JP2007074367A - 画像読取装置 - Google Patents

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秀勝 木岡
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Abstract

【課題】 画質の低下を防止し、また、原稿読取スピードの低下を防止し、生産性を改善すること。
【解決手段】 原稿表面と原稿裏面を同時に読み取る場合には、CISの動作に最適な読取スピードに設定する。また、原稿表面又は原稿裏面のみを読み取る場合には、CCD又はCIS各々のセンサ動作に最適な読取スピードに設定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、イメージスキャナーを光学制御する技術に関する。
従来から画像読取装置において、CCDによる原稿表面の読み取りとCISによる原稿裏面の読み取りを同時に行うことがなされていた。
ここで、例えば、特許文献1には、両面読み取りの速度優先モードの場合、CCDによる原稿表面の読み取りとCISによる裏面の読み取りを同時に行う技術が開示されている。
また、原稿トレイに載置された原稿をUターンさせて排紙トレイまで搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送経路上に原稿を挟んで両側に設けられた第1読取手段と第2読取手段とを有してなる両面画像読取装置であって、第1読取手段は原稿台ガラス上に載置される原稿も読み取る読取手段を兼用しており、原稿トレイと排紙トレイと原稿搬送経路と原稿台ガラスが上下に配置され、第2読取手段は原稿台ガラスの上方に配置されており、第2読み取り手段は密着イメージセンサで構成することで、原稿台ガラス上の載置原稿をも読み取ることができ、設置面積が小さく、装置高さも低い両面画像読取装置を得る技術が開示されている(例えば、特許文献2)。
また、ファクシミリ装置は、原稿搬送制御部の制御下で原稿搬送路を搬送される原稿の裏面の画情報をクロックジェネレータから入力される動作クロックに基づいて密着型イメージセンサにより読み取り、コンタクトガラス上に搬送された原稿の表面の画情報をクロックジェネレータ31から入力される動作クロックに基づいて縮小光学系読取部により読み取る。システム制御部は、読取モード選択スイッチにより表面、裏面及び両面のいずれの原稿読取モードが選択されているかにより、上記動作クロックを変化させ、また原稿搬送制御部による原稿搬送速度を変化させるとともに、縮小光学系読取部に内蔵されている増幅回路の増幅率を変化させることで、両面原稿を2つの読取手段で高品質の画像を高速で読み取ることのできる小型で安価な画像読取装置を提供する技術が開示されている(例えば、特許文献3)。
特開2005−12442号公報 特開2004−215299号公報 特開平9−046484号公報
しかしながら、従来の画像読取装置において、CCDによる原稿表面の読み取りとCISによる原稿裏面の読み取りを同時に行う場合に、CCDに合わせて読取スピードを設定するとCIS出力信号レベルが低下し、画質が低下するという不具合が発生していた。
また、CISに合わせて読取スピードを設定すると、原稿読取スピードが低下し、生産性が低下するという不具合が発生していた。
本発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、原稿表面と原稿裏面を同時に読み取る場合には、CISの動作に最適な読取スピードに設定することにより画質の低下を防止し、また、原稿表面又は原稿裏面のみを読み取る場合には、CCDまたはCIS各々のセンサ動作に最適な読取スピードに設定することにより原稿読取スピードの低下を防止し、生産性を改善することである。
請求項1記載の発明は、所定の動作クロックに基づいて動作し、原稿の一方側の面の画情報を読み取って画像信号を出力する第1の読取手段と、
所定の動作クロックに基づいて動作し、原稿の他方側の面の画情報を読み取って画像信号を出力する第2の読取手段と、
原稿の片面を読み取るか両面を読み取るかの原稿読取モードを選択する選択手段と、
前記第1の読取手段と前記第2の読取手段に動作クロックを供給するクロック発生手段と、
前記第1の読取手段と前記第2の読取手段の特性に合わせて蓄積時間を切り替えるタイミング発生手段と、
前記選択手段で選択された原稿読取モードに応じてタイミング発生手段から発生する蓄積時間を切り替える制御手段とを具備し、
前記第1の読取手段は縮小光学系を利用したCCDイメージセンサを使用し、前記第2の読取手段は等倍光学系を利用した密着型イメージセンサを使用したことを特徴とする画像読取装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1の画像読取装置において、前記第1の読取手段による原稿の一方側の面の画情報を読み取る場合又は第2の読取手段による原稿の他方側の面の画情報を読み取る場合には、各々のイメージセンサの動作に最適な蓄積時間に切り替えて画像の読取を行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像読取装置において、前記第1の読取手段及び第2の読取手段を使用し、原稿の両面を同時に読み取る場合には、密着型イメージセンサの動作に最適な蓄積時間に切り替えて画像の読取を行うことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、原稿を所定の原稿搬送路上を所定速度で搬送する原稿搬送手段をさらに備え、前記制御手段は、原稿搬送手段による原稿の搬送速度を、原稿読取モードが両面又は第2面読取の場合には密着型イメージセンサの動作に最適な搬送速度に、また原稿読取モードが第1面読取の場合にはCCDイメージセンサの動作に最適な搬送速度に制御することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取装置において、出力画像信号の信号レベルを増幅する信号増幅手段をさらに備え、前記制御手段は、信号増幅手段の増幅率を、原稿読取モードが両面又は第2面読取の場合には小さく、また原稿読取モードが第1面読取の場合には大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、原稿表面と原稿裏面を同時に読み取る場合には、CISの動作に最適な読取スピードに設定することにより画質の低下を防止し、また、原稿表面又は原稿裏面のみを読み取る場合には、CCDまたはCIS各々のセンサ動作に最適な読取スピードに設定することにより原稿読取スピードの低下を防止し、生産性を改善することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像読取装置の全体構成図の一例である。
図1に基づいて本実施の形態の画像読取装置の構成を説明する。図1において、キセノンランプ等からなる照明光源(3)から発せられた照明光は、原稿台ガラス(1)上に載置された原稿を照明し、原稿面からの反射光は第1ミラー(3)、第2ミラー(4)、第3ミラー(5)の順に反射されて、レンズ(31)を介してラインセンサ(6)によって受光される。ラインセンサは、例えば、CCDラインセンサからなり、ラインセンサ(6)の受光面に結ばれた原稿画像の情報を光電変換して、画像信号として出力する。この画像信号は画像処理回路等を経て、コンピュタープリンター等へ入力される。
第1キャリッジ(40)は上記照明ランプ(3)と第1ミラー(2)とを有し、照明ランプ(3)と第1ミラー(2)が一体的に移動可能となっている。また、第2キャリッジ(41)は上記第2ミラー(4)と第3ミラー(5)とを有し、これら第2、第3ミラー(4)(5)は一体的に移動可能となっている。
第1キャリッジ(40)と第2キャリッジ(41)はともに図示しないモータの回転力をワイヤを介して受け、ガイドレール上を摺動しながら矢印Aで示す水平方向に移動する。この時、原稿面からラインセンサ(6)までの光学的距離を一定に保つため、第1キャリッジ(40)は、第2キャリッジ(41)に対して2倍の速度で移動するようにワイヤが掛けられている。
原稿台ガラス(1)上に置かれた原稿は、第1ミラー(2)と一体に構成させた照明ランプ(3)より照明され、その反射光は、第1ミラー(2)及び一体に構成された第2ミラー(4)、第3ミラー(5)で反射される。その後反射光は、レンズ31により集束され、ラインセンサ(6)の受光面に導かれて結像され光電変換される。
原稿トレイ(8)上に置かれた原稿は、プックアップローラ(9)、レジストローラ対(10)、搬送ドラム(11)、この搬送ドラム(11)の周囲に配置された複数の搬送ローラ12により搬送され、読取位置Bを経て、搬送ローラ対(13)及び排紙ローラ対(14)へ送り込まれ、排紙トレイ(32)上に排出される。原稿トレイ(8)から排紙トレイ(32)に至る原稿搬送経路はU字状搬送経路になっている。搬送ドラム(11)の最下部は読取位置Bとなっていて、原稿が読取位置Bを通過する際に、読取位置B近傍のホームポジションに移動されている照明ランプ(3)により原稿に照明光が照射され、その反射光は、第1ミラー(2)と一体に構成された第2ミラー(4)、第3ミラー(5)で反射される。その後反射光は、レンズ31により収束され、ラインセンサ(6)に原稿面の画像が結ばれて光電変換される。
ピックアップローラ(9)、レジストローラ対(10)は、図示しない給紙モータにより駆動され搬送ドラム(11)搬送ローラ(12)搬送ローラ対(13)排紙ローラ対(14)は、図示しない搬送モ―タにより駆動される。
上記搬送ドラム(11)から搬送ローラ対(13)に至るほぼ直線状の原稿搬送経路には読取位置Cがある。読取位置Cには密着イメージセンサ(15)が設置されている。密着イメージセンサ(15)は、図示しない光源であるLED、レンズ、センサ素子で構成されている。原稿は、読取位置Cを通過する際に、前記読取位置Bで読み取られた面とは反対の面が、読取位置Cに設置されている密着イメージセンサ(15)内のランプにより照明され、その原稿面による反射光は密着イメージセンサ(15)上のセンサ素子に導かれて原稿面の画像が結ばれ光電変換される。密着イメージセンサ(15)の原稿を挟んだ対向部には白色搬送ローラ(17)が設置されていて、白色搬送ローラ(17)は密着イメージセンサ(15)による読取時のシェーディング補正用白色部材として使用される。
搬送ローラ対(13)と排紙ローラ対(14)の間には、エンドーサユニット(18)とエンドーサプラテン(19)が設置されている。エンドーサ(18)はインクを染み込ませたアルファベット文字と数字の印からなる印字部と、印字部をエンドーサプラテン方向に加圧する図示しない加圧ソレノイドから構成されている。原稿をエンドーサ(18)上に停止させ、エンドーサプラテン(19)で加圧方向に固定し、エンドーサ(18)印字部への加圧により原稿面にアルファベッド文字や数字を印字することができる。
図2は、本実施の形態に係る画像読取装置の全体ブロック図である。
図2を参照すると、本実施の形態における画像読取装置は、縮小光学系のCCDラインセンサ(6)、クロックジェネレータ(40)、等倍系の密着イメージセンサ(15)、エンドーサ(18)、インバータ(41)、ランプ(3)、原稿搬送制御部(42)、システム制御部(43)、操作部(44)、表示部(45)、画像メモリ(46)、読取モード選択スイッチ(47)等を備えており、上記各部は、バス(48)により接続されている。
クロックジェネレータ(40)は、縮小光学系読取部(6)及び密着型イメージセンサ(15)の動作タイミングを制御するための動作クロックを生成し、特にCCDラインセンサ(6)及び密着型イメージセンサ(15)を制御する動作クロック(シフトクロック、画素クロック等)を生成するためのクロック発生回路を備えている。
クロックジェネレータ(40)は、図3に示すようにカウンタ(51)マルチプレクサ(52)及び2個の駆動クロック発生回路(53)(54)を備えており、カウンタ(51)は、1/2分周器(51a)、1/4分周器(51b)、・・1/n分周器(51n)で構成されている。マルチプレクサ52は、図2のシステム制御部(43)の制御下で動作し、カウンタ51の各分周器(51a)〜(51n)から入力される動作クロックCLK,2CLK、・・・nCLKのうち、システム制御部(43)から入力されるセレクト信号により指定された所定数の動作クロックを選択して、駆動クロック発生回路(53)(54)に出力する。駆動クロック発生回路(53)は、マルチプレクサ(52)から入力される動作クロックに基づいて、図4に示すスタートパルスST,クロックパルスPHCCD,PH1及びリセットパルスRSを生成し、CCDラインイメージセンサ(6)に出力する。
駆動クロック発生回路(54)は、マルチプレクサ(52)から入力される動作クロックに基づいて、図5に示すシフトパルスSH,クロックパルスPH,リセットパルスRSを生成し、密着型イメージセンサ(15)に出力する。
なお、スタートパルスSHとシフトパルスSTは、ラインセンサ(6)及び密着型イメージセンサ(15)の感光部に蓄積された信号電荷を転送部に移送する際に通過するシフト電極を駆動するパルスであり、1ライン毎に発生する。クロックパルスPH,PHCCD,PH1は感光部で発生した信号電荷を出力部に転送する転送部を駆動するパルスであり、リセットパルスRSは転送部を転送されてきた信号電荷を電圧に変換する出力部を信号電荷検出のため初期状態に戻すための駆動パルスである。
ラインセンサ(6)及び密着型イメージセンサ(15)は、駆動クロック発生回路(53)(54)から入力される動作クロックに基づいて動作し、入射光を光電変換し、画像信号を出力する。
次に、本実施の形態のフローチャートを図6に示す。
図6に示すように片面読取の場合(S1)で、表面を読み取る場合(S4)には、蓄積時間をCCDラインイメージセンサに最適な時間tに設定(S5)し、CCDラインイメージセンサにて画像読取(S6)を行う。また裏面を読み取る場合(S7)には、蓄積時間を密着型イメージセンサに最適な時間4tに設定(S8)し、密着型イメージセンサにて画像読取(S9)を行う。
また、図6に示すように両面読取の場合(S1)には、蓄積時間を密着型イメージセンサに最適な時間4tに設定(S2)し、CCDラインイメージセンサ及び密着型イメージセンサにて原稿両面の画像読取(S3)を行う。
上記の実施の形態によれば、第1の読取手段と第2の読取手段の特性に合わせて蓄積時間を切り替えるタイミング発生手段を設けているので、選択手段で選択された原稿読取モードに応じてタイミング発生手段から発生する蓄積時間を切り替えることができる。
また、第1の読取手段による原稿の一方側の面の画情報を読み取る場合又は第2の読取手段による原稿の他方側の面の画情報を読み取る場合に各々のイメージセンサの動作に最適な蓄積時間に切り替えて画像の読取を行うので、原稿読取スピードの低下を防止し、生産性を改善することができる。
また、第1及び第2の読取手段を使用し原稿の両面を同時に読み取る場合には、密着型イメージセンサの動作に最適な蓄積時間に切り替えて画像の読取を行うので、画質の低下を防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
原稿搬送制御部(42)は、ADFによる原稿の搬送制御を行い、図示しないステッピングモータ、ドライバ回路(図7)及びモータ制御駆動回路(図8)等を備えている。ステッピングモータは、ADFのピックアップローラ(9)レジストローラ対(10)搬送ドラム(11)搬送ローラ対(12)、(13)排紙ローラ対(14)を駆動するためのものであり、このステッピングモータの回転速度を制御することによりADFにより搬送される原稿の搬送速度を制御することができる。
ステッピングモータは、ドライバ回路(図7)から入力される2相駆動電流、1−2相駆動電流により駆動され、ドライバ回路は、図8に示すモータ制御駆動回路から入力される所定周波数の励磁信号A、_A、B、_B(_符号は、それぞれ対応するA,Bの逆相を示している。)に対応した駆動電流を生成して、ステッピングモータに出力する。
モータ駆動制御回路(図8)は、カウンタ(74)マルチプレクサ(75)相励磁パターン発生回路(76)等を備えており、カウンタは基本クロックCLK0を分周する分周器(74a〜74n)により構成されている。マルチプレクサ(75)はシステム制御部(43)の制御下で動作し、システム制御部から入力されるセレクト信号により指定された動作クロックを選択して相励磁パターン発生回路(76)に出力する。相励磁パターン発生回路(76)はマルチプレクサ(75)から入力される動作クロックに基づいて、動作クロックの周波数に対応する相励磁パターンである相励磁信号A,_A,B,_Bを生成し、ドライバ回路(図7)に出力する。この相励磁パターン発生回路(76)は、ステッピングモータを2相励磁により駆動するときには、図9及び図11に示すような相励磁信号A,_A,B,_Bの励磁パターンを生成し、1−2励磁により駆動するときには、図10及び図12に示すような相励磁信号A,_A,B,_Bの励磁パターンを生成する。
次に、本実施の形態の処理フローを図13に示す。
図13に示すように両面読取の場合(S11)には、原稿搬送速度を密着型イメージセンサに最適な速度V0に設定(S12)し、CCDラインイメージセンサ及び密着型イメージセンサにて原稿両面の画像読取(S13)を行う。
また、片面読取の場合(S11)で、表面を読み取る場合(S14)には、原稿搬送速度をCCDラインイメージセンサに最適な速度4V0に設定(S15)し、CCDラインイメージセンサにて画像読取(S16)を行う。
また、裏面を読み取る場合(S17)には、原稿搬送速度を密着型イメージセンサに最適な速度V0に設定(S18)し、密着型イメージセンサにて画像読取(S19)を行う。
上記の実施の形態によれば、原稿搬送手段による原稿の搬送速度を、原稿読取モードが両面又は第2面読取の場合には密着型イメージセンサの動作に最適な搬送速度に、また原稿読取モードが第1面読取の場合にはCCDイメージセンサの動作に最適な搬送速度に制御するので、画質及び原稿読取スピードの低下を防止し、生産性を改善することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
縮小光学読取部(6)は、その信号処理回路に図14に示すような増幅回路を有しており、増幅回路にはそのゲイン(増幅率)を可変するアンプゲイン可変回路(61)が接続されている。増幅回路には、ビデオアンプ(62)の入力部にノイズを除去するための抵抗R1とコンデンサC1が接続され、入力されるCCDラインセンサのセンサ出力である入力画像信号をアンプゲイン可変回路(61)の設定ゲインに応じて増幅して、出力画像信号として出力する。アンプゲイン可変回路(61)は、マルチプレクサMUL(63)
と3つの抵抗R2,R3,R4で構成されており、マルチプレクサ(63)はシステム制御部(43)からのセレクト信号により動作して、抵抗を選択して接続する。
次に、本実施の形態の処理フローを図15に示す。
図15に示すように両面読取の場合(S21)には、アンプゲインをA0に設定(S22)し、CCDラインイメージセンサ及び密着型イメージセンサにて原稿両面の画像読取(S23)を行う。また、片面読取の場合(S21)で、表面を読み取る場合(S24)には、アンプゲインを4A0に設定(S25)し、CCDラインイメージセンサにて画像読取(S26)を行う。また裏面を読み取る場合(S27)には、密着型イメージセンサにて画像読取(S29)を行う。
上記の実施の形態によれば、信号増幅手段の増幅率を、原稿読取モードが両面又は第2面読取の場合には小さく、また原稿読取モードが第1面読取の場合には大きくなるように制御するので画質及び原稿読取スピードの低下を防止し、生産性を改善することができる。
なお、上述する各実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、PPC、ファクシミリの光学制御にも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態における画像読取装置の全体構成図である。 本発明の第1の実施の形態における画像読取装置の全体ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における回路構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における信号図である。 本発明の第1の実施の形態における信号図である。 本発明の第1の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における回路構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における回路構成を示す図である。 本発明の実施の形態における励磁パターンを示す図である。 本発明の実施の形態における励磁パターンを示す図である。 本発明の実施の形態における励磁パターンを示す図である。 本発明の実施の形態における励磁パターンを示す図である。 本発明の第2の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における回路構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
3 ランプ
6 CCDラインセンサ
15 等倍系の密着イメージセンサ
18 エンドーサ
40 クロックジェネレータ
41 インバータ
42 原稿搬送制御部
43 システム制御部
44 操作部
45 表示部
46 画像メモリ
47 読取モード選択スイッチ
48 バス

Claims (5)

  1. 所定の動作クロックに基づいて動作し、原稿の一方側の面の画情報を読み取って画像信号を出力する第1の読取手段と、
    所定の動作クロックに基づいて動作し、原稿の他方側の面の画情報を読み取って画像信号を出力する第2の読取手段と、
    原稿の片面を読み取るか両面を読み取るかの原稿読取モードを選択する選択手段と、
    前記第1の読取手段と前記第2の読取手段に動作クロックを供給するクロック発生手段と、
    前記第1の読取手段と前記第2の読取手段の特性に合わせて蓄積時間を切り替えるタイミング発生手段と、
    前記選択手段で選択された原稿読取モードに応じてタイミング発生手段から発生する蓄積時間を切り替える制御手段とを具備し、
    前記第1の読取手段は縮小光学系を利用したCCDイメージセンサを使用し、前記第2の読取手段は等倍光学系を利用した密着型イメージセンサを使用したことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1の画像読取装置において、前記第1の読取手段による原稿の一方側の面の画情報を読み取る場合又は第2の読取手段による原稿の他方側の面の画情報を読み取る場合には、各々のイメージセンサの動作に最適な蓄積時間に切り替えて画像の読取を行うことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または2記載の画像読取装置において、前記第1の読取手段及び第2の読取手段を使用し、原稿の両面を同時に読み取る場合には、密着型イメージセンサの動作に最適な蓄積時間に切り替えて画像の読取を行うことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の画像読取装置において、原稿を所定の原稿搬送路上を所定速度で搬送する原稿搬送手段をさらに備え、前記制御手段は、原稿搬送手段による原稿の搬送速度を、原稿読取モードが両面又は第2面読取の場合には密着型イメージセンサの動作に最適な搬送速度に、また原稿読取モードが第1面読取の場合にはCCDイメージセンサの動作に最適な搬送速度に制御することを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の画像読取装置において、出力画像信号の信号レベルを増幅する信号増幅手段をさらに備え、前記制御手段は、信号増幅手段の増幅率を、原稿読取モードが両面又は第2面読取の場合には小さく、また原稿読取モードが第1面読取の場合には大きくすることを特徴とする画像読取装置。
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