JP2004066669A - インモールドラベリング方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長期間に亘ってラベルシートを金型内面に確実に吸着させることができ、メンテナンスが容易になるようにしたインモールドラベリング方法及び装置を提供する。
【解決手段】予め印刷されたラベルシート10を金型内に配置して、成形用樹脂を射出成形することにより、表面にラベルシート10が付着した成形品を製造する際に、ラベルシート10を静電気によって金型内に吸着させる。すなわち、射出成形用の一対の金型間に進退動作する取出しハンド30の一方の面に、ラベルシートの吸着手段(例えば吸着パッド51)及び帯電手段(例えば放電針53)を設ける。そして、吸着手段に保持されたラベルシート10を帯電手段によって帯電させて、金型の一方の内面に近接又は当接させると共に、吸着手段の吸着を解除することにより、ラベルシートを金型の一方の内面に静電気的に吸着させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばプラスチック容器などの射出成形品の表面に予め印刷されたラベルシートを一体に成形するためのインモールドラベリング方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック容器などの樹脂成形品の表面に直接印刷をしようとすると、インクの乗りが悪い等の理由から良い色を出すことが難しく、また、成形品表面が曲面等をなす場合には、印刷自体が難しいという問題があった。
【0003】
このため、鮮やかな色を出すために、紙等のシートに予め印刷し、このシートを容器に貼り付けることが行われている。しかし、容器の成形後にシートを貼り付けるのは、手間がかかると共に、剥がれる虞れがあるという問題があった。
【0004】
そこで、予め印刷されたラベルシートを金型内に配置して、成形用樹脂を射出成形することにより、表面にラベルシートが付着した成形品を製造するインモールドラベリング方法が行われている。
【0005】
このインモールドラベリング方法においては、ラベルシートをハンドの片面に吸着保持しておき、射出成形用金型が開いたときにハンドを金型間に侵入させ、吸着保持したラベルシートを金型内面に当接させてハンドでの吸着を解除すると共に、金型内面に設けた吸引口を通してラベルシートを吸着させて、ラベルシートを金型内面に保持させるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のインモールドラベリング方法では、金型内面に設けたスリット状の吸引口を通して、ラベルシートを真空吸着する手段を採用しているので、使っている間にスリットが詰まり、吸引力が落ちて、ラベルシートが落下したり、ずれたりして不良品発生率が高くなることがあった。このため、定期的に金型を分解して清掃しなければならず、作業時間が増えるという問題があった。
【0007】
したがって、本発明の目的は、長期間に亘ってラベルシートを金型内面に確実に吸着させることができ、メンテナンスが容易になるようにしたインモールドラベリング方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のインモールドラベリング方法は、予め印刷されたラベルシートを金型内に配置して、成形用樹脂を射出成形することにより、表面にラベルシートが付着した成形品を製造するインモールドラベリング方法において、前記ラベルシートを静電気によって前記金型内に吸着させることを特徴とする。
【0009】
上記インモールドラベリング方法によれば、ラベルシートを静電気によって金型内に吸着させるようにしたので、金型に吸引口を設ける必要がなく、通常の金型を使用することができる。また、長期間に亘ってラベルシートを金型内面に確実に吸着させることができ、メンテナンスを容易にすることができる。
【0010】
本発明のインモールドラベリング方法においては、射出成形用の一対の金型間に進退動作するハンドを設け、このハンドの一方の面には前記ラベルシートの吸着手段及び帯電手段を設け、他方の面には成形品の吸着手段を設け、前記金型が開いたときに上記ハンドを前記金型間に侵入させ、前記ラベルシート吸着手段に保持されたラベルシートを前記帯電手段によって帯電させて、前記金型の一方の内面に当接又は近接させると共に、前記ラベルシート吸着手段の吸着を解除して、前記ラベルシートを前記金型の一方の内面に静電気的に吸着させ、更に、前記金型の他方の内面に保持された成形品に前記成形品吸着手段を当接又は近接させて前記成形品を吸着保持して取出し、次いで前記ハンドを金型間から退避させる工程を含むことが好ましい。
【0011】
上記態様によれば、金型が開いたときにハンドを金型間に侵入させて、開いた一方の金型の内面には前記ラベルシートを吸着保持させ、他方の金型の内面からは前記成形品吸着手段によって成形品を取出すことができ、作業性を向上させることができる。
【0012】
また、本発明のインモールドラベリング装置は、開閉動作する射出成形用の一対の金型と、この金型間に進退動作するハンドとを備え、このハンドの一方の面にはラベルシートの吸着手段及び帯電手段が設けられ、前記ハンドの他方の面には成形品の吸着手段が設けられていることを特徴とする。
【0013】
上記インモールドラベリング装置によれば、ハンドの一方の面に設けた吸着手段でラベルシートを吸着保持させて、金型が開いたときに上記ハンドを金型間に侵入させ、ハンドの一方の面に設けた帯電手段によってラベルシートを帯電させ、次いでラベルシートを一方の金型の内面に当接又は近接させると共に、前記ラベルシート吸着手段による吸着を解除することにより、ラベルシートを金型内面に静電気的に吸着させることができる。
【0014】
上記インモールドラベリング装置においては、前記ハンドが前記金型間に侵入するとき、その侵入方向先端部を受け入れて支持する支持部材が、前記金型の側方に配置されていることが好ましい。
【0015】
上記態様によれば、ハンドの侵入方向先端部が、金型の側方に配置された支持部材に支持されるので、ハンドの位置が安定し、一方の金型内面へのラベルシートの取付け位置や、他方の金型内面からの成形品の取出し位置などを正確に決めることができ、誤動作を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1〜14には、本発明によるインモールドラベリング方法及び装置の一実施形態が示されている。図1は同装置の全体を示す概略斜視図、図2は同装置におけるラベルシートの吸着手段及び帯電手段を示す斜視図、図3は同ラベルシートの吸着手段及び帯電手段を示す側面図、図4は同装置におけるハンドの侵入方向側から見た説明図、図5は同装置におけるハンドのラベルシート保持面側から見た説明図、図6は同装置によってラベルシートを吸着する状態の平面図、図7は同装置によってラベルシートを吸着した後、ハンドを回動させた状態の平面図、図8は同装置によってハンドを金型間に侵入させた状態を示す平面図、図9は同装置によって侵入したハンドに保持されたラベルシートを一方の金型内面に吸着させ、他方の金型内面から成形品を取出す状態を示す平面図、図10は同装置によって侵入したハンドに保持されたラベルシートを一方の金型内面に吸着させ、他方の金型内面から成形品を取出した後の状態を示す平面図、図11は同装置によってハンドを金型間から後退させる状態を示す平面図、図12は同装置によって取出した成形品をコンベヤに置く状態を示す平面図、図13はラベルシートの一例を示す斜視図、図14はラベルシートをインサート成形した容器の蓋を示す斜視図である。
【0017】
図13に示すように、本発明で使用するラベルシート10は、紙、合成樹脂、ラミネート紙などのシートに印刷11が施されたものからなっている。上記シートの材料は、印刷が可能で、成形用樹脂に対して、成形時における溶着が可能なものであれば特に限定されないが、合成樹脂フィルムの表面を化学的あるいは物理的に処理して、筆記性、印刷性、不透明性などを改良した合成紙が好ましく採用される。また、基層の両面に紙状層を形成した三層等の構造からなるラミネート合成紙であってもよい。このような合成紙は、既に各社から市販されており、例えば「ユポ」(商品名、王子油化製)などを用いることができる。
【0018】
図14に示すように、このラベルシート10は、後述するインモールドラベリング方法により成形品12の表面に溶着されて一体成形される。その結果、ラベルシート10を貼り付ける手間が省略され、成形後に貼り付けた場合に比べて、仕上がりもきれいで自然になる。なお、成形品12の成形用樹脂としては、射出成形が可能な熱可塑性樹脂で、上記ラベルシート10に溶着可能なものであれば特に限定されないが、例えば容器などの場合には、ポリプロピレンが好ましく使用される。
【0019】
次に、本発明のインモールドラベリング装置の一実施形態を説明する。
図1及び図6〜12に示すように、このインモールドラベリング装置は、射出成形用金型20を有している。金型20は固定金型21と可動金型22とで構成され、固定金型21と可動金型22とが閉じたときに、ノズル23が固定金型21に設けたゲート24に当接し、溶融樹脂が金型内に射出される。そして、固定金型21と可動金型22とが開くと、固定金型21側に成形品が残っているので、これをハンド30で取出すようになっている。
【0020】
金型20の固定プラテンに水平アーム31が連設されており、この水平アーム31に設けたレール32に沿ってスライダ38が移動可能に取付けられている。水平アーム31にはサーボモータ34によって回転する図示しないボールネジが内蔵されており、上記スライダ38はこのボールネジに螺合しており、サーボモータ34の作動により、上記レール32に沿って移動するようになっている。また、このスライダ38に設置されたエアシリンダ37によって昇降ベース33が昇降可能に取付けられている。
【0021】
昇降ベース33には、図示しない支軸を介してハンド30が取付けられている。また、昇降ベース33の後部にはエアシリンダ35が取付けられており、このエアシリンダ35は上記支軸を軸方向にスライドさせて、ハンド30を金型20に向けて進退動作させるようになっている。また、昇降ベース33の前部には、ロータリアクチュエータ36が取付けられており、このロータリアクチュエータ36は、上記支軸を中心にしてハンド30を回動させるようになっている。
【0022】
上記ハンド30は、図4に示すように、上記昇降ベース33から伸びる図示しない支軸に連結された基板40と、この基板40にスペーサ41を介して平行に取付けられたサブ基板42とからなるフレームを有している。そして、基板40とサブ基板42とに対して垂直に設置された複数のガイドスリーブ43に挿入されたガイド棒44を介して、基板40のサブ基板32側には、シート保持基板45が取付けられている。このシート保持基板45には、同じく基板40及びサブ基板42に設置されたエアシリンダ46の作動ロッドが連結されており、このエアシリンダ46によって、シート保持基板45がガイド棒44の軸方向に押出されたり、引き込んだりするようになっている。
【0023】
また、基板40の反対側には、同じく基板40とサブ基板42とに対して垂直に設置された複数のガイドスリーブ47に挿入されたガイド棒48を介して、成形品保持基板49が取付けられている。この成形品保持基板49には、基板40及びサブ基板42に設置されたエアシリンダ50の作動ロッドが連結されており、このエアシリンダ50によって、成形品保持基板49がガイド棒48の軸方向に押出されたり、引き込んだりするようになっている。
【0024】
シート保持基板45には、前記ラベルシート10の周縁部に当接できるように環状に配列された複数の吸着パッド51が、吸着するラベルシート10の枚数に応じて複数組取付けられている。図2に示すように、各組の吸着パッド51は、ラベルシート10の周縁部に当接するように3つずつ配置されており、この3つの吸着パッド51の中央に円盤状の部材52が設置されており、この円盤状の部材52に複数本の放電針53が取付けられている。放電針53には、図示しない電気回路によって直流電圧が印加され、この放電針53に近接配置されるラベルシート10が帯電するようになっている。
【0025】
成形品保持基板49には、複数の吸着パッド55が取付けられている。この吸着パッド55は、可動金型22に支持された成形品に当接するように環状に配列されており、この環状に配列された組が可動金型22から1度に取出される成形品の数に応じて複数組設けられている。
【0026】
ハンド30の先端部には、軸60が突き出している。そして、金型20を挟んで、上記ハンド30に対向する位置に、固定金型21に連接された支持板61が配置されている。そして、この支持板61には、ハンド30が固定金型21と可動金型22との間に侵入するとき、上記軸60の先端を受け入れて保持する受け孔62が形成されている。
【0027】
また、水平アーム31の側方には、ハンド30のシート保持基板45の吸着パッド51にラベルシート10を渡したりするためのテーブル70が設置されている。更に、このテーブル70に隣接して、製品取出し用のコンベヤ71の始端部が、搬送方向を水平アーム31と直交させて配置されている。
【0028】
次に、上記インモールドラベリング装置を用いた本発明のインモールドラベリング方法の一実施形態を説明する。
【0029】
まず、固定金型21の個々のキャビティには、前回の取出し工程の際に装着されたラベルシート10がそれぞれ吸着保持されている。この状態で、図6に示すように、固定金型21及び可動金型22が閉じ、ノズル23が固定金型21のゲート24に当接して、例えばポリプロピレンなどの溶融した熱可塑性樹脂が射出され、金型20のキャビティ空間に充填される。その結果、金型20のキャビティ空間内で目的とする成形品が形成される。
【0030】
このとき、ハンド30は、ロータリアクチュエータ36によって、シート保持基板45が下方に向くように回動し、その状態でエアシリンダ37の作動により昇降ベース33が下降して、テーブル70上に設置された複数枚のラベルシート10に、シート保持基板45の吸着パッド51が近接し、吸着パッド51の吸引力によってラベルシート10が吸着される。その後、昇降ベース33は元の位置に上昇する。
【0031】
次に、図7に示すように、固定金型21と可動金型22とが開き、ハンド30は再び回動して、シート保持基板45及び成形品保持基板49がそれぞれ垂直に配置された状態になる。
【0032】
この状態で、図8に示すように、サーボモータ34によって水平アーム31内に配置された図示しないボールネジが回転し、このボールネジに螺合するスライダ38が水平アーム31に沿って移動する。それと共に、エアシリンダ35の作動によってハンド30の支軸が押出され、ハンド30が固定金型21と可動金型22との間に高速で侵入する。このとき、ハンド30先端の軸60が、支持板61の受け孔62に嵌入し、ハンド30が正確に位置決めされてしっかりと保持される。
【0033】
そして、図9に示すように、取付けハンド30のエアシリンダ46(図4参照)の作動によってシート保持基板45が固定金型21の内面に向けて押出され、それと同時に、エアシリンダ50の作動によって成形品保持基板49が可動金型22の内面に向けて押出される。本発明では、前記のようにハンド30先端の軸60を支持板61の受け孔62に嵌入させ、ハンド30を安定支持したことによって、シート保持基板45と成形品保持基板49と同時に押出しても、ブレることがなく、正確に金型21、22に侵入させることができる。この結果、動作時間の短縮を図り、生産性を向上させることができる。
【0034】
このとき、シート保持基板45の吸着パッド51には、前記のようにラベルシート10が吸着保持されている。このラベルシート10は、前記放電針53に印加される電圧によって帯電される。そして、ラベルシート10が固定金型21のキャビティ内面に当接又は近接すると、吸着パッド51による吸着が解除され、上記帯電による静電気的な吸着力によって、ラベルシート10が固定金型21のキャビティ内面に吸着保持される。その後、エアシリンダ46の作動でシート保持基板45が再び元の位置に復帰する。
【0035】
また、成形品保持基板49が可動金型22の内面に近接すると、吸着パッド55が成形品の表面に当接又は近接する。そして、吸着パッド55の吸引力によって成形品が吸着され、エアシリンダ50の作動によって成形品保持基板49が再び元の位置に復帰すると、吸着パッド55に吸着された成形品が可動金型22から抜き出される。
【0036】
図10は、こうしてラベルシート10を固定金型21の内面に吸着保持させ、成形品12を成形品保持基板49の吸着パッド55に吸着して取出した状態を示している。
【0037】
そして、図11に示すように、水平アーム31内に配置された図示しないボールネジが前記と逆方向に回転し、このボールネジに螺合するスライダ38が水平アーム31に沿って金型20から離れるように後退する。それと共に、エアシリンダ35の作動によってハンド30の支軸が引き込まれ、ハンド30が固定金型21と可動金型22との間から高速で抜き出される。
【0038】
こうしてハンド30は、固定金型21と可動金型22との間から元の位置に向けて後退するが、その途中で、コンベヤ71上に位置するとそこで停止する。そして、図12に示すように、成形品が保持された成形品保持基板49が回動して、その成形品保持面を下方に向ける。更に、昇降ベース33がエアシリンダ37の作動によって下降し、ハンド30に保持された成形品12が、コンベア71上に設置される。その状態で上記吸着パッド55による吸着が解除され、成形品12がコンベヤ71上に載置されて搬送される。
【0039】
その後、昇降ベース33が元の位置に上昇し、その状態でハンド30が水平アーム31に沿って移動し、元の位置に戻る。そして、ハンド30が再び回動して、シート保持基板45が下方を向いた状態になり、図6に示した状態に戻る。
【0040】
こうして形成された成形品12は、図14に示すように、ラベルシート10が成形品12の表面に溶着されて一体成形されている。その結果、ラベルシート10を貼り付ける手間が省略され、成形後に貼り付けた場合に比べて、仕上がりもきれいで自然になる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、予め印刷されたラベルシートを、金型内に配置して一体成形する際に、ラベルシートを静電気によって金型内に吸着させるようにしたので、金型に吸引口を設ける必要がなく、通常の金型を使用することができる。また、長期間に亘ってラベルシートを金型内面に確実に吸着させることができ、メンテナンスを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインモールドラベリング装置の一実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】同装置におけるラベルシートの吸着手段及び帯電手段を示す斜視図である。
【図3】同ラベルシートの吸着手段及び帯電手段を示す側面図である。
【図4】同装置におけるハンドの侵入方向側から見た説明図である。
【図5】同装置におけるハンドのラベルシート保持面側から見た説明図である。
【図6】同装置によってラベルシートを吸着する状態の平面図である。
【図7】同装置によってラベルシートを吸着した後、ハンドを回動させた状態の平面図である。
【図8】同装置によってハンドを金型間に侵入させた状態を示す平面図である。
【図9】同装置によって侵入したハンドに保持されたラベルシートを一方の金型内面に吸着させ、他方の金型内面から成形品を取出す状態を示す平面図である。
【図10】同装置によって侵入したハンドに保持されたラベルシートを一方の金型内面に吸着させ、他方の金型内面から成形品を取出した後の状態を示す平面図である。
【図11】同装置によってハンドを金型間から後退させる状態を示す平面図である。
【図12】同装置によって取出した成形品をコンベヤに置く状態を示す平面図である。
【図13】ラベルシートの一例を示す斜視図である。
【図14】ラベルシートをインサート成形した容器の蓋を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ラベルシート
20 金型
21 固定金型
23 可動金型
30 ハンド
31 水平アーム
33 昇降ベース
36 ロータリアクチュエータ
37 エアシリンダ
38 スライダ
45 シート保持基板
49 成形品保持基板
51 吸着パッド
53 放電針
55 吸着パッド
60 軸
61 支持板
62 受け孔
70 テーブル
71 コンベヤ

Claims (4)

  1. 予め印刷されたラベルシートを金型内に配置して、成形用樹脂を射出成形することにより、表面にラベルシートが付着した成形品を製造するインモールドラベリング方法において、前記ラベルシートを静電気によって前記金型内に吸着させることを特徴とするインモールドラベリング方法。
  2. 射出成形用の一対の金型間に進退動作するハンドを設け、このハンドの一方の面には前記ラベルシートの吸着手段及び帯電手段を設け、他方の面には成形品の吸着手段を設け、前記金型が開いたときに上記ハンドを前記金型間に侵入させ、前記ラベルシート吸着手段に保持されたラベルシートを前記帯電手段によって帯電させて、前記金型の一方の内面に当接又は近接させると共に、前記ラベルシート吸着手段の吸着を解除して、前記ラベルシートを前記金型の一方の内面に静電気的に吸着させ、更に、前記金型の他方の内面に保持された成形品に前記成形品吸着手段を当接又は近接させて前記成形品を吸着保持して取出し、次いで前記ハンドを金型間から退避させる工程を含む請求項1記載のインモールドラベリング方法。
  3. 開閉動作する射出成形用の一対の金型と、この金型間に進退動作するハンドとを備え、このハンドの一方の面にはラベルシートの吸着手段及び帯電手段が設けられ、前記ハンドの他方の面には成形品の吸着手段が設けられていることを特徴とするインモールドラベリング装置。
  4. 前記ハンドが前記金型間に侵入するとき、その侵入方向先端部を受け入れて支持する支持部材が、前記金型の側方に配置されている請求項3記載のインモールドラベリング装置。
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