JP5560457B2 - ゲーム機 - Google Patents
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Description
さらに、ICコインを使用する際に種々の特典付与が可能なゲーム機に関する。
さらにまた、硬貨及びICコインを使用可能なゲーム機を用いたゲーム場運営システムに関する。
また、「ICコイン記憶媒体」とは円板形であって、電気的記憶媒体、例えば所謂ICタグを内蔵したICコインの記憶媒体である。
第二の従来技術として、カードのリードライト装置をゲーム機に内蔵し、ポイントカードに記憶されたポイントからゲームの1プレイに必要なポイントを減算してゲームを可能にするゲーム機が知られている(例えば特許文献2)。
第三の従来技術として、無線通信手段と記憶手段とを備えて円盤形状に形成したICコインを発行するICコイン発行装置であって、遊技機で遊技した遊技者の遊技媒体の保有数量を取得する数量取得手段と、該保有数量に対応する価値で商品と引換え可能な商品引換用ポイントを前記ICコインの記憶手段に書込む書込手段とを備えたICコイン発行装置が知られている(例えば特許文献3)。
第四の従来技術として、自己が保有するポイントに応じてネットワークを介してゲームできる遊技システムが知られている(例えば特許文献4)。
第五の従来技術として、硬貨又は硬貨形状を有するICコインを挿入するための挿入口と、前記硬貨又は前記ICコインを返却するための排出口と、前記挿入口に挿入された硬貨又はICコインを、自動販売機内で一時的に保管する一時保管部とを有する自動販売機において、前記一時保管部内に、一時保管されたICコインに対して、前記ICコインに記憶された金額データから、前記自動販売機で販売する商品の代金に応じた金額データを減算させる処理を行なうための信号をアクセスするICリーダー・ライターが設けられている自動販売機が知られている。
また、利用金額毎にポイントを付与する場合、別途ポイントシステムを構築せねばならない。
一方、第一の従来技術から第四の従来技術を適宜組み合わせることにより、ICコインに価値(マネー)情報を記憶させ、ゲーム機毎に関連付けられたリーダー・ライダーによって当該マネー情報を読込み及び/又は書込みすることにより、ゲーム機のゲーム料金を受領することは容易に推考できる。
ICコインを用いる場合、ゲーム料金の設定は容易であるが、ICコインに記憶するマネー情報は、まとまった金額にせざるを得ない。例えば、1000円単位で購入することになる。
なぜなら、ゲーム場におけるコストにおいて、硬貨を使用する場合、硬貨選別機への負担はないが、ICコインを用いる場合、ICコイン用の機器を別途準備せねばならならず、設備投資を必要とするからである。
これにより、1回のみゲームを楽しみたい人は、1000円を購入せねばならないのでゲームを見合わせることになり、ゲーム場においてお客様を増加することができない。
一方、ICコインを用いた場合、ゲーム毎に硬貨を投入する手間が省けるので大口のお客様にとっては利便性が高い。
なお、ICコインを用いた場合、ICコインに貨幣の使用料金に基づくポイント情報を記憶させ、ポイントに基づくサービスも容易に提供できる。
本発明の第2の目的は、大口のお客様の利便性が高いゲーム機を提供することを目的とする。
本発明の第3の目的は、小口のお客様も気軽にゲームができるゲーム機を提供することを目的とする。
ICコイン102をゲーム機の貨幣受付機に投入する。
貨幣受付機において、ゲーム料金に相当するマネー情報がICコインから減算され、ICコインはお客様に返却される。
貨幣受付機は前記処理後、ゲーム可能信号を出力し、ゲーム機がゲーム可能になる。
一方、硬貨を貨幣受付機に投入した場合、例えばゲーム料金が100円に設定されている場合、100円を検知すると当該100円は金庫に収納されると共にゲーム可能信号を出力し、ゲーム可能になる。
これにより、ICコイン利用客は、ゲーム機毎に設定されたゲーム料金に相当するマネー情報によりゲームをすることができる。
換言すれば、ゲームの価値に応じたゲーム料金を設定することができるので、従来100円一律であったゲーム料金を人気がないゲーム機においては50円にすることで割安感を印象づけることができ、お客様の来場を促す利点がある。
また、大口のお客様は、高額、例えば3000円に相当するマネー情報をICコインに記憶させて利用できるので、貨幣受付機がICコインを保留し続ける場合、ゲーム毎にICコインを投入する手間が省け、使い勝手がよくなるので、大口お客様を確保できる利点がある。
さらに、従来同様に100円硬貨を貨幣受付機に投入してもゲームができるので、小口のお客様をも確保できる利点がある。
この構成において、ICコインに記憶されたゲーム時刻帯内である場合、何回でもプレイできる。
結果として、時刻帯内であれば何回でもゲームをすることができるのでゲーム料金の割安感を印象付けられ、お客様の来場を促すことができる利点がある。
この構成において、ゲーム料金をポイントにし、ゲーム料金をポイントの数で徴収することができる。
購入金額に対応してポイント増量等のサービスが容易に設定できる。
よって、ゲーム料金の割安感を印象付けられるので、お客様の来場を促すことができる利点がある。
この構成において、ポイント情報等の特典情報をICコインに記憶できる。
お客様は、ICコインに記憶された特典情報が、ゲーム機のリーダー・ライターによって読み込まれ、ゲーム機毎に設定された特典を受けることができるので、顧客の満足度が一層向上し、顧客に対し再来店の動機付けを与えることができる利点がる。
さらに、ICコイン発行機108を含んでいることが好ましい。
ICコイン102は、電気的記憶装置、例えばIC112を内蔵したICコインの電気的記憶媒体である。
本実施例のICコイン102は、磁性ステンレスで形成された外輪114の嵌合孔115にIC112を内蔵した円盤形の樹脂製コア116を嵌め込むことによりに構成されている。
ICコイン102は、全て樹脂により構成することも出来るが、重量感による価値感を醸し出し、かつ変形等を防止するため、比重の大きな金属リングよりなる外輪114を採用することが好ましい。
ICコイン102のIC112には、少なくともIC112のID(Identification)、ICコイン発行機108で投入貨幣に相当する価値情報(以下「マネー情報MNI」という)が記憶される。
管理コンピュータ106に記憶されたこれらの情報と比較することにより不正を防止するためである。
さらに、発行日から所定期間プレイを可能とするプレイ期限情報TLI、清算チャージ期限情報CLI、回収・返却情報CRI等のICコイン管理情報CCIを記憶することが好ましい。お客様の利便性を高めるためである。
お客様に割安感を与え、プレイ機会増及び再来店増のためである。
特典情報SIは、管理コンピュータ106に登録されている会員情報と連携して記憶させることができる。
例えば、ICコイン発行機108にICカード118のリーダー・ライター120を付設し、ICカード118に記憶された会員番号MIDを読み取り、管理コンピュータ100に記憶されている対応する会員番号MIDに関連する特典情報SIを読み込んで記憶させる。
この場合、ICコイン発行機108と管理コンピュータ106は有線又は無線のLAN(Local Area Network)により接続される必要がある。
当然のことであるが、IC112の記憶内容は、暗号化処理等の不正対策が施される。
ゲーム場には、種々のゲーム機100、例えばビデオゲーム機100-1、クレーンゲーム機100-2、メダルゲーム機100-3等々が多数配置されている。
また、各ゲーム機はゲーム機の種類毎に管理、例えばビデオゲーム機群100-1G、クレーンゲーム機群100-2G、メダルゲーム機群100-3G等の群により管理、例えばゲーム料金等が設定されている。
ゲーム機100は、貨幣受付機104において所定金額のゲーム料金を徴収した場合、ゲーム可能信号GASをゲーム機制御装置122に出力する。
ゲーム制御装置122はROMに記憶された所定のプログラムに基づい制御し、ゲーム可能信号GASを受信した後、ゲーム実行装置124を作動させ、ゲーム実行装置124に記憶されるプログラムに基づいてゲームを実行する。
詳述すれば、ゲーム機100はICコイン処理機134によって1ゲームに相当するマネー情報MNIを受け入れた(減算した)場合又は硬貨識別選別機132によって1ゲームに相当する硬貨を受け入れた場合、ゲーム可能信号GASを出力し、ゲーム機100においては、開始ボタン404を押すことによって所定のゲームが可能になる。
ゲーム機100、例えばビデオゲーム機100-1は、正面上部にディスプレイ406、中段に各種操作キーを配置した操作パネル408、下部に貨幣受付機104が配置される。
操作パネル408にキャンセルボタン412が配置されている。
開始ボタン404が押された場合、ゲーム制御装置122は所定のゲームを開始する。
キャンセルボタン412が押された場合、ICコイン102を返却口136に戻す。
貨幣受付機104は、硬貨の真贋及び金種を判別し、かつICコイン102を受入れて真贋を判別し、かつICコイン102に記憶されているマネー情報MNIを読み込んでゲーム料金を減額した後、当該減額後のマネー情報MNIを書き込む機能を有する。
さらに、硬貨C及びICコイン102を受入れて真贋判別及び所定の価値を受け入れた場合、ゲーム可能信号GASを出力する。
貨幣受付機104は、少なくとも硬貨識別選別機132及びICコイン102のためのICコイン処理機134を含んでいる。
硬貨識別選別機132は、硬貨の真贋及び金種を判別し偽貨の場合、返却口136へ返却し、正貨である場合、金種を判別して金種信号DSを出力すると共にゲーム機内の金庫138に保留する機能を有する。
硬貨識別選別機132は、投入口142、硬貨転動通路144及び硬貨センサ146、硬貨振分装置148、硬貨返却通路152、硬貨収納通路154を含んでいる。
さらに、硬貨収納通路154に糸つり防止装置156を配置することが好ましい。
本実施例では、投入口142に10円、50円、100円及び500円硬貨並びにICコイン102が投入され、500円硬貨が最大直径かつ厚みを有するので、500円硬貨の直径及び厚みよりも僅かに大きい高さ及び厚みに形成される。
換言すれば、本実施例において、硬貨CとICコイン102の投入口は共通である。
投入口142に続いて前下がりのICコイン通路172が形成され、当該ICコイン通路172に対し下方であって、かつ並行に硬貨転動通路144が形成される。
詳述すれば、ICコイン通路172の下端部と硬貨転動通路144の上端部とはオーバーラップしている。
硬貨転動通路144は下向きに傾斜する硬貨転動レール164及びその両側の側壁によって画定される薄板状の通路である。
投入口142に投入された硬貨Cは、重力によっておおよそ放物線状に落下し、硬貨転動レール164上を転動する。
硬貨センサ146は硬貨転動通路144を転動する硬貨Cの電気的特性を検知し、検知情報に基づいて硬貨Cの真偽及び金種を判別する。
本実施例において、硬貨センサ146は硬貨転動通路144の側壁に配置したコイルからなるセンサである。
硬貨振分装置148は、正貨を硬貨収納通路154に案内し、偽貨を硬貨返却通路152へ案内する機能を有する。
本実施例において硬貨振分装置148は、アクチュエータ(図示せず)によって収納位置SPもしくは返却位置RPに位置されるガイド体166である。
硬貨返却通路152は、返却位置RPに位置するガイド体166によって案内された硬貨Cを返却口136へ転動させて案内する機能を有する。
硬貨収納通路154は、収納位置SPに位置するガイド体166によって案内された硬貨Cを金庫138へ案内する機能を有する。
糸つり防止装置156は、硬貨収納通路154に案内された硬貨Cに結びつけたワイヤ等によって一度収納された硬貨Cが引き戻されることを防止する機能を有する。
この転動途上において、硬貨センサ146によって硬貨Cの物理的特性が検知され、この特性検知に基づいて真偽判別及び金種判別が行われる。
偽貨と判別した場合、ガイド体166は返却位置RPに位置される。
硬貨転動通路144から落下した硬貨Cはガイド体166に衝突して跳ね返り、硬貨返却通路152に案内され、返却口136に返却される。
正貨である場合、ガイド体166は収納位置SPに位置され、硬貨転動通路144から落下した硬貨Cはガイド体166に衝突して硬貨収納通路154側に跳ねて案内される。
ICコイン処理機134は、ICコイン102に内蔵されたIC112と通信し、IC112に記憶されている各種情報を読み込み、及び/又は書き込む機能を有する。
ICコイン処理機134は、ICコイン通路172、保留装置174、リーダー・ライター176、ICコイン振分装置178、ICコイン収納通路182、ICコイン返却通路184を含んでいる。
ICコイン通路172は、投入口142に連続して前下がりに傾斜する通路であって、投入口142の近傍では下側にガイドレールが存在しないが、500円硬貨の直径よりも僅かに離れた位置から前下がりに傾斜するICコイン転動レール185が配置される。
ICコイン102が投入口142に投入されると、外側の金属リングの物理的性質を利用して移動レール(図示せず)が投入口142とICコイン転動レール185との間に移動してICコイン102はその上を転動した後、ICコイン転動レール185上を転動する。
この移動レールは本出願人の出願に係る特願2008-323875に開示した機構を採用するのが好ましい。
しかし、移動レールに代えて投入口142に投入されたICコイン102をICコイン転動レール185まで案内できる機能を有すれば、他の機構を採用できる。
保留装置174は、ICコイン102を所定の位置に静止させ、必要に応じ移動可能にする機能を有する。
本実施例において、保留装置174はICコイン通路172に進退可能なストッパ186である。
ストッパ186は、支軸188を支点に回動自在なレバーであって、その先端がICコイン通路172に進出した場合、ICコイン転動レール185上を転動するICコイン102の上端部に係合してICコイン102の転動を停止させる機能を有する。
ストッパ186がICコイン102を停止させた状態からICコイン通路172外に後退した場合、ICコイン102はICコイン通路172の下流に向かって転動を開始する。
リーダー・ライター176は、保留装置174によってICコイン102が静止させられた読込書込位置RWPにおいて、ICコイン102のIC112と通信し、少なくともIC112に記憶された各種情報を読み込む機能を有する。
また、貨幣受付機104における処理情報をIC112に書き込むことが好ましい。
リーダー・ライター176は、無線式及び接触式を採用できるが、通信の容易さから無線式を採用することが好ましい。
リーダー・ライター176は、保留装置174によって静止させられたICコイン102の側方に配置される。
ICコイン振分装置178は、保留装置174による保留を解除されたICコイン102をICコイン収納通路182又はICコイン返却通路184に振り分ける機能を有する。
ICコイン振分装置178はアクチュエータ(図示せず)によって選択的にピボット運動される振分板192である。
振分板192が返却位置に位置する場合、ICコイン通路172を転動したICコイン102をICコイン返却通路184へ案内する。
振分板192が収納位置にある場合、ICコイン通路172を転動したICコイン102をICコイン収納通路182へ案内する。
ICコイン収納通路182は、金庫138へICコイン102を案内する機能を有する。
本実施例では硬貨収納通路154に並列配置されて、振分板192が収納位置にある場合、ICコイン通路172に連通する。
ICコイン返却通路184は、返却口136へICコイン102を案内する機能を有する。
本実施例ではICコイン返却通路184は硬貨返却通路152に並列配置されて、振分板192が返却位置にある場合、ICコイン通路172に連通する。
ICコインセンサ190は、ICコイン通路172に位置するICコイン102を検知し、検知信号DSを出力する。
保留装置174のストッパ186は、検知信号DSに基づいてICコイン102の係止位置に移動される。
ストッパ186がICコイン通路172に突出する。
これにより、ICコイン102は読込書込位置RWPにおいて停止され、リーダー・ライター176を介してICコインのIC112に記憶されているマネー情報MNIを読み込むことができる。
IC112に記憶されているマネー情報MNIからゲーム料金に相当するマネー情報MNIが減算され、減算後の新たなマネー情報MNIがIC112に書き込まれる。
さらに、貨幣受付機104での処理情報、例えば、ゲーム機ID、減算時刻等を書き込むことができる。
所定の処理終了後、ストッパ186が退出し、ICコイン102がICコイン通路172において転動を開始し、振分板192によってICコイン収納通路182又はICコイン返却通路184へ振り分けられる。
ICコイン収納通路182に案内されたICコイン102は、金庫138に保留される。
換言すれば、ICコイン102は顧客には戻されず、ゲーム機100内に回収される。
ICコイン返却通路184に案内された場合、ICコイン102は返却口136に戻される。
制御装置194は、ICコインセンサ190及びリーダー・ライター176からの情報を所定のプログラムに基づいて処理し、保留装置174、ICコイン振分装置178を制御して前記硬貨の識別及び選別処理並びにICコイン102からのゲーム料金の徴収及び選別処理を行うと共に、表示器196に所定の表示を行う、また、メモリー216に履歴情報HIをクロック214から出力される日付時刻情報DATEに関連づけて所定量記憶する。
記憶する所定量は、全ての情報であっても、最新の所定回の履歴情報HIであっってもよい。
制御装置194は、マイクロプロセッサ212により構成される。
履歴情報HIとして、受け入れた硬貨Cの金種、受入時刻、処理したICコインのID、店舗情報CSI、減算したマネー情報MNI等を記憶できる。
履歴情報HIは、無線通信、例えば赤外線通信により図12に示すハンディターミナル202によって収集することができる。
また、ハンディターミナル202には、当該ゲーム機のIDに関連付けてゲーム料金を記憶させておき、赤外線通信により当該貨幣受付機104に設定することができる。
制御装置194は、さらにICコイン102のIC112に記憶されているタイムサービス情報TSI、プレイ料金割引情報PFI、ジャンル別割引情報JRI、誕生日割引情報BDI、顧客属性情報ATI、会員番号MID等に基づいて利用料金を設定する機能を付加できる。
例えば、誕生日割引を20%に設定した場合、ICコイン102に記憶されている20%を読み込んで、通常100円に設定されているゲーム料を20%減の80円に設定できる。
さらに、ゲーム毎にポイントを付与し、ICコイン102に記憶する等の特典を付加することができる。
また、フロントプレート158に通信端末197を配置し、ゲーム料金等の書き換え及び/又は貨幣受付機104のメモリー216における記憶情報を通信により容易に書き換え及び/又は取得できるようにしておくことが好ましい。
なお、硬貨識別選別機132とICコイン処理機134とを異なる筐体内に納めて分割構造にすることもできる。
ICコイン発行機108は、少なくとも投入貨幣に相当するマネー情報MNIをICコイン102のIC112に記憶した後、発行する機能を有する。
なお、「投入貨幣」とは、実際に紙幣入出金装置238に投入した紙幣が一万円紙幣であっても、マネー情報MNIに両替したのが1000円である場合、1000円を意味する。
さらに、ICコイン発行機108は、発行日時情報PDI、発行装置番号PUI、デポジット情報DPI、ポイント情報POI、プレイ期限情報PLI、精算チャージ期限情報TDI等の発行情報PIを記憶させることが好ましい。
発行日時情報PDIは、ICコイン102を発行した日付及び時刻をいう。
発行装置番号PUIは、ICコイン発行機108が同一設置場所に複数有る場合、個別に付与された番号をいう。
デポジット情報DPIは、ICコイン102を変換した場合返却される預かり金の有無をいう。
ポイント情報POIは、マネー情報MNIを購入することによって付与されたポイントをいう。
プレイ期限情報PLIは、ゲームが可能な期限をいい、例えばICコイン102の発行日から6月以内である。
精算チャージ期限情報TDIは、ICコイン102に記憶されたマネー情報MNIを貨幣に精算及び更に追加できる期限をいい、例えば、ICコイン102の発行日に設定される。
ICコイン精算機110は、ICコイン102に記憶されているマネー情報MNIに相当する貨幣を顧客に払いだす機能を有する。
二次元表示器224の下方右側には、紙幣入出金装置238の紙幣投入口234及び紙幣払出口236が上下関係に配置される。
紙幣入出金装置238の下方には、矩形の精算口248が配置されている。
筐体222の正面中央の表示器224の下方には、横長スリット状のカード投入口232が配置されている。
カード投入口232の下方には縦長スリット状の硬貨投入口242が配置され、その下方には、矩形の硬貨払出口244が配置されている。
硬貨投入口242の左側には縦長スリット状のICコイン投入口240が配置され、その下方には矩形のICコイン払出口246が配置されている。
本実施例のICコイン発行機108は、発行済みのICコイン102にさらに投入された貨幣価値内において選択された金額に相当するマネー情報MNIをICコイン102のIC112に加算して書き込んだ後(顧客に払い出す(チャージ)機能を有する。
二次元表示器224には各種ガイドが表示され、適時に選択ボタン250が表示されてタッチパネル228と共に入力装置226を構成する。
カード投入口232はICカード118が水平状態で投入され、箱形の筐体222の内部に配置された後述するカード形記憶媒体処理装置(カード読込書込装置)252が所定の処理をした後、全長の半分程度突出した程度まで払い出される。
紙幣入出金装置238は、紙幣投入口234に投入された紙幣の真贋を判別し、真正紙幣は受け入れ、偽札若しくは識別不能紙幣は紙幣払出口236に戻す。
また、投入紙幣に対し選択ボタン250によって選択された金額が投入紙幣の額面よりも低額の場合、つり札を紙幣払出口236から払い出し、選択された金額を投入金額として確定する。
硬貨投入口242に続いて筐体222内に硬貨の真偽及び金種判別のための硬貨選別装置254が配置されている。
硬貨投入口242に投入された偽貨Cは硬貨選別装置254によって選別され、偽貨は硬貨払出口244に戻される。
正貨は筐体222内の保留部(図示せず)に送られ保留される。
硬貨払出口244は、一面が開口されたボックスであり、硬貨選別装置254により偽貨と判別され及びキャンセルされた硬貨を保留する機能を有する。
保留された偽貨等は開口を介して顧客が取り出すことができる。
本実施例において、ICコイン投入口240はICコイン102が投入される。
ICコイン投入口240に続いて筐体222内にICコイン読込書込装置260が内蔵されている。
ICコイン読込書込装置260により所定の書込及び/又は読込が行われた後、ICコイン102は筐体222内の後述する保留部294に保留される。
ICコイン払出口246は、一面が開口されたボックスであり、ICコイン書込払出装置268から払い出されたICコイン102が書込装置272によって少なくともマネー情報MNIを書き込まれたICコイン102を保留し、顧客が当該開口からICコイン102を取りだし可能である。
精算口248は 精算されて払出された貨幣を取り出し可能に保留する機能を有する。
精算口248は、一面が開口されたボックスであり、筐体222に内蔵されるつり銭払出機271から払い出された硬貨を保留し、当該開口から顧客が取り出すことができる。
カード読込書込装置252は、ICカード118や磁気カードに書き込まれた(記憶)された情報を読み込むことが出来る機能を有し、少なくとも会員番号MIDを読み込む。
ICカード118は、例えばポイントカード等の利用者を特定できるカードである。
したがって、ICカード118は掌静脈認証装置等の生体認証装置に変更することができる。
カード投入口232に続く筐体222内には、上下一対のローラ272及び274からなる第1送り装置276、第2送り装置278、及び第3送り装置282が所定間隔で配置されている。
第1送り装置276、第2送り装置278、及び第3送り装置282のローラ272、274は正逆転可能であり、正転時はICカード118をカード投入口232から筐体222内へ取り込み、逆転時はICカード118をカード投入口232側へ戻す。
第3送り装置282の右方にはICカード118のための接触ヘッド286が配置されている。
さらに、非接触式ICカード118のため、第2送り装置278と第3送り装置282との間に通信のためのアンテナ288を配置することができる。
磁気ヘット284、接触ヘッド286及びアンテナ288を介して取得された情報は、貨幣受付機104の制御装置194によって処理される。
カード形記憶媒体処理装置252は、ICカード118に記憶されたID、会員番号MID等を読み込むことができる。
会員番号MIDを読み込んだ場合、管理コンピュータ106に記憶されている当該会員番号MIDに対応する個人情報に基づいてICコイン102を発行する際、誕生日等の特典につながる特典情報SIをICコイン102に記憶させる。
特典情報SIを利用することにより種々の顧客サービスができるからである。
ICコイン書込払出装置268は、マネー情報MNI等を記憶したICコイン102を払い出す機能を有し、ICコイン払出装置270とICコイン書込装置272とを含んでいる。
ヘッド部295は、ICコイン102を保留するための筒状の保留ボウル298、保留ボウル298の底孔302に配置され、ICコイン102を一つずつ区分けするための通孔305付き回転ディスク304、回転ディスク304によって連れ回りされるICコイン102がスライドする平板状のベース306、回転ディスク304を回転駆動するための電気モータ308、及び、ICコイン102を弾き出す弾出装置312を含んでいる。
払出制御装置318は、正転装置322、停止装置324及び逆転装置326を含んでいる。
センサ310は、ICコイン102との接触により検知する接触式若しくは非接触で検知する非接触式を使用することができるが、耐久性及びメンテナンス性の観点から非接触式を用いることが好ましい。
したがって、払出制御装置318はロジック回路やマイクロプロセッサを使用することができるが、小型化及び変更容易性の観点から、ROMに記憶されたプログラムに基づいて所定の処理を行うマイクロプロセッサ方式を用いることが好ましい。
本実施例において、正転は図11において反時計回り方向である。
電気モータ308の出力軸328は減速機332を介して、回転ディスク304を正転させる。
停止装置324は、払出制御装置318から停止信号SSを受けた場合、電気モータ308を停止する。
逆転装置326は、払出制御装置318から逆転信号CSを受けた場合、電気モータ308を逆転する。
ICコイン書込装置272は、ICコイン払出装置270によって払い出されたICコイン102のIC112に発行情報PI及び特典情報SIを書き込む機能を有する。
発行情報PIには、企業情報COI、店舗情報CSI、発行日時情報PDI、発行装置番号PUI、デポジット情報DPI、ポイント情報POI、プレイ期限情報PLI、清算チャージ期限情報TDI、等の少なくとも何れか一つを含む。
企業情報COIは、導入企業毎に設定されるIDである。
店舗情報CSIは、一の企業において複数のゲーム場を有する場合、一のゲーム場を特定する情報である。
発行日時情報PDIは、、ICコイン102を発行した日時、詳細にはIC112に情報を書き込んだ日時である。
発行装置番号PUIは、ICコイン102を発行したICコイン発行機の識別情報である。
デポジット情報DPIは、ICコイン102が返された場合、預託金を精算口248へ払い出すか否かの設定をする情報である。
ポイント情報POIは、ポイントが付加される場合のポイント情報である。
プレイ期限情報PLIは、当該ICコイン102の利用有効期間、例えば発行日から6月後の日付である。
精算チャージ期限情報TDIは、当該ICコイン102の精算可能期間であり、例えば当日限りであるる。
特典情報SIは、ICカード118、静脈認証等等個人を特定できる情報に基づき管理コンピュータ106から読み込んで記憶させる。
したがって、個人を特定できる情報がなければ特典情報SIは記憶させることができない。
特典情報SIには、ラストチャンス情報LCI、タイムサービス情報TSI、プレイ料金割引情報PFI、ジャンル別割引情報JRI、誕生日割引情報BDI、顧客属性情報ATI、会員番号MID等を含む。
タイムサービス情報TSIとは、タイムサービス時刻、サービス日、サービス曜日、サービス週、サービス月等の特典付与情報をいう。
ここで「サービス」とはゲーム料金割引、ポイント付与等の特典を付与することをいう。
プレイ料金割引情報PFIとは、特定のゲーム機のゲーム料金の割引情報である。
ジャンル別割引情報JRIとは、ゲーム機をビデオゲーム機100-1、クレーンゲーム機100-2、メダルゲーム機100-3のジャンル別に分け、その分けたジャンル別の割引率の情報である。
誕生日割引情報BDIとは、特定顧客の誕生日に基づいて設定する割引率であって、通常の特典よりも大きな割引率である。
顧客属性情報ATIとは、性別及び/又はシルバーに基づく割引率情報をいう。
シルバーとは、例えば65歳以上に設定する。
会員番号MIDとは、顧客毎に設定された数字・アルファベットからなる文字列をいう。
ストッパ336は、センサ310からの検知信号CUに基づいて通路334に突出する。
ストッパ336は、例えば電磁アクチュエータ(図示せず)によって、通路334に進退される。
ICコイン払出装置270から払い出されたICコイン102は、図示しないガイドに案内され、クランク形の通路334の入り口に誘導され、通路334を自重により転動する。
書込位置WPの側方にアンテナ338が配置され、このアンテナ338を介してIC112に少なくとも後述の入力装置226によって指示された金額に相当するマネー情報MNIが書き込まれる(記憶される)。
所定の情報を書き込んだ後、ストッパ336が通路334から退出される。
これにより、ICコイン102は傾斜する通路334等に案内されてICコイン払出口246に自重で落下し、払い出される。
ステップS1において、制御装置292は払出制御装置318へ1のICコイン102の払出指令DSを出力する。
払出制御装置318は正転装置322へ正転信号NSを出力し、電気モータ308が正転された後ステップS2へ進む。
電気モータ308の回転により回転ディスク304が正転し、ICコイン102が通孔305に落下してベース306上をスライドしつつ弾出装置312に達する。
ICコイン102は固定ローラ314と可動ローラ316とによって挟まれ、直径部がこれらの間を通過した直後に可動ローラ316によって弾き出される。
これにより、ICコイン102は1個のみ払い出される。
これにより、払い出されたICコイン102はアンテナ338の側方の書込位置WPにおいて停止される。
ストッパ336の通路334からの待避により、ICコイン102は自重により通路334を転動した後、ICコイン払出口246へ払い出される。
もし、電気モータ308が回転された後、所定時間内にセンサ310から検知信号CUが出力されない場合、ICコイン102がジャムしたものとして払出制御装置318が逆転信号CSを出力して逆転装置326が電気モータ308を所定時間逆転させた後、正転される。
回転ディスク304の逆転により、ICコイン102のジャムが解消し、ICコイン102が払い出される可能性が高まるからである。
発行日時情報PDI、店舗情報CSI等を管理コンピュータ106に記憶されている対応情報と突きあわせ確認することにより、不正を防止でき、また特典情報SIを活用して種々の特典を付与することができるからである。
特典情報SIは、ICカード118に記憶された会員番号MIDに関連づけて管理コンピュータ106に記憶されている誕生日割引情報BDI、ポイント情報POI等の特典情報SIを読み込んだ後、書き込むことができる。
ICコイン精算機110は、ICコイン投入口240に投入されたICコイン102のIC112に記憶されたマネー情報MNIを現金化する機能を有する。
本実施例においてICコイン精算機110は、ICコイン発行機108と一体化されているが、独立に設けることができる。
ICコイン精算機110は、ICコイン読込書込装置262、500円用、100円用、50円用及び10円用の硬貨払出装置H及び精算制御装置340を含んでいる。
ICコイン読込書込装置262は、図15に示すように、図9に示すICコイン書込装置272と同一構造である。
ICコイン102を受け入れて案内するクランク形の通路384、通路384に進退自在に配置されたストッパ386、及びICコイン102のIC112との通信のため通路384の側壁に配置されたアンテナ388を含んでいる。
ストッパ386は、ICコイン投入口240に投入されたICコイン102を図示しないセンサが検知した場合、この検知信号に基づいて通路384に突出される。
ストッパ386は、例えば電磁アクチュエータ(図示せず)によって、通路384に進退される。
精算制御装置340は、ICコイン102からアンテナ388を介して発行情報PI及びマネー情報MNIを読み込み、管理コンピュータ106に記憶されているID等と比較して精算可能と判断した場合、所定の硬貨払出装置Hを起動してマネー情報MNIに相当する硬貨を精算口248に払出し、精算する。
例えば、精算チャージ期限情報TDIを読み込んで、期限を過ぎたICコイン102は精算しないことができる。
硬貨払出装置Hは、硬貨を一つずつ区分けして払出すと共に、当該払出毎に計数用の信号を出力する機能を有する。
そして、精算制御装置340の指示に基づき、所定金額の硬貨Cを所定数、精算口248に払い出す。
各硬貨払出装置Hには、金額にHを付設して表示する。
硬貨払出装置Hは、500円用の500H、100円用の100H、50円用の50H及び10円用の10Hからなる。
硬貨払出装置Hは、鍋形のヘッド344にバラ積みされた硬貨Cをヘッド344の底孔346に配置した孔348付き回転ディスク352の回転により一つずつ区分けして送り出し、送り出された硬貨Cはコインセンサ354によって一つずつ検知され、計数信号を出力する。
精算に紙幣を用いる場合、紙幣払出装置を付設できる。
管理コンピュータ106は、ゲーム機100毎のゲーム料金情報GFI、ゲームパルス情報GPI、企業情報COI、店舗情報CSIを設定し、また、特典情報SIを設定できる。
また、管理コンピュータ106は、少なくともICコイン発行機108とLANにより接続され、ICコイン発行機108における売上がリアルタイムで集計、表示可能にし、売り上げを随時把握できるようにすることが好ましい。
さらに、管理コンピュータ106はICコイン精算機110ともLAN接続することが好ましい。
さらにまた、各ゲーム機100-1、100-2ともLAN接続することが好ましい。
ICコイン102のゲーム機での使用状況等を把握できるので、ICコイン102の不正使用を防止できるからである。
管理コンピュータ106は、ICコイン発行機108で発行したICコイン102のID、企業情報COI、店舗情報CSI、発行したマネー情報MNI、発行日時情報PDI、発行装置番号PUI、デポジット情報DPI、ポイント情報POI、プレイ期限情報PLI、精算チャージ期限情報TDI等の発行情報PI、ラストチャンス情報LCI、タイムサービス情報TSI、プレイ料金割引情報PFI、ジャンル別割引情報JRI、誕生日割引情報BDI、顧客属性情報ATI等の特典情報SIをデータベース及びICコイン102の回収・返却情報CRIを記憶している。
また、ICコイン精算機110において精算が行われる場合、ICコイン102のIDに基づいて、発行したマネー情報MNI、等を管理コンピュータ106に記憶するる。
ICコイン精算機110において、精算チャージ期限情報TDI等が精算条件を満たすか判別し、満たす場合、所定の硬貨払出装置Hを作動させて所定の硬貨払出装置Hから所定数の硬貨を払い出して精算する。
ハンディターミナル202は、ゲーム機100における貨幣受付機104における企業情報COI、店舗情報CSI、ゲーム料金情報GFI、時刻情報GTI、ゲーム機制御装置へのプレイ開始信号たるゲームパルス情報GPIを設定し、また、貨幣受付機104における、動作ログ情報GMI、受け入れた金種毎の硬貨数情報GCI、電磁カウンタ情報ECIを無線あるいは有線により読み込むことができる機能を有する。
ハンディターミナル202は、管理コンピュータ106と通信可能であって、管理コンピュータ106において設定したゲーム料金情報GFI、ゲームパルス情報GPI、企業情報COI、店舗情報CSIを設定し、また、特典情報SIを記憶し、ゲーム機100の貨幣受付機104の通信端末197を介して貨幣受付機104に設定できる。
顧客がICコイン102を用いてゲームをしようとする場合、ICコイン発行機108においてICコイン102を購入する。
紙幣投入口234に紙幣、例えば2000円紙幣を投入する。
紙幣入出金装置238において投入紙幣の真贋及び金種が判別され、識別不能等の場合、紙幣払出口236へ返却される。
真正紙幣である場合、受け入れられ、マネー情報購入可能額が二次元表示器224に選択ボタン250により選択可能に表示される。
例えば、1000円及び2000円の選択ボタン250が表示される。
顧客は希望金額の選択ボタン250、例えば1000円の選択ボタン250を押す。
これにより、1000円のつり札が紙幣払出口236へ払い出される。
また、ICコイン書込払出装置268の電気モータ308が起動され、回転ディスク304の回転によってICコイン102が一つ払出され、センサ310によって検知される。
センサ310からの検知信号によって、電気モータ308は停止され、払出は停止される。
この静止位置において、アンテナ338を介してICコイン102のIC112に少なくとも、マネー情報MNIが書き込まれる。
また、必要に応じ発行情報PIより選択した一部又は全部の情報が記憶される。
例えば、精算チャージ期限情報TDIが発行日当日限りである場合、当日の日付及び営業終了時刻が書き込まれる。
まずステップS11において紙幣投入口234に紙幣が投入され、また、投入口142に硬貨が投入されたか判別される。
例えば、千円以上の場合に選択ボタン250が表示されるよう設定されている場合、千円が投入された場合、金額表示域220には千円が表示され、1000円の選択ボタン250一つが表示器224に表示される。
五千円紙幣が投入された場合、表示部320に五千円が表示され、1000、2000、3000、4000及び5000円の選択ボタン250が表示される。
1万円紙幣が投入された場合、1000、3000、5000、7000及び10000円の選択ボタン250が表示される。
例えば、5000円が投入され3000円の選択ボタン250が押された場合、紙幣払出口236から2000円のつり札が払い出される。
つり銭がない場合、ステップS17へ進む。
ステップS17において、選択金額に対応したポイントが演算される。
例えば、10円で1ポイントである場合、3000円の選択ボタン250が押された場合、300ポイントが演算され、前述のようにICコイン102に書き込まれ、及び3000円に相当するマネー情報MNIが書き込まれた後、払い出される。
さらにまた、管理コンピュータ106とLAN通信し、会員番号MIDに対応して登録されている誕生日情報、性別・シルバー情報等に基づいて誕生日割引情報BDI、顧客属性情報ATI及び会員番号MIDを書き込むことができる。
加えて、特典情報SIである、ラスチャンス情報LCI、タイムサービス情報TSI
、プレイ料金割引情報PFI、ジャンル別割引情報JRI、等を記憶させることができる。
書き込み終了後、ストッパ336が通路334から退出され、ICコイン102はICコイン払出口244へ払い出される。
顧客は、使用後のICコイン102をICコイン投入口240へ投入する。
投入ICコイン102は、ICコイン読込書込装置260に保留され、IC112からID、店舗情報CSI、発行日時情報PDI、発行装置番号PUI、精算チャージ期限情報TDI及びマネー情報MNIが読み込まれ。
管理コンピュータ106に記憶されているID等比較し、さらに精算チャージ期限情報TDIと比較し、所定の条件を満たす場合、精算可能と判断し、精算制御装置340に精算信号を出力する。
これにより、精算制御装置340は所定金種の硬貨払出装置Hに所定数の払出信号を出力する。
硬貨払出装置Hは所定金種を所定数払出して精算口248へ払出す。
精算されたICコイン102は、マネー情報MNIをゼロにしICコイン保留部294に保留される。
なお、発行日時情報PDI等はリセットしない。
不正にICコイン102を取得し、マネー情報MNIを書き換える等の不正を防止するためである。
精算する場合、顧客はICコイン102をICコイン投入口240に投入する。
投入されたICコイン102は、ステップS21においてセンサ(図示せず)からのICコイン102の検知信号を判別した場合、ステップS22へ進む。
これにより、転動通路384を転動するICコイン102は、ストッパ386に阻止されて読込書込位置WPに静止される。
各硬貨払出装置Hは指令された所定数の硬貨Cを精算口248へ払い出す。
例えば、残存マネー情報MNIが990円相当である場合、500円用の硬貨払出装置500Hに対し1枚の払出を、100円用硬貨払出装置100Hに4枚の払出を、50円用硬貨払出装置50Hに1枚の払出を、10円用硬貨払出装置10Hに4枚の払出を指令する。
顧客は、各硬貨払出装置Hから払い出された硬貨Cを精算口248から受け取ることができる。
これにより、ICコイン102は転動通路384を転動し、保留部294に保留される。
換言すれば、ICコイン102の回収は促進される。
まず、投入口142にICコイン102が投入されると、ステップS31においてICコインセンサ190からのICコイン102の検知信号を判別し、ステップS32へ進む。
これにより、ICコイン通路172を転動するICコイン102は、ストッパ186に阻止されて保留位置SPに保持される。
例えば、IDが発行情報PIになければ偽物として返却する。
企業情報COI又は店舗情報CSIが異なれば、返却処理する。
マネー情報MNIが、1ゲーム料金相当値未満である場合、ステップS39へ進む。
例えば、記憶されたマネー情報MNIが200であり、1ゲーム料金に相当するポイント情報が100である場合、IC112に100が新たに記憶される。
換言すれば、マネー情報MNIが1ゲーム料金に相当するマネー情報MNI未満であっても、更に1ゲーム可能となる。
なお、ラストチャンス情報LCIがその機能を無効にする設定である場合、ステップS41へ進まず、ICコイン102は顧客返却される。
通常、1ゲーム料金に相当するマネー情報MNI未満で更に1ゲーム可能となるので、再度開始ボタン404が押される。
換言すれば、使用済みICコイン102は自動的にゲーム機100に回収される。
顧客は、返却されたICコイン102を受取り、他のゲーム機100の投入口142に当該ICコイン102を投入する。
これにより、他のゲーム機において前記ステップS35からステップS39へ進むので、IC112に記憶された1ゲーム未満のマネー情報MNIによって1プレイすることができる。
顧客のゲーム料金支払いの選択の自由度を高め、集客効果を得るためである。
また、ゲーム機100においては、マネー情報MNI又はポイント情報POIの何れかを選択して料金とすることができるようにすることが好ましい。
また、ICコイン102のID、処理時刻、減じたマネー情報MNI、減算前、減算後残高、マネー情報累積使用額、硬貨の金種及び受入時刻並びに金種別受入数をメモリー216に記憶する。
記憶情報は、全てとすることもできるし、直近の20取引分等適宜選択できる。
これら情報は、ハンディターミナル202によって収集し、管理コンピュータ106において各種管理に用いることができる。
真正硬貨である場合、ガイド体166は収納位置SPに位置され、硬貨転動通路144から落下した硬貨Cはガイド体166によって跳ね上がって硬貨収納通路154へ案内される。
偽貨である場合、ガイド体166は返却位置RPに位置され、硬貨転動通路144から落下した硬貨Cは硬貨返却通路152へ案内され、返却口136へ返却される。
ゲーム料金の硬貨Cを受入れた場合、ゲーム可能信号GASを出力する。
例えば、ゲーム料金が80円である場合、10円硬貨8枚若しくは50円硬貨1枚と10円硬貨3枚を受け入れた場合、ゲーム可能信号GASを出力する。
また、受け入れた正貨の金種及び受入時刻をメモリー216に記憶する。
例えば、プレイ期限情報PLIをクロック214の使用時点の月日と比較し、期限切れの場合、表示器196にその旨を表示し、投入されたICコイン102を返却口136に返却する。
また、企業情報COI及び/又は店舗情報CSIが一致しない場合、同様に返却する。
例えば、タイムサービス情報TSIが記憶されている場合、当該サービス時間帯においては、ゲーム料金を記憶されている割引率で演算した割引料金に変更する。
例えば、通常料金100円である場合、毎日10時〜12時は早朝割引として20%割引に設定されている場合、80円に設定する。
なお、一円単位の料金設定も可能であるが、現金顧客との兼ね合いから、割引率を乗じた数値が丸まらない場合、10円単位に切り上げ、又は切り下げすることが好ましい。
この場合、マネー情報MNIがゼロになっても、ICコイン102を回収せず、返却口136に返却し、ICコイン精算機110においてICコイン102に記憶されたポイント情報POIをICカード118のポイント情報に付加することができる。
さらに、ジャンル別割引情報JRIに基づいて、ゲーム機のジャンル別に割引率を設定し、ゲーム料金を設定できる、例えば、ビデオゲーム機群100-1Gは50%割引の50円、クレーンゲーム機群100-2Gは通常300円のところ、34%割引の200円、メダルゲーム機群100-3Gは通常100円のところ20%割引の80円に設定できる。
さらにまた、誕生日割引情報BDIにもとついて、誕生日割引の場合、例えば一律50%の割引率に設定できる。
さらに、顧客属性情報ATIに基づいて、女性の場合、100円のところ10%減の90円に設定できる。
またこれらを複合的に割引適用することができる。
また、ICコイン102にラストチャンス情報LCIが記憶される場合、1ゲームに相当するマネー情報MNI未満であっても、1ゲームのプレイをすることができるから、顧客は大凡ゲームをすることになり、ICコイン102の回収を促進できる利点がある。
さらに、特典情報SIを活用することにより、顧客の再来店を促す効果がある。
さらにまた、発行情報PIにより、ICコイン102の不正利用を防止できる効果がある。
また、同一ゲーム機100での連続プレイ回数を記憶することができる。
連続プレイ回数を記憶した場合、例えばポイント情報POIを割り増しして付与することができる。
ゲームによりポイント情報POIが付加される場合、ゲームプレイを促す効果があり、ゲーム場の売り上げ増加が期待される。
この場合、人気度が低いゲーム機におけるプレイを促す効果があるのでゲーム場の売り上げ増加が期待される。
本発明において、ID、発行情報PI、特典情報SIの組み合わせを変えて種々のサービスを提供でき、これによって集客効果が期待できる。
具体的には、キッズ向けゲーム機とクレーンゲーム機を組み合わせたファミリーパック、プリクラ数機種を組み合わせたティーンズパック、クレーンゲームとメダルゲーム機を組み合わせたカップルパック、音楽系ゲーム機のゲームを可能としたミュージックパック、スポーツゲーム機をパックしたスポーツパック等が想定される。
また、制限時間内はプレイ回数にかかわりなく自由にプレイ可能とする時間貸し料金制を採用できる。
さらにまた、時間貸しと回数制限とを併用する料金設定をすることができる。
例えば、時間貸しの時間帯内であっても、所定回数以下のゲーム回数に設定することができ、これに加え、特定のゲーム機のみゲーム可能とすることができる。
時間貸しの場合、貨幣受付機104においてゲーム終了までICコイン102を保留しておく必要がある。
使いまわしによる不正防止のためである。、
ICコイン102にマネー情報MNIに代えてゲーム機毎に定めたゲーム機ID及びプレイ回数を記憶し、ICコイン発行機をICコイン精算機として機能させることでゲーム料金の後払い方式に利用することができる。
以下の説明において、顧客属性情報ATIには、年齢、性別、会員ランク等が含まれる。
「会員ランク」とは、一定期間における使用金額に応じてゲーム場運営者側が付与するランク付け、会員の属性によるランク、例えばファミリー会員、グループ会員、VIP(Very Important Person )会員等をいう。
特典情報SIには、特定のサービス日、サービス曜日、サービスタイム、バースデイサービス、キッズサービス日、連速ゲーム数、レディースサービス日、シルバーサービス日及び会員ランクサービス日等が含まれる。
「プレイ履歴」とは、プレイしたゲーム機の履歴をいい、少なくともゲーム機IDが記憶されるが、プレイ年月日及び時刻を含むことが好ましい。
ステップS110においてICコイン発行機108の二次元表示器224にポイントカードであるICカード118の挿入促し画面が表示され(例えば図20A))、次いでステップS111においてポイントカード挿入表示がされた後、ステップS112へ進む。
換言すれば、返却ボタンが押された場合、投入貨幣及びICカード118の返却処理をする。
換言すれば、紙幣入出金装置238は紙幣払出口236へ投入紙幣を返却し、硬貨選別装置254は硬貨払出口244に投入硬貨を返却する。
ステップS114において、マネー情報MNI、発行情報PI、特典情報SIがICコイン102に書き込まれた後、ステップS125へ進む。
例えば、レディース日であり、顧客の管理コンピュータ106から読み込んだ性別が女性である場合、レディース日のゲーム機の割引率が記憶され、例えば割引率20%がICコイン102に書き込まれる。
サービス日である場合、例えば10%の割引率がICコイン102に書き込まれる。
サービス曜日で有る場合、例えば10%の割引率がICコイン102に書き込まれる。
サービスタイムが設定されている場合、サービスタイム、例えば10時〜11時を記憶すると共に割引率10%を書き込む。
顧客の誕生日である場合、バースデイサービスが適用されるので、例えば割引率50%を書き込む。
キッズサービス日である場合、例えば日曜日である場合、例えば20%の割引率が書き込まれる。
この他、特定のゲーム機において、連速してゲームした場合の割引率、例えば40%が記憶される。
シルバーサービス日である場合、割引率10%がICコイン102に書き込まれる。
会員ランクサービス日である場合、例えば20%の割引率がICコイン102に書き込まれる。
なお、割引率に代えて、ゲーム料金を記憶することもできる。
これにより、購入マネー情報MNIに応じて顧客属性情報ATIに基づいて各種特典を付与できるので、ゲーム場への来場を促進することができる。
ゲーム機100、例えばビデオゲーム機100-1における待ち受け時において、ディスプレイ406にはゲーム内容の一部がディスプレイされている。
ステップS301において投入口142にICコイン102が投入されたか判別し、投入を判別した場合ステップS302へ進み、判別しない場合ステップS301をループする。
顧客がICコイン102をゲーム機100の投入口142に投入すると、ICコインセンサ190が検知信号を出力するのでステップS301においてICコイン102の投入を判別し、ステップS302へ進む。
この位置において、リーダー・ライター176によってICコイン102からマネー情報MNIを読み込んだ後、ステップS303へ進む。
サービスコインである場合、ステップS318へ進み、サービスコインでない場合、ステップS167へ進む。
サービスコインとは、特定のコインをいう。
特典条件とマッチする場合及びマッチしない場合の処理は、例えば図20に示すステップS168からS185の処理を行う。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、二分の一の50円相当のマネー情報MNIでプレイ可能に設定する。
例えば、毎月10日がサービス日である場合、10日以外の場合はステップS172へ進み、10日の場合ステップS171へ進む。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、二割引の80円相当のマネー情報MNIでプレイ可能に設定する。
例えば、毎日10時〜11時がサービスタイムである場合、10時〜11時以外の場合はステップS174へ進み、10時〜11時の場合ステップS173へ進む。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、七割の70円相当のマネー情報MNIでゲーム可能に設定する。
例えば、10回未満の場合ステップS176へ進み、10回以上プレイしている場合、ステップS175へ進む。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、5割の50円相当のマネー情報MNIでプレイ可能に設定する。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、8割引の20円相当のマネー情報MNIでプレイ可能に設定する。
キッズ日とは、例えば毎週土曜日に設定される。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、3割引きの70円相当のマネー情報MNIでプレイ可能に設定する。
レディース日とは、例えば毎週金曜日に設定される。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、2割引きの80円相当のマネー情報MNIでプレイ可能に設定する。
シルバー日とは、例えば毎週月曜日に設定される。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、1割引きの90円相当のマネー情報MNIでプレイ可能に設定する。
VIPとは、例えば毎月10万円以上使用する会員である。
例えば、通常1プレイ100円相当のマネー情報MNIによりプレイ可能である場合、5割の50円相当のマネー情報MNIでプレイ可能に設定する。
もちろんこれら特典を複数組み合わせることもできる。
換言すれば、無料でゲームをプレイすることができる。
万が一サービスコインとして不正使用されることを防止するためである。
ゲームのゲーム料金を徴収するためである。
本実施例で使用される「時間貸しコイン」とは、指定された時刻間において定額で当該ゲーム場における全部又は指定された一部の所定のゲーム機100においてプレイできる情報が記憶されたICコイン102をいう。
ステップS401においてICコイン102が投入されたか判別し、投入を判別した場合ステップS402へ進み、判別しない場合ステップS401をループする。
顧客がICコイン102をゲーム機100の投入口142に投入すると、ICコインセンサ190が検知信号を出力するのでステップS401においてICコイン102の投入を判別し、ステップS402へ進む。
保留位置SPにおいて、リーダー・ライター176によってICコイン102からマネー情報MNIを読み込んだ後、ステップS403へ進む。
時間貸しコインである場合、ステップS412へ進み、時間貸しコインでない場合、ステップS407へ進む。
サービスコインである場合、ステップS419へ進み、サービスコインでない場合、ステップS168へ進む。
時間貸し時刻内であるため、他のゲーム機100において使用するためである。
換言すれば、無料でゲームをプレイすることができる。
万が一サービスコインとして再使用されることを防止するためである。
ゲームのゲーム料金を徴収するためである。
102 ICコイン
104 貨幣受付機
C 硬貨
GAS ゲーム可能信号
Claims (1)
- 硬貨(C)及び少なくともマネー情報(MNI)及び特典情報(SI)を記憶したICコイン(102)の受入が可能であって、かつ、いずれか一方の投入によってゲーム料金の支払いを受け付ける貨幣受付機(104)を備え、
前記ゲーム料金の支払いに対応して前記貨幣受付機(104)がゲーム可能信号(GAS)を出力し、
当該ゲーム可能信号(GAS)に基づいてゲームを開始するゲーム機であって、
前記貨幣受付機(104)は、前記マネー情報(MNI)及びラストチャンス機能の有効又は無効を設定するラストチャンス情報(LCI)を含む特典情報(SI)を前記ICコイン(102)から読み取る手段(176)と、
前記特典情報(SI)に基づいて減額されたゲーム料金を設定すると共に当該設定されたゲーム料金を前記マネー情報(MNI)の金額から減算する手段(194)と、
前記減算された金額を更新されたマネー情報(MIN)として前記ICコイン(102)に書き込む手段(176)と、
前記読み取る手段(176)によって読み込んだ前記ラストチャンス情報(LCI)が、ラストチャンス機能を有効にする設定である場合、前記ICコイン(102)に記憶されたマネー情報(MNI)の残高が予め設定されたゲーム料金に満たなくとも前記ゲーム可能信号(GAS)を出力するすると共に、前記貨幣受付機(104)において前記ICコイン(102)を当該ゲーム機内に回収する制御装置(194)を含む
ことを特徴とするゲーム機。
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