPU206は、画像読取り部201を制御し、S1903で原稿の画像データの読み込み動作を行う。まず、ADF180は、載置された原稿を1枚ずつプラテンガラス101上へ給送し、その際同時に原稿のサイズを検知する。検知された原稿のサイズに基づいて原稿を露光走査することにより、画像データが読み取られる。
【0078】
読み取られた画像データはスキャナ102を介して画像メモリ部203内のページメモリ301上に記憶されて、S1904で画像データに、パーソナルボックス情報を表す所定のコードが付加されていることを認識する判別処理が行われる。
【0079】
所定のコードが付加されている場合には、S1905でコードからパーソナルボックス情報に復元化し、このパーソナルボックス情報で示されるパーソナルボックス番号と文書の名称から、パーソナルボックス内の記憶データが検索される。同一名称の画像データがある場合には、これをオリジナル原稿と判断し、次に格納時間、日付等の属性を比較する。
【0080】
S1904で所定のコードが付加されていない場合には、オリジナル原稿は更新されていないと判断され、S1903で読み取られた画像データをプリントする。
【0081】
S1906で格納時間、日付等の属性が異なっている場合には、オリジナル原稿は更新されていると判断され、S1907で操作部700上に図17の情報を表示する。
【0082】
S1906で格納時間、日付等の属性が同じ場合には、オリジナル原稿は更新されていないと判断され、S1903で読み取られた画像データをプリントする。
【0083】
S1908で図17の表示によりオリジナル原稿を印刷する場合には、S1909でパーソナルボックス内の記憶データが読み出されS1910でプリントされる。このとき、図12のキー915が押されていれば、オリジナル原稿に対応したパーソナルボックス情報が合成され、オリジナル原稿の文書とともにプリントされる。
【0084】
S1908で図17の表示によりオリジナル原稿を印刷しない場合、S1903で読み取られた画像データをプリントする。
【0085】
【他の実施形態】
第一の実施形態では、パーソナルボックス内に記憶される画像データとして、外部のホストコンピュータ1000から出力された画像データについて示したが、画像読み取り部201から読み取られた画像データについても同様に、登録されたパーソナルボックスへと格納しておくことができ、オリジナル原稿として使用できるものとする。
【0086】
また、パーソナルボックス情報についてコード化されたデータを文書に合成する場合を示したが、パーソナルボックス情報は文字や数字以外にバーコード等の原稿上で読み取れて判別できるものであれば良いものとする。電子透かし等により画像データに埋め込まれる不可視の情報でも良いものとする。この場合には文書に合成する際に、画像データに埋め込むという制御が行われる。
【0087】
また、パーソナルボックスとして装置100内部の記憶装置について示したが、記憶装置は装置本体外部に構成されても良く、ネットワークを介して接続された構成でも本発明は適用できるものとする。
【0088】
また、パーソナルボックス機能にはパスワードによる認証があるが、パーソナルボックス情報よりオリジナル原稿を読み出す際に、パスワードの入力を要求することで、パーソナルボックスからのオリジナル原稿を印刷できる使用者を制限することも可能であるとする。
【0089】
【発明の効果】
本発明によると、複製原稿をもとに、オリジナル原稿を容易に特定し探し出すことができ、更に、オリジナル原稿の更新情報を反映することで、最新のオリジナル原稿の複製を容易に入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル複写機のブロック図である。
【図2】デジタル複写機の制御ブロック図である。
【図3】画像メモリ部のブロック図である。
【図4】デジタル複写機の操作部を示す図である。
【図5】デジタル複写機の複写動作応用モードの設定画面例を示す図である。
【図6】パーソナルボックスの説明図である。
【図7】表示部のパーソナルボックス基本表示を示す図である。
【図8】表示部のパーソナルボックス登録基本画面を示す図である。
【図9】表示部のパーソナルボックス名前登録画面を示す図である。
【図10】表示部のパーソナルボックスパスワード登録画面を示す図である。
【図11】パスワード入力画面を示す図である。
【図12】個々のパーソナルボックスの表示例の図である。
【図13】パーソナルボックス削除のパスワード登録画面を示す図である。
【図14】パーソナルボックス登録の処理手順のフローチャートである。
【図15】パーソナルボックスからの文書の印刷手順のフローチャートである。
【図16】原稿読取り動作時のフローチャートである。
【図17】表示部のパーソナルボックス情報を示す図である。
【符号の説明】
201 画像読み取り部
203 電子ソータ部
204 プリンタ部
205 CPU回路部
303 制御部
304 ハードディスク
700 操作部
1000 ホストコンピュータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機によるドキュメントの複製に際して、オリジナル原稿の更新情報を反映して、最新のオリジナル原稿の複製を容易に入手する文書管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナから読み取った画像データや、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータからネットワークを介して送られたPDLデータ(PageDescription Language data :ページ記述言語データ)をビットマップに展開した画像データをハードディスク等のメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画像データを繰り返し読み出してプリントアウト(印刷)する機能を備えたデジタル複写機が知られている。
【0003】
こうしたデジタル複写機の中には、パーソナルボックス機能を備えた機種がある。パーソナルボックス機能には、デジタル複写機にハードディスク等のメモリを備えることにより、画像データを一旦、そのメモリ上のユーザ毎に分割された領域に記憶させる機能と、ユーザが複写機の前で操作パネルを操作して、ユーザパスワードを入力し、ユーザが本人かどうかを認証した後、記憶している画像データを記録紙(用紙)に出力する機能とを有している。従って、デジタル複写機から離れた位置にあるホストコンピュータからネットワークを介して、ユーザがデジタル複写機にて書類をプリントアウトした場合、ユーザがプリントアウトされた書類を取りにデジタル複写機の前まで行く間に、書類の内容を第三者に見られる恐れがない。そこで、パーソナルボックス機能を備えたデジタル複写機は、機密書類等の他人に見られたくない書類をコピーやプリントアウト等する場合に適している。
【0004】
また、機密書類ではない一般書類をプリントアウトする場合でも、画像データをメモリに蓄積させておくことにより、ユーザは、ホストコンピュータからプリントアウトの指示をしなくても、ユーザがデジタル複写機の前で操作パネルを操作し、欲しいときに欲しい部数の出力を得ることができる。すなわち、デジタル複写機による文書管理が可能となる。
【0005】
また、機密の流出を抑えるために、複写の日時や複写機番号といった流出ルート探索情報を符号化し、肉眼での判別ができないように複写画像に埋め込むプリント制御手法が提案されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−74940号公報
【特許文献2】
特開2001−266112号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、複写機の利用に際して複写の対象となる原稿は、オリジナル原稿と、それの複写によって得られる複製原稿とに大別される。ここで、オリジナル原稿とは、複写機の使用者(ユーザ)によるドキュメント管理上の原本を意味する。通常、オリジナル原稿は、書籍を含む各種の印刷物、プリンタによる印字物、及び手書き文書といった、複写機によらずに作成されたドキュメントである。ただし、他の複写機によって作成されたドキュメントがオリジナル原稿となる場合もある。
【0008】
さて、例えば一般のオフィスにおいては、複写機による複製物の回覧や配布が頻繁に行われ、複製物から更に複製物を作成する場合(つまり複製原稿の複写を行う場合)が多い。
【0009】
このような場合、オリジナル原稿に修正や追記等により更新がなされても、作成者が閲覧者に対し、回覧物が更新されていることを伝えられていなければ、閲覧者は更新前の原稿の複製物を作成してしまうことになる。
【0010】
これは、従来では、オリジナル原稿の保管場所(又は保管者、作成者)を容易に知ることができず、オリジナル原稿を探し出す作業が面倒であるということと、回覧物を見ただけでは、閲覧者には更新されていることの判断ができないことが問題であった。
【0011】
本発明は、上述の問題に鑑み、閲覧者が複写機によるドキュメントの複製に際して、オリジナル原稿の更新情報を反映して、最新のオリジナル原稿の複製を容易に入手できることと、作成者が最新ドキュメントの電子データを特定の箇所に格納しておくことで、最新のドキュメントを閲覧者に提供できることを目的としている
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決する為、本発明は、オリジナル原稿又は複製原稿を読み取り画像データを生成する画像読取り手段と、
オリジナル原稿又は複製原稿を読み取り画像データを生成する画像読取り手段と、
オリジナル原稿の画像データとその画像情報を記憶装置に記憶するための記憶手段と、
複製原稿上の画像情報に対応した符号画像データを画像データから抽出する画像判別手段と、
抽出された符号画像データから画像情報を復元する復号化手段と、
複製原稿の画像情報をもとに、前記記憶手段に記憶されたオリジナル原稿の画像情報を検索し選び出す検索手段と、
オリジナル原稿と複製原稿との画像情報を比較する比較手段と、
前記比較手段の結果、検索されたオリジナル原稿の画像情報が更新されている場合には、複製原稿上の画像データの代わりに、検索されたオリジナル原稿の画像データを読み出し、画像形成を行う画像形成手段とを有することを特徴とする文書管理システムを提供するものである。
【0013】
なお、さらに詳細に説明すれば、本発明は下記の構成によって前記課題を解決できた。
【0014】
(1)オリジナル原稿又は複製原稿を読み取り画像データを生成する画像読取り手段と、オリジナル原稿の画像データとその画像情報を記憶装置に記憶するための記憶手段と、複製原稿上の画像情報に対応した符号画像データを画像データから抽出する画像判別手段と、抽出された符号画像データから画像情報を復元する復号化手段と、複製原稿の画像情報をもとに、前記記憶手段に記憶されたオリジナル原稿の画像情報を検索し選び出す検索手段と、オリジナル原稿と複製原稿との画像情報を比較する比較手段と、前記比較手段の結果、検索されたオリジナル原稿の画像情報が更新されている場合には、複製原稿上の画像データの代わりに、検索されたオリジナル原稿の画像データを読み出し、画像形成を行う画像形成手段とを有することを特徴とする文書管理システム。
【0015】
(2)前記画像情報とは、該画像データが記憶される記憶装置内の格納先と、画像データの名称及び格納時間、日付等の属性を指すことを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0016】
(3)前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、その画像情報内容を表示装置に表示する表示手段を有することを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0017】
(4)前記画像データは、文字、数字、記号やバーコード等の可視のデータや、もしくは、電子透かし等で画像データに埋め込まれた不可視のデータであることを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0018】
(5)前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、その画像情報を表示する表示手段を有することを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0019】
(6)前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、読取られた複製原稿とオリジナル原稿のどちらの画像形成を行うか選択できる選択手段を有することを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0020】
(7)前記記憶手段により記憶されるオリジナル原稿は、ネットワークを介して接続された外部の機器から受け取り記憶されたものであることを特徴とする前記(1)記載の文書管理システム。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0022】
【第1の実施例】
図1は、本発明の実施形態である複写装置の一例を示す断面図で、100は複写装置本体、180は自動原稿送り装置(ADF)である。
【0023】
図1において、101は原稿載置台としてのプラテンガラスで、102はスキャナで、原稿照明ランプ103、走査ミラー104等で構成されている。不図示のモータによりスキャナが所定方向に往復されて、プラテンガラス101上の原稿からの反射光107は走査ミラー104〜106、レンズ108を介してCCDセンサ(イメージセンサ部)109に結像する。
【0024】
120はレーザ、ポリゴンスキャナ等で構成された露光制御部である。露光制御部120はイメージセンサ部109で電気信号に変換され、後述する所定の画像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたレーザ光129を感光体ドラム110に照射する。
【0025】
感光体ドラム110の回りには、1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備されている。画像形成部126において、感光体ドラム110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に形成された静電潜像は、現像器121により現像されて、トナー像として可視化される。一方、上段カセット131あるいは下段カセット132からピックアップローラ133,134により給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136により本体100に送られ、レジストローラ137により転写ベルト130に給紙され、可視化されたトナー像が転写帯電器118により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム110は、クリーナー装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。
【0026】
転写後の転写紙は、転写ベルト130から分離され、定着前帯電器139,140によりトナー画像が再帯電され、定着器141に送られる。トナー画像は定着器141で加圧、加熱により定着され、排出ローラ161により本体100の外に排出される。
【0027】
本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。また、100枚の転写紙を収容し得る、マルチ手差し153が装備されている。
【0028】
更に、図1において、154は排紙フラッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。また、下搬送パス158は排紙ローラ142から送り出された転写紙を再排紙トレイ156に導く。159は経路160を通じて転写紙を感光体ドラム126側に給紙する給紙ローラである。161は排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を本体100の外に排出する排出ローラである。両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、複写済みの転写紙を搬送パス155、158を介して裏返した状態で再給紙トレイ156に格納する。
【0029】
本体100から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ161によって、転写紙を裏返して本体100の外へ排出される。
【0030】
図2は、本発明の実施形態である複写装置のブロック図である。図2において、画像読み取り部201は、CCDセンサ109、アナログ信号処理部202等により構成され、CCDセンサ109に結像された原稿画像は、CCDセンサ109により、アナログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、画像処理部202に入力され、サンプル&ホールド、ダークレベルの補正等が行われた後に、アナログ・デジタル変換(A/D変換)される。デジタル化された信号は、シューティング補正(原稿を読み取るセンサのばらつき、および原稿照明用ランプの配光特性の補正)、変倍処理、γ補正等の出力系で必要な補正処理や、スムージング処理、エッジ強調、その他の処理、加工等が行われ、画像メモリ部203に入力される。
【0031】
画像メモリ部203では、CPU回路部205からの指令により、画像読み取り部201から読み取った原稿や、外部I/F処理部209からのビットマップ画像を画像メモリに一旦すべて蓄積したり、画像メモリから画像データを順次読み出して出力する。
【0032】
画像メモリ部203は、高速のページメモリと、複数のページ画像データを蓄積可能な大容量のメモリ(ハードディスク)とを有している。ハードディスクに格納された複数の画像データは、画像形成装置100の操作部700で指定された編集モードに応じた順序で出力される。例えば、ソートの場合、ADF180から読み取った原稿束の画像を順に出力する。ハードディスクから一旦格納された原稿の画像データを読み出し、これを複数回繰り返して出力する。これにより、ビンが複数あるソータと同じ役割を果たすことができる。
【0033】
画像メモリ部203から出力した画像データはプリンタ部204へと転送される。
【0034】
プリンタ部204は、図1の断面構成図により説明した、レーザ等から成る露光制御部120、画像形成部126、転写紙の搬送制御部等により構成され、入力された画像信号により転写紙上に画像を記録する。
【0035】
また、CPU回路部205は、CPU206、ROM207、RAM208等により構成され、画像読み取り部201、画像メモリ部203、プリンタ部204等を制御し、本シーケンス制御を統括的に制御する。更にCPU回路部205は現時刻を認識する時計機能を備えている。そして、複写装置の操作部700で設定された指示はCPU回路部205に入力される。
【0036】
外部I/F処理部209は、外部のホストコンピュータ1000から出力されたPDLをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像メモリ部203に出力する。
【0037】
次に画像メモリ部203の詳細を図3に従って述べる。画像メモリ部203では、DRAM等のメモリで構成されるページメモリ部301に、メモリコントローラ部302を介して外部I/F処理部209、画像読取部201からの2値画像の書き込み、プリンタ部204への画像読み出し、大容量の記憶装置であるハードディスク304への画像の入出力のアクセスを行う。外部I/F処理部209は外部のコンピュータから入力されたPDLをビットマップに展開し、画像圧縮部303はHDの入出力に画像データの伴ってJBIG、LZ等の圧縮、解凍を行う。
【0038】
メモリコントローラ部302は、ページメモリ301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、又、外部I/F処理部209、画像読取部201、ハードディスク304からのページメモリ301へのアクセスの調停を行う。更に、CPU206の指示に従い、ページメモリ部301への書き込みアドレス、ページメモリ部301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制御をする。それにより、CPU206はページメモリ部301に複数の原稿画像をならべてレイアウトを行い、プリンタ部に出力する機能や、画像の一部のみ切り出して出力する機能や、画像回転機能を制制する。
【0039】
また、画像メモリ部203では、ページメモリ部301に格納された画像データに、操作部700で指定された所定の情報を画像データとして付加する合成処理と、ページメモリ部301に格納された画像データに、所定の情報が付加されていることを認識する判別処理が、CPU206の制御により行われる。
【0040】
そして合成処理は、ここでいう所定の情報とは、画像データがハードディスク304に格納される際、操作部700からユーザにより入力されるパーソナルボックス情報を指す。パーソナルボックス情報は、画像データの格納先を示すパーソナルボックス番号と、文書の名称及び格納時間、日付等の属性を示す。これらの情報が特定のコードに変換されて、画像データの所定の位置に合成される。パーソナルボックス情報は、パーソナルボックス登録時に、各パーソナルボックスごとに設定され装置内に記憶されており、パーソナルボックスからの文書印刷時に読み出され合成処理が行われる。
【0041】
また、判別処理は、コピー動作の原稿読取時に行われる処理で、画像データの所定の位置に前記した特定のコードが認識するもので、認識されるとコードからパーソナルボックス情報を復元する。
【0042】
次に、図1で述べた、画像形成装置の複写動作を設定する操作部を図4に従って述べる。図4において、ランプ621は電源が入っていることを示すパワーランプである。パワースイッチ613による電源のON/OFFの切り替えにあわせ、ランプ621は点灯、消灯をする。テンキー622は、画像形成枚数の設定やモード設定の数値入力に使用する。また、ファクシミリ設定画面では、電話番号の入力に使用する。クリアキー623により、テンキー622で入力された設定がクリアされる。リセットキー616は、設定された画像形成枚数や動作モードや選択給紙段等のモードを既定値に戻すためのものである。スタートキー614は、この押下により画像形成動作を開始する。スタートキー614の中央にはスタート可能か否かを示す赤色とグリーンのLED(不図示)があり、スタートできない場合は、赤色のLEDが点灯し、スタート可能な場合はグリーンのLEDが点灯する。ストップキー615は、複写動作の提訴を行うために使用する。
【0043】
ガイドキー617を押下した後に、他のキーを押下すると、そのキーにより設定できる機能の説明が表示パネルに表示される。このガイド表示を解除する場合は、再度ガイドキー617を押下することで行う。ユーザ設定キー618を押下すると画像形成装置の設定をユーザが変更可能になる。ユーザが変更できる設定は、例えば、自動的に設定をクリアするまでの時間や、リセットキーを押下した時のモードの規定値の設定等である。割り込みキー619は、画像形成動作中にこのキーを押下すると、他の画像形成動作を中止して、自動原稿送り装置180を使用しないでコピーを行うことができる。表示パネル620は液晶等で構成され、詳細なモード設定を容易にするべく、設定モードに応じて表示内容が変わる。又、表示パネルの表面はタッチセンサになっている。
【0044】
図4の例では、複写動作モードの設定画面の例を示している。図4では、表示パネル620内にキー624〜634を表示しており、このキーの表示の位置を触れることでキーの押下を判断して、モードを設定する。キー627は用紙段の選択キーであり、このキーを押下すると、カセット131,132のいずれから給紙を行うかを設定する表示を表示パネル620に行う。キー628〜634は複写動作の複写倍率を設定するためのキーである。キー626は応用モードの設定キーであり、このキーを押下すると、多重動作や縮小レイアウトモード、表示・合紙モード等の応用機能モードの設定する画面が表示パネルに表示される。例えば、図5の様な各応用機能モードの設定キーの表示がされ、応用モードの設定を可能にする。キー624は両面動作の設定キーであり、例えば、片面原稿から両面出力を行う「片−両モード」、両面原稿から両面出力を行う「両−両モード」、両面原稿から2枚の片面出力を行う「両−片モード」の3種類の両面モードの設定を行う。キー625はソートキーであり、このキーの押下で排紙処理装置190の動作モードの設定や、画像メモリを用いての出力紙の仕分けモード設定する。表示パネル内のキーの表示は通常の表示の他に、表示のキーのモードが設定できない場合は、表示の線を点線(網掛け)にすることで、そのキーが操作できないことをあらわすようになっている。
【0045】
表示パネル620の上方には複写動作の設定された内容の表示や、現在の動作状態を表示する。又、画面の左上にはこの表示画面が後述する各機能モードのどの画面であるかを示す表示があり、図4の例では、コピーAの設定画面を示している。図4の例では、文字で示されているがそれぞれを示す記号でも良い。又、表示パネル620の下方には後述する他の機能モードの動作状態を1ラインで表示できる範囲で表示している。図4の例では、コピーBのプリンタ部への出力動作中であることを示している。表示パネル620内の応用モードキー626の横に、ユーザにより変更可能なキーがあり、応用モードの設定画面で設定できる機能のキーを最大2つまで登録可能である。応用モードの設定キーを図の位置に出して表示することで、その登録したモードの設定をより容易に行える様にすることができる。
【0046】
図4において、符号601〜612及び634は複写装置本体100を用いた、複写動作、システム動作の各機能の及び設定を行う為に操作部の表示を切り替える為のキー及びLED表示である。キー601,604,607,610,634はそれぞれ、各機能を切り替えるキーになっている。これらのキーは半透明のキーボタンで構成されており、キーの内部にはLED等の表示ランプ(不図示)がある。これらのキーを押下することで、操作画面を選択するとキー内部のランプが点灯する。各キーの内部のこのランプは選択されている操作機能画面のキーの内部にあるランプのみ点灯制御され、その他のキーの内部のランプは消灯するように制御される。
【0047】
また、各キーの右にはグリーンのLED603,606,609,612,633がそれぞれ配置されている。これらのLEDは、各機能の動状況をあらわしている。例えば、コピーBのLED606は、コピーBがスタンバイ中では消灯制御され、図4の例の様にコピーBが出力動作中の場合は、点滅制御される。又、画像メモリのハードディスク304にコピーBの画像が保存され、コピーBのプリント動作が行われていない場合には、点灯制御される。同様に例えば、ファクスのLED609では、通信動作中、プリント動作中、読み込み動作中では、点滅制御され、ファクシミリ部ハードディスク402にファクス画像がある場合には点灯制御される。
【0048】
また、各キーの左にはレッドのLED602,605,608,611,632それぞれが配置されている。これらのLEDは、各機能の異常状況が発生したことをあらわす。例えば、コピーBのLED605は、コピーBが紙なし中断やJAM等の異常が発生した時に点滅制御される。この時、コピーB機能キー604を押下し、操作部の表示をコピーBに切り替えることで、表示パネルにコピーBの状況が表示され、異常状況の詳細を確認することができる。
【0049】
これらの機能切り替えキーは、各機能の動作状況によらず、いつでも押下可能であり、操作部を切り替え可能である。本実施例の様に、コピーA機能とコピーB機能とが切り替え可能である場合に、後述するストップキー、スタートキー、リセットキー等の表示パネル内のキー以外のキーに対する操作は、機能切り替えキー601,604により選択されている機能に対して作用する。例えば、図4の例で、コピーA操作画面を表示している時に、ストップキーを押下しても、コピーBの出力動作に対して複写動作の停止を行うことはできない。コピーBの複写動作を停止する場合は、コピーB機能キー604を押下後、ストップキー615を押下することで、コピーBの出力は停止する。又、ユーザ設定キー618により設定されるデータはコピーA、コピーBの操作部が選択されている画面それぞれにおいてデータを有して、それぞれの画面において独立に設定操作を行うことができる。
【0050】
次に図6を用いて、本発明に関わるパーソナルボックスについて説明する。ハードディスク304には、テンポラリ領域900とパーソナルボックス領域901とが割り当てられている。テンポラリ領域は、画像データを一時的に格納するための領域であり、ジョブ終了後にそれら画像データは消去される。パーソナルボックス領域は、パーソナルボックス番号により一意的に識別される領域に更に分割される。パーソナルボックスを利用する場合には、ホスト1000から受信したPDL画像は、外部I/F処理部で展開されてビットマップ画像データとなり、ホストから指定されたパーソナルボックス番号に対応するパーソナルボックス領域に格納される。ユーザは、操作部700から所定の操作を行うことで、自分のパーソナルボックス番号に対応するパーソナルボックス領域に格納されている画像データをプリントすることができる。またこのパーソナルボックス領域901には、格納された画像データに付随する、プリント時のプリントモードも記憶される。
【0051】
図6の例では、1GBのハードディスクを使用しており、300MBをテンポラリ領域、700MBをパーソナルボックス領域と分けて使用する。また、パーソナルボックス領域は10個のパーソナルボックスに分けられており、各ボックスの領域サイズは、各70MBとなる。
【0052】
また、各パーソナルボックスには番号がついており、例えばボックス902,903,904,905は、それぞれ、ボックス番号0,1,2,9である。ボックス1は田中というユーザ用のボックスであり、田中がホスト1000から自分のパーソナルボックスにPDL文書を入れたい場合、ホスト1000でボックス番号1を指定してデジタル複写機にその文書のPDLデータを送信する。また、田中が、ホストから他人のボックスに自分のPDL文書を入れたい場合、文書を送りたい相手のボックス番号をホスト1000から指定し、そのボックスにPDLデータを送る。例えば、相手が「加藤」であればボックス番号9を指定する。これにより、自分のPDL文書を他人のボックスにメールすることが可能となる。
【0053】
図7は、複写機本体100の操作部700のパーソナルボックスのメイン画面である。メイン画面801は、操作部700のパーソナルボックスキー634を押下したときに表示される。図7のように、パーソナルボックスの数は、番号が00〜09の10個用意され、ホストからのPDLデータは、ページごとのラスタイメージに展開された形で、指定された番号に応じたパーソナルボックスに保存されている。また、不図示の画面で、それぞれのパーソナルボックス番号に対して名前をつけることができる。たとえば、ボックス番号01に「田中のボックス」という名前がつけられ、田中という名前の人が使用するボックスであることを明示できる。また、それぞれのボックスの欄の一番右に表示されているパーセント表示は、全体のパーソナルボックス領域のハードディスク容量に対して、使用されている割合を示す。例えば、ボックス番号0は、パーソナルボックス領域のハードディスク容量が700MBであった場合、その2%で、約14MB使用しているということを示す。
【0054】
ボタン802は、ボックス番号00に保存されているジョブを見るためのボタンである。同様に、ボタン803,804,805は、ボックス番号01,02,03に保存されているジョブを見るためのボタンである。例えば、ユーザ田中が、自分のボックス番号である1番のボックスにアプリケーションで作成した文書データを保存するようホストから転送したとする。その後、デジタル複写機の操作部に表示されたパーソナルボックス画面801における田中のボックス番号01のボタン803を押すことで、そこに格納された文書を印刷する際のプリントモード画面が表示される。
【0055】
また、上下スクロールキー806,807を押すことにより、画面がスクロールでき、ボックス番号00〜09の名前や使用容量を見ることができる。ボタン808は表示窓を閉じるためのボタンであり、これを押すことで、図4のメイン画面に戻ることができる。ボタン809は、ファックス状況ボタンであり、これを押すことで、ファックス送受信の状態を確認することができる。
【0056】
パーソナルボックスの保守作業について、図8〜図16に従って説明する。
【0057】
図8はパーソナルボックスの登録の基本画面で、不図示のユーザモード等からパーソナルボックスの登録を選択することによってこの画面が表示される。ここで、ボタン1101〜1104は選択ボタンであり、それぞれのパーソナルボックスを選択するとき押すキーである。キー1106,1107はそれぞれページアップキー、ページダウンキーであり、キー1106を押すと画面が下にスクロールし、キー1107を押した場合は上にスクロールする。また、閉じるキー1109が押されると、ユーザモード等の画面に戻る。
【0058】
図8の画面により、未登録のパーソナルボックスを選択し、登録ボタンを押すことによって新規パーソナルボックスの登録画面(図9)へと移行し、新規登録手順が遂行される。登録処理は、ROM174あるいはRAM175に格納されたプログラムをCPU206により実行することで実現される。
【0059】
登録処理は図8において、選択されたパーソナルボックスが登録済みのものか判定する。新規登録の場合には登録されていないため、図9の画面を表示し、パーソナルボックスの名称を入力させる。
【0060】
図9の名称入力画面では、表示部に表示されるアルファベット1206を押すことにより文字が表示され、これによりパーソナルボックスの名前を入力する。この入力したものは1201に表示される。ここで入力する際、1205の[かな漢]キーを押すことで、ひらがな表示モード、ローマ字表示モードを切り替える。1204のバックスペースキーを押すことでカーソルの一文字前の文字を削除、1202,1203にてカーソルの移動、1208にてスペースの挿入、また、ひらがな表示時に1207を押すとひらがなを漢字変換ではなくカタカナ等に変換する。ひらがな表示時に1209ボタンを押すとひらがなを漢字変換する。ここでOKボタンを押すことにより、名称の入力が完了する。また、ここで取消しボタンを押すことにより、パーソナルボックスの登録の基本画面(図8)に戻る。
【0061】
名称の入力が完了すると、図10の暗証番号設定画面を表示させてパスワードを入力させる。パスワードは、操作部の番号キーにより例えば6桁の番号を入力し、OKボタン1302を押すことにより、追加登録されるパーソナルボックスのパスワードが登録される。登録されたパスワードは、このパーソナルボックス内のファイルを印刷するとき、及び、このパーソナルボックスを削除する時に照会される。ここでパスワードを登録しないときには、番号は何も入力せずにOKボタン1302を押す。この場合、追加登録されるパーソナルボックスについては、パスワードが登録されない。そのため、このパーソナルボックス内に保存されたファイルを印刷する際にパスワードなしでも印刷できる。この画面において取消しボタン1301を押すと、図9の画面へと戻る。
【0062】
図15は、アクセスするパーソナルボックス番号が指定された時点から開始される、印刷のための手順のフローチャートである。まず、ステップS181において、パスワードが未登録であるか判定される。登録されていれば、ステップS182で、図11の画面を表示して、パスワードを入力させ、登録されているパスワードを照会する。
【0063】
図11は、操作部のパスワード入力画面である。画面910は、パーソナルボックスのパスワード入力画面である。この画面で、第1のパスワード、例えば6桁の数値を入力させる。入力された数値は、他人に見られないようにするため、表示欄911において、入力された桁が※マーク、未入力の桁は・マークで示される。キー912はOKキーであり、入力したパスワードの照合を開始する場合に押す。キー913は取消しキーであり、パスワードの入力をキャンセルし、画面801に戻る場合に押す。
【0064】
ステップS183では、照会の結果、パスワードと入力されたパスワードが一致するか判定し、一致しなければその時点で処理を終了し、パーソナルボックスへはアクセスさせない。
【0065】
一方、一致していれば、あるいは、ステップS181においてパスワードが未登録であると判定された場合には、ステップS184において、印刷しようとする文書を指定させる。
【0066】
図12は、一つのパーソナルボックスに保存されている文書データを表示する画面である。
【0067】
画面930は、ある個人のパーソナルボックスに保存されている文書データを表示する画面である。欄923,924はこのパーソナルボックスに格納されている文書及びその属性を示す。例えば、欄923には、3月8日の11時30分に格納された「A企画案」という名称の文書が表示されている。ここで、一番右の「プリント済」とは、この文書をパーソナルボックスに入れてから、少なくとも一度プリントされていることを示す。この欄には、その他「NG」など、例えば、ハードディスクがいっぱいで、文書を正しくボックスに入れることができなかったことを示す状態が表示されることもある。欄924には、3月11日の21時14分に格納された「B会議資料」という文書が表示されている。ここで、一番右の「プリント可」とは、この文書をパーソナルボックスに入れてから、まだプリントを行っておらず、プリントが可能であることを示す。例えば、このラインをタッチすることにより、この欄を反転することなどによって、選択されていることが示される。
【0068】
キー916は詳細情報キーであり、選択されたラインのジョブの詳細を表示するものである。これにより、ホストのアプリケーションの印刷ウインドウで設定した、例えば、「A4用紙で両面で3部コピーする」などのジョブ情報が詳細に表示される。この表示画面で、ユーザの都合により、例えば部数を3部から5部に変更するなど、ジョブ情報の変更も可能となる。
【0069】
ステップS185では、キー925の格納先表示キーが押されているか否かを判別する。
【0070】
キー925はパーソナルボックスの格納先表示キーであり、このキーを押下することで、印刷される用紙の所定の位置に、コード化されたパーソナルボックス情報が、S184で指定された文書データに合成されて印刷される。パーソナルボックス情報とは、画像データの格納先を示すパーソナルボックス番号と、文書の名称及び格納時間、日付等の属性を指す。
【0071】
キー925が設定されているか否かは、916詳細情報にも表示される。
【0072】
キー917はプリントキーであり、反転したラインのジョブの、ラスタイメージで保存されている印刷データを、ホストからパーソナルボックスに転送するときに、指定した印刷ジョブ設定内容(916詳細情報で表示する)に応じて、プリントを開始する。キー918は消去キーであり、反転したラインのジョブを消去するときに押す。キー919,920は上下スクロールキーであり、一画面では表示しきれない多数のジョブを表示する場合に、画面をスクロールする。キー922は、ファックス状況キーであり、これを押すことで、ファックス送受信の状態を確認することができる。キー921は閉じるキーであり、図7のパーソナルボックス画面801に戻る場合に押す。
【0073】
ステップS185で、キー925がおされてない場合には、ステップS184で指定された「B会議資料」の文書のみが、ステップS187で印刷される。
【0074】
キー925がおされている場合には、ステップS186でコード化された「B会議資料」のパーソナルボックス情報が用紙の所定の位置に、例えば、図14に示す用紙の右上の文書データと重ならない箇所にコード171が合成され、ステップS187で印刷される。
【0075】
図16は、本実施例における原稿読取り動作時の手順を示すフローチャートである。
【0076】
コピー画像を出力する場合、S1901では、操作部700上でユーザが当該コピージョブのコピー設定を行う。コピー設定内容は、部数、用紙サイズ、片面/両面、拡大/縮小率、ソート出力、ステイプル止めの有無等である。
【0077】
S1902では、スタートキー614の押下によりコピー開始指示を与えると、CPU206は、画像読取り部201を制御し、S1903で原稿の画像データの読み込み動作を行う。まず、ADF180は、載置された原稿を1枚ずつプラテンガラス101上へ給送し、その際同時に原稿のサイズを検知する。検知された原稿のサイズに基づいて原稿を露光走査することにより、画像データが読み取られる。
【0078】
読み取られた画像データはスキャナ102を介して画像メモリ部203内のページメモリ301上に記憶されて、S1904で画像データに、パーソナルボックス情報を表す所定のコードが付加されていることを認識する判別処理が行われる。
【0079】
所定のコードが付加されている場合には、S1905でコードからパーソナルボックス情報に復元化し、このパーソナルボックス情報で示されるパーソナルボックス番号と文書の名称から、パーソナルボックス内の記憶データが検索される。同一名称の画像データがある場合には、これをオリジナル原稿と判断し、次に格納時間、日付等の属性を比較する。
【0080】
S1904で所定のコードが付加されていない場合には、オリジナル原稿は更新されていないと判断され、S1903で読み取られた画像データをプリントする。
【0081】
S1906で格納時間、日付等の属性が異なっている場合には、オリジナル原稿は更新されていると判断され、S1907で操作部700上に図17の情報を表示する。
【0082】
S1906で格納時間、日付等の属性が同じ場合には、オリジナル原稿は更新されていないと判断され、S1903で読み取られた画像データをプリントする。
【0083】
S1908で図17の表示によりオリジナル原稿を印刷する場合には、S1909でパーソナルボックス内の記憶データが読み出されS1910でプリントされる。このとき、図12のキー915が押されていれば、オリジナル原稿に対応したパーソナルボックス情報が合成され、オリジナル原稿の文書とともにプリントされる。
【0084】
S1908で図17の表示によりオリジナル原稿を印刷しない場合、S1903で読み取られた画像データをプリントする。
【0085】
【他の実施形態】
第一の実施形態では、パーソナルボックス内に記憶される画像データとして、外部のホストコンピュータ1000から出力された画像データについて示したが、画像読み取り部201から読み取られた画像データについても同様に、登録されたパーソナルボックスへと格納しておくことができ、オリジナル原稿として使用できるものとする。
【0086】
また、パーソナルボックス情報についてコード化されたデータを文書に合成する場合を示したが、パーソナルボックス情報は文字や数字以外にバーコード等の原稿上で読み取れて判別できるものであれば良いものとする。電子透かし等により画像データに埋め込まれる不可視の情報でも良いものとする。この場合には文書に合成する際に、画像データに埋め込むという制御が行われる。
【0087】
また、パーソナルボックスとして装置100内部の記憶装置について示したが、記憶装置は装置本体外部に構成されても良く、ネットワークを介して接続された構成でも本発明は適用できるものとする。
【0088】
また、パーソナルボックス機能にはパスワードによる認証があるが、パーソナルボックス情報よりオリジナル原稿を読み出す際に、パスワードの入力を要求することで、パーソナルボックスからのオリジナル原稿を印刷できる使用者を制限することも可能であるとする。
【0089】
【発明の効果】
本発明によると、複製原稿をもとに、オリジナル原稿を容易に特定し探し出すことができ、更に、オリジナル原稿の更新情報を反映することで、最新のオリジナル原稿の複製を容易に入手することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル複写機のブロック図である。
【図2】デジタル複写機の制御ブロック図である。
【図3】画像メモリ部のブロック図である。
【図4】デジタル複写機の操作部を示す図である。
【図5】デジタル複写機の複写動作応用モードの設定画面例を示す図である。
【図6】パーソナルボックスの説明図である。
【図7】表示部のパーソナルボックス基本表示を示す図である。
【図8】表示部のパーソナルボックス登録基本画面を示す図である。
【図9】表示部のパーソナルボックス名前登録画面を示す図である。
【図10】表示部のパーソナルボックスパスワード登録画面を示す図である。
【図11】パスワード入力画面を示す図である。
【図12】個々のパーソナルボックスの表示例の図である。
【図13】パーソナルボックス削除のパスワード登録画面を示す図である。
【図14】パーソナルボックス登録の処理手順のフローチャートである。
【図15】パーソナルボックスからの文書の印刷手順のフローチャートである。
【図16】原稿読取り動作時のフローチャートである。
【図17】表示部のパーソナルボックス情報を示す図である。
【符号の説明】
201 画像読み取り部
203 電子ソータ部
204 プリンタ部
205 CPU回路部
303 制御部
304 ハードディスク
700 操作部
1000 ホストコンピュータ
Claims (7)
- オリジナル原稿又は複製原稿を読み取り画像データを生成する画像読取り手段と、
オリジナル原稿の画像データとその画像情報を記憶装置に記憶するための記憶手段と、
複製原稿上の画像情報に対応した符号画像データを画像データから抽出する画像判別手段と、
抽出された符号画像データから画像情報を復元する復号化手段と、
複製原稿の画像情報をもとに、前記記憶手段に記憶されたオリジナル原稿の画像情報を検索し選び出す検索手段と、
オリジナル原稿と複製原稿との画像情報を比較する比較手段と、
前記比較手段の結果、検索されたオリジナル原稿の画像情報が更新されている場合には、複製原稿上の画像データの代わりに、検索されたオリジナル原稿の画像データを読み出し、画像形成を行う画像形成手段とを有することを特徴とする文書管理システム。 - 前記画像情報とは、該画像データが記憶される記憶装置内の格納先と、画像データの名称及び格納時間、日付等の属性を指すことを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
- 前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、その画像情報内容を表示装置に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
- 前記画像データは、文字、数字、記号やバーコード等の可視のデータや、もしくは、電子透かし等で画像データに埋め込まれた不可視のデータであることを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
- 前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、その画像情報を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
- 前記検索手段の結果、オリジナル原稿が記憶されている場合に、読取られた複製原稿とオリジナル原稿のどちらの画像形成を行うか選択できる選択手段を有することを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
- 前記記憶手段により記憶されるオリジナル原稿は、ネットワークを介して接続された外部の機器から受け取り記憶されたものであることを特徴とする請求項1記載の文書管理システム。
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US7652781B2 (en) | 2005-07-05 | 2010-01-26 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Data processing system, data processing method, and data processing program product suited for transmitting and receiving data among a plurality of image processing apparatuses |
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2003
- 2003-05-06 JP JP2003127996A patent/JP2004336288A/ja not_active Withdrawn
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