JP2007076177A - インモールドラベル成形におけるラベル帯電方法 - Google Patents

インモールドラベル成形におけるラベル帯電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】擬似コアの移動に伴って巻き付けられたラベルを所要の電荷に帯電させることにより金型に対するラベルの装着時間を短縮して成形時間との整合性を図って成形作業を効率化する。
【解決手段】外周面にラベルが巻付けられた擬似コアを金型へ移動する途中において所要の高電圧が印加され、移動方向に対して所要の長さからなる一対の電極部材間を通過させることによりラベルを所要の電荷に帯電させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金型内に装着された所望の文字や絵等の各種デザインが印刷されたラベルに合成樹脂を一体成形するラベルインサート成形において、ラベルを所要の電荷に帯電して金型に静電吸着可能にするインモールドラベル成形におけるラベル帯電方法に関する。
表面に所望の文字や絵等の各種デザインが印刷されたラベルが一体化された合成樹脂製のカップや容器等の成形品を成形するインモールドラベル成形においては、外形状が成形品に一致し、外面に多数の吸引孔を有した擬似コアに巻きつけられたラベルを金型内に装着する際に位置ずれするのを防止するため、金型に対してラベルが静電吸着するように帯電させている。
ラベルの帯電方法としては、例えば特許文献1に示すように、ラベルが巻きつけられた擬似コアを金型側へ移動する際に、擬似コアを所要の電圧の電界が発生している電極間に所要の時間、停止してラベルを所要の電荷に帯電させている。
しかし、上記したラベル帯電方法にあっては、帯電エリアにて所要の時間、停止させる必要があり、ラベルを受け取ってから金型内に装着するまでに時間がかかる結果、帯電を含むラベルの装着時間と成形時間とが不整合になり、成形効率を悪くする要因になっている。特に、外周面にラベルが一体成形された、例えば小容量のカップ等の成形品にあっては、成形に必要な時間が短いため、成形速度と金型に対するラベルの装着速度が整合しなくなり、成形効率が著しく悪かった。
実用新案登録第3030510号公報
解決しようとする問題点は、金型に対してラベルを静電吸着させた状態で溶融樹脂を射出して成形するインモールドラベル成形においては、ラベルを金型内に装着するまでにラベルを所要の電荷に帯電させるのに時間がかかり、成形速度とラベルの装着速度が整合しなくなって成形効率が著しく悪くなる点にある。
請求項1は、外周面にラベルが巻付けられた擬似コアを金型へ移動する途中において所要の高電圧が印加され、移動方向に対して所要の長さからなる一対の電極部材間を通過させることによりラベルを所要の電荷に帯電させることを特徴とする。
本発明は、擬似コアの移動に伴って巻き付けられたラベルを所要の電荷に帯電させることにより金型に対するラベルの装着時間を短縮して成形時間との整合性を図って成形作業を効率化することができる。
本発明は、外周面にラベルが巻付けられた擬似コアを金型へ移動する途中において所要の高電圧が印加され、移動方向に対して所要の長さからなる一対の電極部材間を通過させることによりラベルを所要の電荷に帯電させることを最良の形態とする。
以下に実施例を示す図に従って本発明を説明する。
図1〜図4において、本発明方法を具体化したラベル供給装置1は、ラベル受渡し装置3と、ラベル搬送装置5と、ラベルの受渡し途中又は樹脂成形機の金型21(図は金型のみを示し、樹脂成形機に付いては、図示を省略する。)に対する搬送途中においてラベル9を所要の電荷に帯電させる帯電装置7とから構成される。
ラベル受渡し装置3は、例えば2枚のラベル9をラベル搬送装置5における2個の擬似コア11へ同時に受け渡す装置である。ラベル受渡し装置3の本体フレーム13には可動体15が、擬似金型17の軸線方向へ移動可能に支持される。該可動体15は本体フレーム13に固定されたエアーシリンダー等の作動部材19の作動に伴って往復移動される。
可動体15上には2個の擬似金型17が、互いに軸線を一致させ、かつ樹脂成形機の金型21に形成された複数のキャビィティー21aの相互間隔に一致して左右対称に固定される。各擬似金型17は截頭円錐形、円筒形若しくは角筒形の中空部17aを有し、側方の上角部には中空部17a内に連通してラベル9が挿入される開口部17bが形成される。各中空部17aの内面には負圧(真空)発生装置(図示せず)に接続された多数の吸引孔(図示せず)が設けられ、吸引孔からの負圧により中空部17a内に導入されたラベル9を吸引して内面全体に均一に張付いて密着するように保持させる。
尚、可動体15の後側(擬似コア11と反対側)には、擬似金型17の中空部17a内に保持されたラベル9の後端に当接して位置出しする定規板23が取付けられる 。
各擬似金型17の上方に位置する本体フレーム13にはラベルストック部25がそれぞれ設けられる。即ち、本体フレーム13にはラベル9の長手直交方向幅より若干大きい図示する前後幅及びその長手方向幅より短い図示する左右幅で、ラベル9の通過を許容する大きさの開口部13aがそれぞれ形成される。これら開口部13aの側縁には複数のガイド部材25aが立設され、ガイド部材25a間に応じた本体フレーム13上面には、多数枚のラベル9が積層された状態で集積される。集積されたラベル9の内、最下層に位置するラベル9は開口部13aを通過させて取出し可能になっている。
各擬似金型17上方に位置する本体フレーム13には一腕部が開口部13aの水平方向中間部に延びる長さからなると共に他腕部が上方へ起立した揺動アーム27が揺動可能にそれぞれ支持される。各他腕部には本体フレーム13に固定されたエアーシリンダー等の揺動部材29がそれぞれ連結される。また、各一腕部の先端部にはラベルストック部25に集積された最下層に位置するラベル9の下面を吸着してラベルストック部25から取出す吸盤を有した吸着部材31がラベル9の長手方向に対して所要の間隔をおき、かつ互いに近づく方向及び遠ざかる方向へ移動するようにそれぞれ取付けられる。各吸着部材31はラベルストック部25に集積された最下層に位置するラベル9を吸着して摘み出す。そして各吸着部材31は対応する揺動部材29の作動に伴って各ラベルストック部25に集積された最下層に位置するラベル9の下面を吸着可能な位置と各擬似金型17の開口部17b側との間で揺動される。
各擬似金型17間の本体フレーム13にはエアーシリンダー等の水平作動部材33が取付けられる。各水平作動部材33の作動軸には両端部がそれぞれの擬似金型17の外側へ至る長さの取付け板35が固定される。そして取付け板35の両端部にはエアーシリンダー等の押込み作動部材37が、その軸線を擬似金型17の中心と開口部17bを結ぶように想定される直線と一致するように傾けた状態でそれぞれ取付けられる。各押込み作動部材37の作動軸先端部には各擬似金型17の軸線方向に延出し、対応する擬似金型17の開口部17b内に進入可能で、ラベル9の相対面に吸盤39aを有した押込みアーム39が固定される。
各擬似金型17の前面側にはラベル搬送装置5が配置される。該ラベル搬送装置5の走行フレーム41は、擬似金型17の軸線と直交する方向へ延出し、樹脂成形機における金型21側方に至る長さからなる。走行フレーム41には走行体43が往復移動するように支持され、走行体43は数値制御可能なサーボモータ等の電動モータ(図示せず)に連結されて回転する送りねじ(図示せず)が噛合わされた送りねじ駆動機構、電動モータに連結されて走行するタイミングベルト(図示せず)の一部を走行体41に固定したベルト駆動機構等の従来公知の往復駆動機構(図示せず)により往復移動される。
走行体43には取付けフレーム45が擬似金型17の軸線方向へ所要のストロークで往復移動可能に支持される。取付けフレーム45は走行体41に固定されたエアーシリンダー等の前後進作動部材47により擬似金型17の軸線方向へ往復移動される。この取付けフレーム45は走行体43が走行フレーム41の金型21側へ移動した際に、後述する各擬似コア11を、相対するキャビィティー21aの前面に位置させる水平方向長さからなる。
取付けフレーム45には2個の擬似コア11が、各擬似金型17に相対して取付けられる。各擬似コア11は相対する擬似金型17の中空部17a内にそれぞれ挿嵌可能な形状で、その外面には負圧(真空)発生装置に接続された多数の吸引孔11aが形成される。そして各擬似コア11は前後進作動部材47の作動に伴って相対する擬似金型17の中空部17a内に挿嵌する挿嵌位置と中空部17a内から抜け出した離間位置との間で往復移動される。
上記ラベル受渡し装置3とラベル搬送装置5との間には帯電装置7が配置される。該帯電装置7のシールド板49は、ラベル搬送装置5側へ移動した擬似金型17に対して擬似コア11の進入を許容する開口部49aを有し、接地された金属板で、擬似コア11の移動方向に沿った平面状に形成される。擬似コア11に相対するシールド板49の開口部49a上下側には、擬似コア11の移動方向へ適宜の長さで伸びる上下一対の電極バー51a・51bが絶縁碍子等の電気的絶縁体49bを設けて取付けられている。これら電極バー51a・51b間には、擬似コア11に巻付けられた状態で保持されたラベル9が両者間を通過する際に、該ラベル9を所要の電荷に帯電される電界を発生させる。
尚、上記電極バー51a・51bの内、少なくとも下方に位置する電極バー51bは擬似コア11が擬似金型17からラベル9を受取る際に擬似コア11又は擬似金型17に干渉するのを回避するため、エアーシリンダー等の昇降部材(図示せず)により帯電位置及び退避位置の間で昇降するように構成される。
次に、ラベル9への帯電方法を説明する。
先ず、ラベル受渡し装置3による擬似コア11へのラベル9の受渡し方法を説明すると、各擬似金型17を、相対する擬似コア11から離間する方向へ移動した状態で、各ラベルストック部25に集積された最下層のラベル9下面側に揺動した各吸着部材31により最下層のラベル9の下面をそれぞれ吸着して保持させる。このとき、各ラベル9の下面を吸着する2個の吸盤を互いに近づく方向へ移動して吸着したラベル9の一部を撓ませて開口部13aから摘み出す。この状態にて揺動部材29を作動して揺動アーム27を各擬似金型17の開口部17b側へ揺動し、図5に示すように吸着部材31に吸着されたラベル9の一部を開口部13aから抜け出させて対応する擬似金型17の側方である開口部17b側へそれぞれ移動させる。尚、吸着部材31の揺動途中においては、ラベル9を吸着した吸盤を互いに遠ざかる方向へ移動してラベル9を平面状にさせる。
次に、図6に示すように水平作動部材33を作動し、移動するラベル9に対して非干渉位置に移動していた各押込みアーム39を対応する擬似金型17側へ移動してラベル9を吸着した吸盤間で、吸着側と反対側のラベル9面に相対させる。このとき、各吸着部材31により吸着保持されたラベル9の一部は各押込みアーム39の吸盤39aにそれぞれ吸着される。
次に、図7に示すように各吸着部材31によるラベル9の吸着解除とほぼ同期したタイミングで押込み作動部材37を作動して押込みアーム39を開口部17bから擬似金型17の中空部17a内へ進入させ、吸盤39aに吸着保持されたラベル9を弾性変形させながら中空部17a内へ押込ませる。中空部17a内に押込まれたラベル9は、中空部17a内にて弾性復帰させられると共に吸引孔を介して作用する負圧により中空部17aの内面全体に亘って吸着されることにより密着状態で保持される。また、押込み作動部材37の作動と同期して揺動部材29を復動して吸着部材31を、ラベルストック部25に集積されて次に最下層に位置したラベル9下面側へ移動して吸着させる。
上記動作後、図8に示すように押込み作動部材37を復動してラベル9の吸着を解除した押込みアーム39を擬似金型17外へ抜け出させた後に、水平作動部材33を復動して押込みアーム39を擬似金型17から離間した原位置に戻す。
上記動作後、作動部材19を作動してそれぞれの中空部17aの内周面にラベル9が吸着された各擬似金型17を、相対する擬似コア11に向かって移動させる。次に、図9に示すように前後進作動部材47を作動して各擬似コア11を、シールド板49の開口部49a内を通過して相対する各擬似金型17に向かうように移動して擬似金型17の中空部17a内に挿嵌させる。この状態で吸引孔によるラベル9の吸着を解除させると共に擬似コア11の吸引孔11aを介して作用する負圧によりラベル9を擬似コア11の外面全体に亘って巻き付けるようにして吸着保持させる。
そして前後進作動部材47を復動して外面全体に亘ってラベル9が巻き付けられた状態で吸着保持された擬似コア11を原位置に戻すことによりラベル9を擬似金型17から擬似コア11に受け渡す。
そして電動モータを駆動して外面全体にラベル9が巻付き状態で吸着され 各擬似コア11を金型21側へ移動して各キャビィティー21aに相対させる。その際、図10に示すように前後進作動部材47を復動して擬似コア11を原位置へ戻したタイミング、又は電動モータを駆動して各擬似コア11を金型21側へ移動開始するタイミングで、電極バー51a・51bに高電圧を印加すると、これら電極バー51a・51b間の電界中を擬似コア11が通過することにより吸着保持されたラベル9に電界が作用して所要の電荷に帯電させる。
そして擬似コア11が金型21側へ移動されると、図11に示すように前後進作動部材47を作動して各擬似コア11をキャビィティー21a内に位置させた後に、図12(図12は擬似コアを戻した状態を示す。)に示すように吸引孔11aによる吸着を解除してラベル9をそれぞれのキャビィティー21a内に装着させる。このとき、ラベル9自体、所要の電荷に帯電されているため、キャビィティー21a内面に対し、ラベル9を静電吸着力により吸着させる。
これによりキャビィティー21aの内面に対してラベル9を、その静電吸着力により吸着させて保持状態を保ち、金型21を型締めする際や金型21内に溶融した合成樹脂を射出する際に、金型21内にてラベル9が位置ずれするのを防止し、表面にラベル9が高い精度で位置決めされた状態で一体化された成形品を成形することができる。
尚、キャビィティー21a内に対するラベル9の装着後においては、前後進作動部材47を復動して各擬似コア11を金型21のキャビィティー21a内から抜け出させた後に、電動モータを復動して擬似コア11を原位置に戻して金型21に対するラベル9の装着を終了する。
本実施例は、外周面にラベル9が巻き付けられた状態で保持された擬似コア11を金型21側へ移動開始する際、又はその移動途中において電極バー51a・51b間にて擬似コア11を通過させることにより、該擬似コア1に保持されたラベル9を所要の電荷に帯電させることができる。このため、従来のように移動途中の帯電エリアで擬似コア11を停止させる必要がなく、金型21に対するラベル9の供給時間を短縮してラベル9の供給に要する時間と成形に要する時間との整合性を図って成形作業を効率化することができる。
上記説明は、可動体15上に2個の擬似金型17を、相互が近接した隣接状態で配置すると共に2個の擬似コア11に対してラベル9を巻き付けた状態で受け渡したが、4個取り以上の金型にあっては、図13(図13は2段構成の例を示す。)に示すように本実施例のラベル受渡し装置3を互いに非干渉状態で多段状に設け、少なくとも4枚のラベルを同時に受渡すようにしてもよい。
擬似コアに対するラベルの受渡し方法に関する他の実施例を説明する、尚、擬似コアに吸着保持されたラベルの帯電方法に付いては、実施例1と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
図14〜図15において、ラベル受渡し装置101の本体103に取付けられた走行フレーム105にはスライダー107が往復移動するように支持される。該走行フレーム105は図示しない往復駆動装置(図示せず)により走行フレーム105の一方端側におけるラベル取出し位置と他方端側において後述する擬似金型109にラベル111を受け渡すラベル受渡し位置との間で往復移動される。
上記スライダー107に取付けられた昇降駆動部材113には取付け板115の基端部が固定される。該取付け板115は走行フレーム105の長手直交方向(以下においては、該方向を前後方向と称する。)へ延びる3本のアーム117a・117b・117cが後述する所定の間隙を設けて構成される。各アーム117a・117b・117c下面には前後各一対の吸着部材119・119b・119cが取付けられる。両側の吸着部材119b・119cは中央の吸着部材119aに対し、その吸着面が若干上方に位置するように設定される。
また、中央部の吸着部材119aは、アーム117aに摺動可能に支持されると共に圧縮ばね等の弾性部材121により軸線下方へ付勢された軸123の下部に取付けられる。更に、中央の吸着部材119aと両側の吸着部材119b・119cには別々に開閉制御されるバルブ(図示せず)を介して負圧(真空)発生装置(図示せず)が接続され、これらは別々にタイミングで吸引制御される。
ラベル受渡し位置側の本体103には前後方向へ延出する支持部材125が取付けられ、該支持部材125には可動体127が、連結された往復移動装置(図示せず)により前後方向のラベル受取り位置と後述する擬似コア129への受渡し位置との間で往復移動するように支持される。
可動体127には擬似金型109が取付けられる。該擬似金型109は吸着部材119a、119b・119cの前後幅より若干短い前後方向幅で、内部に前後方向に軸線を有した截頭円錐形、円筒形若しくは角筒形状等の内面からなる中空部109aが形成される。また、擬似金型109上部には所定幅の開口部109bが、上記した中央部のアーム117a位置で、内部と連通するように形成される。
擬似金型109の中空部109a内面には負圧(真空)発生装置に接続された多数の吸引孔109cが形成され、中空部109a内に挿入されたラベル111を負圧吸引して内面に密着させる。
擬似コア129はラベル受渡し位置に対して移動制御される。該擬似コア129は、例えば樹脂成形機に搭載された成形品取出機(何れも図示せず)において成形品(図示せず)を保持するチャック部材131が取付けられるチャック板133に取付けられる。即ち、該チャック板133の一面には成形品を保持する吸着部材等のチャック部材131が取付けられると共に他面には上記した擬似コア129が取付けられ、該チャック板133を水平状態で180度、選択的に回動制御して金型135に対してチャック部材131及び擬似コア129を選択的に相対させる。
擬似コア129は表面にラベル111が一体に成形された成形品とほぼ一致する外形状で、その外面には負圧(真空)発生装置に接続された多数の吸引孔129aが形成され、その外面にラベル111が巻付いた状態で吸着保持する。尚、擬似コア129には必要に応じて圧気発生装置(図示せず)に接続され、該擬似コア129が金型135のキャビィティー135a内にラベル111を装着する際に、吸着状態を解除するのとほぼ同期したタイミングで吸引孔129aから圧縮空気を噴射してラベル111をキャビィティー135a内面へ押付けて装着してもよい。
尚、擬似コア129に対する擬似金型109からラベル111を擬似コア129に受渡す受渡し位置には実施例1と同様にチャック板133の移動を許容する開口部49aを有し、その上下縁に上下一対の電極バー51a・51bが取付けられたシールド板49が配置される。
そして往復駆動装置を駆動してスライダー107がラベル取出し位置へ移動されると、昇降駆動部材113を駆動して吸着部材119a、119b・119cを、ラベル群137の最上層のラベル111上面に当接若しくは近接し、それぞれの吸着部材119a・119b・119cにラベル111を吸着保持させる。(図16参照)
このとき、中央部の吸着部材119aはその吸着面が両側の吸着部材119b・119c吸着面より下方に位置するように設定されている。このため、吸着部材119aがラベル111上面に当接した際には、弾性部材121の弾性力に抗して上方へ移動して他の吸着部材119b・119cの吸着面とほぼ同一平面になった状態でラベル111を吸着保持する。
次に、昇降駆動部材113を復動してラベル111を吸着した吸着部材119a、119b・119cを上方へ移動した後、往復駆動装置を復動してスライダー107をラベル供給位置へ戻す。ラベル群137から最上層のラベル111を持上げる際には、ラベル111の中央部を吸着する吸着部材119aが弾性部材121の弾性力により下方へ移動して中央部より先に両側を持ち上げることにより下層に位置するラベル群137から最上層のラベル111を確実に分離させる。(図17参照)
次に、昇降駆動部材113を駆動して取付け板115を下方へ移動させると同時に中央部の吸着部材119aによるラベル111の吸着状態を保った状態で両側の吸着部材119b・119cによる吸着を解除し、中央部の吸着部材119aに吸着保持されたラベル111を、開口部109bを介して擬似金型109の中空部109a内に押し込ませる。このとき、ラベル111の両側の吸着状態が解除されて自由状態になっているため、下降時の空気抵抗により中央部を中心に両側が上方へ湾曲して開口部109bに対するラベル111の押し込みを円滑化させる。(図18参照)
そして中空部109a内に対してラベル111が弾性変形しながら押し込まれると、ラベル111は中空部109a内で弾性復帰しながら中空部109aの内面側へ吸着されることによりに中空部109aの内面に密着した状態で保持される。(図19参照)
上記状態にて吸着部材119aによるラベル111中央部の吸着を解除した後に、昇降駆動部材113を復動して取付け板115を上方へ戻し、擬似金型109に対するラベル111の装着を終了する。
次に、チャック板133を移動制御して擬似コア129を、内面にラベル111が密着した状態で保持された擬似金型109の中空部109a内に進入させた後、吸引孔109cによるラベル111の吸着を解除すると同時に吸引孔129aを介して作用する吸引力によりラベル111を擬似コア129の外面全体にわたって巻付くように吸着し、擬似金型109内のラベル111を、中空部109aの内面形状に応じて弾性変形したままの状態で擬似コア129に受け渡す。(図20参照)
次に、チャック板133を移動制御して外周面にラベル111が巻付けられた状態で吸着保持された擬似コア129を、上下一対の電極バー51a・51b間を通過させることにより両者間に作用する電界によりラベル111を所要の電荷に帯電させる。(図21参照)
そしてチャック板133を移動制御して外周面にラベル111が巻付けられた状態で吸着保持された擬似コア129を、金型135のキャビィティー135a内に進入させた後に、その吸着を解除してラベル111を金型135内に装着させる。このとき、ラベル111自体、所要の電荷に帯電されているため、キャビィティー135a内面に対し、ラベル111を静電吸着力により吸着させる。(図22参照)
実施例1及び2は、擬似金型を使用し、その中空部内にラベルを挿入して擬似コアの巻付け状態を予め形成しておく方法としたが、多数枚のラベルが一致した状態で集積されたラベル群の最上層に位置するラベルの上面中央部に擬似コアを近接した状態で、該ラベルを吸引することにより外周面に巻付ける方法としてもよい。
また、上記例においては、擬似コアを、少なくとも1回転駆動するように設け、該擬似コアをラベル群の最上層に位置するラベルの上面端部が近接した状態でラベルを吸引しながら他端部に向かう方向へ回転して外周面に巻付ける方法であってもよい。
本発明方法を具体化した装置例を示す略体全体斜視図である。 図1において擬似コア部分を除いた矢示B方向からの側面図である。 図1において擬似コア部分を除いた矢示C方向からの側面図である。 図1において擬似コア部分を除いた矢示D方向からの側面図である。 ラベルを開口部側へ揺動した状態を示す説明図である。 押込みアームの移動状態を示す説明図である。 擬似金型内に対するラベルの押込み状態を示す説明図である。 擬似金型内におけるラベルの装着状態を示す説明図である。 擬似金型内に擬似コアを進入させた状態を示す説明図である。 移動途中におけるラベルの帯電状態を示す説明図である。 キャビィティー内に擬似コアを進入させた状態を示す説明図である。 キャビィティー内にラベルを装着した状態を示す説明図である。 実施例1の応用例を示す説明図である。 実施例2に係る装置例を示す略体全体斜視図である。 ラベル受渡し装置の正面図である。 吸着部材によるラベルの取出し状態を示す説明図である。 ラベルを吸着した吸着部材が擬似金型の上方に移動した状態を示す説明図である。 擬似金型に対するラベルの進入初期状態を示す説明図である。 擬似金型内におけるラベルの保持状態を示す説明図である。 擬似コアに対するラベルの受渡し状態を示す説明図である。 移動途中におけるラベルの帯電状態を示す説明図である。 金型内に対するラベルの装着状態を示す説明図である。
符号の説明
9 ラベル
11 擬似コア
17 擬似金型
21 金型
49 シールド板
51a・51b 電極バー

Claims (6)

  1. 擬似コアの外周面に巻付け状態で吸着されたラベルを金型内に装着した後に合成樹脂を射出して表面にラベルが一体化された成形品を成形するラベルインサート成形において、擬似金型の中空部内面にラベルを保持する工程、擬似金型の中空部内に擬似コアを進入して中空部内面に保持されたラベルを擬似コアの外周面に受け渡して保持する工程と、金型に対して外周面にラベルが保持された擬似コアを移動する途中において、擬似金型側への電界が遮蔽された所要の高電圧電界中にて擬似金型を通過させることによりラベルを所要の電荷に帯電させるラベル帯電方法。
  2. 請求項1において、内面が擬似コアの外形状とほぼ一致する中空部を有すると共に側部に挿入開口部を有し、それぞれの挿入開口部が外側に位置し、金型のキャビィティー間隔に一致する間隔で隣接配置した少なくとも2個の擬似金型に対し、吸着保持されたラベルを挿入開口部から中空部内に弾性変形させながら進入して中空部の内面に沿った状態で保持させた後、擬似金型の中空部内に進入する擬似コアの外面にラベルを吸着保持させるインモールドラベル成形におけるラベル帯電方法。
  3. 請求項1において、少なくとも長手方向の中央部に吸着保持されたラベルを、内面が擬似コアの外形状にほぼ一致する中空部及び一部に中空部と連通する開口部を有した擬似金型に対し、開口部を介して弾性変形させながら挿入して中空部の内面に沿うように弾性変形させた状態で擬似金型内に保持した後に、擬似金型の中空部内に進入する擬似コアにラベルを吸着保持させるインモールドラベル成形におけるラベル帯電方法。
  4. 請求項1において、展開平面状態で載置されたラベルの上面中央部に擬似コアを近接し、該擬似コアの吸引力によりラベルを外周面全体にわたって巻付けて保持させるインモールドラベル成形におけるラベル帯電方法。
  5. 請求項1において、展開平面状態で載置されたラベルの上面端部に擬似コアを近接し、該擬似コアの吸引力によりラベルを吸引しながら該擬似コアを回転して外周面全体にわたって巻付けて保持させるインモールドラベル成形におけるラベル帯電方法。
  6. 請求項2又は3において、擬似コアに対する擬似金型からのラベル受渡し後に、外周面にラベルが巻付けられた擬似コアを、擬似金型側に対して電気的に遮蔽された一対の電極部材間に通過させることによりラベルを所要の電荷に帯電させるラベル帯電方法。
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