JP2007083536A - 剥離フィルム、接着フィルム及び剥離フィルムの製造方法 - Google Patents

剥離フィルム、接着フィルム及び剥離フィルムの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】帯電し難い剥離フィルムを提供する。
【解決手段】
帯電防止層用の塗布液にはアルキルアセチレンジオールが含有されているため、該塗布液は基材11に弾かれずに塗布されるので、膜厚均一な帯電防止層15が形成される。アルキルアセチレンジオールはイソシアネートの重合反応に組み込まれるため、帯電防止層15表面に滲み出ない。従って、帯電防止層15の表面に剥離層17を形成する時に、シリコーンの重合反応がアルキルアセチレンジオールで阻害されることがない。帯電防止層15には導電性高分子であるポリチオフェンが含有されるので、剥離フィルム10は帯電し難い。
【選択図】図1

Description

本発明は接着剤の成形や接着フィルムの保護に用いられる剥離フィルムの技術分野に関する。
粘着剤や接着剤の粘着面に貼付され、粘着剤や接着剤の使用時には粘着面から容易に剥離可能な剥離フィルムは、粘着剤や接着剤のフィルム成形や、粘着面の保護に広く用いられている。
一般に剥離フィルムは基材上に剥離層が形成されたものであって、一般に剥離層用塗布液はシリコーンが架橋又は付加重合したシリコーン樹脂を含有する。基材に使用されるPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムやPEN(ポリエチレンナフタレート)フィルムは帯電しやすく、その上にシリコーン樹脂の剥離層を形成するとより帯電しやすいという問題がある。
この問題を解決するために、基材の表面又は裏面に帯電防止層を形成する方法が知られている。帯電防止層は、導電材料とバインダー材料を溶媒に溶解又は分散させた塗布液を、基材表面に塗布して塗布層を形成した後、塗布層を加熱してバインダー材料を重合させると共に、余分な溶剤を除去して形成している。
しかしながら、上記塗布液に用いられる溶剤は、PETフィルムやPENフィルムに対する濡れ性が低く、塗布液は基材に弾かれてしまい、膜厚均一な帯電防止層を形成するのは困難である。
塗布液の粘度を高くすれば、塗布液が基材に弾かれ難くなるが、塗布液の粘度を高いと塗布の際のレべリングが難しく膜厚が不均一になりやすい。また、塗布液を高粘度化させる添加剤は帯電防止能を低下させたり、導電材料の分散性、溶解性を低下させるという問題がある。
界面活性剤を添加すれば粘度を高くしなくても塗布液の濡れ性を高くすることができるが、界面活性剤は帯電防止層の塗膜特性に悪影響を与える。また、界面活性剤は帯電防止層の表面に徐々に滲み出てしまい(ブリード)、その表面にシリコーンを含有する剥離層用塗布液を塗布し、剥離層を形成する場合、ブリードした界面活性剤によってシリコーンの硬化反応が阻害されるという問題がある。
特開2003−251756号公報 特開平11−300895号公報
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は膜厚均一な帯電防止層を有する剥離フィルムを提供するものである。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、絶縁性の基材と、前記基材の表面に密着配置された帯電防止層と、前記帯電防止層表面に密着配置された剥離層とを有し、前記基材の電荷は前記帯電防止層を通して除電されるよう構成された剥離フィルムであって、前記帯電防止層は、イソシアネートと、下記一般式(1)又は下記一般式(2)で表されるアルキルアセチレンジオールの反応物を含有する剥離フィルムである。
Figure 2007083536
Figure 2007083536
(上記一般式(1)、(2)中、R1〜R8はそれぞれアルキル基を示し、上記一般式(2)中のmとnはポリオキシエチレンの数を示す。)
請求項2記載の発明は、請求項1記載の剥離フィルムであって、前記帯電防止層はポリチオフェンを含有する剥離フィルムである。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の剥離フィルムであって、前記帯電防止層はポリスチレンスルホン酸を含有する剥離フィルムである。
請求項4記載の発明は、前記剥離層はシリコーン樹脂フィルムである剥離フィルムである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の剥離フィルムであって、前記基材はポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリエチレンナフタレートフィルムである剥離フィルムである。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項5記載の剥離フィルムと、前記剥離フィルムの前記剥離層側の表面に密着配置された接着剤層とを有する接着フィルムである。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の接着フィルムであって、前記接着剤層は導電性粒子が分散された異方性導電膜である接着フィルムである。
請求項8記載の発明は、基材表面に帯電防止層を形成した後、前記帯電防止層の表面に剥離層を形成して剥離フィルムを製造する剥離フィルムの製造方法であって、前記帯電防止層の形成は、下記一般式(1)又は下記一般式(2)で表されるアルキルアセチレンジオールと、イソシアネートとが混合された塗布液を基材の表面に塗布した後、前記基材表面の前記塗布液を加熱する剥離フィルムの製造方法である。
Figure 2007083536
Figure 2007083536
(上記一般式(1)、(2)中、R1〜R8はそれぞれアルキル基を示し、上記一般式(2)中のmとnは1以上の整数である。)
請求項9記載の発明は、請求項8記載の剥離フィルムの製造方法であって、前記剥離層の形成は、シリコーンを含有する塗布液を前記帯電防止層表面に塗布した後、前記シリコーンを重合させる剥離フィルムの製造方法である。
本発明の剥離フィルムは帯電防止層の膜厚が均一なので帯電防止能力に優れている。また、シリコーンはアルキルアセチレンジオールで阻害されずに硬化するので、接着剤にシリコーンが転着しない。
本発明に用いるアルキル化アセチレンジオールは特に限定されるものではないが、上記一般式(1)、(2)で示されるものを用いることが好ましい。
一般式(1)の置換基R1〜R4と、一般式(2)の置換基R5〜R8は特に限定されるものではなく、具体的には炭素数1以上5以下のアルキル基である。
その具体例を下記表1に示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
Figure 2007083536
尚、上記表1中の「サーフィノール104」と、「サーフィノール82」と、「サーフィノールDF−110」と、「オルフィンA」と、「オルフィンY」と、「サーフィノール400」シリーズは、それぞれ日信化学工業(株)社の製品である。
一般式(2)中のm、nはエチレンオキサイドの数を示しており、m、nの合計値が多い程、エチレンオキサイドの付加量が大きいことを示している。
m、nの値は特に限定されるものではないが、例えば、日信化学工業(株)社のサーフィノール400シリーズのうち、エチレンオキサイドの付加量は、サーフィノール420が重量で20重量%、モル数で1.3モルであり、サーフィノール440が重量で40重量%、モル数で3.5モルであり、サーフィノール465が重量で65重量%、モル数で10モルであり、サーフィノール485と、サーフィノール485Wがそれぞれ重量で85重量%、モル数で30モルである。尚、上述したサーフィノール400シリーズは全て本発明に使用することができる。
アルキル化アセチレンジオールの代わりに、OH基が1つのアルキル化アセチレンアルコールを使用しても、帯電防止層用塗布液の基材に対する濡れ性は改善されるが、OHの数が少ない分だけイソシアネートとの反応性が低いので、帯電防止層表面にアルキル化アセチレンアルコールが滲み出る恐れがある。
アルキル化アセチレンジオールとイソシアネートの配合比は、3:7以上8:2以下(重量比)が好ましい。この範囲を外れると、アルキル化アセチレンジオールとイソシアネートとが十分に反応せず、好ましくない。
アルキル化アセチレンジオールと、イソシアネートとの混合物の配合量は、帯電防止層用塗布液全体の0.01重量%以上1.0重量%以下が好ましい。0.01重量%よりも少ないと、帯電防止層用塗布液の基材に対する濡れ性を改善できず、1.0重量%を超えると、その塗布液の塗膜性能に悪影響を与えるからである。
帯電防止層に用いる帯電防止剤としては、導電性高分子、又は導電性高分子とドーパントの混合物がある。導電性高分子は、ポリチオフェンや、ポリチオフェン誘導体を用いることができる。ポリチオフェン誘導体の一例にはPEDOT(ポリエチレンジオキシチオフェン)がある。
また、ドーパントの一例にはPSS(ポリエチレンスルフォネート)がある。PEDOTとPSSとが混合された帯電防止剤としては、例えばバイエル社製の商品名「バイトロンP」がある。
帯電防止層用の塗布液は、上記アルキル化アセチレンジオールと、イソシアネートと、帯電防止剤とを溶媒に分散又は溶解して作成される。その溶媒は特に限定されないが、イソシアネートの重合反応を阻害しないものが好ましく、具体的には水と、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類と、メチルエチルケトン、アセトン等のケトン類、又はそれら溶媒を2種類以上混合した混合溶媒がある。
本発明に用いる基材は特に限定されるものではないが、本発明の帯電防止層用塗布液はPETフィルムとPENフィルムに対する濡れ性が高いことが確認されているので、PETフィルム又はPENフィルムを用いることが望ましい。
PETフィルムや、PENフィルムには、着色剤やフィラー等の添加剤が添加されていてもよく、添加剤を含有しない透明PETフィルムと、添加剤が添加された白色や黒色に着色されたPETフィルムについて、上記帯電防止層用の塗布液が濡れ性が高いことが確認されている。
剥離層用の塗布液はシリコーンを溶媒に溶解又は分散させて作成する。この塗布液に用いるシリコーンは紫外線や電子線等の光照射や、加熱によって重合し、より高分子のシリコーン樹脂を生成するものである。
具体的には末端にOH基を持つポリジメチルシロキサンと末端にH基を持つポリジメチルシロキサン(ヒドロキシポリジメチルシロキサン)を縮合反応させて3次元架橋構造を生成するものや、末端にビニル基を導入したポリジメチルシロキサンとヒドロキシポリジメチルシロキサンを付加反応させるものがある。
剥離層用の塗布液には、シリコーンの重合反応を促進させるために硬化触媒を添加することもできる。硬化触媒は特に限定されず、市販されているものを広く使用することができる。具体的には、白金、白金化合物、有機錫、有機触媒、過酸化物等である。
剥離層用塗布液に使用される溶媒はシリコーンの重合を阻害しないものであれば特に限定されるものではない。具体的には水、メタノールやエタノールやプロパノール等のアルコール類、メチルエチルケトンやアセトン等のケトン類、トルエン、又はそれら溶媒を2種類以上混合した混合溶媒が使用できる。更に、剥離層用塗布液と、帯電防止層用の塗布液に、着色剤や酸化防止剤等の添加剤を添加することもできる。
次に、本発明の剥離フィルムを製造する工程について説明する。
先ず、上述した帯電防止層用の塗布液をロールコーター、バーコーター等の塗布手段を用いて基材の表面に塗布する。
アルキルアセチレンジオールは界面活性剤であり、アルキルアセチレンジオールが添加されることで、塗布液の基材11に対する濡れ性が高くなっているので、塗布液は基材11に弾かれずに塗布され、膜厚均一な第一の塗布層12が基材11に密着した状態で形成される(図1(a))。
次いで、第一の塗布層12を加熱し、イソシアネートを重合させる。この時、アルキル化アセチレンジオールはそのOH基がイソシアネートと反応してイソシアネートの重合反応に組み込まれ、アルキル化アセチレンジオールが組み込まれたイソシアネートの重合体(ポリウレタン樹脂)が生成され、第一の塗布層12が基材11に密着した状態で硬化する。
図1(b)の符号15は第一の塗布層12が硬化した帯電防止層を示している。上述したように、硬化前の第一の塗布層12は膜厚が均一なので、硬化後の帯電防止層15の膜厚も均一である。
次に、上述した剥離層用の塗布液を作成し、この塗布液を帯電防止層15の表面に塗布して第二の塗布層16を形成する(図1(c)。)帯電防止層15中のアルキル化アセチレンジオールはイソシアネートの重合体に組み込まれており、帯電防止層15から滲み出ずに保持されているので、アルキル化アセチレンジオールが第二の塗布層16中に入り込まない。
従って、第二の塗布層16を加熱又は光照射し、シリコーンを重合させる時には、その重合反応がアルキル化アセチレンジオールによって阻害されずに進行してシリコーンの重合体からなるシリコーン樹脂フィルムが形成される。
図1(d)の符号10はシリコーン樹脂フィルムからなる剥離層17が形成された状態の剥離フィルムを示している。
基材11はPETフィルムやPENフィルムのような絶縁性樹脂フィルムで構成されているため、剥離フィルム10の製造工程や、剥離フィルム10を運搬、カットする際に基材11が帯電しやすいが、基材11の表面には導電性高分子を含有する帯電防止層15が密着配置されているため、基材11の荷電は帯電防止層15を通じてリークされる。従って、本発明の剥離フィルム10は帯電し難い。
本発明の剥離フィルム10は、例えば接着フィルムや粘着フィルムの保護シートや、接着フィルムや粘着フィルムの成形用シートとして用いられる。図2の符号5は剥離フィルム10の剥離層17表面にフィルム状の接着剤20が密着形成された接着フィルムを示している。
接着剤20と剥離層17との間の接着力は、基材11と帯電防止層15との間の接着力、及び帯電防止層15と剥離層17との間の接着力よりも弱いので、接着剤20を引き剥がすと、接着剤20と剥離層17との界面で剥離が起こり、接着剤20が剥離フィルム10から剥離される。
上述したように、剥離層17のシリコーンは硬化してシリコーン樹脂となっているので、剥離された接着剤20にはシリコーンが付着しておらず、接着剤20を接着対象物に接着した時に、接着対象物がシリコーンで汚染されない。また、剥離フィルム10は蓄電され難いので接着剤20も蓄電され難く、電気部品に接着剤20を貼り付けても、その電気部品の回路が悪影響を受けない。
接着剤20は予めフィルム状に成形されたものを剥離フィルム10に密着させてもよいし、ペースト状又は液状のものを剥離層17の表面に塗布して塗布層を形成した後、接着剤成分を半硬化させるか、接着剤中の溶剤を蒸発除去してフィルム状に成形してもよい。
接着剤20は特に限定されないが、例えばエポキシ樹脂のような熱硬化性樹脂を有する熱硬化性接着剤21に、導電粒子22が分散された異方性導電膜である。また、異方性導電膜以外にも、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂を含有する接着剤、アクリル樹脂や、ゴムや、フッ素樹脂、シリコーン等の粘着成分を主成分とする粘着剤等を用いることができる。
以上は、帯電防止層15と剥離層17と基材11の間だけに形成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば帯電防止層15を基材11と剥離層17の間の他に、基材11の剥離層17とは反対側の面にも形成することができる。更に、基材11の両面に帯電防止層15と剥離層17をそれぞれ形成してもよい。
<実施例1>
PEDOTとPSSが混合された帯電防止剤(バイエル社製の商品名「バイトロンP」)を5重量部と、上記一般式(2)で示されるアセチレンジオールエチレンオキサイド付加物(日信化学工業(株)社製の商品名「オルフィンEXP4051」)を0.1重量部と、イソシアネート(日本ポリウレタン社製の商品名「コロネート2513」を0.1重量部とを、イオン交換水45重量部とエタノール50重量部の混合溶媒に添加して帯電防止層用の塗布液を作成した。
また、付加反応型シリコーン溶液(信越化学工業の商品名「KS−847」、シリコーン濃度30重量%)を13重量部と、白金硬化触媒(信越化学工業社製の商品名「PL−50T」)を0.3重量部とを、トルエン40重量部とメチルエチルケトン47重量部の混合溶媒に添加して剥離層用の塗布液を作成した。
上記帯電防止層用の塗布液と剥離層用の塗布液を用い、上記図1(a)〜(d)の工程で実施例1の剥離フィルム10を得た。
尚、これら塗布液の塗布にはコイルバーを用いた。第一、第二の塗布層12、16の硬化は、全体をそれぞれ160℃で1分間加熱した。帯電防止層15と剥離層17の乾燥膜厚はそれぞれ0.1μmであった。基材11には膜厚50μmのPETフィルムを用いた。
<比較例1>
イソシアネートを添加せずに帯電防止層用塗布液を作成した以外は、上記実施例1と同じ条件で比較例1の剥離フィルムを作成した。
<比較例2>
イソシアネートと、アセチレンジオールエチレンオキサイド付加物を添加せずに帯電防止層用塗布液を作成した以外は、上記実施例1と同じ条件で比較例2の剥離フィルムを作成した。
<比較例3>
帯電防止層を作成せずに、実施例1で用いた剥離層用の塗布液を直接基材表面に塗布して基材表面に密着する剥離層を形成し、比較例3の剥離フィルムとした。
上記実施例1と比較例1〜3の剥離フィルムを用いて、下記に示す測定方法で「初期剥離力」と、「初期残留接着率」と、「耐溶剤性残留接着率」と、「表面抵抗率」を測定した。
<初期剥離力>
剥離フィルムの剥離層表面にアクリル系粘着フィルム(ソニーケミカル(株)社製の商品名「T4090」)を貼り合せ、長さ200mm、幅50mmの短冊状にカットして試料片を作成し、この試料片に2kgの荷重をかけたまま70℃で20時間エージングした。エージング終了後、25℃の温度条件でT型剥離試験を行い、剥離フィルムから粘着フィルムが剥離されるときの剥離力を、剥離強度試験機(オリエンテック社製の商品名「テンシロン」)で測定した。
尚、初期剥離力が小さい程、粘着フィルムを剥離しやすく、剥離フィルムとして優れた適正を有していると言える。
<初期残留接着率>
上記初期剥離力の試験で剥離フィルムから引き剥がした粘着フィルムを、平滑なステンレス板にハンドローラを用いて貼り付け、ステンレス板から粘着フィルムを剥離する時の剥離力を上記初期剥離力試験と同じ方法で測定し、残留剥離力とした。これとは別に未使用のアクリル系粘着フィルムをステンレス板に貼り付けて同じ条件で剥離力を測定し、基準剥離力とした。残留剥離力から基準剥離力を除した値に100を乗じ、初期残留接着率とした(単位、%)。
<耐溶剤性残留接着率>
液状反応性エポキシ(PTIジャパン社製の商品名「PF−55TA」)を剥離フィルムの剥離層表面に塗布し、80℃のオーブンで5分間乾燥し、更に80℃のオーブンで5時間エージングした後、エポキシ樹脂を剥離フィルムから剥離した。エポキシ樹脂を剥離した後の剥離フィルムに、「初期剥離力」試験と同じ粘着フィルムを貼り合せた後、粘着フィルムを剥離した。尚、上記液状反応性エポキシは異方性導電膜の構成材料の1つである。
剥離フィルムから剥離した後の粘着フィルムについて、上記「初期残留接着率」と同じ条件で残留接着率を測定し、耐溶剤製残留接着率とした。
初期残留接着率の値と、耐溶剤性残留接着率の値は、100に近いほど、剥離フィルムの成分が粘着フィルムに転着せず、剥離フィルムが粘着フィルムに影響を与えなかったことを示す。
<表面抵抗値>
剥離フィルムの剥離層表面の表面抵抗値を、ヒューレットパッカード社製の電気抵抗測定機で測定した。表面抵抗値が小さい程、帯電防止能力が大きいことが分かる。上記各試験の測定結果を、帯電防止層用塗布液の塗布性(ハジキの有無)と、帯電防止層表面の状態(ブリード現象の有無)の観察結果と共に下記表2に記載する。
Figure 2007083536
イソシアネートを添加しなかった比較例1は、帯電防止層用塗布液の塗布性は優れていたが、アセチレンジオールエチレンオキサイド付加物が表面に滲み出るブリード現象が起こり、ブリードしたアセチレンジオールエチレンオキサイド付加物が剥離した
また、イソシアネートと、アセチレンジオールエチレンオキサイド付加物の両方を添加しなかった比較例2は、帯電防止層用塗布液のハジキが著しく、塗布層を形成することができなかった。
剥離層17を基材11表面に密着形成した比較例3は、実施例1に比べて表面抵抗値が大きく、帯電しやすいことがわかる。
これに対し、実施例1の剥離フィルムは各評価試験の結果が優れており、アルキルアセチレンジオールと、イソシアネートの両方を含有する塗布液で帯電防止層を形成すれば、優れた特性を有する剥離フィルムが得られることがわかる。
次に、アルキルアセチレンジオールに変え、他の界面活性剤を塗布液に添加して比較例4〜6の剥離フィルムを作成し、各剥離フィルムについて上記「ハジキ性」と、「ブリード現象」と、「初期残留接着率」と、「耐溶剤性残留接着率」と、「表面抵抗値」とを測定し、更に剥離層17との密着性(離型剤密着性)を観察した。
更に、上記実施例1と比較例1の剥離フィルムについても剥離層の密着性を観察した。その結果を上記比較例4〜6の測定結果と一緒に下記表3に記載する。
Figure 2007083536
尚、比較例4で用いた界面活性剤はOH基の数が1つのアセチレンアルコール(日信化学工業(株)社の商品名「サーフィノール61」)であり、比較例5で用いた界面活性剤はポリエチレングリコール脂肪酸エステル(花王(株)社製の商品名「エマノーン3299RV」であり、比較例6で用いた界面活性剤はポリエチレンオキサイド(住友精化(株)社の商品名「PEO−8Z」)である。
上記表3から明らかなように、界面活性剤としてアルキル化アセチレンジオール系以外のものを用いた比較例4〜6は塗布液のハジキが酷く、帯電防止層を形成することができなかった。
また、帯電防止層にイソシアネートを含有させない比較例1は、帯電防止層と剥離層との密着性が悪く、帯電防止層から剥離層が剥離しやすかった。
次に、実施例1で用いたイソシアネートに変え、異なる種類のイソシアネートと、非イソシアネート系モノマーを塗布液に添加して実施例2と比較例7の剥離フィルム10を作成し、各剥離フィルム10について、上記「ハジキ性」と、「ブリード現象」と、「初期残留接着率」と、「耐溶剤性残留接着率」と、「表面抵抗値」と、「離型剤密着性」を調べ、更に帯電防止層用塗布液の貯蔵性(ポットライフ)も調べた。その結果を下記表4に記載する。
Figure 2007083536
尚、実施例2で用いたイソシアネートは、日本ポリウレタン社製の商品名「コロネートL」であり、「コロネートL」と実施例1で用いた「コロネート2513」は共にイソシアネートであるが、「コロネート2513」は一般にブロックイソシアネートと呼ばれるものである。比較例7で用いた非イソシアネート系モノマーは、新日本理化(株)社製の商品名「リガシッドMH−700」であり、これは脂環式酸無水物である。
上記表4から明らかなように、非イソシアネート系モノマーを用いた比較例7はハジキが見られず塗布性は優れていたが、帯電防止層15にブリード現象が見られ、そのため離型剤密着性も、初期残留接着率も、耐溶剤性残留接着率の結果が悪かった。これは、アルキルアセチレンジオールが、非イソシアネート系モノマーの重合に組み込まれず、帯電防止層15から分離したためと推測される。
実施例2は、ポットライフが短いが、表面抵抗値が実施例1よりも小さく、「ハジキ性」と、「ブリード現象」と、「離型剤密着性」と、「初期残留接着率」と、「耐溶剤性残留接着率」の各結果も優れていた。
以上のことから、帯電防止剤層用の塗布液を貯蔵する必要があるのであれば、ブロックイソシアネートを用いることが好ましいが、該塗布液を貯蔵せずに、製造後直ちに使用するのであればイソシアネートの種類も特に限定されないことがわかる。
(a)〜(d):本発明の剥離フィルムの製造工程の一例を示す断面図 本発明の接着フィルムを説明する断面図
符号の説明
5……接着フィルム 10……剥離フィルム 11……基材 15……帯電防止層 17……剥離層

Claims (9)

  1. 絶縁性の基材と、前記基材の表面に密着配置された帯電防止層と、前記帯電防止層表面に密着配置された剥離層とを有し、
    前記基材の電荷は前記帯電防止層を通して除電されるよう構成された剥離フィルムであって、
    前記帯電防止層は、イソシアネートと、下記一般式(1)又は下記一般式(2)で表されるアルキルアセチレンジオールの反応物を含有する剥離フィルム。
    Figure 2007083536
    Figure 2007083536
    (上記一般式(1)、(2)中、R1〜R8はそれぞれアルキル基を示し、上記一般式(2)中のmとnはポリオキシエチレンの数を示す。)
  2. 前記帯電防止層はポリチオフェンを含有する請求項1記載の剥離フィルム。
  3. 前記帯電防止層はポリスチレンスルホン酸を含有する請求項2記載の剥離フィルム。
  4. 前記剥離層はシリコーン樹脂フィルムである請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の剥離フィルム。
  5. 前記基材はポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリエチレンナフタレートフィルムである請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の剥離フィルム。
  6. 請求項1乃至請求項5記載の剥離フィルムと、前記剥離フィルムの前記剥離層側の表面に密着配置された接着剤層とを有する接着フィルム。
  7. 前記接着剤層は導電性粒子が分散された異方性導電膜である請求項6記載の接着フィルム。
  8. 基材表面に帯電防止層を形成した後、前記帯電防止層の表面に剥離層を形成して剥離フィルムを製造する剥離フィルムの製造方法であって、
    前記帯電防止層の形成は、下記一般式(1)又は下記一般式(2)で表されるアルキルアセチレンジオールと、イソシアネートとが混合された塗布液を基材の表面に塗布した後、前記基材表面の前記塗布液を加熱する剥離フィルムの製造方法。
    Figure 2007083536
    Figure 2007083536
    (上記一般式(1)、(2)中、R1〜R8はそれぞれアルキル基を示し、上記一般式(2)中のmとnは1以上の整数である。)
  9. 前記剥離層の形成は、シリコーンを含有する塗布液を前記帯電防止層表面に塗布した後、前記シリコーンを重合させる請求項8記載の剥離フィルムの製造方法。
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