JP2007078113A - ころ軸受、玉軸受、および軸受構造 - Google Patents

ころ軸受、玉軸受、および軸受構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 適切な量のグリースを封入可能な構造、および軸受内部空間容積を明確にすることにより、メンテナンス周期を延伸した転がり軸受を提供する。
【解決手段】 円筒ころ軸受41は、内輪42と、内輪42と軸方向幅が同一であって、外径面および両端面に絶縁層43aが形成されている外輪43と、内輪42および外輪43の間に配置された円筒ころ44と、円筒ころ44の間隔を保持する保持器45と、内輪42および外輪43の両端面から略コの字型の断面形状で突出する密封部材としての密封シール46とを備える。そして、ころ44のころ長さLと、内輪42および外輪43の軸方向幅Wとは、L/W≧0.4の関係を有し、円筒ころ軸受41の軸受体積Vと、円筒ころ軸受41の内部空間容積Cとは、0.25≦C/V≦0.55の関係を有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、転がり軸受、特に、グリース潤滑において潤滑寿命の長寿命化が必要な転がり軸受に関するものである。
従来、鉄道車両主電動機に用いられる軸受は、円筒ころ軸受や深溝玉軸受が用いられている。例えば、図6に示すような円筒ころ軸受1は、内輪2と、外輪3と、内輪2および外輪3の間に配置された転動体としての円筒ころ4と、円筒ころ4の間隔を保持する保持器5とを備える。
また、鉄道車両主電動機に使用される円筒ころ軸受1は、電食による軸受の損傷を防止するために、外輪3の外径面および両端面に絶縁層3aが形成されている。絶縁層3aは、セラミックス等の絶縁物質を溶射すること等により形成する。
鉄道車両主電動機は屋外で使用されるため、軸受周辺構造でグリースポケットを形成するオープンタイプの軸受では、塵埃の混入によるグリースの劣化が懸念される。そこで、図1に示すような円筒ころ軸受41は、塵埃の混入によるグリースの劣化を防止し、メンテナンス周期を延伸するために密封式軸受とされる。
一方、図6に示したような従来の円筒ころ軸受1において、ころ4のころ長さLと、内輪2および外輪3の軸方向幅Wとが、L/W≧0.4、すなわち軸方向幅Wに対してころ長さLが占める割合が大きい軸受については、軸受体積Vと、内部空間容積Cとは、C/V≒0.2、ころ4のころ径Aと軸受厚み寸法Tとは、0.25≦A/T≦0.55の範囲内で設計されるのが一般的である。
なお、本明細書中「軸受体積」とは、軸受の内輪内径面と外輪外径面と内外輪の端面とで囲まれた部分の体積を指し、図6を例にとると、外輪3の外径寸法Dと、内輪2の内径寸法dと、軸方向幅Wと、円周率πとを用いて以下の式で算出される。
Figure 2007078113
また、本明細書中「内部空間容積」とは、内輪、外輪、および密封シールで囲まれた空間のうち、軸受回転時に転動体および保持器が通過しない静止空間の容積を指すものとする。
上記範囲内の円筒ころ軸受の場合、軸受内部空間容積Cが小さいので、鉄道車両主電動機用軸受に必要な軸受寿命を確保するのに適切な量のグリースを封入することができないという問題がある。また、この問題は、図7に示すような玉軸受にも当てはまる。
なお、図7に示す玉軸受11は、内輪12と、絶縁層13aを有する外輪13と、内輪12および外輪13の間に配置される玉14と、玉14の間隔を保持する保持器15とを備える。そして、玉14の直径Aと、内輪12および外輪13の軸方向幅Wとが、A/W≧0.4の場合、軸受体積Vと、内部空間容積Cとは、C/V≒0.3、玉14の直径Aと軸受厚み寸法Tとは、0.4≦A/T≦0.6の範囲内で設計されるのが一般的である。
上記の問題を解決する手段として、内部空間容積に対するグリースの充填比率を引き上げることが考えられるが、この場合、軸受回転時、特に始動時においてグリースの攪拌抵抗が増大し、軸受の急激な温度上昇を招く恐れがあり、適切ではない。
そこで、密封式軸受において、軸受内部に適切な量のグリースを確保することができる円筒ころ軸受が、例えば、特開2003−13971号公報(特許文献1)や特開2004−346972号公報(特許文献2)に記載されている。
特開2003−13971号公報(特許文献1)に記載されている円筒ころ軸受21は、図8に示すように、軸方向幅が長い内輪22と、外輪23と、内輪22および外輪23の間に配置された円筒ころ24と、円筒ころ24の間隔を保持する保持器25と、グリースを軸受内部に封入する断面形状がL字型の密封シール26とを備える。密封シール26は、芯金26aを絶縁性樹脂26bで覆っている。また、外輪23の外径面および両端面に絶縁層が形成されている。
また、特開2004−346972号公報(特許文献)に記載されている円筒ころ軸受31は、図9に示すように、内輪32と、外輪33と、内輪32および外輪33の間に配置された円筒ころ34と、円筒ころ34の間隔を保持する保持器35と、内輪32および外輪33の両端面からコの字型に突出する密封シール36とを備え、外輪33の外径面および両端面が絶縁材料37で覆われている。
特開2003−13971号公報 特開2004−346972号公報
上記の各公報に記載された円筒ころ軸受21,31は、いずれも密封シール26,36を軸受端面から突出させて軸方向幅を広げることにより、軸受内部に封入可能なグリース量を増やしている。
しかし、密封シール26,36の突出量が少ない場合には、結局、適切な量のグリース量を封入することはできないし、密封シール26,36の突出量が大きすぎる場合には、軸受中心部から遠い位置に充填されているグリースは、軸受の潤滑に全く寄与しないところ、上記の各公報には、密封シール26,36の適切な突出量についての記載がない。
さらに、図8に示すような円筒ころ軸受21は、内輪22が特殊な形状となっているため、標準品を使用することができない。その結果、円筒ころ軸受21の製造コストの増大が懸念される。
そこで、本発明の目的は、適切な量のグリースを封入可能な構造、および軸受内部空間容積を明確にすることにより、メンテナンス周期を延伸した転がり軸受を提供することである。
この発明に係るころ軸受は、内輪と、内輪と軸方向幅が同一の外輪と、内輪および外輪の間に配置されたころと、内輪および外輪の両端面から略コの字型の断面形状で突出する密封部材とを備える。そして、ころのころ長さLと、内輪および外輪の軸方向幅Wとは、L/W≧0.4の関係を有し、ころ軸受の軸受体積Vと、ころ軸受の内部空間容積Cとは、0.25≦C/V≦0.55の関係を有する。
L/W≧0.4、すなわち軸受の軸方向幅に対してころ長さ占める割合が大きい軸受について、内部空間容積Cを上記の範囲に設定することにより、軸受内部に適切な量のグリースを封入することが可能となる。その結果、潤滑性能に優れ、メンテナンス周期を延伸したころ軸受を得ることができる。
上記の内部空間容積Cを確保するための手段として、例えば、ころのころ径Aと、密封部材の内輪および外輪の端面からの突出量Bとは、0.15≦B/A≦1.0の関係を有する。
好ましくは、外輪の外径面および端面には、絶縁層が形成されている。これにより、鉄道車両主電動機等に使用する場合であっても、電食による軸受の破損を防止することができる。
好ましくは、内輪の内径面および端面には、絶縁層が形成されている。内輪内径面は、外輪外径面と比較して溶射面積が小さいので、絶縁物質を内輪内径面に溶射することによって、溶射コストを削減することが可能となる。また、絶縁層が密封シールと軌道輪との接合部に干渉しないので、密封シールの固定方法を簡素なものとすることができる。
この発明に係る玉軸受は、内輪と、内輪と軸方向幅が同一の外輪と、内輪および外輪の間に配置された玉と、内輪および外輪の両端面から略コの字型の断面形状で突出する密封部材とを備える。そして、玉の直径Aと、内輪および外輪の軸方向幅Wとは、A/W≧0.4の関係を有し、玉軸受の軸受体積Vと、玉軸受の内部空間容積Cとは、0.35≦C/V≦0.55の関係を有する。
玉軸受についても、軸受の軸方向幅に対して転動体直径が占める割合が大きい軸受について、適切なグリース量を封入するために、内部空間容積Cを上記の範囲内とする必要がある。
さらに、上記の内部空間容積Cを確保するための手段として、例えば、玉の直径Aと、密封部材の内輪および外輪の端面からの突出量Bとは、0.1≦B/A≦0.6の関係を有する。
この発明に係る軸受構造は、軸受内輪および軸受外輪の両端部から略コの字型の断面形状で突出する密封部材と、密封部材に対面して配置される周辺部材とを備え、密封部材と、周辺部材とでラビリンス構造を形成する。上記構成とすることにより、外部からの塵埃の侵入を有効に防止することができる。その結果、密封性に優れた軸受構造を得ることができる。
好ましくは、密封部材は、周辺部材と対向する面に凹凸を有するとよい。また、好ましくは、周辺部材は、密封部材と対向する面に凹凸を有するとよい。さらには、凹凸は、例えば、円周溝とするのが好ましい。密封部材、または/および、周辺部材に円周溝等の凹凸を設けることにより、ラビリンス構造の密封効果を向上させることができる。
この発明は、適切な量のグリースを封入するために必要な軸受内部空間および略コの字型の密封シールの突出量を規定することにより、潤滑性能に優れ、メンテナンス周期を延伸した転がり軸受を得ることができる。また、密封シールと周辺部材とでラビリンス構造を形成することにより、さらに密封性の高い軸受構造を得ることができる。
図1を参照して、この発明の一実施形態に係る円筒ころ軸受41を説明する。
円筒ころ軸受41は、内輪42と、内輪42と軸方向幅が同一であって、外径面および両端面に絶縁層43aが形成されている外輪43と、内輪42および外輪43の間に配置された転動体としての円筒ころ44と、円筒ころ44の間隔を保持する保持器45と、内輪42および外輪43の両端面から略コの字型の断面形状で突出する密封部材としての密封シール46とを備える。また、絶縁層43aは、セラミックス等の絶縁物質を溶射することにより形成し、軸受内部空間には、グリースが充填されている。
なお、本明細書中「略コの字型」とは、図1に示す密封シール46のようなコの字型に留まらず、一部分が他の部分から突出するあらゆる形状を含むものとする。例えば、図2(a)〜(e)に示すような壁面に凹凸を設けたものも含み、図2(f)に示すような円弧形状も含むものとする。
上記構成の円筒ころ軸受41において、ころ44のころ長さLと、内輪42および外輪43の軸方向幅Wとを、L/W≧0.4の範囲内に設定し、円筒ころ軸受41の軸受体積Vと、円筒ころ軸受41の内部空間容積Cとを、0.25≦C/V≦0.55の範囲内に設定する。
円筒ころ軸受41の内部空間容積Cを上記の範囲に設定することにより、軸受内部に適切な量のグリースを封入することが可能となる。その結果、潤滑性能に優れ、メンテナンス周期を延伸したころ軸受を得ることができる。
また、上記構成の円筒ころ軸受41には、内輪42に標準品を使用することができる。これにより、製品のコストアップを抑制することが可能となる。さらに、密封式軸受とすることにより、周辺部材によるラビリンス構造を簡素化することができるので、モータの小型化および軽量化が可能になる。
なお、L/W<0.4、すなわち、軸受の軸方向幅Wに対してころ44のころ長さLが占める割合が小さい軸受については、既に適切な量のグリースを封入可能な内部空間容積を有していると考えられるので、本件発明の対象からは除外している。
また、内部空間容積Cを上記範囲内に設定するためには、例えば、ころ44のころ径Aと、密封シール46の内輪42および外輪43の端面からの突出量Bとを、0.15≦B/A≦1.0の範囲内に設定するとよい。
ここで、B/A<0.15では、適切な内部空間容積Cを確保することができない。一方、B/A>1.0では、軸受中心部から遠い位置に充填されているグリースは軸受の潤滑に寄与しないので、潤滑性能の向上の観点からは無意味である。
上記の実施形態においては、円筒ころ軸受41の例を示したが、これに限ることなく、円錐ころ軸受、自動調心ころ軸受、深溝玉軸受、4点接触玉軸受、アンギュラ玉軸受等、転動体がころであるか玉であるかを問わず、あらゆる転がり軸受に適用することができる。
例えば、図3に示すような、基本構成はころ軸受41と同様で、内輪52と、絶縁層53aを有する外輪53と、転動体として玉54と、保持器55と、密封シール56とを有する玉軸受51の場合、適切な量のグリースを封入可能とするために、内部空間容積Cを、軸受体積をV、玉54の直径をAと、内輪52および外輪53の軸方向幅をWとすると、A/W≧0.4の場合に0.35≦C/V≦0.55の範囲内に設定する。
さらに、内部空間容積Cを上記の範囲内に設定する手段として、例えば、玉54の直径Aと、密封シール56の内輪52および外輪53の端面からの突出量Bとを、0.1≦B/A≦0.6の範囲内に設定するとよい。
上記の玉軸受51において、各数値範囲の上限値、下限値の意義は図1に示す円筒ころ軸受41の場合と同様であるが、具体的な値が異なるのは、転動体としてころ44を使用するか、玉54を使用するかの違いに起因する。
次に、図4を参照して、この発明の他の実施形態に係る軸受構造を説明する。
円筒ころ軸受61は、軸方向幅が同一の内輪62および外輪63と、円筒ころ64と、保持器65と、断面形状が略コの字型の密封シール66とを備える。また、外輪63の外径面には絶縁層63aが形成されている。
さらに、外輪63と当接する周辺部材67および内輪62と当接し、内輪62と一体回転する周辺部材68と、密封シール66とによってラビリンス構造が形成されている。
上記構成とすることにより、ラビリンス構造によって、外部からの塵埃の侵入を効果的に阻止することができる。その結果、円筒ころ軸受41内に封入されているグリースの劣化が抑制されるので、メンテナンス周期をさらに延伸することが可能となる。
さらに、密封シール66と周辺部材68とは、その互いに対向する面に凹凸66a,68aが形成されている、例えば、図5(a)に示すように円周溝71を形成する。これにより、ラビリンス構造の密封効果を向上させることができる。
なお、図4においては、円筒ころ軸受31の左側にのみラビリンス構造を設けたが、右側にも設けることとしてもよい。また、凹凸66a,68aは、密封シール66と周辺部材68との対向面にのみ設ける例を示したが、これに限ることなく、密封シール66と周辺部材67との対向面に設けることとしてもよい。さらには、周辺部材67,68は、それぞれ内輪62および外輪63と当接している部材である例を示したが、これに限ることなく、内輪62および外輪63と接触しない部材であってもよい。
さらに、凹凸66a,68aは、図5(a)に示したような円周溝71に限ることなく、図5(b)に示すように、ディンプル穴72を形成してもよく、図5(c)に示すように、網目状のローレット溝73を形成することによっても、ラビリンス構造の密封効果を向上することができる。
図5(a)および(c)において、隣接する円周溝71およびローレット溝73は平行である必要はなく、任意の溝幅とすることができるものとする。また、図5(b)において、ディンプル穴72は、任意の形状で任意の大きさとすることができるものとする。
上記の実施形態においては、軸受構造に使用する軸受として円筒ころ軸受61の例を示したが、これに限ることなく、円錐ころ軸受、自動調心ころ軸受、深溝玉軸受、4点接触玉軸受、アンギュラ玉軸受等、転動体がころであるか玉であるかを問わず、あらゆる転がり軸受に適用することができる。
また、上記の各実施形態においては、外輪の外径面および両端面に絶縁層を有する円筒ころ軸受の例を示したが、これに限ることなく、内輪の内径面および両端面に絶縁層を形成することとしてもよい。内輪内径面は、外輪外径面と比較して溶射面積が小さいので、絶縁物質を内輪内径面に溶射することによって、溶射コストを削減することが可能となる。また、絶縁層が密封シールと軌道輪との接合部に干渉しないので、密封シールの固定方法を簡素なものとすることができる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明は、鉄道車両主電動機等に使用される転がり軸受に有利に利用される。
この発明の一実施形態に係る円筒ころ軸受を示す図である。 略コの字型に含まれる形状の一例を示す図である。 この発明の他の実施形態に係る玉軸受を示す図である。 この発明の一実施形態に係る軸受構造を示す図である。 密封シールおよび周辺部材に形成する凹凸の形態を示す図である。 従来の標準的なころ軸受を示す図である。 従来の標準的な玉軸受を示す図である。 内輪の軸方向幅を外輪と比較して広くして、軸受内部空間を大きくしたころ軸受の一例を示す図である。 密封シールを内輪および外輪の端面から突出させて、軸受内部空間を大きくしたころ軸受の他の例を示す図である。
符号の説明
1,21,31,41,61 円筒ころ軸受、11,51 玉軸受、2,12,22,32,42,52,62 内輪、3,13,23,33,43,53,63 外輪、3a,13a,43a,53a,63a 絶縁層、37 絶縁材料、4,24,34,44,64 円筒ころ、14,54 玉、5,15,25,35,45,55,65 保持器、6,16,26,36,46,56,66 密封シール、26a 芯金、26b 絶縁性樹脂、67,68 周辺部材、66a,68a 凹凸、71 円周溝、72 ディンプル穴、73 ローレット溝。

Claims (10)

  1. 内輪と、
    前記内輪と軸方向幅が同一の外輪と、
    前記内輪および前記外輪の間に配置されたころと、
    前記内輪および前記外輪の両端面から略コの字型の断面形状で突出する密封部材とを備えるころ軸受であって、
    前記ころのころ長さLと、前記内輪および前記外輪の軸方向幅Wとは、
    L/W≧0.4の関係を有し、
    前記ころ軸受の軸受体積Vと、前記ころ軸受の内部空間容積Cとは、
    0.25≦C/V≦0.55の関係を有する、ころ軸受。
  2. 前記ころのころ径Aと、前記密封部材の前記内輪および前記外輪の端面からの突出量Bとは、
    0.15≦B/A≦1.0の関係を有する、請求項1に記載のころ軸受。
  3. 前記外輪の外径面および端面には、絶縁層が形成されている、請求項1または2記載のころ軸受。
  4. 前記内輪の内径面および端面には、絶縁層が形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載のころ軸受。
  5. 内輪と、
    前記内輪と軸方向幅が同一の外輪と、
    前記内輪および前記外輪の間に配置された玉と、
    前記内輪および前記外輪の両端面から略コの字型の断面形状で突出する密封部材とを備える玉軸受であって、
    前記玉の直径Aと、前記内輪および前記外輪の軸方向幅Wとは、
    A/W≧0.4の関係を有し、
    前記玉軸受の軸受体積Vと、前記玉軸受の内部空間容積Cとは、
    0.35≦C/V≦0.55の関係を有する、玉軸受。
  6. 前記玉の直径Aと、前記密封部材の前記内輪および前記外輪の端面からの突出量Bとは、
    0.1≦B/A≦0.6の関係を有する、請求項5に記載の玉軸受。
  7. 軸受内輪および軸受外輪の両端部から略コの字型の断面形状で突出する密封部材と、
    前記密封部材に対面して配置される周辺部材とを備え、
    前記密封部材と、前記周辺部材とでラビリンス構造を形成する、軸受構造。
  8. 前記密封部材は、前記周辺部材と対向する面に凹凸を有する、請求項7に記載の軸受構造。
  9. 前記周辺部材は、前記密封部材と対向する面に凹凸を有する、請求項7または8に記載の軸受構造。
  10. 前記凹凸は、円周溝である、請求項8または9に記載の軸受構造。
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