JP4209990B2 - 照光式接点ゴムおよびその製造法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話や自動車電話等の携帯通信機器用の接点ゴムあるいはその他各種の端末用の接点ゴムとして、夜間や暗い場所等で使用する際に表示部が照光し使いやすい照光式接点ゴムおよびその製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話や自動車電話等の携帯通信機器用の接点ゴムとして、透光性樹脂キートップと透光性キーパッドから構成されている照光式接点ゴムが多く用いられている。なかでも、裏面に表示部を有する透光性樹脂キートップとゴム状弾性体からなる透光性キーパッドが透光性接着剤により接着された照光式接点ゴムが好まれている。
【0003】
そして、特許第2627692号公報には、透光性硬質樹脂で形成したキートップの裏面に文字部のみ照光する表示部を印刷し、透光性シリコーンゴムベースと透光性接着剤により接着した照光式キーが記載されている。特許第2627692号公報には表示部について、樹脂キートップの裏面に直接抜き文字印刷層と有色透光性印刷層とを順次形成した構成を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
キートップの裏面に表示部を印刷するものは、樹脂キートップの裏面が平坦でなければならないこと、インクは樹脂キートップとの密着性を考慮して選定しなければならない。
透光性樹脂キートップの素材がポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂で、厚さが4mm以上の場合、および樹脂キートップの厚さが3mm程度であっても大きさが大小混在している場合等は、裏面に引けと呼ばれる窪みが生じ易く、樹脂キートップの裏面に表示部として見易い印刷層を形成することが困難であった。これを回避するために注入口の口径を大きくしたり、注入口の位置を適宜に設定したりしたが、照光式接点ゴムにおいてはデザインが重要であるため、引けの現象を回避する注入口を樹脂キートップの成形金型に設けることが非常に難しく、厚さが4mm以上の樹脂キートップ、または大きさが大小混在した樹脂キートップ等のポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂からなる透光性樹脂キートップは実現できなかった。また、ポリカーボネート樹脂は溶剤に溶け易いため表示部の形成に使用できるインクの素材が限定され、コスト高になっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題を解決し、透光性樹脂キートップの裏面の表示部が見易く、あらゆるデザインの樹脂キートップの形状も安いコストで実現できる照光式接点ゴムを提供するものである。
すなわち、裏面に表示部を有する透光性樹脂キートップと透光性シリコーンゴムが透光性接着剤により接着された照光式接点ゴムにおいて、透明接着剤層が透光性樹脂キートップの裏面と表示部の間に介在されている照光式接点ゴムである。
さらに、透光性樹脂キートップの樹脂が、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂からなる照光式接点ゴムである。
【0006】
さらに、その製造法は、離型シートの上に、透光性有色層を形成しその上に遮光性印刷層を形成して表示部とし、この表示部の上に液状の透明接着剤を塗布した後、この透明接着剤を介して透光性樹脂からなる樹脂キートップの裏面と前記表示部を接着し、その後離型シートを剥がし、裏面に表示部を有する透光性樹脂キートップとし、透光性接着剤を用いて該透光性樹脂キートップと透光性シリコーンゴムを接着する照光式接点ゴムの製造法である。
【0007】
本発明の透明接着剤層は、液状の透明接着剤の硬化によって形成される透明な層であって、用いられる液状の透明接着剤は、硬化後に透明である全ての接着剤が挙げられる。本発明の液状の透明接着剤は、光硬化型、熱硬化型等の透明接着剤が挙げられ、本発明の液状の透明接着剤の塗布方法は、治具ピン、ディスペンサー、スクリーン印刷、パッド印刷等の塗布方法が用いられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の代表的な構成は、図1に示すように、樹脂キートップ1の裏面に透明接着剤層2を介して遮光性印刷層3と透光性有色層4から構成される表示部5を有する透光性樹脂キートップ6と、透光性シリコーンゴム7が、透光性接着剤8により接着された照光式接点ゴムである。
透明接着剤層2が樹脂キートップ1の裏面と表示部5の間に介在しているため、樹脂キートップ1の裏面の中央部付近の窪みや遮光性印刷層と透光性有色層からなる表示部5の凹凸に影響されずに樹脂キートップ1と表示部5が密着し、表示部が樹脂キートップの表面側から見易くなる。
【0009】
本発明の製造法を図2を用いて説明する。
離型シート11の上に、透光性有色層12を形成し、その上に遮光性印刷層13を形成して表示部14とし、この表示部14の上に液状の透明接着剤15を塗布した後、透明接着剤15を介して透光性樹脂からなる樹脂キートップ16の裏面と前記表示部14を接着し、その後離型シート11を剥がし、裏面に表示部14を有する透光性樹脂キートップ17とし、該透光性樹脂キートップ17と透光性シリコーンゴム18を透光性接着剤19を用いて接着する照光式接点ゴムの製造法である。
【0010】
以下、実施例にてさらに詳しく説明する。
【実施例1】
フッ素系離型シートの所望の位置に、ウレタン系の白色、赤色、緑色等の透光性有色層を印刷し、その上に黒色の遮光性抜き文字印刷層を印刷して抜き文字照光タイプの表示部とし、この抜き文字照光タイプの表示部の上にウレタン系の紫外線硬化型の透明接着剤をディスペンサーで塗布した後、透明接着剤を介してポリカーボネート樹脂からなる厚さ4mmの樹脂キートップの裏面と前記抜き文字照光タイプの表示部を整合し、樹脂キートップの表面側から紫外線を照射して接着した。その後フッ素系離型シートを剥がし、裏面に抜き文字照光タイプの表示部を有するポリカーボネート樹脂キートップとし、シリコーン系の透光性接着剤を用いて該ポリカーボネート樹脂キートップと透光性シリコーンゴムを接着し照光式接点ゴムを得た。
ポリカーボネート樹脂からなる厚さ4mmの樹脂キートップの裏面に引け現象による窪みがあったが、得られた照光式接点ゴムを表面から見た場合、抜き文字照光タイプの文字部が変形せず、見易かった。
【0011】
【実施例2】
ポリエチレンテレフタレートフィルム製離型シートの所望の位置に、ウレタン系の白色の透光性有色層を印刷し、その上に黒色の文字印刷層を印刷して全面照光タイプの表示部とし、この全面照光タイプの表示部の上にエポキシ系の熱硬化型の透明接着剤をスクリーン印刷で塗布した後、透明接着剤を介してアクリル樹脂からなる厚さ4mmの樹脂キートップの裏面と前記全面照光タイプの表示部を整合し、恒温槽中で130℃で30分間の熱処理して接着した。その後ポリエチレンテレフタレートフィルム製離型シートを剥がし、裏面に全面照光タイプの表示部を有するアクリル樹脂キートップとし、シリコーン系の透光性接着剤を用いて該アクリル樹脂キートップと透光性シリコーンゴムを接着し照光式接点ゴムを得た。
【0012】
アクリル樹脂からなる厚さ4mmの樹脂キートップの裏面に引け現象による窪みがあったが、得られた照光式接点ゴムを表面から見た場合、全面照光タイプの文字部が変形せず、見易かった。
また、樹脂キートップの厚さが3mm程度であって大きさが大小混在している場合も同様の効果が得られた。
【0013】
【比較例1】
ポリカーボネート樹脂からなる厚さ4mmの樹脂キートップの裏面に、エステル系の黒色の遮光性抜き文字印刷層を印刷し、その上に白色、赤色、緑色等の透光性有色層を印刷して抜き文字照光タイプの表示部を形成した。さらにその上にプライマー層としてウレタン系の透光性印刷層を印刷し、表示部を有するポリカーボネート樹脂キートップを形成した。シリコーン系の透光性接着剤を用いて該ポリカーボネート樹脂キートップと透光性シリコーンゴムを接着し照光式接点ゴムを得た。
【0014】
ポリカーボネート樹脂からなる厚さ4mmの樹脂キートップの裏面に引け現象による窪みがあったため、白色、赤色、緑色等の透光性有色層が印刷されない樹脂キートップが生じた。また、抜き文字印刷層の印刷時に引け現象による窪みの部分のインクが流れてしまい所望の文字照光タイプの表示部が得られなかった。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、透光性樹脂キートップの裏面の表示部が見易く、ポリカーボネート樹脂又は アクリル樹脂からなる厚さが4mm以上の樹脂キートップ、もしくは大きさの大小混在する厚さが3mm程度の樹脂キートップも、安いコストで実現できる照光式接点ゴムを提供するものである。
本発明の構成によって、透明接着剤が透光性樹脂キートップの引け部分や表示部の凹凸部分を埋め、表示部が見易くなり、また、表示部のインクの素材に限定がなくなるため全てのインクが使用できることから、透光性シリコーンゴムと表示部を接着する透光性接着剤の選定や透光性シリコーンゴムの表面改質処理等の特殊な操作も必要なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図
【図2】本発明の実施例の断面図
【符号の説明】
1 樹脂キートップ
2 透明接着剤層
3 遮光性印刷層
4 透光性有色層
5 表示部
6 透光性樹脂キートップ
7 透光性シリコーンゴム
8 透光性接着剤
11 離型シート
12 透光性有色層
13 遮光性印刷層
14 表示部
15 透明接着剤
16 樹脂キートップ
17 ポリカーボネート樹脂キートップ
18 透光性シリコーンゴム
19 透光性接着剤

Claims (6)

  1. 裏面に表示部を有する透光性樹脂キートップと透光性シリコーンゴムベースが、
    透光性接着剤により接着された照光式接点ゴムにおいて、
    透光性樹脂キートップの裏面と表示部の間に液状樹脂を硬化させて形成した透明接着剤層が介在されており、
    前記透明接着剤層が、透光性樹脂キートップの裏面の窪みと表示部の表面の凹凸とを、埋めており、
    前記表示部が遮光性印刷層と透光性有色層とからなること
    を特徴とする照光式接点ゴム。
  2. 透光性樹脂キートップが、ポリカーボネート樹脂又はアクリル樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の照光式接点ゴム。
  3. 裏面に表示部を有する透光性樹脂キートップと透光性シリコーンゴムベースが、透光性接着剤により接着された照光式接点ゴムの製造法であって、
    離型シートの上に、透光性有色層を形成し、
    その上に遮光性印刷層を形成して表示部とし、
    該表示部の上に液状の透明接着剤を塗布した後、
    この透明接着剤が未硬化の状態で、透光性樹脂からなる樹脂キートップの裏面と前記表示部を整合してから、該透明接着剤を硬化することで接着し、
    その後離型シートを剥がし、裏面に表示部を有する透光性樹脂キートップとし、
    透光性接着剤を用いて透光性シリコーンゴムベースと接着すること
    を特徴とする照光式接点ゴムの製造法。
  4. 透明接着剤層が、透光性樹脂キートップの裏面の窪みと表示部の表面の凹凸とを、埋めていることを特徴とする請求項3に記載の照光式接点ゴムの製造法。
  5. 表示部が、遮光性印刷層と透光性有色層とからなることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の照光式接点ゴムの製造法。
  6. 透明性接着剤が、紫外線硬化型接着剤であって、樹脂キートップの裏面と表示部を整合した後に、前記キートップ側から紫外線を硬化させて接着することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の照光式接点ゴムの製造法。
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