JP2002210815A - 予備成形装置並びにこれを用いた予備成形方法及び主成形方法 - Google Patents

予備成形装置並びにこれを用いた予備成形方法及び主成形方法

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JP2002210815A
JP2002210815A JP2001290213A JP2001290213A JP2002210815A JP 2002210815 A JP2002210815 A JP 2002210815A JP 2001290213 A JP2001290213 A JP 2001290213A JP 2001290213 A JP2001290213 A JP 2001290213A JP 2002210815 A JP2002210815 A JP 2002210815A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主成形装置における既存の金型に特殊な加工
を施すことなく、深絞りや複雑な形状の成型品に対して
も絵柄を効率的に施すことを可能とする予備成形装置並
びにこれを用いた予備成形方法及び主成形方法を提供す
ること。 【解決手段】 予備成形を行う予備成形部Fに絵付フィ
ルム4を供給するフィルム供給装置62と、予備成形部
Fに近接・離隔移動自在であると共に予備成形前に絵付
フィルム4を予備成形部Fで可塑化させるように加熱す
るための加熱装置70と、絵付フィルム4を予備成形す
るための予備成形型80,89とを有する。絵付フィル
ム4の予備成形後にこのフィルムを型抜きして主成形型
に挿入するための成形フィルム5を作成するフィルム型
抜装置91とをさらに備える。そして、この成形フィル
ムを主成形型に挿入した後に樹脂を供給し、絵付きの成
形品を得る。予備成形は真空成形又は圧空成形により行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主成形装置の主成
形型に絵付フィルムを装着し、この主成形型に樹脂を供
給することにより絵付きの成形品を得るために成形フィ
ルムを作成する予備成形装置並びにこれを用いた予備成
形方法及び主成形方法に関する。すなわち、本発明は、
製品の表面に絵付シート自体を密着させるいわゆるイン
サート成形、または、製品の表面に絵付シートの絵柄を
転写させるいわゆるインモールド成形方法等の主成形方
法、この方法に用いる予備成形装置及びこれを用いる予
備成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、転写フィルムの無駄等を合理化し
ようとするインモールド成形方法としては、例えば特開
平8−25414号公報に記載の方法が知られている。
同公報記載の技術では、射出成形に用いる金型の一部を
転写フィルムの厚みだけ削り、成型品への部分的な転写
を可能としている。
【0003】また、インモールド及びインサート成形の
双方に利用でき、絵付フィルムの金型に対する位置精度
を向上させる方法として、特開昭59−202832号
公報に記載の方法が知られている。同公報によれば、成
形機の雌型の上に絵付フィルムを配置し、雌型上におい
て輻射ヒーターで絵付フィルムを軟化させて真空成形に
より予備成形を行うので、深絞りに対応できながらフィ
ルムと成形品の位置精度も良好である。そして、予備成
形後に雄型を降下させて射出成形を行っている。
【0004】しかし、第一の公報に係る成形方法では、
通常の成形型をそのまま用いるのではなく、金型の一部
を削る必要があるのでコスト高となる問題があった。ま
た、同方法では、深絞りや複雑な形状の成型品に対して
は対応することが不可能であった。
【0005】一方、第二の公報に係る成形方法では、こ
の予備成形を射出成形と同一の金型で行うので、射出成
形後に冷却された金型を開いてフィルムを加熱し、真空
成形等を行う必要がある。予備成形の間、射出成形を行
うことはできないので、全体としての生産効率が低下す
る。また、真空成形を行うには射出成形の金型に空気抜
きの孔を形成する必要があり、フィルムの厚みによって
は金型内の圧力が低下して成型品の品質に支障を来す不
都合もある。
【0006】なお、金属箔反射層を有する多層フィルム
を主成形型とは別型で予備成形し、その後に主成形を行
うパラボラアンテナ反射鏡の製造方法として、特開平6
−6127号公報が知られている。但し、この公報は絵
付フィルムを用いるものではなく本発明と無関係である
が、参考までに列挙する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の実状に鑑
みて、本発明の目的は、主成形装置における既存の金型
に特殊な加工を施すことなく、深絞りや複雑な形状の成
型品に対しても絵柄を効率的に施すことを可能とする予
備成形装置並びにこれを用いた予備成形方法及び主成形
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る予備成形装置の特徴は、主成形装置の
主成形型に絵付フィルムを装着し、この主成形型に樹脂
を供給することにより絵付きの成形品を得るための成形
フィルムを作成するものであって、予備成形を行う予備
成形部に前記絵付フィルムを供給するフィルム供給装置
と、前記予備成形部に近接・離隔移動自在であると共に
予備成形前に前記絵付フィルムを前記予備成形部で可塑
化させるように加熱するための加熱装置と、前記絵付フ
ィルムを予備成形するための予備成形型と、前記絵付フ
ィルムの予備成形後にこのフィルムを型抜きして前記主
成形型に挿入するための成形フィルムを作成するフィル
ム型抜装置とを備えたことにある。
【0009】一方、本発明の予備成形装置を用いる予備
成形方法の特徴は、予備成形を行う予備成形部に前記フ
ィルム供給装置により前記絵付フィルムを供給し、前記
予備成形部に加熱装置を近接させて前記絵付フィルムを
可塑化させた後、前記予備成形型で可塑化した前記絵付
フィルムを予備成形し、さらに成形されたフィルムを型
抜きして前記主成形型に挿入するための成形フィルムを
作成することにある。
【0010】上記本発明に係る予備成形装置の特徴及び
予備成形方法の特徴によれば、成形品を作成する成形工
程の前に予備成形型を用いて予備成形を行う。前記絵付
フィルムを予備成形型を用いて予備成形した後に型抜き
して成形フィルムを作成するので、成形フィルムを主成
形型に装着した場合に絵柄の位置ずれが非常に少ない。
予備成形や型抜きを主成形と並行して行うので、成形フ
ィルムを迅速に主成形型に装着できることと相まって、
成形時間のロスがほとんどなく、生産能率を向上させ
る。
【0011】また、本発明によれば、既存の金型と成形
機とを使用できるので、成形品の品質が圧力低下等によ
り劣化する恐れもない。そして、既存の成形機に予備成
形装置を併用すればよいので、実施も極めて容易であ
る。
【0012】予備成形部に加熱装置を近接させて絵付フ
ィルムを可塑化させた後、予備成形型で可塑化した絵付
フィルムを予備成形するので、深絞り等にも位置精度よ
く対応することができる。しかも、予備成形型は予備成
形における熱に耐えれば良く、また主成形型と要部であ
る少なくとも一部がほぼ同一であれば足りる。よって、
予備成形型である予備成形型は、木型や樹脂等を用いて
非常に安価に作成することができる。
【0013】ところで、同第三の公報に記載の発明で
は、多層フィルムを予め加熱により軟化させることな
く、加圧と同時に初めて加熱するものであるから、形状
はなだらかで単純である。すなわち、対象物が反射鏡で
あり金属反射層を有していることからも、加熱装置によ
るフィルムの可塑化で絵柄のあるフィルムを深絞り等に
対応させるべく予備成形しようとする本発明と発想が異
なることは明らかである。
【0014】上記予備形成装置において前記フィルム型
抜装置が鋸状の抜刃を備えていることが望ましい。鋸状
を構成する各山形のピークに押圧力が集中し、絵付フィ
ルムをより効率的且つ確実に型抜きすることができるか
らである。そして、前記フィルム型抜装置が、前記抜刃
を前記予備成形部に近接移動させることの可能な型抜ユ
ニットと、この抜刃に対向する予備成形型の対向面に取
り付けた弾性体とにより構成することで、ピークを有す
る抜刃の損傷を防止することができる。
【0015】本発明の実施形態では、前記予備成形型と
フィルム型抜装置とが前記予備成形部に対して選択的に
近接・離隔移動自在である。成形作業と型抜き作業とを
独立させることで、各作業を確実に行うことができ、し
かもメンテナンス性をも向上させることができる。
【0016】前記予備成形型を前記予備成形部を挟んで
互いに近接する一対の型により構成することで、フィル
ムの不要なストレスや不要な変位を防ぎ、よりきれいに
且つ絵柄と立体形状との位置精度を良好に保ちつつ予備
成形を行うことができる。特に、前記予備成形部におい
て絵付フィルムを成形される部分の周囲で挟み込むため
のクランプ部材を設けることで、フィルムの保持とフィ
ルムの成形とが独立し、フィルムの全周にわたるより均
一な絞り加工が可能となる。
【0017】前記絵付フィルムは前記予備成形部におい
てほぼ水平に配向することが望ましい。絵付フィルムの
加熱による可塑化で垂下部を生じても、フィルムを垂直
にした状態のようにフィルムの垂下がフィルムの平面方
向に偏ることがないので、絵柄と予備成形型との位置精
度を良好に保つことができるからである。この場合、特
に、前記予備成形型をなす下予備成形型を雄型とし、前
記予備成形部に対し上方に向かって近接させることが望
ましい。位置の不安定となった垂下部分を下からまず支
えることでその水平位置を安定させ、その支持状態を維
持しながら雄型を上昇させることで、精度よく予備成形
を行うことができる。
【0018】本発明の実施形態では、前記予備成形型と
加熱装置との間に前記絵付フィルムを配置して前記加熱
装置の発熱により前記絵付フィルムを可塑化させて予備
成形を行った後、前記フィルム型抜装置に設けた抜刃を
予備成形され前記予備成形型に支持された前記絵付フィ
ルムに押し付けることで前記成形フィルムを作成する。
すなわち、予備成形型と抜刃との間で絵付フィルムを挟
んで型抜きをするので、予備成形型が有効利用される。
【0019】前記予備成形は例えば真空成形や圧空成形
により行われる。前記絵付フィルムが基材、絵柄及びこ
の絵柄の保護層を有していてもよい。前記絵付フィルム
が規則的な絵柄を有する場合は、前記フィルム供給装置
が1工程分ずつ前記絵付フィルムを送り出す。当該予備
成形装置の制御装置が、前記成形装置の制御装置のタイ
ミングに従属していれば、予備成形装置の制御をより確
実に行うことが可能となる。
【0020】一方、上記特徴に記載の予備成形装置を使
用する成形方法の特徴は、主成形装置の主成形型と少な
くとも一部がほぼ同一の予備成形型により前記絵付フィ
ルムを予備成形した後に型抜きして成形フィルムを前記
予備成形装置により作成し、この成形フィルムを前記主
成形装置の主成形型に挿入した後に前記樹脂を供給する
ことにある。ここで、前記絵付フィルムの樹脂を前記供
給される樹脂と同一材料とすることで、リサイクルがよ
り促進されることとなる。また、本発明は前記成形が熱
可塑性樹脂の成形方法である場合に好適に実施すること
ができる。
【0021】
【発明の効果】このように、本発明に係る上記予備成形
装置並びにこれを用いた予備成形方法及び主成形方法の
上記各特徴によれば、主成形装置における既存の金型に
特殊な加工を施すことなく、深絞りや複雑な形状の成型
品に対しても絵柄を効率的に施すことが可能となった。
なお、本発明の他の目的、構成、効果については以下に
示す「発明の実施の形態」の項で明らかになるであろ
う。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照しながら、
本発明をさらに詳しく説明する。まず、図1〜8を参照
しながら、本発明の第一実施形態について説明する。
【0023】図1〜3に示すように、本発明に係る成形
システム1は、主成形装置2及び予備成形装置3を備え
ている。予備成形装置3はロール状の絵付フィルム4を
成形及び抜き加工することにより、主成形装置2に挿入
使用する成形フィルム5を作成する。
【0024】主成形装置2は、型締装置11と射出装置
16とを備えている。また、型締装置11は4本のロッ
ド11cを介してスライド可能な可動盤11aとこれに
対向する固定盤11bとを備えている。これら可動盤1
1a,固定盤11bには、それぞれ主成形型である可動
型12及び固定型13が取り付けられて、これら可動型
12,固定型13の間で射出成形として主成形が行われ
る。アクチュエーター14及び可動盤11aを介して開
閉される可動型12,固定型13間にはアクチュエータ
ー14に形成された孔より射出装置16から熱可塑化さ
れた樹脂が供給される。
【0025】予備成形装置3は、大略、フレーム21、
予備成形型22,フィルム供給装置25、加熱成形手段
30、フィルム型抜装置35及び成形フィルム搬送装置
50を備えている。また、予備成形装置3は、フレーム
21の下部を介して、別体の既製品として構成されてい
る主成形装置2の可動盤11aの上方に脚部21cを介
して跨らせてある。本実施形態における図6の予備成形
型22及び図8の可動型12は、図4(a)に示すよう
に樹脂105の湾曲内側に絵付フィルム101を有する
成形品100を成形するものである。但し、本発明は図
4(b)のように樹脂105の湾曲外側に絵付フィルム
101を有する成形品100を成形してもよい。また、
これらに限られず、さらに複雑な形状や平面的な形状に
シートを成形しても構わない。
【0026】絵付フィルム4は、各種樹脂フィルム等よ
りなる基材に印刷で絵柄を施したものを用いる。絵柄と
は、絵、図形、文字、記号等のいずれか又はこれらの結
合である。また、絵柄が成形時に注入される樹脂により
損なわれる場合には、図5に示すように、基材102の
絵柄103側にこの絵柄103のための保護層104を
設けた絵付フィルム101を用いても良い。この場合、
樹脂105は保護層104側に注入されて基材102側
が表面となっているが、保護層104側を表面としても
よい。後者の場合、保護層104としてウレタン系等の
熱硬化性樹脂によるハードコート加工層を用いてもよ
い。
【0027】主成形装置2において射出装置16から供
給される樹脂105としては、ABS,PP、PE、P
S、PET、アクリル又はPVC等を用いることができ
る。一方、基材102としてもこれらの材料を用いるこ
とができる。そして、樹脂105と基材102,絵柄1
03及び保護層104とを同一又は同系統の樹脂とする
ことで、プラスチック製品のリサイクルをより容易に促
進することが可能となる。同一の場合とは、例えばAB
Sの基材102、絵柄103及び保護層104に対して
ABSの樹脂105を用いる場合をいう。また、同系統
の場合とは、例えばアクリル又はスチレンの基材10
2,絵柄103及び保護層104に対してABSの樹脂
105を用いる場合等をいう。
【0028】予備成形型22及びフィルム供給装置25
はフレーム21の中部に取り付けられている。フィルム
供給装置25は、絵付フィルム4を巻き付けた供給ボビ
ン26と、予備成形型22の開口側に絵付フィルム4を
跨らせる複数の小ローラー28と、絵付フィルム4の1
ピッチ分(1工程分)を送り出すための光電管29と、
成形・打ち抜き後の絵付フィルム4を巻き取る巻き取り
ボビン27とを備えている。巻き取りボビン27は巻取
側クラッチ27aを介して巻取側モーター27bにより
巻き取り駆動される。また、供給ボビン26は供給側ク
ラッチ26aを介して供給型モーター26bによりバッ
クテンションが掛けられる。
【0029】図6に示すように、予備成形型22は成形
フィルム5を形成するための部分である型部22aと、
第一ポンプ31により予備成形型22内の空気を排気す
る通気路22bと、弾性層39の連携によって絵付フィ
ルム4を挟み込む込む縁部22cとを備えている。予備
成形型22は可動型12作成時の木型を利用し、熱硬化
性樹脂等により簡単に作成することができる。すなわ
ち、予備成形型22は加熱成形手段30の加熱部38に
よる加熱時において変形しない性質と強度とを有してい
れば足り、非常に簡易に製作できる利点がある。また、
可動型12と予備成形型22とはその全てが同一である
必要はなく、成形フィルム5に対応する型部22a、型
部12aが共通ないしほぼ同一であれば足りる。
【0030】絵付フィルム4を予備成形すると共に打ち
抜いて成形フィルム5を形成するための加熱成形手段3
0では、図1,2に示すように、中張出部21bに支持
される4つのベアリング33aにスライド可能にロッド
33を挿通し、このロッド33に加熱ヘッド32を取り
付け、横アクチュエーター34によりフィルムの加熱装
置である加熱ヘッド32を予備成形型22に対して遠近
移動させる。加熱ヘッド32におけるフィルム型抜装置
35は、ヘッド基部36と、このヘッド基部36を成形
物に合わせて円弧状又は方形状に貫通する押し出し部3
7と、これらヘッド基部36,押し出し部37の表面に
互いに独立に貼り付けられる加熱部38,弾性層39を
備え、さらに押し出し部37の区画の内側に加熱部38
から突出させた環状の抜刃40とを備えている。押し出
し部37はカム41の回転により絵付フィルム4側へ押
し出される。図6,7に示すように、抜刃40は通常弾
性層39により表面から突出しないように保護されてい
るが、押し出し部37の成形された絵付フィルム4側へ
の押し出しで、弾性層39を薄くなるように変形させて
絵付フィルム4を打ち抜くように切断する。なお、抜刃
40はトムソン加工又はシーリング加工等に用いるもの
を使用する。
【0031】図3,6に示すように、カム41はモータ
ー42により駆動回転され、押し出し部37を押し出す
押し出し機構として機能する。なお、押し出し機構は、
油圧や空気圧のアクチュエーターにより構成することも
できる。また、加熱部38はニクロム線又はカーボン等
によるヒーター等であり、加熱電源43からの電力供給
により発熱し、絵付フィルム4を熱可塑化させる。弾性
層39は耐熱性のシリコンゴム等により構成するとよ
い。
【0032】図1〜3、8に示すように、加熱成形手段
30により成形された成形フィルム5を予備成形型22
から取り出して可動型12に移動させる成形フィルム搬
送装置50は、上張出部21aに支持された2つのベア
リング51aを介してスライド自由に支持されたロッド
51と縦アクチュエーター52とを介して吸着ヘッド5
5を上下移動させる。ロッド51,縦アクチュエーター
52の先端には中継体53を取り付けてあり、さらに横
アクチュエーター54を介して吸着ヘッド55を予備成
形型22に対する遠近方向に移動可能である。
【0033】吸着ヘッド55の表面には微細な孔を多数
形成してあり、吸着ポンプ56による吸引で成形フィル
ム5を吸着する。また、吸着ヘッド55は帯電装置57
により帯電させられ、成形フィルム5の吸着搬送時に成
形フィルム5全体を帯電させて可動型12に成形フィル
ム5を静電吸着させる。吸着ヘッド55は成形フィルム
5の立体形状に合わせて立体的に形成してもよく、表面
にゴム又は樹脂製の吸盤を設けて複数箇所で吸着させて
もよい。
【0034】成形型である可動型12及び固定型13を
開閉させるアクチュエーター14は第一電磁弁46aの
油圧方向切り替えにより駆動する。また、この第一電磁
弁46aや射出装置16全体のシーケンス制御は第一制
御装置47aにより行われる。一方、横アクチュエータ
ー34は第二電磁弁46bに、横アクチュエーター54
は第三電磁弁46cに、縦アクチュエーター52は第四
電磁弁46dによりそれぞれ制御され、これら第二電磁
弁46b,第三電磁弁46c,第四電磁弁46d及び予
備成形装置3のモーターやポンプ等は第二制御装置47
bによりシーケンス制御される。そして、第二制御装置
47bの制御は第一制御装置47aの制御タイミングに
従属して行われ、予備成形装置3の動作は主成形装置2
の動作に対して確実に連携することとなる。
【0035】次に、上述の成形システム1の動作につい
て説明する。まず、巻取側モーター27b及び巻き取り
ボビン27により絵付フィルム4が巻き取られ、光電管
29により絵付フィルム4のピッチマークが検出された
時点で巻き取りボビン27が静止する。このとき、主成
形装置2での射出成形は並行して行われている。次い
で、図6(a)に示すように加熱ヘッド32が予備成形
型22に近接し、縁部22cと弾性層39との間に絵付
フィルム4が挟み込まれ、通電され加熱された加熱部3
8により絵付フィルム4が可塑化(軟化)される。可塑
化が十分に完了したところで第一ポンプ31による吸引
が行われ、図6(b)に示すように絵付フィルム4が真
空成形される。その後、カム41が回転して押し出し部
37を予備成形型22側に押し出し、図6(c)及び図
7に示すように抜刃40により絵付フィルム4を切断し
て成形フィルム5を形成する。成形後に抜刃40による
抜き加工を行えば、切断位置のずれを防ぐことができ、
その結果、成型品に対する絵柄のずれを結果的に防ぐこ
とができる。
【0036】その後、図1の横アクチュエーター34が
駆動して予備成形型22から加熱ヘッド32を離隔さ
せ、図8(a)に示すように吸着ヘッド55を予備成形
型22,加熱ヘッド32間に下降させる。そして、横ア
クチュエーター54を伸長させて吸着ヘッド55に成形
フィルム5を接触させると共に吸着ポンプ56を動作さ
せて吸着ヘッド55表面に成形フィルム5を吸着させ、
横アクチュエーター54を縮小させる。
【0037】主成形装置2での成形が完了して可動型1
2,固定型13が解放されたタイミングに縦アクチュエ
ーター52を伸長させて可動型12,固定型13間に成
形フィルム5を吸着ヘッド55により搬送する。この搬
送の間に帯電装置57で成形フィルム5を帯電させ、横
アクチュエーター54を伸長させて可動型12に成形フ
ィルム5を近接させると、図8(b)のように、静電気
により成形フィルム5は可動型12の型部12aに吸着
する。
【0038】次いで、縦アクチュエーター52を縮小さ
せて可動型12近傍から吸着ヘッド55を待避させ、図
3のアクチュエーター14を伸長させて、図8(c)に
示すように可動型12と固定型13を閉じる。そして、
射出装置16を固定型13に接当させた状態で可塑化し
た樹脂を注入供給することで可動型12及び成形フィル
ム5と固定型13との間の空隙に樹脂を充填させて絵付
きの成型品が完成する。なお、本発明は、成形後にフィ
ルムの基材を除去しないインサート成形としても、転写
箔として構成されたフィルムの基材を除去するインモー
ルド成形としても実施することができる。
【0039】次に、本発明のさらに他の実施形態につい
て以下説明する。なお、上述の実施形態と同様の部材に
は同様の符号を附してある。
【0040】図9に示す第二実施形態では、予備成形装
置3を主成形装置2に対して横側に載置してある。本実
施形態では、キャスター等により移動可能なフレーム5
8に予備成形型22,供給ボビン26,巻き取りボビン
27,アクチュエーター59等を取り付けてある。予備
成形型22は可動型12とほぼ同じ高さの位置に配置さ
れ、アクチュエーター59の伸縮により予備成形型22
で形成された成形フィルム5を可動型12まで移動させ
る。本実施形態に係る予備成形装置3を用いて成形シス
テム1を構成すれば、全体の高さは従前とほぼ変わらな
いため、工場におけるレイアウト等の制約を受けにくい
利点がある。また、既存の主成形装置2に対して予備成
形装置3の設置や除去が行いやすい利点もある。
【0041】図10,11に示す第二実施形態は、予備
成形型22を圧空成形用の金型とし、抜刃40の他に第
二抜刃44を設けた点が異なる。図10(a)に示すよ
うに、ヘッド基部36,加熱部38,弾性層39には通
気路36aを形成すると共に、吸引・圧縮用の第二ポン
プ45を接続してある。まず、予備成形型22と弾性層
39との間に絵付フィルム4を挟み、第一ポンプ31で
圧縮空気を送り込むと共に第二ポンプ45で吸引を行う
ことで弾性層39に絵付フィルム4を密着させ、加熱部
38の発熱により絵付フィルム4の可塑化を行う。
【0042】絵付フィルム4の可塑化が十分に行われた
ところで、図10(b)に示すように、第一ポンプ31
による吸引と第二ポンプ45による圧縮空気の送り込み
で絵付フィルム4を成形する。さらに図10(c)に示
すようにカム41を駆動させて抜刃40により絵付フィ
ルム4を切断して成形フィルム5を形成する。
【0043】その後、図11(a),図1に示すように
先の横アクチュエーター34をさらに伸長させて縁部2
2cに第二抜刃44を圧接することで、絵付フィルム4
を切断し第二成形フィルム6を形成する。その後、加熱
ヘッド32を開き予備成形型22から成形フィルム5及
び第二成形フィルム6を除去する。第二成形フィルム6
をも除去することで、巻き取りボビン27による絵付フ
ィルム4の巻き取り除去も容易となる。第二成形フィル
ム6の除去は上記成形フィルム搬送装置50に類似する
装置で行うことができる。なお、本実施形態による第二
成形フィルム6の打ち抜きは図5に示す絵付フィルム形
成用のシートを作成する際にも適用することができる。
また、本実施形態は上記第一実施形態で示した真空成形
にも適用することができる。
【0044】次に、図12〜19を参照しながら、本発
明の第四実施形態について説明する。本実施形態では、
予備成形装置3を主成形装置2の側方に載置する点では
第二実施形態と同様であるが、絵付フィルム4が予備成
形部においてほぼ水平に配向される点と、予備成形型及
び抜刃が別体である点とが異なる。本実施形態では成形
品が洗面器であり、深絞りの成形フィルム5を形成し、
洗面器の内面にインサート成形で絵柄を設けている。
【0045】図12〜16に示すように、予備成形装置
3は、大略、フレーム61に対し、絵付フィルム4を供
給し巻き取るフィルム供給装置62と、絵付フィルム4
を予備成形部においてクランプするクランプ部材68
と、絵付フィルム4の加熱を行う加熱装置70と、互い
に予備成形を行う下予備成形型ユニット76及び上予備
成形型ユニット82と、抜き加工を行う型抜ユニット9
1とを備えている。フレーム61は、フレーム基部61
a上に立ち上がらせた一対の下フレーム61b,61b
の間に2枚の横掛材61c,61cを渡し掛け、開口部
61fを開口した水平仕切板61d上に一対の上フレー
ム61e,61eを設けてなる。
【0046】フィルム供給装置62において、絵付フィ
ルム4はフレーム61の下部における左右に配置された
エアークランプ軸62a,62bに供給側フィルムロー
ル4a,巻取側フィルムロール4bとしてそれぞれ取付
配置される。また、エアークランプ軸62aに対しては
駆動機構63により巻き戻しテンションとバックテンシ
ョンが付与され、エアークランプ軸62bに対しては駆
動機構63により巻き取りテンションが付与される。供
給側フィルムロール4aから供給される絵付フィルム4
は、揺動ローラー66a、光電管29及び複数のローラ
ーを経て供給ローラー64に到達し、予備成形部Fを水
平に横切ってニップローラー65,65間を通過し、揺
動ローラー67a及び複数のローラーを経て巻取側フィ
ルムロール4bに巻き取られる。揺動ローラー66aは
揺動軸66bを中心に揺動するアームの先端に、揺動ロ
ーラー67aは揺動軸67bを中心に揺動するアームの
先端に、それぞれ配置されている。
【0047】クランプ部材68は鋼板又は耐熱材料より
なり、下予備成形型80,上予備成形型89又は抜刃9
9を通過させるための貫通孔68aを有している。ま
た、各クランプ部材68は上又は下から四角でアクチュ
エーター69により支えられ、下降・上昇駆動されて両
クランプ部材68,68間に絵付フィルム4をクランプ
する。クランプ時の絵付フィルム4の位置が成形水平中
心面Hとなるのであるが、光電管29との位置合わせの
関係より、成形水平中心面Hは供給ローラー64,ニッ
プローラー65間に張られた絵付フィルム4の位置に合
わせることが望ましい。
【0048】加熱装置70は予備成形部Fの絵付フィル
ム4を加熱軟化させるためのものであって、複数本のヒ
ーター管71を有しており、加熱装置支持板70aに支
持され、一対の上フレーム61e,61e間に支持され
るガイドレール74a及びスライダー74bを介して図
12の左から右側へスライドする。スライダー73bは
ガイド管73aに摺動自在に外嵌し、圧縮空気にて左右
移動するガイド管73a内の図示しないスライダーに対
しスライダー73bが磁力により連動して移動する。ガ
イド管83a,スライダー83b,ガイド管93a,ス
ライダー93bもガイド管73a,スライダー73bと
同様の構造であり、それぞれ左右の待機位置と、成形垂
直中心線Mに中心を一致させる動作位置とで加熱装置7
0,上予備成形型89,抜刃99を往復移動させる。
【0049】下予備成形型80を上下移動させる下予備
成形型ユニット76は、フレーム61に固定される一対
の支持板76a,76aに支持される。支持板76a上
に固着された板には4つのボールガイド77aが取り付
けられ、ボールガイド77aに摺動自在に出退する各ガ
イド軸77bの先端に可動板79aが固定される。そし
て、ボールガイド77aと共にフレーム61側に固定さ
れるアクチュエーター78aの駆動ロッド78bに可動
板79aが固定され、アクチュエーター78aの駆動に
より下予備成形型80が可動板79a及びスペーサー7
9bと共に上下移動する。
【0050】上予備成形型89を上下移動させる上予備
成形型ユニット82は一対の上フレーム61e,61e
間に跨るスライド板85に支持される。各上フレーム6
1eの上端にはガイドレール84aが取り付けられ、そ
の上を摺動自在に移動するスライダー84bを介してス
ライド板85が取り付けられる。主成形装置2に近い側
の上フレーム61eには先のガイド管83aが固定さ
れ、これを摺動自在に移動するスライダー83bが連結
片83cを介してスライド板85に固定され、スライド
板85を成形垂直中心線Mの位置と待機位置に摺動移動
させる。スライド板85に固定された四つのボールガイ
ド86a及びこれに摺動自在に挿通するガイド軸86b
を介して可動板88aが支持される。スライド板85に
固定されたアクチュエーター87aの駆動ロッド87b
は可動板88aに取り付けられ、上予備成形型89を可
動板88a及びスペーサー88bと共に上下移動させ
る。
【0051】抜刃99を上下移動させる型抜ユニット9
1はスライド板85同様に一対の上フレーム61e,6
1e間に跨るスライド板95に支持される。上記ガイド
レール84aを摺動自在に移動するスライダー94bを
介してスライド板95が取り付けられる。主成形装置2
から遠い側の上フレーム61eには先のガイド管93a
が固定され、これを摺動自在に移動するスライダー93
bがスライド板95に固定され、スライド板95を成形
垂直中心線Mの位置と待機位置に摺動移動させる。スラ
イド板95に固定された四つのボールガイド96a及び
これに摺動自在に挿通するガイド軸96bを介して可動
板98aが支持される。スライド板95に固定されたア
クチュエーター97aの駆動ロッド97bは可動板98
aに取り付けられ、抜刃99を可動板98a及びスペー
サー98bと共に上下移動させる。
【0052】本実施形態では、下予備成形型80が雄型
であり上予備成形型89が雌型である。下予備成形型8
0からは図示しない微細な孔を介して圧縮空気が供給さ
れ、上予備成形型89からは図示しない微細な孔を介し
て吸引がなされる。下予備成形型80,上予備成形型8
9には雄型・雌型のいずれも装着でき、また、上下いず
れもが吸引又は圧縮空気供給のいずれも行うことができ
る。
【0053】図19(a)は図18のc部拡大図であ
り、型抜ユニット91における刃支持板98cの下面に
は硬質ゴム等よりなる上弾性体98dを介して抜刃99
が支持されている。抜刃99はリボン鋼等の先端を鋭利
に薄く尖らせたものであり、図19(c)、図20に示
すように、側面視でピーク99bを有する山形99aを
連続的に設けた鋸状を呈する。各山形99aは図20
(a)(c)のように側面視でそのピーク99bを鋭利
に形成する他、図20(b)のようにそのピーク99b
が側面視でなだらかな曲線を描くように形成してもよ
い。一例を挙げると、厚さ0.3mm程度のフィルムを
各ピーク間のピッチPが3mm程度のピークが鋭利な抜
刃99により打ち抜くことができた。但し、各ピークの
形状やピーク間のピッチは絵付フィルム4の厚み、材質
等によって適宜変更が可能であり、この数値に限定され
るものではない。例えば、各山形99aはピーク99b
を通る垂直線に関し、図20(a)(b)に示すように
対称的に形成する他、図20(c)に示すように非対称
に形成してもよい。この形状の抜刃99は先の実施形態
における抜刃40,第二抜刃44についても用いること
ができる。
【0054】一方、下予備成形型80における突出部8
0aを支持する唾部80bの上面には上弾性体98dと
同様の下弾性体80cが貼り付けられ、下弾性体80c
の上面である下型上面S2により絵付フィルム4を支持
すると共に抜刃99の先端を下凹部80dに受け入れて
絵付フィルム4を符号Xの位置で切断する。すなわち、
型抜ユニット91と下予備成型型80の鍔部80b等で
型抜装置を構成する。なお、図21に示すように、上述
の下型上面S2に対して抜刃99が鋸状又は直線状に拘
わらず、その刃先99cになだらかな傾斜を付与するこ
とでも、切断性を良好にすることができる。
【0055】先の切断位置切断部Xが絵付フィルム4の
立体的に成形された部分に掛かるなら、切断された残余
の絵付フィルム4に突出部を生じ、巻取側フィルムロー
ル4bへの巻き取りが困難となる。したがって、上予備
成形型89の下面89aと下予備成形型80における唾
部80bの上端とを少なくとも切断位置切断部Xにおい
て先の成形水平中心面H上で接当させることが求められ
る。したがって、図17,19に示すように、下予備成
形型80の唾部80b上面(下弾性体80cの上面(下
型上面S2))と、上予備成形型89の下面89a(上
型下面S1)と、上弾性体98dの下面(抜刃支持部下
面S3)とを成形水平中心面Hに位置合わせすることが
必要であり、型や刃に応じた位置合わせは、スペーサー
79b、スペーサー88b、スペーサー98bの厚みに
より調整される。
【0056】ここで、まず、図12,16を参照しなが
ら、フィルム供給装置62による絵付フィルム4の送り
動作を説明する。ニップローラー65による絵付フィル
ム4の右方に対する送り出しの際に、供給側フィルムロ
ール4a,巻取側フィルムロール4bの双方を静止させ
た状態で揺動ローラー66aを上昇させる一方揺動ロー
ラー67aを下降させる。ニップローラー65によるフ
ィルムの繰り出し量は、光電管29により1ピッチ分の
フィルムマークを検出することで決定される。その後、
クランプ部材68,68で絵付フィルム4をクランプ
し、揺動ローラー66aを下降させながら供給側フィル
ムロール4aから絵付フィルム4を送り出し、揺動ロー
ラー67aを上昇させながら巻取側フィルムロール4b
で絵付フィルム4を巻き取る。
【0057】次に、図16〜19を参照しながら、絵付
フィルム4の成形手順について説明する。まず、印刷さ
れた絵付フィルム4をフィルムマークを検出するまで1
ピッチ分だけ上述の要領によりニップローラー65等に
より右方へ送る。そして、図17(a)の如くクランプ
部材68,68を互いに近接させてこれらにより絵付フ
ィルム4を挟み込む。この際、供給ローラー64.ニッ
プローラー65間に張られた絵付フィルム4の中心面は
成形水平中心面Hに一致させることが、フィルムマーク
による位置決定精度の点から望ましい。クランプ部材6
8,68による絵付フィルム4の挟み込みで、後述の成
形加工精度を向上させることができる。特に、クランプ
部材68は供給側フィルムロール4aのバックテンショ
ンを遮断し、ストレスなく絵付フィルム4を加熱するこ
とができる。
【0058】続いて、加熱装置70をクランプ部材68
上に移動させ、貫通孔68aを介してクランプされた絵
付フィルム4を加熱する。加熱により絵付フィルム4は
一旦符号4Dで示す一点鎖線のように垂れ下がり、さら
なる加熱で原位置に近づくように復帰する。絵付フィル
ム4が十分加熱された時点で、図17(b)に示すよう
に唾部80bとの一体部の上面を成形水平中心面Hに一
致させるまで下予備成形型80を上昇させる。下予備成
形型80の突出部80aで周囲がほぼ均等にクランプ部
材68によりクランプされた絵付フィルム4の垂下部4
Dを突き上げるので、絵付フィルム4の柄に歪み無く成
形を行うことができる。
【0059】また、図17(c)に示すように上予備成
形型89を下降させて、絵付フィルム4の成形を行う。
成形が完了したら、下予備成形型80の図示しない微細
孔から冷却空気を供給し、成形フィルム5を硬化させ
る。そして、図18(a)に示すように型抜ユニット9
1を下降させて、抜刃99により絵付フィルム4の抜き
加工を行う。抜き加工においては、図19(a)(b)
に示すように抜刃99を下降させて、下弾性体80cの
上面(下型上面S2)との間で絵付フィルム4を切断す
る。
【0060】切断が終了したら、型抜ユニット91を原
待機位置まで復帰させ、図18(b)に示すように、上
述した成形フィルム搬送装置50の吸着ヘッド55によ
り成形フィルム5を取り上げる。図15に示す例では、
汎用の成形フィルム搬送装置50を用いており、レール
50aを主成形装置2に取り付けて先の成形フィルム5
を可動型(成形型)12まで搬送し嵌合させる。クラン
プ部材68から成形フィルム5を移動させる際に、帯電
装置57に成形フィルム5を接触させて帯電させ、可動
型(成形型)12への吸着を容易にしている。次いで、
下予備成形型80を下降させ、図18(c)に示すよう
にクランプ部材68,68を離反方向に移動させて、ニ
ップローラー65により4xの形成された絵付フィルム
4を右方に1ピッチ分だけ巻き取り、上述の動作を繰り
返す。
【0061】最後に、本発明のさらに他の実施形態につ
いて説明する。上記第四実施形態では、上予備成形型8
9の下面89aが全ての部分において成形水平中心面H
より上側に位置していた。しかし、図22に示すよう
に、絵付フィルム4のうち切断部Xよりも外側の部分が
成形水平中心面Hにほぼ一致していれば、符号4wに示
す成形フィルム5の一部が成形水平中心面Hよりも下側
等、成形水平中心面Hの平面内に位置しなくてもよい。
【0062】上記実施形態では、主成形装置2により射
出成形を行った。しかし、本発明の予備成形装置3を用
いる対象となる主成形装置2としては、熱可塑性樹脂の
成型機を用いた成型方法であればよく、例えばブロー成
形方法であってもよい。成形品はあらゆる分野にわた
り、平面的な形状のものの他、深絞り部を有する成形品
の内外面双方に絵柄を付与することができる。
【0063】上記実施形態では、絵付フィルム4として
ロール状のフィルムを用いた。しかし、絵付フィルム4
としては、所望の形状にカットされたシート状のフィル
ムを用いてもよい。この場合、フィルム供給装置25
は、成形フィルム搬送装置50又はこれに類似する装置
により代用することが可能である。
【0064】上記実施形態では、フィルムマークを光電
管29により関知して1工程分のフィルム送り量を決定
した。しかし、木目柄や墨流し柄のような絵柄の場合
は、フィルム巻き取り装置の動作時間や巻き取り量を制
御することで、1工程分のフィルム送り量を決定しても
よい。
【0065】上記実施形態では、上弾性体98d及び下
弾性体80cとを硬質ゴムにより作成した。しかし、こ
れら弾性体の材料は抜刃99を損傷しないものであれば
よく、例えばシリコン等の耐熱合成樹脂等、種々の材料
を適宜用いることができる。
【0066】なお、特許請求の範囲の項に記入した符号
は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものに
すぎず、該記入により本発明は添付図面の構成に限定さ
れるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形システムの側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明に係る成形システムのブロック図であ
る。
【図4】(a)は絵柄を内側に附した成形品の斜視図、
(b)は絵柄を外側に附した成形品の斜視図である。
【図5】絵付きフィルムを用いて成形した成型品の拡大
断面図である。
【図6】真空成形による予備成形の手順を示す予備成形
型近傍の断面図であって、(a)は加熱開始時、(b)
は吸引によるフィルム成形時、(c)は成形されたフィ
ルムの切断時をそれぞれ示す図である。
【図7】図6の抜刃近傍における拡大断面図であり、
(a)は切断前、(b)は切断時の状態を示す図であ
る。
【図8】成形フィルムの搬送及び成形を示す断面図であ
って、(a)は予備成形型からの成形フィルムの取り出
し、(b)は主成形型に対する成形フィルムの装着、
(c)は樹脂の注入をそれぞれ示す図である。
【図9】本発明の第二実施形態に係る成形システムを示
す図2相当図である。
【図10】本発明の第三実施形態に係る圧空成形による
予備成形の手順を示す予備成形型近傍の断面図であっ
て、(a)は加熱開始時、(b)は圧空・吸引によるフ
ィルム成形時、(c)は成形されたフィルムの切断時を
それぞれ示す図である。
【図11】(a)は図10の後に成形フィルムをさらに
切断する状態を示す図、(b)は成形フィルムの取り出
し状態を示す図である。
【図12】本発明の第四実施形態に係る予備成形装置の
正面図である。
【図13】図12のB−B線断面図である。
【図14】図12の平面図である。
【図15】第四実施形態に係る予備成形装置、成形フィ
ルム搬送装置及び主成形装置の関係を示す平面図であ
る。
【図16】第四実施形態に係る予備成形装置の要部正面
図である。
【図17】第四実施形態に係る予備成形手順を示す要部
正面図である。
【図18】第四実施形態に係る予備成形手順を示す要部
正面図である。
【図19】(a)は図18(a)における符号cで示す
円内の縦断面図、(b)は(a)の切断状態を示す図、
(c)は(a)の正面図である。
【図20】抜刃の先端部近傍の側面図である。
【図21】抜刃の傾斜状態を示す側面図である。
【図22】成形型の別実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1:成形システム,2:主成形装置,3:予備成形装
置,4:絵付フィルム,4a:供給側フィルムロール,
4b:巻取側フィルムロール,4D:垂下部,5:成形
フィルム,6:第二成形フィルム,11:型締装置,1
1a:可動盤,11b:固定盤,11c:ロッド,1
2:可動型(主成形型),12a:型部,13:固定
型,14:アクチュエーター,16:射出装置,21:
フレーム,21a:上張出部,21b:中張出部,21
c:脚部,22:予備成形型,22a:型部,22b:
通気路,22c:縁部,25:フィルム供給装置,2
6:供給ボビン,26a:供給側クラッチ,26b:供
給側モーター,27:巻き取りボビン,27a:巻取側
クラッチ,27b:巻取側モーター,28:小ローラ
ー,29:光電管,30:加熱成形手段,31:第一ポ
ンプ,32:加熱ヘッド(加熱装置),33:ロッド,
33a:ベアリング,34:横アクチュエーター,3
5:フィルム型抜装置,36:ヘッド基部,36a:通
気路,37:押し出し部,38:加熱部,39:弾性
層,40:抜刃,40a:刃先,41:カム(押し出し
機構),42:モーター,43:加熱電源,44:第二
抜刃,45:第二ポンプ,46a:第一電磁弁,46
b:第二電磁弁,46c:第三電磁弁,46d:第四電
磁弁,47a:第一制御装置,47b:第二制御装置,
50:成形フィルム搬送装置,50a:レール,51:
ロッド,51a:ベアリング,52:縦アクチュエータ
ー,53:中継体,54:横アクチュエーター,55:
吸着ヘッド,56:吸着ポンプ(手段),57:帯電装
置,58:フレーム,59:アクチュエーター,61:
フレーム,61a:フレーム基部,61b:下フレー
ム,61c:横掛材,61d:水平仕切板,61e:上
フレーム,61f,61g:開口部,62:フィルム供
給装置,62a,62b:エアークランプ軸,63:駆
動機構,64:供給ローラー,65:ニップローラー,
66a,67a:揺動ローラー,66b,67b:揺動
軸,68:クランプ部材,68a:貫通孔,69:アク
チュエーター,70:加熱装置,70a:ヒーター支持
板,71:ヒーター管,72:熱遮蔽板,73a:ガイ
ド管,73b:スライダー,74a:ガイドレール,7
4b:スライダー,76:下予備成形型ユニット,76
a:支持板,77a:ボールガイド,77b:ガイド
軸,78a:アクチュエーター,78b:駆動ロッド,
79a:可動板,79b:スペーサー,80:下予備成
形型,80a:突出部,80b:唾部,80c:下弾性
体,80d:下凹部,82:上予備成形型ユニット,8
3a:ガイド管,83b:スライダー,84a:ガイド
レール,84b:スライダー,83c:連結片,85:
スライド板,86a:ボールガイド,86b:ガイド
軸,87a:アクチュエーター,87b:駆動ロッド,
88a:可動板,88b:スペーサー,89:上予備成
形型,89a下面,91:型抜ユニット,93a:ガイ
ド管,93b:スライダー,94b:スライダー,9
5:スライド板,96a:ボールガイド,96b:ガイ
ド軸,97a:アクチュエーター,97b:駆動ロッ
ド,98a:可動板,98b:スペーサー,98c:刃
支持板,98d:上弾性体,99:第三抜刃,99a:
山形,99b:ピーク,99c:刃先,100:成形
品,101:絵付フィルム,102:基材,103:絵
柄,104:保護層,105:樹脂,H:成形水平中心
面,M:成形垂直中心線,F:予備成形部,X:切断
部,S1:上型下面,S2:下型上面,S3:抜刃支持
部下面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 3C060 AA04 AB01 BA01 BB01 BD01 BE07 4F202 AC03 AG03 CA17 CB01 CK35 CN01 CN21 4F206 AD09 AD27 AG03 JA07 JB19 JF05 4F208 AC03 MA01 MA02 MB01 MG01 MH06 MJ22 MW01 MW23

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主成形装置の主成形型に絵付フィルムを
    装着し、この主成形型に樹脂を供給することにより絵付
    きの成形品を得るための成形フィルムを作成する予備成
    形装置であって、予備成形を行う予備成形部(F)に前
    記絵付フィルム(4)を供給するフィルム供給装置(2
    5,62)と、前記予備成形部(F)に近接・離隔移動
    自在であると共に予備成形前に前記絵付フィルムを前記
    予備成形部で可塑化させるように加熱するための加熱装
    置(32,70)と、前記絵付フィルム(4)を予備成
    形するための予備成形型(22,80,89)と、前記
    絵付フィルム(4)の予備成形後にこのフィルムを型抜
    きして前記主成形型に挿入するための成形フィルム
    (5)を作成するフィルム型抜装置(35,91)とを
    備えた予備成形装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルム型抜装置(35,91)が
    鋸状の抜刃(40,44,99)を備えている請求項1
    に記載の予備成形装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルム型抜装置が、前記抜刃(9
    9)を前記予備成形部に近接移動させることの可能な型
    抜ユニット(91)と、この抜刃(99)に対向する予
    備成形型(80)の対向面に取り付けた弾性体(80
    c)とよりなる請求項2に記載の予備成形装置。
  4. 【請求項4】 前記予備成形型(89)とフィルム型抜
    装置(91)とが前記予備成形部(F)に対して選択的
    に近接・離隔移動自在である請求項1に記載の予備成形
    装置。
  5. 【請求項5】 前記予備成形型が前記予備成形部を挟ん
    で互いに近接する一対の予備成形型(80,89)より
    なる請求項1に記載の予備成形装置。
  6. 【請求項6】 前記予備成形部(F)において絵付フィ
    ルム(4)を成形される部分の周囲で挟み込むためのク
    ランプ部材(68,68)を有している請求項5に記載
    の予備成形装置。
  7. 【請求項7】 前記絵付フィルム(4)を前記予備成形
    部(F)においてほぼ水平に配向してある請求項5に記
    載の予備成形装置。
  8. 【請求項8】 前記予備成形型をなす下予備成形型(8
    0)が雄型であり、前記予備成形部(F)に対し上方に
    向かって近接する請求項7に記載の予備成形装置。
  9. 【請求項9】 前記予備成形型(22,80)と加熱装
    置(32,70)との間に前記絵付フィルム(4)を配
    置して前記加熱装置(32,70)の発熱により前記絵
    付フィルム(4)を可塑化させて予備成形を行った後、
    前記フィルム型抜装置(35,91)に設けた抜刃(4
    0,44,99)を予備成形され前記予備成形型(8
    0)に支持された前記絵付フィルム(4)に押し付ける
    ことで前記成形フィルム(5)を作成する請求項1に記
    載の予備成形装置。
  10. 【請求項10】 前記予備成形を真空成形又は圧空成形
    により行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに
    記載の予備成形装置。
  11. 【請求項11】 前記絵付フィルム(4)が基材(10
    2)、絵柄(103)及びこの絵柄の保護層(104)
    を有している請求項1〜9のいずれかに記載の予備成形
    装置。
  12. 【請求項12】 前記絵付フィルム(4)が規則的な絵
    柄を有し、前記フィルム供給装置(25,62)が1工
    程分ずつ前記絵付フィルム(4)を送り出すものである
    請求項1〜9のいずれかに記載の予備成形装置。
  13. 【請求項13】 当該予備成形装置(3)の制御装置
    (47b)が、前記主成形装置(2)の制御装置(47
    a)のタイミングに従属している請求項1〜9のいずれ
    かに記載の予備成形装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜9のいずれかに記載の予備
    成形装置を使用する予備成形方法であって、予備成形を
    行う予備成形部(F)に前記フィルム供給装置(25,
    62)により前記絵付フィルム(4)を供給し、前記予
    備成形部(F)に加熱装置(32,70)を近接させて
    前記絵付フィルムを可塑化させた後、前記予備成形型
    (22,80,89)で可塑化した前記絵付フィルムを
    予備成形し、さらに成形されたフィルムを型抜きして前
    記主成形型に挿入するための成形フィルム(5)を作成
    することを特徴とする予備成形方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜9のいずれかに記載の予備
    成形装置を使用する成形方法であって、主成形装置
    (2)の主成形型(12)と少なくとも一部(22a)
    がほぼ同一の予備成形型(22)により前記絵付フィル
    ム(4)を予備成形した後に型抜きして成形フィルム
    (5)を前記予備成形装置により作成し、この成形フィ
    ルム(5)を前記主成形装置の主成形型(12)に挿入
    した後に前記樹脂を供給する主成形方法。
  16. 【請求項16】 前記絵付フィルム(4)の樹脂が前記
    供給される樹脂と同一材料である請求項15に記載の主
    成形方法。
  17. 【請求項17】 前記主成形が熱可塑性樹脂の成形方法
    である請求項15に記載の主成形方法。
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