JP2007086994A - 自動両替システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 犯罪行為による被害を抑制する自動両替システムを提供する。
【解決手段】 投入された貨幣と同額の小額貨幣を払い出す両替装置4を備えた自動両替システムにおいて、前記両替装置4は、貨幣の真偽及び金種を識別する入力識別部14と、小額貨幣を払い出す出金部15と、前記入金識別部14の検出結果に基づいて前記出金部15の制御を行う制御部13とを備え、該制御部13は、投入された貨幣が抑止制御対象金種か否かを判定して両替処理を行い、当該貨幣が抑止制御対象金種であった場合に、当該貨幣と同一金種の両替処理を所定時間禁止することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、貨幣の両替を行う自動両替システムに関するものである。
従来から、ホテルやカラオケルームなどの娯楽施設の客室には、テレビや電話機などの有料機器が設置されている場合がある。このような有料機器の中には、利用する前に料金を支払うシステムを採用したものがあり、この料金支払いシステムとして、例えば、料金支払機からの料金情報と客室番号情報とに基づいて、支払われた料金分だけ有料機器の利用を許可したり、支払われた料金分だけコンテンツを供給したりするものがある(例えば、特許文献1参照)。
ところが、これら有料機器においては、利用者のプライバシーの問題があり、さらに、使用料金の事前登録や、使用料金の追加がし難いという課題がある。そのため、近年、最も単純な方法ではあるが、客室内に簡素化された自動両替装置を設置して利用者が客室内で両替を行えるようにすることで、利用者のプライバシーを守りつつ円滑に有料機器の料金を支払えるようにするシステムが提案されている。
特開2004−118292号公報
ところで、従来、自動両替装置は人目に触れる場所に設置されていることが多かったため、いたずらや、故意に偽の高額紙幣を両替して真の貨幣を得ようとする犯罪行為などが抑制されていた。しかしながら、上述した客室等の閉塞された特定の空間に自動両替装置を設置した場合には、人目を気にする必要がなくなるため、上記のような犯罪行為などが拡大して被害金額が増加することが想定される。
そこで、この発明は、犯罪行為による被害を抑制する自動両替システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、投入された貨幣と同額の小額貨幣を払い出す両替手段(例えば、実施の形態における両替装置4)を備えた自動両替システムにおいて、前記両替手段は、貨幣の真偽及び金種を識別する識別手段(例えば、実施の形態における入金識別部14)と、小額貨幣を払い出す出金手段(例えば、実施の形態における出金部15)と、前記識別手段の検出結果に基づいて前記出金手段の制御を行う制御手段(例えば、実施の形態における制御部13)とを備え、該制御手段は、投入された貨幣が抑止制御対象金種か否かを判定して両替処理を行い、当該貨幣が抑止制御対象金種であった場合に、当該貨幣と同一金種の両替処理を所定時間禁止することを特徴とする。
このように構成することで、両替手段に投入された貨幣が識別手段によって真の貨幣であると判定されたとしても、当該貨幣が抑止制御対象金種に設定されている場合には、両替処理を行った後に当該貨幣と同一金種の両替処理を所定時間禁止して、抑止制御対象金種の両替処理の間隔を引き延ばすことができる。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明において、前記制御手段が、同一金種の貨幣が所定の回数連続して投入された場合に、当該金種を抑止制御対象金種に設定することを特徴とする。
このように構成することで、両替手段に投入された貨幣が識別手段によって真の貨幣であると判定されたとしても、同一貨幣が所定回数連続して投入された場合には当該貨幣を抑止制御対象金種に設定することができるため、当該金種の両替を所定時間禁止することができる。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記両替手段を管理するホスト装置(例えば、実施の形態におけるホスト2)と、該ホスト装置と前記両替手段を接続する通信手段(例えば、実施の形態における通信回線3)とを備え、前記ホスト装置は、前記通信手段を介して前記両替装置の両替情報を受信することを特徴とする。
このように構成することで、両替手段で抑止制御対象金種が設定されたことや、所定の金種の両替を禁止していることなどをホスト装置側に通知可能となる。
請求項4に記載した発明は、請求項3記載の発明において、前記ホスト装置が、前記両替情報を表示する表示手段(例えば、実施の形態における表示部21)と、前記両替手段にて設定された前記抑止制御対象金種を解除する解除手段(例えば、実施の形態における集中制御部20)を備えていることを特徴とする。
このように構成することで、例えば、抑止制御対象金種が設定されたことや、収納枚数の多い金種の紙幣・硬貨の回収要求、収納枚数の少ない金種の紙幣・硬貨の補充要求等をホスト装置側に表示することができる。
また、両替手段の状況に応じて、ホスト装置側から両替手段の抑止制御対象金種の設定を解除することができる。
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、前記両替手段が個室に設けられていることを特徴とする。
このように構成することで、個室における犯罪行為の増加を抑えることができる。
請求項1に記載した発明によれば、両替手段に投入された貨幣が識別手段によって真の貨幣であると判定されたとしても、当該貨幣が抑止制御対象金種に設定されている場合には、両替処理を行った後に当該貨幣と同一金種の両替処理を所定時間禁止して、抑止制御対象金種の両替処理の間隔を引き延ばすことができるため、犯罪による被害を抑制することができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、両替手段に投入された貨幣が識別手段によって真の貨幣であると判定されたとしても、同一貨幣が所定回数連続して投入された場合には当該貨幣を抑止制御対象金種に設定することができるため、当該金種の両替を所定時間禁止することができ、したがって、犯罪による被害を抑制することができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1又は2の効果に加え、両替手段で抑止制御対象金種が設定されたことや、所定の金種の両替を禁止していることなどをホスト装置側に通知可能となるため、管理者は、例えば、利用者が去った後に即座に当該両替手段に出向いて確認作業を行うことができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、上述の効果に加え、例えば、抑止制御対象金種が設定されたことや、収納枚数の多い金種の紙幣・硬貨の回収要求や、収納枚数の少ない金種の紙幣・硬貨の補充要求等をホスト装置側に表示することができるため、両替手段を容易に管理することが可能になる効果がある。
また、両替手段の状況に応じて、ホスト装置側から両替手段の抑止制御対象金種の設定を解除することができるため、例えば、抑止制御対象金種が設定された後、次の利用者が両替手段を利用する際には再び全ての金種で両替可能とすることができ、したがって、次の利用者は抑止制御対象金種が設定されていない状態で両替を円滑に行うことができる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、上述の効果に加え、個室における犯罪行為の増加を抑えることができるため、被害金額を抑制することができる効果がある。
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの実施の形態における自動両替システム1を示している。この自動両替システム1は、通信回線3に接続されたホスト(ホスト装置)2と、通信回線(通信手段)3に接続された両替装置(両替手段)4とで構成されている。これらホスト2と両替装置4とは、通信回線3を介して双方向通信が可能となっており、両替装置4は、ホテル等の複数の客室に各々設置されている。なお、図示都合上、図1では通信回線3にホスト2と両替装置4とが1台ずつ接続されているが、通信回線3には通常複数の両替装置4が接続される。
図2に示すように、両替装置4は装置本体4aと、この装置本体4aの開口部にヒンジ(図示せず)を介して開閉自在に支持された正面扉4bとで構成されている。この正面扉4b上の右側の略中央部には、各種紙幣を投入する紙幣投入口5が配置され、この紙幣投入口5の下方には紙幣を払い出すための紙幣払出口6が配置されている。そして、この紙幣払出口6の右方には、正面扉4bを施錠する非常錠7が配置され、この非常錠7の上方には同じく正面扉4bを施錠する前扉錠8が配置されている。この前扉錠8は通常時使用するものであり、この前扉錠8を開錠することで正面扉4bが開閉可能になる。一方、非常錠7は非常時にのみ開錠するものである。
正面扉4bの右側上部には表示部9が配置されている。この表示部9は、両替装置4によって両替可能な金種を表示するとともに、両替可能な両替パターンを表示するものである。この表示部9の左下方には各種硬貨を投入するための硬貨投入口10が配置されており、この硬貨投入口10の下方、つまり、正面扉4bの左下部には硬貨払出口11が配置されている。
さらに、硬貨投入口10の左方には、返却レバー12が設けられており、この返却レバー12を操作することで、投入した硬貨及び紙幣が前述した紙幣払出口6及び硬貨払出口11から返却されるようになっている。また、この硬貨払出口11の上方には人体検知センサs1が配置されており、この人体検知センサs1によって、正面扉4bの正面に人がいるか否かを検出するようになっており、両替装置4は、この人体検知センサs1の検知結果に基づいて正面扉4bの正面に人がいないと判定した場合には、表示部9を消すなどの省エネルギーモードになる。
図1に示すように、両替装置4には、この両替装置4における種々の処理を行う制御部13が設けられている。この制御部(制御手段)13には、入金識別部(識別手段)14、出金部(出金手段)15、収納部16、ROM(Read Only Memory)17、RAM(Random Access Memory)18、及び、前述した表示部9、返却レバー12が接続されている。そして、この制御部13は入出力部19を介して通信回線3に接続されている。
入金識別部14は、上述した紙幣投入口5から投入された紙幣及び硬貨投入口10から投入された硬貨の真偽及び金種を識別するものであり、この入金識別部14によって識別された紙幣及び硬貨の金種情報が制御部13に対して出力されるようになっている。
出金部15は、例えば、返却レバー12や入金識別部14からの信号を受け取った制御部13からの制御指令に基づいて、前述した紙幣払出口6、硬貨払出口11に、所定の金額を払い出させるものである。
収納部16は、両替装置4内に硬貨や紙幣を収納するものであり、硬貨や紙幣の収納状況を制御部13に対して出力するようになっている。そのため、前述した制御部13は、この収納部16の出力に基づいて、払い出された金種別の紙幣及び硬貨の枚数管理を行い、この結果をホスト2に対して報告可能に構成され、ホスト2に対して収納枚数が多い金種の紙幣及び硬貨の回収要求、さらに、収納枚数の少ない金種の紙幣及び硬貨の補充要求を行うようになっている。
ROM17は、不揮発性のメモリであり、制御部13で行われる処理に応じた複数のプログラムが予め記録されている。前述した制御部13は、このROM17に記録されたプログラムを適宜呼び出して実行するようになっている。
RAM18は、各種データの読み書きが可能に構成されており、例えば、前述した制御部13で各種処理が実行されている時の一時データや、両替装置4における両替処理が制限される抑止制御対象金種などのデータを保存できるようになっている。なお、抑止制御対象金種の設定については後述する。
一方、ホスト2には、集中制御部(解除手段)20が設けられている。この集中制御部20は、ホスト2における各種処理を行うものであり、ここに表示部(表示手段)21、操作部22、ROM23、RAM24が接続され、両替装置4と同様に、入出力部25を介して通信回線3に接続されている。そして、前述したように、通信回線3に接続された複数の両替装置4からの両替情報を受信するようになっている。
表示部21は、前述した集中制御部20からの制御指令に基づいて様々な情報を表示するものである。この表示部21は、通信回線3に接続されている複数の両替装置4から送信されてくる両替情報、例えば、両替装置4毎に、放出された紙幣及び硬貨の金種別の枚数、両替装置4からの貨幣の回収要求や補充要求、後述する抑止制御対象金種が設定された旨の表示を行う。
操作部22は、ホスト2を操作する管理者が自らの意思に基づいて、例えば、各客室に設置された両替装置4の設定や、両替装置4のサービス停止、サービス開始の指示を入力するためのものであって、この他に、例えば、前述した表示部21の表示内容や、特定の両替装置4の情報を表示部9上で選択する手段としても用いられる。
ROM23は、不揮発性のメモリであり、前述した両替装置のROM17と同様に、集中制御部20で行われる処理に応じた複数のプログラムが予め記録されている。制御部13は、このROM23に記録されたプログラムを適宜呼び出して実行できるようになっている。また、RAM24は、各種データの読み書きが可能に構成されており、例えば、前述した集中制御部20で各種処理が実行されている時に一時データや両替装置4から送信されてきた両替情報の保存等ができるようになっている。
次に、この実施の形態の両替装置4の制御部13で行われる両替処理を図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS1では、両替装置4の紙幣投入口5又は硬貨投入口10から、貨幣が投入されたか否かを判定する。判定結果が「YES」(投入された)である場合はステップS2に進み、判定結果が「NO」(投入されていない)である場合はステップS1の処理を繰り返す。
ステップS2では、入金識別部14の識別結果に基づいて、投入された貨幣が両替可能対象金種か否かを判定する。判定結果が「YES」(両替可能対称金種)である場合はステップS3に進み、判定結果が「NO」(両替可能対象金種ではない)である場合はステップS13に進む。ステップS13では投入された貨幣を紙幣払出口6又は硬貨払出口11からリジェクト(排出)してステップS1に戻り上述の処理を繰り返す。
ステップS3では、投入された貨幣が抑止制御対象金種に設定されているか否かを判定する。判定結果が「YES」(抑止制御対象金種に設定されている)である場合はステップS9に進み、判定結果が「NO」(抑止制御対象金種に設定されていない)である場合はステップS4に進む。ステップS4では、投入された貨幣が同一金種で連続3回投入されたか否か、つまり、同一金種の貨幣が間に他の金種の貨幣を入れずに3回投入されたか否かを判定する。判定結果が「YES」(同一金種で連続3回投入された)である場合はステップS5に進み、判定結果が「NO」(同一金種で連続3回投入されていない)である場合はステップS7に進む。なお、上述のステップS4では、貨幣が同一金種で連続3回投入されたか否かを判定しているが、これに加えて、連続3回の投入が所定時間内に行われていることを判定条件に入れてもよい。
ステップS5では投入された貨幣を抑止制御対象金種として設定し、両替装置4のRAM18に抑止制御対象金種に設定された貨幣の金種を記憶させる。ステップS6ではタイマーに所定の時間(例えば、5分程度)をセットしてステップS7に進む。ここで、タイマーはカウントダウンタイマーであり、本処理の進行に依存せず所定時間が経過すると0となるものである。そして、このタイマーによって抑止制御対象金種毎に個別にタイマー値をカウントダウンすることができるようになっている。
ステップS7では、両替処理を行い、投入された貨幣と同額の小額貨幣を紙幣払出口6及び硬貨払出口11の少なくとも一方からそれぞれ払い出す。ステップS8では紙幣払出口6、硬貨払出口11から貨幣が取り出されたか否かを判定する。判定結果が「YES」(取り出された)である場合はこの処理を抜けてリターンし、判定結果が「NO」(取り出されていない)である場合はステップS8の処理を繰り返す。
一方、ステップS9ではタイマーが0か否かを判定する。判定結果が「YES」(タイマーが0)である場合はステップS10に進み、判定結果が「NO」(タイマーは0でない)である場合は上述したステップS13に進みリジェクトしてステップS1に進み上述した処理を繰り返す。ステップS10では前述したステップS7と同様に、両替処理を行いステップS11に進む。ここで、ステップS9では、投入された抑止制御対象金種毎のタイマー値を参照して0か否かの判定を行うようになっている。ここで、前述したステップS7、ステップS10の両替処理では、投入された貨幣と同額の小額貨幣を後述する両替パターンに基づいて紙幣払出口6および硬貨払出口11から払い出す。
ステップS11では前述のステップS8と同様に、貨幣が取り出されたか否かを判定する。判定結果が「YES」(取り出された)である場合はステップS12に進み、判定結果が「NO」(取り出されていない)である場合はステップS11の処理を繰り返す。ステップS12では前述したステップS6と同様に、タイマーをセットしてリターンする。
すなわち、利用者が硬貨及び紙幣を両替装置4の紙幣投入口5及び硬貨投入口10に投入して両替を行うときに、例えば、同一金種の貨幣を4回連続で両替しようとすると、1回目から3回目は通常通り同額の小額貨幣が硬貨払出口11から払い出される(ステップS3でNo、ステップS4でNo)。しかし、4回目の両替処理を行うべく同一金種の貨幣が投入されると、当該金種が抑止制御対象金種に設定されているため(ステップS4でYes)、3回目の両替処理の後、所定時間が経過するまでは同一金種の貨幣が紙幣払出口6及び硬貨払出口11からリジェクトされる(ステップS9でNo)。そして、所定時間が経過すると、再び当該金種の両替処理が可能となり(ステップS9でYes)、両替処理が行われる。しかし、これ以降は、当該金種の両替処理を行う度に、その後所定時間経過するまで両替処理が禁止され、当該金種の貨幣が両替装置4に投入されたとしても、紙幣払出口6及び硬貨払出口11からリジェクトされることとなる。
一方、両替装置4によるサービスを開始する以前に、高額紙幣(例えば、一万円券や五千円券)などの任意の金種を予め抑止制御対象金種に設定してRAM18等に記憶させておくこともできる。この場合には、予め抑止制御対象金種に設定された金種の貨幣が両替装置4に投入されると、1回目は通常通り両替処理が行われるが(ステップS3でYes、ステップS9でYes)、2回目の両替処理は1回目の両替処理後にタイマーがセットされて(ステップS12)いるため、所定時間経過するまでは当該貨幣と同一金種の貨幣による両替処理が禁止される。そして、この間は、当該貨幣が投入されたとしても、両替装置4の紙幣払出口6及び硬貨払出口11からリジェクトされる。また、3回目以降の両替処理は、当該金種の貨幣の両替処理を行う度に所定時間経過するまで両替処理が禁止されて、投入された当該貨幣は紙幣払出口6及び硬貨払出口11からリジェクトされることとなる。
ここで、RAM18に記憶された抑止制御対象金種は、ホスト2からの指令によって両替装置4のサービスを停止しない限り解除されないようになっており、客室が空室の場合には両替装置4はホスト2によってサービス停止状態に設定される。一方、利用者が入室している場合には、両替装置4はホスト2によってサービス可能状態に設定される。なお、上記実施の形態では同一金種を3回連続で投入した場合に当該金種を抑止制御対象金種に設定するようにしたが、この回数は3回に限られるものではなく、必要に応じて設定することができる。
ところで、両替装置4の表示部9は、前述したように、両替可能金種表示と両替パターン表示とを行っている。以下、この表示部9の両替可能金種表示と両替パターン表示を図4,5に基づいて説明する。なお、図示都合上、紙幣の表示だけを示しており、硬貨の表示は省略している。また、この実施の形態では、抑止制御対象金種に設定されていない状態の千円券を3回連続して両替し、さらに5分経過後に再び千円券を両替する一例を示している。
図4は両替可能金種表示を示したものである。図4に示すように、まず、両替装置4がホスト装置2の制御指令によって両替サービスを開始すると、最初は、一万円券、五千円券、二千円券、千円券の全ての紙幣が両替可能券種(両替可能金種)に設定された状態になっており、表示部9には初期状態として、一万円券、五千円券、二千円券、千円券の全ての貨幣表示がなされている(図中、左から1列目)。さらに、千円券による1回目の両替を行った後(図中、左から2列目)と2回目の両替を行った後(図中、左から3列目)には、初期状態と同様に、表示部9において、一万円券、五千円券、二千円券、千円券の全ての貨幣表示が維持された状態となる。
そして、千円券による3回目の両替を行った後(図中、左から4列目)には、表示部9の千円券の表示が消えて、一万円券、五千円券、二千円券の貨幣表示のみが行われ、この状態で5分間経過すると、再び千円券の両替が可能となり、表示部9上に千円券の貨幣表示が再表示され、全ての紙幣の貨幣表示がなされる(図中、右から2行目)。ここで、前述した表示部9は、図3のフローチャートのステップS6及びステップS12でタイマーがセットされると、制御部13の制御指令に基づいて当該タイマーのセットされた金種の貨幣表示を消し、また、ステップS9でタイマーが0と判定されると、制御部13の制御指令に基づいて当該タイマーのセットされていた金種の貨幣表示を再表示する。
さらに、千円券による両替処理を行った場合には、当該千円券が抑止制御対象金種に設定されているため、両替処理後に千円券の表示が5分間消え(図中、右から1列目)、5分後に再び千円券が表示されるようになる。要するに、両替装置4の利用者は、表示部9の貨幣表示を確認することで、現在両替可能な貨幣がどの貨幣であるかを認識することができるのである。なお、この実施の形態では紙幣について説明したが、紙幣と同様に、両替可能な硬貨の表示も行われる。さらに、千円券を一例に説明したが、千円券以外の紙幣でも同様な表示制御が行われる。
一方、図5は両替パターン表示の一例を示している。この両替パターン表示は、前述した両替可能金種表示や収納部16からの出力に応じて制御部13からの制御指令に基づいて行われるものであり、例えば、一万円券は千円券10枚、五千円券は千円券5枚、二千円券は千円券2枚、千円券は500円貨1枚と100円貨5枚、500円貨は100円貨5枚、100円貨は50円貨2枚、50円貨は10円貨5枚と両替可能である旨の表示が選択的に行われ、収納部16において収納枚数が少ないと検出された金種を払出す両替パターンや、両替禁止中の金種に係る両替パターンが表示されないようになっている。なお、両替パターンの表示は上述したものに限られるものではなく、例えば、収納枚数が少ない金種が発生した場合に、これよりも小額の金種で払出すパターンを代わりに表示するようにしてもよく、また、高額紙幣の両替回数を予め設定しておき、この設定回数に達した時点で当該両替パターンを表示しないようにしてもよい。
したがって、上述した実施の形態によれば、両替装置4に投入された貨幣が入金識別部14によって真の貨幣であると判定されたとしても、当該貨幣が抑止制御対象金種に設定されている場合には、両替処理を行った後に当該貨幣と同一金種の両替処理を所定時間禁止して、抑止制御対象金種の両替処理の間隔を引き延ばすことができるため、犯罪による被害を抑制することができる。
そして、両替装置4に投入された貨幣が入金識別部14によって真の貨幣であると判定されたとしても、同一貨幣が連続して投入された場合に当該貨幣を抑止制御対象金種に設定することができるため、例えば、両替を禁止したり、所定時間両替を禁止させたりすることができ、したがって、偽の貨幣が真の貨幣であると識別された場合であっても、被害を最小限度に抑制することができる。
また、両替装置4で抑止制御対象金種が設定されたことを、ホスト装置2において表示部21上に表示可能となるため、例えば、利用者の退室後即座に当該両替装置4に出向いて貨幣の確認を行うことができる。
さらに、例えば、収納枚数の多い金種の紙幣、硬貨の回収要求、収納枚数の少ない金種の紙幣、硬貨の補充要求をホスト装置2の表示部21に表示することができるため、利用者の退室後即座に当該両替装置4に出向いて、紙幣又は硬貨の補充や回収を行うことができ、この結果、複数の両替装置4を容易に管理することができる。
また、利用者の退室後にホスト装置2側から両替装置4のサービスを停止させてRAM18に記憶された抑止制御対象金種を解除することができるため、次の利用者が入室する際には再び全ての金種で両替可能とすることができ、したがって、次の利用者は抑止制御対象金種が設定されていない状態で両替を円滑に行うことができる。
そして、とりわけ、個室における犯罪行為の増加を抑えることができ、被害金額を抑制できる点で有利となる。
なお、この発明は上述した実施の形態では通信回線を介して双方向通信を行う構成としたが、通信回線は有線に限られるものではなく、無線であってもよい。
また、上記実施の形態では全ての貨幣について抑止制御対象金種の対象としたが、例えば、紙幣だけを抑止制御対象金種の対象としたり、一万円券や五千円券などの高額紙幣だけを対象としてもよい。
さらに、上記実施の形態では、両替装置をホテルの客室に設ける場合について説明したが、設置場所はこれに限られるものでなく、例えば、カラオケルーム等に設置してもよい。
本発明の実施の形態における自動両替システムの全体構成図である。 本発明の実施の形態における両替装置の正面図である。 本発明の実施の形態における両替処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態における両替可能金種表示の説明図である。 本発明の実施の形態における両替パターン表示の説明図である。
符号の説明
2 ホスト(ホスト装置)
3 通信回線(通信手段)
4 両替装置(両替手段)
14 入金識別部(識別手段)
15 出金部(出金手段)
13 制御部(制御手段)
21 表示部(表示手段)
20 集中制御部(解除手段)

Claims (5)

  1. 投入された貨幣と同額の小額貨幣を払い出す両替手段を備えた自動両替システムにおいて、
    前記両替手段は、貨幣の真偽及び金種を識別する識別手段と、
    小額貨幣を払い出す出金手段と、
    前記識別手段の検出結果に基づいて前記出金手段の制御を行う制御手段とを備え、
    該制御手段は、投入された貨幣が抑止制御対象金種か否かを判定して両替処理を行い、当該貨幣が抑止制御対象金種であった場合に、当該貨幣と同一金種の両替処理を所定時間禁止することを特徴とする自動両替システム。
  2. 前記制御手段は、同一金種の貨幣が所定の回数連続して投入された場合に、当該金種を抑止制御対象金種に設定することを特徴とする請求項1に記載の自動両替システム。
  3. 前記両替手段を管理するホスト装置と、該ホスト装置と前記両替手段を接続する通信手段とを備え、前記ホスト装置は、前記通信手段を介して前記両替装置の両替情報を受信することを特徴とする請求項1又は2に記載の自動両替システム。
  4. 前記ホスト装置は、前記両替手段の両替情報を表示する表示手段と、前記両替手段にて設定された前記抑止制御対象金種を解除する解除手段とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の自動両替システム。
  5. 前記両替手段は個室に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の自動両替システム。
JP2005273735A 2005-09-21 2005-09-21 自動両替システム Expired - Fee Related JP4689419B2 (ja)

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