JP2007080624A - 押釦スイッチ用カバー部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 部材の強度を維持させたうえで、接着剤の塗布量のばらつきにより生じる不具合を軽減させる。
【解決手段】 押釦スイッチ用カバー部材1は、樹脂製のキートップ10と、押圧部21を有するキーシート20と、キートップ10とキーシート20とを接着する接着層30とに大別される。キートップ10の底面には、くぼみ部11が形成されている。くぼみ部11は、キートップ10の底面に溝を設けることによって形成され、キートップ10底面の周縁付近に環状に設けられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、モバイル用電子機器に用いる押釦スイッチ用カバー部材に関する。
携帯電話機やPDA(携帯情報端末)等のモバイル用電子機器に用いるキーシートとして、例えば、樹脂製のキートップと、ゴム状弾性体からなるキーシートとが接着剤で固着された樹脂キートップ付きキーシートがある(下記特許文献1参照)。特許文献1のキーシートでは、接着剤を塗布する分量にばらつきが生じることによって、接着剤が接合面からはみ出したり接着強度が不足したりして、接着剤痕による見栄えの悪さや操作感の悪化を招く等の様々な不具合の要因になっている。
このような不具合を軽減するキーシートとして、下記特許文献2には、ゴム状弾性体キーシートの樹脂製キートップとの接合面に、接着剤を溜めるための溜め溝を形成した樹脂キートップ付きキーシートが開示されている。
特開平5−83347号公報 特開2005−50709号公報
ところで、モバイル用電子機器の薄型化に対する市場の要求は極めて高いレベルにある。この要求は、モバイル用電子機器を構成するキーシートについても同様である。一方、上記特許文献2に開示されたキーシートでは、ゴム状弾性体のキーシートに、接着剤を溜めるための溜め溝を形成している。このような溜め溝を薄型化されたキーシートに形成すると、溜め溝形成部分が非常に薄くなるため、キーシートが破れ易くなる。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するために、部材の強度を維持させたうえで、接着剤の塗布量のばらつきにより生じる不具合を軽減させることができる押釦スイッチ用カバー部材を提供することを目的とする。
本発明の押釦スイッチ用カバー部材は、樹脂製のキートップと、キートップの下方側に形成されるキーシートと、キートップとキーシートとの間に形成される接着層と、を備え、キートップの底面の一部に、くぼみ部が形成されることを特徴とする。
この発明によれば、キートップの底面の一部に形成されたくぼみ部が、余分に塗布された接着剤を収容するバッファとしての機能を果たすことができる。したがって、塗布する接着剤の計量値を少し多めに設定しておくことにより、計量誤差で塗布量にばらつきが生じた場合であっても、接着剤が接合面からはみ出したり接着強度が不足したりする事態を軽減することができる。また、くぼみ部が、比較的強度のある樹脂製のキートップの底面に設けられるため、くぼみ部を設けたことによってキートップが破れてしまうという事態を招来することもない。それゆえに、本発明によれば、部材の強度を維持させたうえで、接着剤の塗布量のばらつきにより生じる不具合を軽減させることができる。
本発明の押釦スイッチ用カバー部材において、上記くぼみ部は、キートップの底面に溝を設けることにより形成されることが好ましい。キートップの底面に溝を設けることによってくぼみ部を形成しているため、押釦スイッチ用カバー部材の薄型化を維持させることができる。
本発明の押釦スイッチ用カバー部材において、上記くぼみ部は、キートップの底面に突起部を設けることにより形成されることが好ましい。キートップの底面に突起部を設けることによってくぼみ部を形成するため、押釦スイッチ用カバー部材の強度が低下してしまう事態を招来することがない。
本発明に係る押釦スイッチ用カバー部材によれば、部材の強度を維持させたうえで、接着剤の塗布量のばらつきにより生じる不具合を軽減させることができる。
以下、本発明に係る押釦スイッチ用カバー部材の実施形態を図面に基づき説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態における押釦スイッチ用カバー部材1の断面図である。図2は、図1に示す断面図の一部を拡大して示した図である。押釦スイッチ用カバー部材1は、キートップ10と、キーシート20と、接着層30とに大別される。
キートップ10は、例えば、ポリカーボネート(PC)系樹脂、PMMA系樹脂、ABS系樹脂、スチレン系樹脂により形成される。なお、押釦スイッチ用カバー部材1が、LED等の光源から照射されるタイプである場合には、透光性を有する上記各樹脂を用いればよい。
キートップ10の底面には、くぼみ部11が形成されている。くぼみ部11は、キートップ10の底面に溝を設けることによって形成される。図3は、キートップ10を底面側から見たときの平面図である。図3に示すように、くぼみ部11は、キートップ10底面の周縁付近に環状に設けられている。
くぼみ部11は、キートップ10底面の周縁付近に設けることが好ましい。くぼみ部11をキートップ10底面の周縁付近に設けることによって、くぼみ部11の内側に存在する部分の面積、すなわちキートップ10底面とキーシート20とが接着層を介して接着する接合面積を大きくすることができるためである。これにより、キートップ10とキーシート20との間の接着強度をより高めることができる。上記周縁付近について具体的に説明すると、例えば、図3に示す楕円形状のキートップ10の長径が10[mm]、短径が5[mm]であるとした場合には、キートップ10底面に形成されるくぼみ部11の外周を、キートップ10底面の周縁から0.3〜0.5[mm]内側に位置するように形成することが好ましい。
キートップ10の天面には加飾層40が形成されている。加飾層40は、文字、数字、記号、図形等からなり、例えば、印刷、めっき、塗装、蒸着、ホットスタンプ等により形成される。
キーシート20は、下方側に突出する押圧部21を含んで構成される。押圧部21は、回路基板側に設けられた金属製皿ばね(不図示)を押圧するために設けられる。金属製皿ばねが押圧部21により押圧されることで、固定接点(不図示)が接続されて押釦スイッチが導通状態になる。
キーシート20は、例えば、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、ウレタン系エラストマー、スチレン系エラストマーにより形成される。ここで、キーシート20の耐久性を重視する場合には、シリコーンゴムにより形成することが好ましい。また、押釦スイッチ用カバー部材1が、LED等の光源から照射されるタイプである場合には、透光性を有する上記各ゴムやエストラマーを用いればよい。
接着層30は、例えば、アクリル系やポリエステル系の紫外線硬化型接着剤、シアノアクリレート系接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤、シリコーン系接着剤により形成される。これらの接着剤のうち、どの接着剤を用いるかについては、キートップ10およびキーシート20の材質等との相性を考慮して決定する。なお、押釦スイッチ用カバー部材1が、LED等の光源から照射されるタイプである場合には、透光性を有する上記各接着剤を用いればよい。
接着層30は、例えば、スクリーン印刷や、ディスペンサーを用いて形成される。ここで、予め、キーシート20の接合面に、例えば、プラズマ処理、コロナ処理、UV処理、プライマー処理、フレーム処理等の前処理を施しておくと、接着強度をより高めることができる。
第1実施形態における押釦スイッチ用カバー部材1によれば、キートップ10の底面に溝を設けることにより形成されたくぼみ部11が、余分に塗布された接着剤を収容するバッファとしての機能を果たすことができる。したがって、塗布する接着剤の計量値を少し多めに設定しておくことにより、計量誤差で塗布量にばらつきが生じた場合であっても、接着剤が接合面からはみ出したり接着強度が不足したりする事態を軽減することができる。また、くぼみ部11が、比較的強度のある樹脂製のキートップ10の底面に設けられるため、くぼみ部11を設けたことによってキートップ10が破れてしまうという事態を招来することもない。また、キートップ10の底面に溝を設けることによってくぼみ部11を形成しているため、押釦スイッチ用カバー部材1の薄型化を維持させることができる。
[実施例1]
次に、第1実施形態における押釦スイッチ用カバー部材1の実施例1について説明する。
まず、底面にくぼみ部11を有するポリカーボネート系樹脂のキートップ部材(カリバー301−22:住友ダウ(株)製商品名)を射出成形した。
次に、蒸発乾燥型インキ(CAVメイバン:セイコーアドバンス(株)製商品名)を用いて、キートップ部材の天面に、記号、数字、文字等からなる加飾層40を、厚さ5μmで印刷し、乾燥温度80℃、乾燥時間30分の条件で乾燥させた。これにより、天面に加飾層40が形成されたキートップ部材が得られた。
次に、キートップ部材のランナーやゲート等の余剰部分を除去した。これにより、くぼみ部11を有するキートップ10が得られた。その後、このキートップ10を、キートップ側の接着用治具に吸着させて固定した。
一方、シリコーンゴムコンパウンド(DY32−6014U:東レ・ダウコーニング(株)製商品名)100重量部と、架橋剤(RC−8:東レ・ダウコーニング(株)製商品名)0.5重量部からなる原料を、成形温度180℃、成形時間5分、成形圧力180kg/cmの条件で圧縮成形して、厚さ0.5mmのシリコーンゴム製のキーシート部材を成形した。
次に、キーシート部材を、乾燥温度200℃、乾燥時間60分の条件で乾燥させ、その後、バリなど余剰部分を除去した。これにより、透光性を有するキーシート20が得られた。
次に、得られたキーシート20の上面、すなわちキートップ10を接着する面に、プライマー(770:ヘンケルジャパン(株)製商品名)をスプレー方式により塗布し、5分間自然乾燥した。その後、キーシート20を、キーシート側の接着用治具に吸着させて固定した。
次に、キーシート20のプライマーが塗布された面上にシアノアクリレート系接着剤(401:ヘンケルジャパン(株)製商品名)をディスペンサー方式により塗布した。
次に、キートップ側の接着用治具に固定されたキートップ10と、キーシート側の接着用治具に固定されたキーシート20とを貼り合せ、接着用治具に0.1kg/cmの圧力をかけながら30秒間保持することで硬化接着させた。これにより、従来に比して効率良くかつ高品質な押釦スイッチ用カバー部材1を得ることができた。
なお、上述した第1実施形態では、くぼみ部11が、キートップ10の底面側から見たときに環状に形成されているが、くぼみ部11の形状は、これに限定されない。例えば、多角形であってもよいし、星型やハート型等の記号や図形等を模した形状であってもよい。このような様々な形状のくぼみ部11を有するキートップ10を、照光型の押釦スイッチ用カバー部材に用いることによって、くぼみ部11の形状を、LED等の光源により照光されたときの装飾模様として利用することができる。
また、キートップ10の底面側に遮光性を有する印刷層をさらに形成することとしてもよい。このような印刷層を形成することによって、キートップ10の底面に形成されたくぼみ部11を外部から目立たないようにすることができる。なお、遮光性の度合は、LED等の光源や外部からの透過光を減衰させることができればよい。この印刷層は、ベース樹脂にフィラーを混合して印刷することにより形成することができる。ベース樹脂としては、例えば、アクリル、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合)、PVC(塩化ビニル)、ウレタン、エポキシ、ポリエステル、ポリカーボネート等の樹脂、またはこれらを複合した樹脂を用いることができる。また、フィラーとしては、例えば、酸化チタン等の白色顔料、またはパールマイカを用いることができる。印刷層の厚みは、5[μm]以上であればよく、より好ましくは、8〜20[μm]であればよい。
また、キーシート20のいずれかの面、より好ましくは両面に微細な凸凹を設けることとしてもよい。このような凸凹を設けることにより、LED等の光源から照射される光の拡散性や照光性を調節させることが可能となるため、くぼみ部11を外部から目立たないようにすることができる。また、凸凹を設けることによって、キーシート20の表面積を増大させることができるため、キーシート20と接着層30との接着性を向上させることができる。さらに、凸凹を設けることによって、ごみ等の不要物との接触面積を減少させることができるため、不要物がキーシートの表面に付着してしまう事態を軽減させることができる。凸凹を加工する方法としては、例えば、キーシート20を成形する金型のキャビティ面に予め凸凹加工を施し、キーシート20を成形するときに、その凸凹をキーシート20に転写させる方法がある。また、例えば、プラスト処理を用いて簡易的に凸凹を加工することとしてもよい。
また、上述した第1実施形態では、加飾層40がキートップ10の天面に形成されているが、加飾層40を形成する場所は、キートップ10の天面に限定されない。例えば、キートップ10の底面に加飾層を形成することとしてもよい。加飾層をキートップ10の底面に形成する場合には、キートップ10を、透明性を有する樹脂で形成する。これにより、キートップ10を通して外部から加飾層を視認させることができる。
[第2実施形態]
次に、図4を参照して本発明の第2実施形態について説明する。図4は、第2実施形態における押釦スイッチ用カバー部材の断面図である。第2実施形態における押釦スイッチ用カバー部材2が、第1実施形態における押釦スイッチ用カバー部材1と異なる点は、まず、第1実施形態における押釦スイッチ用カバー部材1では、くぼみ部11が、キートップ10の底面に溝を設けることによって形成されているのに対して、第2実施形態における押釦スイッチ用カバー部材2では、くぼみ部11sが、キートップ10sの底面に突起部12を設けることによって、その内側に形成されている点である。また、第1実施形態における押釦スイッチ用カバー部材1では、加飾層40がキートップ10の天面に形成されているのに対して、第2実施形態における押釦スイッチ用カバー部材2では、加飾層40がキートップ10sの底面に形成されている点についても異なる。
図4に示すように、キートップ10sの底面には、加飾層40、突起部12およびくぼみ部11sが形成されている。くぼみ部11sは、キートップ10sの底面に設けられた突起部12の内側に形成される。図5は、キートップ10sを底面側から見たときの平面図である。図5に示すように、くぼみ部11sは、キートップ10s底面の周縁付近にほぼ環状に設けられた突起部12の内側に形成されている。突起部12は、図4に示すように、キートップ10sの底面において土手状に盛り上げられて形成され、かつ、図5に示すように、キートップ10sの底面においてほぼ環状に形成される。これにより、突起部12の内側にくぼみ部11sが形成され、このくぼみ部11sに接着剤を収容させることができる。
突起部12は、例えば、アクリル、EVA、PVC、ウレタン、エポキシ、ポリエステル、ポリカーボネート等の樹脂、またはこれらを複合した樹脂を、例えば、スクリーン印刷、パッド印刷により、またはディスペンサーを用いて形成される。
突起部12は、キートップ10s底面の周縁付近に設けることが好ましい。突起部12をキートップ10s底面の周縁付近に設けることによって、突起部12の内側に存在する部分の面積、すなわちキートップ10s底面とキーシート20とが接着層を介して接着する接合面積を大きくすることができるためである。これにより、キートップ10sとキーシート20との間の接着強度をより高めることができる。上記周縁付近について具体的に説明すると、例えば、図5に示す楕円形状のキートップ10sの長径が10[mm]、短径が5[mm]であるとした場合には、キートップ10s底面における突起部12の外周を、キートップ10s底面の周縁から0.3〜0.5[mm]内側に位置するように形成する。なお、突起部12の外周を、キートップ10s底面の周縁から0.3[mm]未満に位置させた場合には、キートップ10sとキーシート20との位置合わせが困難になり、接着時の作業性や接着後の安定性が低下する。
突起部12の高さは、5[μm]以上であることが好ましく、より好ましくは8〜20[μm]であるとよい。突起部12の高さを3[μm]以下にすると、キートップとキーシートとを接着した際に接着剤が突起部から溢れやすくなる。一方、突起部12の高さを25[μm]以上にすると、突起部12を形成するインキが硬化するまでに要する時間が長くなるため、インキが硬化するまでの間に突起部12が崩れてしまうおそれがある。また、突起部12をUV系のインキにより形成した場合に、突起部12の高さを25[μm]以上にすると、突起部12の厚みが厚すぎて紫外線が届かない部分が現れ、その部分が未硬化状態となってしまう。
インキの硬化具合および接着剤の溢れ具合に関する評価試験の結果を、表1に示す。
Figure 2007080624

表1に示す突起部12を形成した後のインキの硬化具合については、以下のように評価した。印刷されたインキ面を指先で触れたときに、べたつきが感じられた場合には、未硬化状態であると評価して“×”を付した。一方、べたつきが感じられない場合には、硬化状態であると評価して“○”を付した。
また、表1に示すキートップとキーシートを接着した後の接着剤の溢れ具合については、以下のように評価した。キートップとキーシートを接着した後に、製品を裏面側から目視し、接着剤の溢れが確認された場合には、溢れが有る状態であると評価して“×”を付した。一方、接着剤の溢れが確認されなかった場合には、溢れが無い状態であると評価して“○”を付した。
表1に示すように、突起部12の高さを3〜25[μm]の範囲内で変えて評価試験を行ったところ、インキの硬化具合については、3〜23[μm]では、硬化状態であると評価されたが、25[μm]では、未硬化状態であると評価された。
また、接着剤の溢れ具合については、3[μm]では、溢れが有る状態であると評価されたが、5〜25[μm]では、溢れが無い状態であると評価された。
なお、表1に関する評価試験を行うにあたり、各部材には以下の材料を用いた。キートップには、ポリカーボネート系樹脂(カリバー301−22:住友ダウ(株)製商品名)を用い、突起部12には、紫外線硬化型インキ(PF4200:十条ケミカル(株)製商品名)を用いた。また、紫外線硬化用メタルハライドランプ([D]bulb:フュージョンUVシステムズ・ジャパン(株)製商品名)を用いてインキを乾燥させた。また、突起部12の幅を0.5[μm]にして上記評価試験を行った。
次に、突起部12の幅は、0.5〜1.0[mm]であることが好ましく、より好ましくは0.5〜0.7[mm]であるとよい。突起部12の幅を0.5[mm]未満にすると、突起部がかすれやすくなり、突起部を安定して印刷することが困難になるとともに、接着剤が突起部から溢れやすくなる。一方、突起部12の幅を1.0[mm]超にすると、キートップ底面とキーシートとが接着層を介して接着する接合面積が小さくなり、接着強度が低下してしまう。なお、この接合面積は、キートップの底面積に対して25%以上あることが好ましい。
インキのかすれ具合・接着剤の溢れ具合、および製品の接着具合に関する評価試験の結果を、表2に示す。
Figure 2007080624

表2に示す突起部12を形成した後のインキのかすれ具合や、キートップとキーシートを接着した後の接着剤の溢れ具合については、以下のように評価した。突起部12を形成した後にキートップを裏面側から目視したときに、インキにかすれが確認された場合や、キートップとキーシートを接着した後に製品を裏面側から目視したときに、接着剤の溢れが確認された場合には、かすれや溢れが有る状態であると評価して“×”を付した。一方、インキにかすれが確認されなかった場合や、接着剤の溢れが確認されなかった場合には、かすれや溢れが無い状態であると評価して“○”を付した。
また、表2に示すキートップとキーシートを接着した後の接着具合については、以下のように評価した。キートップを、50[mm/min]の速度で垂直に引っ張り上げたときに、キーシートに破壊が認められた場合には、接着強度が十分であると評価して“○”を付した。一方、キーシートに破壊が認められずに、キートップとキーシートとが界面乖離したと認められた場合には、接着強度が不十分であると評価して“×”を付した。
この評価試験は、底面の形状が円形であり、かつ、底面の直径が5[mm]であるキートップと、10[mm]であるキートップとを用いて行った。
まず、表2に示すように、底面の直径が5[mm]であるキートップの突起部12の幅を0.3〜1.0[mm]の範囲内で変えて評価試験を行ったところ、インキのかすれ具合・接着剤の溢れ具合については、0.3[mm]では、かすれや溢れが有る状態であると評価されたが、0.5〜1.0[mm]では、かすれや溢れが無い状態であると評価された。また、接着具合については、0.3〜0.7[mm]では、接着強度が十分であると評価されたが、1.0[mm]では、接着強度が不十分であると評価された。
なお、キートップの底面積に対する接合面積(キートップ底面とキーシートとが接着層を介して接着する面積)の割合は、突起部12の幅が0.3,0.5,0.7,1.0[mm]である場合に、それぞれ46%、36%、27%、16%であった。
次に、表2に示すように、底面の直径が10[mm]であるキートップの突起部12の幅を0.3〜1.0[mm]の範囲内で変えて評価試験を行ったところ、インキのかすれ具合・接着剤の溢れ具合については、0.3[mm]では、かすれや溢れが有る状態であると評価されたが、0.5〜1.0[mm]では、かすれや溢れが無い状態であると評価された。また、接着具合については、0.3〜1.0[mm]の全ての範囲で、接着強度が十分であると評価された。
なお、キートップの底面積に対する接合面積(キートップ底面とキーシートとが接着層を介して接着する面積)の割合は、突起部12の幅が0.3,0.5,0.7,1.0[mm]である場合に、それぞれ71%、64%、58%、49%であった。
また、表2に関する評価試験を行うにあたり、各部材には以下の材料を用いた。キートップには、ポリカーボネート系樹脂(カリバー301−22:住友ダウ(株)製商品名)を用い、突起部12には、紫外線硬化型インキ(PF4200:十条ケミカル(株)製商品名)を用いた。また、紫外線硬化用メタルハライドランプ([D]bulb:フュージョンUVシステムズ・ジャパン(株)製商品名)を用いてインキを乾燥させた。また、接着層30には、紫外線硬化型接着剤(ThreeBond 3042H:(株)スリーボンド製商品名)100重量部にシランカップリング剤(KBM−603:信越化学工業(株)製商品名)0.5重量部を配合したものを用いた。また、キーシートには、シリコーンゴム製のキーシートを用いた。このシリコーンゴム製のキーシートには、バッチ式紫外線洗浄炉(VUM−3073−B:(株)オーク製作所製商品名)を用いて184.9[nm]および253.7[nm]の波長の紫外線を、1200[mJ/cm]の条件で照射した。また、突起部12の高さは10[μm]にするとともに、突起部12の外周を、キートップ10底面の周縁から0.5[mm]内側に位置するように形成した。
図5に示すように、突起部12の所定の二箇所には、エア溝13が設けられている。突起部12の一部にエア溝13を設けることによって、キートップ10sとキーシート20とを接着させる際に混入する気泡を、エア溝13から抜くことができる。エア溝13は、突起部12に、例えば、0.3〜0.5[mm]幅の切り欠きを設けることにより形成する。
その他の構成要素については、第1実施形態における各構成要素と同様であるため、その説明を省略する。
第2実施形態における押釦スイッチ用カバー部材2によれば、キートップ10sの底面に突起部12を設けることにより形成されたくぼみ部11sが、余分に塗布された接着剤を収容するバッファとしての機能を発揮することができる。したがって、塗布する接着剤の計量値を少し多めに設定しておくことにより、計量誤差で塗布量にばらつきが生じた場合であっても、接着剤が接合面からはみ出したり接着強度が不足したりする事態を軽減することができる。また、くぼみ部11sが、キートップ10sの底面に突起部12を設けることにより形成されているため、押釦スイッチ用カバー部材2の強度が低下してしまう事態を招来することがない。
[実施例2]
次に、第2実施形態における押釦スイッチ用カバー部材2の実施例2について説明する。
まず、ポリカーボネート系樹脂のキートップ部材(カリバー301−22:住友ダウ(株)製商品名)を射出成形した。
次に、蒸発乾燥型インキ(CAVメイバン:セイコーアドバンス(株)製商品名)を用いて、キートップ部材の底面に、記号、数字、文字等からなる加飾層40を、厚さ5μmで印刷し、乾燥温度80℃、乾燥時間30分の条件で乾燥させた。これにより、底面に加飾層40が形成されたキートップ部材が得られた。
次に、キートップ部材底面の周縁から0.5mm内側に位置する部分に、紫外線硬化型インキ(UVPAL:帝国インキ製造(株)製商品名)を用いて、エア溝13を有する環状の突起部12を、幅0.5mm、厚さ5μmで印刷し、紫外線硬化用メタルハライドランプ([D]bulb:フュージョンUVシステムズ・ジャパン(株)製商品名)を用いて、積算光量250mJ/cmの条件で乾燥させた。これにより、くぼみ部11sを有するキートップ部材が得られた。
次に、くぼみ部11sを有するキートップ部材のランナーやゲート等の余剰部分を除去した。これにより、くぼみ部11sを有するキートップ10sが得られた。その後、このキートップ10sを、キートップ側の接着用治具に吸着させて固定した。
一方、シリコーンゴムコンパウンド(DY32−6014U:東レ・ダウコーニング(株)製商品名)100重量部と、架橋剤(RC−8:東レ・ダウコーニング(株)製商品名)0.5重量部からなる原料を、成形温度180℃、成形時間5分、成形圧力180kg/cmの条件で圧縮成形して、厚さ0.5mmのシリコーンゴム製のキーシート部材を成形した。
次に、キーシート部材を、乾燥温度200℃、乾燥時間60分の条件で乾燥させ、その後、バリなど余剰部分を除去した。これにより、透光性を有するキーシート20が得られた。
次に、得られたキーシート20の上面、すなわちキートップ10sを接着する面に、バッチ式紫外線洗浄炉(VUM−3073−B:(株)オーク製作所製商品名)を用いて、184.9[nm]および253.7[nm]の波長の紫外線を、1200[mJ/cm]の条件で照射した。その後、このキーシート20を、キーシート側の接着用治具に吸着させて固定した。
次に、キーシート20の紫外線が照射された面上に、紫外線硬化型接着剤(ThreeBond 3042H:(株)スリーボンド製商品名)100重量部にシランカップリング剤(KBM−603:信越化学工業(株)製商品名)0.5重量部を配合したものを、転写治具を用いて転写させた。
次に、キートップ側の接着用治具に固定されたキートップ10sと、キーシート側の接着用治具に固定されたキーシート20とを貼り合せた。
次に、紫外線照射コンベアー(メタルハライド、120W/cm、M015L312:アイグラフィックス(株)製商品名)を用いて、波長が300〜450[nm]である紫外線を、2000mJ/cmの条件で照射して、紫外線硬化型接着剤を硬化接着させた。これにより、従来に比して効率良くかつ高品質な押釦スイッチ用カバー部材2を得ることができた。
なお、上述した第2実施形態では、突起部12の二箇所にエア溝13を設けているが、エア溝を設ける箇所は、これに限られない。エア溝は、一箇所にのみ設けてもよいし、三箇所以上に設けてもよい。また、必ずしもエア溝を設ける必要もない。
また、キートップ10sの底面側に遮光性を有する印刷層をさらに形成することとしてもよい。印刷層の遮光性の度合については、上述した第1実施形態の変形例における印刷層と同様である。このような印刷層を形成することによって、キートップ10sの底面に形成された突起部12を外部から目立たないようにすることができる。この印刷層を形成する方法および印刷層の厚さについては、上述した第1実施形態の変形例における印刷層と同様であるため、その説明を省略する。
また、キーシート20のいずれかの面、より好ましくは両面に、微細な凸凹を設けることとしてもよい。このような凸凹を設けることによる効果、および凸凹を加工する方法については、上述した第1実施形態の変形例における効果、および加工方法と同様であるため、その説明を省略する。
また、上述した第2実施形態では、加飾層40がキートップ10sの底面に形成されているが、加飾層40を形成する場所は、キートップ10sの底面に限定されない。例えば、キートップ10sの天面に加飾層を形成することとしてもよい。
第1実施形態における押釦スイッチ用カバー部材の断面図である。 図1に示す断面図の一部を拡大して示した図である。 図1に示すキートップの底面を示す平面図である。 第2実施形態における押釦スイッチ用カバー部材の断面図である。 図4に示すキートップの底面を示す平面図である。
符号の説明
1,2・・・押釦スイッチ用カバー部材、10,10s・・・キートップ、11,11s・・・くぼみ部、12・・・突起部、13・・・エア溝、20・・・キーシート、21・・・押圧部、30・・・接着層、40・・・加飾層。

Claims (3)

  1. 樹脂製のキートップと、
    前記キートップの下方側に形成されるキーシートと、
    前記キートップと前記キーシートとの間に形成される接着層と、を備え、
    前記キートップの底面の一部に、くぼみ部が形成されることを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材。
  2. 前記くぼみ部は、前記キートップの底面に溝を設けることにより形成されることを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ用カバー部材。
  3. 前記くぼみ部は、前記キートップの底面に突起部を設けることにより形成されることを特徴とする請求項1記載の押釦スイッチ用カバー部材。
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