JP2007084821A - 従来の高mwブロックコポリマーおよび制御分布ブロックコポリマーからなる高加工性配合物 - Google Patents

従来の高mwブロックコポリマーおよび制御分布ブロックコポリマーからなる高加工性配合物 Download PDF

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Abstract

【課題】通常のブロックコポリマー、制御分布ブロックコポリマー、および場合によっては、オレフィンポリマー、スチレンポリマー、粘着性付与樹脂、増量油、ワックス、充填剤、エンジニアリング熱可塑性樹脂からなる群から選択される1つ以上の成分を含む、高度に改善された加工性を有する高分子配合物(例えば、配合された重合体組成物)を提供すること。
【解決手段】制御分布ブロックコポリマーは、通常のブロックコポリマー配合物の加工性を向上するために流動改質剤として使用される。本発明の高分子配合物は、改善された加工性を示す一方、機械的特性においては低下を受けない。本発明の1つの利点は、従来技術の配合物と比較して、熱的に、より容易に加工することができる高性能ゴム配合物を作製できることである。したがって、より低いエネルギー消費、低減されたサイクル時間、低減された部品反り、および/または増大した成形複雑度を実現することができる。
【選択図】なし

Description

本発明は、配合された重合体組成物に関し、さらに詳しくは、改善された加工性を有する配合された重合体組成物(例えば、高分子配合物)に関する。改善された加工性は、減少されたサイクル時間、減少されたエネルギー消費、減少された温度分布、減少された部品の反り、減少された表面欠陥、および/または減少された加工トルクまたは圧力として実現される。本発明の高分子配合物は、ポリマー組成物の加工性を改善するために、制御分布ブロックコポリマーと共に通常のブロックコポリマーを含む。本発明の高分子配合物は、望ましい物理的特性を維持し、なお、温度、トルク、および/または圧力などの加工条件を著しく緩和させる。
ブロックコポリマーは、共役ジエン化合物および芳香族ビニル化合物を、有機アルカリ金属開始剤を使用することにより、アニオン共重合させることによって得られることが知られている。これらのタイプのブロックコポリマーは、芳香族ビニル化合物の含有量によって、ゴム状の特性から樹脂状の特性の範囲において特性が多様化される。
末端ブロック中の芳香族ビニル化合物の含有量が、低い(約40重量%以下)場合、生成されるブロックコポリマーは、いわゆる熱可塑性ゴムである。これは、未加硫状態においてゴム状弾性を示す非常に有用なポリマーであり、靴底の成形品等;ポリスチレン樹脂用の耐衝撃性改良剤;接着剤;バインダー等、種々の用途に適用できる。
通常の従来製造されているブロックコポリマーは、(例えば、米国特許第Re27,145号参照)にあるように、次の一般構造を有するブロックコポリマーを主として含む。
A−B−A
(式中、2個の末端ポリマーAブロックは、ポリスチレンなどのモノアルケニルアレーンの熱可塑性ポリマーブロックを含み、一方Bブロックは、共役ジエンのポリマーブロックである。)。中央の弾性ポリマーブロックに対する熱可塑性末端ブロックとの割合、およびこれらのブロックの各の相対的分子量をバランスさせて、実際の加硫ステップを必要とすることなしに、ブロックコポリマーが、弾性加硫ゴムとして挙動するような、特性の最適な組合せを有するゴムを得る。さらに、これらのブロックコポリマーは、この重要な利点を有するだけでなく、また熱可塑性成形装置において取り扱えるように設計することができ、種々の比較的低価格の溶剤に可溶である。
これらのブロックポリマーは、多くの顕著な技術的利点を有しているが、それらの主な制約の1つは、酸化を受けやすいことにある。これは、これらのブロックポリマーの不飽和特性によるものであって、重合体ジエンブロックを含む特に中央区分において、このコポリマーを水素化することによって最小にすることができる。水素化は、米国特許第Re27,145号に記載されているように、選択的に実施することができる。これらのポリマーは、水素化の前に、A−B−A(Aの各は、アルケニル置換芳香族炭化水素ポリマーブロックであり、Bは、ブタジエンポリマーブロックであり、ブタジエンポリマーブロック中の縮合ブタジエン単位の30〜80モルパーセントが1,2立体配置を有する)の立体配置を有する水素化ブロックコポリマーである。
上に記載されたタイプの通常のブロックコポリマーの熱加工は、中程度の分子量から、高分子量の類似体(ポリスチレン含有量30%において、約55,000g/モル以上の真の数平均分子量)を使用する場合に特に、時として非常に難しいことがある。さらに、必要な加工条件が、何らかの成分の分解を起こすことさえあり、所望の物理的特性を満たさない結果となる。これは、抗酸化剤または加工安定剤の使用によって部分的に埋め合わせることができる。サイクル時間、エネルギー消費、成形歪からの部品の反り、および表面欠陥を減少するために、加工条件の厳しさを緩和することが、多くの用途において望まれる。その上、粘度の低下は、成形デザインおよび部品の複雑さに対して自由度を増大させることができる。
最近の研究は、モノアルケニルアレーンが、ジエン中間ブロックに制御されたやりかたで組み込まれている制御分布ブロックコポリマーの調製を記載している。例えば、2003年2月6日出願の米国特許出願公開第10/359,981号、表題「新規なブロックコポリマーおよびその作製方法」(「NOVEL BLOCK COPOLYMERS AND METHOD FOR MAKING SAME」)を参照のこと。‘981号出願の全内容を、参照により本明細書に組み込む。芳香族ビニル化合物の部分は、弾性の損失なしに増加される。独特の特徴を有する新規な中間ブロック構造が作り出され、類似のジエン中間ブロックと比較した場合に、より高いガラス転移温度、より低い秩序−無秩序転移温度、より低いからみ合いをもつ分子量等をもたらす。
主成分として制御分布ブロックコポリマーが使用されている報文も記載されている。例えば、米国特許出願公開第2003/0166776A1号および第2003/0181585A1号を参照のこと。これらの開示において、重合体添加剤を制御分布ブロックコポリマー中に組み込むことができる。この教示に拘らず、これらの開示は、通常のブロックコポリマーに伴う加工性の困難さを検討していないし、このような困難さをいかに改善し得るかについても検討していない。
したがって、通常のブロックコポリマーの熱加工を改善する、それを含む配合物の物理的特性に悪影響を及ぼさない手段を提供する必要がある。
本発明の高分子配合物は、
(a)少なくとも1個のAブロックおよび少なくとも1個のBブロック[ここで、(1)各Aブロックは、約3,000から約60,000の数平均分子量を有するモノアルケニルアレーンホモポリマーブロックであり;(2)各Bブロックは、水素化の前に、約30,000から約300,000の数平均分子量を有する、共役ジエン炭化水素ブロックであり;および(3)Aブロックは、コポリマーの約5から約40重量%を構成する。]を有する少なくとも1種のブロックコポリマー;
(b)少なくとも1個のAブロックおよび少なくとも1個のBブロック[ここで、(1)各Aブロックは、モノアルケニルアレーンホモポリマーブロックであり、および各Bブロックは、少なくとも1個の共役ジエンおよび少なくとも1個のモノアルケニルアレーンの、制御分布コポリマーブロックであり;(2)各Aブロックは、約3,000から約60,000の数平均分子量を有し、および各Bブロックは、約30,000から約300,000の数平均分子量を有し、(3)各Bブロックは、共役ジエン単位に富む、Aブロックに隣接する末端領域、およびモノアルケニルアレーン単位に富む、Aブロックに隣接していない1つ以上の領域を含み;(4)ブロックコポリマー中のモノアルケニルアレーン総量は、約15重量パーセントから約80重量パーセントであり;および(5)各Bブロック中のモノアルケニルアレーンの重量パーセントは、約10パーセントから約75パーセントである。]を含む少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマー;および
(c)場合によっては、限定はしないが、オレフィンポリマー、スチレンポリマー、粘着性付与樹脂、増量油、ワックス、充填剤およびエンジニアリング熱可塑性樹脂からなる群から選択される1つ以上の成分を含み、
成分(b)(例えば、制御分布ブロックコポリマー)は、成分(a)(例えば、「通常の」ブロックコポリマー)の熱加工性を改善する量において存在する。
本発明によれば、通常のまたは制御分布ブロックコポリマーは、非水素化、水素化、または水素化および非水素化の組合せであってよい。
高分子配合物に加えて、本発明はまた、本発明の高分子配合物を含む物品を意図する。本発明の高分子配合物を含むことができるいくつかの物品の例示的な例は、フィルム、シート、多層積層品、射出形成品、押出異形材、コーティング、バンド、ストリップ、異形材、成形品、発泡体、テープ、織物、スレッド、フィラメント、リボン、繊維または繊維状ウェブである。
上に記載したとおり、通常のブロックコポリマーおよび制御分布ブロックコポリマーの両方を含む本発明の高分子配合物が、通常のブロックコポリマーだけを含む同様の配合物と比較して、機械的特性の著しい低下を示すことなく、改善された加工性を有することが強調される。したがって、本発明の高分子配合物は、上に述べた通常のブロックコポリマーだけを含む従来の高分子配合物に優る改善を示す。選択的水素化ブロックコポリマーの熱加工は、中程度の分子量からより高い分子量の類似体(スチレン含有量30%において、約55,000g/モル以上の真の数平均分子量)を使用する場合に特に、非常に困難なことがある。さらに、必要な加工条件は、何らかの成分の分解を起こすことさえあり、所望の物理的特性を満たさない結果となる。これは、抗酸化剤または加工助剤の使用によって部分的に埋め合わせることができる。本発明は、機械的性能に望ましくない影響を及ぼすことなしに、減少されたエネルギー消費、より低い温度プロファイル、より短いサイクル時間、減少された表面欠陥、および/またはより低いトルクまたは圧力の形において、熱加工性を改善する手段を提供する。本発明は、驚くべきことに通常のブロックコポリマーをベースとする配合物にマイナスの影響を及ぼさない加工改善を提供する。
本発明は、制御分布ブロックコポリマーを利用して、通常のブロックコポリマーをベースとする高分子配合物の加工性を改善する。本発明の高分子配合物には、通常のブロックコポリマー、制御分布ブロックコポリマー、および場合によっては、オレフィンポリマー、スチレンポリマー、粘着性付与樹脂、増量油、ワックス、充填剤からなる群から選択される1つ以上の成分が含まれる。適度のレベルの制御分布ブロックコポリマーを、通常のブロックコポリマーに添加すると、機械的特性を著しく損なうことなく、加工性を改善する。「適度のレベル」とは、通常のブロックコポリマーと制御分布ブロックコポリマーとの比が1:1以上(通常のブロックコポリマー量が、制御分布ブロックコポリマー量以上である)であることを意味する。従来の開示においては、通常のブロックコポリマーと制御分布ブロックコポリマーの比は、1:1未満であった(通常ブロックコポリマー量は、制御分布ブロックコポリマー量より少ない)。本発明の1つの利点は、従来技術の配合物と比較して、改善された熱加工性を有する高性能ゴム配合物を作製できることである。したがって、加工エネルギー費用が低く、この配合物の熱分解を減少させることができ、サイクル時間を減少させることができる。
本明細書では、句「成分(a)の熱加工性を改善する量」とは、成分(a)の元のゴム含有量の50%までが、成分(b)によって置換される場合に得ることができる、成分(a)の改善された熱加工性のことを言う。用語「元のゴム含有量」は、制御分布ブロックコポリマーが利用されない場合の、この配合物中の通常のブロックコポリマーの量を示す。
上に述べたとおり、本発明は、基本的な成分として、少なくとも1種の通常のブロックコポリマーおよび少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマーを含む高分子配合物、すなわち配合された高分子組成物を提供する。各のこれらの基本的成分は、以下本明細書において、さらに詳細に記載される。本発明の高分子配合物は、場合によって、限定するものではないが、ポリオレフィンポリマー、スチレンポリマー、粘着性付与樹脂、増量油、ワックス、充填剤およびエンジニアリング熱可塑性樹脂からなる群から選択される1つ以上の成分を含む。
本発明によれば、高分子配合物は、弾性特性を示し、水素化の前に、約7%から約80%の1,2−微細構造含有量を有する、少なくとも1種の共役ジエン、および少なくとも1種のモノアルケニルアレーンホモポリマーを含む、通常のブロックコポリマーを含む。このようなブロックコポリマーは、約60重量パーセントまでのモノアルケニルアレーンを含むことができる。本発明において使用される通常のブロックコポリマーの一般的構造は、A−B、A−B−A、(A−B、(A−B−A、(A−B−AX、(A−BXまたはこの混合物であり、式中、nは、2から30の整数、好ましくは2から約15、さらに好ましくは2から約6であり、Xは、カップリング剤残部である。上の式において、各Aブロックは、モノアルケニルアレーンホモポリマーのポリマーブロックであり、各Bブロックは、共役ジエンのポリマーブロックである。本発明において使用されるカップリング剤は、このようなブロックポリマーにおける使用が知られている任意の通常のカップリング剤を含む。例えば、カップリング剤は、ジビニルベンゼンなどのポリアルケニルカップリング剤、アルコキシシラン、脂肪族ジエステルおよびジグリシジル芳香族エポキシ化合物であってよい。
1つの好ましい実施形態において、通常のブロックコポリマーは、少なくとも1種のAブロックおよび少なくとも1種のBブロックを含み、ここで、(1)各Aブロックは、約3,000から60,000の数平均分子量を有するモノアルケニルアレーンホモポリマーブロックであり;(2)各Bブロックは、水素化の前に、約30,000から約300,000の数平均分子量を有する共役ジエン炭化水素ブロックであり;(3)Aブロックは、このコポリマーの約5から約40重量パーセントを構成し;(4)Bブロックの不飽和は、元の不飽和の約10%未満であり;および(5)Aブロックの不飽和は、元の不飽和の約80%である。他の好ましい実施形態において、通常のブロックコポリマーは、(1)各Aブロックは、約6,500から約45,000の数平均分子量を有するモノアルケニルアレーンホモポリマーブロックであり;(2)各Bブロックは、水素化の前に、約40,000から約275,000の数平均分子量を有する共役ジエン炭化水素ブロックであり;(3)Aブロックは、このコポリマーの約15から約40重量パーセントを構成し;(4)Bブロックの不飽和は、元の不飽和の5%未満であり;および(5)Aブロックの不飽和は、元の不飽和の95%を超えている。通常ブロックコポリマーに対して、上に与えられた種々の式の内、式A−B−Aを有するものが特に本明細書において好ましい。
通常のブロックコポリマーは、例えば、米国特許第3,251,905号;3,390,207号;3,598,887号および4,219,627号に例示されているような、よく知られた、モノマーの逐次添加技法、モノマーの増分添加技法またはカップリング技法を含めて、任意のよく知られたブロック重合または共重合方法によって製造することができる。ブロックコポリマー技術においてよく知られているように、共役ジエンおよびビニル芳香族炭化水素モノマーの混合物を、これらの共重合反応性速度における差異を利用して共重合させることによって、テーパードコポリマーブロックをマルチブロックコポリマー中に組み込むことができる。種々の特許が、米国特許第3,251,905号;3,265,765号;3,639,521号および4,208,356号(この全体の開示を参照により本明細書に組み込む。)を含めて、テーパードコポリマーブロックを含むマルチブロックコポリマーの調製を記載している。
ブロックコポリマー(a)を調製するために利用することができる共役ジエンは、4から8個の炭素原子を含むものであり、共役ジエンには、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソプレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエンなどが含まれる。このような共役ジエンの混合物も使用することができる。好ましい共役ジエンは、ブタジエン、イソプレンおよびこの混合物である。本明細書では、用語「ブタジエン」は、1,3−ブタジエンのことを言う。
コポリマー(a)を調製するために利用することができるビニル芳香族炭化水素には、スチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、1,3−ジメチルスチレン、アルファ−メチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアンスラセンなどが含まれる。好ましいビニル芳香族炭化水素は、スチレンである。
上記のポリマーおよびコポリマーは、所望の場合には、上に述べた方法によって容易に調製することができる。しかし、多くのこれらポリマーおよびコポリマーは、市販されているので、通常、市販のポリマーを使用することが好ましい。というのは、このことは、全体のプロセスに関与する処理ステップの数を減少させることに役立つからである。市販の通常のブロックコポリマーのいくつかの例には、限定されるものではないが、KRATON(登録商標)G1651、KRATON(登録商標)G1654およびKRATON(登録商標)G1650(各KRATON Polymers LLCから市販);SEPTON(登録商標)4077、SEPTON(登録商標)4055、SEPTON(登録商標)4044、SEPTON(登録商標)4033、SEPTON(登録商標)8006およびSEPTON(登録商標)8004(各Kurraray Co.Ltd.から市販);CALPRENE(登録商標)H6170およびDYNASOL(登録商標)3151(各Dynasolから市販);およびTUFTEC(登録商標)(Asasiから市販)が、含まれる。
本発明において使用される他の好ましい通常のブロックコポリマーは、式S−EB−Sの選択的水素化ブロックコポリマーであり、式中、Sは、スチレンおよびEBは水素化ブタジエン、例えば、エチレン−ブチレンを表す。好ましいS−EB−Sブロックコポリマーにおいて、スチレン末端セグメントは、好ましくは約6,500から約45,000の数平均分子量を有し、一方EB中間ブロックは、一般に約40,000から約275,000の数平均分子量を有する。さらに、S−EB−Sブロックコポリマーが使用される場合には、スチレンブロックは、好ましくはブロックコポリマーの約15から約40重量%を構成し、EB中間ブロックは、選択的水素化ブロックコポリマーの約60から約95重量%を構成する。このS−EB−Sブロックコポリマーは、好ましくは約30%以上の程度の1,2ブタジエンを含む。
本発明の配合物の他の成分は、モノアルケニルアレーン末端ブロック、およびモノアルケニルアレーンおよび共役ジエンの独特の中間ブロックを含む制御分布ブロックコポリマーであり、例えば、同時係属の、本願の譲受人に譲渡された2003年2月6日出願の米国特許出願公開第10/359,981号、標題「新規なブロックコポリマーおよびその作製方法(NOVEL BLOCK COPOLYMERS AND METHOD FOR MAKING SAME)」に記載されているものなどである。したがって、‘981号出願の全内容、特にここに記載されているアニオン重合方法を、参照により本明細書に組み込む。驚くべきことに、(1)モノマー添加に対する独特の制御と(2)溶剤(「分布剤」と呼ばれる)の成分としてジエチルエーテルまたは他の改質剤の使用との組合せが、2種のモノマーの一定の特徴的分布(本明細書において、「制御分布」重合、すなわち「制御分布」構造をもたらす重合と呼ぶ)をもたらし、ならびにポリマーブロック中に、一定のモノアルケニルアレーンに富む領域および一定の共役ジエンに富む領域の存在をもたらす。
この明細書の目的では、「制御分布」は、以下の性質を有する分子構造として定義される:(1)共役ジエン単位に富む、モノアルケニルアレーンホモポリマー(「A」)ブロックに隣接する末端領域;(2)モノアルケニルアレーン単位に富む、Aブロックに隣接しない1つ以上の領域;および(3)比較的低いモノアルケニルアレーン(例えば、スチレン)ブロック性を有する全体構造。本明細書の目的では、「富む」は、平均より大きい量、好ましくは平均より5%大きい量を有することとして定義される。この比較的低いモノアルケニルアレーンブロック性は、示差走査熱量測定(「DSC」)の熱的方法を使用して、または機械的方法によって、またはプロトン核磁気共鳴(「H−NMR」)法によって示される方法によって分析した場合に、いずれかのモノマー単独のTgの中間にある、1つだけのガラス転移温度(Tg)の存在によって示すことができる。また、ブロック性に対する可能性は、Bブロックの重合の間のポリスチリルリチウム末端基の検出に適する波長範囲における、UV−可視吸収の測定からも推定される。この値の急激で実質的な増大は、ポリスチリルリチウム鎖端の実質的な増大を示す。このような方法において、これは、共役ジエン濃度が、制御分布重合を維持するための限界レベルより低下する場合にだけ起きる。例えば、この時点において存在する、スチレンなどの任意のモノアルケニルアレーンモノマーは、ブロック状の形において付加する。用語、「スチレンブロック性」は、プロトンNMRを使用して当分野の技術者によって測定されるが、ポリマー鎖上で隣接した2個のS(すなわち、スチレン)を有するポリマー中のS単位の割合であると定義される。この議論は、スチレンブロック性に関するが、同様のことが、任意のモノアルケニルアレーンモノマーに対して成り立つことが、当分野の技術者によって理解される。
スチレンブロック性は、H−1NMRを使用して、以下のように2つの量を測定した後に、求められる。第一に、スチレン単位(すなわち、比をとったときに、相殺する任意の測定器単位)の総数は、7.5から6.2ppmのH−1NMRスペクトルにおける総スチレン芳香族シグナルを積算し、各のスチレン芳香族環上に5個の芳香族水素がある理由で、この量を5で割ることによって求められる。第2に、ブロック性スチレン単位は、6.88から6.80の間のシグナル最小から、6.2ppmのH−1NMRスペクトルにおける芳香族シグナルの部分を積算し、各のブロック性スチレン芳香族環上に2個のオルト水素がある理由で、この量を2で割ることによって求められる。2個の隣接したスチレンを有するこれらスチレン単位の環上の、2個のオルト水素に対するこのシグナルの割当ては、F.A.Bovey,High Resolution NMR of Macromolecules(Academic Press,New York and London,1972),第6章で報告された。
スチレンブロック性は、総スチレン単位に対するブロック性スチレンの単純な百分率である:
ブロック性%=100×(ブロック性スチレン単位/総スチレン単位)
このように表されるポリマー−Bd−S−(S)−S−Bd−ポリマー(式中、nはゼロより大きい)は、ブロック性スチレンと定義される。例えば、上の例において、nが8に等しい場合、ブロック性指数は、80%となる。本発明において、ブロック性指数は、約40未満であることが好ましい。10重量%から40重量%のスチレン含有量を有するいくつかのポリマーに対しては、ブロック性指数は、約10未満であることが好ましい。ブロック性を、スチレンを用いて記載しているが、上の記述は、他のモノアルケニルアレーンに対しても成立することに留意されたい。
本発明において使用されるこのブロックコポリマーの制御分布ブロックは、モノマー単位の分布が統計的であるランダムブロックではなく、また制御分布ブロックは、1つのモノマーから他のモノマーへと、ポリマー鎖の組成中に段階的な変化があるテーパードブロックでもない。
本発明に使用される制御分布ブロックコポリマーの一般的配置は、A−B、A−B−A、(A−B、(A−B−A、(A−B−AX、(A−BXまたはこの混合物であり、式中、nは、2から約30、好ましくは2から約15、さらに好ましくは2から約6の整数であり、Xは、カップリング剤残部である。上述したカップリング剤も、制御分布ブロックコポリマーの形成において使用することができる。
上の式において、Aは、モノアルケニルアレーンホモポリマーおよびBは、少なくとも1種の共役ジエンおよび少なくともモノアルケニルアレーンホモポリマーの制御分布ブロックコポリマーである。この少なくとも1種の共役ジエンは、ブタジエンおよびイソプレンから選択され、モノアルケニルアレーンは、上述したビニル芳香族炭化水素を含む。
本発明の好ましい実施形態において、高分子配合物は、
(a)式S−B−S[ここで、各のSブロックがスチレンおよびBブロックがブタジエンであり、(1)各Sブロックは、約6,500から約45,000の数平均分子量を有し;(2)Bブロックは、水素化の前に、約40,000から約275,000の数平均分子量を有し;(3)Sブロックは、コポリマーの約15から約40重量%を構成し;(4)Bブロックの不飽和は、元の不飽和の5%未満であり、および(5)Sブロックの不飽和は、元の不飽和の95%を超えている。]の少なくとも1つの選択的水素化ブロックコポリマー;
(b)式S−B/S−S[ここで、各のSがスチレンおよびB/Sがブタジエン/スチレンであり、(1)各B/Sブロックは制御分布コポリマーブロックであり;(2)各Sブロックは、約6,500から約45,000の数平均分子量および各制御分布ブロックは、約40,000から約275,000の数平均分子量を有し;(3)各制御分布ブロックは、共役ブタジエン単位に富むSブロックに隣接する末端領域およびスチレンに富むSブロックに隣接しない1つ以上の領域を含み;(4)ブロックコポリマー中のスチレンの総量は、約18重量パーセントから約63重量パーセントであり;および(5)各の制御分布ブロック中のスチレンの重量パーセントは、約5パーセントから約45パーセントである。]を含む少なくとも1つの選択的水素化制御分布ブロックコポリマー;
(c)少なくとも1つのオレフィンポリマー;および
(d)増量油を含み、成分(b)は、成分(a)の熱加工性を改善させる量において存在する。
指摘したように、本発明のいくつかの実施形態において、本発明において使用される通常のおよび制御分布ブロックコポリマーは、選択的に水素化される。水素化は、従来技術において知られている、任意のいくつかの水素化または選択水素化プロセスによって実施することができる。これらのブロックポリマーまたはブロックコポリマーの水素化は、ラネーニッケル、プラチナ、パラジウムなどの貴金属および可溶性遷移金属触媒などの触媒の存在における水素化を含めて、種々のよく確立されたプロセスによって実施することができる。使用することができる適切な水素化プロセスは、ジエン含有ポリマーまたはコポリマーをシクロヘキサンなどの不活性炭化水素希釈剤中に溶解し、可溶性水素化触媒の存在において、水素と反応させることによって水素化するものである。例えば、このような水素化は、例えば、米国特許第3,494,942号、第3,634,594号、第3,670,054号、第3,700,633号および再審査第27,145号において教示されているものなどの方法を使用して実施されてきており、これらの特許の開示を参照により本明細書に組み込む。また、このようなプロセスは、米国特許第3,113,986号および第4,226,952号において開示されており、これらの特許の開示を参照により本明細書に組み込む。一般に、水素化は、少なくとも約90パーセントの共役ジエン二重結合を減少させ、ゼロから10パーセントのアレーン二重結合を減少させるような条件下で実施される。好ましい範囲は、少なくとも約95パーセントの共役ジエン二重結合の減少、さらに好ましくは約98パーセントの共役ジエン二重結合の減少である。別法として、芳香族不飽和も、上述した10パーセントを超えて減少させるように、ポリマーを水素化することが可能である。この場合、共役ジエンとアレーン両方の二重結合を、90パーセント以上減少させてもよい。
本発明によれば、通常のまたは制御分布ブロックコポリマーは、非水素化、水素化であっても、または水素化および非水素化の組合せであってよい。通常の選択的水素化ブロックコポリマーと選択的水素化制御分布ブロックコポリマーとを、または通常の非水素化ブロックコポリマーと非水素化制御分布ブロックコポリマーとを、一対にすることが最も論理にかなっている。このようにして、非水素化成分の分解が低減される。しかし、分解が、主な関心事でない場合には、通常の非水素化ブロックコポリマーを選択的水素化制御分布ブロックコポリマーと組み合わせるか、またはこれを逆にして組み合わせることになることが考えられる。水素化ブロックコポリマーを使用する場合には、このブロックコポリマーは、約0〜10%のアレーン二重結合が減少されており、および少なくとも約90%の共役ジエン二重結合が減少されている。
別法において、本発明において使用される通常のブロックコポリマーおよび/または制御分布ブロックコポリマーは、多数の方法において、官能化することができる。1つの方法は、カルボン酸基およびこの塩、酸無水物、エステル、イミド基、アミド基、および酸塩化物などの1つ以上の官能基またはこの誘導体を有する不飽和モノマーで処理することによる。このブロックコポリマーにグラフトするべき好ましいモノマーは、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、およびこれらの誘導体である。さらに、このようなブロックコポリマーを官能化する記載は、米国特許第4,578,429号および第5,506,299号に見出すことができる。他の方法においては、本発明において使用されるコポリマーは、例えば、米国特許第4,882,384号に教示されているように、ポリマーにケイ素含有またはフッ素含有化合物をグラフトすることによって官能化することができる。さらに他の方法において、本発明のブロックコポリマーを、アルコキシシラン化合物と接触させてシラン変性ブロックコポリマーを形成することができる。さらに他の方法において、本発明のブロックコポリマーは、米国特許第4,898,914号に教示されているように、ポリマーを少なくとも1個のエチレンオキシドと反応させることによって、または米国特許第4,970,265号に教示されているように、ポリマーを二酸化炭素と反応させることによって官能化することができる。さらに、本発明のブロックコポリマーは、米国特許第5,206,300号および第5,276,101号に教示されているように、金属化することができ、ここでは、ポリマーをリチウムアルキルなどのアルカリ金属アルキルと接触させる。さらに本発明のブロックコポリマーを米国特許第5,516,831号に教示されているように、ポリマーにスルホン基をグラフトさせることによって官能化することができる。
上の2種のブロックコポリマー、例えば、通常のブロックコポリマーおよび制御分布ブロックコポリマーに加えて、本発明の高分子配合物には、限定されるものではないが、オレフィンポリマー、スチレンポリマー、粘着性付与樹脂、増量油、ワックス、充填剤、およびエンジニアリング熱可塑性樹脂からなる群から選択される1つ以上の成分が、場合によって含まれる。
本発明において、場合によって使用することができるオレフィンポリマーには、例えば、エチレンホモポリマー、エチレン/アルファ−オレフィンコポリマー、プロピレンホモポリマー、ポリプロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー、耐衝撃性ポリプロピレン、ブチレンホモポリマー、ブチレン/アルファ−オレフィンコポリマー、および他のアルファ−オレフィンコポリマーまたはインターポリマーが含まれる。限定されるものではないが、他の代表的ポリオレフィンには、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、超密度または極低密度ポリエチレン(ULDPEまたはVLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、および高圧低密度ポリエチレン(LDPE)を含めて、実質上線状のエチレンポリマー、均一に分岐した線状エチレンポリマー、不均一に分岐した線状エチレンポリマーが含まれる。以下本明細書に含まれる他のポリマーは、エチレン/アクリル酸(EEA)コポリマー、エチレン/メタアクリル酸(EMAA)アイオノマー、エチレン/酢酸ビニル(EVA)コポリマー、エチレン/ビニルアルコール(EVOH)コポリマー、エチレン/環式オレフィンコポリマー、プロピレンホモポリマーおよびコポリマー、プロピレン/スチレンコポリマー、エチレン/プロピレンコポリマー、ポリブチレン、エチレン一酸化炭素インターポリマー、例えば、エチレン/一酸化炭素(ECO)コポリマー、エチレン/アクリル酸/一酸化炭素ターポリマーなどである。好ましくは、ポリオレフィンは、ポリプロピレンを含めて、ポリプロピレンポリマーまたはコポリマーであり、ポリプロピレンポリマーが最も好ましい。存在する場合、オレフィンポリマーは、一般に、約5から約100重量部において存在する。
本発明において、場合によって使用することができるスチレンポリマーには、例えば、結晶ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、中耐衝撃性ポリスチレン、スチレン/アクリロニトリルコポリマー、スチレン/アクリロニトリル/ブタジエン(ABS)ポリマー、シンジオタクチックポリスチレン、スチレンメチル−メタクリレートコポリマー、およびスチレン/オレフィンコポリマーが含まれる。代表的スチレン/オレフィンコポリマーは、実質上ランダムエチレン/スチレンコポリマーであり、好ましくは少なくとも10重量パーセント、さらに好ましくは25重量パーセント以上の共重合化スチレンモノマーを含んでいる。また、当初Himont,Inc.(現在はCrompton)によって開発された、商標名INTERLOY(登録商標)ポリマーなどの、スチレン−グラフトされたポリプロピレンポリマーも含まれる。存在する場合、このスチレンポリマーは、一般に約5から約100重量部の量において存在する。
本明細書および特許請求の範囲の目的のため、用語「エンジニアリング熱可塑性樹脂」は、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリウレタン、ポリ(アリールエーテル)およびポリ(アリールスルホン)、ポリカーボネート、アセタール樹脂、ポリアミド、ハロゲン化熱可塑性物、ニトリルバリアー樹脂、ポリ(メチルメタクリレート)、および環式オレフィンコポリマーなどのポリマーを包含する。さらに、これらのクラスのポリマーは、米国特許第4,107,131号において定義されており、この開示を参照により本明細書に組み込む。存在する場合、熱可塑性樹脂は、一般に、約5から約100重量部の量において存在する。
本発明において、場合によって使用することができる粘着性付与樹脂には、ポリスチレンブロック相溶性樹脂および中間ブロック相溶性樹脂が含まれる。ポリスチレンブロック相溶性樹脂は、限定するものではないが、クマロン−インデン樹脂、ポリインデン樹脂、ポリ(メチルインデン)樹脂、ポリスチレン樹脂、ビニルトルエン−アルファメチルスチレン樹脂、アルファメチルスチレン樹脂およびポリフェニレンエーテル、特にポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)からなる群から選択することができる。このような樹脂は、例えば、商標「HERCURES」、「ENDEX」、「KRISTALEX」、「NEVCHEM」および「PICCOTEX」の下に販売されている。(中間)ブロックと相溶性のある樹脂は、限定されるものではないが、相溶性C5炭化水素樹脂、水素化C炭化水素樹脂、スチレン化C樹脂、C/C樹脂、スチレン化テルペン樹脂、完全水素化または部分水素化C炭化水素樹脂、ロジンエステル、ロジン誘導体およびこれらの混合物からなる群から選択することができる。これらの樹脂は、例えば、商標「REGALITE」、「REGALREZ」、「ESCOREZ」、および「ARKON」の下に販売されている。存在する場合、粘着性付与樹脂は、一般に、約5から約50重量部の量において存在する。
本発明の高分子配合物はまた、場合によって、少なくとも1種の増量油を含む。鉱油などのブロックコポリマーの弾性セグメントと相溶性のあるタイプの油が特に好ましい。用語「鉱油」には、例えば、パラフィン系油およびナフテン系油などの石油ベースの油が含まれる。高芳香族含有量の油が満足し得るが、低揮発度で、50%未満の芳香族含有量を有する石油ベースの白色鉱油が好ましい。本発明において、合成炭化水素油を使用することもできる。合成炭化水素油には、限定するものではないが、DURASYN(登録商標)Polyalphaolefinsなどのポリアルファオレフィン、HYVIS(登録商標)、NAPVIS(登録商標)などのポリブテンなどが含まれる。また、本発明において、油の混合物も考えられる。好ましい実施形態において、少なくとも1つの増量油は、鉱油である。存在する場合、増量油は、一般に、約5から約400重量部の量において存在する。本発明の組成物を使用して、油ゲルを作製する場合には、増量油は、一般に、約4000重量部の量において存在する。また、これらの油ゲルは、1つ以上の添加剤/成分を含むことができ、これら添加剤/成分は、ポリオレフィン、ワックス、充填剤、顔料、染料、着色剤、抗酸化剤、香気剤、フレーバー剤、および発泡剤などの、油ゲルにおける使用に対して、当技術分野において容易に知られているものである。このタイプの油ゲルは、粘着性ゲル、結晶ゲル、配向ゲル、PE結晶ゲル、発泡ゲルまたはふわふわしたゲル(fluffy gel)として使用することができる。その上、このような油ゲルは、紙、発泡体、プラスチック、織物、金属、金属箔、金属フレーク、コンクリート、木材、ガラス、ガラス繊維、セラミックス、合成樹脂、合成繊維、耐火材料等などの種々の基体を利用することによって、複合材の調製において使用することができる。前記油ゲルから作製することができる物品には、限定するものではないが、手運動グリップ、杖クッション、頚部枕、ベッドウエッジ枕、脚休め、首クッション、マットレス、ベッドパッド、肘パッド、皮膚パッド、車椅子クッション、ヘルメットライナー、コールドおよびホットパック、運動ウエートベルト、牽引パッドまたはベルト、副木用クッション、つり革、装着器具(手、手首、指、前腕、ひざ、脚、鎖骨、肩、足、足首、首、背中および肋骨用)、整形外科靴用底、曲げ応力からの光ファイバー緩衝用の光学的被覆加工、モップ先端、モップ、釣餌、圧力に対するシール、糸、ストリップ、撚糸、テープ、織布、織物、種々の用途のバルーン、コンドーム、手袋、電気および電話ケーブルおよび電線接合用自己シーリングエンクロージュア、ケーブル填材、フィルム、ライナ、模擬食品、デンタルフロスなどの口腔ケア品、膨張性拘束クッション、玩具(空力的、回転紐、紐、スピニング/回転)、寒気用衣料、エアーバッグ、人工筋肉アクチュエータ等が含まれる。
また、本発明の高分子配合物は、場合によって、例えば、ポリオレフィンワックスを含めて、少なくとも1種のワックスを含む。ポリオレフィンワックスの例には、限定されるものではないが、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスおよびポリブチレンが含まれる。使用されるワックスの分子量は、変化することができ、本発明を実施するために決定的ではない。存在する場合、ワックスは、一般に、約1から約30重量部の量において存在する。
本発明の高分子配合物は、また種々のタイプの充填剤および顔料を含むことができる。使用することができる種々の充填剤の例は、1971〜1972 Modern Plastics Encyclopedia,240〜247頁に見出される。適切な充填剤には、炭酸カルシウム、クレー、タルク、シリカ、酸化亜鉛、二酸化チタン、ガラス繊維、ホウ素繊維、グラファイト繊維、ウイスカー、金属繊維、合成有機繊維等が含まれる。本発明において使用される充填剤の量は、一般に、使用される充填剤のタイプおよび高分子配合物の意図する用途によって0から40重量%の範囲にある。特に、好ましい充填剤は、二酸化チタン、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、およびクレーである。
本発明の好ましい一高分子配合物は、各選択的に水素化された、組み合わせた、100重量部の通常のおよび制御分布ブロックコポリマー(ここで、制御分布ブロックコポリマーは、50重量部以下の量において存在する。);および約5から400重量部のポリマー増量油を含む。
本発明の他の高分子配合物は、各選択的に水素化された、組み合わせた、100重量部の通常のおよび制御分布ブロックコポリマー(ここで、制御分布ブロックコポリマーは、50重量部以下の量において存在する。)および約5から約100重量部のオレフィンポリマーを含む。また、この配合物は、約5から約50重量部の粘着性付与樹脂および1から20重量部のオレフィンワックスを含む。
本発明のさらに好ましい高分子配合物は、各選択的に水素化された、組み合わせた、100重量部の通常のおよび制御分布ブロックコポリマー(ここで、制御分布ブロックコポリマーは、50重量部以下の量において存在する。);および約5から約100重量部のスチレン系ポリマーを含む。
本発明のさらに好ましい高分子配合物は、各選択的に水素化された、組み合わせた、100重量部の通常のおよび制御分布ブロックコポリマー(ここで、制御分布ブロックコポリマーは、50重量部以下の量において存在する。);約5から約300重量部のポリマー増量油、および約10から約40重量部のポリオレフィンを含む。
本発明の高分子配合物は、他のポリマー、強化材、抗酸化剤、安定剤、難燃剤、粘着防止剤、日光色素沈着遮断剤、潤滑剤および他のゴムおよびプラスチック配合成分などの他の成分の添加により、本発明の範囲から逸脱することなしに、改変することができる。このような成分が存在する場合、これらは、当分野の技術者によって通常知られている、意図する目的に有効な、例えば、約0.001重量%位(例えば、抗酸化剤の場合のように)の少量から97重量%位(充填剤または油の場合のように)の多量の任意の量において、個々にまたは一括して存在することができる。このような成分は、例えば、米国特許第3,239,478号および第5,777,043号を含めて種々の特許に開示されており、この開示を参照により組み込む。
種々の成分の相対的量に関しては、この量は、ある程度、特定の最終用途および特定の用途に対して選択される特定のブロックコポリマーに依存し、ただし、制御分布ブロックコポリマーは、通常のブロックコポリマーの量以下の量において存在する。表Aは、本発明に含まれる、重量パーセントにおいて表されたいくつかの概念的組成物を示す。
Figure 2007084821
本発明の高分子配合物は、当技術分野においてよく知られている技法を使用して、作製される。例えば、本発明の高分子配合物は、少なくとも前述の記載された化合物を一緒にブレンドすることによって作製することができる。ブレンドは、当分野の技術者に知られている任意の通常の混合装置および条件を使用して行うことができる。
本発明の高分子配合物は、限定されるものはないが、射出成形玩具、医療機器、およびエアーバッグ、操舵輪等などの自動車部品;押出フィルム、チューブ、異形材;パーソナルケア用のオーバーモルディング用途、つかみ具、ソフトタッチ用途;手袋などの浸漬製品;トレー用シートモルディングコンパウンドまたバルクモルディングコンパウンドにおけるなどの熱効果用途;ロト成形玩具および他の物品;スラッシュ成形自動車外板;熱噴霧コーティング;医療機器用インフレーションフィルム;吹込成形自動車/工業部品;成形超軟質物品および油ゲル;およびパーソナル衛生用途用フィルムおよび繊維を含む種々の物品に作製することができる。
本発明の高分子配合物含む物品は、当技術分野においてよく知られている加工技法を使用して作製される。例えば、物品は、押出し、射出成形、吹込成形、スラッシュ成形、圧縮成形、浸漬、ロト成形、繊維紡糸、注型フィルム作製、発泡等によって作製される。
本発明は、得られた高分子配合物の物理的特性に著しい影響を与えることなしに、高分子量選択的水素化ブロックコポリマー、特にS−EB−Sなどの通常のブロックコポリマーに対する加工必要条件を、非常に緩和することができる手段を提供することが認められる。この同様な一般的影響は、他のタイプの通常のブロックコポリマーに対してもまた当てはまる。
選択的水素化ブロックコポリマー/ポリオレフィン/油の配合物中の元のゴム含有量の50%までを、選択的水素化制御分布ブロックコポリマーで置換することによって、上記のように、減少された圧縮成形温度の低下およびより高い溶融流れの点から、加工性の改善が実現することは、予想外の発見であった。これらの特性は、高引張強度および高伸度を維持しながら、改善することができる。その上、利用者は、選択的水素化ブロックコポリマー/粘着性付与樹脂/ワックスの配合物中の元のゴム含有量の40%までを、制御分布ブロックコポリマーで置換することによって、上記のように、エネルギー消費の低下(圧力の低下)の点から、改善された加工性を有する高分子配合物が得られることは、予想外の発見であった。加工性におけるこの改善は、機械的特性をなんら著しく損なうことなしに実現される。
詳細には、化合物溶融流れの増大または適切な混合を生成するのに必要なエネルギーの量の減少は、制御分布ブロックコポリマーが、S−EB−Sおよび他の同様な通常のブロックコポリマーを含む高分子配合物用の流動改質剤として、引張り強度、伸度、および高分子配合物のヒステリシスなどの物理的特性をなんら損なうことなしに、本発明において使用されることを示す。
以下の実施例は、本発明の配合物を例示するために提供される。これらの実施例は、単に例示的なものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1において、以下の化合物を使用した:
KRATON(登録商標)G−1651H=KRATON Polymers LLCによって供給される33%ポリスチレン含有量を有する通常のS−EB−Sブロックコポリマー。
KRATON(登録商標)RP6935=KRATON Polymers LLCによって供給される、58%ポリスチレン含有量の式S−EB−Sを有する制御分布ブロックコポリマー。RP6935の真の分子量は、G−1651Hの真の分子量と同一である。
DRAKEOL(登録商標)34=Penrecoによって供給されるパラフィン系鉱油。
PP5A15H(登録商標)=Dow Chemical Companyによって供給される5MFポリプロピレンホモポリマー。
IRGANOX1010(登録商標)=Ciba Specialty Chemicalsによって供給されるヒンダードフェノール系抗酸化剤。
実施例2において、以下の化合物を使用した:
KRATON(登録商標)MD6937=KRATON Polymers LLCによって供給される19%ポリスチレン含有量を有する通常のSEBSブロックコポリマー。
KRATON(登録商標)RP6936=KRATON Polymers LLCによって供給される式S−EB/S−Sの40%ポリスチレン含有量を有する制御分布ブロックコポリマー。
REGALREZ(登録商標)1126=Eastman Chemical Companyによって供給される粘着性付与樹脂。
EPOLENE(登録商標)C−10=Eastman Chemical Companyによって供給されるポリエチレンワックス。
ETHANOX(登録商標)330=Ciba Specialty Chemicalsによって供給されるヒンダードフェノール系抗酸化剤。
各の実施例における量は、別に指定しない限り、ゴム100部当りの部(phr)である。実施例において使用された試験法は、材料試験のための米国協会(ASTM)試験法または対応するASTM試験法から若干改変された方法である。表Bは、以下の実施例において使用された特定の方法を提供する。
Figure 2007084821
この実施例においては、高分子量SEBS配合における流動改質剤としての、制御分布ブロックコポリマーの使用を示した。表1に示した配合A−Eは、BRABENDER(登録商標)ミキサーにおいて加工し;混合を230℃(すなわち、414°F)において、および100rpmの混合速度において実施した。さらに、全ての配合物を425°F(すなわち、約218.3℃)および1000psiにおいて圧縮成形した。次いで、配合物を、成形品取出しの前に、約125°F(すなわち、約51.7℃)に水冷した。通常のSEBSブロックコポリマーのみを含む配合Aは、配合物の流動が悪いので、均一な試料連続性および結合性を実現するためには、425°F(すなわち、約218.3℃)より高温で成形する必要があった。
配合A、DおよびEは、比較のために提供され、配合B−Cは、本発明を代表するものである。また、表1は、各の配合中に存在する成分に加えて、種々の物理的試験の結果ならびに成形が行われた温度を含む。
Figure 2007084821
通常ブロックコポリマーおよび50%以下の制御分布ブロックコポリマーの両方を含む配合、すなわち、配合B−Cは、通常のブロックコポリマーのみを含む配合Aよりも高い溶融粘度を有した。このことは、通常のブロックコポリマーおよび制御分布ブロックコポリマーの両方が、同一の総分子量を有する事実にもかかわらず当てはまる。この実施例は、制御分布ブロックコポリマーが、通常のSEBSブロックコポリマーをベースとする配合において、物理的特性を損なうことなしに、流れ改質剤として使用することができることを示す。詳しくは、25phrほどの少ない制御分布ブロックコポリマーを配合に添加すると、同一の成形温度において高い引張り特性が実現した。続いて、制御分布ブロックコポリマーを50%まで添加すると、増大した溶融流れをもつ同様な引張り特性をもたらす。しかし、従来のブロックコポリマーの75%を制御分布ブロックコポリマーで置換すると、配合の引張強度および伸度は低下する。
配合Aから望ましい引張り特性を実現するためには、以下、表2に示すように少なくとも450°F(すなわち、約232.2℃)の成形温度が必要であることが留意される。しかし、配合Bは、375°F(すなわち、約190.6℃)程度の低い成形温度において良好な引張り特性を維持した。したがって、通常のブロックコポリマー配合に制御分布ブロックコポリマーを添加することは、引張り、伸度、圧縮永久歪特性を犠牲にすることなく、成形温度を低下させた。
Figure 2007084821
実施例2において、低−中程度分子量SEBS配合における、加工助剤としての制御分布ブロックコポリマーの使用を示した。以下の配合F−H(表3参照)は、通常のブロックコポリマーを制御分布ブロックコポリマーにより、段階的に置換することによって加工が改善することを示している。配合物は全て、以下の温度を使用して、40mm共回転2軸スクリュー押出機により配合した。
Figure 2007084821
配合物は、4つの温度ゾーン、2”直径のダイ、15:1L/Dを有する1”通常スクリュー、調節可能なコラプシブルフレーム、および周囲の空冷を備えたBRABENDER(登録商標)押出機により、Firm Masterインフレーションフィルムラインを使用して、引き続きフィルムに二次加工した。使用した加工条件を以下に表示する。
Figure 2007084821
配合Fは、ブロックコポリマー部分の全てが、通常のSEBSからなる対照である。通常のブロックコポリマーの25%および40%を制御分布ブロックコポリマーにより置換することによって、インフレーションフィルム操作における圧力が、各25%および30%減少した。加工性におけるこの改善は、縦方向の引張強度またはヒステリシス特性におけるいかなる減少もなしに実現された。
Figure 2007084821
本発明を、この好ましい実施形態に関して特に示し、記載してきたが、形態および詳細において、前述の、および他の、変化を本発明の趣旨および範囲を逸脱することなしに行うことができることは、当分野の技術者によって理解される。したがって、本発明は、記載された、および例示された厳格な形態および詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲の範囲に含まれるものであることを意図する。

Claims (21)

  1. (a)少なくとも1個のAブロックおよび少なくとも1個のBブロックを含む少なくとも1種のブロックコポリマー[ここで、(1)各Aブロックは、約3,000から約60,000の数平均分子量を有するモノアルケニルアレーンホモポリマーブロックであり;(2)各Bブロックは、水素化の前に、約30,000から約300,000の数平均分子量を有する、ブタジエン、イソプレン、およびこの混合物から選択される共役ジエン炭化水素ブロックであり;および(3)Aブロックは、該コポリマーの約5から約40重量%を構成する。];および
    (b)少なくとも1個のAブロックおよび少なくとも1個のBを含む少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマー[ここで、(1)各Aブロックは、モノアルケニルアレーンホモポリマーブロックであり、および各Bブロックは、ブタジエンおよびイソプレンから選択される少なくとも1個の共役ジエン、および少なくとも1個のモノアルケニルアレーンの、制御分布コポリマーブロックであり;(2)各Aブロックは、約3,000から約60,000の数平均分子量を有し、および各Bブロックは、約30,000から約300,000の数平均分子量を有し、(3)各Bブロックは、共役ジエン単位に富む、Aブロックに隣接する末端領域、およびモノアルケニルアレーン単位に富む、Aブロックに隣接していない1つ以上の領域を含み;(4)該ブロックコポリマー中のモノアルケニルアレーン総量は、約15重量パーセントから約80重量パーセントであり;および(5)各Bブロック中のモノアルケニルアレーンの重量パーセントは、約10パーセントから約75パーセントである。]
    を含み、(a)および(b)のポリマーは、選択的に水素化されているか、または水素化されておらず、および(a)と(b)の比は、1:1以上である、高分子配合物。
  2. (c)オレフィンポリマー、スチレンポリマー、粘着性付与樹脂、増量油、ワックス、充填剤およびエンジニアリング熱可塑性樹脂からなる群から選択される1つ以上の成分をさらに含む、請求項1に記載の高分子配合物。
  3. 前記少なくとも1種のブロックコポリマー(a)が、式A−B−Aまたは(A−BX(式中、nは、1から30であり、Xは、カップリング剤残部である。)を有し、および前記少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマー(b)が、式A−B−Aまたは(A−BX(式中、nは、1から30であり、Xはカップリング剤残部である。)を有する、請求項1に記載の高分子配合物。
  4. ブロックコポリマー(a)の各Aブロックが、約6,500から約45,000の数平均分子量を有するモノアルケニルアレーンホモポリマーブロックであり;各Bブロックは、水素化の前に約40,000から約275,000の数平均分子量を有する共役ジエン炭化水素ブロックであり;Aブロックは、該コポリマーの約15から約40重量パーセントを構成し;Bブロックの不飽和は、元の不飽和の5%未満であり;Aブロックの不飽和は、元の不飽和の95%を超えており;および
    ブロックコポリマー(b)の各Aブロックが、約6,500から約45,000の数平均分子量を有するモノアルケニルアレーンホモポリマーブロックであり;各Bブロックは、水素化の前に約40,000から約275,000の数平均分子量を有する共役ジエン炭化水素ブロックであり;Aブロックは、該コポリマーの約15から約63重量パーセントを構成し;Bブロックの不飽和は、元の不飽和の5%未満であり;Aブロックの不飽和は、元の不飽和の95%を超えている、
    請求項1に記載の高分子配合物。
  5. 前記少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマー(b)が、前記モノアルケニルアレーンとしてスチレン、および前記共役ジエンとしてブタジエンを含む、請求項1に記載の高分子配合物。
  6. ブロック中の共役ブタジエン単位の約15から約80モルパーセントが、1,2−立体配置を有する、請求項5に記載の高分子配合物。
  7. 前記1つ以上の成分が、エチレンホモポリマー、エチレン/アルファ−オレフィンコポリマー、プロピレンホモポリマー、プロピレン/アルファ−オレフィンコポリマー、耐衝撃性ポリプロピレン、ブチレンホモポリマー、ブチレン/アルファオレフィンコポリマー、線状低密度ポリエチレン(LLPDE)、超または極低密度ポリエチレン(ULDPEまたはVLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、高圧低密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン/アクリル酸(EEA)コポリマー、エチレン/メタクリル酸(EMMA)アイオノマー、エチレン/酢酸ビニル(EVA)コポリマー、エチレン/ビニルアルコール(EVOH)コポリマー、エチレン/環式オレフィンコポリマー、プロピレン/スチレンコポリマー、エチレン一酸化炭素インターポリマー、またはエチレン/アクリル酸/一酸化炭素ターポリマーの少なくとも1種を含むオレフィンポリマーである、請求項2に記載の高分子配合物。
  8. 前記オレフィンが、ポリプロピレンまたはプロピレンコポリマーである、請求項7に記載の高分子配合物。
  9. 前記1つ以上の成分が、結晶ポリスチレン、耐衝撃性ポリスチレン、中衝撃性ポリスチレン、スチレン/アクリロニトリルコポリマー、スチレン/アクリロニトリル/ブタジエン(ABS)ポリマー、シンジオタクチックポリスチレン、スチレン/メチルメタクリレートコポリマーまたはスチレン/オレフィンコポリマーの少なくとも1個を含むスチレンポリマーである、請求項2に記載の高分子配合物。
  10. 前記1つ以上の成分が、鉱油、合成油、またはこれらの組合せを含む増量油である、請求項2に記載の高分子配合物。
  11. 前記増量油が、パラフィン系またはナフテン系油を含む鉱油である、請求項10に記載の高分子配合物。
  12. 少なくとも1種のブロックコポリマー(a)および少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマー(b)100重量部[ここで(a)および(b)は両方とも選択的に水素化されており、制御分布ブロックコポリマーは、50重量部以下の量において存在する。];ならびにポリマー増量油約5から400重量部を含む、請求項1に記載の高分子配合物。
  13. 少なくとも1種のブロックコポリマー(a)および少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマー(b)の100重量部[ここで(a)および(b)は両方とも選択的に水素化されており、制御分布ブロックコポリマーは、50重量部以下の量において存在する。];ならびにポリマー増量油約400から3000重量部を含む、請求項1に記載の高分子配合物。
  14. 少なくとも1種のブロックコポリマー(a)および少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマー(b)100重量部[ここで(a)および(b)は両方とも選択的に水素化されており、制御分布ブロックコポリマーは、50重量部以下の量において存在する。];ならびにオレフィンポリマー約5から100重量部を含む、請求項1に記載の高分子配合物。
  15. 粘着性付与樹脂約5から約50重量部をさらに含む、請求項14に記載の高分子配合物。
  16. オレフィンワックス約1から20重量部をさらに含む、請求項15に記載の高分子配合物。
  17. 少なくとも1種のブロックコポリマー(a)および少なくとも1種の制御分布ブロックコポリマー(b)の100重量部[ここで(a)および(b)は両方とも水素化されておらず、制御分布ブロックコポリマーは、50重量部以下の量において存在する。];ならびにスチレン性ポリマー約5から約100重量部を含む、請求項1に記載の高分子配合物。
  18. ポリマー増量油約5から約300重量部をさらに含む、請求項14に記載の高分子配合物。
  19. 請求項1の高分子配合物を含む物品。
  20. 請求項12の高分子配合物を含む物品。
  21. 請求項18の高分子配合物を含む物品。
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