JP4731277B2 - 外装部品及びキーシート - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機、リモコン、デジタルカメラ、AV機器、車載電装機器等の各種電子機器に用いられる電子部品の外装部品に関し、特に入力操作を行うキーシートに関するものである。
携帯電話やAV機器等の各種電子機器には、筐体やスイッチなど種々の外装部品が機能性や操作性を考慮して組み込まれている。このうち入力操作を行うスイッチは、電子機器の筐体に形成された操作開口から、操作釦(キートップ)を表出させる構造のものが多い。具体的には複数の光源や接点スイッチ、素子、配線等を配置した基板に、複数のキートップをベースシートの操作面となる表面に固着した一体構造のキーシートを載せ、そのキーシートの上方からキートップを表出する操作開口を形成した筐体を被せて組み込んでいるのが通例である。そして、入力操作の際に可動するキートップの側面には、操作開口との間に両者が接触しないように隙間が形成されている。
各種電子機器は年々多機能化し、スイッチによる入力操作においても、単一の機能選択の入力操作に加え、表示画面の切替えやカーソルなどの移動操作、及びこれらの決定操作など、多方向入力操作が行われるようになっている。
このような多方向入力操作を行うキートップの一従来例を図11,図12で示す。ゴム状弾性体でなるベースシート1の表面には、相互に係合する2つの硬質樹脂でなるキートップ2,3が固着されている。このうち外側のキートップ2は、移動操作を入力するものであって、平面視で略円環状に形成されている。外周面2aには外方に突出する環状の鍔部2bが設けられ、キートップ2の脱落を防止するために筐体4と係合している。内周面2cには下端に環状の溝部2dが設けられ、その内側に配置するキートップ3の脱落を防止するため、キートップ3の環状の鍔部3bと係合している。このキートップ3は、決定操作を入力するものであって、平面視で略円形状に形成されている(特許文献1)。
特開2003−229035号公報
こうした多方向入力操作を行うキートップ2は、透明な硬質樹脂で構成することがある。キートップ2を透明にすれば、裏面にめっき層や印刷層などの装飾層を形成することによる高級感のある加飾や、バックライトによりキートップ2が照光する照光機能を付加することができるからである。しかしながら、キートップ2が透明であるとこのキートップ2を通して、非透明ならば外観上隠れる電子機器の外装部品の部分や他部材を透視することができてしまう。このため、そういった外装部品の部分や他部材に、加工傷などの外観上の不具合があった場合、操作者がその加工傷を視認できてしまい、キートップ2の見映えを損なうことがある。つまり、キートップ2を透明な硬質樹脂で形成した場合、キートップ3の側面3aや鍔部3bに付いた加工傷がキートップ2を通して操作者に見えてしまい、見映えが悪いという問題が起こる。
また、キートップ3に加工傷がない場合でも、溶融樹脂を注入する射出成形金型で製造したキートップ3では、金型の注入口が設けられる鍔部3bの外周面3cに外向きに突出するゲート残部3dが残存してしまう。すると、透明なキートップ2を通して残存するゲート残部3dが操作者に見えてしまい、見映えが悪くなってしまうという問題が起こる。なお、こうした問題は筐体4と外側のキートップ2との関係でも起こりうる。すなわち筐体4あるいは操作開口4aの孔縁周辺が透明である場合には、透明な筐体4を通してキートップ2の外観上の不具合を視認することができるからである。
以上のような従来技術を背景としてなされたのが本発明である。すなわち本発明は、非透明ならば外観上隠れる電子機器に備える部材の外観上の不具合を、透明であっても視認し難くすることのできる外装部品及びキーシートの提供を目的としている。
上記目的を達成すべく本発明は以下のように構成される。
すなわち本発明は、内側部材と、該内側部材の側面と隙間をあけて対向位置する透明材でなる外側部材とを備えており、外側部材に内側部材の側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成した外装部品を提供する。
本発明によれば、光拡散面が光を乱反射させるため、透視し難い曇り面となっている。このため透明な外側部材の光拡散面を通して、内側部材の側面及び内側部材と外側部材の隙間が明確に視認できなくなる。よって操作者が内側部材の外観上の不具合を透明な外側部材越しに視認して見映えを損なうようなことを防止できる。
また本発明では、電子機器の内部に配置した光源によって外側部材を照光すると、光拡散面が光源の光を乱反射するため、外側部材が柔らかな照光を実現することができる。
本発明は前記外装部品について、金属又は樹脂でなる内側部材の側面にゲート残部を有するものである。
本発明では、内側部材の側面にゲート残部を有している。しかし光拡散面によって透明な外側部材を通して、内側部材のゲート残部が明確に視認できなくなる。よって操作者が内側部材のゲート残部を透明な外側部材越しに視認して見映えを損なうようなことを防止できる。
本発明は前記外装部品について、内側部材をキートップとし、外側部材をキートップを表出させる操作開口を有する筐体としている。光拡散面が光を乱反射するため透視し難い曇り面であることから、透明な筐体の光拡散面を通して、キートップの側面及びキートップと筐体の隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者がキートップの外観上の不具合を透明な筐体越しに視認して見映えを損なうようなことを防止でき、また筐体の光拡散面による柔らかな照光を実現できる。
本発明は前記外装部品について、内側部材をキートップとし、外側部材をキートップの側面を目地埋めする装飾フレームとしている。つまり、筐体と別体でキートップの側面形状と相対形状の装飾フレームに前述の筐体と同様な光拡散面を形成してある。このため透明な装飾フレームの光拡散面を通して、キートップの側面及びキートップと装飾フレームの隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者がキートップの外観上の不具合を透明な装飾フレーム越しに視認して見映えを損なうようなことを防止でき、また装飾フレームの光拡散面による柔らかな照光を実現できる。
本発明は前記外装部品について、内側部材をキートップとし、外側部材を他のキートップとしている。つまり、他のキートップに前述の筐体と同様な光拡散面を形成してある。このため透明な他のキートップの光拡散面を通して、キートップの側面及びキートップと他のキートップの隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者がキートップの外観上の不具合を透明な他のキートップ越しに視認して見映えを損なうようなことを防止でき、また他のキートップの光拡散面による柔らかな照光を実現できる。
また本発明は、中央に位置する第1キートップと、第1キートップの外側に位置する透明材でなる第2キートップと、第1キートップ及び第2キートップが表出する操作開口を有する透明材でなる筐体と、を備えており、第2キートップに第1キートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成し、筐体に第2キートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成した外装部品を提供する。
本発明では、透明な第2キートップに第1キートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成し、透明な筐体に第2キートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成している。これらの光拡散面が光を乱反射することで透視し難い曇り面となっているため、透明な第2キートップの光拡散面を通して、第1キートップの側面及び第1キートップと第2キートップとの隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者は第1キートップの外観上の不具合を透明な第2キートップ越しに視認して、見映えを損なうようなことを防止できる。同様にして操作者は、第2キートップの外観上の不具合を透明な筐体の光拡散面越しに視認して、見映えを損なうようなことを防止できる。
また電子機器の内部に配置した光源によって第2キートップ及び筐体を照光すると、光拡散面が光源の光を乱反射するため、第2キートップ及び筐体が柔らかな照光を実現することができる。
また本発明は、キートップと、キートップの側面と隙間をあけて対向位置する透明材でなる外側部材とを備えており、外側部材にキートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成したキーシートを提供する。
本発明のキーシートでは、光拡散面が光を乱反射させて透視し難い曇り面となっている。このため透明な外側部材の光拡散面を通して、キートップの側面及びキートップと外側部材の隙間が明確に視認できなくなる。よって操作者がキートップの外観上の不具合を透明な外側部材越しに視認して見映えを損なうようなことを防止できる。
また電子機器の内部に配置した光源によって外側部材を照光すると、光拡散面が光源の光を乱反射するため、外側部材が柔らかな照光を実現することができる。
本発明は前記キーシートについて、金属又は樹脂でなるキートップの側面にゲート残部を有するものである。
キートップの側面にゲート残部を有している場合でも、本発明ならば外側部材に光拡散面を形成してあるため、透明な外側部材を通してキートップのゲート残部が明確に視認できなくなる。よって操作者がキートップのゲート残部を透明な外側部材越しに視認して見映えを損なうようなことを防止できる。
本発明は前記キーシートについて、キートップを配置するベースシートを備えており、外側部材をベースシートに配置されてキートップの側面を目地埋めする装飾フレームとしている。光拡散面は光を乱反射するため透視し難い曇り面となっている。このため透明な装飾フレームの光拡散面を通して、キートップの側面及びキートップと装飾フレームの隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者がキートップの外観上の不具合を透明な装飾フレーム越しに視認して見映えを損なうようなことを防止でき、また装飾フレームの光拡散面による柔らかな照光を実現できる。
本発明は前記キーシートについて、外側部材を外側キートップとしている。つまり、外側キートップに前述の装飾フレームと同様な光拡散面を形成してある。このため、透明な外側キートップの光拡散面を通して、キートップの側面及びキートップと外側キートップの隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者がキートップの外観上の不具合を透明な外側キートップ越しに視認して見映えを損なうようなことを防止でき、また外側キートップの光拡散面による柔らかな照光を実現できる。
本発明の外装部品によれば、光拡散面は光を乱反射するため、透視し難い曇り面となっている。このため透明な外側部材の光拡散面を通して、内側部材の側面及び内側部材と外側部材の隙間が明確に視認できなくなる。よって操作者が内側部材の外観上の不具合を透明な外側部材越しに視認して、見映えを損なうようなことを防止できる。したがって、外装部品として透明な部材を組み込むことができ、差別化する加飾の実現が可能となる。
また本発明によれば、電子機器の内部に配置した光源によって外側部材を照光すると、光拡散面が光源の光を乱反射するため、外側部材が柔らかな照光を実現することできる。
本発明のキーシートによれば、前述の外装部品と同様に、透明な外側部材の光拡散面を通して、キートップの側面及びキートップと外側部材の隙間が明確に視認できなくなる。よって操作者がキートップの外観上の不具合を透明な外側部材越しに視認して見映えを損なうようなことを防止できる。したがって、キーシートとして透明な部材を組み込むことができ、差別化する加飾の実現が可能となる。また電子機器の内部に配置した光源によって外側部材を照光すると、前述の外装部品と同様に、外側部材が柔らかな照光を実現することができる。
以下、本発明の実施形態の例について図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態で共通する構成については、同一符号を付して重複説明を省略する。
以下の実施形態では、図1で示すように、携帯電話機5を構成する筐体4及びキートップ2,3,7に本発明を適用する例を説明する。なお、キートップ2,3,7は、ベースシート1と伴にキーシート6を構成している。
第1実施形態〔図1〜図3〕
携帯電話機5には、筐体4と基板8との間にキーシート6が組み込まれており、本実施形態における「外装部品」は、そのキーシート6のベースシート1に接着固着したキートップ7と筐体4とを備えている。
キートップ7は、硬質樹脂で略円柱形状に形成されており、側面7aの下端には外方へ突出する環状の鍔部7bが形成されている。この鍔部7bは、キートップ7の脱落を防止するために筐体4の操作開口4aの口縁と係合する部分である。その外周面7cには、外向きに突出する2箇所のゲート残部7dが残されている。キートップ7の表面には金属層9が設けられ、底面はベースシート1の台座部1aに接着されている。
ベースシート1は、シリコーンゴムなどの熱硬化性エラストマーや熱可塑性エラストマーなどのゴム状弾性体で形成されている。その操作側となる表面にはキートップ7を固着する台座部1aが形成されている。基板対向面となる裏面には台座部1aに対応して基板8の金属皿ばね10を押圧する押し子部1bが突設されている。
筐体4は、少なくともキートップ7を表出する円形状の操作開口4aの口縁周辺部分が透明な硬質樹脂で形成されている。基板対向面となる筐体4の内面4bには、操作開口4aの周囲に円環状の凹凸面11が形成されている。この凹凸面11の内縁11aは操作開口4aの縁と一致し、外縁11bは対向するキートップ7のゲート残部7dより外方にやや大きく広がって形成されている。
基板8には、金属皿ばね10、LED等の光源12等を配置してある。金属皿ばね10はキートップ7の押下に伴い入力が行われる接点スイッチであり、光源12はキーシート6及び筐体4を照光するものである。
ここで、凹凸面11について説明する。
凹凸面11は、光を乱反射する「光拡散面」として機能する。その凹凸の大きさは1μm〜100μmであり、凹凸の形状は鋸歯状、球面状に形成されているものを使用することができる。
筐体4に凹凸面11を成形するには、金型転写方法を利用することができる。金型転写方法は、筐体4を成形する金型の所定面、即ち筐体4の内面4b側を成形する金型面の操作開口4aの周囲の面を予め凹凸形状に加工しておき、筐体4の成形時に、筐体4に凹凸面11を転写する方法である。この方法は、凹凸面の形状や大きさを正確に反復でき、成形作業工程も短く効率的である。なお成形金型の所定面を凹凸形状に加工するには、ブラスト処理が簡単であり、ホワイトアルミナ系の研削材を吹き付けて行う。以上のような金型転写方法に替わる他の方法としては、成形した筐体4に治具の凹凸面を加熱押圧する治具転写方法、成形した筐体4に充填剤を配合した塗料を塗装又は印刷して凹凸表面の塗膜を塗着する方法等がある。
次に、本実施形態による「外装部品」としてのキートップ7及び筐体4並びにキーシート6の作用・効果について説明する。
筐体4が透明であると「外装部品」としてのキートップ7の側面7aやベースシート1が見えてしまい見映えを損ねてしまう。しかし筐体4の内面4bに形成した凹凸面11が光を乱反射する光拡散面として機能して透視し難い曇り面となることから、透明な筐体4を通して、キートップ7の鍔部7b、ゲート残部7d、ベースシート1を明確に視認できなくなる。よって操作者が、キートップ7のゲート残部7d等を筐体4越しに視認して、携帯電話機5の見映えを損なうようなことを防止できる。
また、携帯電話機5の内部に配置した光源12によって筐体4を照光すると、凹凸面11が光源12の光を乱反射するため、操作開口4aの周囲が柔らかな照光を実現することができる。
第2実施形態〔図1,図4,図5〕
第2実施形態の「外装部品」としての筐体4及びキーシート6が、第1実施形態のそれらと異なるのは、キートップ7に替わるキートップ2,3の構成である。残余の構成は第1実施形態と同じである。
このうち外側のキートップ2は、透明な硬質樹脂でなり、平面視で略円環状に形成されている。外周面2aには、外方に突出する環状の鍔部2bが設けられ、キートップ2の脱落を防止するために筐体4と係合している。この鍔部2bには、外向きに突出する2箇所のゲート残部2eが残されている。中央孔を形成する内周面2cには、下端に環状の溝部2dが設けられ、その内側に配置するキートップ3の脱落を防止するため、キートップ3の鍔部3bと係合している。この溝部2dは、全面が凹凸面11として形成されている。ベースシート1の台座部1aに接着される底面2fには、方向を示す記号を抜いた金属層9が設けられている。
キートップ3は、透明な硬質樹脂でなり、平面視で略円形状に形成されている。側面3aの下端には、環状の鍔部3bが設けられている。この鍔部3bの外周面3cには、外向きに突出する2箇所のゲート残部3dが残されている。ベースシート1の台座部1aに接着される底面3eには、金属層9が設けられている。
筐体4には、第1実施形態と同様に、透明な硬質樹脂でなり、キートップ2,3を表出する円形状の操作開口4aが形成されている。操作開口4aの基板側の口縁には、キートップ2の鍔部2bと係合する環状の溝部4cが設けられている。この溝部4cの全面に凹凸面11が形成されている。
次に、第2実施形態による「外装部品」としてのキートップ2,3及び筐体4並びにキーシート6の作用・効果について説明する。
第1実施形態と同様に、筐体4の溝部4cに形成した凹凸面11が光を乱反射する透視し難い曇り面であるため、透明な筐体4を通して、外側のキートップ2の鍔部2b、ゲート残部2e、ベースシート1及び外側のキートップ2と筐体4との隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者が、外側のキートップ2のゲート残部2e等を筐体4越しに視認して、見映えを損なうようなことを防止できる。
外側のキートップ2の溝部2dに凹凸面11を形成しているため、透明なキートップ2を通して、内側のキートップ3の鍔部3b、ゲート残部3d、ベースシート1及びキートップ2とキートップ3との隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者が、内側のキートップ3のゲート残部3d等を外側のキートップ2越しに視認して、見映えを損なうようなことを防止できる。
また、携帯電話機5の内部に配置した光源12によって筐体4及びキートップ2を照光すると、それぞれの凹凸面11によって、筐体4の操作開口4aの周囲及びキートップ2の中央孔の周囲が柔らかな照光を実現することができる。
第3実施形態及び第4実施形態では、図6で示すように、携帯電話機5の筐体4の内部に組み込むキーシート6に本発明を適用する例を説明する。このキーシート6は、キートップ2,3,7、装飾フレーム13、ベースシート1を備えている。
第3実施形態〔図6〜図8〕
第3実施形態における「外装部品」は、そのキーシート6のベースシート1に接着固着したキートップ7と装飾フレーム13とを備えている。
キートップ7は、透明な硬質樹脂でなり、平面視で楕円形状に形成されている。隣接する平面視で矩形状のキートップとは非相対形状となっており、両者間を目地埋めしキートップ7の外側を囲むように装飾フレーム13を設けている。キートップ7の側面7aの下端には外方へ突出する環状の鍔部7bが形成されている。この鍔部7bは、キートップ7の脱落を防止するために装飾フレーム13と係合する部分であり、外周面7cには、外向きに突出する2箇所のゲート残部7dが残されている。ベースシート1の台座部1aに接着される底面7eには、抜き文字状の遮光性印刷層14が設けられている。
装飾フレーム13は、透明な硬質樹脂でなる平面視で環形状であり、内縁は楕円形で外縁が矩形に形成されている。内周面13aには、下端に環状の溝部13bが設けられ、この溝部13bの全面が凹凸面11に形成されている。ベースシート1に接着される底面13cには、透光性印刷層14が設けられている。
次に、第3実施形態による「外装部品」としてのキートップ7及び装飾フレーム13並びにキーシート6の作用・効果について説明する。
装飾フレーム13の溝部13bに形成した凹凸面11が光を乱反射する透視し難い曇り面であるため、透明な装飾フレーム13を通して、キートップ7の鍔部7b、ゲート残部7d、ベースシート1及びキートップ7と装飾フレーム13との隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者が、キートップ7のゲート残部7d等を装飾フレーム13越しに視認して、見映えを損なうようなことを防止できる。
また、携帯電話機5の内部に配置した光源12によって装飾フレーム13を照光すると、凹凸面11によって、装飾フレーム13の内縁の周囲が柔らかな照光を実現することができる。
第4実施形態〔図6,図9,図10〕
第4実施形態の「外装部品」としてのキーシート6が、第3実施形態と異なるのは、キートップ7及び装飾フレーム13に替わるキートップ2,3の構成である。残余の構成は第3実施形態と同じである。
このうち外側のキートップ2は、透明な硬質樹脂でなり、平面視で4分割された略円環状に形成されている。キートップ2の外周面2aには、外方に突出する鍔部2bが設けられ、キートップ2の脱落を防止するために不透明な装飾フレーム13と係合している。キートップ2の中央孔を形成する内周面2cは、上端より下端が外方に広がる傾斜面として形成され、その内側に配置するキートップ3の脱落を防止するため、キートップ3と係合している。この内周面2cは、全面が凹凸面11に形成されている。ベースシート1の台座部1aに接着される底面2fには、方向を示す記号を抜いた金属層9が設けられている。
キートップ3は、硬質樹脂で略円柱形状に形成されている。側面3aは、上端より下端が外方に広がる傾斜面として形成され、下端には外向きに突出する2箇所のゲート残部3dが残されている。キートップ3の表面には金属層9が設けられ、底面3eはベースシート1の台座部1aに接着されることなく載置されている。
次に、第4実施形態による「外装部品」としてのキートップ2,3及びキーシート6の作用・効果について説明する。
キートップ2の内周面2cに形成した凹凸面11が光を乱反射する透視し難い曇り面であるため、透明なキートップ2を通して、キートップ3の側面3a、ゲート残部3d、ベースシート1及びキートップ2とキートップ3の隙間を明確に視認できなくなる。よって操作者が、キートップ3のゲート残部3d等をキートップ2越しに視認して、見映えを損なうようなことを防止できる。
また携帯電話機5の内部に配置した光源12によってキートップ2を照光すると、凹凸面11によって、キートップ2の中央孔の周囲が柔らかな照光を実現することができる。
第1実施形態及び第2実施形態キーシート及び筐体を備える携帯電話機の外観図。 第1実施形態のキーシート及び筐体の要部拡大平面図。 図2のSA−SA線断面図。 第2実施形態のキーシート及び筐体の要部拡大平面図。 図4のSB−SB線断面図。 第3実施形態及び第4実施形態キーシートを備える携帯電話機の外観図。 第3実施形態のキーシートの要部拡大平面図。 図7のSC−SC線断面図。 実施形態のキーシートの要部拡大平面図。 図9のSD−SD線断面図。 一従来例のキーシートの要部拡大説明図。 一従来例のキーシートの要部拡大断面図。
符号の説明
1 ベースシート
1a 台座部
1b 押し子部
2 キートップ(外側部材、内側部材、外装部品)
2a 外周面
2b 鍔部
2c 内周面
2d 溝部
2e ゲート残部
2f 底面
3 キートップ(内側部材、外装部品)
3a 側面
3b 鍔部
3c 外周面
3d ゲート残部
3e 底面
4 筐体(外側部材、外装部品)
4a 操作開口
4b 内面
4c 溝部
5 携帯電話機
6 キーシート
7 キートップ(内側部材、外装部品)
7a 側面
7b 鍔部
7c 外周面
7d ゲート残部
7e 底面
8 基板
9 金属層
10 金属皿ばね
11 凹凸面
11a 内縁
11b 外縁
12 光源
13 装飾フレーム(外側部材、外装部品)
13a 内周面
13b 溝部
13c 底面
14 印刷層

Claims (11)

  1. 内側部材であるキートップと、該内側部材の側面と隙間をあけて対向位置する透明材でなる外側部材でありキートップの側面を目地埋めする装飾フレームとを備えており、装飾フレームキートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成した外装部品。
  2. 内側部材であるキートップと、該内側部材の側面と隙間をあけて対向位置する透明材でなる外側部材である他のキートップとを備えており、他のキートップに内側部材であるキートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成した外装部品。
  3. 金属又は樹脂でなる内側部材の側面にゲート残部を有する請求項1又は請求項2記載の外装部品。
  4. 金属又は樹脂でなり側面にゲート残部を有する内側部材と、該内側部材の側面と隙間をあけて対向位置する透明材でなる外側部材とを備えており、外側部材に内側部材の側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成した外装部品。
  5. 金属又は樹脂でなり側面にゲート残部を有する内側部材であるキートップと、該内側部材の側面と隙間をあけて対向位置する透明材でなる外側部材でありキートップを表出させる操作開口を有する筐体とを備えており、筐体キートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成した外装部品。
  6. 中央に位置する第1キートップと、該第1キートップの外側に位置する透明材でなる第2キートップと、第1キートップ及び第2キートップが表出する操作開口を有する透明材でなる筐体と、を備えており、
    第2キートップに第1キートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成し、筐体に第2キートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成した外装部品。
  7. キートップと、該キートップの側面と隙間をあけて対向位置する透明材でなる外側部材とを備えており、外側部材にキートップの側面及び隙間を透視し難くする凹凸面でなる光拡散面を形成したキーシート。
  8. 金属又は樹脂でなるキートップの側面にゲート残部を有する請求項7記載のキーシート。
  9. 平面視で前記ゲート残部と前記外側部材を重なるように配置し、前記凹凸面を外側部材のゲート残部と向かい合う面に形成した請求項8記載のキーシート。
  10. キートップを配置するベースシートを備えており、外側部材が該ベースシートに配置されてキートップの側面を目地埋めする装飾フレームである請求項7〜請求項9何れか1項記載のキーシート。
  11. 外側部材が外側キートップである請求項7〜請求項9何れか1項記載のキーシート。
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