JP2007083094A - 硫黄系悪臭物質の脱臭剤 - Google Patents

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良 日下部
Tomohito Inokoshi
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Abstract

【課題】 汚泥等から発生する硫化水素、メチルメルカプタン等の硫黄系悪臭物質の発生を、長時間に亘って抑えることができ、かつ環境に対して何ら悪影響のない脱臭剤を提供する。
【解決手段】 過酸化物と、オキシ安息香酸エステル、ハロゲン酸及びそのアルカリ金属塩、タンニン酸、サリチルアルデヒド及びp-クロロアセトフェノンからなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物とからなる。

Description

本発明は、硫化水素、メチルメルカプタン等の硫黄系悪臭物質が発生する下水処理場、し尿処理場、民間の排水処理場の環境を改善することができる脱臭剤に関する。
近年、環境保全に対する関心が高まっており、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、悪臭等に対して種々の対策がとられている。特に、臭気に対する感覚はますます敏感になってきており、悪臭に対する対策は、以前よりもきびしい対応が求められている。
悪臭処理技術には、物理的な処理方法と化学的な処理方法があり、物理的な方法としては、スクラバーを用いたアルカリ溶液によるガス洗浄、及び活性炭を使用する吸着法等があるが、これらの方法は、洗浄液又は活性炭能力が低下した場合、洗浄液の廃棄や活性炭の再生又は廃棄が必要となる。
化学的処理法としては、重金属塩を使用する方法や過酸化水素、次亜塩素酸ソーダなどの酸化剤を使用する方法等が知られている。
重金属塩を使用する方法として、特許文献1には、水溶性の鉄化合物、亜鉛化合物、もしくはアルミニウム化合物を用いる方法が示されている。鉄化合物、或いは亜鉛化合物等を用いる方法は、脱臭効果は優れているが、脱水ケーキを最終処分場へ廃棄する場合、重金属が溶出し新たな環境汚染に繋がる可能性がある。また、該脱水ケーキを焼却処分する場合においても、鉄、又は亜鉛等の金属化合物が空気中に飛散したり、灰の中に残るのでそれらの対策が必要となる。
一方、過酸化水素等の酸化剤を使用する方法は、臭いを直ちに消せるという点では優れているが、その脱臭効果が持続せず、また硫化水素は容易に除去できるが、メルカプタンの除去が困難であるという問題を抱えている。これらの問題点を解決すべく、特許文献2には、過酸化水素に硝酸塩を添加した溶液で硫黄系悪臭成分を処理する方法が提案されている。また、特許文献3には、過酸化物と亜鉛塩による脱臭方法が提案されている。しかしながら、硝酸塩を使用する方法は、効果が不十分であり、また、亜鉛塩を併用する方法は、脱水ケーキの処分において前記重金属塩による脱臭と同様の問題が発生する。
特開平2−180698号公報 特開平10−137773号公報 特開平10−57992号公報
上記のように、従来の技術では、脱臭効果が不十分であったり、脱臭効果があっても環境面への配慮が欠けているため、脱水ケーキの処分により新たな汚染を引き起こす可能性があった。
本発明の目的は、長時間に亘り硫黄系悪臭物質の発生を抑制する効果があり、かつ環境に対して何ら悪影響のない脱臭剤を提供することにある。
本発明者等は、過酸化物を使用する方法の課題を解決するために研究を重ねた結果、汚泥に過酸化水素とオキシ安息香酸エステル等の特定の化合物を添加することによって、長時間に亘って硫化水素、メチルメルカプタン等の硫黄系悪臭物質の発生を抑制することができ、かつ環境に対しても何ら悪影響がないことを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は、過酸化物と、下記の(A)群から選ばれた少なくとも1種の化合物からなる硫黄系悪臭物質の脱臭剤に関する。
(A)群:オキシ安息香酸エステル、ハロゲン酸及びそのアルカリ金属塩、タンニン酸、サリチルアルデヒド、p-クロロアセトフェノン。
本発明によれば、汚泥等から発生する硫化水素、メチルメルカプタン等の硫黄系悪臭物質の発生を、長時間に亘って抑えることができる。
本発明の脱臭剤は、過酸化物と、オキシ安息香酸エステル、ハロゲン酸及びそのアルカリ金属塩、タンニン酸、サリチルアルデヒド及びp-クロロアセトフェノン((A群))から選ばれた少なくとも1種の化合物とからなるが、本発明における過酸化物としては、過酸化水素、過炭酸塩、過ホウ酸塩、過酢酸、過酸化カルシウム、過酸化マグネシウム等であり、過酸化水素が最も好ましい。
過酸化物の使用量は、対象となる汚泥から発生する硫黄系悪臭物質の量に左右されるが、例えば、過酸化水素の場合は、一般的には、汚泥に対して20〜2,000mg/lであることが好ましく、より好ましくは、70〜1,000mg/lである。
用いる過酸化水素の濃度は特に制限されないが、一般に市販されている35重量%品や60重量%品を用いるのが好ましい。なお、汚泥に添加する際は、汚泥との混合を考え、例えば、35重量%品を用いる場合は、5〜10倍に希釈して添加することが効率的である。
過炭酸塩、過ホウ酸塩等の過酸化物は、水に溶かした場合、過酸化水素を遊離するので、その遊離する過酸化水素量を勘案してその添加量を決める。
(A)群の化合物の一つである、オキシ安息香酸エステルは、オルソ位、メタ位、パラ位何れのオキシ安息香酸エステルでも良く、エステルを形成するアルキル基は、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等であり、好ましいオキシ安息香酸エステルは、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチルである。

ハロゲン酸及びそのアルカリ金属塩とは、塩素酸、臭素酸あるいはヨウ素酸及びそれらのナトリウム塩、カリウム塩である。
(A)群の化合物の使用量は、対象となる汚泥から発生する硫黄系悪臭物質の量に左右されるが、一般的には、汚泥に対して25〜2,500mg/lであることが好ましく、より好ましくは、100〜1,000mg/lである。
(A)群の化合物には、オキシ安息香酸エステルのように水に対して溶解度が低いものがあるが、それらの化合物は、アルコ−ル類、グリコ−ル類及び界面活性剤等で一液にすることが好ましいが、液送上の問題が無ければ、一部未溶解部があっても脱臭効果に変わりないので、使用できる。
過酸化物と(A)群の化合物の添加方法は、両者を予め混合した後、添加しても良いし、両者を同時に添加しても良いし、又は、順次添加しても良い。但し、両者を予め混合した場合、過酸化物が僅かに分解する可能性があるので、一昼夜以上混合して保存することは好ましくない。
本発明の脱臭剤の添加場所は、汚泥貯留槽、凝集剤添加場所、汚泥輸送ライン等であるが、これらに限定されるものではなく、汚泥と脱臭剤が混合される場所であれば何処でも良い。
本発明の脱臭剤は、下水、し尿処理において発生する、生汚泥、余剰汚泥、消化汚泥に対して好適に使用することができるが、これらの汚泥に特に限定されるものではなく、硫黄系悪臭物質を発生する他の汚泥、廃棄物、排泄物等にも適用することができる。
以下に、実施例をもって本発明を更に詳細に説明する。
実施例1〜10、及び比較例1〜10
下水処理場における生汚泥と余剰汚泥の混合物1000mlに、表1に示す各種脱臭剤を添加攪拌し、その15分後、カチオン系高分子凝集剤を汚泥に対して200ppm添加し、ろ過・脱水する。脱水ケーキ30gを5000ml容のテドラ−バックに入れシ−ルし、脱気後、新たに2500mlの空気をテドラ−バックに入れ保存した。
これらのものを37℃で保存し、24時間後及び48時間後の硫化水素とメチルメルカプタン濃度をガス検知管により測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2007083094

Claims (3)

  1. 過酸化物と、下記の(A)群から選ばれた少なくとも1種の化合物からなる硫黄系悪臭物質の脱臭剤。
    (A)群:オキシ安息香酸エステル、ハロゲン酸及びそのアルカリ金属塩、タンニン酸、サリチルアルデヒド、p-クロロアセトフェノン。
  2. 前記過酸化物が過酸化水素である請求項1の脱臭剤。
  3. 前記オキシ安息香酸エステルのエステルを形成するアルキル基が、メチル基、エチル基、プロピル基、またはブチル基である請求項1の脱臭剤。

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