JPH10335758A - 3次元周期構造体及びその作製方法並びに膜の製造方法 - Google Patents
3次元周期構造体及びその作製方法並びに膜の製造方法Info
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- JPH10335758A JPH10335758A JP10040736A JP4073698A JPH10335758A JP H10335758 A JPH10335758 A JP H10335758A JP 10040736 A JP10040736 A JP 10040736A JP 4073698 A JP4073698 A JP 4073698A JP H10335758 A JPH10335758 A JP H10335758A
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Abstract
期構造を提供する。 【解決手段】 2次元的にほぼ周期的な凹凸を持つ2種
類以上の膜状物質をほぼ周期的に順次に積層した構造を
持つ、3次元的にほぼ周期的な構造体から成る。一例と
して、屈折率の異なる材料1と材料2から構成される。
簡単な製造方法により、周期が1mm程度ないしそれ以
下の3次元周期構造体が得られる。この構造によって、
着目する波長に対して、基板の面内の複数の軸方向およ
び積層の方向を含む多くの立体角方向への伝搬を遮断さ
せることができる。
Description
として用いられる3次元的にほぼ周期的な屈折率分布を
持つ構造、およびその製造方法と応用技術・応用デバイ
スにわたるジェネリックな(包括生成的な)技術に関す
るものである。
それ以下の3次元周期構造を作製する技術は光技術・電
子技術分野において潜在的な応用範囲は広い。しかしな
がら、その作製方法はまだ開発されていないため、周期
が1μm程度ないしそれ以下の3次元周期構造は実現さ
れるに至っておらず、これまで検討されたものの内主要
なものは次の二つである。(1)図54に示すような、
3方向からドライエッチングで穴を形成するもの( E.Ya
blonovitch,"Photonic band-gap structures", J.Opt.S
oc.Am.B,vol.10,no.2,pp.283-295,1993)。(2)図55
に示すような、すだれ状の基板を対向・ボンディング
し、選択エッチングで基板の一方を除去し、再び対向・
ボンディングさせる、という操作を繰り返すもの(S.Nod
a,N.Yamamoto,and A.Sasaki,"New realization method
for three-dimensional photonic crystal in optica
l wavelength region",Jpn.J.Appl.Phys.,vol.35,pp.L
909-L912,1996)。これら2種の概念は、周期が1mm程
度ないしそれ以下で周期数が5以上のものは現在まで実
現されていない。
は、3〜4周期を超える加工は不可能であるという問題
点がある。また、前項(2)の方法では、選択化学エッ
チングやボンディングという制御性の低い手工業プロセ
スに多数回頼るため、再現性・生産性が低いという問題
点がある。
くなされたものであり、周期が1μm程度ないしそれ以
下の3次元周期構造体とその応用部品・デバイスを提供
すること、および、それらの作製方法を提供することが
目的である。
には、信頼性・再現性にすぐれた方法で3次元的に周期
的な構造体を実現することが必要である。このために
は、2種類以上の物質を周期的に順次積層し、その積層
の中の少なくとも一部分にスパッタエッチングを単独
で、または成膜と同時に用いる方法が有効である。この
方法によって、周期が1μm程度ないしそれ以下の3次
元周期構造体を作製することができる。
れば、周期が1μm程度ないしそれ以下のものが簡便に
再現性よく実現できる。また、光学的分極率が非線形性
をもつ物質、または発光性あるいは光増幅性物質、また
は電気光学材料、または透明体、または導電性物質など
を周期構造の中に取り込むことができ、さらに、導波路
あるいは共振器あるいは分岐器あるいは結合器あるいは
反射器、または半導体レーザ、または受光器などを周期
構造中に作り込むことができるため、3次元周期構造体
の応用部品・デバイスを信頼性・再現性にすぐれた方法
で作製することができる。本発明は共通の根幹から発し
て多様な発展を内包するジェネリック(包括生成的)な
ものであり、このことはこれに続く実施例を通じて明示
される。
て、本発明で述べているもの、本発明に適用可能なもの
のいくつかを概略説明する。図2は一般的な高周波スパ
ッタリング装置の概略図である。真空容器4内に、薄膜
の原料物質の供給源であるターゲット5を、またそれに
対向させて基板3を配置する。ターゲット5にはインピ
ーダンス整合器6を介して高周波電源7が接続される。
真空容器4中に一般に不活性気体(例えばArガス)を
主成分とするガス(例えばArガスに水素ガスを添加し
たガス)を導入し、ターゲット電極に高周波電力を供給
してプラズマを生成させる。ターゲット5は時間平均的
に負の電位になるため(自己バイアス効果)、正の電荷
をもつ気体イオンが高いエネルギーを持ちながらターゲ
ット5に入射し(実線矢印)、ターゲット物質を飛散さ
せる。その飛散した物質粒子が基板3に到着・付着し
(破線矢印)、膜が基板上に形成される。
概略を示す。図2の装置に基板を保持する基板電極8を
加え、整合器6を介して高周波電源7に接続する。基板
電極8に高周波電力を供給することで、ターゲット5の
場合と同様に気体イオンを基板3の表面へ入射させ(実
線矢印)、基板3の表面から粒子を飛散させることがで
きる。供給する高周波電力、ガス種やガス圧力、基板電
極の形状などで基板に衝撃するイオンの量やエネルギー
およびスパッタの効果を制御することができる。
Iにおける電極・配線のための薄膜作製プロセス(メタ
ライゼーション)として利用されてきた。例えば、図4
に示すように金属膜配線10を誘電体9で埋め込んで上
面を平坦化させる、あるいは図5に示すように2本の配
線10間を空洞部を生じないように埋め込むことなどの
目的である。2次元周期状凹凸をもつ基板上にスパッタ
エッチングを少なくとも一部分に適用して3次元構造を
作製する技術は全く新しいものである。図6には真空蒸
着法の概念を示す。抵抗加熱ないし電子ビーム加熱され
た蒸着源11から原料物質が真空中に蒸散し、基板3に
到着・付着する。図7にはレーザアブレーション法の概
念を示す。レーザ12より大出力のパルスレーザ光を原
料物質13に入射させることにより原料物質の一部分を
瞬間的に加熱・蒸散させ、基板3に到着・付着させる。
もつスパッタエッチングについて説明する。スパッタエ
ッチングと別種の成膜を同時に進行させることもでき
る。例えば、スパッタリングによる成膜とスパッタエッ
チングとを同時に進行させる同時プロセスをバイアスス
パッタリングと呼ぶ。
周波電力を加えることなく、基板電極8にのみ高周波電
力を印加することにより、成膜の進行しない単独のスパ
ッタエッチングが実現される。このスパッタエッチング
は、前述したように膜の整形作用を有しており、ある程
度の厚さに膜を成膜した後に行うことにより膜を所望の
形状に整形することができる。
するとともに基板電極8にも高周波電源7を印加するこ
とにより成膜とスパッタエッチングとを同時に進行させ
ることができる。すなわち、バイアススパッタリングを
進行させることができる。なお、基板電極8に印加する
高周波電源7の電力や周波数、あるいはターゲット5に
印加する高周波電源7の電力や周波数と成膜される膜あ
るいはスパッタエッチングにより整形される膜の形状と
の関係は、真空容器4内に導入されるガス圧や膜の材質
によっても変化するので一律に定めることは難しいが、
それぞれの条件において予め実験等により求めておけば
当業者は容易に実施することができる。
エッチングされる面が法線方向に後退する割合を面の傾
きθの関数として定義し、エッチング率という。エッチ
ング率E(θ)は多くの物質に対し図8に示す性質をも
つ。すなわち0°と90°の中間にある角θmで最大で
それを境に左右両方向に単調に減少する。このスパッタ
エッチングは、前述のスパッタリング成膜、真空蒸着、
レーザアブレーションの前または後に実行することも可
能である。
融石英基板上に、電子ビームリソグラフィーおよびドラ
イエッチング法により、周期的な孔の列を形成する。例
えば孔の直径を0.2μmとし、孔の中心間隔が0.5
μmとなるように六角格子状に配置する。または基板上
に膜を形成しその膜に孔の列を形成してもよく、それを
ふくめて基板という。その上にSiおよびSiO2を高
周波スパッタリング法により堆積し、その中のSiO2
の積層の一部分には、高周波により電離したイオンが基
板表面に入射してエッチングを行う作用、即ちスパッタ
エッチングと、高周波スパッタリングによる積層を同時
に進行させる。成膜条件の一例を挙げる。SiO2の成
膜では、ターゲットに印加するrf電力を400W、A
r流量72sccm、H2流量8sccm、ガス圧力
2.0mTorrとし、バイアス電力(スパッタエッチ
ングのために基板電極に印加するrf電力)60Wを一
層の成膜時間すべてにわたって印加する。一方、Siの
成膜では、ターゲットに印加するrf電力を400W、
Ar流量76sccm、H2流量4sccm、ガス圧力
3.6mTorrとし、バイアス電力の印加は行なわな
い。膜厚はどちらも0.2μmとした。スパッタエッチ
ングの整形作用を利用しているので、SiおよびSiO
2を多数周期積層しても基板上の2次元周期形状は失わ
れず、数十周期の積層を行って表面の周期構造は安定で
あることが原子間力顕微鏡観察で確認されている。内部
は図1(具体的には図9)に示すとおり3次元の周期性
の高い構造を形成している。
ると考えられる。スパタリングにおいて断面を図10の
実線に示す基板に、膜の材料物質の粒子が拡散入射す
る、即ち入射角の有限の拡がりを伴って入射すると、凸
部が凹部に対して蔭を作る効果により、堆積される膜に
は図10あるいは図11に示すように底部に屈曲(キン
ク)を生ずる。なお、図中の細線は膜の形成される過程
を時系列的に表わしている。その効果にスパッタエッチ
ングを重畳すると、角度選択性によって肩部に一定傾斜
の面が発達して図12に示すような形、または図13の
ような形となる。
子の影響(一次効果)に加えて、膜の他の部分を経由し
て入射するところの原料物質またはエッチングガスの効
果(二次効果)がある。すなわち、通常の成膜時、また
はスパッタエッチング時には、図14のように、膜の原
料物質の一部が、成膜時の分子の跳ね返り、またはスパ
ッタエッチングによる跳びだしで再付着する効果が存在
する。その効果は凹凸の凸部におけるよりも凹部で顕著
であるため、形成される凹部の底の形が図12、図13
よりやや浅く、図15の形となる。再付着は穴または溝
が深い・浅いに応じて多く・少なくなるので、積層の進
行につれて、くぼみの深さと形は定常的な深さと形に自
動的に調節される。また、凹凸をもつ膜の表面を必要に
よりスパッタエッチングと、通常のスパッタデポジショ
ンのように粒子が拡散入射するデポジションを用いて平
滑化することも可能である。また、基板には周期的な凹
みだけでなく図16に示すように周期的な突起をもたせ
ることができるのはいうまでもない。
的に配置された孔・溝をもつ基板、または図20に示す
ような非周期的に配置された孔・溝をもつ基板上にスパ
ッタエッチングと、通常のスパッタデポジションのよう
に粒子が拡散入射するデポジションを同時に行なって孔
・溝の底を鋭く整形することができる。また、上述の基
板、またはその上に成膜して基板の凹凸の位置を保存す
る膜の上に、通常のスパッタデポジションのように粒子
が拡散入射するデポジションを行なって、図21に示す
ように内部に孔・溝状の空洞を形成し、表面にはなお同
図に示すように基板の凹凸の位置に一致して孔・溝をも
つ膜を作成することができる。これら二つの過程(鋭い
底の整形・空洞の形成)を個々に、または任意の順序に
組み合わせて加工することができる。また、凹凸をもつ
膜の表面を必要によりスパッタエッチングと、通常のス
パッタデポジションのように粒子が拡散入射するデポジ
ションにより平滑化することも可能であり、その応用範
囲はきわめて広い。
く。図1により説明した構造においては2種類の物質が
同程度の厚さをもつが、後述するように別種の機能性材
料(ゲスト)を、構造を形成する単一主成分(ホスト)
の凹凸表面に、ホストよりはるかに薄く積層し周期を繰
り返すことが可能である。即ち、仮にゲストを導入しな
ければホストは結果的に均一の構造を持つ。換言すれ
ば、均一なホスト材料の間に、ゲストの3次元周期構造
を埋め込んだ構造を作製することができる。ホストを2
種類以上の物質の、ゲストより厚い膜の周期構造体とす
るホスト・ゲスト型3次元周期構造体の形成も同様にし
てなされる。なお、図1に即して説明すると、物質Aの
表面とBの表面とがすべて同一であれば問題なく、仮に
Aの表面とBの表面が一致しなくとも異なる層の間でA
どうし、Bどうしが同形をもてば周期性が保たれる。
長の半分内外の周期をもつ3次元の周期構造について
は、フォトニック・バンドギャップという効果が理論上
予言され、マイクロ波帯(例えば波長3cm帯)のモデ
ル実験で理論が検証されている。3次元周期構造につい
て説明するため、図22に3次元周期構造の概念を示
す。3次元周期構造は、屈折率n1、n2(n1>n2)を
もつ厚さd1、d2の透明体16、17から構成され、
x、y、z方向にそれぞれ周期x1+x2、y1+y2、z
1+z2をもつ。簡単のためにx1+x2、y1+y2ともに
z1+z2 より十分大きく(z1、z2はd1、d2と同じ意
味である)、 n1d1=n2d2 を満たすと仮定する。この説明から明らかなように、3
次元周期構造はその作用においては1次元周期構造、2
次元周期構造をその一部として含むものである。このこ
とは本実施例に限らず本願全体についていえることであ
る。z方向に進む波は以下説明する性質をもつ。ある自
由空間波長λ0を中心とする光の波長範囲 λl<λ<λu において、+z方向に進む光波は進行するに伴って振幅
が指数的に減少し、伝搬することができない。−z方向
にも同様である。λ0の満たす条件は、 λ0/4=n1d1(=n2d2) であり、 1/λl=(4/πλ0)(tan-1(n1/n2)1/2) 1/λu=(4/πλ0)(tan-1(n2/n1)1/2) である。
ragg遮断という。遮断の中心波長は周期の長さに比例す
る。遮断の生ずる波長域の幅はn1とn2とがほぼ一致す
るとき0に近づき、n1とn2の比が大きくなるとき幅は
λ0の数分の一のオーダーとなる。ゆえに、いわゆるBra
gg波長λ0からある程度離れた波長の光もn1/n2の比
が十分大きいと遮断される。構成材料をa−Si(屈折
率3.24)およびSiO2(屈折率1.46)とする。
この材料系で上式により1/λl、1/λuを求めるとそ
れぞれ1/λ0から25%減、25%増となる。
SiO2を選択的に溶かし去ることができる。そのあと
を例えば空気で満たすとき、この構造において屈折率比
は3.24:1になり、同様に1/λl、1/λuは1/
λ0から35%減、35%増となる。以上、説明の便の
ためx1+x2、y1+y2はz1+z2より十分大きいとし
たが、一般にはx、y、z方向の周期を同程度にしたい
ことが多い。3次元周期構造において、任意の方向に向
う波は一般に立体角方向ごとに異なる周期を見るので、
それぞれの方向ごとの遮断波長帯をもつ。特定の自由空
間波長λsをもつ光が、その3次元周期構造内のすべて
の立体的な方向に関して遮断波長帯に共通に含まれるな
らば、波長λsの光をその3次元周期構造の中に完全に
閉じ込めることができる。
成した。方向x、y、zに対する周期はそれぞれ0.8
7μm、0.5μm、0.4μmとなる。材料系はa−
SiおよびSiO2である。数十周期にわたる周期性が
確認された。具体的に示すならば、xy面内に六方対
称、z方向に周期的な構造ではいわゆるブリユアン域は
一例として図23に示す形をとる。波数の原点は六角柱
の中心である。比n1/n2が十分大きいと、考えている
波長λsがブリユアン域の表面全体において遮断域に共
通に含まれ波が一切放射しない。それよりn1/n2が小
さくなると例えば図の白い部分を除く表面に対しλsは
遮断域に共通に含まれ、後に示すように多くの応用には
十分である。すなわち六角柱の中心から、灰色で示した
領域内の一点へ向かう方向の放射波は抑圧され遮断され
る。
期構造」という語を用いているが、勿論出願全体を通じ
て、周期性が厳密に成り立っていることに限定されな
い。作成条件の周期性からの小さい変化は影響が小さ
い。あるいは意図的に周期性をわずかに乱すことにより
次のような効果を生むことができる。図24に示すよう
に、基板上の周期孔を1個または数個を省いて基板を作
製し、その上にSiO2/Siの周期構造を実施例1の
ごとく形成すれば、周期性の乱れた部分が基板に垂直な
方向に線状に形作られる。このような領域に沿って光波
を伝搬させることができるので、放射の禁止された特異
な空間と外部の空間とを結ぶ光の取り出し口・導入口と
することができる。ゆえに周期構造中のこのような乱れ
は有用である。
構造中の点状ないし有限長の線状の乱れ、ループ状の乱
れは共振器の動作を行う。図25には、積層方向および
基板面内で、周期を空間的に三つの軸方向ともにゆるや
かに変化させて実施例1の方法により形作った3次元フ
ォトニックバンドギャップ構造を示す。3次元フォトニ
ックバンドギャップ構造内の特定の方向をもつ光に関
し、Bragg遮断条件を満たす周期の部分が空間内の適当
な位置において存在するので、光はその領域で折り返す
ことになり、広い波長域、広い立体角範囲にフォトニッ
クバンドギャップ構造特性が保証される。x、y方向に
は変調なく、z方向のみに周期を変調するなどの拡張も
勿論可能である。
クバンドギャップ構造において、光を外部との間で出し
入れする導波路や内部で波長を選択する共振器、分岐器
などの回路素子の作製方法に関するものである。さきに
図24で説明した通り光を積層面に直角をなす方向に出
し入れすることができる。また、図26は直角格子状の
回路素子の形成方法を説明している。石英基板上に図2
7に示す如く孔の列を形成する。ここで、線Γ1Γ4に
沿ってx方向の周期にずれを与える。その上にSi/S
iO 2を実施例1のプロセスにより積層する。 積層を十
分な数繰り返したのち、面Σ 1Σ2Σ3において積層の厚
さ方向に図26に示すずれを与える。この方法により光
のパワーを線O1O2の近くに局在させ、O1O2に沿って
伝搬させることができる。
1Γ2Γ3におけるずれにより、光はΓ1Γ2Γ3から左方に
も右方にも、遠ざかるにつれ振幅が指数的に減少するの
で波はΓ1Γ2Γ3に沿い局在する。またΣ1Σ2Σ3におけ
るずれにより光はΣ1Σ2Σ 3から上方にも下方にも遠ざ
かるにつれ振幅が指数的に減少する。その両方の作用に
より波はO1O2に沿い局在し、その方向に伝搬が生ず
る。
に、屈折率の異なる部分の導入による伝搬路の形成が可
能である。図28には図1に示したSi/SiO23次
元周期構造の作製中の、SiO2が積層された状態の、
yz断面を示す。表面にレジスト18を設け、y方向に
1周期ないし数周期の幅AA′をリソグラフィにより取
り除く。ストリップ状の開口AA′からドライエッチン
グによりSiO2を一部除去するか、またはそれより深
く除去する。これを点線で示す。そこへSiをスパッタ
リングにより埋め戻し、ほぼ原表面に復した後、レジス
トをリフトオフ法により除去する。この操作によって表
面凹凸の周期構造を保ち、その上に実施例1に従ってz
方向に多数回成膜を続ける。なお上記のプロセスにおい
て、断面のy方向周期性を甚しく損なわない範囲で、S
iO2のドライエッチング操作を省略すること、または
Siによる埋め戻し操作を省略することも可能である。
また、上記の構造において、SiとSiO2の役割を入
れ替えることも可能である。
岐、結合、反射させることができる。これらの回路では
放射が抑圧されている、ないし放射が生ずる方向が限定
されているため放射損失が減少し、従来の光回路では過
大な放射損失のため実現できなかった構成が可能になっ
ている。即ち、図23の例で云うと、考えている回路素
子から強く放射の生じ得る方向を、灰色の部分がおおっ
ていれば放射損失を防止できる。上面からの透視図でそ
れぞれの回路を以下表す。
波はB、Cに分岐される。図30には三様の共振器を例
示している。共振器B上に光波が定在波を形成する条件
をみたす波長の近傍においてAからの光波はCに透過
し、それ以外では波は反射される。共振器Eは導波路D
とのみ結合する。共振条件外ではDから入った波は内部
損失の分を除けば全部反射される。共振条件下では内部
蓄積エネルギー、損失、(材料損失と、もし残留してい
れば、小さい放射損失)ともに増加するので反射係数は
低下する。リング状の共振器G上で光の波長が丁度定在
波条件をみたす時FからHへの透過が生ずる。
近接し、その部分で両者の横方向に指数的に減少する波
が重なり合い、二つの導波路の間のパワーのやりとり、
即ち結合を生ずる。図32では、A、Bの間に幅の狭く
なった部分をおき波を部分反射させる回路C、Dの間に
短い側路をおき波を部分反射させる回路を示している。
また、屈折率の異なる部分を形成するためには図28と
同じくリソグラフィによってマスクを形成した後、イオ
ン注入法を利用することができ、従って導波路、共振
器、分岐器、結合器、反射器などを形成することができ
る。
dgap Structure)において光回路の接続が飛躍的に自由
になる効果を図33を参照しつつ例示・説明する。導波
路INにより左方から入射した光は分岐器BRにより上
下に別れた路をとる。下方の枝を通る光は共振器R2を
経て透過、またはR2で反射する。透過する波は結合器
Cへ向かう。上方の枝を通る成分は同様に振る舞い、透
過する成分は結合器Cへ向かって、並行する導波路に結
合する。合波された信号波はREFで示す反射器で一部
は反射され、一部は出力端OUTに向かう。
うことは、過大な放射損失のため実際は不可能である
が、PBSの中では電気回路を接続するのと同様に実行
することができ、光回路の設計の自由度が飛躍的に増大
する。図34に示す面内の導波路と図35に示す面に垂
直な導波路とを組み合わせることにより、図36に一例
を示す立体的な光回路を構成することができる。従来の
光回路技術では高々一平面内の光回路が実現されている
だけであるので、本技術により光回路の設計・作成の自
由度は文字どおり新しい次元に入ることができる。
造を形成する過程において生ずる、表面の2次元凹凸周
期構造の凹み部または凸起部に、選択的に機能物質を導
入する方法を以下説明する。積層においても、エッチン
グにおいても、山部、谷部それぞれをより多く積層ない
しエッチする効果がそれぞれ存在することを示そう。図
37には凹凸のある基板に原料物質の粒子が入射する様
子を示す。基板に到来し、付着しないで反跳する粒子が
基板に再到着・付着する効果は凹部において多い。即
ち、原料物質の粒子が反跳する現象は凹部に選択的に堆
積する効果をもつ。また、凹部は、凸部の影になり角度
分散のある入射粒子が遮られるため、凸部に比べて堆積
が少なくなる効果をもつ。一方、付着した粒子は熱エネ
ルギにより基板表面を動き回ることができる。これはマ
イグレーションと呼ばれる。マイグレーションにおいて
は、平均的に温度の高い部分から低い部分へ粒子がいわ
ば吹き寄せられるような移動が生ずる。基板上では通常
凹部が凸部より温度が高く、凹部から凸部への移動が生
ずる。スパッタエッチングにおいても同様に凹部が多く
エッチされる機構、逆に凸部がより多くエッチされる機
構が存在する。即ち、気体イオンによるスパッタエッチ
ングにおいても反跳イオンは存在し、反跳イオンは凸部
より凹部をより多く侵食する。一方、以前に図8で説明
した通り、水平面より傾斜部はより深くエッチされるの
で、もし表面が図38の形をしていれば谷部がより深
く、表面が図39の形をしていれば山部がより深くエッ
チされる。
ッチ条件、造影効果、表面粒子の移動しやすさ、表面形
状など諸条件の適切な選択によって堆積においては山部
を厚くも谷部を厚くも成膜でき、エッチングについては
山部を深くも谷部を深くも除去できる。本発明におい
て、パタン形成法が少なくとももう一つある。機能性ゲ
スト材料を山または谷の平坦部に堆積し傾斜部に堆積し
ないようにすることもできる。即ち、凹凸表面にゲスト
材料をほぼ一様な厚さに堆積し、引き続きスパッタエッ
チにより、平坦部をより浅く、傾斜部をより深くエッチ
することによりゲスト材料を傾斜部には残さず平坦部で
あるところの山頂と谷底とに残すことができる。
IM)トンネル接合とその作成法を説明するためのもの
である。実施例1のように、基板3(溶融石英)上に凹
凸パタンを形成し、その凹部に金属21の領域(例えば
アルミニウム)を形成する。酸素を一時導入して21の
表面を酸化し、さらに凸部に金属22の領域を形成す
る。但しAlは絶縁膜(アルミナ)を作るためにのみ用
いて、金属21、22をPt、W、Tiなどとすること
も可能である。その上にSiO2の凹凸パタンを形成
し、以下繰り返すことにより、金属・絶縁物・金属トン
ネル接合の高密度3次元列を形成することができ、マイ
クロ波(ミリ波、サブミリ波を含む)の検出器として小
型で高効率なデバイスを実現することができる。なお図
40において、xy面上のパタンをy方向に引き伸ばさ
れた線状またはすだれ状のパタンとして2次元化するこ
とができるのは云うまでもない。
向周期に対応して接合を作る(図41)の他に図42の
ように積層化させる方法や図43、図44のような島状
膜を用いてトンネル電流を流すこともできる。但し、図
41や図42では金属膜が厚い場合、積層(z)方向で
光が透過しないのでPBSとの組み合わせの仕方が制限
される。例えば図45、図46、図47の形で用いる方
法(なお図中のFU(Functional Unit:機能単位)は
MIMトンネル構造の複合体である。)、あるいは積層
させて、面に沿う方向に光を伝搬させる方式が可能であ
る。膜厚の薄い場合はこの種の制限がない。なお、MI
Mの利用法としては非線形のI−V特性を利用した、ス
イッチや検波・混合などへの応用と注入による発光を利
用するもの(プラズモン発光)が可能である。非線形I
−V特性等の電気特性によるスイッチング等の電子機能
を用いるときは不透明のホスト材料を用いてもよい。
れる3次元周期構造体において、構成材料をSiCやS
iなどの導電性材料とすることができる。その構造にお
いてヘテロ接合受光器を形成するなど、電子素子とフォ
トニック・バンドギャップ(PBG)効果を利用した光
学素子を融合させた性質を持つデバイスを作製すること
ができる。
て、機能材料(Fとする)又は機能単位(FU)をフォ
トニック・バンドギャップ構造(PBS)に導入する方
法を3つに分類する。 (イ)FUをPBS構造に囲まれる形(領域)に導入す
る方法(図45、図46、図47) (ロ)PBSを構成する周期的に用いる物質(SiO2
やa−Si)の一部にFを挿入して用いる方法(図4
8) (ハ)PBSを構成する周期的に用いる物質(SiO2
やSiなど)の一方を機能物質で構成する方法(図4
8)
や金属の構造などの構成が変わる。以下に示す例では
(イ)(ロ)(ハ)の諸例が示されている。この場合、
PBSを構成する2つの物質A、Bの構成法には下記の
如く少なくとも4通りのものが考えられる。
のようにすべて半導体にすると屈折率の差が小さくなる
ため、すべての方向に遮断帯またはある波長域における
遮断特性を保つことは困難になるが、主軸方向に沿って
はバンドギャップが維持される。この種の構造では積層
方向に伝導性が得られるので、様々な新しい機能が達成
できる。例えばp形、n形になるように各々の層を適当
にドープすることにより、多重又は一対のpn構造が得
られるので、整流性が得られ、逆バイアスを加えた状態
ではpin検出器として利用でき、順バイアスされた接
合では発光素子として利用できる。なお、PBSを構成
する半導体A、Bにおいて一方又は双方を超薄膜の多層
構造で構成すると、量子井戸や2重障壁構造などを作り
込むことができる(タイプ2)。この場合、共鳴トン
ネル効果に伴う負性抵抗特性や、順方向にバイアスさ
れた量子井戸では2次元電子・正孔の注入に伴う発光吸
収・屈折率の変調効果、さらに逆バイアスされた量子
井戸に見られるシュタルク効果(電界に伴って吸収率や
屈折率の変化する効果)が現れる。さらに(タイプ3や
4のように)、絶縁膜を使用した構造では積層方向に電
流を流すのは困難となるが、量子井戸薄膜の効果や絶縁
膜中に分散したシリコン超微粒子などの持つ注入発光な
どの光学的特性があらわれる。
が非線形性をもつ物質、あるいは非線形物質を媒質中に
3次元周期的に配列した構造およびその作成方法とその
効果を述べる。前記媒質は実施例2で説明した周期的な
構造であっても良い。説明の順序として、従来の技術を
略述する。Cu、Au、Agなどの微粒子は非線形分極
率をもつので、ガラス基板上に微粒を形成して、その上
にレーザ光を照射して高調波を発生させ得ることが知ら
れている。この場合、高調波は、空間にランダムかつ平
均的には一様に存在する微粒から発生するため基本波レ
ーザ光と一定の位相関係をもたせることができない。
的凹凸を形成し、その上にスパッタエッチングを少なく
とも一部分に含みつつSiO2膜を堆積する。その上に
Cu、Au、Agなどの膜を堆積し、熱処理を行うと堆
積時の跳ねかえり(反跳)により凸部より凹部により多
く積層される。ただし成膜時の温度やイオン衝撃エネル
ギによる粒子の表面移動の効果を利用して凸部により多
く積層することもできる。これらの効果により2次元周
期形状を呈する。
繰り返すことができる。この方法によれば均質なSiO
2媒質中に非線形分極率をもつ物質が3次元周期的に配
列する。故に、前述の方法で高調波を発生させたとき、
配列要素間に一定の位相差が生じ、その干渉の結果、空
間の特定な方向に高調波を効率よく放射させることがで
きる。(2)その上にSi膜を形成し、(その上にC
u、Au、Agなどの膜を形成してもよく、形成せず直
ちにでもよく)その上にSiO2膜を形成し以下くり返
すことができる。この方法によれば、(1)の方法の効
果に併せて、PBSの効果により高調波の放射の生ずる
方向の数を一つにする、ないし(1)よりも制限するこ
とができるという効果がある。
iTaO3、KNbO3などのニオブ酸・タンタル酸系物
質は非線形光学効果をもち、スパッタリング等により薄
膜化が可能であるので、それを(1)ないし(2)の方
法で3次元周期構造化して非線形特性を利用することが
できる。あるいは図49に断面を示すように、凹凸をも
つSiO2の上にLiNbO3(またはLiTaO3、K
NbO3など)を薄くスパッタし、スパッタエッチング
により斜面部のみを除去して山部、谷部を残し、繰り返
すことにより3次元周期構造を形成することもできる。
うに、一様な第1のホスト透明体の中に第2の微小なゲ
スト透明体を3次元周期構造体として導入することがで
きる。これは3次元の透過または反射回折格子として利
用できる。ゲストは3次元的に分布するので、入射波か
らみたとき大きい回折断面積、即ち高い回折効率を得る
ことができる。なお、必要によっては表面の凹凸をバイ
アススパッタリングによって平滑化することができる。
もつ物質を含む3次元の周期構造体とその作成法を説明
するためのものである。実施例1のように、石英基板上
に凹凸パタンを形成し、その上に活性元素Erを含むS
iO2の領域を形成する。その上にSiの領域を形成す
る。その上にSiO2の凹凸パタンを形成し、以下繰り
返すことにより、発光・光増幅機能をもつ物質を含む3
次元の周期構造体を形成することができる。
発生・増幅することができる。ブラッグ遮断の効果によ
り、励起されたErイオンが自発発光によりエネルギー
を失う率が激減するので、光発生・増幅の効率が高まる
という効果がある。なおSiO2にY、Ndなどをドー
プすることができる。稀土類のほかに、CdSなど半導
体の微結晶を実施例6のごとく成膜途中の2次元凹凸界
面に導入することにより光発生・増幅を行なわせること
ができる。
O2)の凹凸面の上にCdSやCdTeなどの微細結晶
からなる超薄膜を形成し、スパッタエッチングにより斜
面部のみを除去して山部、谷部を残し、そのうえに物質
19(Si)を堆積する。この過程を繰り返して、Si
O2とSiからなるPBSの中に微細なCdSやCdT
eなどの結晶群を3次元周期的に形成することができ
る。CdSやCdTeなどを励起すると光を放射するこ
とができるが、PBSの中の放射が遮断される方向には
自発再結合発光がないので励起状態分子の利用効率が高
い。
をもつ物質を3次元周期構造内に配列した構造、その作
成方法例と作用効果を述べる。実施例1で説明した通り
石英基板上に周期的凹凸を形成する。SiO2、Siを
順次(スパッタエッチを含みつつ)成膜する。Siはノ
ンドープとする。ついで電極としてSiO2/Siの1
周期ないし数周期、導電性をもたせつつ成膜する。(な
おSiにはn型(またはn+)、ないしp型(または
p+)を用いる。これらにより導電性を持つ層をPBS
特性を保持したまま形成できる。PBS内部に液晶物質
を導入し、ここで述べた電極により電圧を与えれば、液
晶の配向を制御することができ、複屈折や屈折率を制御
することができ、可変波長共振器を形成できる。
子を3次元周期構造体中に作り込むことにより、発光素
子が本来持っている自然放出光の放射を抑えることがで
き、これによってしきい値電流を極めて小さくすること
ができる。
ロキャビティレーザ(MicrocavityLaser)を3次元PB
S内に作製した構造を示す。当該レーザから出力導波路
への結合を除いて、他の方向への自発再結合発光は著し
く抑圧されるので、レーザ動作しきい値が減少し有利で
ある。
体集積する方法および当該構造を示す。化合物半導体基
板(例えばInPまたはGaAs)上に2次元凹凸を形
成し、その上に実施例1、2の方法でSiO2/a−S
i等の3次元PBSを形成し、ドライエッチングにより
基板上にとどく孔を形成する。その面の上にエピタキシ
ャル成長により半導体レーザを作る。この構造では横方
向への不要放射が禁止、または抑制されるのでレーザ動
作しきい値が低下して有利である。図52および53に
おいて、電極とリードは別に設けてもよく、あるいはP
BS中のSiにドープして電気伝導性をもたせ、電極と
リードの役目をさせることもできる。
ブルレーザへの次の応用が可能である。別項(実施例2
および図23)で述べたように、特定モードしか許され
ないPBS構造の内部に電気的に励起できるpn接合や
光学的に励起のできる色素などを設けた複合素子では、
許されたモードに関与した発光過程のみが許され、他の
自然光が特定方向に沿ってのみ放射される。こうしたP
BSにおいてはその構成要素に電気光学効果のある材料
を用いるとフィルター特性が外部電圧によって制御でき
るので、発光素子のスペクトルや発光方向を電気的にプ
ログラムできる。
光素子を導波路で外部と結合された、PBS特性をもつ
3次元周期構造体中に作り込むことにより、受光器への
外部からの放射即ち雑音入力を抑えることができ、これ
によって入力雑音の低下と受光感度の向上を図ることが
できる。また放射立体角の消失または減小に基き零点ゆ
らぎの自由度が消失または減小し、雑音がいっそう減小
する。
ることが次のようにしてできる。完全なPBS構造の内
部に特定の波長域にだけ感度を持つようなpn接合や光
伝導形の受光素子を組み込むと外部からの信号光も背景
光も感光部に到達しない状態となる。この状態からわず
かにずれたPBSを用いると、特定の波長の光のみが特
定の方向から光検出部に到来する。従ってこの複合素子
は入射光の波長と方向(波数)に強い選択性のある複合
素子に用いられる、PBSにおいてその構成要素に電気
光学効果のある材料を用いるなどフィルター特性が外部
電圧の印加によって変化できるので、受光素子の応答特
性を電気的にプログラムすることができる。
の直交するx軸、y軸を対称軸とした2次元的に周期的
な凹凸をもつ基板の上に、共通の周期的凹凸をもつ2種
類以上の透明物質を周期的に積層すれば、遮断周波数領
域を除く一般の波長域で、その立体構造は実効的光学誘
電テンソル をもつ2軸異方性の人工媒質として機能する。適切な設
計によれば、天然物質と異なりある範囲の媒質定数を連
続的に実現できる、また遮断域近傍で現れる強い分散性
のため極めて大きい異方性が実現できるという性質があ
る。
4あるいは請求項6の方法によれば、スパッタエッチン
グを単独で、または成膜と同時に用いる技術の形状整形
効果を活かして、極めて微細な、3次元的に周期的な構
造体を工業的に作製することができるので、フォトニッ
クバンドギャップ効果を実現できる。
させ、3次元周期構造の内部に光学的分極率が非線形性
をもつ物質、または電気光学材料、または透明体、また
は導電性物質などを周期的に設けることができ、多種多
様な電子機能、光機能が可能となる。
部に発光性あるいは光増幅性物質を周期的に設けること
ができ、高効率な光能動素子が可能となる。
2種類以上の膜状透明物質をほぼ周期的に順次積層した
構造をもつ3次元的にほぼ周期的な構造体、即ち光波長
のある範囲で遮断特性をもつ人工媒体の中に、導波路あ
るいは共振器あるいは分岐器あるいは結合器あるいは反
射器、または受光器等の機能部品を集積することがで
き、無放射特性の利点を活用することができる。
部に半導体レーザを設けることができ、自然放出光損失
のない高効率のレーザ作用が実現できる。
x軸、y軸を対称軸とした2次元的に周期的な凹凸をも
つ基板の上に共通の周期的な凹凸をもつ2種類以上の膜
状透明物質を周期的に順次積層した構造を実現できるの
で、任意の値の対角形誘電率テンソルで表される光学的
2軸異方性を実現することができる。
図。
図。
説明図。
説明図。
説明図。
説明図。
説明図。
のブリュアン域を示す説明図。
点線の円は実線で示すべき円孔が本来の位置に存在しな
いことをあらわす。
を示す説明図であり、Tは山、Vは谷である。
チングを示す説明図であり、実線の輪郭が破線状に変化
する。
チングを示す説明図であり、実線の輪郭が破線状に変化
する。
だ円は島状薄膜金属を表し、曲面上に点在する。
A、B(即ち1、2)の界面に機能物質Fを挿入する方
法が(ロ)、AまたはBをFで構成する方法が(ハ)で
ある。
図。
法を示す説明図。
法を示す説明図。
している) 18 レジスト 19 Si 20 SiO2 21 金属A(例えばAlなど) 22 金属B(例えばPt、Ni、W、Tiなど) 23 機能単位 24 3次元フォトニックバンドギャップ構造 25 LiNbO3 26 ErドープSiO2 27 活性領域 28 出力導波路 29 IIIV族基板 30 エピタキシャル層 31 GaAs 32 AlGaAs
Claims (15)
- 【請求項1】 2次元的に周期的な凹凸をもつ基板の上
に2種類以上の物質を周期的に順次積層し、その積層の
中の少なくとも一部分にスパッタエッチングを単独で、
または成膜と同時に用いることにより形成したことを特
徴とする3次元的に周期的な構造体。 - 【請求項2】 2次元的に周期的な凹凸をもつ基板の上
に2種類以上の物質を周期的に順次積層し、その積層の
中の少なくとも一部分にスパッタエッチングを単独で、
または成膜と同時に用いることにより3次元的に周期的
な構造を形成することを特徴とする3次元周期構造体の
作製方法。 - 【請求項3】 2次元的に周期的な凹凸をもつ基板の上
に2種類以上の物質を周期的に順次積層し、周期中のそ
れぞれ少なくとも一部分においてスパッタエッチングと
拡散入射性のデポジションとがなされている事を特徴と
する3次元的に周期的な構造体。 - 【請求項4】 2次元的に周期的な凹凸をもつ基板の上
に2種類以上の物質を周期的に順次積層し、周期中のそ
れぞれ少なくとも一部分においてスパッタエッチングと
拡散入射性のデポジションとがなされることにより3次
元的に周期的な構造を形成することを特徴とする3次元
周期構造体の作製方法。 - 【請求項5】 2次元的に周期的な凹凸をもつ基板の上
に主としてSiO2からなる層と主としてSiからなる
層とを含む少なくとも2種以上の層を周期的に順次積層
し、その積層の中の少なくとも一部分をスパッタエッチ
ングとスパッタデポジションとを交互に、または同時に
行なうことにより形成したことを特徴とする3次元周期
構造体。 - 【請求項6】 2次元的に周期的な凹凸をもつ基板の上
に主としてSiO2からなる層と主としてSiからなる
層を含む少なくとも2種以上の層を周期的に順次積層
し、その積層の中の少なくとも一部分をスパッタエッチ
ングとスパッタデポジションとを交互に、または同時に
行なうことにより3次元的に周期的な構造を形成するこ
とを特徴とする3次元周期構造体の作製方法。 - 【請求項7】 基板の上に1個以上の孔・溝を設け、そ
の上にスパッタエッチングと拡散性のデポジションをそ
れぞれ少なくともその一部に含む過程により、孔・溝を
より深く、またはその屈曲部をより鋭く整形することを
特徴とする膜の製造方法。 - 【請求項8】 基板の上に1個以上の孔・溝を設け、そ
の上にスパッタエッチングと拡散性のデポジションをそ
れぞれ少なくともその一部に含む過程により、孔・溝を
空洞に転化する効果をもつことを特徴とする膜の製造方
法。 - 【請求項9】 2次元的に周期的な凹凸をもつ2種類以
上の膜状物質を、請求項2または請求項4または請求項
6の方法により周期的に順次積層した構造をもつ3次元
的に周期的な構造体の少なくともその一部分において、
または2次元的に周期的な凹凸をもつ1種類以上の膜状
物質を周期的に積層した構造をもつ3次元的に周期的な
構造体の膜の界面において、光学的分極率が非線形性を
もつ物質、または電気光学材料、または透明体、または
導電性物質を含むことを特徴とする構造体。 - 【請求項10】 2種類以上の透明体よりなる、請求項
2または請求項4または請求項6の方法により作成され
た3次元的に周期的な構造体の少なくともその一部分に
おいて、発光性あるいは光増幅性物質を含むことを特徴
とする構造体。 - 【請求項11】 2次元的に周期的な凹凸をもつ2種類
以上の膜状透明物質を周期的に順次積層した構造をもつ
3次元的に周期的な構造体の内部に、導波路あるいは共
振器あるいは分岐器あるいは結合器あるいは反射器を含
み一直線上にまたは一平面内または立体的に配置したこ
とを特徴とする構造体。 - 【請求項12】 2種類以上の透明体よりなる、請求項
2または請求項4または請求項6の方法により作成され
た3次元的に周期的な構造体の内部に、半導体レーザま
たは受光器を含むことを特徴とする構造体。 - 【請求項13】 基板の上の直交するx軸、y軸を対称
軸とした2次元的に周期的な凹凸をもつ基板の上に共通
の周期的な凹凸をもつ2種類以上の膜状透明物質を周期
的に順次積層した構造をもち、光学的に2軸異方性を示
すことを特徴とする透明3次元周期構造体。 - 【請求項14】 1次元的に周期的な溝列、または2次
元的に周期的な有限な長さの溝列をもつ透明基板の上
に、基板と同種の物質による、基板と凹みの位置の一致
した溝をもつ膜と、主として溝に埋め込まれた第2の透
明物質とを、スパッタエッチングと拡散入射性のデポジ
ションとをそれぞれ少なくとも一部分において行なうこ
とにより回折作用をもつ層を複数回積層して作成するこ
とを特徴とする、回折格子の作成方法。 - 【請求項15】 光に対し回折作用をもつ層を複数層有
することを特徴とする光回折格子。
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