JP2007079604A - 光学導波路内の高伝導埋込層 - Google Patents

光学導波路内の高伝導埋込層 Download PDF

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Abstract

【課題】キャリアを注入するための効率的な電流伝導経路を提供し、デバイスの作動帯域幅を強化し、電力消費を低減する。
【解決手段】二酸化シリコン層(304)と、埋込ケイ化物層(306)と、接点層(308)と、シリコン表面層(310)とをこの順に含む光学デバイス(300)。表面層(310)は選択的にエッチングされ露出リブ(312)が形成される。リブ(312)の上面はドープされそれに沿って細長い電極(314)が形成される。表面層(310)は、リブ(312)から離れた領域において接点層(308)まで選択的にエッチングされ、接点層(308)との電気的接続を行うためのバイアチャネル(316a、316b)が形成される。リブ(312)は放射線が伝播する導波路を形成する。電荷をリブ(312)内へ注して、放射線の大部分が伝播するリブ(312)の中心領域(324)に屈折率変化を誘起する。
【選択図】図4

Description

本発明は光学デバイス、特に、導波路(層)内を案内される放射線を変調するためのデバイスに関するが、これに限るわけではない。
先行技術においても各種の光学デバイスが知られている。それらはH.P.ザップの著書「半導体集積光学デバイスの紹介」(ISBN 0−89006−789−9、アーテクハウス出版社、1995年)に記載されている。放射線を変調するための光学デバイスは、外部の影響力により変更することのできる変調媒体の光学特性を利用することにより作動する。光学特性の1つに屈折率が含まれる。屈折率において誘起される変化は、媒体が複屈折性となる異方性であったり、等方性であったりする。屈折率を変調するには多くの技法が考えられる。それらの技法を以下に説明する。
屈折率の変化は、ある種の光学伝播材に外部から機械的力を加えることにより誘起することができる。これは光弾性効果と呼ばれる。熱的に誘起される屈折率の変化は熱光学効果と呼ばれる。
磁気的に誘起される複屈折性はファラデイ又は磁気光学効果と呼ばれるが、ある種の光学伝播材に磁界をかけた際にその中に生じる。材料内の磁束密度、材料のベルデ定数、材料の組成、材料内の放射線伝播経路長等の因子によって、複屈折性がどの程度生じるかが決まる。
屈折率の変化は、ある種の材料に電界をかけることによっても誘起することができる。これらの屈折率の変化は、カー効果及びポッケルス効果の両方により生じる。カー効果により生じる屈折率の変化は、材料のカー定数及びかけられた電界の二乗に比例する。ポッケルス効果の場合、屈折率変化はかけられた電界に比例する。ポッケルス効果は、対称軸のない結晶からなる結晶体材料でのみ観察される。
屈折率変化は、ある種の材料に自由電荷キャリアを導入することによって誘起することができる。このような変化は自由キャリア変調、又時にはプラズマ拡散効果と呼ばれる。自由キャリアは屈折率の実数部及び虚数部の両方を変更し、これにより、キャリアが存在する領域を通って伝播する光学的放射線に対し、光学的位相偏移及び光学的吸収を共に誘起する。
シリコンは中心に対して対称の結晶構造を有しており、それ故ポッケルス効果が現れることはないが、ただ高温ポーリングが行われている時には弱い効果が得られる。この弱い効果は式(1)の常数r(10-12mV-1)に対応し、この式は屈折率の変化Δnをシリコンの屈折率n0とかけられる電界Eの関数として表したものである。
Δn=(1/2)n0 3rE (1)
シリコンは非常に強い電界がかけられると弱いカー効果を呈し、例えば106-1mの電界がかけられると約10-4の屈折率変化が得られる。シリコン導波路に基づいて放射線を変調するための実用的光学デバイスを提供するためには、熱光学効果又はプラズマ拡散効果の何れかを利用しなければならない。シリコン導波路の熱光学効果に依存するデバイスの作動帯域幅は、導波路の比較的低速の熱力学によって制限され、実際数ワットに上る電力入力に対し数十キロヘルツの帯域幅が得られる。これに対し、シリコン導波路のプラズマ拡散効果に依存するデバイスの作動帯域幅は、光学的放射線が伝播する領域からの電荷キャリアの除去及びそこへの注入の速さによって制限され、それらのデバイスは実際数十メガヘルツの作動帯域幅を提供する。
一様な媒体内での光学的放射線の伝播は、式(2)により表されるが、時間により媒体内で空間的に変化する強さEの電界ベクトルを有する。
E∝eikx (2)
但し、kは光学的放射線の波数
xは媒体内の距離
iは−1の平方根である。
式(2)の波数kは、光学的放射線に関する自由空間波数k0と媒体の屈折率nの積で表され、式(3)のようになる。
Figure 2007079604
(3)
式(3)において、屈折率nは実数部nrと虚数部αで式(4)のように表される。
n=nr+iα (4)
これを用いれば電界強さEの大きさは式(5)で表される。
Figure 2007079604
(5)
媒体がシリコンの場合、自由キャリアをその中に注入すると、屈折率nの実数部nr、虚数部αがクラマース−クローニヒの関係式に従って共に変わり、これは式(6)及び(7)で表される。
Figure 2007079604
(6)
Figure 2007079604
(7)
但し、cは真空中の光の速度、
μeはシリコン中での電子移動度、
μhはシリコン中での正孔移動度、
ceはシリコン中での自由電子の有効質量、
chはシリコン中での自由正孔の有効質量、
qは電子上の電荷、
λは媒体中で伝播する放射線の波長、
eは媒体内の自由電子濃度、
hは媒体内の自由正孔濃度、
Δnrは実数部nrの変化、
Δαは虚数部αの変化、
ε0は自由空間の誘電率である。
シリコン中を伝播する波長1μmの光学的放射線に関していえば、電荷キャリアの注入により実数部nrに約10-4の変化が誘起される。これに伴う虚数部の変化の大きさのオーダーはこれより小さい。
先行技術による、シリコン導波路に基づいて放射線を変調するためのデバイスは通常プラズマ拡散効果を利用している。そのようなデバイスは、標準的シリコンマイクロ製作技法を使って作ったシリコンp−i−nダイオード構造を採用しており、例えばウェーハ基板上に層を成長させるためのエピタキシャル技法を使っている。この構造は、電子アクセプタドープのp領域、リブ形態の真性i領域、電子ドナードープのn領域から成る。光学的放射線は導波路として機能する真性i領域に閉じこめられる。電荷キャリアは、p領域にn領域より高い電位がかけられたときに、p及びn領域から真性i領域に注入される。キャリアは導波路の屈折率を変調する。
注入された電荷キャリアは、先行技術によるデバイス内を伝播する放射線に僅かな位相変化を誘起する。この位相変化は、少なくとも1つのデバイスをマッハ−ツェンダー干渉計に組み込むことにより振幅変化に変換される。
先行技術による光学デバイスの第1の例が米国特許第4,787,691号に記載されている。このデバイスは導波路内の案内される光を変調し、切り替えるように設計されている。これは、シリコン基板ベース、n+ドープインフラックスシリコン基板、低屈折率誘電体層、n型結晶性シリコン層、p+ドープシリコン層がこの順に並んで構成されている。低屈折率誘電体層はデバイス製作中にエッチングされ、デバイス中に誘電ストリップを形成する。n型層及びp+ドープ層はデバイス製作中にエッチングされ、p+電極をその頂点に持つ導波路を形成するが、この導波路と電極とは前記ストリップに沿って整列している。このストリップは放射線を導波路内に閉じこめるのを助ける。p+電極はデバイスの第1の電極を形成し、基板ベースはその第2の電極を形成する。第1及び第2の電極の間にかけられる電位差によってキャリアが導波路内に注入されることとなり、これが導波路の屈折率を変え、それに沿って伝播する放射線の特性を変える。
前記の米国特許第4,787,691号に記載されたデバイスは、基板ベース上に成長した層をエッチングすることを含むプロセスを使って製作される。それ故その構造はプロセスにより課された制限によって支配される。この制限の1つは、基板ベースが電極の1つに使用されるということである。その結果、基板ベース上に幾つかのデバイスを一緒に形成する際には、ベースが各デバイスに共通の第2の電極を形成するという第1の問題が生じる。これは、回路の構成に制限を加え、デバイスを制約する可能性がある。更に、ベース及びインフラックスシリコン基板は、アルミニウムのような金属よりは数オーダー低い伝導率を提供する。その結果、電力が、電荷注入が生じ有効な変調効果が得られる領域ではなく直列抵抗それ自身の中で消費されるので、デバイスの作動効率を低下させる電極直列抵抗という第2の問題が生じる。更に、デバイス内の電荷キャリアは、誘電ストリップが導波路の下に配置されているため、主に導波路の端の領域に注入される。しかし、放射線は主に導波路の中心領域を伝播するので、導波路の端の領域に注入された電荷キャリアは、導波路内の放射線を変調するのに特に効果的なわけではない。それ故、導波路内の放射線を望むだけ変調するために、必要以上に多い電荷キャリアが注入されることになる。その結果、導波路内の多すぎるキャリアの再結合に必要な時間の故に、必要以上に多いキャリアはデバイスの変調帯域幅を減じるという第3の問題が生じる。
先行技術による光学デバイスの第2の例が欧州特許EP0,121,401,A2号に記載されている。このデバイスは、基板、基板層、光学導波層、全てn型又は全てp型の何れかの化合物半導体結晶で形成されるバッファ層がこの順に並んで構成されている。各層は全て、基板の第1の側の上にエピタキシャル蒸着により形成される。リブ導波路が、バッファ層から、それらを選択的にエッチングすることによって形成される。バッファ層の1つはリブ導波層の頂上に第1の電極を提供し、基板の第2の側の上に蒸着された金属合金層は第2の電極を提供する。導波路に沿う放射線の伝播は第1及び第2電極にかけられた電位の差に応じて修正される。前記欧州特許に述べられたデバイスは、その製作方法からくる制限のために、最初の例のデバイスにも影響を与えた、前記第1及び第2の問題の影響を受ける。
先行技術による光学デバイスの第3の例が米国特許第4,093,345号に記載されている。このデバイスは、n型アルミニウムガリウム砒素の第1エピタキシャル層と、第1エピタキシャル層よりはアルミニウム対ガリウム比の低いn型アルミニウムガリウム砒素の第2エピタキシャル層と、第2エピタキシャル層のリブ部と接触している電極被覆材の層と、電極被覆層とオーム接触している金電極接点層と、基板とオーム接触している錫電極接点層とを支持するn型ガリウム砒素の単結晶基板を含んでいる。このデバイスは、金電極層及び錫接点層にかけられる変調電位がリブ部の屈折率を変えるように形成されていて、リブ部に沿って伝播する放射線を変調する。このデバイスは、エピタキシャル処理を使って製作されるので、デバイスの構造に制限が課せられる。この制限の結果、本デバイスは、前記第1及び第2の例に記載したデバイスに影響を及ぼす、前記第1及び第2の問題の影響を受ける。
米国特許第4,787,691号 欧州特許EP0,121,401 A2号 米国特許第4,093,345号
本発明の目的は、前記問題の少なくとも1つを緩和する代替光学デバイスを提供することである。
本発明によれば、放射線伝播のためのアクティブ領域と電荷キャリアを前記アクティブ領域に注入するための注入手段とを有し、前記注入手段が接合されたウェーハ対の2つのウェーハ要素の間に高伝導率の埋込層を含み、デバイスが埋込層とアクティブ領域の間に、アクティブ層内に電荷キャリアを集めるための集中手段を含んでいることを特徴とする光学デバイスが提供される。
本発明は、高伝導層が、先行技術による光学デバイスに比べ消費を少なくしてデバイスにバイアスをかけるための電気経路を提供するという利点を提供する。更に本発明は、本デバイスが、集中手段が放射線の伝播するアクティブ領域に電荷キャリアを集めるので、先行技術によるデバイスよりもより効率的に放射線を変調するという利点を提供する。
本デバイスは、ウェーハ対内で電気的に絶縁するための誘電絶縁層を含んでいてもよい。これは、例えば幾つかのデバイスがこの対上に一緒に作られる際に、デバイスがウェーハ要素から絶縁されるという利点を提供する。
アクティブ領域には、1018原子cm-3以下の濃度までのドーパント不純物を含んでいてもよい。これは、アクティブ領域が、放射線減衰が1dBcm-1以下であるような放射線のための伝播経路を提供できるという利点を提供する。
アクティブ領域は、注入手段により変調可能な屈折率を有する放射線導波手段を提供できる。これは、特に、アクティブ領域が中心に対して対称な結晶構造を有する材料からなる場合には、アクティブ領域内を伝播する放射線を変調するための便利なデバイス構成を提供する。
集中手段は、アクティブ領域の1方の側の上に配置された第1電極から成っていてもよく、デバイスは他方の側の上に配置された第2電極を含んでいる。これは、デバイス用の簡単な実用的構成であるという利点を提供する。
第1の実施例では、集中手段は、デバイスの部分の間を延びる絶縁層を通して飛び出している埋込層の領域であってもよい。これは、電荷キャリアをアクティブ領域に集中させ、それによりデバイスの有効性を増すのに特に効果的な構造である。
埋込層はポリシリコン層であってもよい。これは、従来型の半導体製作装置を使って容易に蒸着できるので、ポリシリコン層はこの層に使うに便利な材料であるという利点を提供する。
ポリシリコン層は1018から1019原子cm-3の範囲の濃度までのドーパント不純物を含んでいてもよい。ドーパント濃度をこの範囲とすれば、従来型の半導体製作プロセスを使って実現できるので利点がある。
第2の実施例では、集中手段は埋込層に対し異なる化学構成の高度にドープされた領域であってもよい。これは、集中手段が主に電荷キャリヤをアクティブ領域に注入するのに適合しており、埋込層が主に電気接続経路を集中手段に提供するのに適合しているという利点を提供する。
埋込層は金属ケイ化物層であってもよい。これは、ケイ化物層は1.5μΩm以下の抵抗係数を有しており、そのため先行技術と比べ集中手段への接続経路の抵抗が少なくなり、その結果デバイスの消費する作動エネルギーを低減することができるという利点を提供する。
埋込層はケイ化タングステン層であってもよい。これは、ケイ化タングステンはデバイスを製作するための次の処理工程を実行するのに必要な1000℃オーダーの高温に耐えるという利点を提供する。
埋込層はケイ化タンタル層、ケイ化コバルト層、ケイ化チタン層の何れかであってもよい。これは、主に埋込層を製作するために採用できる材料の範囲が広がるという利点を提供する。
集中手段と埋込層は、前者に伝導性を提供する同じドーパント不純物を共有していてもよい。これは、集中手段を選択的にドーピングし、デバイスの製作の間にドーパントの供給源とすることができるという利点を提供する。
本発明のもう1つの態様では、本発明のデバイスの作製法が以下の段階、即ち
(a)第1及び第2ウェーハ要素を設ける段階と、
(b)放射線伝播のために、電荷キャリアをアクティブデバイス領域に注入するための注入手段を形作るように構築された層を備えたウェーハ要素を設ける段階と、
(c)金属ケイ化物層又はポリシリコン層のどちらかを備えたウェーハ要素を設けて、注入手段を提供する段階と、
(d)ウェーハ要素を接合して、金属ケイ化物層又はポリシリコン層が埋め込まれているウェーハ対を形成する段階と、
(e)この対を処理して、アクティブデバイス領域を形作る段階と、
を含んでいる。
従来型の先行技法では、例えば、エピタキシャル技法を使ってウェーハ上に連続する層を蒸着して、デバイスを製作するのは現下では実現性がないが、本発明方法は、従来の技法では製作することのできないデバイスを製作するためのプロセスを提供するという利点を提供する。
本発明のもう1つの態様では、本発明によるデバイスは前記方法を使って製作される。
本発明を更に完全に理解いただくために、単に例としてであるが、以下の添付図面を参照しつつ実施例について説明する。
図1は、全体を1で示す、先行技術によるプラズマ拡散光学変調器デバイスの概略図である。これには、シリコン基板2、二酸化シリコン(SiO2)層3、シリコン表面層4がこの順に含まれている。シリコン基板2、二酸化シリコン層3、シリコン表面層4は平行で、積層され、一体化されている。表面層4は不純物濃度1016原子cm-3以下の低ドープシリコンである。
表面層4はデバイス1の製作過程でエッチバックされ、露出リブ6を形成する。図1にはリブ6の方向に沿う基準軸x−x’が示されている。リブ6はその上面に沿ってドープされ細長いp+電極8をその上面に形成する。表面層4の露出表面はドープされ、表面層4内に2つの細長いn+電極10a、10bを形成する。n+電極10a、10bはリブ6の各側に隣接しているが、リブ6に食い込んではいない。p+電極8、n+電極10a、10b、リブ6は全て互いに平行に整列している。二酸化シリコン層3と表面層4との間にインタフェース12が形成されている。
電極8、10a、10bは1018から1019原子cm-3の範囲の濃度に不純物でドープされる。n+電極10a、10bはリンでドープされ、p+電極8はボロンでドープされる。
電極8、10a、10bの長さは、リブ6に平行な基準軸x−x’に沿う方向に2.5mmである。リブ6の幅は、軸x−x’に直角で表面層4に平行な方向に4μmである。リブ6の高さはインタフェース12から直角方向に6.5μmである。表面層4の厚さは、リブ6から離れた部分では、インタフェース12から直角方向に3.3μmである。電極10a、10bの幅は、軸x−x’に直角で表面層4に平行な方向に各々5μmである。その深さは、表面層4の露出表面に直角な方向に0.5μmである。
以下、図1を参照しながら先行技術による光学変調器デバイス1の作動を説明する。リブ6は、1.3μmから1.5μmの範囲の波長の光学的放射線、特に、光学通信システムでよく使用される1.3μm及び1.5μmの波長の放射線が1dBcm-1以下の低ロスで伝播する単一モード光学導波路(層)を形成する。放射線は、リブ6、二酸化シリコン層3、光学変調器デバイス1を取り巻く空気又は被覆フィルム(図示せず)のような低誘電定数媒体の屈折率が異なることにより導波路内に閉じこめられる。
電極8、10a、10b及びリブ6はp−i−nダイオードを形成する。p+電極8をn+電極10a、10bより高い電位にバイアスするために電位差をかけると、p−i−nダイオードは順方向バイアス状態となり、電荷キャリアは導波路内に注入される。電極8、10a、10bは、電位差があるとリブ6の中心領域16より端部領域14a、14bに集中する電界を生成するように構成されている。その結果、電極8、10a、10bから注入された電荷キャリアは原理的に端部領域14a、14bに集中する。そうすると、中心領域16に比較し端部領域14a、14bにおいて、プラズマ拡散効果によりより大きな屈折率変化が生じる。導波路内での光学的放射線の伝播は主に中心領域16に閉じこめられているので、端部領域14a、14bにある注入されたキャリアからは弱い影響を受けるのみである。
リブ6内に注入された電荷キャリアはその中で屈折率変化を引き起こし、それによりリブに沿う光学的放射線伝播の位相変調を誘起する。この位相変調は、マッハ−ツェンダー干渉計(図示せず)の1つのアームに変調器デバイス1を組み込むことにより、光学的放射線の振幅変調に変換される。
変調器デバイス1の代替例が先行技術内に見いだされる。代替例では、n+電極10a、10bが含まれていない。替わりに、基板2がリンドナー不純物で1018から1019原子cm-3の濃度にドープされ、基板2から二酸化シリコン層3経由で表面層4までの電気的接続がリブ6から離れて設けられている。この代替例では、基板2がp−i−nダイオードの第1電極を提供し、p+電極8がダイオードの第2電極を提供する。この代替例では、p+電極8に基板2よりも高い電位のバイアスをかけると、電荷キャリアがリブ6内に注入され、その結果それに沿って変調放射線伝播が行われることになる。
図1に示す、或いは前記代替例での変調器デバイス1に生じる問題は、そこに形成されるp−i−nダイオードが比較的高い直列抵抗を有するということであり、例えば、リブ6及びそのp+電極8の長さが約1mmのときダイオードの直列抵抗は1kΩとなる。基板2又は電極10a、10bとp+電極8との間のキャパシタンスは直列抵抗と組み合わせられて、電位変調帯域幅の制限因子となる。
変調器デバイス1及び代替例に生じるもう1つの問題は、電力が直列抵抗に消費されるということである。この問題の例として、リブ6とそのp+電極の長さが1mmでp+電極8とn+電極10a、10bとの間に流れる電流が10mAであるときに、変調器デバイス1がリブ6に沿う放射線伝播に使用できる変調効果を提供する場合があるが、この場合、直列抵抗が1kΩ時に電力消費は114mWとなり、約1.4ボルトの電位がp−i−nダイオードを順方向にバイアスするためにかけられているときにp−i−nダイオードが例え伝導するとしても、11.4ボルトの電圧をp+電極8とn+電極10a、10b又は基板2との間にかける必要がある。このようにこの例では、変調効果を達成するためには導波路6内で14mWの電力消費が生じ、直列抵抗内で100mWの電力消費が起こる。
変調器デバイス1及び代替例は、シリコン基板上へのエピタキシャル層蒸着を使って作成される。デバイス1及び代替例を製作するのに適した層の厚さ、即ち約0.3μmに対し、シート抵抗が平方当たり10Ω以下の大きさのオーダーのドープされた半導体層を蒸着するのは現時点では実現性がない。このように、現時点では、直列抵抗を大幅に低減し、それによりデバイス1及びその代替例内の電力消費を少なくすることは不可能である。
図2は、全体を100で示す光学デバイスであり、二酸化シリコン層102、n+ドープシリコン埋込接点層104、シリコン表面層106がこの順に並んで構成されている。層102、104、106平行で、積層され、一体化されている。
表面層106はエッチングされて露出リブ108を形成する。図2には、リブ108に沿う方向に向いた基準軸k−k’が示されている。リブ108の上面はドープされ細長いp+電極110を形成する。電極110とリブ108は互いに平行に整列している。表面層106はリブ108から離れた領域が選択的にエッチングされ、埋込接点層104に電気的接続を行うための2つのバイアチャネル112a、112bが形成される。電気的接続はドープされたポリシリコン又は金属トラック(図示せず)をチャネル112a、112bに蒸着することによって行われる。
p+電極110は、1018から1019原子cm-3の範囲の不純物濃度にボロンでドープされている。リブ108は、軸k−k’に直角で表面層106に平行な方向の幅が4μmである。又、埋込接点層104から垂直方向の高さが6.5μmである。表面層106の厚さは、リブ108から離れた領域で、埋込接点層104から垂直方向に3.3μmである。接点層104の厚さは0.1μmで、1018から1019原子cm-3の範囲の濃度に電子ドナー不純物でドープされている。二酸化シリコン層102は、リブ108に沿う光学的放射線の漏洩ロスを低減するため少なくとも1μmの厚さがある。
デバイス100の作動について以下に説明する。リブ108は、1.3μmから1.5μmの範囲の波長の光学的放射線、特に、光学通信システムでよく使用される1.3μm及び1.5μmの波長の放射線が伝播する光学導波路を形成する。放射線は、リブ108、埋込接点層104、二酸化シリコン層102、デバイス100を取り巻く低誘電定数媒体の間の屈折率が異なることにより導波路内に閉じこめられる。
p+電極110を埋込接点層104より高い電位にバイアスするために電位差をかけると、電荷キャリアは優先的にリブ108の中心領域114内に注入される。これにより電荷分布は、リブ108の端部領域116に比べ、光学的放射線の大部分が閉じこめられている中心領域114でキャリアの密度が高くなるように生成される。これにより、導波路内に注入されたキャリアは、図1の先行技術による変調器デバイス1に比べ、放射線を効率的に変調する。デバイス100では、放射されたキャリアは導波路内で放射線の位相変調を誘起する。この位相変調は、先行技術による変調器デバイス1と同じ方法で、デバイス100をマッハ−ツェンダー干渉計(図示せず)の1つのアームに挿入することにより、振幅変調に変換される。
図3は本発明の代替光学デバイス200を示す。埋込ケイ化タングステン(WSi2)層202が二酸化シリコン層102と埋込接点層104の間に含まれ、層104がチャネル112a、112b及びリブ108に近い領域204で選択的にドープされることを除いては、図2のデバイス100と同じである。ケイ化物層202の厚さは100nmである。
ケイ化タングステン層202は埋込接点層104よりも大きな伝導率を有している。これは光学的放射線を効率的に反射し、放射線をリブ108内により効果的に閉じこめる働きをする。更に、ケイ化物層202も、接点層104のあらゆる領域へより低い抵抗で接続できるようにし、これによりデバイス200の高周波変調性能を強化している。埋込層104の領域204は、ドーパントをケイ化物層202内へ選択的に注入し、続いて、後に述べるウェーハ接合後に、接点層104内へドーパントを拡散することにより形成される。
図4は、全体を300で示す、本発明による光学デバイスであり、シリコン基板302、二酸化シリコン層304、埋込ケイ化タングステン層(WSi2)306、n+ドープシリコン埋込接点層308、シリコン表面層310をこの順に配置して構成されている。層302から310は平行であり、積層され、一体化されている。
表面層310はエッチングされ、露出リブ312を形成する。図4には、リブ312に沿う方向に向いた基準軸m−m’が示されている。リブ312の上面はドープされ、細長いn+電極314を形成する。電極314とリブ312とは互いに平行に整列している。表面層310はリブ312から離れた領域で選択的にエッチングされ、埋込接点層308との電気的接続を行うための2つのバイアチャネル316a、316bを形成する。電気的接続はドープされたポリシリコン又は金属トラック(図示せず)をチャネル316a、316bに蒸着することによって行われる。層308は、チャネル316a、316bに近い領域320a、320c及びリブ312に近い領域320bで選択的にドープされ、結果的に領域320a、320b、320cの間に低ドープ領域322を形成する。ケイ化層306の厚さは100nmから250nmの範囲にある。
p+電極314は1018から1019原子cm-3の範囲の不純物濃度にボロンでドープされる。リブ312の幅は、軸m−m’に直角で表面層310に平行な方向に4μmである。その高さは、埋込接点層308から垂直方向に6.5μmである。表面層310の厚さは、リブ312から離れた領域で埋込接点層308に直角方向に3.3μmである。接点層308の厚さは0.1μmであり、1018から1019原子cm-3の範囲の濃度に電子ドナー不純物でドープされる。二酸化シリコン層304は、リブ312からの光学的放射線の漏洩ロスを低減するため少なくとも1μmの厚さを有する。
デバイス300の作動について以下に説明する。リブ312は、1.3μmから1.5μmの範囲の波長の光学的放射線、特に、光学通信システムでよく使用される1.3μm及び1.5μmの波長の放射線が伝播する光学導波路を形成する。放射線は、リブ312、埋込接点層308、ケイ化物層308、二酸化シリコン層304、デバイス300を取り巻く低誘電定数媒体の間の屈折率が異なることにより導波路内に閉じこめられる。
p+電極314を埋込接点層308より高い電位にバイアスするために電位差をかけると、電荷キャリアは主にリブ312の中心領域324内に注入される。これにより電荷分布は、リブ312の端部領域326に比べ、光学的放射線の大部分が閉じこめられている中心領域324でキャリアの密度が高くなるように生成される。これにより、導波路内に注入されたキャリアは、図1の先行技術による変調器デバイス1に比べ放射線を効率的に変調する。デバイス300では、放射されたキャリアは導波路内で放射線の位相変調を誘起する。この位相変調は、先行技術による変調器デバイス1と同じ方法で、デバイス300をマッハ−ツェンダー干渉計(図示せず)の1つのアームに挿入することにより、振幅変調に変換される。
ケイ化タングステン層306は埋込接点層308よりも大きな伝導率を有している。これは光学的放射線を効率的に反射し、放射線をリブ312内により効果的に閉じこめる働きをする。更に、ケイ化物層306も、接点層308のあらゆる領域へより低い抵抗で接続できるようにし、これによりデバイス300の高周波変調性能を強化し、その中での電力の消費を低減する。デバイス300の直列抵抗は、同等サイズの先行技術によるデバイスと比較してオーダーの大きさで低減される。
埋込接点層308の領域320a、320b、320cはドーパントをケイ化物層306内へ選択的に注入し、続いて、後に述べるウェーハ接合後に、埋込接点層308内へドーパントを拡散することにより形成される。
領域320a、320b、320cを選択的にドーピングすることにより、バイアチャネル316a、316bを通って流れる電流が主にケイ化物層306内へと進路を変えられ、領域320bからの電荷注入が主にリブ312の中心領域324へと行われ、それによりデバイス300の変調効率が改善されるという利点が提供される。層306は1.5μΩm以下の抵抗定数、即ち、層306の厚さが200nmであるときに平方当たり7.5Ω以下のシート抵抗を有する。成分WSi2.7を有するシリコン濃縮ケイ化タングステンフィルムは、200nmフィルム厚さに対し平方当たり約2Ωのシート抵抗に匹敵する約0.4μΩmの抵抗定数を有することが実験的に特徴付けられ確認されている。
デバイス300の簡素化バージョンでは、領域320a、320b、320cに対し選択的ドーピングは適用されていない。その代わり、接点層308が実質的に均等にドープされている。ケイ化タングステンを使って層306を製作するのに代えて、ケイ化チタン、ケイ化タンタル、ケイ化コバルトの内の少なくとも1つを使用することができる。
二酸化シリコン層304はシリコン基板302をケイ化物層306から電気的に絶縁する。これは、リブ312を基板302から絶縁し、電荷キャリアをリブ312内へ注入するためにかけられる電位が、先に述べた先行技術によるデバイスの場合のように基板302の電位により制限されることはないという利点を提供する。
本発明によるもう1つの光学デバイスを図5に400で表示する。これは、ポリシリコンn+リンドープ伝導層402、二酸化シリコン絶縁埋込層404、シリコン表面層406をこの順に配置し構成されている。表面層406は1016原子cm-3以下の不純物濃度を持つ低ドープシリコンである。これはエッチバックされて、露出リブ408を形成する。図5には、リブ408に沿う方向に向いた基準軸n−n’が示されている。リブ408の上面はボロン不純物でドープされ、細長いp+電極410を形成する。リブ408とp+電極410とは互いに平行に整列している。リブ408の中心領域411はp+電極410の下に位置している。バイアチャネル412a、412bはリブ408から離れており、表面層406、埋込層404を貫通して伝導層402までエッチングされ、伝導層402と電気的接続を行えるようになっている。伝導層402との電気的接続はドープされたポリシリコン又は金属トラックをバイアチャネル412a、412bに蒸着することによって行われる。細長いn+ドープ電極領域414は、絶縁埋込層404を貫き、表面層406に0.5μmだけ食い込むように選択的にエッチングして、チャネルを形成し、層402のドープされたポリシリコンを蒸着することにより形成される。電極領域414は軸n−n’に沿って整列し、p+電極410に対し中心領域411の反対側に配置されている。リブ408は、1.3μmから1.5μmの範囲の波長の光学的放射線、特に、光学通信システムでよく使われる波長が1.3μm及び1.5μmの放射線を閉じこめるためのモノモード導波路である。
伝導層402及びp+電極410は1018から1019原子cm-3の範囲の濃度に不純物でドープされる。リブ408の大きさは図3に示すリブ108と同じである。表面層406の厚さはリブ408から離れた領域で3.3μmである。
p+電極410を電極領域414より高い電位にバイアスするために電位差をかけると、電荷キャリアは中心領域411内に注入される。電極領域414は、注入された電荷キャリアが主に領域411に確実に閉じこめられ、それによってそこの屈折率を効率的に変調するように、横に面取りされている。この閉じこめ効果によって、p+電極410と電極領域414の間の電極間容量は、デバイス400の場合、リブ6の屈折率を同じだけ変化させる際の変調器デバイス1の電極間容量と比べて少ない。この比較的小さな電極間容量は、図5のデバイス400に関する作動帯域幅を強化する働きをする。
本発明によるもう1つの光学デバイスを図6に500で示す。これは、シリコン基板502、第1二酸化シリコン絶縁埋込層504、ポリシリコンn+リンドープ伝導層506、第2二酸化シリコン絶縁埋込層508、シリコン表面層510をこの順に並べて構成されている。表面層510は、1016原子cm-3以下の不純物濃度の低ドープシリコンである。表面層510はエッチバックされて露出リブ512を形成する。図6には、リブ512に沿う方向に向いた基準軸p−p’が示されている。リブ512の上面はボロン不純物でドープされ、それに沿って細長いp+電極514を形成する。リブ512とp+電極514とは互いに平行に整列している。リブ512の中心領域516はp+電極514の下に位置している。バイアチャネル518a、518bはリブ512から離れており、表面層510、第2埋込層508を貫通して伝導層506までエッチングされ、伝導層506と電気的接続を行えるようになっている。伝導層506との電気的接続はドープされたポリシリコン又は金属トラック(図示せず)をバイアチャネル518a、518bに蒸着することによって行われる。細長いn+ドープ電極領域520は、第2絶縁埋込層508を貫いて選択的にエッチングして、チャネルを形成し、層506のドープされたポリシリコンを蒸着することにより形成される。電極領域520は軸p−p’に沿って整列し、p+電極514に対し中心領域516の反対側に配置されている。リブ512は1.3μmから1.5μmの範囲の波長の光学的放射線、特に、光学通信システムでよく使われる波長が1.3μm及び1.5μmの放射線を閉じこめるためのモノモード導波路である。
伝導層506及びp+電極514は1018から1019原子cm-3の範囲の濃度に不純物原子でドープされる。リブ512の大きさは図2に示すリブ108と同じである。表面層510の厚さはリブ512から離れた領域で3.3μmである。
p+電極514を電極領域520より高い電位にバイアスするために電位差をかけると、電荷キャリアは中心領域516内に注入される。電極領域520は、注入された電荷キャリアが主に領域516に確実に閉じこめられ、それによってそこの屈折率を効率的に変調するように、横に面取りされている。この閉じこめ効果によって、p+電極514と電極領域520の間の電極間容量は、デバイス500の場合、リブ6の屈折率を同じだけ変化させる際の変調器デバイス1の電極間容量と比べて少ない。この比較的小さな電極間容量は、図6のデバイス500に関する作動帯域幅を強化する働きをする。
図7に、デバイス100を製作するためのマイクロ製作プロセスの概略の過程を示す。1016原子cm-3以下の濃度までのドーパント不純物を含む研磨された低ドープシリコンウェーハ600が、イオン注入に曝され、その片面上に高n+ドープ層602が形成される。層602は1018から1019原子cm-3の範囲の濃度のドーパント不純物を含む。第2の研磨された低ドープシリコンウェーハ604が熱酸化され、その片面上に厚い二酸化シリコン表面層606が形成される。層608、610はそれぞれウェーハ600、604の低ドープシリコン領域に対応する。層602、606は、互いに溶融して612で示すウェーハ対を形成するように、高湿の酸素及び窒素の雰囲気下1100℃の高温で互いに熱的に接合される。この雰囲気は、酸素、水素、窒素を混合し、高温で自然に反応させ、蒸気と酸素と窒素との混合ガスを形成させて作る。次に、ウェーハ対612は研磨され614で示す薄いウェーハ対を形成するが、その際、層608は研磨されて点線616で示す部分が除去され薄い層615となる。次に、ウェーハ対614はイオン注入に曝され、1018から1019原子cm-3の範囲の濃度の不純物を含む高ドープp+表面層620を形成し、これにより618で示すウェーハ対が製作される。
次に、標準マイクロ製作リソグラフィー及びドライエッチング処理により層615、620がエッチングされ、622で示すウェーハ対にリブ624が形成される。点線625はリブ624を形成する際に除去される材料の量を示す。次に、標準リソグラフィー及びドライエッチング処理によりバイアチャネル628a、628bが形成され、これにより626で示すウェーハ対が製作される。完成した光学デバイスを提供するまでに残っている、ウェーハ対626に対する更なる処理過程(図示せず)としては、n+ドープ層602及びp+表面層620に対する電気的接続のための金属トラック蒸着がある。
図3のデバイス200の製作法は、ウェーハを接合してウェーハ対とする前にケイ化タングステン層202を蒸着することを除いて、図2のデバイス100と同じである。
図7に概略示しているプロセスは、「絶縁体上でシリコンを結合しエッチバックする方法」(BESOI)として知られている。これは、先行技術では、放射線を変調するための光学デバイスの製作には使用されていなかった。
図8に、デバイス200、300を製造するためのマイクロ製作プロセスの工程の概略を示す。
デバイス200、300を製造するには、1015原子cm-3以下の濃度までのドーパント不純物を含む2つの研磨された低ドープシリコンウェーハ、即ち第1ウェーハ700と第2ウェーハ702が必要である。第2ウェーハ702はイオン注入に曝され、その片面上に高n+ドープ層706が形成される。層706は1018から1019原子cm-3の範囲の濃度のドーパント不純物を含む。これにより、ウェーハ702は層706とこれに隣接する低ドープ層704とで構成されることとなる。次に、ケイ化タングステン層708が化学蒸着によりn+ドープ層706上に形成される。次に、二酸化シリコン表面層710が化学蒸着によりケイ化タングステン層708上に形成される。
次に、第1ウェーハ700と表面層710は、互いに溶融し712で示すウェーハ対を形成するように、高湿の酸素と窒素の雰囲気下、1100℃の高温で60分間両者を接触保持することにより互いに熱接合される。この雰囲気は、酸素、水素、窒素ガスを混合し、高温で自然に反応させ、蒸気と酸素と窒素との混合ガスを形成させて作る。次に、ウェーハ対712は研磨され714で示す薄いウェーハ対を形成するが、その際、第1ウェーハ700は研磨されて点線716で示す部分が除去され薄い層715となる。次に、ウェーハ対714はイオン注入に曝され、1018から1019原子cm-3の範囲の濃度の不純物を含む高ドープp+表面層720を形成し、これにより718で示すウェーハ対が製作される。次に、標準マイクロ製作リソグラフィー及びドライエッチング処理により層715、720がエッチングされ、722で示すウェーハ対にリブ724が形成される。点線725はリブ724を形成する際に除去される材料の量を示す。次に、標準リソグラフィー及びドライエッチング処理によりバイアチャネル728a、728bが形成され、これにより726で示すウェーハ対が製作される。完成した光学デバイスを提供するまでに残っているウェーハ対726に対する更なる処理過程(図示せず)としては、n+ドープ層706及びp+表面層720に対する電気的接続のための金属トラック蒸着がある。
バイアチャネル728a、728bの位置及びリブ724の下にある領域730には、伝導性を増すための強化ドーピングが施されており、これはデバイス200の領域204及びデバイス300の領域320a、320b、320cに相当する。これらの領域730は、
(i)第2ウェーハ702上に形成する際に、n+ドープ層706を選択的に補足ドーピングすること、及び
(ii)ケイ化タングステン層708をドーパントで選択的にドーピングし、次にドーパントをn+ドープ層706内に拡散させ選択的にドープすること、
の内の少なくとも1つによって形成される。
図8に概略示しているプロセスは、「絶縁体上でシリコンを結合しエッチバックする方法」(BESOI)として知られている。先行技術からは、ケイ化物層とシリコン層の間に形成される接合には高い応力が生じているため、埋込ケイ化物層を採用している光学デバイスが高い信頼性で機能するのは期待できない或いは製作することさえできないということが知られている。応力に起因する接合されたケイ化物層の層剥離に関しては、S.P.マラーカ著「VLSIアプリケーションのためのケイ化物」(アカデミック出版、1983年、ISBN0−12−511220−3)の50−59ページに詳しく述べてある。それ故、先行技術では、光学デバイスを製作するのに埋込ケイ化物層は使用されなかった。図3、4に示すデバイス200、300の製作の間に、ケイ化タングステン層708とn+ドープ層706及び二酸化シリコン層710との接合は、ケイ化物層708の化学量論的構成をシリコンが多くなるように調整することにより強化されることが分かった。更に、ケイ化物層708とn+ドープ層706及び二酸化シリコン層710との間の接合応力は、ケイ化物層708の領域を選択的にエッチングする、即ち、その上に二酸化シリコン層710を形成する前にパターン化することにより低減できることが分かった。このようなパターン化には、ケイ化物層708が例えばイオンミルを使って選択的にエッチング又は腐食により取り除かれる、通常の間隔を開けた絶縁溝又は孔、即ち空間が含まれる。替わりに、ケイ化物層708を、ケイ化物の絶縁された島として含まれるようにパターン化してもよい。
図9に、図5に示すデバイス400を製作するためのマイクロ製作プロセスの概略の過程を示す。1016原子cm-3以下の濃度のドーパント不純物を含む低ドープシリコンウェーハ850が、リンドーパント注入に曝され、その上に注入n+表面層854を含む、852で表されるウェーハを形成する。層854は1018から1019原子cm-3の範囲の濃度までのドーパントを含む。低ドープシリコンウェーハ856は酸化され、その上に厚さ1μmの表面二酸化シリコン層858を形成する。標準マイクロ製作リソグラフィー及びドライエッチング法を使って、チャネル860が二酸化シリコン層858中にエッチングされる。次に、ドープされたポリシリコンn+層862が二酸化シリコン層858の上とチャネル860の中に蒸着される。次に、層862の露出外表面が平坦に研磨され864で示すウェーハを形成する。ウェーハ852と864は、表面層854がポリシリコンn+層862と接触するように突き合わされ、高湿の酸素及び窒素の雰囲気下、1100℃の高温で熱接合されて、866で示すウェーハ対を形成する。この雰囲気は酸素、水素、窒素ガスを混合し、高温で自然に反応させ、蒸気と酸素と窒素との混合ガスを形成させて作る。
ウェーハ対866は研磨され、中に含まれているウェーハ856を薄くして層868を形成するが、点線870は872で示すウェーハ対を形成するために研磨により除去される材料の量を示す。ウェーハ対872の層868はボロン不純物注入に曝され、ドープされたp+表面層874を形成し、876で示すウェーハ対が作られる。層868はボロン不純物で1018から1019原子cm-3の範囲の濃度までドープされる。標準リソグラフィー及びドライエッチング技法により、表面層874及び層868がリブ880を形成する領域を除いて点線878で示すようにエッチバックされ、882で示すウェーハ対が作られる。次に2つの接続用バイアチャネル884a、884bが輪郭を形成し、層858、868を貫いてエッチングされ、886で示すウェーハ対が製作される。完成した光学デバイスを提供するまでに残っている、ウェーハ対886に対する更なる処理過程(図示せず)としては、n+層862及びp+表面層874に対する電気的接続のための金属トラック蒸着がある。
図10に、デバイス500を製作するためのマイクロ製作プロセスの概略の過程を示す。1016原子cm-3以下の濃度のドーパント不純物を含む2つの低ドープシリコンウェーハ、即ち、第1ウェーハ950及び第2ウェーハ952が酸化され、各々その上に厚さ1μmの二酸化シリコン表面層954、956が形成され、各々958、959で示されるウェーハとなる。次に、標準マイクロ製作リソグラフィー及びドライエッチング技法を使って、チャネル960が二酸化シリコン層956中にエッチングされる。次に、ドープされたポリシリコンn+層962が二酸化シリコン層956の上とチャネル960の中に蒸着される。次に、層962の露出外表面が平坦に研磨され964で示すウェーハとなる。ウェーハ958と964は、表面層954がポリシリコンn+層962と接触するように突き合わされて接触したままに保持され、高湿の酸素及び窒素の雰囲気下、1100℃の高温に60分間保ち熱接合されて、966で示すウェーハ対が形成される。この雰囲気は酸素、水素、窒素ガスを混合し、高温で自然に反応させ、蒸気と酸素と窒素との混合ガスを形成させて作る。
ウェーハ対966は研磨され、中に含まれているウェーハ956を薄くして層968を形成するが、点線970は972で示すウェーハ対を形成するために研磨により除去される材料の量を示す。ウェーハ対972の層968はボロン不純物注入に曝され、ドープされたp+表面層974を形成し、976で示すウェーハ対が作られる。層968はボロン不純物で1018から1019原子cm-3の範囲の濃度までドープされる。標準リソグラフィー及びドライエッチング技法により、表面層974及び層968がリブ980を形成する領域を除いて点線978で示すように選択的にエッチバックされ、982で示すウェーハ対が作られる。次に、2つの接続用バイアチャネル984a、984bが輪郭を形成し、層958、968を貫いてエッチングされ、986で示すウェーハ対が製作される。完成した光学デバイスを提供するまでに残っている、ウェーハ対986に対する更なる処理過程(図示せず)としては、n+層962及びp+表面層974に対する電気的接続のための金属トラック蒸着がある。
図10では、ドープされたポリシリコンn+層962と二酸化シリコン表面層954の間に接合インタフェースが設けられている。デバイス500を製作するための代替マイクロ製作プロセスでは、表面層954は第1ウェーハ950上ではなくn+層962の上に蒸着され、接合インタフェースは表面層954と第1ウェーハ950の間に設けられる。
図3から6に示すデバイス200、300、400、500をエピタキシャル技法を使用して製作するのは実現性がない。ケイ化タングステン層202、306、ポリシリコン層402、506、二酸化シリコン層304、504は単結晶ではない。その結果必然的に、前記各層202、304、306、402、504、506の上にエピタキシャルに成長した層は何れも単結晶ではない。このように、現在の層何れに関しても、リブ108、314、408、512を製作するに適した単結晶層をその上にエピタキシャルに成長させるのは実現性がない。それ故、図7から10に示したプロセスは、デバイス200、300、400、500を製作するための基本である。
次に図2から6に関してであるが、リブ108、312、408、512は、再結合による電荷キャリアの迅速な除去を確実にしてデバイスの作動帯域幅を広げるために、金ドープしてもよい。金ドーピングの替わりに、リブ108、312、408、512内での電荷キャリア再結合を、再結合サイトとして機能する格子欠陥をリブ内に形成することによって増やしてもよい。このような欠陥は、リブ108、312、408、512を高出力レーザー、電子、又は水素イオンビームに曝すことにより導入することができる。替わりに、リブ108、312、408、512を、この欠陥を導入するために強力な中性子ビームに曝してもよい。
図2から6では、ドーパントタイプを取り代えてもよく、即ち、n+ドープ領域、p+ドープ領域を各々p+ドープ領域、n+ドープ領域として本発明による代替光学デバイスを作ってもよい。こうしても、リブ108、312、408、512へ電荷キャリアを注入するのに必要な電位の極性を逆にすることを除いては、作動モードに影響を与えない。ウェーハの熱接合温度を1100℃と説明したが、800℃から1200℃の範囲で満足できる熱接合が得られるであろう。先に述べた高湿の酸素及び窒素雰囲気は接合強度を増すが、ウェーハ間の熱接合を行うのに必須のものではない。接合は、例えばウェーハ上に電子回路を集積するのに必要な段階等、高温処理の段階に更に耐えることができるだけ強ければそれで十分である。デバイスを製作するには、熱接合に代えて例えば溶融接合など、他の接合方法を使用してもよい。
電子回路はデバイス100、200、300、400、500とモノリシックに一体化することができる。これらの回路は、例えば、緩衝増幅器と論理ゲートから成る。回路は、リブ108、312、408、512、624、724、880、980の形成後に製作してもよい。替わりに、リブ108、312、408、512、624、724、880、980の形成前に回路を作り、例えば、スパッタリング、プラズマエッチング、又は湿式化学エッチングのような処理により後で除去できる抵抗層又は金属マスキング層により、リブ自体がエッチング中に保護されるのと同じ方法でエッチングから保護するようにしてもよい。
リブ108、312、408、512、624、724、880、980は1016原子cm-3以下の濃度までのドーパント不純物を含んでいるが、濃度は1016原子cm-3以上としてもよく、その場合、デバイス100、200、300、400、500内での放射線吸収が対応して増えることになる。
図2から6に示す光学デバイス100、200、300、400、500はシリコン半導体技術に基づいているが、代りにIII−V族半導体材料のウェーハ接合技法を使って製作してもよい。
図7から10には単一の光学デバイスの製作を示したが、多くのデバイスを同時にウェーハ600、604、700、702、850、856、950、952上に作成してもよい。こうして製作された、ウェーハの要素600、604、700、702、850、858、950、952から成るデバイスを、ウェーハ対626、726、886、986をダイシングし即ち鋸引きして互いに切り離してもよい。替わりに、デバイス100、200、300、400、500の列をウェーハ対上に作ってフェーズドアレイデバイスを作ってもよい。
デバイス100、200、300、400、500は放射線の変調に適するようにしているが、例えば金属ケイ化物層のような高伝導埋込層を例えば高出力固体レーザーのような他のタイプの半導体光学デバイスに使用して、デバイスにバイアスをかけ直列抵抗の少ない電気経路を提供するのも実現性がある。
先行技術によるプラズマ拡散光学変調器デバイスの概略斜視図である。 埋込伝導層を含む光学変調器デバイスの斜視図である。 埋込ケイ化タングステン層を含む図2に示すような本発明による光学デバイスの斜視図である。 シリコン基板を含む図3に示すような本発明による光学デバイスの斜視図である。 ポリシリコンn+ドープ伝導層とそれに付随する長く延びたn+ドープ電極領域とを含む本発明による光学デバイスの斜視図である。 二酸化シリコン埋込層及びシリコン基板を含む図5に示すような本発明による光学デバイスの斜視図である。 図2の光学デバイスを製造するためのマイクロ製作の過程を示す。 図3及び4の光学デバイスを製造するためのマイクロ製作の過程を示す。 図5の光学デバイスを製造するためのマイクロ製作の過程を示す。 図6の光学デバイスを製造するためのマイクロ製作の過程を示す。
符号の説明
100 光学デバイス
102 二酸化シリコン層
104 n+ドープシリコン埋込接点層
106 シリコン表面層
108 露出リブ
110 p+電極
112a、112b バイアチャネル
200 光学デバイス
202 埋込ケイ化タングステン(WSi2)層
204 領域
300 光学デバイス
302 シリコン基板
304 二酸化シリコン層
306 埋込ケイ化タングステン層(WSi2
308 n+ドープシリコン埋込接点層
310 シリコン表面層
312 露出リブ
314 n+電極
316a、316b バイアチャネル
320a、320b、320c 領域
322 低ドープ領域
324 中心領域
326 端部領域
400 光学デバイス
402 ポリシリコンn+リンドープ伝導層
404 二酸化シリコン絶縁埋込層
406 シリコン表面層
408 露出リブ
410 p+電極
411 中心領域
412a、412b バイアチャネル
414 n+ドープ電極領域
500 光学デバイス
502 シリコン基板
504 第1二酸化シリコン絶縁埋込層
506 ポリシリコンn+リンドープ伝導層
508 第2二酸化シリコン絶縁埋込層
510 シリコン表面層
512 リブ
514 p+電極
516 中心領域
518a、518b バイアチャネル
520 n+ドープ電極領域
600 低ドープシリコンウェーハ
602 高n+ドープ層
604 第2の低ドープシリコンウェーハ
606 二酸化シリコン表面層
608、610 層
612、614 ウェーハ対
615 薄い層
618、622、626 ウェーハ対
620 p+表面層
624 リブ
625 点線
628a、628b バイアチャネル
700 第1ウェーハ
702 第2ウェーハ
706 高n+ドープ層
708 ケイ化タングステン層
710 二酸化シリコン層
712、714 ウェーハ対
716 点線
715 薄い層
718、722、726 ウェーハ対
720 高ドープp+表面層
724 リブ
725 点線
728a、728b バイアチャネル
720 p+表面層
730 領域
850、856 低ドープシリコンウェーハ
852 ウェーハ
854 注入n+表面層
858 表面二酸化シリコン層
860 チャネル
862 ドープされたポリシリコンn+層
864 ウェーハ
866、872 ウェーハ対
868 層
870 点線
874 p+表面層
878 点線
876、882、886 ウェーハ対
880 リブ
884a、884b バイアチャネル
950 第1ウェーハ
952 第2ウェーハ
954、956 二酸化シリコン表面層
958、959 ウェーハ
960 チャネル
962 ドープされたポリシリコンn+層
964 ウェーハ
966、972 ウェーハ対
968 層
970 点線
974 p+表面層
976、982、986 ウェーハ対
980 リブ
978 点線
984a、984b バイアチャネル

Claims (33)

  1. 放射線伝播のためのアクティブ領域(108;312;408;512)と、電荷キャリアを前記アクティブ領域に注入するための注入手段(110;202,204;410,414;514,520)とを有する光学デバイスにおいて、前記注入手段が接合されたウェーハ対の2つのウェーハ要素の間に高伝導埋込層(104;202;306,308;402;506)を含んでおり、前記デバイスが埋込層とアクティブ領域の間に電荷キャリアをアクティブ領域に集中させるための集中手段(204;414)を含んでいることを特徴とするデバイス。
  2. 前記集中手段(414)が、デバイスの部分の間を延びる絶縁層(404)を貫いて飛び出ている埋込層(402)の領域であることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記埋込層が、ポリシリコン層(402)であることを特徴とする請求項2に記載のデバイス。
  4. 前記ポリシリコン層(402)が、1018から1019原子cm-3の範囲の濃度までのドーパント不純物を含んでいることを特徴とする請求項3に記載のデバイス。
  5. 前記集中手段が、前記埋込層(202)と異なる化学組成の高ドープ領域(204)であることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記埋込層が金属ケイ化物層(202)であることを特徴とする請求項1又は5に記載のデバイス。
  7. 前記埋込層(202)が、ケイ化タングステン層であることを特徴とする請求項6に記載のデバイス。
  8. 前記埋込層(202)が、ケイ化タンタル層、ケイ化コバルト層、ケイ化チタン層の何れか1つであることを特徴とする請求項6に記載のデバイス。
  9. 前記高ドープ領域(204)と前記埋込層(202)とが、前者に伝導性を提供する同じドーパント不純物を共有していることを特徴とする請求項5に記載のデバイス。
  10. 前記ドーパント不純物が、前記埋込層(202)から前記高ドープ領域(204)へと熱拡散可能であることを特徴とする請求項9に記載のデバイス。
  11. 前記高ドープ領域内のドーパント不純物濃度が、1018から1019原子cm-3の範囲にあることを特徴とする請求項9又は10に記載のデバイス。
  12. 前記埋込層(708)が、ウェーハ対(714)材料の化学的成分を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  13. 前記埋込層(202;708)が金属ケイ化物であり、前記ウェーハ対の材料がシリコンであることを特徴とする請求項12に記載のデバイス。
  14. 前記アクティブ領域と、前記埋込層と、前記注入手段と、集中手段とをデバイスの他の要素から電気的に絶縁するための誘電絶縁層(304;504)を備えていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  15. 前記アクティブ領域が、1016原子cm-3以下の濃度までのドーパント不純物を含んでいることを特徴とする請求項1項に記載のデバイス。
  16. 前記アクティブ領域(108;312;407;512)が、前記注入手段により変調可能な屈折率を備えた放射線導波手段を提供することを特徴とする請求項1に記載の光学デバイス。
  17. 前記ウェーハ対内の前記ウェーハ要素の1つが、アクティブ領域を提供することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  18. 前記集中手段が前記アクティブ領域の一方の側の上に位置する第1電極(110)を含み、前記デバイスが他方の側に位置する第2電極(204)を含むことを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  19. 前記第1電極が、前記アクティブ領域(108)と前記絶縁層(102)の間にあることを特徴とする請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記アクティブ領域が放射線導波手段を提供し、前記注入手段が、電荷キャリアを放射線が主に伝播する導波手段の領域内へ主に注入することにより導波手段の屈折率を変調するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  21. 前記埋込層(202)が、1.5μΩm以下の抵抗係数を有することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  22. 前記埋込層(202)が、平方当たり7.5Ω以下の抵抗係数を有することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  23. 前記埋込層が、それ自身とそれに接合された層との間の応力を開放するための孔、島、溝の内少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項21又は22に記載のデバイス。
  24. 前記アクティブ領域が、キャリアの寿命を低減しアクティブ領域内の再結合サイト密度を上げるために、(i)金ドーピングと、(ii)誘発格子欠陥の内の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
  25. (a)第1及び第2のウェーハ要素(700、702;850、856)を設ける段階と、
    (b)放射線伝播のため、電荷キャリアをアクティブデバイス領域内へ注入するための注入手段を形作るように構築された層(706、708、710;854,862)を備えたウェーハ要素を設ける段階と、
    (c)金属ケイ化物層(708)又はポリシリコン層(862)の内の1つを有するウェーハ要素を設け、注入手段を提供する段階と、
    (d)ウェーハ要素同士を接合し、中に金属ケイ化物層又はポリシリコン層が埋込まれているウェーハ対(714;866)を形成する段階と、
    (e)前記ウェーハ対(714;866)を処理して、アクティブデバイス領域を形作る段階とを含むことを特徴とする、光学デバイスを製作する方法。
  26. 段階(b)において、前記構築された層が空間(860)で形成された絶縁層(858)であり、段階(c)において、注入手段が空間(860)を通して延びるように形成されていることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記ケイ化物層が、ケイ化タングステン層から成ることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  28. 段階(d)において、前記ウェーハ要素同士は、両者を互いにある期間接触させ、その期間中両者を800℃から1200℃の範囲の温度に加熱することによって熱接合されることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  29. 前記ケイ化物層(708)は、そこから隣接する層(706)へ拡散するドーパント不純物で選択的にドープされ、それによって、電荷キャリア注入をデバイスアクティブ領域(324;724)に集中するための導電領域(320b;703)を形作ることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  30. 前記デバイスアクティブ領域は、前記領域内の電荷キャリア再結合サイト密度を上げるために、金ドープされているか、又は放射線に曝されていることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  31. 金属ケイ化物内に、それ自身とそれに接合されている層との間の応力を開放するために、孔、島、溝の内少なくとも1つが形成されていることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  32. デバイスに電気的バイアスをかけるための伝導経路を設けるための埋込層を含んでおり、前記埋込層が1.5μΩm以下の抵抗係数を有することを特徴とする光学デバイス。
  33. デバイスに電気的バイアスをかけるための伝導経路を設けるための埋込層を含んでおり、前記埋込層が平方当たり7.5Ω以下のシート抵抗を有することを特徴とする光学デバイス。
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